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第 28 回 世界YWCA 総会 本会議速報
タイ・バンコク 2015 年 10 月 9 日-16 日
・10/9-10 プレ総会(Young Women’s Forum)
・10/11-16 本会議
世界 YWCA 総会 本会議報告(速報)
(2015 年 10 月 21 日版 日本 YWCA 作成)
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会議資料(暫定版)は、11 月をめどに共有予定です。
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世界 YWCA 代議員・オブザーバーによる、プレ総会・IWS を含む全体報告書は、2015 年冬をめどに完
成予定です。
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プログラム報告は、日本 YWCA の Facebook を中心に掲載中。
https://www.facebook.com/YWCAJapan
■日本 YWCA 代議員
俣野尚子(日本 YWCA 会長)、西原美香子(日本 YWCA 総幹事)、横山由美子(日本 YWCA 副会長)、
遠藤真理(日本 YWCA 運営委員)、堀部碧(京都 YWCA)
、吉田夏子(東京 YWCA)
■日本 YWCA オブザーバー
會津昭代(函館 YWCA)、大久保生子(日本 YWCA 運営委員)
、小林洋子(広島 YWCA)、砂川真紀(沖
縄 YWCA)、藤原聖帆(東京 YWCA)
、吉田亜希(日本 YWCA 運営委員)
、吉村千恵(日本 YWCA 副会
長)、小笠原純恵(日本 YWCA 担当スタッフ)
●新会長: デボラ・トーマス (カリブ海地域、トリニダード・トバゴ YWCA)(再選)
●新会計役員: エマ・バード(太平洋地域、オーストラリア YWCA)
●新運営委員(18名) 副会長(6名)=◎、30 歳以下=★
アフリカ:ルーシー・マスィイェ(ザンビア)、アンジェレ・コロウチェ・ビアオ★(ベニン)、クエナ・ディアホ★
(レソト)
アジア:ハン・ミミ(韓国)◎、バレリー・フェリシア・ホー(台湾)★、ラジーニ・シュレイカ・ウィジェルパ(スリ
ランカ)★
カリブ海:マリッサ・チェスター(トリニダード・トバゴ)★
ヨーロッパ:メラニー・クリスティン・ジェントナー(ドイツ)、ジョハンナ・ロエトマン(オランダ)★、キャロライ
ン・ミドトゥン・ロストラップ★(ノルウェー)
ラテンアメリカ:シルヴィナ・マリエル・ジェルバルド(アルゼンチン)、アンドレア・ミシェル・グラディス★(ホ
ンジュラス)
中東:ハイファ・バラムキ◎(パレスチナ)、ナガム・ナサール★(レバノン)
北アメリカ:ジェンナ・フォスター★(米国)、ジェイミー・メディシン・クレーン★(カナダ)、キャスリン・ウン
ガード★◎(カナダ)
太平洋:ニヴィディサ・シャラット・チャンドラン★◎(アオテアロア・ニュージーランド)
●新候補者選考委員:★=30 歳以下
・
アンジェレ・コロウチェ・ビアオ★(アフリカ地域、ベニン)
・
ヨンヒー・ウォン(アジア地域、韓国)
・
リン・ケント(北米地域、カナダ)
・
ロズリン・ドゥンダス(オーストラリア)
・
他 1 名(運営委員会より選出予定)
●新加盟 YWCA 承認:アルメニア YWCA
●新準加盟承認:ブルキナファソ YWCA
●加盟 YWCA 脱退:トンガ YWCA
●会則改正:
55 条、62 条へのマイナー修正。承認された改正版会則は、世界 YWCA より完成版が出次第日本YWC
A で翻訳、地域 YWCA へ配信する。
●決議:
1.
カナダ YWCA (セコンド:オーストラリア YWCA)「世界 YWCA アドボカシー計画」
→承認
2.
英国 YWCA(セコンド:スウェーデン YWCA)「差別の撤廃」
・
LGBT、カーストなどに関する各国内の状況から、具体的な差別の形態の列挙部分を削除する
よう修正動議が出された。→動議否決
・
3.
原案で採決により承認
日本&韓国 YWCA(セコンド:アオテアロア・ニュージーランド YWCA) 「核兵器/原子力エネルギ
ーを同等に否定する」
・
原子力エネルギーについて「(医療目的を除く)」という文言を挿入するよう修正動議が出され
た。→修正
・
修正案を採決により承認
●アクション呼びかけ
1.
アオテアロア・ニュージーランド YWCA (セコンド:マラウィ YWCA)「ユースのリーダーシップ方針の構
築」
→承認
2.
パレスチナ YWCA、ヨルダン YWCA、レバノン YWCA「中東地域に人権基準を構築し、安保理決議 1325
号を実施するためのアクション」
→承認
3.
デンマーク YWCA/YMCA(セコンド:ヨルダン YWCA)「売買春、人身売買、性的搾取、『セックスワーク』
それぞれに関する世界 YWCA の解釈・立場を次回総会で確認すること」
・
『セックスワーク』の引用符を削除するよう動議が出された→動議否決
・
原案で採択により承認
●2035 年に向けた『変革をもたらす大胆な目標』文書⇒承認
●会計役員報告⇒承認
●2016-2019 世界 YWCA「計画と方策の枠組み(Stragegic Framework)」⇒承認
●新たな加盟費基準について、検討委員会を立ち上げた上で加盟 YWCA に提案する。それまでは従来の
算定基準で加盟費を設定する旨の動議⇒承認
●メアリーロビンソン賞 受賞者
人権分野で多大な影響と実績を持つメアリー・ロビンソンの名を冠した、若い女性の/若い女性による人権
を促進する働きを讃える賞。ホンジュラス YWCA が団体として、インド YWCA の若い女性が個人として、
SRHR、HIV/AIDS への取り組みで受賞。
●次回世界 YWCA 総会開催地:2019 年、南アフリカ
●日本 YWCA のプレゼンス
事前準備を通して、また、積極的な参加や指名により、総会期間中以下を/に実施・参加した。
・
「核兵器・原子力の同等な否定」に関する決議案を提出。
・
世界 YWCA 運営委員選挙に候補者を擁立。
・
基地問題を女性への暴力として提起するワークショップを実施。
・
「核兵器・原子力の同等な否定」に関する決議案をテーマとしたワークショップを 2 回実施。
・
「メンバーシップとアイデンティティ」に関する全体会議でパネリストとして講演。
・
「アジアへの旅(Asian Journey)」に出展。沖縄の米軍基地問題について、音楽、映像、ダンスを通じて
表現した。
・
クラウドファンディングによって資金集め・製作し、日本の全国の地域 YWCA から寄せられたメッセージ
を添えた「千羽鶴再生紙カード」、憲法 9 条をデザインしたティッシュペーパーが世界の参加者に好評。
・
全国の地域YWCAから寄せられた物品を展示・販売するブースを設置。
・
日本 YWCA が取り組む憲法 9 条の保護、核兵器廃絶に関して、ニャラザイ・グンボンズバンダ世界
YWCA 総幹事が総幹事報告で発言。
・
「Steering Committee」に参加。
●世界の YWCA との交流
代議員、オブザーバー一人一人が積極的に動き、たくさんの YWCA の参加者と顔の見える関係を築いた。
その中で、特に日本 YWCA として交流を深めた YWCA を以下に紹介。
・
中国 YWCA:オブザーバーとして初めて世界 YWCA 総会に参加。夕食会で交流の時を持った。
・
韓国 YWCA:決議案の共同提出、ワークショップの共催と、密接に活動した。派遣メンバー全員で夕食
会を持った。
・
パレスチナ YWCA:昼食を共にし、双方の現状について共有。
・
ネパール YWCA: 2015 年 4 月のネパール地震に対する支援に感謝の言葉が寄せられた。
・
米国 YWCA:沖縄への訪問の可能性について、短い打合せを行い、今後連絡を取ることを確認した。
・
ドイツ YWCA:日本 YWCA の被災者支援プログラムについて情報提供。ドイツ YWCA は代替エネルギー
に強い関心を持っており、として、今後も情報交換し、可能なところで連携したいとの要望があった。