J-NOTE南米巡礼の旅 8-3 ペルー~ボリビア間国境

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J-NOTE南米巡礼の旅 9章69説 1
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南米巡礼の旅!全9章69説から1説ご紹介
8章 南米の醍醐味は陸路の国境越え
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8-3説 ペルー~ボリビア間国境
( Desaguaderoルート )
ボリビアのふざけた移民局員
ノート保有者:Junho(ジューニョ)
海外ブラックロード特派員 USA
(注)イメージしてください、 右手に聖書、左手にNOTE、口から出るのは南米女性直伝スペイン語、考える言語は母国の
英語、記録する文字はブラックロード仕込の日本語です...これを失念するとJ-NOTEの本質が書いてあるNOTEの行間を
観てとれない。 冗談はここまでにして、では・・・どうぞ
8章 南米旅行の醍醐味は陸路の国境越え!
8-3説 ペルー~ボリビア国境越え ボリビアのふざけた移民局員
ペルー~ボリビア間の国境は橋で繋がっていて今まで見た事がないごらい人だ
らけ、早朝5時にもかかわらず長い列に並んでペルー出国スタンプを貰うだけ
で4時間もかかった。その原因はペルーとボリビアの物価の違いにある。
既にChapter4で述べたがボリビアの物価がとても安いのでペルーの商
人達は国境を越えて買出しに行き大量に持ち帰って
それを売りさばく。両国の国境周辺は、人、荷物一
杯のワゴン、それに小型トラックでごった返して歩
くのも一苦労だ。
ペルー側の移民局は商人と地元の人達で長蛇
の列をなしていた。出入国の手続きは朝の8
時から夜の8時までと情報を得ていたが、実
際には朝の6時にはもう始まっていた。これ
がペルーの商人達がボリビアへ買出しに行く
ラッ シュアワーの時間帯だ。
何故こんなに早いかと言うと、その理由はペルーとボリビアの時差にあり、ボ
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J-NOTE南米巡礼の旅 8-3 ペルー˜ボリビア間国境 - Black Sheep Story
リビアはペルーより時計の針が一時間早く進むのだ。
買出しに行くペルーの商人達はボリビア時間に合わせて仕事を始める。
これが第一のラッシュアワーだ。
逆に、同じ時間帯でもボリビアからペルーに入国するのはスムーズ
だ。ペルーの商人達が買出しを終えてペルーに戻る時間帯が第二
ラッシュアワーで、ペルーの移民局が閉まる夜の8時頃となる。ペ
ルー入国のスタンプを貰う為に2時間も前から列に並んでいたにも
関わらず、移民局を目前に時計の針が午後8時を指すと、
「Cerrado para hoy!」と言われる事になる。(直訳:クローズ(今日は終わり
だ!))
自国に帰るだけのペルー人は翌日に貰えば済むけど、南米大陸を旅行している
外国人旅行者は途方に暮れる事になったりするらしい。
なぜなら、ペルーの街を散策している時に運悪く警官などにパス
ポートを見せろと言われて、入国のスタンプがパスポートに無いと
不法入国者扱いとなり、最悪の場合は拘置所行き、罰金を取られて
挙句の果てには強制送還になる。
大体、まともな宿もなく泥棒だらけのこの国境地帯で野宿なんかし
たら、パンク(悪ガキ)どもや物乞いの餌食にされてしまう。あま
りピンとこない人は日本のアニメ北斗の拳の世紀末状態をイメージ
して欲しい。
話は戻って、ペルー人とボリビア人が国境付近で用事を済ませるだ
けなら、出入国の手続きのようなものは必要なく、自国の身分証明
証だけで事は済すが、東洋人、白人、それに黒人といった明らかに
現地の人には見えない容姿の人がウロウロしていて、入国スタンプ
がパスポートに無いのを国境警察に知られると、お巡りさんのお小
遣い稼ぎの標的にされるらしい。
僕は4時間後にようやくペルー移民局で出国スタンプをもらい、そ
の30分後にはボリビア入国のスタンプを貰う為にボリビア側の移
民局に辿り着いた。
これがろくに手入れもしていない少し緑がかったねずみ色のとんで
もなく貧相な建物で、まるでスラム街の公衆便所だ。僕がその移民
局の建物に入ろうとすると移民局の制服を着た男がふざけた事に掌
を広げてお金を要求してきた。
ニタニタしているので初めは冗談だと思い愛想笑いをしながら中に入ろうとす
ると、お金を出さないと入れてやらないと言われた。彼はいたって真剣だ。
男は他の欧米人やペルー人は素通りで中に入れていたが僕にはしっこくお金を
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要求してきた。これが噂の政府の役人が請求する賄賂だ。
僕はこの瞬間までインターネット上のうわさ話だと思っていた。
払う気などサラサラない僕は橋の近くにあった国境警察まで戻ってこの話を説
明すると、移民局まで一緒に来てくれてあの賄賂男に事情を聞いてくれた。
すると、賄賂男はスペイン語が流暢なのを良い事に出鱈目を抜かして、僕が勘
違いしていると言いやがった。 掌を差し出したのは、「パスポートを見せろ」
という意思で、お金など要求していないと抜かしやがった。
余談になるが、サンパウロの宿で知り合った韓国人のフィルは、スペイン語が
話せないことと外国の地に居る不安とが重なって、この同じ場所で言われるま
まにたかられたと言っていた。 デジタルカメラだけは拒否したそうだ。
国境警察の協力で移民局の中には入れたが、すぐに別の問題が発生した。
ボリビアに入国するのにビザが必要なのをおもいっきり忘れていた。
僕はアメリカ人だ。僕のパスポートにビザがないのに気づいた賄賂男はジェス
チャーで「シッシッ」とペルーに戻れと言わんばかりに手で追い払うとした。
僕はついに頭が切れた、カッチーンー。
Motherfuck! (マーダーファック : この野朗!)
他の局員が、アメリカドルで140ドル或いはそれに相当するボリビアかペ
ルーの貨幣で払えばビザは発行できると教えてくれたが、賄賂男が楯突いた僕
にはビザを発行してやるべきではないとふざけたことをぬかしやがった。
それで僕は他の局員達に賄賂を要求された事を説明すると、分かっているが立
場的な事や仕事仲間でもあるので困った顔をしてそっぽを向き始め、僕の話を
それ以上は聞いてくれなかった。
別の部屋に連れて行かれてペルーに戻るように何度も言われたが、僕は失礼な
事はしていないし嘘も尽いていないと何度も繰り返し、賄賂を要求された事も
訴えた。
僕の話を黙って聞いていた女性がいたので、一縷の望みを感じ取った僕は彼女
に、上司と話させてくださいと嘆願してみた。
すると彼女は無理だろうが訊くだけは訊いてみると言ってくれた。
30分ほど待っていると、彼女の上司が現れた。
「いったいなんだ?」、といった態度で僕の前に立った。
「ボリビアのビザを発行してほしい」、と僕は一言だけ言った。
必要な金さえ払えば発行してやると言われ、これで一件落着になった。
5年間有効のボリビアのビザを発行してもらって気分良く出口に向かうと、ま
た賄賂男が出口で待っていた。
今度は、建物を出るのにお金を払えと言ってきたがそのまま無視して出口を抜
けようとすると、背後からこんな罵声を浴びせられた。
「Pinche Americano, puto chino!」
糞アメリカ人、薄汚い東洋人野朗!
PutoとはPuta(メス豚、或いは売春婦)の男性名詞
ここでは豚のように薄汚いとか、下等と言う意味
政府の役人が移民局の入口(と出口)でこんな下品な言葉を使ったのでそれを
聞いた通行人が立ち止まり呆然としていた。
こんな無教養な馬鹿でも一応は移民局員なのでもめると僕のほうが不利だ。
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悔しいが聞こえなかったふりをしてその場を去ることにした。
ボリビアのビザを取ったのだからもう用はない、あとは逃げるが勝ちだ。
僕はクスコ(ペルー)のバス会社の人に言われた事を想い出した。
「Sabe que los Bolivianos no les gustan los Americanos?」
ボリビア人はアメリカ人が嫌いなんだよ、知っているのかい?
もう問題は解決したとホットしていたら、
今度は国境から30分ほど走ったあたりでバスが止まり、僕を含めた乗客全員
がバスから降ろされた。
軍警察のドラッグコントロールだ。
8章01説で書いたコロンビア~エクアドル間国境越えの悪夢が頭の中を過ぎた。
またもや僕だけが怖い顔をした軍人さん達によって建物の裏に連行された。
しかし、今度は以外な事で難を逃れる事ができた。 連行された軍警察所の裏で
農民らしきおじさんが野糞をしていたからだ。
これに激怒し発狂した軍警官たちは僕の事などどうでもよくなったらしく、
ジェスチャーでバスの方角を指さし待っていろみたいな事を言った。
僕が乗り込むとバスはすぐに出発してくれて、面倒な事にならずに済んだ。
どうやら僕は「うん」が良かったようだ。
ペルーからボリビアへの陸路国境越えには大まかに、Yunguyo(ユング
ヨ)とDesaguadero(デサグアデロ)の二つのルートがあると言われている。
リマやクスコで欧米人バックパッカー達から得た情報では、Desaguaderoルー
トは安く早くボリビアに入国できると聞かされていた。
対してYunguyoルートは時間も金もかかるが、はるかに安全だと聞かされてい
た。
自分の目で確認したわけではないが、Puno(ペルーの街)から
のYunguyoルートはたしかに安全だが金がかかるだけの観光ズレし
た街だと僕は判断した。これでは腐敗した南米国境地帯の取材対象
にはならないと思い、あえて旅の経験者達の助言に反したCuscoか
らのdsaguaderoルートに挑んでみた。
その結果をここで書いたと言う訳だよ。
他にも南米ならばどこの国境付近でも日常茶飯事に起こるボッタク
リやタカリ、それに賄賂の要求などといった話はいくらでもある
が、ここではとても書ききれない。他の小さなエピソード、今回の
旅で記憶に残った人達と出来事、そして書ききれなかった事などは
別にまとめて記述することにするよ。
Chapter 10(第10章:番外編ショートメモ)を追加するよ。
Junho
終わり
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J-NOTE南米巡礼の旅 8-3 ペルー˜ボリビア間国境 - Black Sheep Story
- 以下 編集部より 8-03説は平均的なボリュームですからJ-NOTE8章69説は、この69倍+追加分とお考えくだ
さい。縮小画像や出し切れなかった画像、一般公開出来ない画像(VIDEO等)に関しては購
読者用の閲覧ページを設ける予定です。あくまでご本人のご意思をもってアクセスしていただく
ことになります。 ここまで来たら戻れない?南米の醍醐味?夏季発売、今しばらくお待ちくださ
い。
BOLIVIAに来るなと書いてあるのか!?読めないが、そう言われると尚更に行きたくなるのが旅
人の性!ましてやこの先にはあの有名な?極上の乳汁があるという。ガセネタかも知れないが、あ
るなら一度は味わってみたいものだ、ペルー(手前)~ボリビア間、難関Desaguaderoルートの国境越
えをした者だけが味わえるというボリビアのあの醍醐の味。 ボリビア巡礼は4章です!
(4章 ボリビア)
4.1 ボリビアの第一印象は、南米一極貧で強烈に不衛生な国だ!
?そんな話はどうでもえーがなって? そんじゃー
4.2 ボリビアの夜の女性たちは〇〇の処理をしていない...
〇〇って何?... すこし興味が湧いてきた? そってから
4.3 ボリビアには5ドル!2時間食べ放題のラーメン屋がある... (ガセ?)
乾梅、あわび、もやしボウボウにスープあんた次第...(ボケ?!)
4.4 ラパスのバスターミナルは泥棒様の憩いの場
ぜんぜんきょうみがないって? まさか?
あんたはトリカゴ放送のAV人生相談のファン?
それとも、さくら剛の二度も逝けるかーボけ!?
まさか、和田虫象の僕の旅、たちっ話?
すみません、事務連絡(暗号)でした
8章3説 以上です、ありがとうございました。
〔9章69説 すべての目次はこちらへ〕
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