マイスター13期通信 第2号 木に登る両生類はこちら

2016
(H28)年
4月13日
第 2号
木に登る両生類
講師:西川完途先生
(京都大学大学院准教授人間・環境学研究科)
西川先生の講義内容は、以下のとおりです。
○両生類は陸の先駆者 ○世界に両生類は何種類いるのか?
○両生類の分布 ○両生類の種数分布
○絶滅の恐れのある両生類の分布 ○両生類の生活環境
○アシナシイモリには樹上性種はいない
○樹上性のサンショウウオ ○カメレオン型の捕食
○アオガエルは、アフリカ起源?アジア起源?
○どのようにしてカエルは木に登るのか?「吸盤の発達 水かきの発達 指の対向性の獲得」
○濡れた表面でも張りつける謎 ○参考:ヤモリの場合 ○バイオミメティクス(生物模倣技術)
ほか、多数の画像を通してお話をしていただきました。とても素敵な講義をありがとうござ
いました。また一つ、物の見方を変えることができました。
一口メモ
1.両生類のふしぎな世界を感じました。しかし、これ
までの研究の苦労を思うと、大変だったでしょう。
2.木に登る両生類も、生きていくために、色々な工夫
をしていることがわかりました。
「飛ぶ」というのは、
すごいことなのだと、改めて思いました。楽しい講座
でした。
3.カエルの話はとてもおもしろかった。
4.スキージャンプも最初は処刑で突落していたのが、
上手に飛ぶ人間があらわれた。 その内、はばたける
様になるかしら。
5.カエル、かわいい。色も、色々変わっていて、大き
さも大小あって、かわいい、の一言。水かきも木に登
るために。又、飛ぶ事もある。楽しかった。
6.緑色をしたカエル。血液もオシッコも緑色している
とか。何と不思議な事でしょう。
7.両生類について、知らなかったことが、たくさん分
りました。両生類は淡水にしかいないこと、ほぼ肉食
であること……。日本では見ることのできない種類も、
いろいろ見ることができてよかったです。
8.両生類について、勉強しました。両生については、
全く無知でしたので、
①カエル②サンショウウオ、イモリ③アシナシイモ
リの 3 種で7500種になるっ
て、知りました。
9.両生類は7500種もあって多
種ですね。ビックリポン。 あま
り好きな動物ではないけど、動物
の利点を産業に応用するのは、と
っても、素晴らしいことですネ。
ちょっと、カエルが可愛くなりま
した。
10.6月の山歩きが楽しみです。
11.カエルの種類の多さにびっく
り!6月の天王山のモリアオガ
エルの観察が楽しみです。
12.カエルにも色々種類がいて、人
類よりも古いのは敬意を払わね
ば。でも、八進法にならなくて
よかった。
13.カエルの話をたくさん聞きま
した。今度の観察会が楽しみで
す。
14.カエルの世界はこんなに広いことを、初めて知りました。
驚きました。
15.バイオミメティクス(生物模倣技術)には、非常に関心
を持った。 生物の生態を研究する事によって、色々な先
進技術が、開発されている事に驚いた。
16.木に登るカエル。葉の裏にとどまるカエル。水の上でも
スベらないカエル。秘密は前足の水カキと、皮膚の表面
組織にあり。滑空するカエルもいるとか…。
17.全く知らなかった、木を登るカエルの生態だが、なぜ濡
れた表面からすべらないのか。なぜ水面を感じるのか等、
大変不思議で興味深い。
18.両生類がこんなに面白い動物とは、知りませんでした。
きれいな鳴き声のカジカガエル
の声を聞いた時、その起源の不
ビードロアマガエルモドキ
Hyalinobatrachium colymbiphyllum
思議さを考えてみます。
19.カエルのふしぎがすごく分 モリアオガエル Rhacophorus arboreus
りました。テレビで放送される時は、必ず観たいと思います。
20.木に登る両生類にびっくりです!脊椎動物が飛ぶ!めずらしい
カエル類など多くのスライドで説明がありとてもわかりやすかった。
貴重な研究を紹介していていただき感謝です。両生類が苦手でした
が、ボルネオのカエルはきれいでかわいいですね。ありがとうござ
いました。
21.木に登る両生類、不思議。たくさんの種類のカエルが木
に登ることが、できるを知った。
(今までモリアオガエル
だけと思っていました。)
22.木に登る両生類の講義,面白かったです。特にカエルの
自然への対応には驚きました。
23.カジカガエルの声を聞くと、ずいぶん自然の豊かな所に
来たなと思いますが、それと、モリアオガエルが日本で
一緒に,住んでることが、そんなに不思議な事とは思って
もみませんでした。生き物の進化のワクワクする話をあ
りがとうございます。
24.人が選ばない研究をすることは楽しい?
25.体が乾燥するリスクをもちながらも、木に登ることは、
地上にはない、どういう利点があったのか。エサを求め
てか。外敵から逃れるためなのか。樹上の方が鳥に、ね
らわれやすい気が、したが、敵におそわれれば地上に落
ちればよいとのこと。納得しました。
26.両生類が肉食であること。身近にいるカエルの不思議を
教えてもらい楽しい授業であった。
27.とてもおもしろい講義でした。カエルのことがよくわか
りました。
28.カエルの不思議さをみつけました。目から鱗の連続でし
た。
29.研究者は(科学者は)色々な角度から見た研究をしてい
る。そこから新しい,人間に役立つものが出てくるのだろ
う!
30.カエルが濡れた表面でも移動できるのはスゴイことな
んだと知りました。どうしてできるのか、早く解明して
利用できるようになればいいですネ!両生類の種類が多
いのにもびっくり
31.両生類はもとより生き物の能力にはただ、ただびっくり
です! 生物模倣技術(ヤモリシート、ヤモリロボット…)
の利用は今後益々広がりますね。
32.西川先生の講座はサンショウウオの時と同様、今日のカ
エルの話もとてもおもしろい内容でした。絵本も一度,
手にしてゆっくり読みたいです。
33.両生類にはカエルとサンショウウオ・イモリとアシナシ
イモリしかないがカエルには哺乳類よりも多い 6600 種
もいるのに驚かされました。質疑によって色々な事がわ
かりました。
34.両生類、カエルの事がよくわかりました。カエルの進
化、鳥の進化の話も興味深く聞けました。6 月の観察会
ウォレストビガエル
Rhacophorus nigropalmatus
Drotlef et al. (2014)
吸盤の構造が鍵と考えられているが、
どういう機能が働いているのか未解明
ファンデルワールス力で張り付く
毛様体の太さは 200nm(0.2μm)、長さは 0.05mm。
片手に 50 万本程有るから、4 足で 200 万本。
が楽しみです。
35.木に登る両生類のお話は大変おもしろかった。モ
リアオガエルをよくみかけるが、カエルの
中で
も特別な能力の持ち主とわかった。
36.両生類が哺乳類の種より多いのは驚きです。
37.とてもおもしろいお話でした。またまた、世界が
ひろがりました。これからカエルを見る目がかわ
るように思います。ところで、カメラをとってお
られる方がいましたが、気になりました。しかも
真ん中の一番前で。後ろや横からならわかります
が、かなり目ざわり耳ざわりでした。
38.トビガエル、あと何年後に、はばたくようになる
だろう。進化の過程で、いつか必ず到達できるか
な。
39.面白かったです。
またゆっくりカエルを見てみたいと思います。
40.カエルが、かわいく思えました。人間の利益の為
にいろんな生命が犠牲になるのは憂鬱です。