賃貸管理ソフト『楽賃 083』消費税法改正についてご対応内容 平成 26 年 1 月 16 日 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度は 2014 年 4 月 1 日及び 2015 年 10 月 1 日に施行予定となっております、消費税法改正に関しまして、弊社、賃貸管理ソ フト『楽賃 083』(以下、楽賃 083 とする。)のご対応内容についてご案内をさせていただ きます。 楽賃 083 の消費税率変更、消費税法改正に伴い変更が必要な箇所に関してシステム調整 を行いました。 主な対応といたしましては『資産の貸付けに関する経過措置』と『水道料金等の税率に 関する経過措置』となります。 上記の経過措置によって、システム上は同じ条件で登録されていても、お客様の社内方針 によって旧税率と新税率の採用基準が異なるケースが想定されます。 そのため、楽賃 083 での新消費税の適用基準に関しましては、 『お客様の多数が採用すると 見込まれる処理方法』、『一定程度の需要があると見込まれる処理方法』、『需要が極少と見 込まれる処理方法』とで登録データの日付や値から自動的に判断する箇所と別途設定を行 っていただいたり、対応可能な形式に入力し直していただく箇所などがあります。 下記に別途対応が必要な事例を列挙いたしますので、お手数ではございますがご一読さ れますようお願い致します。 また、指定日(2013 年 9 月 30 日及び 2015 年 3 月 31 日)以前に締結した契約で改定日以 後も契約終了日まで旧税率で計算をする経過措置に関しては、通常販売している製品では 対応しておりませんので、税率据え置きの処理が必要なお客様は別途ご連絡をいただきま して個別にご対応をさせていただきます。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。 敬具 記 <環境設定> 指定日・改定日・消費税率を設定する一覧形式に変更します。 <建物情報> 月額料金及び固有請求料金に消費税フラグを設定しても税抜額の表示となります。 <部屋情報> 月額料金及び固有請求料金に消費税フラグを設定しても税抜額の表示となります。 <契約情報> ○共通変更箇所、変更が行える箇所 消費税率(%)を設定する項目を追加します。 環境設定に登録している消費税率から選択または入力を行えます。 新規と解約時の月額のみ税抜額表示となります。 ※日割請求額などは変更は無く税込表示のままとなります。 ※2/10 追記 賃料変更も税抜額表示となります。 契約書の表示形式追加に伴い、 バージョンアップ時に礼金・仲介手数料・更新料・更新手数料のヶ月を 税抜の月表示に変更します。 <変更対象> 0.2625 ヶ月 → 0.25 ヶ月 0.525 ヶ月 → 0.5 ヶ月 1.05 ヶ月 → 1 ヵ月 1.575 ヶ月 → 1.5 ヶ月 2.1 ヶ月 → 2 ヶ月 2.625 ヶ月 → 2.5 ヶ月 3.15 ヶ月 → 3 ヶ月 バージョンアップ後も 0.525 ヶ月といった表記を行う場合は、 消費税のチェック無しで 0.525 ヶ月を入力するか、 消費税のチェック有りで 0.525 ヶ月を入力後、金額を手入力で修正する形となります。 礼金と仲介手数料は、消費税にチェック有無により再計算を行います。 更新料と更新手数料は、新規契約時は消費税のチェック有無による再計算は行いません。 更新契約時は新規契約情報の消費税のチェック有無により金額の計算を行います。 ○税率追加項目、採用年月日 ・新規契約 仲介手数料 ・・・契約日 礼金、日割請求額、翌月額 ・・・契約開始日または、入居期間に対応する税率 ・更新処理 更新前月額 ・・・更新作成日 更新料、更新手数料、更新後月額・・・更新後の契約開始日 ・解約処理 日割額 ・・・解約日 原状回復費・・・請求項目毎に入力 ○継続請求(月額請求時) 請求に対応する入居期間が属する月の税率を取得します。 税率据え置きの処理が必要なお客様は別途ご連絡をいただきまして 個別にご対応をさせていただきます。 <印刷> 帳票の消費税表記を下記の形式に変更します。 ・契約書 ⇒現在の「賃料○ヶ月」の表記に加え「賃料○ヵ月+税」を追加します。 環境設定から表示形式の選択が可能です。 例)賃料 1.05 ヶ月 ⇒ 賃料 1 ヵ月+税 ⇒特約事項や敷金等の清算に関する事項、更新に関する事項などの項目は バージョンアップでは文章を判別して内容の置き換えが行えませんので、 お客様で変更をお願いします。(金額や消費税率を明記している場合など) ・その他帳票 ⇒「(税込)」の表記を「(○%)」の消費税率に変更 <その他費用> その他費用登録の税率は、初期値は空白となり、項目毎に設定となります。 また、請求形態により登録内容の変更が必要となります。 ・日付指定で改定日を跨ぐ請求、または毎月請求は日付指定で、 開始日から改定日の前日までのデータと改定日から終了日までで分割してください。 ・初回及び更新は初回契約時のデータと更新時のデータへ分割してください。 ・更新及び解約時は更新時のデータと解約時のデータへ分割してください。 <水道光熱費> 水道光熱費(オプション)の税率は、変動料金毎に税率を設定します。 基本料金・単位料金には税抜料金を登録します。 その為、1つの地域の変動料金を税率毎に登録する必要があります。 例)水道料金として、船橋市(5%)・船橋市(8%)・船橋市(10%) の 3 件を登録 水道料合計と変動費合計には、税込額と消費税額が表示されます。 改定日を跨ぐ検針においては、『水道料金等の税率に関する経過措置』により、 設定中の変動料金(税率)から計算を行います。 一度の検針で複数の税率での計算または 3 ヶ月以上の期間での検針は、 分割登録をして頂く為、 必要なお客様は別途ご連絡をいただきご説明をさせていただきます。 <オーナー支払報告書> 管理料金の消費税率は、初期値は送金を行う月を基準に計算を行い、 物件毎に消費税率を登録します。 賃貸料等が前受の場合の 2014 年 3 月分報告書 ⇒4 月に送金を行うので 8%となります。 オーナー入出金、共用部等入出金、その他入出金の税率は、 初期値は空白となり、項目毎に設定となります。 以上 ※ 上記の内容により消費税対応を行う予定ではございますが、実際に展開した際に、対応 内容を見直す必要が生じる場合がございます。 その際は、お客様へ事前にご案内を行った後にご対応内容を見直しさせていただきます でご了承くださいますようお願い致します。
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