TOCHIGI Le Beausset Motorsports 第1戦レポート

SUPER FORMULA
http://www.lebeausset-motorsports.com
新生スーパーフォーミュラの幕開けで、しっかり完走果たす
完璧なチームワーク、ノーミスでドライバーをアシスト!
全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦 鈴鹿サーキット(5.807km)
予選
4月13日(土)
天候/晴れ
コース状況/ ドライ
今年からブリヂストンのコントロールタイヤの仕様が変更されたことにより、
グリップレベルが向上。このオフのテストでは実際にタイムも短縮されており、
いいがスピードアップするのは、もはや必至と言えた。
戦
土曜日の午前中に行われたフリー走行では、高い次元に突入するであろう
予選に対応すべく、燃料を少なめにして走行。2周から3周のショートで5回ピッ
トインを繰り返し、セッティングを行っていった。大きな方向性のずれもなくセッ
トアップは順調に進み、最後の計測ラップでは1分40秒285にまで短縮を果す。
そして迎えた予選は、3セッションによるノックアウト方式。気温こそフリー走行
より2度上がっただけの16度ながら、路面温度は10度も上昇し29度に。また、
併催の二輪レース予選が行われた直後ということもあって、路面状態は悪化
していた。そのため誰も、ことQ1においてはフリー走行でマークされたターゲッ
トタイムには及ばなかった。
そんな中、Q2進出を目指して、Q1のスタートからニュータイヤを投入。アウト
ラップにもう1周をウォームアップに充て、最初のアタックを行い、1分41秒057
をマーク。いったんピットに戻りセッティングの微調整を行なった後、さらにもう
1セット、ニュータイヤを投入。Q1最後となるアタックは高速コーナーが続く1コ
ーナーからS字区間、そしてテクニカル区間となるデグナーカーブと続く。この
時点で1回目のアタックよりも0,5秒速い区間タイムをマークしていたがデグナ
ーカーブ出口で痛恨のオーバーラン。続くコーナーでも諦めずアタックは続け
るものの1回目のタイムは更新されず、決勝レースは18番手から臨むこととな
った。
SUPER FORMULA
http://www.lebeausset-motorsports.com
決勝
4月14日(日)
天候/晴れ
コース状況/ドライ
このレースウィークは絶えず天気には恵まれ、まったく降雨の心配なくスケジ
ュールが進められていった。新たな最高峰カテゴリーのキックオフを目に焼き
つけようと、土曜日にも21,000人もの観客が訪れていたが、日曜日にはそれを
上回る29,000人もの来場が! グランドスタンドは満員となり、ドライバーのみ
ならずスタッフのテンションも大いに高めることとなった。
昨年まで250kmで争われていた決勝レースが、今年は開幕戦に限り300kmに
改められた。そこで早朝に行われたフリー走行では燃料を満タンにし、周回を
重ねるごとタイヤの状態がどう変化するか、ロングランを決行する。残り時間も
7分になったところでタイヤ交換と給油のシュミレーションを行い、決勝に向けて
万全の構えが整えられた。
午後2時半、開幕のセレモニーを終え、全車がエンジンをスタートさせフォーメ
ーションラップに向かいグリッドに整列すると、スタートシグナルの消灯とともに
スタートが切られる。嵯峨は1コーナーで後車に前を許すが、そのドライバー
がフライングをしており、9周目には2台にドライブスルーペナルティーを命じら
れたことにより16番手に浮上。その後は1分44秒台前半のラップを刻み、周
回を重ねて行くと、燃料を少なくし、軽い状態でスタートしたマシンがラップ毎に
ピットイン、嵯峨は後半まで持たせる作戦をとっており、28周目には9番手に
浮上。ピットストップは30周目。チームは給油と併せてタイヤ交換を行い約19
秒の素早いピットストップでコースに送り出す。嵯峨は、コースに復帰直後から
43秒台で前半より速いラップを刻み、後半でも安定したラップで周回を重ね、
17位でチェッカー。ドライバー、チームとも大きなミスもなく51周をきっちり走り
切れたのは、次のステップに向けて大きな収穫を得たレースとなった。
SUPER FORMULA
http://www.lebeausset-motorsports.com
今年はタイヤが新スペックに変更されたことで、ドライバーとエンジニアには新たな挑
戦が生れた。開幕前にあった鈴鹿合同テストでは模擬レースのアクシデントから走る
ことが出来ず、今回のレースは厳しい戦いが予測出来た。レースの結果は満足のい
くレベルのものでは無く、まだまだやらなければならないことがあり、特に予選での一
発タイムを上げる必要があると感じている。
300kmのレースだったので未知の部分もあったのですが、スタートのミスと、アベレー
ジスピードが遅い部分があって戦える状況を作り出せませんでした。特にセクター4、
シケインでの落ち幅が大きく、その影響からストレートスピードが乗せられず、厳しい
状況を作ってしまいました。課題は残りましたが、大事な開幕戦で完走を果たし、しっ
かりデータを残せたのは良かったと思います。
嵯峨宏紀
Koki Saga
全日本選手権スーパーフォーミュラ 第1戦 鈴鹿 レース結果 順位 車番
ドライバー
チーム
予選順位
1
40
伊沢拓也
DOCOMO TEAM DANDELION
1
2
20
松田次生
Lenovo TEAM IMPUL
4
3
32
小暮卓史
NAKAJIMA RACING
2
4
16
山本尚貴
Team 無限
5
中嶋一貴
PETRONAS TEAM TOM'S
7
J・P・オリベイラ
Lenovo TEAM IMPUL
3
5
1
6
19
17 62 嵯峨宏紀 TOCHIGI Le Beausset Motorsports 18