ドアクローザ取付説明書 - Lock

ドアクローザ取付説明書
M612PCNS型・M613PCNS型
取説番号 858H1410
説明書は、右開き勝手扉について図示してありますので、左開き勝手扉の場合は、本図と左右対称の位置となるように取り付けてください。
1
扉の開き勝手
必ず吊元(丁番軸)の見える側または、
扉を引いて開ける側に立ったときに吊元が
左
a)本体および付属部品には、左右の勝
手がありませんが、扉の開き勝手に
よって、取り付ける向きが異なりま
す。
A
b)左右の開き勝手区分 または によ
B
って、正しい向きに取り付けてくだ
さい。
● 中心吊では、左図の開き方向に合せ
てください。 右
扉
扉
A
B
左に見えるものを
左開き勝手扉
6
クローザ本体の取り付け
a)本体を本体ブラケットに
はめ合せて、本体を吊元
側に向かって扉面にそっ
てスライドしてください。
b)本体固定ネジ(2本)に
て本体を、本体ブラケッ
トに固定してください。
真直
ぐは
める
本体
ラ
メイン
アーム
ス
る
す
ド
イ
● 左図は本体の裏面から
扉のどちら側に取り付けるか
右に見えるものを
右開き勝手扉
吊元側
a)クローザ本体は、左図のように丁番
の反対側に取り付けてください。
見ておりますので向き
にご注意ください。 本体ブラケット
本体固定ネジ
2
取付位置の決め方
a)添付の「パラレル取付用
型紙」を扉面にぴったり
当てて、取付穴の位置
を決めてください。 b)そのとき、型紙①部を上
枠面に、型紙②部を竪枠
面にぴったり当てて、穴
位置を決めてください。
c)ネジ穴数は8ヶ所です。
(注)この図と逆の吊元のときに使う
扉
面
上
枠
7
56
面
8
紙
型
3
①
上枠面に当てる
4
枠
竪 枠
竪
1
2
7
アームの連結
アーム連結ボルト
a)アジャストアームの先端の
穴にメインアーム先端のピ
ンをはめ合せ連結してくだ
さい。そのとき、フォーク
アームは扉面または上枠と
平行になるようにロックナ
ットをゆるめ、アジャスト
アームをねじり、長さを調
節してください。
b)長さを調節後ロックナット
を充分締め付けてください。
c)アーム連結ボルトをしっか
りと締め付けてください。
d)キャップは下からパチッと
はめてください。
メインアーム
アジャストアーム
ロックナット
フォークアーム
吊元(丁番)
扉
面
丁 番 側
3
竪枠
② 竪枠面に当てる
丁番は本図のウラ側に取り付いています
M5×12皿小ネジ
φ4.8×25皿木ネジ
本体ブラケット
キャップ
本体ブラケットの取り付け
a)本体ブラケットの○印を
吊元側に向けて扉面に取
付ネジ(4本)にて取り
付けてください。 取付ネジは、強く
注
締め付けてくださ
い。ゆるいと本体がぐ
らつき正常な機能を果
たさなくなります。
8
速度調整の方法
このドアクローザは工場出荷段階で速度調整がされていますので、通常は調整が不要で
す。もし調整が必要な場合は、次の要領で行ってください。
竪枠
a)調整弁は3つあります。1速弁と2速
弁で全体の閉じる速度を調整します。
下図のように、調整弁を左に回せば閉
扉スピードははやく、逆に右に回せば
おそくなります。
吊元側表示
はやくなる
注)○印を必ず吊元側に向けて取り付けてください。
4
● 第1速度調整弁
アームブラケットの取り付け
1速をはやくしたい場合は左へ回す
1速をおそくしたい場合は右へ回す
a)アームブラケットを上枠
に取付ネジ(4本)にて
取り付けてください。
アジャストアーム
ロックナット
竪枠
フォークアーム
● 第2速度調整弁
2速をはやくしたい場合は左へ回す
2速をおそくしたい場合は右へ回す
取付ネジは、強く
注
締め付けてくださ
い。ゆるいとアームが
ぐらつき正常な機能を
果たさなくなります。
● ラッチング速度調整弁
扉が閉じる寸前の「力」を強くしたい
場合は、左に回すとラッチング速度
が速くなり強く閉まります。
アームブラケット
ラッチング速度
M5×12丸皿小ネジ
φ4.8×32丸皿木ネジ
5
メインアーム
連結ボルト
メインアーム
ピニオン軸
速度調整弁側
おそくなる
はやくなる
メインアームの取り付け
a)本体の向きは速度調整弁を吊元側
に向けてください。
b)メインアームは必ず吊元の反対側
に伸びるように取り付けてくださ
い。
c)メインアームをピニオン軸にメイ
ンアーム連結ボルトにてしっかり
締め付けてください。 注 メインアームがピニオン軸に入り
にくいときは、ピニオン軸にメイ
ンアームの角穴をあてがい、連結ボルト
にてねじ込んでください。
ハンマー等でメインアームをたたいて入
れるとピニオン軸受部を破損し、油もれ
を起こし正常に機能しなくなります。
ラッチング区間
おそくなる
調整弁は必要以上に回したり
注
しないでください。ゆるめす
ぎると調整弁がはずれ油もれを起こ
し正常に機能しなくなります。
電動ドライバーは、故障の原因とな
るため、使用しないでください。
約3゜
第2速度区間
約30゜
第1速度区間
閉じ方向
〒105-8510 東京都港区芝3丁目1番12号
呼 称 番 号
パラレル取付
適
用
寸法(最大)
ド
取 付 寸 法 図
ア
重
量
C
120
F1
76
F2
40
巾×高さ
(㎜) (㎏)
M612PCNS 900×2100 25∼45
扉
竪枠
M613PCNS 950×2100 40∼65
J
220
H
75
●( )内寸法は、M613PCNS型を示す。
●アルファベット記号は電話等でお問合せのとき、
呼称してください。
E90
丁番軸芯
U
18
M6×14六角ボルト
M5×10六角ボルト
I
280
上枠
G1 G2
8 10
4ーM5×12丸皿小ねじ
4ーφ4.8×32丸皿木ねじ
B
67
A
128
裏板(客先御手配)
M
19
N
53
1
L1
50
丁番軸芯
7
L3
M5×20皿小ねじ(D=φ8)
裏板(客先御手配)
K
12
2
扉
2−M5×12丸皿小ねじ
P
25
Q45
第1速度調整弁
ラッチング速度調整弁
T1
20
第2速度調整弁
S2
115
S1
75
D
190
W225
T2 4ーM5×12皿小ねじ
4ーφ4.8×25皿木ねじ
15
(35)
(245)
9
10
ストップ角度の決め方
a)扉を閉めてから作業を行ってください。
b)フォークアームの下側にある皿小ネジをはずすとストップ装置が解除
されます。
メインアーム
アジャストアーム
ロックナット
フォークアーム
竪枠
a)クリップ①を引き抜いてから、扉をストップさせたい角度まで開いてください。
b)その扉を開いた位置でフォークアームのA部分を押し上げてください。抜いた
クリップ①の幅の分フォークアームがはまり込みます。このとき、扉をその位
置で、前後に5°ぐらい振りながらフォークアームを押し上げると、楽に押し上
げられます。
フォークアームが押し上げられた状態
c)右図のようにフォークアームが押し
上げられていることを確認してくだ
さい。フォークアームが押し上げら
れていないままセットネジ②を締め
ると故障の原因となります。
押し上げる
d)セットネジ②をしっかり締め付けて完了です。
※1.ストップ角度 80°90°100°115°125°140°160°175°
※2.なお、再度ストップ角度を変える場合は、
1)扉を開きストップさせておいてください。
2)セットネジ②をいっぱいにゆるめてください。
3)フォークアームA部分を、いっぱい引き下げるとストップ装置は解除
されます。
4)その後は、ストップ角度の決め方の手順a,b,c,dによって決め
てください。
※3.セットネジ②は、はずれにくくしてありますので、いっぱいにゆるむと
かたくなりますが、必要以上に無理にゆるめないでください。
ストップ装置の解除方法
皿小ネジをはずす
c)皿小ネジをはずした後は添付のネジキャップをネジ穴にはめてください。
はずした皿小ネジは使用しません。
メインアーム
アジャストアーム
ロックナット
フォークアーム
クリップ ①
フォークアーム
竪枠
ネジキャップをはめる
セットネジ ②
しっかり締め付ける
A
押し上げる
注 一度ストップ装置を解除すると再度、扉をストップさ
せることができなくなりますので注意してください。