広報通信からソラマメ、適期まきとアブラムシ防除がポイント板木技術士事務所●板木利隆世界最古の農作物の一つ、産地は北アフリカからカ原スピ海沿岸といわれますが、諸説あります。若いさやが空に向かってるので﹁空豆﹂実、豆の形が蚕が作る繭に似ているところから﹁蚕豆﹂とも呼ばれています。近頃は年末から出回り始ますが、本来は初夏を代め表する味覚品です。タンパク質、糖質、ビタン類やミネラルが多く含ミまれ栄養豊かですが、収穫後の糖含量の減少は極めて早く、食味が落ちやすいので、適期を見届けて収穫し、できるだけ早く食べたい作物。育て方もやさしいので、家庭菜園にはぜひ取り入れたい作物です。育て方のポイントは適期きを守り、アブラムシのま防除対策を怠らないことです。種のまきどきは月中∼ 10 下旬︵関東南部以西の平たん地では月日前後︶ですが、寒冷地では早くまき過ぎると冬までに大きく育ち過ぎ、寒害を受けやすくなるので、それよりもやや遅まきに、温暖地ではやや早まきにすることが大切です。品種は大粒で食味が良く、３粒入り率の高い品種︵﹁仁徳一寸﹂﹁三連﹂﹁打越一寸﹂など︶を選びます。ソラマメの種子は作物のでは一番大きく、発芽に中は水分と酸素を多く必要とします。よく発芽させるには深くまき過ぎないこと。お歯黒︵図参照︶を斜め下方に向けて土に差し込むようにし、芽が地上に出やすくすることが大切です。近年アブラムシからの感によるウイルス病の被害染が大変多く見られるようになっているので、種まき後畝全面を黒色ポリフィルム 10 20 でマルチングし、飛来を回避するよう努めましょう。生育初期や春になって茎葉が旺盛に繁茂する頃、アブラムシが大発生しやすいので、早めに薬剤散布します。ソラマメの実の付き具合よく見ると、下方から数をえて５∼８節でよく実止まりし、その上方の物は実止まりしないのが一般的なので、上方の茎葉は不要ですから、実太りを見届けてから刈り取ってしまうと、アブラムシの発生を抑えることができます。刈り取ることにより茎葉倒伏を防ぐこともできるので、一挙両得です。収穫の適期は、さやの中実が大きく膨らみ、実をの見るとお歯黒が色づいている状態のときです。 ※関東南部以西の平たん地お天気カレンダー靖洋一般財団法人日本気象協会●檜山気球で観測 30 天気予報は、今の空の状態がどうなってるか、その原因は何か、それがどう動くいか予想することで、組み立てられます。気温や風向風速、降水量などの観測が大切です。地上の観測は、アメダスなど観測地点がりますが、上空の状態はどのように観測あしているか知っていますか？実は毎日、な観測器を１日２回全国のの地点で小さ入れた箱を付けた気球を揚げて、高度㎞まで観測しています。観測器からのデータは、電波で次々と地上に送られてきます。最初は直径１・５ｍほどの気球が、上空に揚がるにつれて膨張し、高度㎞くらいでは８ｍにもなります。そしてやがて割れて、観測器を入れた箱はパラシュートでゆっくり落下するという仕組みです。電波でデータを送るという現代の科学技と気球を揚げるという昔ながらの科学を術利用して、観測しているんですね。（全体運）自分に自信が持てる月。まとめ役を任されたら意欲的に引き受け、実力アピールを。コンペや面接などにもつき（健康運）無理や我慢は禁物。疲れたら、即休んで（幸運の食べ物）柿天秤座９/23∼10/23 ❾ 30 イラスト：服部新一郎を基準に記事を作成しています。イラスト：小林裕美子 16