『あかみ幼稚園・メイプルキッズ』の教育・保育を支える 環境や施設たち あかみ幼稚園・メイプルキッズ内には、子どもたちのために様々な「もの」が用意されています。 それらは建物や園庭の施設だったり、あるいは子どもたちが使う遊具や教材だったり…。 そのような環境・施設が どのような意味を持つのかということについて、 お伝えしたいと思います。 ここは、一言で言うと、生命の“つながり”を体験する場です。 例えば、めだかを 食べて・・・。 生きている。 ザリガニが食べて、それを カラスが どの生き物も、他の生き物の生命を食べて ぼくら人間だって同じだ!「いただきます」って、 どんな意味で、誰に言う言葉なんだろう!? どうして食べ物を 残さない方がいいのだろう!? ビオトープ ここで子どもたちは、人と自然が つき合うのかを学びます。 どのように 落ち葉で堆肥を 作って野菜作り・・・そしてその野菜で料理を 作り・・・。野菜くずは、動物が食べるよ! ここは、里山。 畑・動物小屋・雑木林 年長組は、ここで 書道を楽しみます。太い大黒柱や 自然な形に曲がった梁(はり)を見て、子どもたちは、 将来、他の国の人たちと友だちになったり仕事の話を する際、 「ぼくが育ったところは、森の木でそのまま 家を建てられる国なんだよ」って言うのでしょう。 ひがしやま山荘 どろ粘土で何かを作り、乾かして、1,000℃以上の炎で 焼くと、お茶碗のようになる・・・今の子どもたちは 何かを消費する生活しか知りませんが、ここでは、生産 の場面に立ち会うことになります。 どろ粘土遊びの延長線上で、日本の伝統的な焼き物文化に 出会う場でもあります。 焼け太郎(穴窯) 自園オリジナルのプログラムは、 アジアの昔話(ファンタジー)から始まり、 プラネタリウム、そして国立天文台のシュミ レーションで宇宙探検に出かけるというもの。 プラネタリウム(マリ堂) 本物の宇宙への入口です。 近未来のエネルギー政策は、 「未来からの留学生」である 子どもたちが主になって作られ なければなりません。人はどの ように電力を得るのか? ソーラーパネル・風車(風力発電) 幼児期の子どもの運動で重要なのは、大きく身体を動かし て、回転やバランスの感覚を鍛えること。 この時期に必要なのは、裸でマラソンさせられることでは なく、まさに、 「感覚統合」なのです。子どもたちが遊びの 中でチャレンジすることが、人生の土台なのです。 木製アスレティック コンパンは、デンマークの遊具メーカーです。 その特徴は、優れたデザイン性と色彩感覚、そして、 落下やひもの巻きつきなどのリスクを極力回避した 安全性、そして、何よりも子どもの遊び心に沿った 遊具の設計 etc. コンパンの遊具 例えばこの赤い汽車は、年少の 子どもたちの、ごっこ遊びの基地です。 園で元気に遊んだ結果として、子どもたちは、 たくさんのことを学びます。なので、元気に 遊べなかったら、子どもの学びが小さなものに なってしまいます。だから、子どもたちが“病気 に負けない身体”を作ることは、とても大切な 「食」のための調理室 こと!! そのための、 「食」が重要です。 キーワードは、 「自立建設」です。 保護者の皆さんと保育者たち、そして地域の 方たちが力を合わせて取り組んだ、 “手作り遊具”。 子どもたちのために 協同作業することで、 あかみ幼稚園・メイプルキッズが、 “私たちの園” になって行きます。 そよ風スライダー 「自立建設」は、人と人とをつなぐ営みです。 子育てを、近い感覚で楽しめ、親同士の 仲間もできて、子育てが楽しくなり、親と してのささやかな自信も得る。 そして、 仲間が地域に広がり、子育てでつながる 新しいコミュニティが生まれたらいい! カフェ re.(リードット) 佐野市の委託を受け平成 25 年 4 月よりス タート。 「昭和の放課後」をイメージし、小 みちくさ 学校が終わった後の子どもたちが集まり異 年齢での楽しい時間を過ごす。バンビーニ (3~5 歳の異年齢保育)の子どもたちが あこがれの目で遊びを見ることも・・・。 (対象 1~6 年生) minoga 一時預かり保育。6 か月から未就園の乳幼 児を預かれます。保育者と園庭や保育室で ゆったり過ごします。 ここで、すべての環境・施設を話題にできませんでしたが、あかみ幼稚園・メイプルキッズにあ るすべての「もの」に、保育・教育上の 意味があるのだと思います。 園庭で使われるマルチパネル、音が苦しい“おんがく”ではなく音が楽しい“おんがく” であるためのオルフの楽器、子どもたちが遊び生活する保育室(素材としての木が大切に されている) 、地震に強い屋根が軽くて平屋の園舎(その基礎には、杭・くいが約80本 打ちこまれている)など。 これらすべての「もの」の意味を、皆さんと私たちとで共有し、子どもたちの生活を今まで以上 に豊かなものにしていきたいと考えます。
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