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京都市動物園の東門 京都市動物園に

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どうぶつ園のじゅうい
京都市動物園紹介編(画像)
1.京都市動物園の東門
京都市動物園に獣医師はいますか?
はい,7人います。
園長,種の保存展示課長,生き物・学び・研究センター課長補佐,
安全管理・病院係長,係員3人
約130種類,535点(平成26年7月末)の動物を飼育しています。
ちなみに飼育員29名,事務職員6名,その他6名が勤務しています。
2.京都市動物園の獣医師の仕事を紹介します。
毎朝8時30分に動物園の全体ミーティングが行われ,その日の予定などを確認し
ます。
3.全体ミーティングのあと,獣医師のミーティングを行います。
写真の場所は診療室(動物病院)です。
4.動物園は職員が交代で365日間,毎日飼育動物の世話をしています。そのため,
日々の診療などを翌日の獣医師に伝達するメモを残しています。
5.その日の仕事の打ち合わせを終えたら,動物たちの朝の様子を観察しに行きま
す。
寄ってきてくれる動物たちもいれば,
6.何しに来たんだといわんばかりに警戒する動物もいます。特に知性の高い動物は
痛いことや苦い薬を食べさせる獣医師を嫌います。
7.表情などが読み取りにくいカメも,経験をか重ねればわかるようになってきま
す。
8.動物の健康を維持する上で大切なもののひとつは食べ物です。
9.動物たちは,それぞれの生活にあった食べ物を食べています。動物園では約80
種類の餌から,それぞれの動物にあった食べ物を与えています。その餌をしっかり食
べているか?残していないか?も確認します。餌を残しているようだと体調が悪い可
能性があるからです。そして,食べ物を食べたら当然ウンチをします。そのうんちの
状態も確認しています。ちゃんと消化管が働いていると良いウンチが出来るからです。
よいウンチをしていない時は,その原因を見つけて治してあげる必要があります。動
物によってうんちの形もさまざま,それらをしっかりと観察します。
10.ところで,数が多い動物をどうやって見分けているか分かりますか? きちん
と見分けられないと,誰が調子が悪いか分からないですよね?
動物園では,見た目や顔,体の模様などで見分けていますが,それでも見分けづら
いことがあるので,脚環(きゃっかん)や翼帯(よくたい)と呼ばれる色の名札を付け
て見分けています。また,マイクロチップと呼ばれる世界にひとつだけの番号を記録
したものを体内に埋め込むこともしています。
11.色の使い方は,0~9までの色分けをして,左脚(左翼)が10の位,右脚(右
翼)が1の位で1~99までの識別が可能になります。
素材はお湯につけると軟らかくなり,冷めると硬くなる硬質塩ビ板やインシュロッ
ク(ケーブルタイとも呼ばれる)などを使っています。当然,ゆるかったりきつかった
りしないように鳥の脚の太さに合わせて形を作っています。
12.ここは,動物園の病院の診察室です。
中央に処置台があり,その周りには治療や検査に使う器具類がたくさんあります。
13.ここでは,動物の調子が悪い時に治療を行います。これは,ウサギの治療を行
っているところです。
14.こちらは,ツキノワグマのサクラちゃんの腫瘍を切除しているところです。
15.診察室に運べない場合は,動物舎で処置をします。
これは,ライオンの処置をしているところです。
16.また,診察室に動物を連れてこなくても,各動物舎で採血し,血液検査を行う
ことで健康状態の確認ができます。
17.その他にも糞便検査により寄生虫の確認も行います。
18.寄生虫は下痢の原因になったり,かゆくなったりします。そして,種類を確認
して,その虫に合う薬を使って治療します。きちんと合った薬を使わないと治りませ
ん。
左上はホウシャガメ,右上はヒキガエル,左下はタヌキ,右下はウサギでみつかっ
た寄生虫です。
19.寄生虫にも多くの種類があるので,その形や大きさなどの特徴で見分けていき
ます。左上はアオバズク,左下はウサギ,右の上下はチャボで見つかった寄生虫で
す。
20.サルの仲間では,人も行っているツベルクリン検査を行います。しかし,人の
ように腕に接種しても判断がしづらいので,まぶたに接種しています。
21.また,体調によっては飼育展示を中止し,入院する場合もあります。
22.ウサギの治療を行っているところですが,他の健康なウサギに病気がうつる可
能性があったため,別飼いとなり入院しました。
23.ここは薬品庫です。症状や原因の対処として適切な医薬品を選択し,処方して
います。
24.ただし,獣医師の仕事は動物の健康管理だけではありません。おとぎの国のふ
れあいプログラム「なかよし教室」も担当しています。ウサギやテンジクネズミについ
て説明し,参加者にふれあってもらっています。
25.昨年からは遠隔授業も実施しており,これも獣医師が担当しています。
26.その他に,毎月「獣医が行く」というイベントで来園者にガイドもしています。
27.ガイドでは,獣医師として経験したことを中心にお話しています。まだ,経験
の浅い獣医師は,先輩の経験談も取り入れて話すこともあります。
28.京都市動物園の場合,飼育動物だけではなく,京都府から委託を受けている,
野生鳥獣救護センターに運び込まれてくる鳥獣の診療も行っています。
29.ここは,非公開施設であり,ペットや有害鳥獣駆除動物(ドバト,カラス,ヒヨ
ドリ,サル,シカ,イノシシなど)は対象としていません。
30.アオサギに餌を与えているところです。運び込まれて来る個体は人に捕まるく
らい衰弱していることが多く,自分で餌を食べることができないことも良くありま
す。
その場合は,このように与えます。
31.安静にして無駄なエネルギーを使わせず,十分な餌を与えることで回復する場
合もありますが,治療が必要な場合も少なくありません。
32.これは,どこかにぶつかったのか ?右翼を骨折してしまっていました。
33.まずは,レントゲン検査で骨折の状態を確認します。この際,防護衣を着用し,
被爆しないように気をつけています。
34.そして,さまざまな情報を精査し,治療方針を決めます。野生鳥獣救護センタ
ーに運び込まれてくる鳥獣はあくまでも野生であり,自然復帰させることを第一の目
標とします。
35.いのちある動物を飼育している限り,必ず死はやってきます。
36.そして,亡くなった場合は,その原因を究明し,生きている動物たちの飼育管
理に生かしていくことが大切です。
37.そのため,剖検を行います。
38.こうした情報は,飼育員による飼育日誌として記録されるとともに,
39.獣医師による診療日誌としても記録されていきます。
これからの動物の未来のために。
40.最後に,体をきれいにしてから帰ります。動物から人に,人から動物にうつる
病気は少なくありません。日中は,動物舎への出入りの際に長靴を消毒していますし,
マスク・手袋の着用や手洗いなどの衛生管理にも,常日頃から気をつけています。
41.さて,京都市動物園での獣医師の仕事は分かりましたか?
治療・検査・解剖・記録 以外にも多くの仕事があります。
動物園の運営についてやテレビ・新聞・雑誌などの取材対応,施設整備や安全対
策に係る取組等です。今度来るときは,ちょっと違った見方が出来るかもしれませ
んね。動物園では毎週末いろいろな催し物をやっていますので,いっぱい動物園を
活用して下さい。
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