2.1 滞在諸手続き

国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
2.1 滞在諸手続き
2.1.1 出入国手続き
−ビザの種類
表 2‑1 在外公館が発給するビザの種類
ビザの種類
発給対象者
A‑1
外交目的で入国しようとする者およびその家族
A‑2
公務目的で入国しようとする者およびその家族
A‑3
大韓民国政府との協定によって入国しようとする者およびそ
の家族
C‑1
一時取材目的で入国しようとする者
C‑2
短期商用目的で入国しようとする者
C‑3
短期総合目的で入国しようとする者
C‑4
短期就業目的で入国しようとする者
D‑2
留学目的で入国しようとする者
D‑4
一般研修目的で入国しようとする者
D‑8
企業投資目的で入国しようとする者
F‑1
訪問同居目的で入国しようとする者
F‑2
居住目的で入国しようとする者
F‑3
同伴目的で入国しようとする者
F‑4
在外同胞の資格で入国しようとする者
H‑1
観光就業目的で入国しようとする者
ただし、30 日以下の観光や通過を目的に大韓民国に入国しようとする日本人
はビザ無しで入国できる。
また大韓民国での滞在期間が 91 日以上である一般、就業ビザの大部分につい
ては、在外公館には発給権限が付与されておらず、法務部長官(法務大臣)の
承認が必要である。
* 出典:Welcome to Korean Missions Abroad, http://www.mofat.go.kr/japan/
(在日本大韓民国大使館領事部ホームページ)
−ビザの取得方法
ビザの申請は在日本大韓民国大使館領事部で月曜日〜金曜日の午前(09:00〜
12:00)に受け付け、2 日目の午後(13:30〜16:00)に発給される。ただし、日本
の公休日および大韓民国の祝日である 3.1 節(3 月 1 日)、憲法記念日(7 月
17 日)、光復節(8 月 15 日)、開天節(10 月 3 日)は業務を休む。
ビザ申請手数料:日本人が申請する全ての種類のビザ(在留期間に関係なし)
に対して手数料は免除されている。
申請書類: 査証発行申請書(大使館領事課および総領事館に備えられている。
大使館ホームページ(民願書式欄)でダウンロードすることもで
きる。)
有効な旅券
最近撮影したカラ−写真(3.5cm x 4.5cm)1 枚
1
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
滞在資格別添付書類(次表の通り)
表 2‑2 VISA 申請時に添付すべき書類
VISA の種類
添付書類
A‑1
派遣、在職を証明する書類または公式書簡(口上書など)
A‑2
派遣、在職を証明する書類または公式書簡(公務遂行中である
ことを立証する内容を明示)
A‑3
派遣、在職を証明する書類または公式書簡
C‑1
所属報道機関の派遣命令書
報道機関以外の者で、報道機関の依頼を受けて取材または報道
活動を行おうとする者は、所属する会社の出張命令書および報
道機関(放送、新聞、雑誌社等)から取材等の依頼を受けた内
容を立証する書類(取材プログラムの内容がない場合には、取
材計画書の提出が必要)
C‑2
出張命令書
ただし、在留期間 90 日の数次ビザを受けようとする日本人は、
そのようなビザ発給の対象であることを立証する資料(所属す
る会社の上場証明、主要取引銀行が発行する外貨売実績証明
書、理事級以上の職位と身分を証明する書類)および会社(団
体)の登記簿謄本
C‑3
なし
C‑4
o一時興行目的とする者
−大韓民国の映像物等級委員会の公演推薦書
−雇用契約書
o広告・ファッションモデル
−大韓民国の所管部署(文化観光部、産業資源部)長官の雇
用推薦書または協助公式書簡
−雇用契約書
o用役提供契約等によって派遣されて勤務する者
−用役契約書
−派遣命令書または出張命令書
o情報技術または電子商取引など企業情報化分野での従業者
−経歴証明書(学士以上の学位を持っている者は学位証明コ
ピーを添付)
−雇用契約書
−大韓民国の所管部署(産業資源部、情報通信部)長官の雇
用推薦書
o英語キャンプ外国人講師
−学位書のコピー(原本持参)
−雇用契約書
−キャンプ開設団体の事業者登録証や法人登記簿謄本また
は教育機関設立関係書類
2
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
−生涯教育施設登録証など生涯教育施設申告受理・指定関連
書類
−英語キャンプ運営日程表および講義時間割(該当外国人の
参加時間を明記)
oその他短期就業する場合
−雇用契約書
−大韓民国の所管中央行政機関長の雇用推薦書・協力公式書
簡または雇用の必要性を立証することができる書類
D‑2
o専門大学以上の正規過程留学の場合
−修学能力および財政能力審査決定内容が含まれた
入学許可証 (総学長発行)
o特定研究活動の場合
−研究活動であることを立証できる書類
−最終学歴証明書
−身元保証書または財政立証関係書類
標準
D‑4
o大学附設語学院で韓国語を学ぶ学生または大学間学術交流
協定での研修のための交換学生の場合
−入学または在学を立証する書類
−財政立証関係書類(3000US ドル以上の国内送金や両替証
明書)、または研修機関の経費負担確認書
−特に必要と認められる場合には身元保証書が必要な場合
もある。
oその他研修の場合
−研修を証明する書類
−研修機関の設立関係書類
−財政立証関係書類(3000US ドル以上の国内送金や両替証
明書または研修機関の経費負担確認書)
−特に必要と認められる場合には身元保証書が必要な場合
もある。
D‑8
o派遣命令書または在職証明書
o外国人投資企業登録または外国人投資申請書のコピー
o会社登記簿謄本または事業者登録書
F‑1
o国内に居住する家族または親族を訪問する場合
−戸籍謄本または出生証明書、結婚証明書または家族・親族
関係立証書類
−身元保証書(国内の公証役所での公証が必要)
o国外外国公館駐在員の家事補助員の場合
−外国公館の要請公文
−雇用契約書
−雇用人の外交官身元保証書のコピー
F‑2
o戸籍謄本、結婚証明書など家族関係立証書類
3
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
o財政立証書類
o配偶者の身元保証書(国内の公証人からの公証が必要)
F‑3
o戸籍謄本、出生証明書、結婚証明書、または家族関係立証書
類
o招聘者の在職証明書または納税証明書
F‑4
o大韓民国の国籍を持っていた者で、外国国籍を取得した者
−戸籍謄本、在籍謄本、他本人が大韓民国国民であった事実
を証明する書類
−外国国籍を取得した原因およびその年月日を証明する書
類
−他必要とされる書類(提出書類のみでの審査が困難な場
合)
o大韓民国国籍を保有した者の直系卑属として外国国籍を取
得した者
−戸籍謄本、除籍謄本その直系尊属が大韓民国の国民であっ
たことを証明する書類
−本人と直系尊属が外国国籍を取得した原因およびその年
月日を証明する書類
−その他必要と認められる書類(提出書類のみでの審査が困
難な場合)
H‑1
o往復航空券
o一定期間在留することができる警備所持立証書類(最小限
25 万円以上の銀行残高証明書)
o旅行日程および活動計画書
o最終学校卒業証明書
*出典:Welcome to Korean Missions Abroad, http://www.mofat.go.kr/japan/
(在日本大韓民国大使館領事部ホームページ)
―検疫
動物検疫:韓国に輸入される全ての生きた動物および動物性製品には輸出国政府
発行の有効な証明書を添付の上、到着時に国家動物研究検疫サービス
に申告し、検査を受けなければならない。
植物検疫:果物(マンゴー、柑橘類、パパイヤ、他)、野菜、種子、蘭、苗木、切
花、他を携行して入国しようとする者は税関申告書に記入の上、韓国
到着時に直ちに申告しなければならない。
輸入禁止品目および地域:
マンゴー、柑橘類、パパイヤ、さくらんぼ、など生の果物 ― 全
ての国
リンゴ、ぶどうなどの苗木 ― 欧州のほとんどの国
くるみの実、梅・桃などの種 ― ほとんどの国
土壌または土壌の付着した植物 − 全ての国
4
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
―税関手続き
あらかじめ機内で記入した税関申告書を提示し、手荷物の検査を受ける。手荷物
の検査は緑、白、赤で区分された 3 つの検査場で行われる。申告すべき物品がな
い場合は緑に、申告する物品がある場合は白の検査場に行き、虚偽の申告を疑わ
れる場合や輸入禁止品を携行している場合などは赤の検査場に行くよう指示され
る。
*出典:”Travel Guide – What To See and Do in Korea”,
Korean National Tourism Organization
(韓国旅行協会「旅行案内 ― 韓国の見所」)
2.1.2 在外公館への届
旅券法第 16 条により、外国に 3 ヶ月以上滞在する日本人は滞在国にある日本国大使
館または総領事館に在留届を提出するよう義務付けられている。
在留届の用紙は、大使館または総領事館の窓口で入手できるほか、遠隔地に居住す
る人は、用紙の郵送を求めることもできる。また、在大韓民国日本国大使館領事部
のホームページからダウンロードすることもできる。
提出は、大使館や総領事館に直接持参するか、郵送またはファックスで行う。
2.1.3 現地機関への届
在留期間が 91 日以上である長期ビザの発給を受けて大韓民国に入国する場合には
入国日から 90 日以内に滞在地の管轄出入国管理事務所に外国人登録をしなければ
ならない。登録に必要な書類はパスポート、写真(4cm x 3cm)3 枚、ビザを発行する
根拠となる書類(留学ビザの場合なら在学証明書、就労ビザなら在職証明書や事業
者登録証など)、印紙代 10,000 ウォン
*出典:Welcome to Korean Missions Abroad, http://www.mofat.go.kr/japan/
(在日本大韓民国大使館領事部ホームページ)
韓国ソウル総合情報サイト、http://www.konest.com/
2.1.4 税金
―法人税
課税所得 1 億ウォン以下部分
15%
課税所得 1 億ウォン超部分
27%
―個人所得税
居住者(韓国内に 1 年以上居所を有する個人)は全世界所得に課税、非居住者は
韓国内の源泉所得についてのみ課税される。9%〜36%の累進税率。
―付加価値税
10%
*出典:東京税理士会ホームページ、http://www.tokyozeirishikai.or.jp/
韓国の法人税法、所得税法、付加価値税法、他国税に関する各種法律条文の日本語
訳は「韓国 WEB 六法」、http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/target.html、
に掲載されている。また個人所得税に関しては JETRO 海外情報ファイル、
http://www.jetro.go.jp/jetro-file/に詳しい。
5
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
2.2 安全情報と対策
2.2.1 治安状況と対策
韓国の治安は日本と大きくは変わらず、国際的な比較では治安の良い国と言える。
ただ危険と思われる地域もあるので、なるべく近寄らないことが肝要。また夜間
の外出、人通りの少ない場所、人ごみなどには注意をしたほうが良い。また交通
マナーは悪いので、交通事故には十分気を付けなければならない。
2.2.2 危険・危機情報の入手先
・在大韓民国日本国大使館ホームページ、http://www.kr.emb‑japan.go.jp/
・NHK ホームページ、http://www.nhk.or.jp/
・NHK ワールドプレミアム(テレビ)−デジタル衛星放送または CATV にて視聴
・ラジオ日本(短波放送)
2.2.3 緊急連絡先リスト
表 2‑3 お役立ちリスト
連絡先名
電
FAX
話
住
所
警察署
112
消防署
119
大使館
02-734-4528,739- Embassy of Japan, 18-11
02-2170-5200,
739-7400(領事部) 7410(領事部査証), Jhoonghak723-3528 ( 領 事 部 Dong,Jhongro-Gu, Seoul,
旅券、戸籍・国籍、 Republic of Korea
証明)
(ソウル特別市鐘路区中学
洞 18-11)
釜山
総領事館
051-465-5101〜6
051-464-1630
Consulate-General
of
Japan,
No.1147-11
Choryang-Dong, Tong-Gu,
Pusan, Republic of Korea
(釜山広域市東区草梁洞
1147-11)
* 出典:日本国外務省ホームページ、http://www.mofa.go.jp/l
2.3 各種保険
2.3.1 種類別
調査中
2.4 健康
2.4.1 健康管理
保健衛生面で日本と大差はないが、若干注意を要する点もある。夏の暑い時期には
食中毒や寄生虫が発生することがあるため、生ものを食べないようにする必要があ
る。また、蚊による日本脳炎や三日熱マラリヤが発生することもあるので、日本脳
炎の予防接種を受けておいたほうが安心できる。
*出典:日本旅行業協会ホームページ、http://www.jata-net.or.jp/
6
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
2.4.2 医療機関
表 2‑4
日本語が通じる医療機関
医療機関名
診療科
電話
江北三星病院
総合
02‑2001‑
2911, 2129
Asia
Emergency 総合
Assistance
02‑790‑7561
権小児科医院
小児科
02‑795‑3357
松山病院
小児科、皮膚科、 02‑790‑9677
泌尿器科
ソウルフォーリン 産婦人科
グクリニック
02‑796‑1871
金在珪医院
小児科、内科
02‑793‑9900
洪哲眼科
眼科
02‑516‑0409
張歯科
歯科
02‑752‑1520
診療時間
08:30〜17:30(月〜金)
08:30〜12:30(土)
2.5 住宅
調査中
2.6 学校
調査中
2.7 交通
調査中
2.8 郵便通信
調査中
2.9 銀行
調査中
2.10 生活情報
調査中
2.11 文化交流
調査中
【参考文献】
1. 韓国外交通商省ホームページ、http://www.mofat.go.kr/japan/
2.
Hwa Ick, Jeon, “Report from Overseas Entrusted Researcher,” Korea No.2:
Information related to the stay, Overseas Vocational Training Association,
7
国名:韓国(調査題目 2:滞在関連情報)
作成年月日:2004 年 2 月 27 日
3.
4.
5.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
Unpublished, 2003.
”Travel Guide – What To See and Do in Korea”, Korean National Tourism O
rganization
在大韓民国日本国大使館ホームページ、http://www.kr.emb-japan.go.jp/
韓国ソウル総合情報サイト、http://www.konest.com/
東京税理士会ホームページ、http://www.tokyozeirishikai.or.jp/
韓国 WEB 六法ホームページ、http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/target.ht
ml
ジェトロ海外情報ファイル、http://www.jetro.go.jp/jetro-file/
NHK ホームページ、http://www.nhk.or.jp/
日本国外務省ホームページ、http://www.mofa.go.jp/
日本旅行業協会、http://www.jata-net.or.jp/
ソウル旅行情報サイト、http://www.seoulnavi.com/
8