TerraSync DESK TOP version TerraSync DESK TOP version GPS

GPS PathfinderPro Series userGuide
TerraSync DESK TOP version
GPS機器簡易観測説明書
2010 年 6 月
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GPS PathfinderPro Series userGuide
目次…
1.画面の説明 ....................................................................... 2
メインメニューの機能.............................................................. 2
衛星捕捉状況の確認画面............................................................ 3
2.GPS 受信機との接続設定 ............................................................ 4
3.DGPS 補正情報の設定............................................................... 5
4.測地系の設定 ..................................................................... 5
5.ロギング(記録)条件の設定........................................................ 6
6.GPS 受信機の接続 .................................................................. 7
7.データ収集(観測)と編集.......................................................... 7
8.ナビゲーション .................................................................. 10
目的地の設定(座標を直接入力する方法) ........................................... 10
ナビゲーションの実行............................................................. 12
9.背景ファイルの利用............................................................... 10
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GPS PathfinderPro Series userGuide
1. 画面の説明
本バージョンは、以下の様に 3 つの画面で構成され、表示内容(図.1-A 部)で切り替えて使用す
ることができます。A 部をメインメニューと呼びます。
メインメニュー下部または、右部にそのメニューに対するサブメニューが配置されています。
(図.1-C 部)
A
B
C
C
A
(図.1)
メインメニューの機能
マップ
:平面位置を表示します。
データ
:観測ファイルを管理します。
ナビゲーション:目的地までの情報を表示します。
ステータス
:GPS の受信状況を表示します。
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設定
:GPS 受信機との通信条件及び観測条件等の設定をします。
衛星捕捉状況の確認画面
衛星捕捉状況は、
(図.1-B)部または、メインメニュー「ステータス」で、スカイプロットの表示
による確認ができます。
測位精度表示
接続受信機のバッテリ残量
DGPS 補正情報の捕捉状況
点灯:DGPS 補正中
点滅:DGPS 補正受信待機中
消灯:DGPS 未設定
測位に使用している衛星数を表示
点滅:捕捉待機中
消灯:受信機未接続
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2.GPS 受信機との接続設定
①メインメニュー「設定」→「GPS 設定」をクリックします。
②「GPS 通信ポート」をクリックして、GPS 受信機を接続する COM ポートを選択します。
※「YUMA」内臓の GPS を利用する場合「COM30」~「COM32」から選択してください。
※Bluetooth で接続している場合、Bluetooth に割り当てた com 番号を指定してください。
③「OK」をクリックして設定を完了します。
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3.DGPS 補正情報の設定
メインメニュー「設定」→「DGPS 補正情報設定」をクリックします。
「選択 1」をクリックして DGPS 補正情報の種類を選択します。
※MSAS 衛星を利用する場合「SBAS」を
選択します
「選択 2」が表示されたことを確認し、データ収集(観測)において「選択 1」の動作が無効の場合の動作
方法を選択します。
左図の場合、SBAS が受信できない場合、
単独測位の結果を観測対象にします。
詳細の設定画面を表示します
「OK」をクリックして設定を完了します。
4.測地系の設定
①メインメニュー「設定」→「座標系」をクリックします。
②下図の「システム」欄をクリックして目的の座標系に設定します。
目的の座標系を選択します。
例えば、日本の世界測地系(Ⅶ系)で、日本のジオイドモデル 2000 を利用する場合、
下図の様になります。
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※日本のジオイドモデル 2000 を利用する場合、別途ジオイドモデルが必要です。
また、オリジナルファイルに変換し「Trimble Coordinate System Manager」で定義が必要
です。
③「OK」をクリックして設定を完了します。
5.ロギング(記録)条件の設定
①メインメニュー「設定」→「ロギング設定」をクリックします。
②記録方法に従った条件を設定します。
固定ポイントの観測条件
ロギング間隔を設定します
Line(軌跡)の観測条件
時間または距離に対するロギング間隔
を設定します
エリア(軌跡)の観測条件
時間または距離に対するロギング間隔
を設定します
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6.GPS 受信機の接続
①メインメニュー「設定」→「GPS」ボタンをクリックして接続します。
しばらくすると、衛星を受信し画面左上に
状況が表示されます。
Note.受信機の切断をする場合、再度、「GPS」ボタンをクリックします。
7.データ収集(観測)と編集
①メインメニュー「データ」をクリックします。
または、画面左部にマップを表示させ、画面右上部でデータを選択します。(下図)
②サブメニューから「新規」をクリックします。
既存のデータファイルを開く場合、「ファイルを開く」から目的のファイルを選択します。
③データ収集するプロジェクトファイルを作成します。
ファイルタイプ:「基準局」・「移動局」のいづれかを選択します。
場所:データファイルの保存場所を選択します。
「標準」を選択した場合、「C:\My Documents\TerraSync」内に格納されます。
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④ファイル名を入力し、「作成」をクリックします。次の画面が表示されます。
⑤GPS アンテナの高さ及びアンテナ種類、アンテナ位置を設定します。
(「タイプ」は、通常、接続した受信機に従ったモデルが自動に表示されます)
⑥「OK」をクリックして完了します。次の画面が表示されます。
⑦タイプ欄から、データ収集するタイプを選択します。
「Point_generic」 :ポイントを記録します。
「Line_generic」 :距離または時間間隔に位置を記録します。
「Area_generic」 :距離または時間間隔に位置を記録します。
※記録条件は、メインメニュー「設定」→「ロギング設定」で設定します。(P5 参照)
⑧記録する準備ができたら「作成」ボタンをクリックします。(同時に記録が始まります)
タイプによって下図の表示になります。
「Point_generic」の場合
ポイント数を表示
ロギング数を
表示
「一時停止」
:ロギングを一旦停止します。
「■OK」
:ロギングを終了します。
「取消」
:ロギングを取り消します。
「コメント」
:ポイントに対するコメントを入力します。(名称など)
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「Line_generic」の場合
ロギング数を
表示
「Area_generic」の場合
ロギング数を
表示
記録データを更新または置き換える場合
サブメニューから「フィーチャ更新」を選択し、一覧から目的のデータを選択します。
ポイント:コメントの編集とデータの置き換えができます。
ライン:コメントの編集とデータの置き換え、または、追加ができます。
エリア:コメントの編集とデータの置き換え、または、追加ができます。
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8.ナビゲーション
目的地の設定(座標を直接入力する方法)
※GPS 受信機と接続しな状態で入力してください。
①メインメニュー「データ」をクリックします。
②データファイルを作成、または、選択します。
新規に作成する場合
サブメニューが「新規」になっていることを確認して、「作成」をクリックします。
既存のデータファイルを選択する場合
サブメニューから「ファイルを開く」を選択して一覧から選択します。
③サブメニューから「フィーチャー収集」をクリックします。
④画面左部のマップ画面のサブメニューから「デジタイズ」をクリックします。
⑤下図画面の「●」をクリックし、メニューから「Point_generic」をクリックします。
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⑥サブメニュー「オプション」→「座標入力」をクリックします。
⑦座標入力画面が表示されますので、表示内容に対応する値を入力します。
Note.座標入力について
上図の場合、北距、東距、及び標高の入力タイプです
入力タイプは、メインメニュー「設定」→「座標系」に依存します。
DMS の入力方法は、「dd mm ss.sssss」の方法で行います。(間はスペースです)
⑧画面右部のデータ表示部のコメント欄に入力座標のコメント(名称等)を入力し、
マップ画面上の「OK」をクリックした後、右部の「OK」をクリックして完了します。
⑨ 必要に応じて、⑤~⑧を繰り返して座標入力します。
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ナビゲーションの実行
①GPS 受信機を接続します。
②画面右部のデータ表示欄から、目的地にするデータを選択し、右クリックします。
③プルダウンメニューから「目的地設定」をクリックし、表示されたメニューをクリック
して選択します。(上右図)
Note.
データの種類によって、目的地選択が変わります。
ポイント:ポイントが目的地
ライン:ラインの始点・終点・中心から選択
アリア:ラインの開始・終了・重心から選択
④画面左部のメインメニューから「ナビゲーション」をクリックします。
表示方法を目的地中心、
現在地中心に切り替える
ことができます
下図の画面になります。
各項をクリックしてナビ
ゲーション情報をカスタ
マイズできます
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9.背景データの利用
本製品で取り扱うことのできる背景ファイルは、次の通りです。
ベクタデータ
トリンブルデータファイル
:(.ssf, .cor または .imp)
トリンブルデータファイル
:(.bkg)
シェイプファイル
:ArcView シェイプファイル等 (.shp)
ラスタデータ
ビットマップファイル
:(.bmp)
ECW ファイル
:(.ecw)
JPEG ファイル
:(.jpg)
JPEG2000 ファイル
:(.jp2)または(.j2c)
MrSID ファイル
:(.sid)
TIFF ファイル
:(.tif)
Note..利用するプロジェクトの座標系を保持している必要があります。
ラスタデータでは、ワールドファイルが必要です。
あらかじめ背景ファイルは、任意のドライブの直下または、「C:\My Documents\TerraSync」内に
コピーしてください。
①メインメニュー「マップ」をクリックします。
②サブメニュー「レイヤ」→「背景ファイル」をクリックします。
③「位置」欄から、背景ファイルのあるドライブを選択します。
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④一覧から、目的の背景ファイルを選択しチェックを付け、「OK」をクリックします。
Note.
「標準」を選択した場合、「C:\My Documents\TerraSync」内が参照されます。
マップに選択した背景ファイルが表示されます。
背景ファイルにワールドファイルがないと読み込むことはできません。
座標系は、あらかじめ設定した系に従います。(4.測地系の設定(P5 参照))
背景ファイルを解除する場合
①サブメニュー「レイヤ」→「背景ファイル」をクリックします。
②一覧にある背景ファイルのチェックを外して、「OK」をクリックします。
Note. サブメニュー「レイヤ」→「背景レイヤ」のチェックを外して、一時的に非表示にする
ことができます。
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