<プログラム> 9月8日 開会式 9月9日 全体会合1「基調講演、パネルディスカッション」 シンポジウムA「人々に利益を」、B「変化に対応した管理」、 9 月 10 日 シンポジウム C「共同体と保護地域」、D「スケールに合わせた行動」 全体会合2「ワークショップの紹介」 9 月 11 日 ワークショップ1日目 9 月 12 日 ワークショップ2日目 9 月 13 日 ワークショップ3日目 9 月 14-15 日 エクスカーション 9 月 16 日 全体会合 3「保護地域のためのグローバルパートナーシップ」 全体会合 4「南アフリカの保護地域」 9 月 17 日 全体会合 5「会議の成果の発表」、全体会合 6「会議の成果の実行」 閉会式 <7つのワークショップ・ストリームと3つのクロスカッティング・テーマ> ワークショップ・ストリーム1 「陸・海の景観との連続性」∼保護地域と周辺の土地利用 との連携 広い景観の中で保護地域を設立し、計画し、管理するための新たなパラダイムとは何か?保 護地域に対する生態系アプローチの応用を理解する。 〇Special Focus このストリームでは、様々なスケールで、生態学的、社会文化的連続性を検証する。そして 保護地域への生態系アプローチの適用とそれを達成するために必要な統治メカニズムを研究 する。 ・海洋保護地域との連続性 ・バイオリージョンアプローチ ・総合的沿岸管理 ・国境を越えた自然保護 ワークショップ・ストリーム2 「保護地域への広範な支援の確立」∼普及促進と支援強化 保護地域は、その価値について幅広く認められ、支援が確立しなければならない。 〇Special Focus このストリームでは、全ての保護地域カテゴリーに対して、今までの支援の強化、重要な支 援者の新たな獲得を目的としておこなわれる。 ・保護地域への文化的支援の確立 ・衝突が起こった際の保護地域の支援 ・隣人との友好関係を作る ・「新たな支援者」からの支援の確立 ・保護地域と地域共同体 ・保護地域への政治的支援の確立 ・都市部からの支援 ・保護地域支援を確立するためのコミュニケーション ワークショップ・ストリーム3 「協働のための新たな手法」∼統治 統治とは誰が何を知っていて、何をするか、誰が決定を行い、誰が誰に対して説明責任を持 つかということである。このストリームでは、地球変動の歴史と現代における統治について 模索する。 〇Stream Focus このストリームでは、統治原則と統治タイプの実例が研究される。 ・世界遺産のような、保護地域を国際的に設計する際の統治 ・海洋保護地域や大規模保護地域の構造・システムに求められる統治 ・先住民や地域共同体によって管理される保護地域 ・ 国境を越えた保護地域・都市保護地域 ・ 地方自治政府、NGO、土地所有者が管理する保護地域 ワークショップ・ストリーム4 「管理能力の向上」∼人材育成 保護地域をより上手に計画し管理するために全てのレベルで能力の向上を図る。保護地域組 織や意思決定者、未来の実践者にとって、どのような技術や貢献、技術が必要であろうか? 〇Special Focus このストリームでは、個人、組織、システムの各レベルで、上手な保護地域管理のために必 要とされる知識、技術、権限を定義する。十分で効果的な保護地域管理を促進するため、学 習や知識普及のための新たな手法を特定する。 ・最低基準と最善の事例を特定する ・実践的な人材育成のガイダンスとツール ・IT 技術の利用 ワークショップ・ストリーム5「現在と将来に向けた保護地域の維持」∼管理効率 世界の保護地域の地位はどうすれば上手く管理されるのだろうか?これらの地域はその自然 保護の目標に見合ったものだろうか?保護地域を脅かすプロセスへの取り組みと順応的管理。 〇Special Focus ・モデルのモニタリングと評価 ・社会・経済的、管理指標 ・地域共同体のための管理効率指標 ・外来種や商取引などの危機となるプロセス ・生態学的完全性の維持 ・IUCN 保護地域カテゴリーシステムの有効性の評価 ・保護地域の特定 ・海洋システムにおける管理効率 ・様々なスケールでの評価手法の適用 ワークショップ・ストリーム6「安定的な財政支援の確立」∼財政と資源 資金と保護地域:保護地域に対する財政支援の持続性をどう実現させるか。保護地域への財 政・資源に関する革新的メカニズムとは何か、不安定に変動する支援の根本的な原因に取り 組むにはどうすればよいか? 〇Special Focus ・保護地域の持続的財政メカニズムの外観と評価 ・経済政策と保護地域にもたらす障害の評価 ・組織的な問題を再検討する ・ツールを開発し、それぞれの経験を持った参加者に提供する ・例示的なモデルを評価する ワークショップ・ストリーム7「包括的な保護地域システムを確立する」∼システムにおけ るギャップ 地表の 10%が保護されているがそれで十分であろうか?世界的な保護地域システムが、包括 的かつ適切に代表性を持つようにするには何が必要であろうか?地球変動に直面する今、主 要なバイオームの領域を改良し、いま手に入る最新の科学を利用してこれらの地域を設計す るにはどうすればよいか。 〇Special Focus ・包括的保護地域システムを確立することの合理性を再検討する。 ・陸、海洋、淡水の体系や十分に代表されていないバイオームに着目しながら、世界的な保 護地域がカバーしている状況を評価する。 ・保護地域システムにおけるギャップや(国際的な設計の再検討も含めた)ギャップに取り 組む手法を特定する。 ・地球変動の要素に取り組む:様々なレベルでの保護地域設計の実践 クロスカッティング・テーマ1「海洋」 地球でも最大のそして最も多様なバイオームである海洋・沿岸生態系は、その1%も保護さ れていない。海洋保護地域の必要性について啓蒙し、能力の向上を行う。 〇Special Focus ・海洋保護地域と持続可能な漁業 ・海洋ツーリズムとの連携を通じた支援の確立 ・流域管理 ・総合的沿岸管理 ・海洋保護地域の統治 ・公海の保護 ・海洋保護地域の有効性 ・海洋保護地域システムにおけるギャップへの取り組み クロスカッティング・テーマ2「世界遺産」 世界の象徴的な地域に関する投資はどうすれば可能か?顕著で普遍的価値をもつ保護地域に 対する普及と支援。これらの貴重な場所を設立し管理するための能力の向上。 〇Special Focus ・保護地域の広範な支援の確立のための世界遺産条約の利用 ・世界遺産条約の有効性と世界遺産地域の管理を評価する ・世界遺産条約を通じて世界保護地域システムにおけるギャップに取り組む ・特にアフリカ地域の世界遺産の課題に取り組む ・世界遺産地域に対する自然保護への財政支援の経験を確立する クロスカッティング・テーマ3「共同体と公平性」 保護地域と地域共同体のつながりは、良好な関係の確保と公平な利益共有のために不可欠な ものである。共同体保全地域と参加型アプローチを検証する。 〇Special Focus ・先住民の生活圏も含めた共同体保全地域を理解する ・共同体管理や保護地域共同管理に対する IUCN 保護地域カテゴリーの利便性を評価する ・共同体と景観を理解する ・人と野生生物の間の軋轢 ・共同体に対する保護地域組織と統治構造 ・土地所有と公平性の課題 ・参加型プロセスと保護地域管理 ・先住民や地域ボランティアの効果的な管理
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