工大広報 No. 213 2002年7月23日発行 東北工業大学広報委員会 〒982-8577 仙台市太白区八木山香澄町35―1 TEL022(229)1151 ホームページアドレス http: //www. tohtech. ac. jp 学科だより 新入生100人に聞きました 岩崎学長アチーブメント賞を受賞 広州大学との学術交流 平成14年度本学奨学生 第53回東北地区大学総合体育大会 父母懇談会・オープンカレッヂ No.14 E学 T科AだC よDりK 通 信 工 学 科 Communication Engineering ◆本年3月に160名の卒業生を社会に送り出し,4月には新た に185名の新入生を迎えております。今年の1年生は目的意識 をもったやる気のある学生が多いというのが先生方の感想のよ うです。初心を忘れず,自分を磨いてくれることを期待してい ます。 ◆3月には,大学院の専攻主任も務められ研究と教育に貢献さ れた安達三郎教授と,本学創立の頃から学生をご指導下さいま した今出鉄夫教授が定年によってご退職されました。これまで のご指導に感謝するとともに,また大学にお立ち寄り下さるこ とを心待ちにしております。 ◆代わって岩手大学から村岡一信教授をお迎えしました。先生 は,本学を卒業されたOBでもあり,通信工学科で初めての東 北工大出身の教員となります。さまざまな大学を歴任されたキ ャリアを本学での教育で発揮して下さっています。ご専門がコ ンピュータグラフィックスということもあり,学生たちの期待 も一段と大きいようです。 ◆通信工学科のホームページが一新されました。各研究室の顔 が見えるようなページを目指しています。ぜひご覧下さい。 (助教授 中川 朋子) 通信工学科ホームページより 環境情報工学科 Environmental Information Engineering 教職員全員で求人の開拓に出かける予定です。現在の就職の状 況は大変厳しいので,各学生も目的意識を持って積極的に資格 取得を目指すなど,自分を高めてほしいと思っています。 ◆昨年度は新学科としてのPR期間が短かったこともあり,66 名の1期生でスタートしましたが,今年度は113名という多数 の新入生を迎えました。本学科も順調に社会に認知されつつあ ると言えそうです。学生の数は昨年度に比べてほぼ3倍になっ ており,学科内がにぎやかになってきました。 ◆今春の年度末には, 体調を崩された先生方 が続きました。前の所 属学科との兼務,新棟 の準備など,環境情報 の教職員は多忙を極め ていますが,この状況 はしばらく続きそうで す。 ◆多くなった学生に対してきめ細やかな指導を維持していくた めに,大学院生によるティーチング・アシスタント制度を導入 して,授業サポート体制を強化しています。また,学内のどこ からでも,ネットワークを通して,授業に関する資料の閲覧や 課題の提出ができる体制を整えたり,教職員間で学科内の情報 を共有したりするなど,ネットワークを活用した情報共有シス テムを少しずつ充実させているところです。 ◆就職関係については,就職部との連携のもと,後期から学科 (講師 穴澤 正宏) 土 木 工 学 科 Civil Engineering ◆長年,教育・研究・学内運営に尽くされた沼田淳,盛合禧夫 ◆入学から卒業までの学生指導を系統的に進めるために,5人 両先生が退職されました。両先生とも学長補佐,教務部長,評 の教員からなる進路指導チームを結成しました。1年の土木工 議員を務められ,さらに沼田先生は初代専攻主任として大学院 学セミナーから4年の土木工学卒業研修まで,一貫して続く少 の創設に努力され,盛合先生はアンコール遺跡調査で国際的に 人数教育の企画運営に当たり,学生の人生設計や自分探しを手 活躍されるなど,本学の発展に大きなご貢献 伝うものです。 をなさいました。今後ともご健勝でご活躍な ◆大学院生2, 3名が担当する「学習相談室」 構造・材料系 さり,時には本学をお訪ね下さることを願っ を週一回二ツ沢で開いております。大学生の学 ております。 力の低下が社会問題化し,学生たちからも「さっ 土木 工学科 大学院 土木工学専攻 博士課程 計画・測量系 すい こう 水工・環境系 ◆新しく迎えた青木俊明講師の若さあふれる ご活躍が期待されます。先生は東北大学大学 院修了後,国土交通省に在籍し,建設計画と 合意形成について研究を進めております。21 世紀には適切な建設計画が重要課題になりま すので,学科としても計画系の充実を図った ものです。 ぱりわがんねえ」という声が聞かれる昨今,気 楽に質問に行ける場所を設けたものです。積極 的に利用し早めに問題点を解決するよう,特に 1, 2年生に望みます。 (学科長・教授 秋田 宏) 地盤環境系 2 電 子 工 学 科 Electronics 状況は昨年に増して厳しく,求人会社・求人者数ともに減少し ています。就職試験では,面接で失敗する傾向が見られます。 予想外の質問をうけ,頭が真っ白になり思うように答えられな ◆本年3月,浅野都司教授が退職されました。先生は大学院の 電子計測・制御工学部門を担当し,院生の研究指導,学部学生 の教育に定評がありました。また,在職11年の間,就職指導に も尽力されました。 ◆低迷が続く日本経済ですが,本学科では就職希望者全員が内 定(就職率100%)し, 3月に大学院生8名, 学部学生174名を社会 に送り出しました。こ れもひとえに学科長を はじめとする就職担当 教員のきめ細やかな就 職指導によるものと思 います。今年度の就職 新入生学外オリエンテーション風景 くなるケースがあるそうです。また,地域にこだわり過ぎるた め選択肢を狭めていることもあげられます。日頃,ご子女と話 し合う機会をもたれますことを,ご父母の皆様へお願いいたし ます。 ◆4月に185名の新入生を迎え,秋保温泉のホテルクレセント において,1泊2日の学外オリエンテーションを実施しました。 後日行なったアンケート調査結果から,『多くの友人と巡り合 うことができた』,『教員に対する信頼が増した』,『電子工学 科に対する関心が高められた』などの回答が多く得られ,新入 生にとって有意義で楽しい2日間になったようです。 (助教授 阿部 俊三) 建 築 学 科 Architecture した。また先生は5月25日の支部総会で支部功労会員として表 彰されました。 ◆「材料学」を担当された四戸英男先生と「構造力学」を担当 された川股重也先生が3月で退任されました。四戸先生は32年 間,川股先生は26年間の長い間,多方面で御活躍いただきまし た。なお,両先生は4月の教授会で学長より本学の名誉教授の 称号が贈られました。「建築意匠」を担当された阿部仁史先生 は4月より,東北大学大学院教授として,母校に栄転されまし た。また阿部研究室に勤めていた小松ゆき乃さんも阿部先生と ともに東北大学に移りました。 ◆6月17日から28日まで,5号館のT.I.Tギャラリーで坂本 一成「住宅―日常の詩学」の巡回展が開催されました。 ◆4月に,講師として船木尚己先生を迎えました。先生は建築 学科の第25回生で,3月まで本学ハイテクリサーチセンターの 研究員でした。主に「構造力学」を担当していただきます。ま た4月にお二人の先生が昇任されました。お一人は「環境工学」 担当の渡邊浩文先生で,講師より助教授へ,もうお一人は「材 料学」を担当する最知正芳先生で,助手より講師にそれぞれ昇 任されました。なお最知先生は3月に東北大学より「劣化作用 を受けたコンクリートの損傷度評価に関する研究」のテーマで 博士(工学)の学位が授与されました。 ◆香澄町キャンパスで教育棟(9号館)と研究棟(10号館)の 新棟建設が順調に進んでいます。このうち研究棟は地下1階, 地上8階の鉄骨造で本学 で開発された制振装置で あるダンパー56台が組み 込まれ,6月17日から1 週間にわたってそのダン パーの有効性を確認する 振動実験が行われました。 ◆小野瀬順一教授は6月15日に開催された日本建築学会東北支 部の第22回東北建築賞表彰式において,秋田県小坂町の小坂鉱 山事務所の修復・保存を指導した専門家協議会のメンバーのお 一人として,作品奨励賞を受賞しました。 ◆本年4月より建築学科長は,阿部良洋教授から高橋恒夫教授 に交代しました。 ◆鈴谷二郎教授は6月から日本建築学会東北支部長に就任しま (学科長・教授 高橋 恒夫) 鉄骨工事がほぼ完了した研究棟 工業意匠学科 Industrial Design ◆30余年間「機器デザイン」の講議と実習を担当され,学科の 中心でご活躍いただきました山下三郎教授が3月に定年を迎え られました。先生には引き続き客員教授として学部と大学院の 教育と研究指導をしていただいております。 演習風景(1年造形演習) 際に見てくるよい機会になりました。 ◆2年生は「デザイン計画演習」でインタラクション系,ス ペース系,ビジュアル系の3つのコースで演習を行ない,後期 からはその中の一つのコースを選択します。学生諸君は真剣に 取り組んでいます。 ◆3年生は「デザイン実習」で頑張っています。夜遅くまで実 習室の照明が消えません。インターンシップ(就業体験)の指 導が始まりました。企業での就業体験は進路を考える上でたい へん貴重な体験です。 ◆1年生の「デザイ ンセミナー」では, 7月6日(土)に「デ ザインツアー東京」 を実施しました。6 ∼8名の班で行動し ますが,内容を自分 たちで決めるところ に特徴があります。 優れたデザインを実 ◆4年生は卒業研修と就職活動で忙しい毎日です。6月10日に は卒業研修のテーマの登録を済ませました。就職活動では,イ ンターネットでの情報収集や企業への申し込み(エントリー) が一般的になってきました。 (助教授 吉田 旺弘) 3 新入生 100 人 に聞きました 工大生になって早くも4か月 が過ぎようとしています。 それぞれ思いを込めて,キャ ンパスの生活になじもうと努め ている1年生は,いま何を考え, どんな生活をしているのでしょ うか。 三つのテーマについて,新入 生100人に聞きました。 夢あふれる学生生活を目指し て明るく元気に頑張ってほしい ものです。 大学の授業にどんな印象を持ちましたか E 大友 ミキ(宮城) 高校と違って,進度も速くレベルの高さも想像以上でした。 T 荒井 直人(宮城) 最初なので高校からの復習が多いが,中には難しい内容の授業もある。 A 小岩 文彦(福島) 自分から目的を持ち,意欲的にやらなければならないと思った。 C 知高 真成(群馬) 高校とは違い,ハイレベルな授業内容や90分授業などに戸惑っていました。 D 永井 美穂(福島) 高校のように先生に言われてやるのではなく,学生自身の意志が必要なので少し大変だ。 K 相澤 麻美(宮城) 90分授業は大変だけれど,いろいろ学ぶことができて面白いです。 E 奧野 芳之(青森) 進むのが速い。もっとわかりやすい授業を求む,教えるのが上手な先生と雑な先生がいる。 T 浅野 弥史(山形) 高等学校とは違い,自分でしっかりと予習や復習をしないとついていけなくなること。 A 菅原 寛生(宮城) 高校と違い,自分自身の意欲が試めされていると感じた。 C 笹山 博史(宮城) 自己責任と言うか自分から行動しないと置いていかれる感じ。 D 齋藤菜穂子(宮城) ある意味で高校よりとても厳しいと思った。自己管理がとても重要になってくると思った。 K 稲葉 祐貴(宮城) 高校の時のように教科書を読むだけではないので,気が楽でいいです。 E 浅野 健(秋田) 雑な授業と面白い授業があり,全ての授業を面白くして欲しい。 T 板垣 達彦(山形) 高校の時よりも授業時間が大幅に増え,大変という気持ちが強いです。 A 成田香奈子(宮城) とにかく長い。自分で予習や復習をしていないと高校と違ってわけがわからなくなる。 C 佐藤 祐基(福島) 速くて難しい。気を抜くと一気に置いていかれる。 D 加藤 雄次(宮城) 作業する実習は大変だ(造型実習+図法)。 K 横田 優希(宮城) 内容の濃さに驚きました。今までやっていたことは基礎の基礎だったと思いました。 E 木村 孝也(宮城) 教え方が良くない先生がいる。高校とあまり変わらない。 T 祝田 壮規(岩手) 英語のクラス編成が変。 A 倉品 博考(宮城) 授業のスピードが速く,一回の授業で覚える内容も多いので,大変です。 C 佐藤 大(山形) 授業の進み方が高校と違い,速いと感じた。 D 山家 孝二(宮城) 90分の授業は慣れるまで少し大変。学びたい人は自分で学ベという感じがいい。 K 瀬川 綾(岩手) 興味を持っていたことを学べるのはいいけれど,授業についていくのは大変です。 E 柴澤 渉(新潟) 黒板の字が汚かったり小さいので解読しづらい。もっと大きくきれいに書いて欲しい。 T 遠藤 寛大(宮城) 高校時代よりも授業時間が40分長いので,とても長く感じます。 A 中村 康一(宮城) 進むのが速いが,高校では学んだことのない専門的な授業が面白いと思った。 C 篠原 浩希(群馬) 難しいと思った。講義が速くて大変。 D 神田 顕(三重) 専門科目,実習は大変だけれど楽しい,教養科目も高校と形式が違っておもしろい。 K 宮田 裕之(宮城) 高校の授業に比べると授業内容の質が高く,専門的な授業といった印象を持ちました。 E 宍戸 利徳(宮城) 教科の好き嫌いがひどくなりそう。 T 大橋 裕子(宮城) 思ったよりも専門学科が少なく,普通高校からの進学でも大丈夫だったので安心しました。 A 加藤 亜矢(宮城) もっと遊べるものだと思っていたけど,甘かった。 生活はどのように変わりましたか E 佐藤 香織(岩手) 一番変わったのは起床時間です。高校と違い大学は遠いので,早起きの習慣がつきました。 T 大友 裕嗣(宮城) 深夜外出など今まで制限されていた行動に対しての開放感が強くなった。 A 中野 健也(青森) 全てのことを自分でやらなければならないので,規律正しい生活を心がけるようになった。 C 武田 賢(宮城) 通学時間が長くなって,自分の時間がなくなった。 D 鈴木 久(宮城) 原チャリを買ったので,最近は充実しているが,部活もしているので帰宅時間が夜の11時。 K 皆川 博(宮城) 高校時代の時よりも家にいる時間が多くなった気がします。 E 佐々木順一(宮城) 曜日によって大学に行く時間が違うので,どんどん不安定になっている。 T 石田 真之(大阪) 行動範囲も広がり,授業時間も長くなった。それに交友関係も広がり楽しくやっている。 A 佐藤 陽介(宮城) 建築について学んでいるので,建物などに目がいくようになった。 C 鈴木 幸徳(山形) 親元を離れて一人暮らしを始めたので,すべてを自分で考えてやらなくてはならなくなった。 D 大槻かなこ(宮城) 帰宅時間が遅くなったので,夕食を一人で食べることが多くなった。 K 加藤智佳子(山形) 一人暮らしになり,全て自分でしなければならならなくなったので,毎日の生活が大変になった。 E 水本 喬(茨城) 下宿での新生活が始まり,掃除・洗濯を全部自分でやらなければいけなくなったこと。 T 井上 太寿(福島) 高校の時よりも充実した生活を送っています。 A 鈴木 香理(宮城) 起床時間が早まり,就寝時間が遅くなった。通学時間が長いのでとても疲れる。 二ツ沢キャンパス1号館前 C 白井 宏和(宮城) 朝早く家を出て夜に帰ったら,すぐ寝るという生活です。 4 D 佐藤 友紀(宮城) 高校と比べると,時間にゆとりがあって自分の好きなことをできるようになった。 K 赤塚 高志(秋田) 一人暮らしはいろいろと大変なことが多いけれど,午後からの授業もあるので結構楽。 E 伊藤 励(宮城) 自分の好きな科目を選べるので,高校時代よりも勉強に興味が湧き大学生活が楽しいです。 T 阿部 学(宮城) 高校時代よりも充実した生活時間を過ごしていると思います。 A 佐藤 宏樹(宮城) 帰ったら疲れてすぐ寝てしまう。毎日が単調。 C 佐藤 芳孝(福島) 生活はあまり変ってはいないが,寝る時間が少なくなった。 D 大橋 裕(栃木) 一人暮らしのために,食生活のバランスが崩れて一日一食の日がある。 昼休みの二ツ沢キャンパス K 木村 由佳(宮城) 物事一つ考える時,将来を見つめて真剣に考えるようになりました。 E 黒沼 正義(山形) 一人暮らしになったので,すべて一人でやらなければならなくなったこと。 T 岡部 正宏(宮城) 高校の時に比べて,時間に余裕が持てるようになったので,とても毎日が過ごしやすい。 A 高橋 誉(山形) サークルとバイトと勉強と全て両立しなければならないので大変。 C 柴田 充(宮城) 寝なくなった。 D 山内 雅貴(宮城) 電車で通うことになったので,毎日早起きしなければならなくなった。毎日眠気との戦いです。 K 仙石 彰正(宮城) 朝に起きる時間がかなり不規則になってきたような気がします。 C 佐々木 洋(宮城) 生活が不規則になりがちです。 学生ホール(食堂) D 阿部 祐也(宮城) 寝る時間が異常に減り,疲れることが多いが,一生懸命生きている感じがして満足している。 K 市原 潤一(栃木) 生活の中での一番の変化は,自炊するようになったことで,結構苦労しています。 大学に何を期待しますか E 石井 正和(福島) 分かりにくい所があるので,もっと分かり易く,詳しく教えて欲しい。 T 石川 泰輔(宮城) 学科以外の授業も受けてみたいのですが。 A 新藤 航(山形) 二ツ沢校舎と駐輪場の間が遠すぎるうえに階段が辛いので,近くに駐輪場を設置希望。 学生ホール2(売店) C 庄子 幸宜(宮城) 簡単なテスト(留年しない程度に)とレポートを少し。 D 上岡 由美(栃木) 今の就職難にも打ち勝てるような技術と根性を養っていけるような生活がしたいです。 K 木村 善則(宮城) 私は勉強するのが好きなので,教授に相談して昼休みか放課後に補講をやって欲しい。 E 斎藤 貴之(宮城) 大学在学中に得られる,社会生活に必要な知識や就職に必要な専門知識を期待します。 T 岩間 徹(宮城) HTML関係のアプリケーションを増やして欲しいです。 A 山田 大和(秋田) 学生の要望をきちんと取り入れてくれること。 C 笹木 孝幸(福島) レポート廃止と分かりやすい授業と食堂のメニュー全品半額。 D 渡辺 正隆(宮城) 出費がかさみませんように,授業が楽しくなりますように。 K 坂本 奈子(青森) 環境,情報という専門的な学習をして,社会に出て自分の力を発揮できるようになりたい。 クラブ勧誘 E 堀江 高博(宮城) 工業高校出身で基礎学力が低いので,分かり易くて詳しい授業にして欲しい。 T 尾形 卓哉(宮城) 二ツ沢キャンパスの図書館の本の充実です。 A 佐々木理恵(宮城) 過ごしやすい環境にして欲しいです。学食とか,人数の多い日は席が足りない。 C 田中 洋和(宮城) もっと分かりやすく教えて欲しいです。 D 安藤 由紀(宮城) 授業が終了時間を過ぎて終わらないようにして欲しい。 K 稲葉 祥幸(山形) 専門的な知識を学び,かつ,幅広い分野の知識も学べて,今後の就職活動に役立つ授 業。 茶 話 会 E 清藤 寿一(宮城) この大学生活で人間形成と専門分野における知識や技術の取得に期待します。 T 大滝 翔平(山形) 社会に出て活躍できるような,専門的な技術を身につけたいです。 A 大和田美幸(福島) 駅から二ツ沢キャンパスまでのバスの便をもっと増やして欲しい。 C 瀧川 将行(青森) 授業をもっと分かりやすくして欲しい。 D 斉藤 大貴(千葉) 自分の知識の向上と,未来のための経験。 K 糸井 崇(宮城) 昼間の食堂の流れが,もっとスムーズになるようにして欲しいと思います。 E 宍戸 大作(宮城) 専門分野についての深い知識を与え,応用力を養うための理解しやすい講義を望みます。 T 岩田 朋子(福島) 前期の間だけ,もう少し丁寧な説明の授業をお願いします。 二輪車実技講習会 A 佐藤 甲子(宮城) 確かな技術,一生つきあっていける友人と安心できる就職先。 C 佐藤 浩太(宮城) 休み時間をもっと増やして欲しい。校内にコンビニを。 D 相原 由貴(宮城) 分かりやすい授業,というかマイクを付けないと聞こえないので……。 K 小野寺 俊(宮城) 充実した設備と全ての学生が希望の就職先に行けるように努力して欲しい。 E 金 亮鎮(韓国) 電子工学概論が難し過ぎます。基本的なことをゆっくりと学んでいきたいです。 D 小野奈津実(宮城) ディスプレイの勉強がしたいので,どういう勉強をすればいいのか教えて欲しい。 A 大内 麻衣(宮城) 二ツ沢キャンパスの階段を何とかして欲しい。朝から汗が出てきて嫌だ。 リーダーズキャンプ 5 岩崎学長IEEEからアチーブメント賞を受賞 岩崎俊一学長は,4月末にオランダのアムステルダムで開催 さ れ た イ ン タ ー マ グ 2 0 0 2 の 国 際 会 議 の 席 で IEEE Magnetics Societyの最高賞であるアチーブメント賞を受賞されました。先 生にとって大変な名誉でありますと同時に,本学にとりまして もうれしいニュースであります。IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)は,アメリカの電気電子工学協会で, 多くの分野毎に学会(Society)を持っており,世界最大の学協 会であります。アメリカ以外の研究者に賞が贈られること自体 数少ないことであります。この分野は,日本が世界において最 先端にいるために,岩崎学長はわが国三人目となります。 岩崎学長の研究分野は情報の磁気記録であります。特に先生 が発明された垂直磁気記録方式は,二十数年育て展開されて実 用化が目前に迫った感があります。そのような時期の受賞だけ に大変な重みを持っております。先生はすでにIEEEのComputer Societyからコンピュータの磁気記録の開発に対する功績を称え 先生の研究業績をたどって見ますと,一貫したテーマは情報 てアチーブメント賞を1988年に受賞されております。分科会が 記録における高密度,高性能の磁気記録の分野であります。高 異なりますが,今回の賞と同様なものです。さらに1989年には 密度化を実現するための研究において記録再生理論にまったく 同じくIEEEより電子機器部品の小型化に貢献された人に贈られ 新しい概念を導入して,高密度化を阻止する要因の解明に取り るCledo Brunetti賞を受賞されております。このようにIEEEから 組んできました。その第一の業績は高性能金属微粉末テープ, 三回も受賞された例は稀なことであろうと思います。その上, いわゆるメタルテープの開発であります。記録媒体の磁性層を 今回の受賞は,まさに先生の専門分野であるMagnetics Societyか 薄くして,抗磁力と残留磁束密度を大きくするのが有効である らのものであります。 ことを理論的にも解明し,メタルテープを世界で初めて試作さ れました。今実用化されているVTR用のテープ,コンピュー タ用磁気ディスクに引き継がれています。 第二の業績は磁気記録理論の確立にあります。記録媒体内で の残留磁化分布に関してシミュレーションを用いたセルフコン システント磁化の理論は,広く用いられています。記録媒体や 磁気ヘッドの設計には欠かせないツールです。その後の垂直磁 気記録を生む基盤となりました。 第三の業績は,まさに先生の最大の発明発見である垂直磁気 記録方式であります。関連して垂直磁気記録の技術を相次いで 発明され,超高密度磁気記録の可能性が近づいてきました。今 までの磁気記録方式と異なる垂直記録方式は,性能の改良から 基本的な原理の改革へと進み,理論的裏づけのもとに発想の転 換を行いながら,その上で研究の連続性を維持しながら進めて こられました。1975年ロンドンで開催のインターマグ’75におい て垂直磁化利用の可能性を指摘しております。この年より文部 省科学研究費が配分され7年間で約1億2千万円でした。また 76年からは日本学術振興会磁気記録研究委員会(第144委員会) が発足し,その委員長を務め現在に至るまで陣頭指揮を執って こられました。 (学長補佐 平舘 幸男) 6 国際交流シリーズ うか。バスの「携帯電話の使用は他人に対して迷惑ですから, 7 使わないでください」とアナウンスをされているのに,なぜ電 話をしている人がいるのですか。日本人はやさしいですけど, 日本に来て驚いたこと なぜ町で何か起こったとき,野次馬になる人がほとんどなので すか。そして,割り勘にするのはいいことだと思いますが,ま さかデートのときまでとは思いませんでした。 東北工業大学大学院 工学研究科 通信工学専攻 博士課程 後期 3 年 日本に来てから,またびっくりさせられたのは,日本のテレ ビではよく中国のことを放送していることと,日本人が私より 中国のことをよく知り,しかも理解していることでした。逆に, 中国国内では日本について正確なことを知っている人は少ない し,マスコミでも努力していませんから,かなり多くの人は 日本に対してまた違う印象を持っていることでしょう。我々 日本に留学した学生が将来母国に帰ったら,日本のことをもっ と中国の人に知らせるべきだと思います。 そして,日本に来てから, 「残念だな」と思ったことがあり ます。「豊かすぎる生活の中で,親たちはどのようにして戦後 何もないところから,たった40年で,世界トップになったのか? 朱 朝 江 (中国出身) 日本に来てもう7年目になります。こんなに長くなると,時 には自分は,もう日本通になったんじゃないかと思います。そ れでも,しばしば「なぜ,こういう風になっちゃったの? 日 本人は何を考えているの? 日本人がわからない!」と戸惑う 時があります。やっぱり何年経っても言葉の壁を越えた上で, 異文化の鉄人になるのは簡単ではありません。しかも,言葉だ けで伝えるには簡単ではありません。異文化を理解するには, その国の文化,環境などを統合して考えないとできないと実感 しました。例えば「どうしてこの国はちょっとした出来事で, 皆は喜んでいるのか,悲しんでいるのか」を理解していれば, さらにこの喜びと悲しみを自分に感じられるようになれば, 異文化の壁を越えたと言えるでしょう。 日本の良いところはどこか? 不利なところはどこか?」を忘 れてしまっていることです。日本の若者には自分だけではなく, 周りの国の若者が何をやっているのかを見て, “危機感”を持っ て,大学を レ ジャーラ ンドにすることなく勉 強の場にもどし,日本 のために頑張ってほし いと思います。 日本に来る前は,日本のことを少しだけ知っているし,距離 も近いし,文化が似ていますから,大丈夫だろうと思っていま したが,来てみるとやはりショックをたくさん受けました。日 本人は綺麗好きで有名なのに,なぜ町でタバコをポイ捨てした り,公共の場所で周りを気にせずタバコを吸っているのでしょ 広州大学との学術交流について 多くの教員,学生と意見交換をしてきました。その後1995年 には許育民,周福霖両副学長をはじめ,6人の教員が来仙しま した。1998年には岩崎学長と建築学科の前記の2名が訪中し, 華南建設学院との間で学術交流協定を結びました。その折,広 州市側の要望で岩崎学長が広州師範学院において特別講議をさ れました。その広州師範学院も現在は広州大学の教育学院とな っております。 統合後の広州大学から学術交流協定を改めて結びたいとの申 し入れがあったのは昨年秋のことです。その後何回かのE―mail のやり取りがあり,4月に9名の代表団を迎えることになりま した。代表団の中でも特に,李葆文電子情報工学部長は本学と の交流を盛んにすることに熱意を持っているように見受けられ ました。「食在広州」の広州との交流を楽しく実のあるものに したいと願っております。 (建築学科 教授 鈴谷 二郎) 去る4月23日広州大学代表団(団長 陳万鵬副学長)が来 学し,本学との間の学術交流協定に調印しました。現在の広州 大学は12の学院(Faculty and College)より構成され,9つの 研究科(大学院)と32の学科(学部)をもつ総合大学です。 「現 在の」と書いたのは広州大学の現在の形ができたのが2000年7 月だからです。元の広州大学に,広州市内にあった9つの学院 が統合されて60万gの校地と48万gの校舎を持つ大規模な大学 となりました。 本学との交流は,建築学科と旧華南建設学院(現広州大学耐 震構造研究センター)との交流から始まりました。1994年に 建築学科の川股,鈴谷が当時華南建設学院の副学長であった 周福霖教授(耐震構造研究センター長)を訪ねて広州に行き, 協定書を交わす岩崎学長と陳副学長 ハイテク・リサーチ・センターの 建築振動制御試験装置を見学 7 5号館屋上での記念撮影 東北工業大学 No.14 オープンカレッヂ 東北工業大学オープンカレッヂNo.14は,6月1日g青森県観光物産館に おいて,父母懇談会の会場の一部を拝借して開催されました。テーマは,「異 文化との共生」で,講演の演題並びに講師は,次のとおりです。聴講者は父 母懇談会の出席者,同窓会及び外部の方々総数48名でした。 「イスラム世界の光と影−チュニジア,アルジェリア,モロッコについて−」 東京理科大学 基礎工学部 菅原 聖喜 教授 「スイス,その歴史と現在−多民族・多文化国家の経験−」 本学 人間科学センター 野家 伸也 助教授 今回は,21世紀の国際社会において,異なる文化を持つ人々同士が平和 に共存するための方法を探ることがねらいでした。その意味で,両先生のご 講演は大変興味深く示唆に富んだもので,聴講者の方々は熱心に耳を傾け, 質問されていました。菅原先生のお話は,地中海文明,アフリカ文明,イス ラム文化といった三つの文明・文化が融合する三カ国(マグレブ世界)につ いての話でした。異なる価値観の交差した世界に住む人々の知恵とイスラム 文化について,日常的な視点も含めて話されました。野家先生のお話は,多 様な民族と文化を抱え込みながらも平和で安定した国家を築いてきたスイス という国について,その共生の秘密をご自身の滞在経験を交えて話されまし た。 講演中の菅原先生 マグレブの人々およびスイス人の共生の知恵は,21世紀の国際社会のあ り方を考える上で,有益な示唆を与えてくれたと思います。菅原,野家両先 生および関係者の方々に感謝申し上げます。 工業意匠学科・大学院デザイン工学専攻 Future Design 特別講演会 Kari-Hans Kommonen Leader of ARKI Research Group ARKI Research Group,Media Lab, University of Art and Design in Helsinki(UIAH) Finland カリ―ハンス・コモネン氏 フィンランド ヘルシンキ芸術デザイン大学 メディアラボ プロジェクトリーダー カリ―ハンス・コモネン先生は,北欧フィンランドのヘルシン にどのように取り組んでいかなければならないかという問題に, キ芸術デザイン大学メディアラボで,今後のデザインの方法に 鋭くかつ新しい視点を提供するものでした。具体的には,デジ 関する数多くのデザインプロジェクトを立ち上げ,リーダーと タル化と集中化が進展している社会において,これまでのテク してこれを進めています。今回は5月18日相模原市の女子美術 ノロジー主導の開発から,人々の生活に根ざした開発に切り替 大学で開催された日本デザイン学会の春季大会シンポジウムの えていかなければならず,その中でデザインの役割は重要であ 講演に招聘され,来日されました。この機会に仙台までおいで ると話されました。具体的な方向を示す例として,どのような いただき,5月23日東北工業大学で講演をしていただいただき 生活環境・社会にしたいかを考えている人々のコミュニティを ました。この講演は工業意匠学科の3 ・4年生,大学院デザイン工 探して,そこに参加し,その希望としている未来を描いて見せ 学専攻の授業も兼ねて行なわれました。会場の視聴覚教室は180 るという実践研究を示されました。社会のシステムや生活に大 の座席が学生でいっぱいになり,また平舘学長補佐ら他の専攻 きな影響を与えるアプリケーションの開発において,デザイン の先生方にも参加いただき,大変盛況な講演会となりました。 やデザイナーに求められる役割は難しくかつ重要ですが,どの 講演は英語で行なわれましたが,工業意匠学科の原田一先生に ような方向に導いていくべきかを考えて行動することが必要だ 通訳をしていただいたので,おおよそ内容は伝わったようです。 と説かれ,大変参考になる内容でした。 コモネン先生のお話はIT化,デジタル化された社会が現在ど (工業意匠学科 教授 両角 清隆) のような情況にあり,デザインおよびデザイナーがこの転換期 8 平成14年度 本 学 奨 学 生 決まる 本年度の本学特別奨学生6名,一般奨学生72名,大学院 奨学生5名が選考されました。特別奨学生(各学科1名) は当該年度の授業料が免除され,一般奨学生は,月額 13,000円,大学院奨学生は月額20,000円が支給されます。 本学奨学生は,学業成績が特に優秀で品行方正,他の学 生の模範と認められる者,また課外活動などにおいて顕著 な成績を収めた者に対して選考されております。 受 賞 者 の 声 特別奨学生の皆さんから次の設問に回答してもらい ました。 ① 好きな言葉 ② 自分の長所 ③ 将来の希望等(職業など) ④ 感銘を受けた本 ⑤ 趣味 特別奨学生(6名) 電子工学科4年4組 建築学科4年4組 工業意匠学科3年1組 小野寺 敏幸 阿子島 沙知 田代 純子 ①間違いをせずに生きる者は,そ れほど賢くない ②好奇心旺盛 ③残る仕事をしたい ④Tuesdays with Morrie ⑤韓国音楽,料理 ①しあわせ ②マイペース ③毛足の長い白茶色のパピヨンを 飼ってて子供心を持った素敵な大人 ④おばさんのごちそう(五味太郎作) ⑤CMを観ることとビックリ考案 ①自然に自然に ②時間を守る ③職人 ④シーラという子 ⑤パズル,散歩 通信工学科4年4組 土木工学科2年2組 環境情報工学科2年1組 小林 洋之 平子 学 藤井 里佳子 ①切磋琢磨 ①真剣 ①悠々自適 ②一度決めたことは最後までやり 抜く ③電気工事業 ④宮本武蔵 ②あきらめない信念 ③人と人との繋ぐ仕事がしたい ②几帳面 ③4年間で学べる専門知識,技 術,資格を社会で活用する ④シンドラーのリスト ④未成年 ⑤サッカー ⑤服を買って着ること ⑤音楽鑑賞 一般奨学生(72名) 成績優秀者 電子工学科(13名) 学年・組 氏 2-1 2-1 2-3 2-3 2-4 2-4 3-4 3-4 4-2 4-2 4-3 4-3 4-4 通信工学科(14名) 名 学年・組 氏 榊原 将洋 山形真由美 佐々木裕亮 棟方 友仁 及川 大治 久保 博 磯野 浩之 熊谷 拓哉 富樫 秀晃 日下 透 佐藤 太和 千葉 康志 今野 隆之 2-1 2-1 2-1 2-1 2-1 2-2 2-2 2-3 2-4 2-4 3-2 4-2 4-3 4-3 建築学科(15名) 名 学年・組 氏 岩間 理恵 加茂 伸明 木村 進矢 中尾 禎子 増田 英梨 菅原 一也 平田 知秀 我妻 初美 木村真理子 菅原 正明 佐藤 彩子 芳賀 民人 小山 博功 船木 寿臣 土木工学科(12名) 工業意匠学科(10名)環境情報工学科(2名) 名 学年・組 氏 2-1 2-1 2-2 2-3 2-4 3-1 3-2 小山 和也 高橋 実佳 3-2 3-3 3-3 3-4 4-1 4-1 4-3 4-3 渡邊ひとみ 岩佐 直哉 西村 明子 渡辺 裕貴 佐藤万里子 柴山 立 入間 利恵 渡辺まり子 星野 隆夫 佐々木善之 名 学年・組 氏 2-4 2-4 2-4 3-1 4-1 小渕 浩永 今田 智之 4-2 4-3 4-3 4-3 4-3 4-3 4-4 滝川 笑子 今 雅司 長瀬 尚信 加藤 悠司 古藤野佳子 齋藤 大士 境田 繁輝 坂本 敏彦 名 学年・組 氏 2-1 2-1 2-1 2-1 2-2 植高 美幸 勝又 康 3-1 3-2 4-1 4-2 4-2 三浦 澄子 渡辺 和美 2-1 2-2 名 丹野 幸司 村上 智美 菅原 祥子 渡邊 壽美 松田 幸恵 大柿 崇雄 菅野あゆみ 齋藤 州一 宮沢 敦 佐藤 幸弘 佐藤真美子 佐藤 直哉 仲野 理恵 課外活動功績者 学科・年・組 氏 名 課 外 活 動 学科・年・組 氏 名 課 外 活 動 電子工学科 4-3 通信工学科 4-1 渡 辺 雄 一 滝 沢 康 弘 カート部 弓道部 建 築 学 科 2-3 建 築 学 科 3-3 清 浦 暢 木 村 正 樹 アーチェリー部 空手道部 通信工学科 4-3 土 生 篤 陸上競技部 工業意匠学科 2-1 村 上 良 アメリカンフットボール部 大学院奨学生(5名) 電子工学専攻 通信工学専攻 建築学専攻 土木工学専攻 デザイン工学専攻 博士(前期)2年 博士(前期)2年 博士(前期)2年 博士(前期)2年 博士(前期)2年 冨 栄 亮 佐々木 康 祐 齋 藤 和 哉 谷 井 恵 大 竹 一 也 9 第53回東北地区 大学総合体育大会 熱戦 「勇躍∼今この瞬間が奇跡の始まり∼」をテーマに,第53回東北地区大学総合体育大 会が6月16日aから7月1日bまで,山形市を中心に各地区で51大学,約6,500名が参 加して行われました。本学からは,17競技,18種目に延べ300名参加して,各種目で 熱戦を繰り広げました。 主な成績は,空手道の個人・型で木村正樹君(建築学科)が第5位,陸上競技男子 砲丸投げで山本純也君(通信工学科)が第10位,男子1,500mで熊谷拓哉君(電子工学 科)が第12位に入る健闘ぶりでした。また,サッカー,ソフトテニスは準決勝まで進 んで第3位,水泳男子400mメドレーリレーおよび800mフリーリレーで決勝に進出し第 9位に入るなど,各競技にわたり東北工大パワーを発揮しました。開会式に続いて行 われた恒例の各応援団のエール交換では、本学応援団が幹事校として見事な演舞を披 露しました。 今 回 の 戦 績 バレーボール(男子) (1回戦) (2回戦) 対:秋田県立大 対:青森大 2対0 0対2 ラグビー (1回戦) 対:日大工学部 5対19 サッカー (2回戦) 対:秋田大 4対1 (3回戦) 対:北里大 4対0 (準々決勝)対:日大工学部 2対1 (準決勝) 対:岩手大 (第3位)0対3 硬式庭球(男子団体) (1回戦) 対:八戸工業大 バスケットボール(男子) (1回戦) (2回戦) 対:青森大 対:東北大 76対74 59対83 バドミントン(男子団体) (1回戦) (2回戦) 対:青森中央学院大 対:東北福祉大 3対0 0対3 ハンドボール(男子) (1回戦) 対:東北大 21対23 弓道(男子団体・予選リーグ) 1勝2敗で敗退 (女子団体・予選リーグ) 3勝1敗で準決勝進出 (準決勝) 対:東北福祉大 15対19 4対5 ソフトテニス(男子団体) (2回戦) 対:石巻専修大 3対1 (準々決勝)対:仙台大 3対1 (準決勝) 対:東北福祉大(第3位)0対3 柔道(男子団体) (1回戦) 対:仙台大 陸上競技(男子1,500m) (決勝) (男子砲丸投げ)(決勝) 0対6 熊谷 拓哉(第12位) 山本 純也(第10位) 剣道(男子団体) (予選リーグ)対:仙台大 対:石巻専修大 1対4 2対3 水泳(男子)400mメドレーリレー(決勝) 800mフリーリレー (決勝) 準硬式野球 2対1 1対8 空手道(男子組手団体) (1回戦) 対:秋田大 2対3 (男子組手個人) (ベスト8) (4回戦) 木村 正樹 4対0 (男子形個人) (決勝) 木村 正樹(第5位) (1回戦) (2回戦) 対:福島大 対:東北大 卓球(男子団体) (1回戦) 対:八戸工業大 2対3 硬式野球 10対2 22対1 2対3 (1回戦) 対:奥羽大 (2回戦) 対:東北公益文科大 (準々決勝)対:仙台大 10 (第9位) (第9位) 父母懇談会 ―10会場で開催― アンケートから 本学後援会の主要行事である父母懇談会は,5月25日gの盛岡 会場を皮切りに,札幌から静岡にいたる10会場で開催されまし た。 父母の皆さんのアンケートから抜粋して紹介します。 ○個人面談について ・担任の先生から単位数,平均点数などについてアドバイスを受け,大 変参考になった。 ・1年生なので成績よりも生活面での質問を多く伺ったのですが,丁寧に 分かりやすく応えていただき感謝しております。 ・就職に関しての大学の方針およびアドバイスなど,親身になって考えてお られる様子を聞き安心しました。 ○講演会について ・とても参考になるお話で,子供にも話してやります。来年も聞きたいです。 ・体験談を交え,とても興味深く聞かせていただきました。今後も続けて 欲しい。 ・分かりやすい言葉で,説得力のある講演の内容で大変良かった。 ○その他の意見,要望 ・成績・単位数など分かりやすく教えていただけるので,多くのご父母の 方々に出席するようもっとアピールしてもよいのではないか。 ・大学の近況報告など詳細な説明で大学の様子が分かり大変よかった。 今後も参加者が少なくとも,是非続けて欲しい。 ・大学のキャンパス見学会を実施して欲しい。 各会場では,大学側の近況報告,学科別の個人面談が行なわ れ, 学業成績,学生生活および就職問題などについて,担当教員 と父母の皆様との熱心な話し合いが持たれました。 また,青森,盛岡,秋田,新潟,山形,郡山会場で,それぞ れ県支部総会が開かれ,地域として必要な活動方針や大学およ び同窓会との連携の緊密化などについて熱心な討議が行なわれ ました。 今年は,父母の皆様からの要望の強い講演会を青森,郡山, 山形,仙台で開催しました。昨今の厳しい状況を踏まえた具体 性に富んだ講演内容に,参加した皆様の中には熱心にメモを取 る光景も見られました。会場で記入していただいたアンケート 内容と,本年度の実施経緯を考察しながら,次年度に向けて父 母懇談会のさらなる充実を図っていきたいと思っております。 参加状況 実 施 日 開 催 地 内 参 訳 加 者 電 子 通 信 建 築 土 木 工業意匠 環境情報 講 演 会 県 支 部 5/25g 岩 手 県 盛 岡 市 54 15 12 11 10 3 3 5/26a 秋 田 県 秋 田 市 37 4 5 13 8 6 1 5/26a 北陸地区 新 潟 市 14 3 2 5 3 1 0 第8回総会 第6回総会 第3回総会 5/26a 北 海 道 札 幌 市 3 2 0 0 0 1 0 6/1g 青 森 県 青 森 市 46 3 9 16 13 3 2 6/1g 福 島 県 郡 山 市 47 10 12 10 10 5 0 6/2a 関東地区 さい たま 9 1 0 5 3 0 0 6/2a 山 形 県 山 形 市 48 11 14 14 5 1 3 オープンカレッヂNo.14 1空間環境研究所 東京理科大学 菅原聖喜 教授 代表取締役 本 学 西條芳郎氏 野家伸也 助教授 2意匠大地社 代表取締役 遠藤一男氏 第7回総会 第7回総会 第10回総会 11 6/9a 東海地区 静 岡 市 3 0 0 2 0 1 0 6/9a 宮 城 県 仙 台 市 120 24 32 21 17 19 7 本学カウンセラー 臨床心理士 布柴靖枝氏 合 計 381 73 86 97 69 40 16 発本部長報道特別賞,平成10年には日本電信電話株式会社特許 実施補償特級表彰を受賞されています。この特許特級表彰は光 ファイバの1.55º帯の最低損失を保持しながら,零分散(パルス 通信工学科 拡がりがない)光ファイバを実現したものであり,ATTのベル 研究所の光ファイバとともに世界のトップレベルの光ファイバ 上 杉 直 教授 UE S UG I を提供しているものであります。この光ファイバにつきまして NAOS HI は日本,アメリカ,カナダ,ドイツ,フランス,イギリスで特 「世界トップレベルの 光ファイバを実現」 許を取得されております。 NTTの研究所の研究リーダーの大きな役目の一つに,後進の 研究者の育成指導があります。この育成につきましても若者の 上杉教授は,NTTの物性科学基礎研究所,量子物性研究部の 難しい精神状態をよく把握しながら,数多くの活力ある有能な 研究部長から,平成12年4月に本学に赴任されました。昭和49年 研究者を育成されてきています。研究面のみならず,学生の教育・ 3月に東北大学大学院電子工学研究科修士課程修了後,同年NTT 指導につきましても大きな力を発揮してくれるものと期待する の武蔵野電気通信研究所に入所以来,一貫して光通信関連の研究・ ところ大であります。本学とNTTの研究所の研究環境には大き 実用化を担当されてきています。この間に学術論文82件を公表 な違いがありますが,その違いを乗り越えて,もう一花もふた され,これらの業績により,昭和59年には日本電信電話公社研 花も咲かせてくれることを期待しております。 究開発本部長表彰,平成6年には日本電信電話株式会社研究開 (通信工学科 教授 小島 伸哉) 学友会代表者会議 掲 示 事 務 諸 費 訳 館 事 業 費 内 【収入の部】 (単位:円) 【支出の部】 (単位:円) 科 目 金 額 科 目 金 額 クラブ 等 援 助 費 17,200,000 会 費 21,920,000 一般学生事業援助費 3,416,000 学 部 学 生 21,525,000 諸 謝 金 500,000 会 議 諸 費 800,000 編・再入学生 125,000 道工大定期戦諸費 3,000,000 大 学 院 生 80,000 事 務 費 900,000 教 職 員 190,000 旅 費 交 通 費 300,000 印 刷 費 600,000 前年度繰越 9,957,241 雑 費 100,000 雑 収 入 3,000 予 備 費 5,064,241 合 計 31,880,241 合 計 31,880,241 B:二ツ沢分館 8月1日e∼9月17日c 10:00∼15:00 〔昼13時から14時までは窓口業務休止〕 ※全学一斉休暇中<8月8日e∼8月19日b>は休館します。 ■夏休み中の学部学生への特別貸出し〔本館・分館共通〕 貸出期間7月23日c∼8月23日f 返却期間9月24日c 貸出冊数5冊以内(雑誌については1週間以内) ※大学院生については従来どおりとする。 i br a r y 書 事務諸費 平成14年度学友会予算 夏休み中の利用 図 事 業 費 【収入の部】 (単位:円) 【支出の部】 (単位:円) 科 目 予算額 実績額 科 目 予算額 実績額 クラブ等援助費 17,100,000 15,662,131 会 費 21,720,00 21,750,00 一般学生事業援助費 3,446,000 1,380,000 学 部 学 生 21,350,00 21,350,00 諸 謝 金 500,000 360,000 会 議 諸 費 800,000 691,285 編・再入学生 125,000 125,000 道工大定期戦諸費 1,000,000 0 大学院生 85,000 85,000 事 務 費 900,000 409,740 教 職 員 160,000 190,000 旅費交通費 300,000 179,280 印 刷 費 600,000 7,350 雑 収 入 5,000 2,013 雑 費 100,000 69,887 前年度繰越 6,964,901 6,964,901 予 備 費 3,943,901 0 合 計 28,689,90 28,716,91 合 計 28,689,901 18,759,673 訳 平成14年度予算編成方針 ①本予算(案)は,昨年度の決算報告書を基に,学友会事務局にお いて作成した。 ②今年度の会費収入は前年度とほぼ同額となるので,予算編成は昨 年度並みとした。 ③事業費項目の道工大定期戦諸費は,本年度が遠征年に当るので事 務諸費項目の予備費に含まれている道工大定期戦遠征費積立分か ら200万円を加え,300万円とした。 ④別表,平成14年度団体別予算(案)については,学友会事務局に おいて,幹部会より提出された「査定案」および各団体の活動状 況などを参考に算出している。 ⑤予備費の中には,道工大定期戦遠征援助費積立分(約200万円)を 含めている。また,来年度以降の会費減収を見越し,増額した予 算を組んだ。 ⑥課外連所属クラブ予算の内訳については,後日,学友会事務局会 議を開き,幹部会より提出された「査定案」をもとに決定するこ ととしたい。 平成13年度学友会決算 内 平成14年度学友会代表者会議が,岩崎学長(学友会会長)をは じめ約30名の学友会各団体代表により,4月26日(金)に開催さ れました。会議は平成13年度決算報告ならびに監査報告がなされ, 続いて学友会学生事務局員および幹部会(学部学生会・課外活 動連合委員会・報道部会・応援団・大学祭実行委員会)から提 出された「査定案」をもとに,学友会事務局から提案された平 成14年度予算(案)が審議され,承認されました。 板 図書館の8月から9月の開館スケジュールなどは下記のとお りです。本館・分館それぞれ事情により開館日が異なりますの で注意してください。 ■夏休み中の開館日程 A:香澄町本館 8月1日e∼9月17日c 10:00∼17:00 〔昼12時から13時までは窓口業務休止〕 ※全学一斉休暇中<8月8日e∼8月19日b>は休館します。 8月26日b∼8月30日f 休館〔蔵書点検のため〕 表紙写真:香澄町キャンパスの食堂風景 撮影・本学写真部・工業意匠学科3年 野呂 知功 12
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