イタリア政府観光局(ENIT) ニュース・レリース★NEWS RELEASE★COMUNICATO STAMPA 2013年6月7日 イタリアを自転車で楽しむ Ciclo Turismo サイクリング愛好家の多い自転車王国イタリア。その楽しみ方はいろいろです。 旅行者にとって一番手軽なのは、ホテルや観光地で貸し出すレンタル自転車を利用 することで、サイクリングでイタリアの歴史中心街や湖水地帯、美しい丘陵地を巡 るのは楽しい経験となるでしょう。ミラノ、フィレンツェ、フェラーラをはじめ多 くの町でも旅行者用自転車のレンタルを実施しています。 また世界的に注目を集める「ジロ・ディタリア」をはじめとして自転車ロードレー スやイベントもイタリアでは多く開催されるので、そのような大会を観戦、応援で イタリアを訪れるのも、一味違った旅となるでしょう。実際に、多くの日本人が自転車レースにも参加したり、ツアーが組まれ るなどしてイタリアを自転車で楽しんでいます。ジロ・ディタリアのような本格的プロレースから、ワンデーレース、グランフ ォンド、愛好者や市民サイクリング大会まで、イタリアで開催される自転車イベントは実に様々です。人気の大会へは観戦や参 加ツアーも組まれており、本場の雰囲気を気軽に楽しむことも可能です。主な自転車イベントの一部をご紹介しましょう。 主な自転車イベント ◆『ジロ・ディタリア Giro d’italia』 http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2013/en/ 毎年 5 月に約 3 週間にわたりイタリア全土を舞台に開催される自転車プロロードレースで、 世界最高峰のグランツールのひとつ。 日本でも J スポーツなどのテレビでの実況放送や、雑誌などで多く取り上げられています。 ◆『ミラノ・サンレモ MilanoSanremo』http://www.steephill.tv/classics/milan-san-remo/ 一日で勝負を競うワンデーレース最高峰の2つの大会として、ジロ・ディ・ロンバルディアとともに有名。 ◆『ジロ・ディ・ロンバルディア Giro di Lombardia』 http://www.gazzetta.it/Speciali/GiroLombardia/en 毎年 9 月下旬か 10 月上旬にコモ湖畔レッコ~ベルガモ間で開催されるワンデーレースの最高峰のひとつ。コースの一部でもあ るギザッロ峠には、サイクリストの聖地ともいえる「マドンナ・デル・ギザッロ教会 Santuario Madonna del Ghisallo」があ り、教会内には名選手達の自転車等も展示され、世界中のサイクリストがここを訪れています。 ◆グランフォンド Granfondo とよばれる 160km 以上の本格的長距離走自転車レースは、5 月中旬 ~10 月初旬頃にかけて数多く開催されます。自転車メーカーなどが主催し、ツアーも組まれて日本 からも参加する方も多くいます。 有名なものには; 『グランフォンド・ピナレロGranfondo Pinarello』 http://www.cyclingtime.com/pr/pinarello/15granfondo08/attraction.html 『グランフォンド・コルナゴ 』http://www.granfondocolnagodesenzano.com/en/ 『グランフォンド・カンパニョーロ・ローマ』http://www.granfondoroma.com/en/などがあります。 ◆メディオフォンド、グルメフォンド:山岳も多く厳しいレースのグランフォンドに対し、より気 軽に参加できる大会です。協会規定ではメディオ・フォンドの距離は 120~160km。 ©Ciclissimo ◆『エロイカ L’Eroica』 http://www.eroicafan.it/en http://inbici.terresiena.it/ ヴィンテージ自転車の祭典ともいえる愛好者レース。 「英雄」の名がつけられたこのイベントは、毎年 10 月の第一日曜日にトス カーナ州シエナ県の美しい田園風景の中で開催されます。38km から 205km まで 4 コースがあり、参加者が選択できます。 日本でもこのエロイカとのオフィシャル姉妹イベント「L’英雄」が 5 月に河口湖で開催されました。 ◆『フィレンツェ 2013』 (UCI 世界自転車選手権ロードレース 2013)http://www.florence2013.com また今年の自転車の世界選手権大会 World Cycling Championships はイタリア・トスカーナ州で 2013 年 9 月 22-29 日まで、フ ィレンツェ、ピストイア、ルッカなどを舞台に開催されます。 (イタリア語名称 Mondiali di Ciclismo a Firenze ) イタリア政府観光局(ENIT) 一般庶民にも、家族やグループでの自転車での観光は人気があります。週末やバカンスなどで手軽に自然、歴史、文化を堪能で きる自転車のサイクリングルートが、イタリア各州の観光地で紹介されています。一例をご案内しましょう。 サイクリングルート例 ◆日本人観光客も多いローマ・旧アッピア街道でのサイクリングIn bici sull’Appia Antica ローマのサン・セバスティアーノ門から、旧アッピア街道沿いにある古代ローマ遺跡やカタコンベ を観光し、自然の中を巡る、初級者向け 17km のルート。古い敷石の道は自転車を手で引いて行く と良いでしょう。 またローマのあるラツィオ州では、他にもッテラチーナからスペルロンガ、ガ エータまでのティレニア海沿い 32km を巡る中級向けサイクリングルートなどもあります。 www.ilmiolazio.it/it-IT/itinerari ◆ポー河流域・自転車の街も多いエミリア・ロマーニャ州 Cycle Tourism in Emilia Romagna 自転車の街として特に有名な世界遺産のフェッラーラFerraraをはじめとし て、レンタサイクルで街や近郊、丘陵巡りを楽しむことができます。 州観光局ホームページ内『自転車ツーリズム』 http://www.bikeemiliaromagna.com ではボローニャ、 パルマ、 フェッラーラ、 ラヴェンナ、ピアチェンツァなどの主要都市を起点としたサイクリングルー トを地図、距離、難易度などの情報とともに紹介しています。 また、下記のサイトでは、同じく主要都市を起点としたサイクリングルート を、初心者及び旅行者向け数 km の市内巡りコースも含め、距離、観光名所 などの情報とともに紹介しています。http://www.cycle-r.it/en/ ◆世界遺産ドロミーティを自転車で! Siti Unesco Dolomiti in bicicletta ドロミーティ山塊があり、山岳サイクリングもさかんなトレンティーノ・アルト・アディジェ 州では、温泉観光保養地のメラーノやボルツァーノなどを起点とした魅力的で本格的な山岳・ 渓谷サイクリング・マウンテンバイクルートを州ホームページで紹介しています。 www.suedtirol.info/en/Destinations--Things-To-Do/Cycling--Mountain-Biking.html またドロミーティの真珠コルティナ・ダンペッツォでも、自転車で雄大な自然を楽しむルート を観光客に紹介しています。http://cortina.dolomiti.org/index.cfm/vacanze-tema/Bike-Resort ◆北イタリアの湖水地帯(コモ湖、マッジョ―レ湖、ガルダ湖、イゼオ湖など)は湖畔を自転車で 走りやすく、サイクリストに人気があります。ロンバルディア州の HP でも湖水エリアを自転車で巡 るルートを紹介しています。http://www.bicitalia.org/laghi/index.htm ◆ヴェネト州 http://www.veneto.to/itinerari-dettaglio?path=/Itinerari/Sportivi/Cicloturismo-itinerari&lang=it サイクリストに人気のあるガルダ湖や、ドロミーティなどの自然に恵まれたヴェネト州は、世界最高級品といえる自転車・部品 メーカーが集まっており、関連メーカー各社が主催する有名なグランフォンドも多く開催されます。 ◆トスカーナ州の丘陵地帯 世界遺産の街々やオルチャ渓谷など糸杉とゆるやかな丘陵地の景 色が美しいトスカーナ州もまたサイクリストに人気の地です。 http://www.turismo.intoscana.it/intoscana2/export/TurismoRTen/sito-TurismoRTen/Tema/bicyclingtourism.html_956172865.html http://inbici.terresiena.it/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=22&Itemid=6&lang=en ◆南イタリア他、美しい風景や長い歴史を誇る文化遺産、豊かな食も楽しめる南イタリアもサイクリストに人気の地で、シチ リアを中心とした地中海自転車巡り情報も紹介されています。http://www.medinbike.com/ また、美しい海岸線がある、サルデーニャ州のサイクリングガイド(英語)は 次のサイトからダウンロードできます。 www.sardegnaturismo.it/documenti/2_46_20090326125710.pdf なお、自分の自転車をイタリアへもっていく場合は、航空会社各社までお問い合わせ下さい。規定は運行会社により異なります が、通常自転車はハンドルは外して自転車と平行に、タイヤの空気は抜いた状態で専用バッグに収納されているなどの必要があ ります。 アリタリア・イタリア航空 のスポーツ用具の取扱い情報はホームページをご覧下さい。 http://www.alitalia.com/JP_JA/your_travel/baggage/special_baggage/index.aspx
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