【2】経済的な自立の状況について 1.親からの自立について (1)親からの経済的な独立(問 16) 問 16.現在、あなたは親から経済的に独立していますか。(○印1つ) 親からの経済的な独立については、全体の約6割(60.3%)が独立していることを認 識している。 性別では大きな差は目立たないが、年齢別では、20~24 歳の7割程度が「独立してい ない」と認識しているのに対して、25 歳以上ではおおむね7割が独立を認識している。 現在、独立している 独立していない 無回答 凡例(%) 全体(N=484) 60.3 38.6 1.0 【性別】 男性(n=187) 57.8 女性(n=296) 40.6 61.8 1.6 37.5 0.7 【年齢別】 20~24歳(n=128) 25~29歳(n=135) 30~35歳(n=219) 32.0 68.0 68.1 30.4 71.7 21 26.9 1.5 1.4 (2)経済的に独立できていない主な理由(問 17) 問 17. (問 16 で2と回答した方に)経済的に独立できていない、主な理由はどのよう なことですか。(○印3つまで) 経済的に独立できていない主な理由としては、「パート・アルバイトなど非正規なの で収入が少ない(不安定な)ため」の割合が 24.6%と最も高く、ほぼ並んで「大学や専 門学校などに在学中のため」が 23.5%で続いている。以下「正規雇用で働いているが収 入が少ないため」(18.7%)、 「経済的に独立する必要性を感じないから」 (16.0%) 、 「就 職を希望しているが就職できないため」(12.3%)の順となっている。 (%) 0.0 10.0 20.0 パート・アルバイトなど非正規なので 収入が少ない(不安定な)ため 24.6 大学や専門学校などに在学中のため 23.5 正規雇用で働いているが収入が少ないため 18.7 経済的に独立する必要性を感じないから 16.0 就職を希望しているが就職できないため 12.3 希望の職業に就くために勉強中だから 8.0 病気等により体調が悪いため 7.5 障害があるため 4.8 その他 無回答 30.0 14.4 1.6 全体(n=187) なお、「その他」が 14.4%みられるが、次のような回答があがっている。 ・親と一緒に住んでいるから ・結婚していないため ・子育て、子どもがいるため ・実家に住んでいるから ・シングルマザーのため ・先日仕事を辞めたため ・同居のため、食費や光熱費を出してもらっている ・引きこもり・・・など 22 年齢別でみると、特に 20~24 歳の年齢層では、他の年齢層に比べ「大学や専門学校 などに在学中のため」「希望の職業に就くために勉強中だから」を理由とする割合が高 くなっている。また、25~29 歳では、他の年齢層に比べ「パート・アルバイトなど非正 規なので収入が少ない(不安定な)ため」の割合が高く、年齢が上がるほど「正規雇用 で働いているが収入が少ないため」「経済的に独立する必要性を感じないから」などが 高く、年齢による差が目立っている。 ー ( い 非 パ 学大 正 中学 不規 ト の や 安な ・ た専 定の ア め門 なでル 学 収バ 校 た入 イ な めが ト ど 少な に など 在 ) 収正 入規 が雇 少用 なで い働 たい めて い る が を経 感済 じ的 なに い独 か立 らす る 必 要 性 職就 で職 きを な希 い望 たし めて い る が 就 勉希 強望 中の だ職 か業 らに 就 く た め に た病 め気 等 に よ り 体 調 が 悪 い 障 害 が あ る た め そ の 他 全体(n=187) 24.6 23.5 18.7 16.0 12.3 8.0 7.5 4.8 14.4 年 20~24歳(n=87) 齢 25~29歳(n=41) 別 30~35歳(n=59) 17.2 36.6 49.4 0.0 17.2 19.5 11.5 19.5 6.9 14.6 13.8 4.9 1.1 12.2 1.1 7.3 9.2 12.2 27.1 1.7 20.3 20.3 18.6 1.7 13.6 8.5 23.7 23 2.経済的に独立するために必要な支援(問 18) 問 18.若者が、経済的に独立するためには、どのような支援が必要と思いますか。 (○印3つまで) 経済的に独立するために必要な支援としては、「就職先を紹介する支援」の割合が 53.3%と最も高く、次いで「仕事に役立つ資格や技能を身につけるための支援」が 39.0% で続いている。以下「企業誘致などの雇用の創出」 (33.7%)、 「資格取得のための経済 的な支援」 (30.4%)、 「就職できるまで指導やアドバイスする支援」 (20.9%)の順となっ ている。 性別では、男性は女性に比べ「企業誘致などの雇用の創出」を求める割合が高く、女 性は「就職先を紹介する支援」「仕事に役立つ資格や技能を身につけるための支援」な どで男性の割合を上回っている。 【性別】 (%) 0.0 20.0 40.0 就職先を紹介する支援 60.0 0.0 20.0 46.0 58.1 34.8 41.9 39.0 企業誘致などの雇用の創出 42.2 33.7 資格取得のための経済的な支援 28.4 28.3 31.8 30.4 就職できるまで指導やアドバイスする支援 21.4 20.6 20.9 簡易な仕事などの就労体験の場の提供 15.0 13.9 14.3 就労支援をしている機関に ついての情報提供 12.8 11.8 13.5 進学のための奨学金 12.2 10.2 13.5 特にない 無回答 60.0 53.3 仕事に役立つ資格や技能を 身につけるための支援 その他 40.0 4.1 全体(N=484) 3.2 4.4 7.5 3.4 5.0 2.7 2.4 2.5 24 男性(n=187) 女性(n=296)
© Copyright 2024 Paperzz