男性の生活と仕事に関する意識調査(ダイジェスト版) 千葉市女性センターでは、 「男性の生活と仕事に関する意識調査」を実施しました。 この調査は、男女共同参画社会の形成にむけて、女性だけでなく、男性の意識のあり方が 重要であるとの観点から、男性のライフスタイルに対する考え方や家庭、地域、職場での活 動の実態を調査し、今後の施策等のための基礎資料として活用することを目的としています。 この概要版は、本調査の概要をまとめたものです。 ◆調査の対象 千葉市在住の満 25 歳以上 65 歳未満の男性 3,000 人(無作為抽出) ◆調査の方法 郵送による配布および回収 ◆調査の期間 平成 15 年 10 月 1 日~平成 15 年 10 月 20 日 ◆回収状況 有効回答数 657 票 有効回答率 21.9% 理想とするライフスタイル(家庭・地域・仕事) 理想とするライフスタイル(家庭・地域・仕事)については、「家庭や地域活動と仕事を、 バランス良く両立させる」が 28.2%、次いで「家庭・地域活動・仕事も尊重するが、自分の 時間を大事にする」22.7%、「地域活動や仕事も尊重するが、家庭を優先させる」22.2%、 「家庭や地域活動も尊重するが、仕事を優先させる」14.8%という結果になっています。 総数=657 0 5 10 15 20 25 28.2 バランス良く両立 自分の時間を大事に 22.7 家庭を優先 22.2 14.8 仕事を優先 4.9 何よりも自分の時間を優先 仕事に専念 2.0 家庭に専念 0.8 地域活動を優先 0.8 地域活動に専念 その他 無回答 % 30 0.2 1.2 2.4 1 自宅での一日の過し方 家族との会話や食事、団らんなど(平日・休日) 家族との会話や食事、団らんなどの時間は、平日では、「30 分~1 時間未満」が 27.5% と最も高く、次いで「1 時間~2 時間未満」の 22.1%、「30 分未満」の 18.9%、 「3 時間 以上」の 9.7%となっています。 休日では、 「3 時間以上」が 36.5%と最も高く、次いで「1 時間~2 時間未満」の 18.0%、 「30 分~1 時間未満」の 13.2%、 「2 時間~3 時間未満」の 13.1%、 「30 分未満」の 7.9% となっています。 総 数 =657 0 5 10 15 20 25 30 10.7 該当しない(平日) 7.6 (休日) 18.9 30分 未 満 ( 平 日 ) 7.9 (休日) 30分 ~ 1 時 間 未 満 ( 平 日 ) 27.5 13.2 (休日) 1時間~2時間未満(平日) 22.1 18.0 (休日) 8.2 2時間~3時間未満(平日) 13.1 (休日) 9.7 3時間以上(平日) (休日) 無回答(平日) 35 % 40 36.5 2.9 (休日) 3.7 仕事以外の地域での活動 仕事以外の地域での活動については、「現在、活動している」が 18.7%、 「関心はあるが、 活動はしていない」が 54.0%、 「関心はない」が 26.2%となっています。 総数=657 関心はない 26.2% 無回答 1.1% 現在、活動している 18.7% 関心はあるが、活動 はしていない 54.0% 2 仕事をしてきた経験を通じて<得られたもの・増えたもの> 仕事をしてきた経験を通じて<得られたもの・増えたもの>については、 「お金」の 58.1%、 「視野の広さ」の 47.5%、 「友人」の 43.5%、 「協調性」の 38.4%、 「自信」の 35.9%、 「規 則的な生活」の 31.8%といった順になっています。 総 数 =657 ( 複 数 回 答 ) 0 10 20 30 40 50 60 % 70 58.1 お 金 47.5 視 野 の 広 さ 43.5 友 人 38.4 協 調 性 35.9 自 信 31.8 規 則 的 な 生 活 22.5 意 欲 18.3 趣 味 14.0 精 神 的 安 定 10.7 身 体 の 健 康 8.4 家 族 と の 会 話 4.3 時 間 的 ゆ と り 3.0 近 所 づ き あ い 3.5 と く に な い 2.4 無 回 答 仕事をしてきた経験を通じて<失ったもの・減ったもの> 一方、仕事をしてきた経験を通じて<失ったもの・減ったもの>は、「時間的ゆとり」が 56.5%と最も高く、次いで「身体の健康」27.5%、 「規則的な生活」19.9%、 「趣味」15.8%、 「精神的な安定」15.5%、「家族との会話」14.6%、「近所づきあい」13.9%などとなって います。 総 数 =657 ( 複 数 回 答 ) 0 10 20 30 27.5 身 体 の 健 康 19.9 規 則 的 な 生 活 15.8 趣 味 15.5 精 神 的 安 定 14.6 家 族 と の 会 話 13.9 近 所 づ き あ い 6.8 友 人 5.5 お 金 自 信 視 野 の 広 さ 協 調 性 4.3 2.6 2.6 0.9 20.7 と く に な い 無 回 答 50 % 60 56.5 時 間 的 ゆ と り 意 欲 40 3.5 3 もっとほしい時間 もっとほしい時間は、 「ゆっくり休息する時間」が 33.9%と最も高く、次いで「家族で過 す時間」の 21.0%、 「一人で過す時間」の 11.4%となっています。 総 数 =657 0 5 10 15 20 25 21.0 家族で過す時間 11.4 一人で過す時間 友人と過す時間 9.1 学習の時間 地域での活動をする時間 8.8 4.4 2.6 6.4 その他 無回答 35 33.9 ゆっくり休息する時間 仕事にあてる時間 30 % 40 2.3 今後の課題 課 題1 家庭生活・仕事・地域活動のバランスがとれる環境づくり 家庭生活・仕事・地域活動がバランス良く展開できるような環境づくりが必要になってい る。労働時間短縮などの社会的な取り組み、企業の理解を促進するPR活動、家庭生活に関 わる講座、地域活動促進のための施設整備や講習会などが必要であると思われます。 課 題2 家庭での家事・子育てへの男性の参加促進 家事や子育てへの男性の参加を促進するよう、男性向けに料理や家事、子育てなどを学べ る機会が多く準備されることが望ましいと考えられます。 課 題3 男性の地域活動への参画推進のための場づくりと情報提供 「ボランティアなどの地域活動」や趣味のサークル活動、講座や講習会など多様な場や機会 が準備されることが望ましいと考えられます。 こうした交流の場や機会を創出するために、各種の講座やイベントなどの取り組みや、地 域社会での交流の活性化に向けた広報活動・情報提供を積極的におこなうことが求められて いると思われます。 発行日:平成 16 年 1 月 発 行:千葉市市民局生活文化部男女共同参画課 千葉市女性センター 電話 043(245)5060 電話 043(209)8771 ※なお、本調査報告書は千葉市女性センター及び市内図書館にございますので、詳しくはそちらをご覧ください。 4
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