海岸環境工学研究室 教育・研究・社会貢献活動報告2015(PDF)

海岸環境工学研究室
教育・研究・社会貢献活動報告
「海岸を護る、人を守る、環境を守る」
鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域水産学系水圏科学領域
海岸環境工学研究室 教授;西 隆一郎
連絡先:
〒890-0056 鹿児島市下荒田 4 丁目 50-20
℡ 099-286-4101
Email; [email protected]
Email; [email protected]
海岸環境工学研究室 HP; http://coastalresearch.sakura.ne.jp/
内容目次
・海岸環境工学(西
隆一郎)研究室の活動方針と運営状況
・海岸環境工学研究室のこれまでの研究紹介と研究可能分野等
・地域に根差した研究を地図で紹介
・研究室メンバ-(旧メンバ-を含む)の受賞・表彰等
・社会貢献リスト(西
隆一郎)
・海岸環境工学研究室の近年の活動紹介
・研究成果の社会還元;
海岸環境工学研究室 HP のアクセス状況(2015 年 6 月 4 日現在;過去一か月分))
・付録; 研究業績
付録 A; 共同研究・受託研究・奨学寄附金等の企画書(案)
付録 B; 近年の研究論文等
付録 C: これまでの研究業績等
研究室の活動方針と運営状況
海岸環境工学(西
隆一郎)研究室の活動方針と運営状況
梅雨の時期を迎えましたが、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
海岸環境工学(西 隆一郎)研究室では「海岸を護る、人を守る、環境を守る」を合言葉に海岸環
境工学の教育・研究・社会貢献に携わっています。日本の沿岸域は,自然環境や豊富な魚介類に恵ま
れながらも海岸海洋災害が多発し、沿岸域の持続性ある発展のためには,海岸保全(防災・減災)
,
環境(生態系)保全,利用(親水活動・漁業)の調和が必要です。例えば,2011 年 3 月 11 日の東日
本大震災では、海岸の砂浜や砂丘そして干潟の大規模な消失、リアス式湾などの海底環境の変化、沿
岸域の地盤沈下による漁港や港湾岸壁の水没現象、貝毒の多発とホタテ養殖の減少、加えて、特に福
島県海域では海域利用者が激減しました。沿岸域の復興を進めるためには、
「災害も人も自然も技術」
も総合的に理解した技術者・研究者が求めらており、当研究室ではそのような人材を輩出すること
を心がけています。
研究室メンバ-は、
「沿岸環境モニタリングシステムの開発」
、「鹿児島湾や有明海及び東北沿岸域
等での海底底質調査」
、
「沿岸域の食物連鎖を支える陸域からの栄養塩供給機構の解明」
、
「アカウミガ
メの上陸産卵地保全や産卵地固執性に関する研究」
、
「重富干潟の物理環境調査」
、
「海砂採取による環
境影響評価」
、
「海洋ゴミの分布調査」
、
「マルチコプタ-の応用」、
「マングロ-ブ林保全のための環境
調査」
、
「砂浜や砂丘の侵食と海岸保全」
、
「水難事故を減らすための海域安全利用および沿岸域の流れ
に関する研究」
、
「流速分布とかごの漁獲機構に関する研究」等を行っています。このように、研究室
では、海岸および沿岸域の工学・環境学・水産学的な課題に関し、「公益に資すること、成果を教育
に還元すること、研究内容を社会に公開すること」と言う基本方針に基づいて、博士課程では、環境
系のナイジェリア人留学生、工学系の日本人社会人学生、水産学系の韓国人留学生、そして、日本人
の修士課程学生、学部 4 年生で構成される研究室メンバ-が、日夜を問わず研究活動に励んでいま
す。しかし、学部生と修士課程学生の教育・研究に関しては、特に今年度から、校費枠での予算がほ
とんど配分されず、現状では、消耗品や旅費の工面を含めてかなりの支障をきたしております。
また、2011 年 3 月 11 日に東日本大震災が発生し、東北の地域に住む方々と地域社会に甚大な被災
が発生しました。被災の様子を確認しながら、理工学研究科で海岸保全や海岸災害の研究活動に従事
していたこと、さらに、現在の所属が水産学で水産海洋学を担当しているために、職責として、東北
地方の復興支援、沿岸環境のモニタリング支援を当面 3 年間は行うべきと決意しました。そして、
岩手県水産技術センタ-に技術的な支援物資を持参し、継続的な技術支援を行っています。福島県水
産部への技術支援では、暴風雨や暴浪中の調査で海水をかぶり調査機材を壊したり、合計 70kg の特
殊な調査機材を背負い両手に携え持てない物は首からぶら下げ、機材分を含めて 2 人分の航空機座
席費用を支払ったりしながらも、可能な範囲で支援を継続しました。一方、福島の為にわざわざ鹿児
島から来てくれたのだからと、嵐状態の海で危険を顧みずぎりぎりまで操船を続け、現地調査に協力
していただいた漁船の地元船長もいました。研究費やマンパワ-も足りない中で、研究室の資金や個
人の資金をつぎ込んでの復興支援は 3 年が限界と思っていたのですが、2014 年度後半に、福島の水
産技術者から「これからどうしてもらえるのですか」
、岩手では「これからの 10 年間あるいは 20 年
間を見据えて技術支援して下さい」と言われました。西研では研究室の学生と共に「困っている人・
研究室の活動方針と運営状況
助けを求めている人を支援する」と言う基本方針で被災地支援を継続したいと思っていますが、既に
個人的な資金や研究室の資金は底をついた状態で、苦慮している状況です。
上述したような教育・研究・社会貢献活動を海岸環境工学研究室では行っていますが、現在大学の
学部および博士前期課程(修士課程)に関しては、教育及び研究目的の予算がほとんど支給されない
状況となっています。文部科学省や財務省は高等教育研究機関に十分な予算を配分しているとの公式
見解もありますが、実際には教育に限定してもほぼ不可能ではないかと言う予算しか、末端の一研究
室には配分されません。これは、当方の研究室だけでなく、多くの地方国立大学で同じような状況と
なりつつあります。また、博士後期課程学生に関しても、3 年と言う限られた時間と限られた予算で
は、学位(博士号)を取得することが困難ともなっております。欧米諸国等においては、3 年間で博
士課程の教育と研究活動を修了して学位を取得することは、もはや運が良いとしか言えない状況です
が、我が国においては、トコロテン方式とも言って良い方式で 3 年間を目途に修了させることが、
原則として要求されており、現場で博士課程学生の教育・研究を担当する教員の葛藤を招いています。
次世代を担う技術者・研究者の育成、人材育成としての国際貢献、そして、被災地の震災復興支援は、
継続的に積み上げられることで、社会貢献の度合いが増すものと存じますが、現状では、使途が限定
される外部資金で何とか研究室を運営している状況です。
なお、海岸環境工学研究室の基本的な教育・研究・社会貢献活動方針にご賛同いただける組織や個
人におかれましては、社会人修士課程や博士課程へのご入学、共同研究等を通しての技術開発と応用
等で、産学連携にご協力いただければ幸いです。研究室では、ボランティアの様な形での技術支援や
コンサルティングも行っておりますので、積極的にお声をかけていただければ幸いです。
鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域水産学系水圏科学領域
海岸環境工学研究室 教授;西 隆一郎
連絡先:
〒890-0056 鹿児島市下荒田 4 丁目 50-20
℡ 099-286-4101 携帯 090-3073-9694
Email;[email protected] Email; [email protected]
研究室紹介 2015
鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域水産学系水圏科学領域
海岸環境工学研究室のこれまでの研究紹介と研究可能分野等
亜寒帯から亜熱帯に位置する日本沿岸では,陸域や外洋から供給される栄養塩等により多様性に富
む水圏生態系が存在しています.一方,海岸海洋災害が多発し,災害リスクの高い沿岸域環境でもあ
ります.自然環境や生物生産性に恵まれながらも災害リスクの高い沿岸域で、持続性のある発展を図
るためには,環境(生態系)保全,防災・減災,および,住民利用が調和かつ統合化された形での新
しい沿岸域保全・管理手法の研究が必要であり,くわえて、我が国初の国際貢献が求められる分野で
もあります.例えば,大規模災害後の大型保全工事では、必ずしも、生態系や水産漁獲等への環境ア
セスメント(環境調査)が十分に行われておらず,
「保全・環境・利用」が統合的に考慮されていな
い海岸管理が出現しており、総合的な海岸管理に関する研究は、喫緊の課題とも言えます.また,高
等教育研究機関の教育者・研究者としては,公益的な観点から,市民や子供達向けの啓発教育と技術
者教育に関する研究も特に必要な課題と考えています。このような問題意識のもとに、過去 30 年間
で,海岸や沿岸域の総合的な環境保全に関する研究を行ってきました。
以下に、当研究室で可能な研究課題などを示しますが、これら以外の課題に関しても、対応可能な
分野がありますので、ご要望があればご連絡ください.
(1) 沿岸環境モニタリングシステムの開発および水圏 GIS の応用・・・沿岸域の地形,水質,底
質などを中程度の精度を維持しながら安価かつ迅速に計測し,可視化できる計測システムの
開発を行っています.その応用として,例えば,福島県相馬市松ヶ浦等での被災地調査を行
い,結果を関係機関や地元に公開しています.
(2) 沿岸域の底質特性・・・鹿児島湾内,島原湾内,福島県相馬市松川浦,屋久島西方海域など
の底質組成や有機物・硫化物などの分析を行い,水質変化よりも長期間の時間スケ-ルで生
じる沿岸海域の自然および人為的環境変化について研究を行っています.
(3) 沿岸域における栄養塩供給機構・・・栄養塩の現地調査及び水圏GIS等を用いて,沿岸域
の生態系保全や一次生産量推定の基礎となる陸域からの栄養塩供給機構および供給量の推定
に関する研究を行っています.基本的に,森(陸)~地下水・河~海の連環機構(物質循環)
に関する研究です.
(4) 東日本震災復興・・・2011 年 3 月 11 日に発生した地震・津波・放射能問題により東北地方
太平洋岸の自然環境・水産環境は大きく変化しました.そこで,復興支援の一環として,岩
手県水産技術センタ-および福島県水産試験場と共同で沿岸域の環境調査(地形・底質・水
質・流況等)を継続中です.また,津波による沿岸域の大規模侵食に関する研究も行ってい
ます.
研究室紹介 2015
(5) 沿岸域の環境保全・・・アカウミガメの上陸産卵地保全や産卵地固執性に関する研究,海岸
砂丘林やマングロ-ブ林の環境解析や,鹿児島湾奥の重富干潟環境調査などを行っています。
.
また,水族館とイルカを多数飼育するためのイルカ水路の環境調査及び(新)水路設計に関
する研究も行いました.アカウミガメの上陸産卵地固執性調査に関しては,今年度に全国 40
以上の新聞で報道されています.
(6) 沿岸域での海砂採取による環境影響評価・・・西日本沿岸域では建設用骨材として沿岸域の
海底から砂を大量に採取しています.この海砂採取が,沿岸域の環境に与える影響について
研究を行っています.
(7) 海岸保全・・・津波,台風・ハリケ-ンなどの海岸海洋災害による,沿岸域の砂質性海浜,
砂丘,地域コミュニティ-,重要施設等の被災や復旧に関するものであり,国内外での研究
活動を含みます.例えば,沿岸域に立地する発電施設前面の砂浜・砂丘地形の侵食予測につ
いても研究を行っています.
(8) 沿岸域の安全利用・・・浅海域利用時の水難事故を減らすための現地調査と啓発教育に関す
るもので,海上保安庁等と約 7 年間共同研究を行いました.対象海域は,全国各地の砂質性
海浜,サンゴ礁性海岸,河口,インレット(海潟湖湖口)などです.また,沿岸域の安全利
用に関する講演会も全国各地で開催し,学術的な現象解明に対して,海上保安庁および(財)
水路協会より表彰がなされました.
(9) 沿岸・海岸環境の技術者教育と啓発教育・・・次世代を担う子ども達,一般市民,そして、
技術者の啓発教育に役立つ資料の開発や,講演会や観察会などの啓発教育を実践しています.
地域に根差した研究
地域に根差した研究を地図で紹介
地域に根差した研究
受賞・表彰等
研究室メンバ-(旧メンバ-を含む)の受賞・表彰等
西
隆一郎(教授)
1990 年 7 月
銀色有功賞(日本赤十字社)
1991 年 4 月
金色有功賞(日本赤十字社)
2006 年 9 月
第十管区海上保安本部本部長表彰
2007 年 3 月
水路技術奨励賞(財団法人水路協会)
2015 年 4 月
九州環境事務所 感謝状
細谷和範准教授:
(2006 年度~2007 年度ポスドク時期)
1)可視化情報学会 2007 年度論文奨励賞
POD 法を用いた複雑な流れ場の再構成(PIV 計測によって得られた円管群内の流れ場への適用)
2)リモ-トセンシング学会 2007 年度論文奨励賞
九州南岸に接する黒潮暖水塊の挙動に関する研究
マリオ・デレオン准教授(2006~2008 年度理工学研究科博士課程時期)
2008 年の国際サンゴ学会で、米国企業からポストコンファレンスツア-参加費用授与表彰
國生康弘
君(2008~2009 年度 水産学研究科修士課程在学中に)
鹿児島大学スタ-トダッシュ学資金の授与(水産学研究科から 1 名授与)
ジュリアンティ・マヌ博士(2008~2010 年度連合大学院博士課程在学中に)
連合大学院特別セミナ- ベストプレゼンテ-ション賞
渡辺卓也君:
(現在修士課程 2 年生在学中)
2015 年 3 月 学長表彰(学術活動)
2014 年 11 月 九州河川学シンポジウム優秀発表賞(1 名授与)
研究室紹介 2015
社会貢献リスト(西
隆一郎)
・1986 年 4 月~ 鹿児島なぎさを愛する会会員
・1985 年 4 月~ 鹿児島大学工学部海洋土木工学科同窓会「しらなみ会」幹事
・1998 年 1 月
赤木名港エコ・コ-スト検討委員
・2000 年 4 月~ 鹿児島大学工学部同窓会 評議員
・2002 年 4 月~ NPO法人屋久島ウミガメ館理事(副代表)
・2003 年~2005 年 「離岸流等の観測手法及び特性把握に関する研究」事業研究委員会委員
・2003 年 10 月
海岸環境工学の最新事情に関する講演会運営協議会委員
・2004 年 10 月~2005 年
野付崎検討委員会委員
・2005 年 10 月~2007 年 指宿海岸保全技術検討委員会委員
・2006 年~2007 年 「リーフカレントの観測手法及び特性把握に関する研究」事業研究委員会委員
・2007 年~
NPO法人鹿児島なぎさを愛する会理事
・2008 年~209 年(財)水路協会「流況が複雑な海域における海洋情報の収集に関する研究」事業
委員会委員
・2008 年~ 鹿児島県骨材調達協議会委員
・2008 年~ 宮崎海岸侵食対策検討委員会委員
・2008 年~ 宮崎海岸侵食対策検討委員会技術検討分科会委員
・2011 年~2015 年 3 月 31 日 日置市環境保全共同推進会議委員(委員長)
・2012 年度~2014 年度 全国環境自治体会議ひおき市実行委員会委員長
・2012 年~ 宮崎海岸侵食対策検討委員会モニタリング委員会
・2012 年~ 国史跡広田遺跡史跡整備検討委員会委員
・2012 年~ (特別天然記念物リュウキュウコウガイ)メヒルギ再生整備活用検討委員会委員
・2012 年度 水産庁航路埋没対策業務有識者
・2014 年 3 月~2015 年 3 月 鹿児島湾水質等総合調査検討委員会委員
・2014 年~ 長崎鼻地区海岸恒久対策検討会委員長
・2014 年度
洋上風況マップに関する基礎検討委員会委員
技術的な啓発教育の講師など
2015 年 3 月 3 日
港湾空港技術研究所 「マルチコプタ-を使用した沿岸調査法、
沿岸域の生態系を支える地下水による栄養塩供給機構」セミナ-講師
2014 年 12 月 12 日 建設コンサルタンツ協会 海岸:海洋セミナ-(第 6 回)
「地域に根差した沿岸域管理の進め方」講師
2012 年度 6 月 1 日
(財)鹿児島県建設技術協会 平成 24 年度建設技術研修会講師
2009 年度~2013 年度
OFCF(海外漁業協力財団)研修会講師
2009 年 薩摩川内市「甑島長目の浜シンポジウム}
講師
2009 年 日本ウミガメ会議公開シンポジウム【宮崎の海岸】講師
2009 年度 第一管区海上保安本部「沿岸域で発生する複雑な流れ」講師
2009 年度 鹿児島県土木部「長崎鼻海岸意見交換会」講師
研究室紹介 2015
2008 年度 北太平洋海域ウミガメ保全会議パネラ-
2008 年度 志布志湾防災連絡協議会 「志布志湾の海岸保全」講師
2008 年度 全国会議「渚シンポジウム in 鹿児島」 コーディネ-タ-
2008 年度 「渚シンポジウム」現地見学会講師
2008 年度 第八管区海上保安本部「河口域の流れと安全利用」講師
2007 年度 石垣島防災会議「リーフカレントと海浜の安全利用」講師
2006 年度 横浜市教育委員会管理職危機管理セミナ-「海浜における危険について」
2006 年度 伊作川河口部連絡会議(第 3 回)講師「吹上浜の特性」
2005 年度 第二管区海上保安本部「離岸流の話-海岸の安全利用-」
(塩竈市)講師
2005 年度 第八管区海上保安本部「離岸流の話-海岸の安全利用-」
(鳥取市)講師
2005 年度 第一管区海上保安本部「離岸流の話-海岸の安全利用-」
(小樽市)講師
2005 年度 第十一管区海上保安本部「離岸流の話-海岸の安全利用-」
(那覇市)講師
2005 年度 第三管区海上保安本部「離岸流の話-海岸の安全利用-」
(銚子市)講師
2005 年度 志布志湾防災連絡協議会 「志布志湾の海岸保全」講師
2005 年度 フロリダ大学 海岸・土木工学科 「Rip Current Study inJapan
2004 年度 Coastal& Hydraulic Research Laboratory, US ARMY 「Rip Current Detection」
2004 年度 第九管区海上保安本部 「離岸流の話」
(新潟市)講師
生徒向けの啓発教育の講師など
2014 年度 鹿児島県岸良小学校「ウミガメ講演会」
2014 年度 鹿児島県柏原小学校「津波防災講演会」
2009 年度 遠軽町丸瀬布小学校キャリアアップ授業「日本の美しい海岸環境」
2009 年度 湧別町立芭露小学校キャリアアップ授業「サロマ湖周辺の流れと地形」
2008 年度 熊本県立八代南高等学校キャリアアップセミナ-「学問は道標のない航海」
2005 年度 南種子高等学校「離岸流の話」
2004 年度 鹿児島県立宮之城高等学校「沿岸域の流れ」
2004 年度 鹿児島県立大島高等学校「海岸の安全利用」
2004 年度 都城泉ヶ丘高等学校「安全な海域利用について」
近年の研究活動紹介
鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域水産学系水圏科学領域
海岸環境工学研究室の近年の活動紹介(教授;
西
隆一郎)
2015 年 4 月時点で,海洋環境グル-プに所属する私たちの小さな研究室に,教員一名,博士課程
院生が 3 名(社会人大学院生 1 名+留学生 2 名)と修士課程学生が 2 名,4 年生 3 名が在籍し,沿
岸域や海岸域の環境に関する研究を行っています.また,既に大学院博士課程を修了し,国内外の大
学等に勤務する元研究室メンバ-も,海岸・海洋災害,サンゴ礁海域の海岸保全や環境保全,水圏環
境モニタリング機材や手法の開発等を緩やかな連携で行っています.海に親しむ人にとり最も身近な
空間は,陸地から歩いて接近できる砂浜,砂丘,岩礁,干潟,サンゴ礁,マングロ-ブ林,海跡湖と
言われる場所で,一般には「渚(なぎさ)
」とも呼ばれ,海水浴,散策,釣り,サ-フィン等の水辺
空間として利用されています.この空間はレクレ-ション・癒しの空間,水産業の空間,そして,津
波や高潮,台風などに対する防災・減災のための空間として重要なだけでなく,人間以外の生物の棲
息領域や水質・底質浄化領域としても貴重な水辺空間です.一方,国土の約 3/4 が山地で,産業用地
や住宅用地として使用できる低平地の少ない日本では,渚(なぎさ)空間が埋立地になりやすく,多
様な自然環境の保全と相反する事態が生じています.例えば,江戸時代の東京湾と現在の東京湾を比
較すると,築地(築き固めて造成した土地)の様な人為的改変を加えながらも江都(みずのみやこ)
と呼ばれ豊かな水辺環境を誇った地域が,現在ではほぼ人工化したことが分かります.
海岸域の保全(防災・減災)
,利用の保証(親水活動,漁労活動,文化・歴史的利用等)
,自然環境
の保全に関し,より良い海岸管理・沿岸域管理を実践するためには,海に関わる産・官・学および地
域住民(利用者)がともに話し合う必要性が増していますし,大学がそのような合意形成を支援する
必要性も増しています.そこで,当研究室では,ハイテクな知識や技術だけでなく,ロ-テクな知識
や技術も駆使して,国内外各地において,海岸域・沿岸域の流況,地形,底質,水質,栄養塩などに
関して調査や解析を行い,その結果をできるだけ公開しています.また,学外に対する技術支援や技
術者教育及び公益を目的とした一般市民への啓発教育も継続しています.
研究室のメンバ-は,いろいろな地域や機関から相談のあった防災や水圏環境に関する問題の技術
的解決,あるいは,科学的に重要と思われる問題の解明に日夜取り組んでいます.そして,大学卒業・
大学院修了後には,習得した知識や経験を生かして,海岸・海洋に関する公務員や環境コンサルタン
ト技術者,大学・高専・高校の教員等として社会で活躍しています.
近年,研究室で取り組んでいるテーマについて,以下に幾つか取り上げて説明します.
・東日本大震災後の水産業復興に資する環境モニタリング手法の開発と応用
東北地方が津波の被災から復旧・復興するためには,今後の 5 年間ないしは 10 年間程度を見つめ
た継続的な技術支援が必要です.そこで,東日本大震災後に生じている水圏環境の変化および水産業
への影響を,地域の水産技術者や研究者が比較的簡便にモニタリングできる手法の開発と応用を岩手
県水産技術センタ-と行っています.2014 年度は,リアス式湾内の一次生産性や貝毒の発生に関係
する鉛直混合や水温躍層を把握できる機材を開発しました.また,福島県相馬市の松川浦では津波後
の環境調査を継続しています.
近年の研究活動紹介
図-1 岩手県大船渡湾で 2014 年 2 月 7 日に
写真-1 水温の鉛直分布を計測するため
計測された水温躍層の様子
の観測ユニット
・沿岸域の生態系を支える地下水による栄養塩供給機構
沿岸域の多様性のある生態系を保全するためには,
食物連鎖の基礎生産を支える栄養塩に関する定量的な
評価が必要となります.そして,沿岸域の植物プラン
クトン,底生動物や藻類等に必要な栄養塩は,沖合か
らの供給(海洋起源)の栄養塩に加えて,陸域から沿
岸域へ流入する淡水起源の栄養塩があります.陸域か
らの栄養塩供給に関しては,従来,森・川・海の連関
作用として研究されていますが,地球全体での淡水の
賦存量(現存量)を考えれば,河川水よりも地下水に
よる栄養塩供給量が大きい可能性もあります.そこで、当研究室では、現地調査や GIS を用いて,
河川および地下水を経由して沿岸域に供給される栄養塩の供給機構に関して研究しています.
図-4 地点毎のクロロフィル a(Chl.a)と天文潮位(2013 年 8 月)
近年の研究活動紹介
・海岸の物理現象理解に対するマルチコプタ-の応用
様々な災害現場や自然事象の把握に対して,近年,マルチコプタ
-が応用されつつあります.マルチコプタ-運用にあたっては各種
の制約がありますが,操縦訓練を積んだ研究者や技術者であれば迅
速に空間分解能の高い空撮画像や動画を取得できます.加えて,沿
岸域の保全計画作成などでは,工学系の研究者や技術者以外に,生
物系の研究者,環境保全に関わる NPO 法人等の職員,地域の一般
市民も加わり総合的な立案作業を行いますので,対象領域や底で起
きている現象の「見える化・視覚化」に対するマルチコプタ-利用に対する要望があります.そこで,
海岸域での環境調査,被災状況調査,下水処理水の拡散状況調査,海浜流の流況調査,水産養殖施設
の配置や周辺環境,赤潮調査等での可視化に関して,マルチコプタ-を応用する研究を行っています.
写真-2 使用したマルチコプタ-
写真-3 サンゴ礁海域の地形と流れ
・海砂採取の周辺環境への影響評価調査
西日本の沿岸域では建設・建築骨材用に,海底の砂を大量に採取しています.鹿児島県においても,
島嶼圏を含む各沿岸域で骨材用の海砂採取を実施しています.そして,図-1 に示す様な沖合での海
砂採取の影響で,隣接した海岸の海浜侵食が生じていないか調査し環境影響評価を行う必要がありま
す.そこで,対象海域での海砂採取水深が適切であるかを判断するために,底質移動や海底地形(水
深)変化に関する現地調査や,海浜浸食を引き起こす可能性のある波浪場の変形が生じないか数値計
算で確かめています.
-44
-48
-52
-56
-60
-64
-68
-72
-2.009E5
-44
-48
-52
-56
-60
-64
-68
-72
-25600-25400-25200-25000-24800-24600-24400-24200-24000
-2.428E4
-201000
-201500
-202000
-2.02E5
-202500
-2.028E5
-203000
-2.52E4
-2.475E4
図-5 海砂採取後の海底地形
写真-4 海砂採取孔の海底の様子
研究室 HP アクセス状況
・研究成果の社会還元
海岸環境工学研究室 HP へのアクセス状況(2015 年 6 月 4 日現在;過去一か月分)
研究室 HP アクセス状況
付録
付録;
付録 A; 共同研究・受託研究・奨学寄附金等の
企画書(案)
付録 B; 近年の研究論文等
付録 C: これまでの研究業績等
付録;奨学寄附金・共同研究企画・依頼
付録
A;
共同研究・受託研究・奨学寄附金等の企画書(案)
※奨学寄附金の申し込みや、産官学連携に関するお申し出があれば、いつでもご連絡ください。ご
要望に応じて、説明等を行います。
課題;
資金額;
概要等:
ご連絡先:
円
近年の研究活動紹介
・付録
B:
近年の査読付き論文
直近(2015 年度から 2010 年度)の研究状況 ※研究リスト全体は付録に示す
1)西 隆一郎・鶴成悦久・細谷一範・Mario de Leon・松元 勇・佐々木秀勝:リ-フ沖合海域海砂
採取がリ-フ内海浜に与える影響評価-喜念浜の事例解析,土木学会論文集B3(海洋開発),
Vol.71,No.2,2015(印刷中).
2)鶴成悦久・西 隆一郎・加茂 崇・渡辺卓也・間世田未来・浜本 麦・峯
俊介・石川和雄:重
富干潟における栄養塩供給と淡水流入量の推定,土木学会論文集 B3(海洋開発),Vol.71,No.2,
2015(印刷中).
3)Benjamin Dotto MAJANGA・Shigeru FUJIEDA・Ryuichiro NISHI・Kazunori HOSOTANI: Marine Debris
Distribution, Variation and Seasonal Changes along the Coast and on Sea Surface of the Kagoshima Bay,
土木学会論文集 B3(海洋開発)
,Vol.71,No.2,2015(印刷中).
4)Josephus LOPEZ・Karlo Marko NARIO・Patrick Joshua ROMARES・Mario DE LEON・Ryuichiro NISHI・
Hosotani KAZUNORI:Predicting Wave Transformation during Extreme Weather Conditions, 土木学
会論文集 B3(海洋開発)
,Vol.71,No.2,2015(印刷中)
5) : 宮崎海岸における台風による砕波帯内の波・流れと土砂移動, 土木学会論文集 B2(海岸工
学)
,Vol.71,No.2,2015(一次査読通過)
6) : 宮崎海岸におけるサンドパック埋設護岸の浜崖後退抑止効果, 土木学会論文集 B2(海岸工
学)
,Vol.71,No.2,2015(一次査読通過)
7)杉村佳寿・高橋伸一・田邉貢一郎・黒木敬司・斎藤武久・西 隆一郎: 海域利用の安全性向上
を目的としたマルチコプタ-による離岸流調査, 土木学会論文集 B2(海岸工学)
,Vol.71,No.2,
2015(一次査読通過)
8)西 隆一郎・
(故)日高正康・鶴成悦久・松元 勇・小湊信一・村上啓介:
大根占海域における
海砂採取の周辺環境への影響評価調査, 土木学会論文集 B2(海岸工学)
,Vol.71,No.2,2015(一
次査読通過)
9)加茂 崇・鈴木 信・和田敏裕・岩崎高資・渡辺卓也・西 隆一郎・鶴成悦久:福島県松川浦にお
ける淡水流入量の推定および浦口周辺の水圏環境調査, 土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.70,
No.2,2014.
10)鶴成悦久・西 隆一郎・浜本 麦・濵﨑浩徳・池田克彦・加茂 崇・渡辺卓也:鹿児島湾奥部に位
置する重富干潟の地形特性,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.70,No.2,2014.
11)鶴成 悦久・西 隆一郎・加茂 崇・立山 芳輝・浜本 麦・林 健太郎:GPS魚群探知機による極浅
海域を対象とした調査手法に関する研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_1132I_1137, 2013.
12)加茂 崇・西 隆一郎・鶴成悦久・黒瀬久美子: 海岸湧出地下水の研究-鹿児島県松ヶ浦海岸
潮間帯から湧出する地下水-,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_539-I_545, 2013.
13)加茂 崇・西 隆一郎・鶴成悦久・須田有輔・早川康博・大富 潤: 砂質性海浜に流入する淡水量
の推定 -鹿児島県吹上浜を例に- ,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2 I_545-I_550,
2013.
14)日高正康・西 隆一郎・内山正樹・福田隆二: 有明海および島原湾の海底堆積物の鉛直変化,
土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_898-I_903, 2013.
近年の研究活動紹介
15)日高正康・西 隆一郎・前田広人・内山正樹・福田隆二: 池田湖の底質環境の経年変化,
土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_904-I909, 2013.
16)田中龍児・西 隆一郎・長山昭夫:ハンディGPSを用いた海岸地形測量法の開発,土木学会論文集
B3(海洋開発),Vol.69, No.2,I_1150-I_1155,2013.
17) 西 隆一郎・Julianti Manu・Tommy Jansen・林健太郎・鶴成悦久; 津波による第Ⅰ砂丘部および
海岸保全構造物背後の洗堀地形について,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68, No.2,I_108
-I_203,2012.
18) 日高正康・涌井邦浩・神山享一・鷹崎和義・西 隆一郎・山下 善・林健太郎; 福島県松川浦の東
日本大震災津波前後での底質・地形変化,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_186I_191, 2012.
19) 西 隆一郎・大牟田一美・相良拓也・Arthur Thumbas・細谷和範; 砂質性海岸でのアカウミガメ
の上陸数変動に関する基礎的研究,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_1238I_1243),2012
20) 日高 正康・東 政能・内山 正樹・福田 隆二・西 隆一郎; 鹿児島湾内海底表層堆積物の特性,
土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_1127-I_1132),2012
21) Takahiro Oku a, Seiichi Ando b, Hsin-Chun Tsai , Yusuke Yamashita, Hiroshi Ueno, Kazuhiro Shiozaki,
Ryuichiro Nishi, Shoji Yamada; Purification and identification of two carnosine-cleaving
enzymes,carnosine dipeptidase I and Xaa-methyl-His dipeptidase, from Japanese eel(Anguilla japonica)
Journal of Biochimie, Elsevier, 2012.
22)Takahiro Oku, Seiichi Andob, Takehiko Hayakawac, Kyoko Babac, Ryuichiro Nishi, Kazuhiro Shiozakic,
Shoji Yamadac: Purification and identification of a novel primitive secretory enzyme catalyzing the
hydrolysis of imidazole-related dipeptides in the jawless vertebrate Lethenteron reissneri, Peptides 32, pp.
648–655, 2011.
23)西 隆一郎・又野友之輔・山城 徹・日高正康・林健太郎・Tommy Jansen: インレットの安定な
湖口断面積に関する研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.67,No.2,I_1057-I_1062, 2011.
24)Julianti Manu・西 隆一郎・細谷和範: インドネシアにおける海岸保全事業,土木学会論文集
B3(海洋開発),Vol.67,No.2,I_773-I_777, 2011.
25)西 隆一郎・塩谷克典・稲留陽尉・日高正康;長めの浜の洋上ウバメガシ林内礫浜構造について,
海洋開発論文集第26巻, pp.357-362, 2010.
26)細谷和範・西 隆一郎;衛星画像及び公共用水域水質測定結果から得られた鹿児島湾に流入する
外洋水の特徴,海洋開発論文集第26巻, pp.771-776, 2010.
27)日高正康・西 隆一郎・松永洋文・高瀬和博・伊藤 陽;屋久島南西海域の粒度組成について,海
洋開発論文集, 第26巻,pp. 345-350, 2010年.
28)伊藤啓勝・小野信幸・熊坂文雄・西 隆一郎・青木伸一・間瀬 肇;インレット周辺の流況特性把
握調査,海岸工学論文集 第57巻,pp.371-375, 2010年.
近年の研究活動紹介
・近年の査読無し論文
直近(2015 年度から 2010 年度)の研究状況 ※研究リスト全体は付録に示す
1)西 隆一郎・加賀克昌・加賀新之助:東日本大震災後の水産業復興に資する環境モニタリング手
法の開発と応用
2)西
平成 26 年度 地域防災教育研究センタ- 年報,2015 年
隆一郎・加賀克昌・加賀新之助:津波防波堤再築造に伴う環境変化に関する研究 平成 25
年度 地域防災教育研究センタ- 年報,2014 年
3)西 隆一郎; 海の砂(底質)にまつわる話
-砂の特性に基づき沿岸域の環境を推測する-,季
刊「水路」
,pp.8-15, 第 165 号, 2013 年.
4)冨岡森理・須田有輔,加茂 崇・大富 潤・西 隆一郎・田中 龍児・早川 康博: 鹿児島県吹上浜の
砂浜海岸の潮間帯に出現した多毛類,水産大学校研究報告,第 61 巻,第 2 号,pp.65-74,2012.
5)西 隆一郎: 米国の沿岸域水路事情 -Coastal and Hydraulics Laboratory, Waterways
Experiment Station 滞在記-,季刊「水路」,pp. 2-10, 第 162 号, 2012 年
6)鶴成悦久・西 隆一郎・加茂 崇:水圏環境 GIS を用いた重富干潟における環境特性の解析, 地
理情報システム学会講演論文集(CD-ROM),巻 21 ,2012 年.
7)加茂 崇,山下善,涌井邦浩,鷹﨑和義,神山享一,西
隆一郎,林
健太郎; 福島県松川浦の東日本大震
災津波前後での水質変化, 季刊「水路」,pp.6-12, 第 163 号, 2012 年
8) 西 隆一郎: 東日本沿岸現地踏査記録--津波被災地踏査記録(1), 季刊水路 第 159 号 pp.9~
14, 2011 年
9) 西 隆一郎: 東日本沿岸現地踏査記録--津波被災地踏査記録(2), 季刊水路 第 159 号 pp.15
~20 , 2011 年
・近年の共同研究研究研報告等
直近(2015 年度から 2010 年度)の研究状況 ※研究リスト全体は付録に示す
1)西 隆一郎: いおワールドかごしま水族館 イルカ水路改良のための調査及び基本設計報告書;
鹿児島市建設管理部管理課・
(公財)鹿児島市水族館,81p,2014 年 3 月.
2) 西 隆一郎: 大根占海域における海砂採取の周辺環境への影響に関する数値解析報告書; 財団法
人
鹿児島県環境技術協会, 121p, 2013 年 3 月.
3)涌井邦浩・神山享一・鷹崎和義・岩崎高資・西 隆一郎・日高正康・山下 善: 「福島県松川浦の
水産業復興および環境調査に関する共同研究」東日本大震災震災復興研究費報告書,50p,2012
年 3 月.
4)西 隆一郎: 超巨大津波に対する砂丘-海浜地形の応答に関する防災的研究
-津波による砂丘・
海浜・海岸保全構造物周辺の侵食編-; 公益財団法人鹿児島県建設技術センター, 121p, 2012.
5) 西 隆一郎; 南種子町広田遺跡海岸保全に関する報告書, 2012 年 3 月
6) 西 隆一郎; 指宿海岸水質調査報告書-その 2(冬季調査)-,2012 年 2 月
7) 西 隆一郎; 指宿海岸水質調査報告書-その 1(夏季調査)-, 2011 年 10 月
・博士論文(主査)
(理工学研究科、および、連合大学院農学研究科でこれまでに指導した学生)
・鶴成悦久(2016 年 3 月修了予定)
:極浅海域を対象とした環境調査手法の開発と水圏 GIS の応用
・加茂 崇
(2014 年 3 月)
:砂質性海浜における地下水の栄養塩供給機構 (A mechanism of nutrients
supply by groundwater discharge in a sandy beach)
・Julianti Kusumawati Manu(2013 年 3 月):Shore Protection Against Extreme Conditions in
Indonesia
・奥 理尋(2013 年 3 月)
: スナヤツメ及びニホンウナギ由来のイミダチゾール関連ジペプチド分
解酵素の同定 Identification of imidazole-related dipeptide-cleaving enzymes in then jawless
vertebrate, Far Eastern brook lamprey (Lethenteron reissneri), and the ray-finned fish,
Japanese eel (Anguilla japonica)
Mario Peruelo de Leon(2009 年 3 月)
:Synthetic Shore Protection of Carbonate Material Beach
田中龍児(2008 年 3 月)
:
浅海域測量の高精度化・迅速化に関する研究
これまでの研究活動詳細
付録
C:
学術論文
これまでの研究活動
査読有り
1) 西 隆一郎・佐藤道郎・中村和夫・矢車美政・又野康治: 規則波・群波・不規則波を用いた三次
元海浜変形実験について,第34回海岸工学講演会論文集,pp.302-306,1987年.
2) 西 隆一郎・佐藤道郎・又野康治・牧野一正・安井広宣: 不規則波による海浜変形に関する実験
的研究(第一報),第35回海岸工学講演会論文集,pp.462-466,1988年.
3) R. Nishi, M.Sato, and K. Nakamura: Laboratory study on beach processes due to random waves,Proc. of
22nd International Conference on Coastal Engineering, ASCE, pp. 2434-2448, 1990.
4) 西 隆一郎・佐藤道郎・中村和夫: 高潮時に生じる海浜侵食と回復過程,海岸工学論文集 第37
巻,pp.319-325,1990年.
5) 西 隆一郎・佐藤道郎: 写真によるカスプ地形と波浪場の現地観測,海岸工学論文集,第38巻,
pp.296-300,1991年.
6) R.Nishi, M.Sato and K.Nakamura: Grain-size distribution of suspended sediments,Proc. of 23rd
International Conference on Coastal Engineering, ASCE, pp. 2293-2306, 1992.
7) 西 隆一郎・Hsiang Wang・ 佐藤道郎: Hurricane Andrewによる被災について,海岸工学論文集 第
40巻, pp.1171-1175,1993年.
8) R.Nishi, M.Sato and H.Wang: Field observation and numerical simulation of beach and dune scarping,
Proc. of 24th International Conference on Coastal Engineering, pp. 2434-2448. 1994.
9) R.Nishi, M.Sato and N.Kraus: Probability of wave breaking on a plane beach,Proc. of International
Symposium; Waves -Physical and Numerical modeling, pp.773-782. 1994.
10) R.Nishi, M.Sato, and H.Wang: Numerical Study on beach profile evolution due to random waves,Proc.
of International Symposium; Waves -Physical and Numerical modeling, pp.1530 -1539. 1994.
11) 西 隆一郎・佐藤道郎・N.C.Kraus: 一様斜面上での不規則波の砕波率について,海岸工学論文
集 第41巻, pp.176-180,1994年.
12) 西 隆一郎・佐藤道郎: 砂丘-海浜系の侵食に関する現地観測と数値実験について,海岸工学論
文集 第41巻, pp.541-545,1994年.
13) 佐藤道郎・福島正寛・西 隆一郎・福永雅彦: Coastal drainによる漂砂帯の流況変化と断面変化に
ついて,海岸工学論文集 第42巻,pp.716-720,1995年.
14) M. Sato, T. Fukushima, R. Nishi, and M. Fukunaga: On the change of velocity field in nearshore zone
due to coastal drain and consequent beach transformation, Proc. of the 25th International Conference on
Coastal Engineering, pp.2666-1676, 1996.
15) R. Nishi, and Kraus, N.C.,: Mechanism and calculation of sand dune erosion by storms, Proc. of 25th
International Conference on Coastal Engineering, ASCE, pp. 3034-3047, 1996.
16) 西 隆一郎・Kraus,N.C.: 砂丘侵食機構とモデル化について,海岸工学論文集 第43巻,pp.676-680,
1996年.
17) 三村信男・小島治幸・川森 晃・喜岡 渉・五明美智男・西 隆一郎・和田 清: 意識調査に基づ
いた沿岸域特性評価法の再検討,海岸工学論文集 第43巻,pp.1286-12905,1996年.
18) 清水隆夫・池野正明・岡安章夫・栗山善昭・佐藤慎司・島田広昭・清水琢三・武若 聡・
西 隆一郎:不規則波による大型海浜断面変形実験と外力場の多点同期計測,海岸工学論文集 第43
これまでの研究活動詳細
巻,pp.491-495,1996年.
19) 瀬戸口喜祥・浅野敏之・西 隆一郎・佐藤道郎・中村和夫・神田信之: 観測桟橋のない海域で波
浪観測を可能とする可搬式多点計測システムの開発,海岸工学論文集 第44巻,pp.1296-1300,
1997年.
20) 西 隆一郎・佐藤道郎・宇多高明: 波向きの季節変動を有する海岸における人工リ-フの最適配
置法,海岸工学論文集 第44巻,pp.546-550, 1997年.
21) 瀬戸口喜祥・浅野敏之・中村和夫・西 隆一郎・佐藤道郎: 現地観測で得られた浅海域の長周期
波の特性,海岸工学論文集 第45巻, pp.296-300, 1998年.
22) 西 隆一郎・宇多高明・佐藤道郎・大石靖郎・堀口敬洋・脇田政一: 沖合人工島建設に伴う海浜
変形過程と侵食対策工法,海岸工学論文集 第45巻, pp.561-565, 1998年.
23) 西 隆一郎・宇多高明・佐藤道郎・西原幸男・井上由人: 吹上浜海岸における汀線・海岸植生限
界および砂丘林境界の長期的変動特性,海岸工学論文集 第45巻, pp.661-665, 1998年.
24) 西 隆一郎・宇多高明・長谷川準三・佐藤道郎: デンマ-クおよびスウェ-デンの海岸事情につ
いて,海洋開発論文集 第15巻,pp.487-492,1999年.
25) R. Nishi, N. C. Kraus, M. Sato, T. Uda: Compaction of beaches and dunes, Coastal Sediments '99, ASCE,
pp.2550-2565, 1999.
26) R. Nishi,T. Uda, M. Sato, K. Wakita, Y. Ohtani, T. Horiguchi: Coastal erosion caused by construction
of an artificial island and performance of beach nourishment, Proc. of 26th International Conference on
Coastal Engineering, pp.1679-1692, 1999
27) M. Sato, M. Fukunaga, R. Nishi and T. Arima: The effect of coastal drain on beach process, Assesment
and Monitoring of Marine System. S. Lockman, N.A.M. Shazili, M.S. Nasir and M. A. Borowitzka (eds.),
University Putra Malaysia Terengganu, Kuala Terengganu, Malaysia, pp.302-311, 1999.
28) 西 隆一郎・内田洋海・宇多高明・佐藤道郎: 締まり度向上による海浜変形制御に関する実験的
研究,海岸工学論文集 第46巻,pp.726-730,1999年.
29) 西 隆一郎・永田源吾・佐藤道郎: 海岸工学教育支援用デ-タベ-ス(PHOTOCEEDS)作成に
ついて, 海岸工学論文集 第47巻 pp.1226- 1230, 2000年.
30) 佐藤道郎・西 隆一郎・中村和夫・佐々木崇雄: Coastal Drain Systemの現地実験, 海岸工学論文
集 第47巻 pp.691- 695, 2000年
31) R. Nishi, K. Ohmuta, M. Ohtomi: Sea turtle protection by means of coastal engineering: field study on
sea turtle behavior, coastal processes of a nesting beach and shore protection in Kagoshima, Japan- Journal of
Shore and Beach, Vol. 68, No.3, pp.23-28, 2000.
32) R.Nishi: Geomorphological aspects of beach and dune profile evolution due to waves」,鹿児島大学理工
論第4号,2001.
33)R. Nishi, M. Sato, and T. Uda: Compaction effect on beach stabilization, Proc. of 27th International
conference on Coastal Engineering, pp.2602 -2614, 2001
34)M. Mutagami, R. Nishi, M. Sato, and T. Uda: Optimal Design of Artificial Reefs in a Pocket Beach at
Nagasakibana, Japan, Coastal Dynamics '01,pp.36-45, 2001
35)宇多高明・西 隆一郎・菊地昭男・三波俊郎・熊田貴之: 防波堤建設に伴うポケットビ-チの変
形と対策案の検討 -天草白鶴浜を例として-,海岸工学論文集 第48巻, pp.686-690, 2001年.
36)大冨将範 ・大牟田一美 ・西 隆一郎: ウミガメ保護に関する海岸工学的考察,海岸工学論文集
これまでの研究活動詳細
第48巻, pp.1201-1205, 2001年.
37) 西 隆一郎・水川隆太: 砂丘風食と飛砂に関する基礎的研究,海岸工学論文集 第48巻,
pp.591-595,2001年.
38)J. Monroy, R. Nishi, M. Sato, K. Nakamura, S. Fujihata and K. Tsunoue: M.W.L. Fluctuations Inside a
Cooling Water Tank Set Inside a Coral Reef, 国際海洋・極地工学会(ISOPE'02),( CD-ROM version),
2002.
39)宇多高明・菊池昭男・西 隆一郎・芹沢真澄・三波俊郎・古池 鋼: 宮古島における海岸護岸の
建設とそれによる人工海岸化・生態系の喪失,海洋開発論文集 第18巻,pp.695-700,2002年.
40)Kim Nam-Hyeong・Kang Hyeon-U・Shin Moon-Seup・Nishi Ryuichiro: A numerical simulation on the
formation of coastal cliff, Journal of the Korean Geoenvironmental Society, Vol. 3-2, pp.71-79, June,
2002. (In Korean)
41)菊池昭男・宇多高明・西 隆一郎・芹沢真澄・三波俊郎・古池 鋼:リ-フ海岸における海面上昇
起源の急激な海浜変形,海岸工学講演会論文集 第49巻,pp.596-600, 2002年.
42)宇多高明・西 隆一郎: 侵食ホットスポット地形を伴う海浜変形について-志布志湾押切海岸の
局地的な海浜侵食例-,海岸工学講演会論文集 第49巻 pp.581-585, 2002年.
43) Li H. Elikson, H. Hanson, M. Larson, N. C. Kraus and R. Nishi: Prediction of notching and mass failure
of Dunes, Coastal Sediments ’03, (CD-ROM version), 2003.
44) 西 隆一郎・萩尾和央・山口 博・岩根信也・杉尾 毅: 水難事故予防のための離岸流調査に関
する基礎的研究,海岸工学講演会論文集 第50巻, pp.156-160, 2003年.
45) T. Uda, R. Nishi, A Kikuchi, T. Sannami, and T. Kumada: Shoreline changes of a pocket beach triggered
by construction of port breakwaters and future measures ? The example of Shiratsuru Beach. Proceedings of
the second International Conference on Asian and Pacific Coasts, 11p.(CD-ROM version), 2004.
46) R. Nishi, T. Uda, and T. Horiguchi: Erosional hot-spot generation at Oshikiri Coast in Shibushi Bay,
Kagoshima Japan, Proceedings of the second International Conference on Asian and Pacific Coasts,
12p.(CD-ROM version), 2004.
47)宇多高明・西 隆一郎・山口慶一郎・古池 鋼・堀口敬洋: 等深線変化モデルによる遮蔽域周辺
における3次元海浜変形予測,海岸工学講演会論文集 第51巻, pp.431-435, 2004年.
48)西 隆一郎・山口 博・岩淵 洋・木村信介・村井弥亮・徳永企世志・古賀幸夫: 宮崎県青島海岸
での離岸流観測-水難事故予防のために-,海岸工学講演会論文集 第51巻,pp.151-155,2004年.
49)石倉建治・石倉理彦・田中亘・田畑成喜・水野雄三・西 隆一郎: 格子網工法に関する基礎的研
究海洋開発論文集 第21巻,pp.909-914, 2005年.
50)西 隆一郎・Robert G. Dean・田中龍児: わが国の養浜規模と養浜材単価に関する一考察,海洋
開発論文集 第21巻,pp.355-360, 2005年.
51)西 隆一郎・山口 博・細谷和範: 浜崖形成予測のための擬似三次元海浜変形モデルの開発と応
用に関する基礎的研究,海洋開発論文集 第21巻,pp.1017-1022, 2005年.
52)西 隆一郎・村田尚紀・二ツ町 悟・木村信介・村井弥亮・古賀幸夫: 水難事故予防を目的した
離岸流の研究,海岸工学講演会論文集 第52巻, pp.1306-1310, 2005年.
53)田中龍児・西 隆一郎・幸 哲也・二ツ町 悟: 民生用デジタルカメラを用いた浅海域地形の写真
測量法の開発について,海洋開発論文集 第22巻,pp. 911- 915, 2006年.
54)西 隆一郎・Nicholas C. Kraus・川森 晃: インレットの形状特性に関する基礎的研究,海洋開
これまでの研究活動詳細
発論文集 第22巻,pp.927-932, 2006年.
55) 西 隆一郎・二ツ町 悟・伊藤秀行・三宅武治・長山昭夫・大谷 明: サンゴ礁海域の安全利用に
関する基礎的研究,海岸工学論文集 第53巻, pp.111-115, 2006年.
56) 西 隆一郎・マリオ デ レオン・村井弥亮・高江洲 剛・古賀幸夫: リ-フカレントによる事故
状況と海浜の安全利用,海洋開発論文集 第23巻,pp.673-677, 2007年.
57) 田中龍児・西 隆一郎・佐藤道郎: サンゴ礁海域を対象とした写真測量(測深)法の開発, 海洋開
発論文集, 第23巻, pp.911-915, 2007年.
58) 西 隆一郎: 海岸近くの流れと陸起源漂着物の移動メカニズム, 沿岸海洋研究 第45巻,第2
号,pp.97-103,2007年.
59)細谷和範・西 隆一郎: POD法を用いた潮流ベクトルの主成分解析-シミュレ-ションによって得
られた鹿児島湾の潮流への適用-,海洋調査技術第20巻第1号 pp.17-30, 2008年3月.
60) マリオ デ レオン・西 隆一郎・北村良介:海浜底質の粒度特性と透水係数について, 海洋開発
論文集, 第24巻,pp.1201-1206, 2008年.
61) 青木伸一・上野成三・西 隆一郎・小峯 力・石川仁憲・堀口敬洋:海岸の安全利用からみた静穏
時離岸流の現地調査-研究者,実務者と海岸利用者との連携の試み-, 海洋開発論文集,第24巻,
pp.255-260, 2008年.
62) 日高 正康・西 隆一郎・東 政能:鹿児島湾,湾奥部の粒度組成の鉛直変化, 海洋開発論文集,
第24巻,pp.657-662, 2008年.
63) 神野有生・鯉渕幸生・西 隆一郎・鈴木覚・神田広信・磯部雅彦:熊野灘沿岸におけるダウンカ
レント発生機構解明のための現地観測, 海洋開発論文集, 第24巻,pp.261-266, 2008年.
64) M.P. de Leon, R. Nishi, F. Kumasaka, T. Takaesu, R. Kitamura, A. Otani:Reef rip current generated by
tide and wave during summer season: field observation conducted in Yoshiwara coast, Ishigakijima,
Okinawa, Japan, Proceedings of the 11th International Coral Reef Symposium, pp.489-493, 2008
65) 西 隆一郎・池増隆弘・日高正康・マリオ デ レオン;サンゴ礁海岸における自然海浜と養浜海
浜の底質特性,海洋開発論文集, 第25 巻,pp.261-266, 2009 年.
66)ジュリアンティ マヌ・西 隆一郎・マリオ デ レオン・細谷一範・日高正康;冬季季節風下での
リーフカレント発生機構に関する現地調査,海洋開発論文集, 第25 巻,pp.261-266, 2009 年.
67)小野信幸・伊藤啓勝・坂井隆行・西隆一郎・間瀬肇:河口域の流況特性に関する現地観測と数値
シミュレ-ション,海岸工学論文集,第56巻, pp.386-391, 2009年.
68)西 隆一郎・塩谷克典・稲留陽尉・日高正康;長めの浜の洋上ウバメガシ林内礫浜構造について,
海洋開発論文集第26巻, pp.357-362, 2010.
69)細谷和範・西 隆一郎;衛星画像及び公共用水域水質測定結果から得られた鹿児島湾に流入する
外洋水の特徴,海洋開発論文集第26巻, pp.771-776, 2010.
70)日高正康・西 隆一郎・松永洋文・高瀬和博・伊藤 陽;屋久島南西海域の粒度組成について,海
洋開発論文集, 第26巻,pp. 345-350, 2010年.
71)伊藤啓勝・小野信幸・熊坂文雄・西 隆一郎・青木伸一・間瀬 肇;インレット周辺の流況特性把
握調査,海岸工学論文集 第57巻,pp.371-375, 2010年.
72)Takahiro Oku, Seiichi Andob, Takehiko Hayakawac, Kyoko Babac, Ryuichiro Nishi, Kazuhiro Shiozakic,
Shoji Yamadac: Purification and identification of a novel primitive secretory enzyme catalyzing the
hydrolysis of imidazole-related dipeptides in the jawless vertebrate Lethenteron reissneri, Peptides 32, pp.
これまでの研究活動詳細
648–655, 2011.
73)西 隆一郎・又野友之輔・山城 徹・日高正康・林健太郎・Tommy Jansen: インレットの安定な
湖口断面積に関する研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.67,No.2,I_1057-I_1062, 2011.
74)Julianti Manu・西 隆一郎・細谷和範: インドネシアにおける海岸保全事業,土木学会論文集
B3(海洋開発),Vol.67,No.2,I_773-I_777, 2011.
75) 西 隆一郎・Julianti Manu・Tommy Jansen・林健太郎・鶴成悦久; 津波による第Ⅰ砂丘部および
海岸保全構造物背後の洗堀地形について,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68, No.2,I_108
-I_203,2012.
76) 日高正康・涌井邦浩・神山享一・鷹崎和義・西 隆一郎・山下 善・林健太郎; 福島県松川浦の東
日本大震災津波前後での底質・地形変化,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_186I_191, 2012.
77) 西 隆一郎・大牟田一美・相良拓也・Arthur Thumbas・細谷和範; 砂質性海岸でのアカウミガメ
の上陸数変動に関する基礎的研究,土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_1238I_1243),2012
78) 日高 正康・東 政能・内山 正樹・福田 隆二・西 隆一郎; 鹿児島湾内海底表層堆積物の特性,
土木学会論文集B3(海洋開発), Vol.68,No.2, I_1127-I_1132),2012
79) Takahiro Oku a, Seiichi Ando b, Hsin-Chun Tsai , Yusuke Yamashita, Hiroshi Ueno, Kazuhiro Shiozaki,
Ryuichiro Nishi, Shoji Yamada; Purification and identification of two carnosine-cleaving
enzymes,carnosine dipeptidase I and Xaa-methyl-His dipeptidase, from Japanese eel(Anguilla japonica)
Journal of Biochimie, Elsevier, 2012.
80)鶴成 悦久・西 隆一郎・加茂 崇・立山 芳輝・浜本 麦・林 健太郎:GPS魚群探知機による極浅
海域を対象とした調査手法に関する研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_1132I_1137, 2013.
81)加茂 崇・西 隆一郎・鶴成悦久・黒瀬久美子: 海岸湧出地下水の研究-鹿児島県松ヶ浦海岸
潮間帯から湧出する地下水-,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_539-I_545, 2013.
82)加茂 崇・西 隆一郎・鶴成悦久・須田有輔・早川康博・大富 潤: 砂質性海浜に流入する淡水量
の推定 -鹿児島県吹上浜を例に- ,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2 I_545-I_550,
2013.
83)日高正康・西 隆一郎・内山正樹・福田隆二: 有明海および島原湾の海底堆積物の鉛直変化,
土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_898-I_903, 2013.
84)日高正康・西 隆一郎・前田広人・内山正樹・福田隆二: 池田湖の底質環境の経年変化,
土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.69,No.2,I_904-I909, 2013.
85)田中龍児・西 隆一郎・長山昭夫:ハンディGPSを用いた海岸地形測量法の開発,土木学会論文集
B3(海洋開発),Vol.69, No.2,I_1150-I_1155,2013.
86)加茂 崇・鈴木 信・和田敏裕・岩崎高資・渡辺卓也・西 隆一郎・鶴成悦久:福島県松川浦にお
ける淡水流入量の推定および浦口周辺の水圏環境調査, 土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.70,
No.2,2014.
87)鶴成悦久・西 隆一郎・浜本 麦・濵﨑浩徳・池田克彦・加茂 崇・渡辺卓也:鹿児島湾奥部に位
置する重富干潟の地形特性,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.70,No.2,2014.
88)西 隆一郎・鶴成悦久・細谷一範・Mario de Leon・松元 勇・佐々木秀勝:リ-フ沖合海域海砂
これまでの研究活動詳細
採取がリ-フ内海浜に与える影響評価-喜念浜の事例解析,土木学会論文集B3(海洋開発)
,
Vol.71,No.2,2015(印刷中).
89)鶴成悦久・西 隆一郎・加茂 崇・渡辺卓也・間世田未来・浜本 麦・峯 俊介・石川和雄:重
富干潟における栄養塩供給と淡水流入量の推定,土木学会論文集 B3(海洋開発)
,Vol.71,No.2,2015
(印刷中).
90)Benjamin Dotto MAJANGA・Shigeru FUJIEDA・Ryuichiro NISHI・Kazunori HOSOTANI: Marine
Debris Distribution, Variation and Seasonal Changes along the Coast and on Sea Surface of the Kagoshima
Bay, 土木学会論文集 B3(海洋開発)
,Vol.71,No.2,2015(印刷中).
91)Josephus LOPEZ・Karlo Marko NARIO・Patrick Joshua ROMARES・Mario DE LEON・Ryuichiro
NISHI・Hosotani KAZUNORI:Predicting Wave Transformation during Extreme
Weather Conditions, 土
木学会論文集 B3(海洋開発)
,Vol.71,No.2,2015(印刷中)
92) : 宮崎海岸における台風による砕波帯内の波・流れと土砂移動, 土木学会論文集 B2(海岸
工学)
,Vol.71,No.2,2015(一次査読通過)
93) : 宮崎海岸におけるサンドパック埋設護岸の浜崖後退抑止効果, 土木学会論文集 B2(海岸
工学)
,Vol.71,No.2,2015(一次査読通過)
94)杉村佳寿・高橋伸一・田邉貢一郎・黒木敬司・斎藤武久・西 隆一郎: 海域利用の安全性向上
を目的としたマルチコプタ-による離岸流調査, 土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol.71,No.2,2015
(一次査読通過)
95)西 隆一郎・
(故)日高正康・鶴成悦久・松元 勇・小湊信一・村上啓介: 大根占海域における
海砂採取の周辺環境への影響評価調査, 土木学会論文集 B2(海岸工学)
,Vol.71,No.2,2015(一次
査読通過)
これまでの研究活動詳細
学術論文
査読無し
1) 西 隆一郎・佐藤道郎・中村和夫: 不規則波による海浜変形,鹿児島大学工学部研究報告,No.31,
pp.151-164,1989年.
2) 西 隆一郎・佐藤道郎・浅野敏之・中村和夫・小脇博文・浜島一也: 浮遊砂の粒度組成に関する
現地観測,鹿児島大学工学部研究報告,No.33, pp.259-265,1991年.
3) 西 隆一郎・佐藤道郎・Hsiang Wang: 浜崖の形成に関する数値解析について,鹿児島大学工学
部研究報告,No.35, pp.135-141,1993年.
4) 西 隆一郎・佐藤道郎・N.C.Kraus: 波別解析法のサ-フィンへの応用について,鹿児島大学工
学部研究報告,No.37, pp.173-179.1995年.
5) 西 隆一郎: 海岸砂丘の保全について,九州地区海岸工学研究者の集い,pp.51-60,1996.
6) 西 隆一郎・佐藤道郎・江崎博子: 海岸環境について-その1;海岸廃棄物(ゴミ)について-,
鹿児島大学工学部研究報告 第38号,pp.247-255,1996年.
7) 西 隆一郎: 砂丘・海浜系の一体的な変形機構から見た鹿児島県吹上海岸の海岸過程,九州地区
海岸工学研究者の集い,pp.25-43,1997年.
8) R. Nishi, Sato, M., and Kraus, N.C.,: Development of wave train analysis package
-WAVETRAP-",鹿児島大学工学部研究報告 第39号,pp. 179-198, 1997年.
9) 瀬戸口喜祥,浅野敏之,中村和夫,西
隆一郎,佐藤道郎: 現地観測で得られた浅海域の長周期
波の特性,平成10年度九州地区海岸工学研究者の集い,pp.78-82,1998年.
10)西 隆一郎・中村和夫・佐藤道郎: 遡上波水位記録の修正解析法について,鹿児島大学工学部研
究報告,第41号,pp.171-176,1999年.
11)M. Sato, R. Nishi, K. Nakamura, T. Sasaki: Short-term field experiments on beach transformation under
the operation of a coastal drain system, Proc. Of Soft Shore Protection Conference, 2000.
12) 西 隆一郎・大冨将範・大牟田一美: ウミガメ保護と養浜を含む海岸保全に関する基礎的研究 第
28回環境システム研究論文発表会講演集,pp.491-496, 2000年.
13) 西 隆一郎: 吹上砂丘における砂丘風食地形に関する基礎的研究,九州地区海岸工学研究者の集
い,pp.49-58,2000年.
14) 西 隆一郎: 海浜の土砂移動と海浜保全について -土砂収支の観点から-,九州大学西部地区
自然災害資料センタ-ニュ-スNo.27,pp.13-16, 2002年.
15) 西 隆一郎: 沿岸域の海底地形と波・流れ-海と人と環境を守るために-,水路新技術講演集 第
16巻,pp.53-70,2003年.
16) 西 隆一郎: 目で見る離岸流 -その1-,季刊水路 第136号,pp.21-26, 2006年.
17) 西 隆一郎: 海岸の安全利用 -離岸流その2-,季刊水路 第137号,pp.27-33, 2006年.
18)西 隆一郎: 離岸流の調査法 -離岸流その3-,季刊水路 第138号,pp.21-27,2006年.
19) Kazunori Hosotani, Hiroyuki Kikukawa, Ryuichiro Nishi: Analysis of the Dominant Coherent
Structures around Kuroshio Using Satellite SST Images, Proceedings of the International Conference on
Coastal Oceanography& Sustainable Marine Aquaculture (ICCOSMA 2006, in Malaysia), 465-474,
2006.
20) 西 隆一郎: 離岸流の数値計算法 -離岸流その4-,季刊水路 第139号,pp.18-24,2006年.
21) 西 隆一郎: 海浜事故予防のための啓発教育-離岸流その5-,季刊水路第140号,pp.3-9,2007年.
22) 西 隆一郎: サンゴ礁海域での沖向流れ-離岸流その6-,季刊水路第141号,pp.15-19,2007年.
これまでの研究活動詳細
23) 細谷和範・西 隆一郎・大山俊昭: 過去の海図から見た鹿児島湾の地形の変遷,季刊水路 第143
号,pp.13-19,2007年.
24) 西 隆一郎, 宇多高明, 山本幸次: 隆起楕円形島における海浜形成と底質の淘汰-鹿児島県新島
(燃島)の例-, 鹿児島大学水産学部紀要,Vol. 56, pp.1-9, 2007年.
25) 細谷和範・西 隆一郎: 鹿児島湾における大正大噴火以前と現在の潮流に関する数値シミュレ-
ション, 鹿児島大学水産学部紀要,Vol. 56, pp.11-29, 2007年.
26)又野友之輔・西 隆一郎・山城 徹:インレットの安定性に関する基礎的研究,平成 19 年度鹿
児島リモ-トセンシング研究会講演論文集,pp.9-12, 2008.
27)Mario P. de Leon, Ryuichiro Nishi and Ryosuke Kitamura: Monitoring of beach profile and sediment
characteristics of carbonate beaches in Mactan, Cebu, Philippines: Basis for Implementing renourishment,
Proc. International Engineering Research Conference 2008, pp.5b-11-5b-14, 2008.
28)Ryuichiro Nishi: PHOTOCEEDS: Photographic Database as Educational Tool of Coastal Engineering,
Proc. International Engineering Research Conference 2008, pp.4c-5 – 4c-8, 2008.
29)西 隆一郎: 失敗から学ぶ海岸調査法,季刊水路 第146号,pp.9-21, 2008年.
30) 西
隆一郎: 東日本沿岸現地踏査記録--津波被災地踏査記録(1), 季刊水路 第 159 号 pp.9~
14, 2011 年
31) 西
隆一郎: 東日本沿岸現地踏査記録--津波被災地踏査記録(2), 季刊水路 第 159 号 pp.15
~20 , 2011 年
33) 加茂 崇,山下善,涌井邦浩,鷹﨑和義,神山享一,西 隆一郎,林 健太郎; 福島県松川浦の東日本
大震災津波前後での水質変化, 季刊「水路」
,pp.6-12, 第 163 号, 2012 年
33)鶴成悦久・西 隆一郎・加茂 崇:水圏環境 GIS を用いた重富干潟における環境特性の解析, 地
理情報システム学会講演論文集(CD-ROM),巻 21 ,2012 年.
34) 西 隆一郎: 米国の沿岸域水路事情 -Coastal and Hydraulics Laboratory, Waterways
Experiment Station 滞在記-,季刊「水路」,pp. 2-10, 第 162 号, 2012 年
35) 冨岡森理・須田有輔,加茂 崇・大富 潤・西 隆一郎・田中 龍児・早川 康博: 鹿児島県吹上浜
の砂浜海岸の潮間帯に出現した多毛類,水産大学校研究報告,第 61 巻,第 2 号,pp.65-74,2012.
36)西
隆一郎; 海の砂(底質)にまつわる話 -砂の特性に基づき沿岸域の環境を推測する-,季
刊「水路」
,pp.8-15, 第 165 号, 2013 年.
37)西 隆一郎・加賀克昌・加賀新之助:津波防波堤再築造に伴う環境変化に関する研究 平成 25
年度 地域防災教育研究センタ- 年報,2014 年
38)西 隆一郎・加賀克昌・加賀新之助:東日本大震災後の水産業復興に資する環境モニタリング手
法の開発と応用
平成 26 年度 地域防災教育研究センタ- 年報,2015 年
これまでの研究活動詳細
講演会概要集・要旨集:
(1) 西 隆一郎,佐藤道郎,安井広宣,新盛末弘,堂之前文男:細砂を用いた不規則波による海浜変
形実験,土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.154-155,1987.
(2) 又野康治,佐藤道郎,西 隆一郎:放物型方程式による波浪場の数値計算,土木学会西部支部研
究発表会講演概要集,pp.132-133,1987.
(3) 西 隆一郎,佐藤道郎,又野康治,牧野一正,安井広宣:不規則波による海浜変形に関する一考
察,土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.150-151,1988.
(4) 佐藤道郎,西 隆一郎,高吉克児:波高変化に伴う平均水位の変化,土木学会西部支部研究発表
会講演概要集,pp.134-135,1988.
(5) 西 隆一郎,佐藤道郎,Husain,M.L.:海面変動を伴う波浪による二次元海浜変形実験について,
第 43 回年次学術講演会講演概要集第 2 部,pp.738-739,1988.
(6) 西 隆一郎,佐藤道郎,中村和夫: 開聞岳西方海岸の海岸過程,第 44 回年次学術講演会講演
概要集第 2 部,pp.36-37,1989.
(7) 西 隆一郎,佐藤道郎,中村和夫: 粒径分布を考慮した海浜変形モデル,土木学会西部支部研
究発表会講演概要集,pp.522-253,1990.
(8) 西 隆一郎,佐藤道郎,中村和夫: ビ-チカスプと波遡上に関する一考察,土木学会西部支部
研究発表会講演概要集,pp.132-133,1991.
(9) 小脇博文,西 隆一郎,佐藤道郎,浜島一也: 浮遊砂の粒度分布に関する一考察,土木学会西
部支部研究発表会講演概要集,pp.140-141,1991.
(10) 前田明夫,山城 徹,桜井仁人,西
隆一郎,肥後道隆:トカラ海峡における黒潮のフロント
の移動と水位変動,1991 年日本海洋学会春季大会講演要旨集,pp.325-326, 1991.
(11) 西 隆一郎,Wang,H.,:
Hurricane Andrew に関する一般的報告,土木学会西部支部研究発表
会講演概要集,pp.190-191,1993.
(12) 佐藤道郎,西 隆一郎,蔵ヶ埼和明: 砂丘侵食と浜崖形成に関する一考察,土木学会西部支部
研究発表会講演概要集,pp.170-171,1993.
(13) 佐藤道郎,浅野敏之,西隆一郎: 海域における赤土の挙動把握に関する調査報告書,p.56,
沖縄県土木部,1993.
(14) 笹原慎一郎,佐藤道郎,西 隆一郎: 海岸林の飛砂に及ぼす効果に関する研究,土木学会西部
支部研究発表会講演概要集,pp.140-141,1994.
(15) 西 隆一郎,佐藤道郎,Kraus,N.C.
:一様斜面上での不規則波の砕波率に関する一考察,土木
学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.132-133,1994.
(16) 岩元裕之,西 隆一郎,佐藤道郎: 台風による砂丘と海浜侵食に関する現地観測と数値実験,
土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.158-159,1994.
(17) 西 隆一郎,佐藤道郎,Wang,H.: 不規則波による砂丘・海浜侵食の簡易モデルについて,第
49 回年次学術講演会講演概要集第 2 部,pp.748-749,1994.
(18) 西 隆一郎,佐藤道郎,Kraus, N.C.: Nearshore berm の移動に関する研究,第 50 回年次学
術講演会講演概要集第 2 部,pp.854-855,1995.
(19) 西 隆一郎,佐藤道郎,北村康幸: Wave-by-wave アルゴリズムのサ-フィンへの応用に関す
る一考察,土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.286-287,1995.
(20) 大見慎二,西 隆一郎,佐藤道郎,宇多高明: 海浜と砂丘の締まり度に関する研究,土木学会
これまでの研究活動詳細
西部支部研究発表会講演概要集,pp.288-289,1996.
(21) 有馬雅史,西 隆一郎,佐藤道郎: 浜崖に作用する波浪の外力について,土木学会西部支部研
究発表会講演概要集,pp.292-293,1996.
(22) 西 隆一郎,Kraus,N.C.:砂丘の Supply-Demand モデルに関する考察,土木学会西部支部研究
発表会講演概要集,pp.294-295,1996.
(23) 池野正明,清水隆夫,中村和夫,西 隆一郎:大型造波水路で観測された遡上波特性について,
土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.290-291,1996.
(24) Michio Sato, Ryuichiro Nishi and Hirohito Sakurai: Coastal damages due to the construction of an
artificial island, Int. Conf. on Natural and Technological Coastal Hazards, Book of abstract, pp.45-46,
1996.
(25) M. Sato, M. Fukunaga, R. Nishi, and T. Arima: The effect of coastal drain on beach process,
International Marine Science Conference, Abstract. P2. 1997.
(26) 瀬戸口喜祥・西 隆一郎・中村和夫・浅野敏之・佐藤道郎: 可搬式多点計測システムによる現
地波浪の特性,平成 8 年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.314-315, 1997 年.
(27) 西 隆一郎,佐藤道郎,宇多高明:岸-沖漂砂量の補正と締まり度の分布について,土木学会西
部支部研究発表会講演概要集,pp.306-307,1997.
(28) 瀬戸口喜祥,西 隆一郎,中村和夫,浅野敏之,佐藤道郎: 可搬式波浪観測システムによる現
地波浪の測定,土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.314-315,1997.
(29) 西 隆一郎,宇多高明,佐藤道郎: 隆起楕円形島での海浜形成機構,平成 9 年度土木学会西部
支部研究発表会講演概要集,pp.322-323,1998.
(30) 西 隆一郎,宇多高明,佐藤道郎,市来 敬,西山哲郎:鹿児島湾内の神之川河口周辺の海浜変
形,第 53 回年次学術講演会講演概要集第 2 部,pp.196-197,1998.
(31) 瀬戸口喜祥・浅野敏之・中村和夫・西 隆一郎: 現地観測で得られた長周期波の特性,平成 9
年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.302-303, 1998 年
(32) 大迫章平,西
隆一郎:浜崖形成予測のための N-ラインモデルの改良に関する考察,平成 10
年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.336-337, 1999 年.
(33) 田上 剛・西
隆一郎・山・田茂生:海岸構造物設置に伴う浜崖形成の簡易予測モデルに関す
る考察,平成 10 年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.338-339, 1999 年.
(34) 内田洋海・西
隆一郎・佐藤道郎: 締まり度向上による海浜変形制御に関する考察,平成 10
年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.348-349, 1999 年
(35) 佐々木崇雄,中 村 和 夫 , 西 隆 一 郎 , 佐 藤 道 郎 : Coastal Drain System の現地実験,
土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp.332-333,2000.
(36) Ryuichiro Nishi: Protection of sea turtles and preservation of nesting beach, and nearshore morphology,
waves, and currents in shallow waters, Proc. Symposium on New Kagoshimanology, pp. 14-17, 2002.
(37) Kazuo Kikuchi, Takaaki Uda, Ryichiro Nishi: Erosion mechanics of a carbonate-Tombolo beach in
Miyakojima Island, Okinawa Prefecture, Japan, Proc. on 28th ICCE, 2002.
(38) 西 隆一郎,上野敏孝,中村 尚:Handy
GPS を使用した河川流況観測システム構築の試み,
土木学会平成 14 年度年次学術講演会講演概要集,57 巻,pp.320-321, 2002.
(39) 池増隆弘,西
隆一郎,佐藤 道郎,入江 功: 底質粒径からみたサンゴ礁海浜の脆弱性に
関する基礎的研究,平成 14 年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集,pp. B-62~B-63,2003.
(40) 山口 博,西
隆一郎,細谷和範: 浜崖形成予測のための疑似三次元海浜変形モデルの開発
これまでの研究活動詳細
とその応用に関する基礎的研究,平成16年度土木学会西部支部研究発表会第II部門,
pp.265-266,2005.
(41) R. Nishi, R. G. Dean, Mario de Leon; Beach nourishment projects in carbonate beach material, Proc. of
International Engineering Research Conference, pp. 24, 2006.
(42) Ryuichiro Nishi, Li Elikson, My Khin: Wind blowout hollow generated in Fukiage dune field,
Kagoshima Prefecture, Japan, Twelfth Pacific Congress on Marine Science and Technology in Asia
Abstracts, A-44, 2006.
(43) Kazunori Hosotani and Ryuichiro Nishi: A Principal Analysis Using the Ten Days Composite Satellite
SST Images Taken off the Coast of Japan, Twelfth Pacific Congress on Marine Science and Technology in
Asia Abstracts, A-4, 2006.
(44) 西 隆一郎,村井弥亮: 離岸流探査を目的とした極浅海域の海洋調査,海洋調査技術学会第
18 回研究成果発表会講演要旨集,pp.15-16, 2006.
(45) 西 隆一郎: 鹿児島の海辺景観,
平成 19 年度
ニュ-ライフカレッジ隼人要旨集録,p8, 2008.
(46) 西 隆一郎:吹上浜の物理環境と砂浜の形成要因,平成 20 年度日本水産学会誌,Vol. 74,
No.5,pp.928-929, 2008.
(47) Nishi R, De Leon MP, Horinouchi K, Ohtani A, Kraus NC, Manu JK.; Mechanisms and Characteristics
of High Speed Reef Rip Current, Proceedings for Dr. Nicholas C. Kraus Symposium, March 2009.
(48)Ryuichiro Nishi, Julianti K. Manu and Yasuhiro Kokusyo; Analytical estimation of sediment transport in
river into a nearshore zone – a life of sediment in an aquatic zone, World Ocean Conference 2009
(49) 春名康宏, 細谷和範, 大山祐也, 西 隆一郎: 出前授業等への運搬が可能な小型簡易造波水槽
の試作,日本機械学会講演論文集, No.105-1,171-172,2010.
(50) K.Hosotani, Y.Haruna, Y.Ohyama, R. Nishi: Development of a small portable wave tank for and educational activity in coastal safety training program for tourists or children, Proc. of the 4th International
Engineering Research Conference (IERC2010 in Cebu,Phillipines), 120-123, 2010.
これまでの研究活動詳細
研究業績
報告書(公表分)
:
(1) 西 隆一郎(共同監修): 鹿児島県の海岸現況報告書(No.1)-長崎鼻海岸,柏原海岸,吹上浜
海岸について-,鹿児島県土木部河川課・(財)鹿児島県建設技術センタ-発行,1997.
(2) 西 隆一郎(代表;佐藤道郎): 科学研究費報告書「観測桟橋のない海域で葉路観測を可能とす
る可搬式多点計測システムの開発」,169p,1998.
(3) 西
隆一郎: 沖浜・砕波帯・遡上域での周期・なみ数変動に関する計測実験,波崎共同観測報
告会資料,9p.1999.
(4) 西 隆一郎(代表;佐藤道郎): 科学研究費報告書「Coastal Drain の海岸侵食対策工法として
の機能と可能性の現地実験」,94p, 2001.
(5) 西
隆一郎・池増隆弘: サンゴ礁海浜の保全に関する基礎的研究,平成 13-14 年度科研費(基
盤研究(B)(1))研究課題:
「九州沿岸の環境破壊脆性の総合評価に関する研究」科学研究費報告書,
九州大学入江教授代表,191p, 2003.
(6) 西 隆一郎著: 科学研究費報告書「自然海岸・養浜海岸における海岸構造物設置後の浜崖形成予
測モデルに関する研究」,129p, 2004.
(7) 西 隆一郎: 鹿児島の海辺景観,平成 19 年度 ニュ-ライフカレッジ隼人要旨集録,p8, 2008.
(8)涌井邦浩・神山享一・鷹崎和義・岩崎高資・西 隆一郎・日高正康・山下 善: 「福島県松川浦
の水産業復興および環境調査に関する共同研究」東日本大震災震災復興研究費報告書,50p,2012
年 3 月.
(9)西
隆一郎: 超巨大津波に対する砂丘-海浜地形の応答に関する防災的研究
-津波による砂
丘・海浜・海岸保全構造物周辺の侵食編-; 公益財団法人鹿児島県建設技術センター, 121p, 2012.
(10)西
隆一郎・加藤晃子: 高等教育研究開発報告; 2011 年度鹿児島大学 FD 報告書.
報告書(非公表分):
(1) 西 隆一郎: 津波による砂丘侵食に関する文献調査,(財)電力中央研究所,10p.,1996.
(2) 西 隆一郎: 高潮による砂丘侵食に関する文献調査,(財)電力中央研究所,128p., 1996.
(3) 西 隆一郎: 高潮を伴う高波浪による砂丘侵食の数値計算,(財)電力中央研究所,pp.74, 1996.
(4) 西 隆一郎・佐藤道郎・宇多高明:鹿児島県吹上海岸の海岸過程の現況調査について,
(株)中村
測量設計, 55p. 1997.
(5) 西 隆一郎: 外洋に直面した内燃力発電所におけるリ-フ内取水設備の最適設に関する現地観測
報告書,(株)九州電力,pp.40, 2001.
(6) 西 隆一郎,幡手泰雄,山本健太郎:埋設土の研究報告書,(株)日本ガス,74p, 2001.
(7) 西 隆一郎: サンゴ礁海岸で得られた水位記録から設計用の代表波条件を求めるデ-タ解析報
告書,(株)コスタルテクノ, 50p. 2001.
(8) 西 隆一郎: 鹿児島県環境技術協会:海岸構造物の最適設計について,78p, 2001.
(9) 西 隆一郎(共著): 東シナ海域における海底ポンプ浚渫に伴う濁りの拡散予測,鹿児島海上保
安部環境影響評価技術報告書,16p, 2002.
(10) 宇多高明・西 隆一郎;志布志湾押切海岸の侵食とその対策技術検討報告書,鹿児島県土木部,
18p.2002.
(11) 西 隆一郎: 外洋に直面した内燃力発電所におけるリ-フ内取水設備の最適設計に関するデー
タ解析報告書, pp.46, 2002.
(12) 西 隆一郎: 外洋に直面した内燃力発電所におけるリ-フ内取水設備の最適設計に関する数値
計算モデル報告書,pp.42,(株)九州電力, 2002.
これまでの研究活動詳細
(13) 西 隆一郎: 水釜海岸における波浪特性及び天端高決定に関する報告書,(下地)コンサル
タンツ, pp.40, 2003.
(14) 平 瑞樹,西 隆一郎: 配管の地中埋設に伴う廃土の有効利用に関する研究報告書,(株)日
本ガス,12p, 2003.
(15) 西 隆一郎: 甑島手打沿岸流観測データ解析報告,(財)鹿児島県環境技術協会,28p, 2003.
(16) 西 隆一郎: 離岸流の観測手法及び特性把握に関する報告書その1,(株)国際航業,pp.32. 2003.
(17) 西 隆一郎:さんご礁の保全に関する基礎的研究報告書,(財)鹿児島県環境技術協会,22p.
2003.
(18) 西 隆一郎:離岸流の観測手法及び特性把握に関する報告書その2,(株)国際航業,pp.30. 2004.
(19) 西 隆一郎:離岸流の観測手法及び特性把握に関する報告書その3,(株)国際航業,pp.40. 2005.
(20) 西 隆一郎: 持木港泊地埋塞に係る現地調査・数値解析報告書,(株)南日本コンサルタン
ツ,pp.180, 2006.
(21) 西 隆一郎:汀線変化予測モデル構築及び波高観測に関する報告書,朝日航洋(株),pp.170,
2006.
(22) 西 隆一郎: 山川沖合海砂採取影響評価報告書,(財)鹿児島県環境技術協会,pp.74, 2006.
(23) 西 隆一郎: 喜念浜沖合海域の海砂採取がリ-フ内海浜地に与える影響の評価検討,2007
年,23p.(株)国際航業, 2006.
(24) 西 隆一郎:リーフカレント調査報告書その1,(株)国際航業, pp.30, 2006.
(25)西 隆一郎:ウミガメの保全措置検討に関する調査報告書,(株)東京久栄, 2007.
(26) 西 隆一郎:リーフカレント調査に関する報告書その2,(株)国際航業,pp. 32, 2007.
(27) 西 隆一郎: 平成19年度吹上浜江口海域海象観測報告書,朝日航洋株式会社,50p. 2008.
(28) 西 隆一郎: 甑島長目の浜の礫浜構造と洋上ウバメガシ群落の形成機構に関する研究報告書,
22p, 2009.
(29) 西 隆一郎; 南種子町広田遺跡海岸保全に関する報告書, 2012 年 3 月
(30) 西 隆一郎; 指宿海岸水質調査報告書-その 1(夏季調査)-, 2011 年 10 月
(31) 西 隆一郎; 指宿海岸水質調査報告書-その 2(冬季調査)-,2012 年 2 月
(32) 西 隆一郎: 大根占海域における海砂採取の周辺環境への影響に関する数値解析報告書; 財団
法人 鹿児島県環境技術協会, 121p, 2013 年 3 月.
(33)西 隆一郎: いおワールドかごしま水族館 イルカ水路改良のための調査及び基本設計報告
書; 鹿児島市建設管理部管理課・
(公財)鹿児島市水族館,81p,2014 年 3 月.
これまでの研究活動詳細
テキスト・その他:
(1) 西 隆一郎著: 海岸保全・海岸生態系保全のための新しい養浜工法セミナ-テキスト, 技術情報
協会発行,pp.332, 2000.
(2) 西
隆一郎: 個人的な情報活用史と望ましい総合情報処理センタ-運用像,鹿児島大学総合情
報処理センタ-「広報」,pp.54-87, No. 13, 2000.
(3) 西
隆一郎: 波浪による海岸侵食災害,平成13年度鹿児島大学公開講座「くらしと防災」テキ
スト,pp.33-61, 2001.
(4) 西 隆一郎: 鹿児島の海岸環境,鹿児島学のプロフィ-ル,「新しい鹿児島学」事務局,pp.26
‐31,2001.
(5) 西 隆一郎: ウミガメ保護と海岸保全および海域の海岸地形と波・流れ,シンポジウム 新
しい鹿児島学,「新しい鹿児島学」事務局,pp.15‐18,2002.
(6) 西
隆一郎: サンゴ礁海域の保全・利用・環境に関する一考察 奄美ニュ-ズレタ-,鹿児島大
学,pp.28-33, 2004.
(7) 西
隆一郎:平成 16 年度宮崎海岸(赤江地区)災害復旧事業に係わる工法選定所見について,
宮崎県宮崎土木事務所,7p. 2005.
(8) 西
隆一郎:平成 17 年度 宮崎港南防波堤設置波高計消失および探査に関する海岸工学的所見
について,宮崎県宮崎土木事務所,2p. 2005.
(9) 西 隆一郎,二ッ町 悟,長山昭夫: サンゴ礁海域の安全利用に関する基礎的研究,奄美ニュ
-ズレタ-,鹿児島大学,pp.25‐31,2006.
(10)西 隆一郎:水難事故の予防を目的とした離岸流の観測手法及び特性把握に関する共同研究,
鹿児島大学における地域貢献活動,48p, 2006.
(11) Ryuichiro Nishi: Coral reefs and marine leisure safety, The Amami Island-Their people, culture and
development, Faculty of Law, Economics & Humanities Kagoshima University Pub., pp. 43-45, 2007
著書(共著):
「奄美と開発,鹿児島大学プロジェックト「島嶼圏開発のグランドデザイン」編 (株)南方新社発
行
2004 年 12 月」
, 担当;サンゴ礁海浜の保全・開発・利用,pp.269-275.
その他
(株)郵趣サービス<日本観光地百選>コレクション海岸編 解説記事 2008 年度,2009 年度
(1)歌浦・友ヶ島(和歌山県)
(2)三陸リアス式海岸(東北地方沿岸)
(3)九十九島(長崎県)
(4)日南海岸(宮崎県)
(5)桜島(鹿児島県)
(6)渭南海岸(高知県)
(7)唐津松浦潟(佐賀県)
(8)丸亀塩飽諸島(瀬戸内海)
(9)鷲羽山(岡山県)
(10)柏崎福浦八景(新潟県)