③ 後 搾 り (機械 による後搾 りと手 による後搾 り)に ついて ア、後搾 りを行 っている人は、乳房内に牛乳を残す と乳量が減 る、平L房炎になるのが心配だか ら、 等 が最大の理由のようです。 しか し通常の搾乳が終わった後で も乳房 内に約15%程 度の残予Lがあることがわかってい ま す。普通の搾乳技術な らば、乳房炎牛や残乳が多い牛 を除いて後搾 りは不必要で しょう。 現在では一般の健康な牛の後搾 りは乳房 炎防除の意味で基本的に行なわない傾向になってき てい ます。 イ、 しか し乳房炎牛の場合には後搾 りを行な う必要があ ります。乳房内の乳房炎原因菌や細菌が 出す毒素を搾 り出す意味か らも清潔な手で後搾 りを行ない ます。 また、その際に牛床な どに牛乳を搾 り捨てる事は乳房炎原因菌をまき散 らす事になるのでバ ケツ等で受けるように します。 ウ、後搾 りにおける注意点 今までマ シンス トリッピングに慣 らされた牛を行なう場合には必要最小限 (5秒 以内程度) にとどめます。 正常に機能 してい るミルカー を使用 している場合には、通常 4分 ∼ 5分 程度で大半の牛は搾 り終わるようです。 しか し多 くの牛を後搾 りしなければな らない くらい残乳が多 い場合は、 ミルカーが正常に機 能 してない事 も考 えられます。 また、 ライナーの大 きさが乳頭の大 きさと合 っていない場合に も残手し が多 い ようです。 ※ ミル カー の点 検、 ライナー については P88を 参考 に して下 さい。 次 ベ ージ ヘ 悧問日 H] 前 ペ ー ジより ⑨ デ ィッピング について ア、 目的 搾予L直後 は、手L頭孔 が開 いた状態 にな り乳房炎原 因菌 が侵 入 しやす くな ります。 そ こで デ ィ ッピン グを行 な い乳頭孔 周辺 の殺菌 を行 な う とともに、乳頭全体 に皮膜 を作 り手L房炎原 因菌 の 侵 入 を防 ぐとともに、乳頭 の保護効果 を高 めます。 イ、 デ ィ ッピン グ方法 と注意点 〇デ ィッピング液 はデ ィッパ ー (容器)を 使用 して乳頭全体 に浸漬 またはスプ レー します。浸漬 式 の デ ィッパ ー は乳頭 に平均 的 に液 を付け るこ とが可能 ですが、乳頭 につい て い る乳汁 が出 も どり液 に混 入 され る と液 の殺菌効果 が低下 し、逆 に細菌 の汚染源 にな る可能性 があ ります。 ー ー したが ってひ ど く乳頭 がぬれて い るような場合 には、乳汁 をペ パ タオ ル等 で拭 き取 るか、 頻繁 に液 を とりか える こ とが必要 です。 ー 一 また、 ス プ レー式 (穴が 方 向)の デ ィ ッパ を使用 す る場 合 には、全体 にかか りず らい の ー ー ー で、 まん べ んな くかか るよう丁寧 にスプ レー します。 スプ レ した後 にペ パ タオ ル を乳頭 にまいて調 べ る と液 の付着状態 がわか ります。 ○ ミル カー を取 りはず した ら片手 で持 った ままで残 りの手 で デ ィッパ ー を持 ち、各分房毎 にデ ィ ッピン グ します。 ー ミル カー をはず した後 にフ ックに掛 けた り、次の牛 に ミル カ を装着 しに行 った りしてか ら 何頭 か ま とめてデ ィッピン グす る人 がい ますが、乳頭孔付近 の予L房炎原 因菌 を可能 な限 り手L頭 ー 槽 へ侵 入 させな い意味 で もミル カ をはず した ら直ちに行 な う こ とが大切 です。 また、厳寒期 には、 デ ィッピング直後 に外 へ 出す と乳頭 が凍 傷 にな った り荒 れた りす る事 も あ るためデ ィッピン グ液 が極 力乾 いてか ら出す ように注意 して下 さい。 ウ、効果 (液の選択 に つい て) 殺菌効果 のあ る液 と乳頭 の保護 だけ を 目的 と した液等、種類 も豊富 にあ りますの で特徴 を踏 まえた上 で使用 して下 さい。 頭全体 に液 が付 いてい な い のでは、 せ っか くデ イッピ 行為 のみが習慣 的 にな りす ぎて十分手し ン グ して も効果 が薄 れて しま うので、確認 しなが ら 「その気 にな って」行 な って下 さい。 ※ デ ィッピン グ液 、デ ィッパ ー につい ては資材 の P68を 参考 に して下 さい。 前 ペ ー ジよ り 2日 搾乳後 の作業 (1)搾 乳後、デ ィッピング液が乾 くまで牛を立たせてお くために デ イッピング後短時間で牛が横臥す る と、デ ィ ッピング効果が減少 します。そ こで、 ① 全 頭の搾乳終了直後に濃厚飼料 を給与する。 ② 搾 乳直前に牛の尻尾を高 くつ り上げてお く。 (蹴るのを防 ぐ効果 もある) ③ 搾 乳前の粗飼料の配 給時 に、 飼槽 と通路の両 方 に分けてサイ レー ジを配 ってお き、途中で飼 槽側 に寄 せて改めて食 べ続けさせる。 な ど、各 自の条件 に応 じて工夫 し、デ ィッピン グ後約3 0 分は立 ったままの状態 でいるようにす る こ とがデ ィッピン グ効果 を高め るためには必 要 です。 しか し、実行の難 しい技術 です。 (2)ミ ル カ ー の 洗 浄 と保 管 ① フ イルター (濾過紙)の 十分な観察によるブツの有無を点検する ② パ イプライン ミルカーの洗浄 最近はほ とん ど自動化 されてお り、 自動洗浄装置は各機種 によって独 自の方式が採用 されて い るので、各 々の使用説明書に したがって実施すれば良いが、 きちん と作動 しているか どうか十分 チ ェックす る必要があ ります。また、洗浄不十分の場合は、洗剤の濃度や温度、洗浄時間な どの 再調整を しなければな りません。 なお、手動の場合は基本的には次のバ ケ ッ トミルカーに準 じて行なえば良いが、 いずれの洗浄 方法 であって も、機械洗浄だけではな くティー トカップユニ ッ トや レリーザ、 ミルクタップ、送 乳パ イプな ど必要部分は分解洗浄 し、時 々真空配管の洗浄 も実施する必要があ ります。 ③ バ ケ ッ トミルカーの洗浄 ア、水洗 い 生乳が乾いた後では、汚れが落ちに くくなるので、最低 で も水洗 いだけは搾茅L後直ちに行な った方が良い。 この水洗 い作業は40℃前後の温水の方が好 ま しく、あま り冷 たかった り熱す ぎ ると脂肪の固着や蛋 白質の変性をおこし、かえって落ちに くい汚れ とな ります。 また、水 と空気を交互に吸引させるエアー プラッシング方式が効果的で、牛乳成分の自い濁 りがな くなるまで洗 う。 イ、洗剤による洗浄 ∽ ア ルカ リ洗剤による洗浄 毎搾乳後、規定濃度 (一般的には0.5%)の -81- アルカ リ洗剤液 で洗浄 しますが、60℃前後の ー ー ー 洗浄液を作 り、 エアー プラッシング方式でライナ か ら吸わせ、ライナ や ミルククロ 、 ミルクチ ュープ類な どは専用プラシでていねいに手洗浄する。 なお、低温で も比較的洗浄力が落ちず、低発泡性の塩素化 アルカ リ洗剤がパ イプラインミ ルカーやバルククー ラーの洗浄では効果的な場合 が多 い。 ④ 酸 性洗剤による洗浄 アルカ リ洗浄を毎回行な っていて も、乳石のようなカルシウムな どを多量に含む汚れに対 しては、酸性洗剤 でなければ汚れを取 ることは出来 ませんので、 3∼ 4日 に 1回 、規定濃度 (一般的には 1%)の 酸性洗剤液で洗いましょう。 ウ、水すすぎ 洗剤液 で洗 った後 は、 きれいな水または温水で十分すす ぐ必要があ ります。特に、酸性洗剤 を使用後に塩素化アルカ リ洗剤を使用する場合やその逆の場合、 および酸性洗剤使用後 に塩素 系殺菌剤を用 いる場合、途中 (中間)の 水すすぎが十分 でない と、有毒 ガスが発生する恐れが あ りますので注意が必要です。 また、アルカリと酸が中和 し洗浄力が低下 した り、殺菌効果 が低下することもあ ります。 ④ ミ ルカーの保管 ユニ ッ トやバケッ トは水すすぎ後そのまま水を切って棚な どに乾燥保管するのが良いで しょ つ。 しか し、乾燥保管 で も保管場所 が、ホ コ リがかか った り、直射 日光 が当た る、 また、 モ ー ター の近 く (オゾン発生 に よる ゴム の劣化 )で あ った りす る と、細菌汚染 の原 因 とな った り、 ゴムの 老化 を早 め る こ とがあ るので十分注意 して下 さい。 ︲ う 水 搾 ”■ ︲ ︲ 叫 洗 ︱ ぃ ※回 4日に 1 ※毎週日曜 と木曜など、 覚えやす い や り方で行な う。 日同 断 ー ー 図 1 ミ ル カー や バ ル クク ラ の洗浄作業 の例 (0 そ の他 の器具 の洗浄、保管 ディッパーやPLテ スター用シャー レー、ス トリップカップ、各種バケツなどは水洗 し、必要 に応 じて洗剤で洗 って水すす ぎを した後、乾燥保管 して下 さい。 なお、 ミルカー に使用す るスポンジは、殺菌液 に浸す だけでは保管中 にかえって細菌が増殖す る場合 もあ りますので、数多 く準備 し、完全に乾燥 した状態で使用する よう特 に注意 が必要です。 -82- 乳房周辺 の環境整備 牛床 の衛生状態 は乳 房炎感染 との関係 が大 きい 牛舎出入 口やパ ドックのぬかるみは毎回搾乳時の乳房洗浄の手間を考えれば 改善 の効果は実に大きい -83- 1.乳 房炎原因菌 の主 な生 息場所及 び 感染経路 環 境 性 乳 房 炎 汚れた牛体、特 に乳房の汚れの中 牛床 や通路 の湿 り気の中 環 パ ドックや通路に溜った糞尿の中 ぬ か るみ の 中 で は ウ ヨウ ヨ 境 性 及 洗浄不 良の ミル カー の乳石 や被膜 中 力1しし/こフイす の ひび割 れの中 び 伝 伝 染 性 乳 房 炎 染 性 の 茅L房炎牛 の乳頭皮膚 乳汁 は最 高の住 み 乳房炎牛 の乳 房組織 牛床 に搾 り捨 て られた乳汁で も条 件 が整 えば永 く生 きて い る -84- 搾乳時以外 における予L頭孔 湿 った敷料 は絶 好 の場所 で常 に か らの侵入 乳頭孔 への侵入 を うかが って い る 乳頭の ヒダの中には菌が多 く 色 々な ものに触れるので一番汚れて 搾乳中の感染チ ャンスが多 い い ると思 う 洗浄布、水の使 い まわ しは菌 を ひび割れ に ドロ ップ レ ッッが伴 な う 撒 きち ら して い る ような もの と容 易 に感 染す る 乳汁 な どの有機物 が混入 したデ ィッ ライナー に手L汁が付 いてい るの も大 ピング液 は殺 菌効果 が減 り、逆 に菌 きな感染経路になる を伝播 してい る場合 もあ る の 感 染 経 路 伝染性 の乳房炎菌 であって も条件が整えば 伝染性乳房炎乳 を飲 んだ仔牛 同志 牛床で生息 し乳頭孔か らの侵入機会 はある の吸 い合 いに よる感染 もあ る 2口 乳房 を汚れか ら守 るために (│)乳房 の毛 の除去 の必要性 乳房、特 に乳頭 の周 り 汚れ (糞や泥 な ど)力 ゝ 清拭作業 の際、水分 が の毛 が伸 びす ぎて い る と…。 付 きやす く、落 ち づ ら 毛 に付 着 しやす く、乳 くな る。 房 が乾 きづ らい。 ⇒ 残 った水 分 が、汚水 と ライナ ー ス リップ、這 急激 な真空圧変 動 に よ な って垂 れ流 れ、周 り い上 りの原 因 にな りや リ ドロ ップ レ ッッがお の細菌 と共 に ライナ ー す い。 こ り、乳頭孔 か ら手L房 内へ 浸入。 炎原 因菌 が浸入 しやす くな る。 子L房の毛 が伸 びていて、 その毛 に付 いた糞 や泥 を水洗 いす る と、その後 の乾燥 が不十 分 な ら乳房 の周 りに付 い て い た菌 が、搾乳時 に乳頭孔 か ら乳房 内に侵 入す る機 会 が増 えます。 また、作業的 に も清拭作業 に時 間が かか るため、 ミル カー の装着 が遅 れ る とい う こ ともでて きます。 乳房 の毛 刈 り 。毛焼 きは、茅L房を汚れず ら くす る こ とだけでな く、水洗 い して も、水気 を拭 き取 りやす く、 乳房 が乾 きやす くな るため に も有効 な技術 です。 「手L房炎の予 防」 「 作業 の効率化 」 「手L房の美 しさ」 な どを考 える意味 で、泌手L期間 中の毛 の伸 び方 に応 じて、予L房の毛の除去 を行 った方 が 良 い で しょう。 -86- (2)乳房 の 毛 焼 き 乳房の伸びた毛を除去する新 しい技術 として、乳房の毛焼 きがあ ります。火を使 って乳房の毛を 除去するため、牛が暴れたす と思われるか もしれませんが、ガス トーチを常時動か しなが ら (瞬間 的な火)毛 を燃や し、軍手をはいた手で擦 り落す こ とによって、牛 自体 も熱が らず、短時間で効果 的に毛を除去することができます。 ① 道 具 ガス トー チ ( 軽くて持 ちやすい ものが ガス トー チは、空気 の流入 口をアル ミ 良 い ) 、ア ル ミホ イ ル 、軍 手 等 を用 意 ホ イルで塞 ぎ、赤色の炎 にさせます。 します。 ( 開けてお くと温度 の 高 い青 い炎 が 出 ます) ②焼き方 焼 く部分としては、 乳房の下 1/2∼ 1/3(最 低限、清拭作業のしやすい部分)を 行います。 牛 の頭 に頭 絡 (モクシ)を 付 けて固定 した り、 助手 の人 に尾 を持 ち上げて もらった りして、 牛 が動 き回 らな い ように します。 特 に牛 に蹴 られ る恐 れのあ る位置 では作業 を し な い よう注意 す べ きです 乳房 の毛 を焼 いてい る間 、牛 に蹴 られな い よう に、胴締器 を付 けた り、 中腰 で焼 くな ど要注 意 です。 しか し、 は じめか ら、牛 が蹴 るこ とがなければ 良 い こ とです。 「人 間 に対 して おび えない」 と い うように、子牛の頃 か ら慣 ら して い くこ とが 大切 です。 -87- 軍手 をはめた手 で、乳房 の毛 を逆撫 でて立 たせ ます。 ガス トー チ を動 か しなが ら毛 に炎 を軽 く当てて 燃 や し (一カ所 に炎 を集 中 させな い ように絶 え ず動 かす)、素早 く毛 の焼 け た跡 を払 い落 と し ます。 この作業 を何 回 か繰 り返 し、毛 を除去 します。 左右 の予L頭の間 (窪んでい る部分)ま た、後 ろ 足 と乳房 の間の部分 は、炎 が届 きに くく、焼 き に くい部分 です。後 ろ足 と予L房の間 は、皮膚 も 薄 く、熱 が こも りやす い所 なの で、特 に注意 し て行 な つて下 さい。 焼 きに くい部分 一 慣 れ て くる と、 頭 3 ∼ 4 分 で焼 け る よ うにな ります。 ( 乾茅L に近 い 牛 は、 特 に毛 が 密 集 して お り、 少 し時 間 がかか ります) ③ 毛 を焼 く上での注意点 ア)牛 舎の換気 は良 くするが、強風 で火が消えない程度 にする。 イ)敷 料 がある場合、一 カ所に集め (特に乳房の下にないようにする)31火 を防 ぐ。 ウ)糞 が毛に付 いてい ると、焼 きに くいため (糞が湿 ってい る と毛が焼けず、乾 いている と火種になる)事 前 に落す。 工)搾 乳前 に行 うと手しを漏 らす牛がいるため、搾茅L後 2∼ 3時 間たってか ら行 う。 ォ)毛 を焼 くことに集中 していると、周 りの状況が判断で きないため、助手 がい ると理想 的。 力)万 一 の場合のため消火用具 を用意する。 キ)焼 いた後 は、必ず火気の点検 をする。 ク)乾 乳期間中は、牛乳 を生産する ことによる乳房での熱の発散 がないことか ら、乳房の 体温 も低 く、熱を感 じやすいため牛が熱が ります。また、 この期間 は乳房を清潔 に保 つ必要 もあるので、毛 を焼 くのをやめ、毛刈 りをすると良いで しょう。 X 搾乳器材 の点検 と整備 ∼乳房炎未然防止 の ために∼ 設定真空圧 の測定 ポンプの排気量測定 調圧器 の点検 真空圧 の 回復 テス ト -89- 1.自 分で しなければならない点検整備 、 見過 してませんか (1)清 掃箇所 ①真空配管の洗浄 ス トー ル コ ックか ら水又は洗浄液の吸引を行な い ま す。ホー スを時 々バ ケツか ら出 し、空気を入れエアプラ シをかける。1回 に吸わせる液量は真空 タンク (バラン スタンク)容 量の 1/2以 下。順序 としてポンプに近 い 所か ら始めま しょう。配管の大 さ ・汚れの程度 により違 いますが、定期的に実施 しま しょう。 ② ドレンバルプの清掃 水分がたま りやすい所です。指 で押 して きちん と動 く か どうか点検 しま しょう。汚 れがひ どくなると、空気漏 れや、真空圧を低下させる原因にもな ります。 ③調圧器 (レギ ュレー ター)の 清掃 大量の空気 と一 緒に、 ゴ ミや水分を吸い込む所です。 少な くとも月に 1回 程度分解 し、内側の汚れやホ コ リを きれ いに落 しま しょう。また設置位置が水槽等 の近 くに ある場合は、特に汚れが早 く付着 します。早めの清掃を 心がけま しょう。搾乳 への効果抜群です。 ④ブ リー ドホ ール (空気孔)の 清掃 一 搾乳時 に空気を常時吸い込む所です。空気 と 緒 にホ ミルククロー_ コ リも吸い込み、 目詰まりをお こします。 日詰 まりをお ブリー ドホール イ こす と乳の流れに影響 を及ぼ します。定期的に 日で確認 し、孔の汚れをきれい に清掃 しま しょう。 清掃 は内側 か ら ⑤ インレッ トの清掃 ミルクタップの孔の部分は、 自動洗浄の場合 で も汚れ が残 りやすい場所 です。必ずプラシを用 いて、定期的に 洗浄 しま しょう。 真 空パ ィ ア スライ ドブレー ト -90- (2)点 検 ・整備箇所 ① レギ ュレーターの回復テス ト ミルカーのスイ ッチを入れて、搾乳状態に します。1人 は真 空ゲー ジを見て、 もう 1人 は ミルクライン上のインレッ ト1箇 所 を、 5秒 間全開に して空気を吸わせます。合図を し、イン レ ッ トを閉めてか ら、ゲー ジの針の回復が最初の位置 より振れ過 ぎずに、 3秒 以内に戻 ることが理想です。 この回復がおか しい と、システム全体の どこかに問題があると予想 されます。早急 に どこに問題があるのか調 べ、整備 しま しょう。 ② パルセ ーター 全てのパルセー ターの脈動比 ・脈動数は、できるだけ近 い比 率 ・数であることが望ま しい ものです。牛は脈動比や脈動数 に 極めて敏感な反応 を示 します。搾乳する度に脈動比や脈動数 が 違 っていることがないように、定期的に点検 ・整備を行ない ま しょう。 ③ バキ ュームポンプ オイルの有無はよ く観察 しますが、オイルの流れや羽根のす り減 り、ベ ル トの張 り具合 も定期的に点検 しましょう。 またポ ンプを止める時に、羽根が逆回転 しないか も確認 しま しょう。 羽根は一定方向に回転する構造 になっているため、逆回転する ことによ り、 ポンプの寿命を短か くすることにつなが ります。 逆回転する場合には、逆回転 をさせない取扱 いが大切です。 ④配管の エアー漏れ パルセー シ ョンライン ・ミルクライン共に、配管の継 目 (溶 接ではな く、 ゴムやプ ラスチ ックの場合)等 か らエアー漏れを お こ してい る場合があ ります。 ミルカー稼動時または洗浄液が 配管を流れてい る時にパ ッキン部分等の全ての継 目を注意深 く 点検 しま しょう。 -91- ⑤ライナ ー 劣化の程度は、上部からの見 かけや指を入れて感触で判断 しようとして も正確にはわか りに くい ものです。 交換の 目安は、搾乳回数 ・搾乳頭数 ・ユニ ッ ト数 ゴ ムの 材質 により違 いがあ ります。詳 しい注意点等は、ライナーの ペー ジ (P98)を 参照 して下さい。 ⑥ ミルクタップ ミルクラインにある孔 とタップの孔の位置がずれて くる場 合 があ ります。孔の位置がずれて くると、搾乳に大 きな支障 をもた らすな ど、様 々な悪影響の原因 とな ります。 ミルクラ インの全てのタップを定期的 に点検 しま しょう。 ⑦ バ ケ ッ トミル カ … バ ケ ッ トミル カー は、分娩 直後 の搾乳 や乳房炎牛の別搾乳 等、重要 な役割 を担 って い ます。 しか し、 日頃 の点検 ・整備 では案外 見逃 が しがち にな ります。特 に ゴム類 は劣化 がひ どい場合 があ り、 これ に よ リエ ア ー漏 れを引 きお こ し、真空圧変動 の原 因 にな る場 合があ ります。 パ イプ ライン ミル カー と同様 に、 ゴム類 は必 ず定 期 的 に点検 し、特 に ライナ ー は確実 に交換 しま しょう。 またバ ケ ッ トミル カー とパ イプ ライン ミルカー の ユニ ッ トの メー カー が違 って も、 ライナ ー 等 ゴム類 の劣化 が な く大 きさが適正 であ って、 パ ルセ ー ター の脈動 比 や脈動数 がで きるだけ近 い比率 ・数 であれば大 きな問題 にはな りません。 パ イプ ライン ミル カー のふでな く、バ ケ ッ トミル カ‐ のパ ルセ ー ター や ゴム類 も定期的 な点検 ・整備 が必要 です。 -92- 2.牛 にス トレスを与 えないために (1)牛 の 周辺 か ら菌 を少 な くす るため に 牛の周辺 か ら菌 を少な くするための一 つの手段 として、牛舎 内の換気を良 くして牛床や通路 を乾燥 させる こ とがあ ります。菌の絶対数を少 しで も減 らすことが先ず大切です。 牛舎内の換気 を良 くするためには、換気孔 を設置 した り、開放型牛舎 に新改築する方法があ り、条件が整えば換気が良 くな ります。 オープン 1リッヂの 目安 牛舎の幅 12mま で 15 敗→ 気→ 図 1 キ ング式牛舎 に太 いパ イプで換気 18 リッヂの開放 幅 20oll 25 30 オー プンイー プの幅はオープ 図 2 天 丼 を取 り除 きオ ー プ ン リッヂ とオ ー プンイ ー プを導 入 ン リッヂ と同 じ幅にする 牛舎 内 をで きるだけ乾燥 させ る こ とで、環 境性乳房炎原 因菌 を少 しで も減 らす こ とにな り、乳 房炎対策 の一 手段 と して有効 な方法 です。 (2)牛 に ス トレス を与 え ない ため に ∼ 別搾 乳 の工 夫例 分娩直後の搾乳 (初予L)や 乳房炎牛は、別搾乳する ことが必要です。 この場合、その後の搾 乳時における脈動比や脈動数な どの、搾乳条件 が変 らないこ とが大切です。 そ こで、パ イプライン ミルカーの ユニ ッ トを工夫 し、搾乳牛全頭を同 じ条件で搾乳 して、ス トレスを与 えないよう工夫 してい る事例 を紹介 します。 ユニ ッ トの ロング ミル クチ ュー プの途 中を切 断 し、鉄管 で継 な ぎます。 ロン グ ミル クチ ュー プ を接続 す る部 分 は、輸送缶 へ の連続充 てん装置 を利用 した ものです。 この方法 だ と、 パ イプ ライ ン ミル カー と同 じパ ルセ ー ター を利 用す るため、搾乳条件 に変化 がな く、 ユニ ッ ト部分 は 自動洗 浄 が可能 な どの利点 があ ります。 -93- 3.ミ ルカー システ ムの望ま しい設置例 ① サニ タ リーパ イプ 搾乳の性能に影響するパ イプラインの中で最 も重要なの は、サニ タリー トラップ とレシーバ ー ジャー をつな ぐライ ンです。 このラインの 口径が小さければ、エアーの供給が 制限 されて問題です。他のラインの 口径 と同 じか、それ以 上であることが大切です。 ②調圧器 (レギ ュレー タ ー) ウ ェイ ト式 、 スプ リン グ式 は、 ダイヤフ ラム式 に比 べ感 度 が鈍 い と言 われて い ます。性能 の低 い二 台の レギ ュレー ター を使用 し、足 し算 して能力 が間 に合 うか ら良 い とい う ものではあ りません。 二 台が互 い に干渉 しあ って、圧 の変 動 を もた らすか らです。 一 台で十分能 力が間 に合 うもの を 使用 す るのが よい。 ③調圧器 の理想的な取付位置 基本的には、バ ランスタンクか らサニ タリー トラップに 上離れ 向うライン上であって、配管の曲 りか ら最低30clll以 てい ることが望ま しい。 また、ダイヤフラム式の場合 レギ ュレー ターが別の離れた場所にあって も、セ ンサー部分 が ∠ 自動 ドレン 望ま しい位置に設け られていれば問題はあ りません。 サニタリー トラップ ④ ミルクインレッ トの位置 ミルクチューブ 時計 で言 えば1 0 ∼ 2 時 の間 に孔 を設 け、子L が上 の方 か ら 配管 に流 れ込 む こ とが よいです。 3 ∼ 9 時 の間であれば、 ミルクチ ューブ すで に配 管 の中を流 れている乳 に押 し込 む こ とにな り、真 空圧 の変動 を引 きお こす 可能性 があ ります。 ⑤配管 の勾配 基本的 には ミル クラインに入 った乳が、 自然 に レシー バー ジャー に向って流れることが望ま しいのです。勾配の 目安 としては、ラインの継 目が溶接でない場合パ イプライ ンの長 さ10フィート (約 3m)に 対 し1.5インチ (約3.81cal) の均一 なス ロー プ (約1.5%)が 推奨 されてい ます。継 目 が溶接の場合は約0.8%の 勾配が推奨 されています。施工 には困難が多 いが、 この値 に近づける努力が大切です。 ⑥ ミル クク ローの大 き さ 4本 の ライナ ー か ら乳 が集 まる場所 です 。集 ま った乳 を すばや く処理 しなけ れば な らな い ので、乳量 に対応 で きる 大 きさの もの を選 ば なけ れば な りません。小 さす ぎる とク ロー 内 に乳 が滞 り、真空圧 の変 動 を引 きお こす 原 因 に もな ります。ク ロー を取 り替 える場 合 は、ク ロー 自体 が重 す ぎな い こ とと、ク ロー の ア ウ トレッ トの 口径 よ リミル ク ライン 側 のイン レ ッ トの 口径 が小 さ くな らな い こ とが大 切 です。 ⑦ ロング ミルクチ ュープ 長す ぎない とい うことが大切です。長すぎると真空圧変 動の原因にもな ります。できれば 目で乳の流れが見える素 材の方が有益です。長 さの 目安 としては、 ミルクラインの インレッ トの一番高 い所で、大 きい牛に合せるのが無難で す。 ③ レシーバ ージャーの構造 形状 としては、上 からで も横か らで も乳が壁面に沿 って 流 れ込む ということが好ま しい。容積 は、大 きければ良い とい うものではあ りませんが、小さい ものは早 く一杯 にな るため、 ミルクポンプが頻繁 に作動するように しなければ な りません。 -95- 4口 「ミル カ ー」 が原 因 による乳房炎 をな くすため に ミルカー は微妙な作用によってその働 きを しています。従 ってそのミルカー に何 らかの不調が発生 すると、それが様 々な形で真空圧や拍動に影響を与 え、それが結果的に 「 乳房炎」につながる原因 と な り、経済的に大 きな損失を こうむる こ とにな ります。定期的 な点検や整備は案外見逃 がされがちで すが、その必要性についてあ らためて理 解 しては しい ものです。 一 ・●点検 整備 の 不備 が もた らす影 響 ● ・ ・・ 能 力不足 、設置位置 →O ● 作動不 良、汚れ、 つ ま り 細 い、 上下蛇 行 →④④ エア もれ、 つ ま り 細 い、勾配不 良 →①の 立上 り、 エ ア もれ アーバ イプライ ン s //':rv\, ① の ← 能力不足 ④ ← 長すぎる の ← つまり の ⑮ ← 四 a-i 中 真空圧 の変動 は何 らかの形 で乳房炎 につなが る ・吸引力の低下で搾乳時間が長 くなる。 そのため乳頭 に負担が 長 くかか り、乳頭の損傷が多 くなる。 ・把持力の低下 でテ ィー トカ ップの脱落が容易 となる。 それに より他のライナーの脱落や ドロ ップ レッツを招 く。 ○高真空圧 ・乳頭 へ の強 い刺激 で乳 を上 げ やす く、残乳 が多 くな った り、 平L 頭の損傷 を招 いた りす る。 ・真空圧 の不規則 変動 で ドロ ップ レ ッッ が起 き、乳頭 の損傷 と 乳汁 の逆流 を もた らす。 ・真空圧 の急激 な変動 で ライナ ー の ス リップ ・脱落 を起 こ し、 他の ライナ ー 内での ドロ ップ レ ッッを招 く。 →④ 5口 「人」が原因 による乳房炎をな くすために の 諫 嘲 発 疎 作 ・ い o つ ・ に ・ 方 り や の 業 作 の 今 る つ ´炎 あ ヽ え 房 で か 乳 法 ヽで 方 く け い な だ 良 は ゝ つ が で が れ 法 ち こ 方 し い 少 や り方であって も、実は牛の側 に立てば決 して良 つ る てい ることがあ ります。作業のや り方や考 え方が で こ とがあるとすれば大変残念な こ とです。この際、 さ しょうか。 が 乳 房 炎 を もた らす ● ・ ・・ (搾 乳者 ) /ヽ カゥ トレーナー 使い方のまずさ ミ ルカ ー離脱 のタイミ ングを失う 乳一 房 の ひ ど い汚 れ 五↑ 漉し ← )一 ドロ ップ レ ッッ 乳汁 の 流れが見えない 川 胴 乳頭刺激か らミルカー装 着までの時間が長すぎる 牛な 末ど のに 汚よ れ`る 乳 ぬ頭 かの る汚 みれ 開 6.あ なたは どんな ライナ ー を使 っていま す か (1)ラ イナ ー に も っと関心 を ライナ ー は ミル カー の中で唯 一 牛体 にふ れ、微妙な作業 で搾乳をする部分 です。 従 って、 この ライナーの良 し悪 しが機能面 や衛生面な ど、あ らゆる面で乳頭に影響を与 えます。つ ま り、ライナーの大 きさをは じめ、 形状、材質、弾力性、使用回数、復元力等 々、 乳頭とライデーの 大きさが合 うのか 最 も望ま しい 育ヒ 子LはF丁 乳頭の健康や泌乳性、そ して、それがひいて 曇訟宇ヒ ぞ F統 露 乳 頭を いためつけ る 最 も悪 い例 は経 済性 に大 きくかかわってい ることにもっ 図 !.乳 頭 とライナ ーの大きさとの関係 と関心をもつべ きです。 (2)ラ イナ ー の 大 き さにつ い て 近 頃の乳牛 は、資 質 の改 良 と更新年令 の若令化 に よって、比較的小 さい乳頭 の牛 が多 い牛群 にな っ てい ます。 しか し、 ライナ ー は以前 と同様 の大 きさの もの を使 ってい る例 が多 くt結 局、乳頭 に対 し 大 きめの ライナ ー であ る こ とが多 い ようです。 乳頭 に対 しライナ ー が大 きす ぎる と次の ような弊 害 が起 こ ります。 ライナ ー が大 きす ぎる こ とに よる悪影響 ライナース リップにより クラスターが脱落 しやすい 真空 圧 の不 規 則 変 動 Π ︶ Π ︶ Π ︶ 這 い上 りに よる乳頭基部 の締 め つ け Π ︶ 乳頭端 の過剰 な刺激 に よる乳頭損傷 ↓′ 〆↓ Π ︶ ′ 乳汁逆流に よる ドロ ップ ・レッッ 乳房炎菌 の 感染 。発症 ライナーの大 きさは、ISO規 へ入 った胴部の内径で表示す 格 では、 日部の穴径 と口部 か ら75111111中 ることになってい ます。 -98- □部 の穴径 憂 ::::TX予 鮮 蓋⊂ ローボアタイプ (22.511ull以 下)か ら、2511ullを 超えるレギ ー ュラ タイプまで、相当大きな開きがあ ります。近年は 2011ull程 度 のナ ロー ボア タイプが推 奨 されて い ます。牛群 卜 75m一 ¬ 内では、乳頭の大 きな牛や小さい牛な ど様 々なのが実態ですが、 この場合のライナーの選び方は、 中 間的な大 きさの乳頭に合わせるのではな く、む しろ小さい乳頭に合わせた選び方が弊害を防 ぐ上で良 い と言えます。それで どうして も搾乳不可能な牛 (極端に乳頭の大 きい牛)が 居れば、それ らの牛専 用のサイズのライナー をセ ッ トした ミルカー を用意するか、洵汰の対象にする、 とい う考 え方が良い で しょう。 (3)テ ィー トカ ップ シ ェル との 適 合 ライナー には各種の大 きさ、形状があ りますが、 これ らにはそれぞれ適応するティー トシェルが限 られてお ります。ライナー を今までの もの と変更する場合には、この ことについて も配慮が必要です。 さらに他メー カー との組合せは、殆 どが合わない と考 えるべ きで しょう。 ティー トカップのシェルは、プラスチ ック製の中の見えるものや、 セバ レー トタイプの ものな ど、 年 々工夫されて いますので、他メー カーの もの も含め改良の実態や動向な どを調 べ、常に最良のシス テムを採用する こ とが大切です。 (4)ラ イナ ー の 材 質 ライナーは主に ゴムで作 られていますが、 これには天然 ゴム と合成 ゴム及び これの組合せた ものが あ ります。 この うち どれにするかを決めるのは、実際に使 ってみて牛群に適合すると思われるものを 経営者 自身が見 つけるべ きです。 (5)ラ イナ ー 交換 の 目安 ライナーの交換は、悪 くなってか らではな く、悪 くなる前にするのが基本です。 ライナーの使 いす ぎは、復元力がな くな り搾乳性能が落ちるだけでな く、 ヒビ割れが細菌の巣 とな り、乳房炎伝染の原 因にもな ります。 ライナーの状態の良 し悪 しは、外見上や指を入れただけでは分 かるものではあ りま せん。従 って一定の基準を 目安にするのが良い方法です。 ライナー交換の 目安は、メー カーの使用基準に従 うことにな りますが、「3A」 規格では、成型合 成 ゴムライナーでは1,200回、天然 ゴムライナーでは800搾乳回数で、 しかも3カ 月以内の範囲で、基 準が設定されています。時折、ライナー交換の こ とでは 「 費用 がかかって…」とい うことを聞 きます。 確かに費用はかか りますが、か と言 って交換を永引かせると、 ライナー代金をはるかに超 える損失を 乳房炎 とい う形で こうむる ことを承知すべ きで しょう。 ライナー交換の 目安 となる使用 日数の計算式は次の通 りです。 =ラ イナーの使用 日数 二 =≒ 9=60 〔 (例)ユ ニ ッ ト数 4台 、40頭 搾 乳 、成 型 ライ ナ ー の場 合 L′ 躊 →静 鍔 -99- 交 製早百 〕 一 体 閑話 ― 消 毒 薬 は ど の よ う に し て 菌 を 殺 す か 細菌 と消毒薬 との接近遭遇 正常 な大腸 菌 ぃ ち ぃ 呼 ﹃ う 織 ぃ ゃ 心 聟 ^ t M 稀 ふ 名 ⇒ プ ラウ ン (不規 則)運 動 して い る内 に細菌 に接触 す る 有 機物 と/ 1 壼薬 の効 力 有機 動 の あ る場 合 rr`蒸 の吸着 消 菌体壁 の破壊 毒 薬 の 作 用 機 序 θ 菌体 成` £ 変 呼吸作用の阻害 消毒薬 に よって殺 された大腸菌 「 酪農 と洗剤」 より Ⅵ 乳房炎 に関す る質疑応 答 乳質改善 の勉強会 で、「ライナ ース リップ」、「ドロップ レッツ」 と言 う言葉 を聞 きま すが、ど うい うことで しょうか。 A ラ イナー ス リップ とは、①乳頭 ・ライナーがぬれている場合、②乳房洗浄を行 いその洗浄水が したた り落ちて きた場合、③乳頭の大 きさとライナーサイズ ( 特に大 きい場合) が 合わない場合、 ④装着時にエアー を吸わせて装 着 した場合、⑤必要以上 にマ シンス トリッピングを行 った場合乳 頭 か らライナー がず り落ちた り、這 い上がった りすることで、その時 ライナー と乳頭のす き間か ら空気が入 り込む こ とをいいます。 ドロ ップ レ ッッ とは、 ライナー ス リップや近 くの ユニ ッ トか ら空気が流入 した場合、 ミルクク ロー 内の真空圧低下が原因 とな り、牛乳に空気が混入 し逆流 して飛沫 となって乳頭端 を直撃する ことをいい ます。 この時、乳房炎汚染乳 や乳房炎原因菌 が、乳頭孔か ら乳房内へ侵 入す ることで 乳房炎の大 きな原因 となっています。 (エ ア → は エ ア ーの流れ ー漏 入 ) ド く 撃 直 ツ を ツが端 レ沫 頭 ブ飛 乳 ツ汁 口乳 一張 ナ膨 ラ → 4 プ れ蜘 ン り り い 垣 ス 一 り〓 一 ヵ 付 一 ′ ラ 4 ラ 乳汁飛沫 ライナー内の高 い真空圧が ミル ー ククロー か ら空気を引っば り込む り こ上 %奮 茎差あ んタフ 高 ζ 低下 そばの ユニ ッ トが エ ア ーを吸わせ た場 合 図 ラ イナ ー ス リップ と ドロ ップ レッツの関係 につい て -102- 自分でデ ィッピング液 を作 って、使 っている人がいると聞きま した。私 も作 ってみ たいのですが、その作 り方 と注意点を教えて下 さい。 A 各 農場で、ポス トデ ィッピング (搾乳後デ ィッピング)液 を作 ることはで きます。現在市販 さ れてい るポス トディッピング液に準 じて作 るとすれば、 2つ の薬品がベース となるで しょう。 1つ はヨー ド系で、 もう 1つ はクロルヘ キシジン系です。 主に使用 されているコー ドホー ルを使用 し、ポス トデ ィッピン グ液を作 る場合、使用するコー ド剤の濃度に注意 し、使用時の有効 ヨー ドとして、o.5%の 濃度 を守 ることが大切です。又、平L頭 皮膚の保護、緩衡効果の意味か ら、添加物 として使用時濃度で、グ リセ リン 5∼ 30%、 ラノ リン 2∼ 2.5%等 を添加 します。 もう一 つのクロルヘ キシジンを使用 して作 る場合、使用時濃度 1%を 守 ることが大切です。又、 添加剤 として、 ビロ リジン等を添加 します。 どち らの薬剤 を使用 し、ポス トデ ィッピング液を作 るに して も、一番注意 しなければな らない ことは、使用時の濃度 を守 ることです。 ヨー ド剤 を使用する場合、市販の ものでは有効 ヨー ドが異な りますので、有効 コー ドを確認 し て、使用時濃度0.5%を 守 って使用する こ とが大切です。使用する薬剤の単価により、市販のデ ィ ッピング剤 より高 くなる場合 もあ りますので、使用する薬剤 の価格を確めて、市販の ものを使用 するか、 自分 で作 るか判断 して下さい。 良 く乳質改善 の勉強会 で、薬剤 を稀釈 して、「ppm」 の濃度に して使用 しま しょうと 言いますが、「ppm」 と倍率、濃度について知 りたいのですが。 A 濃 度 ( % ) と p p m の 関係 は、次の様 にな ります。 ( 1 % = 1 / 1 0 0 、 l p p m = 1 / 1 0 0 万) 100% = 100万 ppm = 1 10% 1% 0.1% ppm = 10分 の 1 p p m = 百 分の 1 = 10万 = 1万 分の 1 = 1,000ppm = 千 0.01% = 0.001% = 分の 1 100ppm = 1万 10ppm ‐ 0.0001% = l o 万 分の 1 lppm = loO万 分の 1 原液 の表示濃 度 ( % ) か ら、希望す る稀釈濃度 ( p p m ) に す るための、薄 め る倍率 ( 倍) を求め る場合、計算式 は次の様 にな ります。 原液表示濃度 (%) 希望す る稀釈濃度 (ppm) ×10,000=薄 め る倍率 (倍) ○例 として、 6%濃 度 の殺菌剤 で、手の殺菌に使 う200ppmの殺菌液を作 る場合 靡 刈 Q∞ 0=Ю00 6%濃 度は、60,000ppmですから、300倍に稀釈 する こ とにより、200ppmの 濃度 とな ります。 です か ら、 6%濃 度の殺菌剤 10ccを約 31の 水で稀釈す ると200ppmの 殺菌液 がで きます。 使用時濃度 (%)と 使用す る水の量 (2)か ら、使用する洗剤の量 (g、 cc)を 求め る場合の計算 式は次の様 にな ります。 使用時濃度 (%)× 使用 する水の量 (1)× 10=使 用する洗剤の量 (g、 cc) ○例 として、0.5%の アルカ リ洗剤 の洗浄水を602作 る場合 (パイプラインミルカー洗浄水) 0.5(%)× 0.5(%)は 60(1)× 10=300(g、 cc) 200分の 1であ り、300ccのアルカリ洗剤を601の 水で稀釈する ことは、200倍に稀釈 する ことにな り、05%の 濃度のアルカリ洗浄水 とな ります。 以前に、搾乳 中―頭毎 ライナ ー を殺菌 した方が良いと言われ続けていま した。はた して一頭毎 のライナ ー殺菌は必要なので しょうか。 A 一 頭 毎 ライナ ー の殺菌 を行 う こ とは、 ライナ ー を媒 体 と しての乳房 炎 の感 染 防止 の意 味 か ら良 い こ とと言 えますが、 きちん と行 わなければ逆 効果 とな ります。 一 頭毎 の効果的 な ライナ ー殺菌作業 は次 の様 にな ります。 ① 水 ・湯 によリライナー に付着 した乳汁を、本気で洗浄する。 (洗浄水は 1回 毎交換) ② 適 正濃度の殺菌液に、30秒以上浸漬による殺菌。 ③ 乾 いたタオル ・ペ ーパ ー タォルで、 ライナー 内の水気の拭 きとり。又は、熱湯浸漬 によ り水 分を蒸発 させる。 (ライナー内の乾燥) 上記の作業後 に、次の牛にミルカー装着 する。 以上、上記の作業行程 をきちん と行 うこ とが、意味ある一頭毎のライナー殺菌を行 った ことに な ります。 もし、上記 作業行程 を行わず、ただ殺 菌液 に ドブ付け しただけで、次の牛に ミルカー を装着 して い るとすれば殺菌効果 もな く、 ライナー ス リップ ・ドロ ップ レッッの原因にな ります。 ドブ付け して い るバ ケッの殺菌液が連続 して使用 されているとすれば、 このパ ケツの殺 菌液は乳 汁によ り汚染 され、殺菌効果はな く、逆 に乳房炎原因菌の汚染源 とな り、乳房炎の予防の つ もり で行 っていることが乳房炎増加の手助けを行っていることにな ります。 一頭毎のライナー殺菌を行 うのであれば、意味のある 殺菌 を行 うべ きです。意味のある殺菌が ー ー いた 出来なければ、常にライナ が乾 状態でミルカ を装着す るように心掛ける ことです。 乳房炎予防 の 意味 か ら、デ ィッピングが重要 といわれ ていま すが、牛乳 中 へ の 混入 は気 に しな くて も良 いので す か 。 問題 が ある とすれば 、 どんな ことに気 をつければ 良 いので しょうか 。 ィ ッピン グ液 の牛乳 中 へ の混 入 は、 問題 とな りますか ら注意 しなければ な りませ ん。 デ ィ ッ ピン グ剤 の原料 は、 ハ ロゲ ン化 合物 (ヨー ドホ ー ル ・ク ロル ヘ キ シジン)・ オ イル類 ・被膜 剤等 A デ であ るため、混入 は大 きな問題 とな ります。 ア メ リカの あ る農場 では、 コー ド剤 に よるデ ィ ッピン グを行 って いて 、搾 乳 時 に前 搾 りを して い なか った こ とが原 因 で、通 常 の数十倍 の コー ドが検 出 され問題 にな った こ とが報告 されて い ま す。 デ ィ ッピン グを行 ってい る農場 では 、前搾 りに よ り、乳頭槽 内 に入 った デ ィッピン グ剤 の搾 り出 しと、 搾乳前 の清拭 において 、乳頭表面 に付 いた デ ィ ッピン グ剤 の洗浄 、拭 き と りを きちん と行 う こ とが大切 です。 又 、 プ レデ ィ ッピン グを行 う場 合 は、特 に きちん と拭 き と りを した後 ミ ル カー装着 す る こ とが重 要 な こ とです。 -105- 前搾 りは、どの時点で行 うべ きか。又、最 も良い方法 を教えて下 さい。 A 前 搾 りは、乳頭槽内 に溜 っている生菌数 の多 い乳及び、デ ィッピング液の含 まれている可能性 のある乳の搾 り出 しと、前搾 り乳の利用による乳房炎発見のために行 い ます。ですか ら、前搾 り は搾乳作業 の中で、一番最初 に行 うか、最後 に乳頭の水気を拭 きとる前に行 い ま しょう。最後 に 乳頭 の水気を拭 き とってか ら、前 搾 りを行 う ことは、手によって新 たに乳頭 を汚染する ことにな ります。ですか ら、前搾 りは、最後 に乳頭の水気 を拭 きとる前 に、ス トリップカップ ・バ ケツ等 に1 窄りとるように しま しょう。 乳頭孔 か ら、乳房 内注入薬 を入れ る時、 カ ニ ュー レ (ノズル)の 挿入は、出来 るだ け短 か くといわれ ていますが、 ど うしてです か。 又、 どの程度入れれば良 いのです か。 A 乳 房内注入薬のカニ ュー レの挿入を出来 るだけ短か く入れる最大の理 由は、予L頭管ケラチンを 度で、 これ以上の 痛めな い様 にするためです。ですか ら、カニ ュー レの尖端の挿 入は、約 3 null程 挿 入は、乳頭管ケラチンを痛める可能性 があ ります。 一 乳房内注入薬 については、乳頭 一 本 ごとのチ ュー プ入 り製剤 が望ま しく、 本 ごとになってい ない ものの使用は、汚染 されやす く、原因菌を拡 げる恐れがあ ります。 乳房内注入薬の注 入に当っては、乳頭を清潔 に し、 きちん と消毒する ことに注意 しなければな りません。 乳房内注入薬の注入作業は、次の様にな ります。 ① 乳 槽内の牛乳 をよく搾 り切 る。 ② 子L頭の洗浄 ・殺菌を行 う。 ③ 乾 いた タオル ・ペーパー タォル等で、水分を拭 きとり乾燥 させる。 ④ 乳 頭表面 ・乳頭孔をアルコールで消毒する。 ⑤ 乳 房内注入薬の清潔な注入。 ⑥ 殺 菌効果のあ るディッピング液 で、 きちん とディッピングを行 う。 -106- 「乳頭 を刺激 してか ら、i分 程度 で ミルカーを付ける。」 と言いますが、前搾 りを し てか らか、乳頭清拭をしてか らか、どちらで すか。 A 乳 頭 及 び予L 頭の つ け根 に対 して 、 一 定刺激 ( 一乳頭 当 り 5 ∼ 1 0 秒) を 与 えて か ら、4 5 秒か ら 1 分 3 0 秒程度 の 間 に、 ミル カー を装 着 す る こ とが泌 乳生理上 望 ま しい こ とです 。要 す るに、乳頭 が ビン と張 った瞬 間 です 。個体 で差 があ ります 。 各農場 において、搾 乳前 乳頭処理 ( 前搾 り ・乳頭 洗浄 ・拭 き と り) の 手順 が様 々だ と思 われ ます。 です か ら、搾 乳前 乳頭処 理 の 中で、何 が先 に乳 頭 及 び乳頭 の つ け根 に対 して 、 一 定刺激 を与 え るかであ り、 それ が前搾 りであ った り、清 拭 であ った りす るの です 。 です か ら、前搾 り ・清拭 どち らを してか らでは な く、 乳頭 及 び予L 頭の つ け 根 に一 定刺激 を与 えてか ら、4 5 秒か ら 1 分 3 0 秒程 度 の間 に ミル カー を装着 す る こ とが望 ま しい こ と です。 これ が刺激 も兼 ねてい るのだ …… と、 どれかの作業 を意識 して行 う こ とが大 切 です。 乳房炎 にな った牛 は、頻 回搾乳 を した方が良い と言わ れ ますが、「頻回搾乳」 とは 、 ど うい うことで すか。又、 どのよ うに行 えば良いのですか 。 A 頻 回搾 乳 とは、 急性 臨床型乳房 炎 の治療 法 の 一 つ で 、乳房 炎 感染分房 を、頻 繁 に搾 乳 す る こ と を いい ます 。頻 回搾乳 を行 うこ とは、感 染分房 か ら乳房 炎 原 因菌 と産生 毒素 を頻 繁 に搾 乳 す る こ とに よ り、 体外 へ取 り除 き、産生毒素 の体 内へ の移行 をお さえるためです。 頻 回搾 乳 を行 う場 合 の時間 々隔 です が、 出来 る限 り短 か い時 間 々隔 で行 うこ とが望 ま しい で し ょう。 それ は乳房 内 におけ る貯乳期 間 が 、短 かければ短 か いほ ど、乳房 内 において菌 の増殖 ・毒 素 の産生量 の低下、毒素 の体 内、の移行 す る可能性 が減少 す るか らです。 エ ソ性乳房 炎 の場合 、血 中の毒素濃 度 が高 まるため、 これ をやわ らげ るため補液 を行 い ます。 この 時、 カテ ー テル を使用 し投 与 す る こ とは、 酪 農家 自身 で行 い 、程 度 に よ り血 管 へ の注 入 が 必要 な場合 は、獣 医師 に相 談の上、獣 医師 に投与 して もらう。 又 、搾 り切 りを よ り完全 に行 う方 法 と して、 オ キ シ トシン を使 用 す る方 法 があ ります。 オ キ シ トシンの使 用 にあた っては 、1時 間程度 の短 か い 間隔 で行 う場 合 は使用 す る必要 は な い と思 い ま すが 、頻 回搾 乳で も 3∼ 4時 間 の間隔 で搾乳 す る場 合 と、夜 な どその 日の 最後 の搾 乳 の時 にオ キ シ トシンを使用 し、 搾 り切 りを行 う こ とは 良 い で し ょう。 しか しオ キ シ トシンはホルモ ン剤 であ るため乱用 は さけ、詳 しい こ とは獣 医師 と相談 の上、 使用 す る様 に しま しょう。 -107- 乳房炎 の薬 には、耐性菌が出来 ると聞 きま した。耐性菌 とは、ど うい うものか教え て下 さtヽ 。又、乳房炎の薬 は、どの程度 の間隔 で変えれば良いのですか。 A 乳 房炎の薬 には、抗生物質やサルフ ァ剤 があ ります。例 えば、同 じ抗生物質 を長期的に継続 し て使用 した場合、 この抗生物質 に対 して耐性 を持 った菌 が 出きます。 この菌 の こ とを耐性菌 とい い ます。例 として、A 農 場では、乳房炎の治療、乾乳時の乾乳軟膏② とい う抗生物質を使 ってい ま したが、最初は効果があ りま したが、何年 も使 っていた ら効かな くなって しまい ま した。 この 場合、 A 農 場において存在 す るある乳房炎原因菌 に対 して、抗生物質②は耐性 をもたれ、A 農 場 のある乳房炎原因菌は抗生物質② に対 して耐性菌 となって い ます。ですか らA 農 場の乳房炎原因 菌 に対 して感受性 テス トを行 い、別の感受性の高 い抗生物質を使用 し、対応 しなければな りませ ん。 それでは、 どの程度で抗生物質を変 えれば良 いか となる と、 いちがいには言 えません。乳房炎 原因菌は、その種類に よ り耐性菌にな りやす い もの、な りに くい ものがあるため、定期的 に牛群 の中の数頭の牛の牛乳、又はバ ルク乳に よる感受性 テス トを行 い、判断する ことが良いで しょう。 一 又、一農場 において、使用する抗生物質は、あま り多 くの種類の使用はさけ、主要な もの 種類 とその他 として一種類程度 とした方が良い と思います。一 農場 で多 くの種類の抗生物質を同時 に 使用 した場合、それぞれの抗生物質に対 して耐性菌が出来て、それ以降 に使用出来 る抗生物質の 種類 が限 られて しまうか らです。 ー 我家 では 、固 く搾 った 布 タオルで乳頭 の 水気 を拭 き と っています。 ミル カ を付 け る時は 乳頭 は乾 いていますが、それで もペ ーパ ー タオル ・乾 いた布 で 拭 く必要 は あ るので しょうか。 A 固 く搾 った タオルで拭 きとって も、それは したた り落ち る水気が拭 きとられ、予L 頭の水気は拭 きとられていない と思われます。 もし、本当 に水気が拭 きとられていないことを確認 したければ、 固 く搾 った タオルで拭 いた後 にペーパ ー タオル ・乾 いた布 で乳頭を拭 いてふて下 さい。 その時、 ペ ーパ ー タオル ・乾 いた布 に水気が付 いていた場合、固 く搾 ったタオルでは水気は拭 きとれてい な いことがわか ります。又、固 く搾 ったタオルでぬれた窓 ガラスを拭 いてみて下 さい。お おまか には拭 きとれて も、 こまかい水泡がガラスの表面 に残 ります。 この残 った水泡 を拭 きとるには、 か らが きを しない と拭 きとれません。 この ことか らも、やは リミルカー装着前の最後の拭 きとり はベ ーパ ー タオル ・乾 いた布 で拭 きとる ことが望ま しいで しょう。又、固 く搾 った布 で拭 いてか ら手し 頭表面が乾 くまで待 ってか らの ミルカー の装着 となる と、泌乳生理 に合 った搾乳 を行 うこと は難 しくな ります。 -108- ) 営 農 改 善 資 料 ( 第1 9 集 表級 の絵 と題字 は黒地 の_ 上に十乳で 描画 し写真 に撮 った ものです。 平成 2年 12月発 行 編集/ 根 室 支庁 南根室 地 区農 業 改 良普 及所 TEL(01537)5-2301∼ 3 根 室市 駐 在 所 T E L ( 0 1 5 3 2 ) 4 - 7 7 9 8 印刷/ 中 標 津 ア ー ト印刷株 式会 社
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