アビーム CMS クラウドサービス - ABeam Consulting

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ABeam CMS Cloud Service
アビーム CMS クラウドサービス
自社や自社グループの出納部門が分散している企業は、資金管理の把握がしにくい傾向にあります。不要な資金
が滞留し、その余剰資金に気付かず借り入れを行えば、新たなコストとなってしまいます。また、企業全体に
おける内部統制強化が求められる今、企業グループ経営の第一歩として、連結ベースの資金管理の重要性が高
まっています。
アビームコンサルティングは、マルチバンク対応の CMS クラウドサービスを提供し、このような企業の資金
管理問題の解決を支援いたします。
CMS(キャッシュマネジメントシステム ) とは
CMS とは、企業グループ全体の一元的な資金管理を実現し、
資金効率の向上および資金管理業務の最適化を支援するツールです。
グループ内に統括会社(親会社、もしくは金融子会社)を設け、グループ会社の資金を統括会社の 銀行口座(統括口座)に集中させて一元管理します
統括会社は銀行の代わりとなり、余剰資金があるグループ会社から借り入れ、資金不足のグループ会社に貸し付けを行います
グループ全体の余剰資金は、設備投資や有利子負債の返済に回すなど、財務体質を改善し、企業価値向上にも寄与します
グループ全体の不足資金は、統括会社がグループを代表して金融機関から調達し、グループ会社に配分することで、資金調達業務の一元化や調達
コストの低減が可能です
CMS の基本的な考え方
1.余剰資金の可視化
グループ全体の日別銀行口座残高推移(20XX年X月)
グループ全体の一定期間の銀行口座残高を合算することで、余剰
25,000
資金を可視化し、設備投資や借入金の返済など効果的な余剰資金
20,000
の利用検討を行います。
15,000
グループ会社の
銀行口座残高を合算
10,000
バッファー資金
10,000
10,000
10,000
5,000
5,000
0
0
1日
1日
8日
8日
15日
15日
22日
22日
29日
0
1日
中長期余剰資金
5,000
5,000
15,000
8日
15日
22日
※削減を検討(借入返済または新たな事業投資など)
29日
0
1日
6日
11日
16日
21日
26日
29日
グループ各社資金繰表
2.財務体質の改善・向上
資金管理を統括会社に一本化することにより、資金効率を高め、財務体質の改善を目指します。
導入前
グループ全預金: 200
グループ全負債: -300
親会社
預金:100
負債:-200
グループ全預金: 100
グループ全負債: -200
導入後
親会社(統括会社)
預金:100
負債:-200
200
100
0
-100
-200
負債
子会社A
0
-100
BanK
預金
預金:50
負債:0
100
0
-200
預金
負債
BanK
Y銀行
子会社A
200
預金:0
負債:0
100
0
-100
-200
預金
X銀行
負債
グループ内で資金を融通
子会社B
-100
BanK
100
X銀行
預金:50
負債:-100
100 返済
200
-200
預金
200
グループ内銀行の役割
負債
BanK
子会社B
預金:0
負債:0
200
100
0
-100
200
100
0
-100
-200
-200
預金
負債
預金
負債
Z銀行
3.ガバナンス強化
グループ全体の資金管理業務を標準化したり、グループ会社の資金を可視化することによってガバナンスの強化を図ることができます。
CMS の代表的な機能
プーリング
統括会社にグループ全体の資金を管理する銀行口座(統括口座)を設け、余剰資金を持つ子会社(または支社)から統括口座に資金
を吸い上げ、資金不足の子会社(または支社)に統括口座から資金を配分します。
グループ口座
支払
グループ会社B
入金
グループ口座
支払
資金集中・配分処理
ABeam CMS Cloud Service
グループ会社A
入金
統括会社
返済
統括口座
BanK
一括調達
グループ会社C
入金
グループ口座
支払
支払代行・ネッティング
子会社の支払いを親会社が立替払い(支払代行)します。同じグループ内の支払いは貸借の付け替えだけ行い、資金決済せずに
精算するため、振込手数料は不要(ネッティング)となります。
支払代行
例
ネッティング
例
振込
取引先への
支払計
貸借勘定
の増減
¥800
取引先X
¥1,600
A -1,600
グループ会社A
貸借勘定
の増減
A -800
グループ会社B・Cへの
支払計
振込
¥1.300
統括会社
取引先への
支払計
貸借勘定
の増減
B -1,000
グループ会社B
¥800
グループ会社A
¥1,000
貸借勘定
の増減
A +1,600
B +1,000
取引先Y
グループ会社Bへの
支払計
貸借勘定
の増減
B +300
振込
¥300
統括会社
グループ会社B
¥500
取引先Z
グループ会社Cへの
支払計
貸借勘定
の増減
C +500
¥500
貸借勘定
の増減
A +800
B -300
C -500
グループ会社C
資金繰り管理
統括会社、グループ会社それぞれの CMS 口座の直近の残高と資金繰り予定を集計し、統括口座の残高推移を予測します。資金
過不足を判断し、資金調達および資金運用の意思決定に利用します。
資金調達・運用の意思決定
グループ会社
統括会社
資金繰り予定
子会社A
子会社B
CMS
資金繰り実績
支店・工場
資金繰り予定
資金繰り実績
資金繰り表
個別指導
1.
グループ会社が資金繰り予定を入力すると、CMS が自動集計し、グループ全体の資金繰り表を作成する
2.
統括会社は統括口座の残高推移を予測し、資金調達・運用の意思決定を行う
3.
統括会社はグループ会社の資金繰りの予定/実績に大きな乖離がないかチェックを行う
4.
統括会社は資金繰りの精度が低いグループ会社に対して注意喚起、個別指導を行う
CMS の導入効果
統括会社が継続的にグループ全体の資金繰り状況を確認し、個別指導を行うことでグループ全体の資金繰り予測の精度が向上し、
段階的に必要資金量のバッファー資金の削減効果が期待できます。
統括口座残高推移
現在
Step 1
Step 2
ABeam CMS Cloud Service
バッファー資金
中長期余剰資金
バッファー資金
1日
31 日
バッファー資金
1日
中長期余剰資金を
返済
31 日
1日
バッファー資金の
一部を返済
BanK
バッファー資金の
一部を投資・運用
余剰資金の低減
31 日
段階的な
バッファー資金削減を実現
有利子負債を返済・事業投資に活用
金融収支改善・バランスシート圧縮
適宜、親会社から融資
流動性リスク耐性の向上
C M S導 入
支払代行による資金配分額の減少
資金集中率の向上
資金決済コストの削減
資金の集中
資金管理業務の省力化
銀行窓口一本化
銀行取引条件の見直し
業務品質の向上
資金管理業務の標準化
運用に対するガバナンス強化
資金管理の内部統制強化
融資・口座情報の監視
資金の見える化
アビーム CMS クラウドサービス導入の特徴
アビームコンサルティングが CMS の開発・保守からシステム運用まで一手に支援します。
1. 真のマルチバンク CMS
2. クラウド型 CMS
・銀行に依存せずに銀行口座構成を 自由に設定
・クラウド基盤を利用することで、短期間の導入が可能
・プーリングはゼロバランスサービス、ANSER 資金集中ソフト
に対応
・低コストでセキュリティ対策も万全
※
メガバンク
Automatic answer Network System for Electronic Request:
各種金融業務(入金通知・残高照会・振込・振替など)を自動化するサービス
※
YA
他行へは
ANSERで
資金移動
ZB
Y
子会社A
Z
X
Y
子会社B
BanK
子会社口座
子会社口座
X X 銀行口座
Y Y銀行口座
X
BanK
Z
Z
X
Z Z 銀行口座
統括口座
インターネット
X
BanK
地銀
子会社口座
口座構成は自由自在
統括
会社
・導入後、現在使用中の PC ですぐに利用可能
プーリング
・取引銀行、資金移動の頻度、金額規模に応じて
最適な組み合わせで運用可能
ABeam CMS
クラウド
子会社A
子会社B
支店・工場
支店C
統括会社
3. 充実した資金繰り分析機能
・資金繰り帳票はすべて EXCEL で出力可能
・グループ全体、会社別、口座別などの資金繰り表を
リアルタイムで出力
・入出金の予定・実績差異分析も簡単
4. 充実した導入支援サービス
・さまざまな角度から検討した他社事例や成功のポイントを踏まえた
導入支援サービスおよびサポート体制が充実
なぜ必要か
何をすべきか
どう実現するか
・現状の課題認識
・導入効果
・討論すべき論点
・現状把握
・他社事例
・CMS 施策の進め方
・グループ会社の啓蒙
/展開方法
現状のヒアリング・分析
CMS 導入による効果測定
CMS のビジネススキーム
(法・税・会計)に関する
アドバイス
各種資料サンプル提供
グループ会社向け説明資料
作成
業務課題に関する分析・
アドバイス
社内業務システムとの連携
支援
他社事例の調査
機能や操作方法に関するト
レーニング
ビジネス設計・業務アドバイザリーサービス
機能一覧
国内向け CMS としてフルスペック機能を搭載し、
さまざまなニーズに対応します。
資金プーリング
資金移動管理
標準
ABeam CMS Cloud Service
貸借管理
銀行ホストによるゼロバランスサービスおよびANSERによる資金プーリング結果の取り込み
流動性貸借
期限の定めのない親子間の貸借の管理/資金プーリング・支払代行などの結果の自動記帳
定期性貸借
期限の定めのある親子間の貸借の管理、グループ・統括会社間のワークフローによる契約締結
資金繰り管理
手数料管理
その他
共通機能
支払代行・
ネッティング
グループ会社が入力した入出金予定に基づいた、グループ全体の入出金予定の予測
統括会社がグループ会社から徴収するCMS利用料、支払代行手数料などの手数料の計算
与信管理
統括会社からグループ会社への貸付枠や支払代行の振込枠の管理(超過時の警告、ペナルティ機能)
会計管理(仕訳処理)
CMSで実施した親子間の貸借取引に関する仕訳データの自動生成
支払代行(総合振込)
総合振込の支払代行処理の実行、グループ内支払先の場合は貸借付替による精算(ネッティング)
支払代行(給与振込)
給与・賞与振込の支払代行処理の実行
会社集約
オプション
複数のグループ会社から共通の支払先へ同一期日に振込の場合に、振込処理を1本に集約
仕訳マッピング
CMSから出力する仕訳フォーマットを、各社の会計システムに合わせて変換
オプション:仕訳マッピング機能
会計システムの記帳業務を省略化するため、CMS で発生するすべての取り引きの仕訳データは標準フォーマットでファイルに出力
することができます。
また、標準機能にオプション機能を追加することで、既存の会計システムに対応したフォーマット形式の仕訳ファイルを出力し、
会計システムへの仕訳データ連携にかかる負荷を軽減します。
仕訳マッピングを利用しない場合
仕訳マッピングを利用する場合
CMSサーバ
仕訳データ
仕訳
ファイル
CMSサーバ
アビーム
CMSサイト
仕訳
マッピング
ツール
仕訳データ
アビーム
仕訳
ファイル
CMSサイト
ダウンロード
会計システム
手動またはツールによる
ファイル変換が必要
ダウンロード
ファイル連携
会計システム
利用ユーザ
利用ユーザ
導入スケジュール
アビーム CMS クラウドサービスは、構想策定から導入まで支援します。ご要望に合わせて企業システムとの連携対応のご相談も承
ります。
アビーム
CMSサイト
構想策定
構想策定
利用ユーザ
アビーム
CMSサイト
要件定義
要件定義
統括会社がグループ
資金管理の方針を
策定
CMSのサービス概要、
業務の仕組みに関する
説明
グループ会社の意見・
課題などをヒアリング
し、対応策を決定
会計処理方法の決定
会計システム側で必要
な対応内容の決定
アビームコンサルティング株式会社
導入
ビジネス設計
システム導入
企業にて、運営ルール
や業務フローの作成
CMS口座構成に伴う
CMSの口座開設
およびANSERサー
企業グループ内での
基本契約書の作成・
締結
ビスなどの申込
CMS環境構築作業
導入設定表の作成
2016.10
本資料の無断転載・複製を禁じます
稼働準備
各種テストの説明/
実施
企業の本番データ
登録
グループ会社向け
CMS説明会実施
稼働
初回稼動結果を確認し、
検収
企業での利用開始
グループ会社での利用
開始
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