2年Ⅱ - 伊丹市立西中学校

第2学年
英語科学習指導案
伊丹市立西中学校
指導者 萩原 愛
1.日時
2.場所
3.学年・組
4.単元名
平成25年10月21日(月)4校時
2年2組教室
第2学年2組
男子18名、女子17名、計35名
to 不定詞
5.要旨
(1)教材観
不 定 詞 は 、主 語 の 人 称・数・時 制 に よ っ て 形 が 定 ま ら な い と い う 意 味 で あ る こ と か ら 、こ の よ う
に 呼 ば れ て い る 。動 詞 は 本 来 文 章 の 中 で は 述 語 と な る が 、to を つ け て 不 定 詞 に な る こ と で 、名 詞 ・
形容詞・副詞のような働きができるようになる、という意味である。
大 き く 分 け て 、 to 不 定 詞 の 用 法 は 以 下 の 3 つ で あ る 。
①名詞的用法「~すること」【基本的には名詞と同じように扱う】
②副詞的用法「~するために」【主として動詞を修飾】
③形容詞的用法「~するための」【直前の名詞を修飾】
他 に も 、② と 同 じ 副 詞 的 用 法 に「 ~ し て・・・」と い う 感 情 の 原 因 を 表 す 表 現 も あ る が( 例:I’m
glad to see you. あ な た に 会 え て 嬉 し い ) 混 乱 を 避 け る た め に レ ッ ス ン 6 に お い て は ① ② ③ の 3
つ の 用 法 の み を 扱 っ て い る 。 ま た 、 目 的 語 と し て to 不 定 詞 し か と ら な い 単 語 ( want・ hope な ど )
と「 ~ ing」と い う 動 名 詞 の 形 し か と ら な い 単 語( enjoy・ finish な ど )が 存 在 す る の で 、そ の こ と
に も 触 れ て お き た い 。 to 不 定 詞 の 3 つ の 用 法 を 理 解 し 正 し く 使 え る よ う に な る と 、 自 分 の し た い
こ と・な り た い も の を 表 現 で き た り 、行 動 の 理 由 や 名 詞 の よ り 詳 し い 説 明 も で き る よ う に な り 、自
己表現の幅は大きく広がる。ぜひ習得させたい表現であると言える。
(2)生徒観
Reading 活 動 な ど で 、よ く 声 の で る ク ラ ス で あ る 。学 習 し た 表 現 を 用 い て 表 現 活 動 を す る 際 も 挙
手 し て 発 表 し よ う と す る 生 徒 が 多 く 、授 業 に は 意 欲 的 で あ る 。3 ~ 4 人 グ ル ー プ で 活 動 を す る よ う
な 場 面 で は 、英 語 の 苦 手 な 仲 間 の 手 助 け を し よ う と す る 姿 が 見 ら れ る 。仲 間 の ミ ス に も 否 定 的 な 雰
囲 気 は な く 、そ れ を フ ォ ロ ー し よ う と い う 姿 が 見 ら れ る 。学 力 に つ い て は 、1 学 期 に 8 割 以 上 と れ
た 生 徒 が 1 1 名 、反 対 に 5 割 以 下 し か と れ な か っ た 生 徒 は 1 1 名 、そ れ 以 外 は 1 3 名 で あ っ た 。英
語の学力が比較的低い生徒については、英作文などを書くことが苦手であるという生徒が多い。
(3)方法観
本 時 で は 、 教 材 観 の ① で 記 し た 名 詞 的 用 法 に つ い て 扱 う 。 第 1 次 で to 不 定 詞 が 目 的 語 に な る パ
タ ー ン に つ い て 学 習 し た が 、 教 科 書 に は to 不 定 詞 の 部 分 が 主 語 に な る よ う な 文 章 が 例 と し て は 挙
げ ら れ て い な い た め 、既 習 の 動 名 詞 が 主 語 に な る 文 章 と 比 較 し な が ら 学 習 を 進 め た い 。ま た 、定 着
を は か る た め の 活 動 と し て は「 ~ す る こ と は・・・ だ 」と い う 日 常 生 活 に お い て も よ く 使 う 身 近 な
表現を題材に、グループ毎の表現活動をさせたい。
6.展開
第1次
第2次
第3次
第4次
9時間
・to 不定詞の名詞的用法(~したい、なりたい)および 教科書本文(2時間)(本時は2時間目)
・to 不定詞の副詞的用法(~するために)(1時間)
・to 不定詞の形容詞的用法(~するための)および 教科書本文(3時間)
・Lesson5 のまとめ および スピーチの構成について(3時間)
7.本時の主題
to 不定詞の名詞的用法を用いての表現
8.本時の目標
to 不定詞の名詞的用法を用いて自分の好きなことについて発表する。
9.準備物
Let’s warm up! ・ 教 科 書 ・ ノ ー ト ・ フ ァ イ ル ・ ス タ デ ィ ノ ー ト ・ ホ ワ イ ト ボ ー ド ・ ペ ン ・
キャラクターの絵
10.指導過程
学習内容・活動
導 ■あいさつ
8 入 ■warm up
分 5
展 ■名詞的用法の復習・自己表現
開
4
0
■to不定詞は、主語にもなり得る
ということについての説明
生徒の活動
・大きな声であいさつする。
・Let’s warm up! シートを用いて
既習文法事項の定着をはかる。
・大きな声を出すよう指導する
。
・机間指導する。
・to不定詞の名詞的用法の復習をする。
(①動名詞も同じ「~すること」という
意味になる。②wantはto不定詞しか
目的語にとらない動詞である)
・名詞と同じように使える
(=名詞的用法)という性質
を確認する。
・自分の好きなこと/なりたいもの
についてto不定詞を使って表現する。
・一人ひとりの発表内容を
ていねいに確認する。何人か
の発表内容を板書する。
・例文を復唱する。
・例文は緩急をつけて発音・ど
こまでが主語になるかがわか
りやすいように発音し、注意
を促す。
・先ほど友人が発表した文を、
~is fun. / ~is ○○’s dream.
と言いかえる。
・パターンプラクティス
■4人グループでの表現活動
終 ■ノート作り
末
5 ■あいさつ
留意点
・復習で使った単語を用いて練習する。
・全員で復唱させる際、区切る
・英語班で協力し、それぞれがくじを引き
場所にも注意をはらわせる。
当てたキャラクターになったつもりで
ホワイトボードに自己紹介をする
・ヒントボックスを用意する。
英文をできるだけ多く考える。その際、 ・机間指導し、英語が苦手な生
必ず不定詞を用いることとする。
徒には特に自信をもって発表
出来上がったらどの文を誰が言うか
できるように声かけをする。
決めて練習をする。
・難しい表現を使うのではなく
・グループで前に出て発表する。
今自分たちが知っている表現
(残り時間によってグループ数を
を駆使するように促す。
決める)
・黒板に書かれたポイントをノートに
うつす。
・大きな声であいさつする。
・書く作業の時間は静かになる
ようにさせる。
11.板書計画
生徒が発表した文を
いくつか板書
↓
その文を
To~is fun. / To~is ○○’s dream.
と書きかえる
To ○ ○ is fun.
(○○することは楽しい。)
ヒントボックス
To △ △ is my dream.
( △ △ に な る こ と は 私 の 夢 だ 。)
to 不 定 詞 の 部 分 は
主語にもなる!
【生徒の考えを積極的に発言させる手だて】
1、自分の好きなことや自分の夢についてなど、文章を作りやすい(親しみやすい)テーマを選ぶ。
2、グループに分かれて、英語の得意な生徒が苦手な生徒を支援する。
3、グループで協力して文章をつくり、練習することで、自信を持って発表できる環境を作る。