人形で語るマイセン 300 年 今と昔

報道各位
2013 年 9 月 20 日(金)
博多大丸創業 60 周年記念
人形で語るマイセン 300 年 今と昔
会期/9 月 25 日(水)~30 日(月)※最終日は午後 5 時閉場
会場/本館 8 階 特別会場
人形 150 点をはじめ、2013 年世界限定作品やハインツ・ヴェルナー氏の直筆原画も!
この度、大丸では、博多大丸創業 60 周年記念といたしまして、「人形で語るマイセン 300 年 今と昔」
を開催いたします。
開窯 300 年以上の歴史を誇るマイセンは、その伝統を継承しつつ、常に革新的な挑戦を続け、「美術史
の宝庫」と呼ばれるほど、その発展は多彩です。中でも人気の高い造形「人形」は、マイセン磁器がテー
ブルウェアの枠を超え、総合的な芸術へと発展していく契機となった、重要なジャンルの一つです。
本展では、「人形」をテーマに、現代マイセンとアンティークマイセンを同会場で展開し、対比した形で
ご覧いただけます。300 年の歴史のなかで変遷を繰り返したマイセン磁器人形の奥深い作品世界を中心
に、マイセンの魅力をお届けいたします。
また、2013 年世界限定コレクションに加え、メルヘンの巨匠ハインツ・ヴェルナー氏生誕 85 周年を記念し
て、ヴェルナー教授とその弟子のマイセンのトップアーティストによって描かれた、シリアルナンバー入り
のプラークを日本初公開いたします。証明書と教授のサインも入った作品です。尚、世界に 1 点しかないヴ
ェルナー教授の直筆原画の特集も合わせてご紹介いたします。
←人形「夜」 高さ 約 36 ㎝
税込 5,775,000 円
原型は 1890 年頃、アール・ヌーヴォーの黎明期に生まれました。頭か
ら衣装をまとい、木の幹に寄りかかってまどろむ女性像。神々しさと優
しさがひとつの像のうちに見てとれます。シンボリックのものを好んだ
ヨーロッパの芸術の伝統を継承しながら、その表現には新しい時代性が
感じられます。
ハインツ・ヴェルナー原画「千夜一夜物語」 →
35 ㎝×50 ㎝ 税込 892.500 円
現代マイセンの名匠で「アラビアンナイト」などのファン
タジーシリーズの作者、ハインツ・ヴェルナー氏直筆の世
界で 1 つしかない原画をご紹介します。
1709 年、ザクセン選定侯アウグスト 2 世の命により、錬金術師ベドガーによる
幾多の研究開発の末、ヨーロッパ゚初の硬質磁器の製造に成功。翌 1710 年アル
ブレヒト城内にマイセン磁器工場が設立されました。絵付師ヘロルトは磁器に
色絵を施す方法を生み出し、中国の染付けや日本の柿右衛門を写し、ヨーロッ
パロココ文様を描きました。造形師ケンドラーは磁器では不可能とされていた
優雅な人物像や動物、鳥等の造形に成功し、磁器芸術に新たな表現を取り入れ
ました。彼ら3人の功績によりマイセンはヨーロッパのみならず世界最高峰の
磁器メーカーへと発展していきました。