2005 年創立以来、メンバーの変わっていないガラテア

ハイドンから、、、
2005 年創立以来、メンバーの変わっていないガラテア・クァルテットはキルヒェンマン家の長男
であるジュリエン・キルヒェンマンとその妹、サラ・キルヒェンマンに加えて坪井悠佳とダヴィ
ッド・シュネーベリがハイドンの四重奏曲を弾き始めたのがこのグループの誕生のきっかけだっ
た。
武者修行の旅
チューリヒでカルミナ·クァルテットのシュテファン·ゲルナーに学び、ベルリン在住のアルテミス
·クァルテットに師事した後、ヨーロッパ室内楽アカデミーの芸術 監督であるハット·バイエルレ
の元で、同アカデミーの奨学生としてヨーロッパ主要都市にて研鑽を積み、現在に至る。
成功への道
結成後、修行の成果は早くにも現れ、一年後の 2006 年のジュネーブ国際コンクールを皮切りに、
大阪、ボルドー、フィレンツェ各コンクールで成功を 収める。 その後、ヨーロッパ各地でのコ
ンサートツアー、ウィグモアホール(ロンドン)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)、トーンハレ(
チューリヒ)のみなら ず、インド、エジプト、アルバニア、日本各国へのツアーも行っている。
ガラテア·クァルテットはこれまでにミラノ·ソシエタデルクァルテット、シオン音楽祭、ユーロプ
ラハ音楽祭、カザルス音楽祭などヨーロッパ主要音楽祭に招待され、チューリヒではチューリヒ
音楽祭や現代音楽祭など数多くの演奏を行っている。
ソニークラシカルより発売されたデビューCD Landscapes(風景) がヨーロッパで最も権威ある
ECHO-KLASSIK(ドイツ・グラミー賞)20・21世紀室内楽部門最優秀賞を受賞。チューリヒ
州より2013年度文化芸術賞を受賞。
類い稀なるプロフィール
イザベル·ムンドリー·とヘルムート·ラッヘンマンの作品の演奏を筆頭に、マーティン·デルングス
、ハンス·ウーリヒ·レーマン、ハインツ·マル ティ、ルド ルフ·シャッハーなどのスイスの作曲家
の世界初演も行った。また、ジョン·ロード(ディープ·パープル)やティナ·ターナー、作家ウルス·
フェースとの共 演や Dark side of the Moon (ピンク·フロイド作曲、ダニエル·フエター編曲)の初
演を行い、ジャンルにとらわれない活動を精力的に行っている。
、、、ピンクフロイドまで
ガラテア·クァルテットのレパートリーは多彩でスタンダードなレパートリーはもとよ古典派やロ
マン派の知られざる名曲を発掘し取り上げて行く事や幅広いジャンルのアーティストとの共演等
、彼らの聴衆は飽きる事がないだろう。
ガラテア·クァルテットの演奏は聴衆からの反響にもあるように、平凡でただの心地良いだけの音
楽になる事なく、常に新鮮で冒険的な試みが聴こえてくる。その可能性はこれからも無限に広が
って行くだろう。