Italia Marche

2010.05.28 更新
Price list
Italia
TERRA VERT
参考上代 生産者別
在庫はリスト作成時の在庫です。万一、欠品の場合はご容赦下さい。
諸般の事情により、やむを得ず価格を変更することが御座います。
テラヴェール株式会社
東京都港区東麻布1-10-13 〒106-0044
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
テラヴェールのイタリアワイン 造り手一覧
*造り手名をクリックするとそれぞれの造り手にジャンプします TOPで戻ります
3p. ロンバルディア
Azienda. Agricola Villa ヴィッラ フランチャコルタ
4p. アルト・アディジェ Tenuta e Azienda Vinicola Niedermayr ニーデルマイヤー
5p. アルト・アディジェ Azienda. Agricola Franz Gojer Glogglhof
フランツ・ゴイエル
6p. アルト・アディジェ Azienda Agricola Baron Widmann バロン・ウィッドマン
7p. アルト・アディジェ Tenuta Kofererhof コフェレルホーフ
8p. フリウリ
Azienda. Agricola Francesco Josko Gravner ヨスコ・グラヴネル
9p. ヴェネト
Azienda. Agricola Ca la Bionda カ・ラ・ビオンダ
10p.ヴェネト
Azienda. Agricola Marsuret マルスーレ
11p.ピエモンテ
Cvallotto Vitivinicola Bricco Boschis カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
12p.ピエモンテ
Azienda Agricola Mario Marengo マリオ・マレンゴ
13p.ピエモンテ
Azienda. Agricola Moccagatta モッカガッタ
14p.ピエモンテ
Azienda. Agricola Roagne ロアーニャ
15p.ピエモンテ
La Ca nova ラ・カ・ノヴァ
16p.ピエモンテ
Azienda. Agricola Le Piane レ・ピアーネ
17p.ピエモンテ
Azienda. Agricola Matteo Correggia マッテオ・コレッジァ
18p.ピエモンテ
Cascina Roera カッシーナ・ロエラ
19p.ピエモンテ
Azienda. Agricola Antoniolo アントニオロ
20p.エミリア・ロマーニャ
Azienda. Agricola La Stoppa ラ・ストッパ
21p.エミリア・ロマーニャ
Azienda. Vitivinicola Denavolo デナーヴォロ
22p.トスカーナ
A. A Il Paradiso di Manfredi イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
23p.トスカーナ
A. A Ciacci Piccolomini d Aragona チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
24p.トスカーナ
Azienda. Agricola Montesecondo モンテセコンド
25p.トスカーナ
Azienda. Agricola Livernano リヴェルナーノ
25p.トスカーナ
Azienda. Agricola Casalvento カザルヴェント
26p.トスカーナ
Fattoria di Bacchereto Terre a Mano
27p.トスカーナ
Fattoria Ambra アンブラ
28p.ウンブリア
Azienda. Agricola Palazzone パラッツォーネ
29p.ウンブリア
Cantina dei Colli Amerini コッリ・アメリーニ
30p.ウンブリア
Fattoria Milziade Antano ミルツィアデ・アンタノ
31p.アブルッツォ
Azienda Agricola Barone Valforte ヴァローネ・ヴァルフォルテ
32p.マルケ
Azienda. Agricola Fattoria La Monacesca ラ・モナチェスカ
33p.マルケ
Soc. Agricola Sartarelli サルタレッリ
34p.マルケ
Azienda. Agricola Le Caniette レ・カニエッテ
35p.カンパーニャ
Azienda. Vinicola Benito Ferrara ベニート・フェラーラ
36p.カンパーニャ
Azienda. Agricola Perillo ペリッロ
37p.シチリア
Azienda. Agricola C.O.S コス
38p.シチリア
Azienda. Agricola Girolamo Russo ジローラモ・ルッソ
39p.グラッパ
Antica Distrilleria Sibona シボーナ グラッパ
バッケレート
2
TOP
Azienda. Agricola
Villa
Monticelli Brusati , Lombardia, Italia
ヴィッラ
フランチャコルタのレコルタン・マニピュラン 自社畑 100%の家族経営カンティーナ
イゼオ湖の南に広がるフランチャコルタ
の丘陵地帯。今ではイタリアを代表する
スパークリングワインの生産地となったが、
30 年前までは赤ワインの生産地であっ
た。70 年代にベルルッキ家が瓶内2次
発酵によるスプマンテを造り始めてから、
一部の大手生産者によってその市場は
牽引されてきた。広大な畑と設備を必
要とするスパークリングワインの生産は
現在でも Bellavista や Ca del Bosco
のような大手企業によってその評価を高
めていて、イタリア国内でもこの2大巨頭
のシェアは高く、品質も安定している。彼
等は契約農家から葡萄、もしくはワイン
を購入しワインに仕上げている。一方、
自社畑葡萄のみを使い、栽培から醸造、
ボトリングまで全て自らの手で行い毎年
レストランの予約のみで完売してしまうフ
ランチャコルタがあるのを御存知だろう
か?ヴィッラは歴代モンティチェッリ・ブ
ルッサーティ地区で果実や家畜を育て
つつワインの量り売りをしていたが、78 年
よりフランチャコルタのボトリングを開始し
た歴史ある造り手。(この時代、フランチャコルタには 10 軒の造り手しか
存在しなかった)その後自社畑 100%に拘り続け、現在でも家族経営
で 37ha の自社畑からミレジメのみのフランチャコルタを産している。生
産量はベースのブリュット・ミレジメで 5,000 ケースと大手の1/10以下
の規模。昔からの顧客であるレストランからの熱烈な支持を集めていて
販売と同時に毎年完売すると言う。ヴィッラの畑はフランチャコルタ
DOCG の東側に位置する。西半分はイゼオ湖を形成した川からの堆
積土で砂質が多い軽い土壌。反対にヴィッラの畑は海底が隆起した土
壌で1億5千年前の海底に由来する複雑な土壌になっている。この地
域で最も急な斜面の畑に岩を積み上げて畑にしていて、一切除草剤
商品記号
造り手
を使わずにビ
オロジックを
採用し、人間
の手で健康
な畑を維持
している。ま
た、特筆す
べきは葡萄
の品質の高
さ。通常スパ
ークリングワ
インは、その
泡の存在に
よって果実
味の質を覆
っている為、
スティルワイ
ンよりも収量
が極端に多
いこ とがほと
んど。ヴィッ
ラでは葡萄
樹1本から
平均3〜5房
の葡萄を収穫する。(平均的生産者の1/2 程度の収量)平均植樹率
は 5000 本/ha と極端に高い設定。これによって泡にごまかされること
ないしっかりとした果実味を持つこととなる。収穫は全て手摘み。醸造
設備は畑に隣接しているので直に低温に保ち、ほとんど除梗せずに
65%程度まで圧搾し、18 度に保って醗酵段階に入る。収穫、醗酵は
区画ごとに行われる。最後にヴィッラの拘りは単一ヴィンテージによる
瓶詰め。(熟成期間は法定基準よりも長く 30 ヶ月)よってベースのフラ
ンチャコルタまでもが、そのヴィンテージの個性を良くも悪くも表現する
ことになる。(全てミレジメで瓶詰は2社のみ)
ワイン
69636 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato
69949 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato ≪1500ml≫
フランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート・マグナム
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Lombardia
2005
泡
750ml
4,000
◎
Lombardia
2005
泡
1500ml
7,800
〇
80% Chardonnay, 10% Pinot Bianco, 10% Pinot Nero ローム層にプラスしてミネラル分の多い畑。南西向き。ベースのワインながら条件は他のワインとほとんど変わらない。フランチャコルタでは完熟度合と酸とのバラン
スが大切とのことで酸度を見ながら収穫。空気圧で軽くプレス後、葡萄本来の香を大切に低温で醗酵。
69637 Villa
ヴィッラ
Franciacorta "Saten" Millesimato
69950 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato"Saten" ≪1500ml≫
フランチャコルタ・サテン・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・サテン・ミレジマート・マグナム
Lombardia
2005
泡
750ml
4,600
〇
Lombardia
2005
泡
750ml
9,400
〇
5,000
×
100% Chardonnay Roccolo(Provaglio)、Breda ,Tralicci(Monticelli Brusati)の葡萄を使用。南南東を向いた粘土主体のミネラルに富んだ畑で、5000本の高密植。ビオロジック。
69638 Villa
ヴィッラ
Franciacorta "Diamant" Pas Dose Millesimato
フランチャコルタ・ディアマンテ・パ・ドセ・ミレジマート
Lombardia
2003
泡
750ml
80% Chardonnay, 15% Pinot Nero, 5% Pinot Bianco ローム層と化石が豊富な粘土質土壌。複雑な地層がこのワインを完成させる。 木樽醗酵、木樽熟成。強烈な芳香と長く続く余韻は完成度が高い。
69198 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Riserva "Selezione" Millesimato
フランチャコルタ・ブリュット・リゼルヴァセレッツィオーネ・ミレジマート
Lombardia
2001
泡
750ml
6,300
△
80% Chardonnay, 15% Pinot Nero, 5% Pinot Bianco 年によって使用する畑は異なる。出来の良い畑から手収穫し、軽いプレス。醗酵はステンレスタンクで行い、ピュアで繊細な香を生かす。よって熟したピーチの
ような香、フレッシュな果実香が中心で優しくリッチ。
3
TOP
Tenuta e Azienda Vinicola
Niedermayr
Cornaiano , Alto-Adige, Italia
ニーデルマイヤー
自社畑を徹底管理 細く軽やかなアルト・アディジェのミネラル感
イタリア最北端産地であるアルト・アディジェにおいて、歴史的に高い品
質を誇ってきた Girlan の街にカンティーナはある。この地は古くから協
同組合が発達していたお陰でワイン造りの歴史は古く、フリウリ・ヴェネ
ツィア・ジューリア州と並んで白ワインの優秀な産地と言われる。しかし、
その個性は全く異なるもの。アルト・アディジェはフリウリに比べ標高も高
く冷涼な気候条件を持つ。海に近いフリウリは逆に強い陽光を持ってい
て葡萄の糖度は比べものにならない位に高いし、果皮も厚く成長する。
勿論、熟度も高い。土壌においては前者は軽く白い土壌が主となって
いて、後者は粘土質
中心の重い土壌が
主となる。ワイン自体
はフリウリが高いアル
コールを背景にがっ
ちりとした骨格、海に
由来するヨード的な
大粒なミネラルに対
して、アルト・アディジ
ェは軽やかで繊細な
酸ときらりとした細か
いミネラルが特徴と
言える。ニーデルマ
イヤーは 1852 年に
設立されたアルト・ア
ディジェらしい軽やかで繊細なスタイルを教えてくれる手本のような造り
手。3 つのシリーズでワインを生産していて Club Finess はイタリア国内
外で毎年最高の評価を得ているトップ・キュヴェ。収量の制限、バリック
商品記号
造り手
69877 Niedermayr
ニーデルマイヤー
に よ る
熟成、
古樹の
使用等
贅沢な
造 り な
が ら ア
ルト・ア
ディジェ
らしい清
涼感も持ち合わす。しかし、ニーデルマイヤーの素晴らしさは Club
Finess のシリーズだけではない。単一畑を中心とした Club Gourmet
は勿論、その圧倒的なコストパフォーマンスが魅力の Club Traditon も
非常に完成度が高い。アルト・アディジェらしい繊細で軽やかな酸味を
背景に軽やかで食事の良きパートナーとなりえる嫌味のないワインを造
る。2010年ガンベロ・ロッソ誌において Pinot Bianco2008 と Santa
Maddarena Classico2008 は価格と品質のバランスに最も優れたワ
インということで Oscar Qualita-Prezzo を受賞している。これはある
程度の生産量を確保しながらも、全て自社畑の葡萄を使っているとい
うことに起因していて『品質と価格とのバランス』を大切にするジョセフ・
ニーデルマイヤーの真骨頂と言える。エノロゴは20年以上もニーデル
マイヤーを支えてきたロレンツォ・マルティーニ氏。『この地の伝統と世
界に通用する品質の両方を意識している。』と言う氏は全ての畑、全て
のパーセルでどのように葡萄が熟すのままで把握しているという。全て
のシリーズで高いレベルを維持し、その伝統的スタイルを崩さない貴重
なカンティーナである。
ワイン
C.Tradition Pinot Bianco
"クラブ・トラディション" ピノ・ビアンコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
A.Adige
2008
白
750ml
2,200
〇
A.Adige
2008
白
750ml
2,200
〇
A.Adige
2008
白
750ml
2,300
×
A.Adige
2007
白
750ml
2,500
〇
A.Adige
2008
赤
750ml
2,100
〇
A.Adige
2006
赤
750ml
2,800
〇
A.Adige
2007
白
750ml
3,000
〇
A.Adige
2006
白
750ml
2,800
×
A.Adige
2006
赤
750ml
3,200
〇
A.Adige
2004
赤
750ml
5,100
〇
A.Adige
2005
赤
750ml
5,400
△
A.Adige
2006
赤
750ml
5,400
〇
A.Adige
2005
白
375ml
6,000
〇
ガンベロロッソにて最もコストパフォーマンスの高い白ワインに認定されている。
69878 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Chardonnay
69879 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Pinot Grigio
69156 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Muller Thurgau
69713 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Santa Maddalena Classico
"クラブ・トラディション" シャルドネ
"クラブ・トラディション" ピノ・グリージョ
"クラブ・トラディション" ミュラー・トゥルガウ
"クラブ・トラディション" サンタ・マッダレーナ・クラシコ
ガンベロロッソにて最もコストパフォーマンスの高い赤ワインに認定されている。
69975 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Pinot Nero
69158 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Gourmet "Naun"Sauvignon
69159 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Gourmet "Hof zu Pramol"Terlano
69160 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Gourmet "Blacedelle"Lagrein di Gries
69162 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse "Euforius"Rosso Cuvee
69715 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse Pinot Nero Riserva
69976 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse Pinot Nero Riserva
69161 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse "Aureus"Passito Bianco
"クラブ・トラディション" ピノ・ネロ
新入港
"クラブ・グルメ" ナウン・ソーヴィニヨン
"クラブ・グルメ"ホフ・ツ・プラモル・テルラーノ
"クラブ・グルメ"ブラチェデッレ・ラグレイン・ディ・グリーズ
"クラブ・フィネス" エウフォリウス・ロッソ・キュヴェ
"クラブ・フィネス" ピノ・ネロ・リゼルヴァ
"クラブ・フィネス" ピノ・ネロ・リゼルヴァ
新入港
4
シャルドネ、ソーヴィニヨン、ゲビュルツトラミネールのブレンド。手摘み後、カセットに並べて2月まで陰干し。とろりとした質感でオレンジのハチミツのような甘みと比較的強めの酸がバランス良し。毎年最高の評価。
"クラブ・フィネス" アウレウス・パッシート・ビアンコ
TOP
Azienda .Agricola
Franz Gojer “Glögglhof”
St.Magdalena , Alto-Adige , Italia
フランツ・ゴイエール
伝統品種スキアーヴァとラグレインのスペシャリスト
かな斜面は風通しが良く、昼夜の寒暖差が非常に大きい。標高は 200
〜350m。畑は基本的にペルゴラ仕立てが採用されていて全て有機
栽培。ヘクタールあたり 5,000 本の密植となっている。(この地域では
例外的に高い)スキアーヴァは厳密には 4 種のクローンに分割されるが、
その 4 種全てと共に
若干のラグレインが
混植されていて,収
穫から醗酵まで一
緒に行われる。これ
に よっ て 、より 一層
複雑な風味を得る
ことになるという。ラ
グレインはボルツァ
ー ノ 南 部 Piani di
Bolzano を 中 心 に
植えられ、イサルコ
川に由来する化石が多く出土する沖積層に中程度の岩が混じる重め
の土壌。 この畑も日照条件が素晴らしく、完璧に熟することが重要な
(熟度が足りないラグレインは青く苦い印象を与える)ラグレインも十分
な熟度を得る。メルローは比較的若い樹齢でボルツァーノの南に位置
する畑に植えられている。沖積層で粘土比率が高いのが特徴。この地
区のメルローにありがちな未熟な青臭さを感じさせないのは、やはりこの
畑の日照条件の良さとヘクタールあたり 7,000 本という密植率によるも
の。(平均3房という収穫量の低さも重要) 醸造に関しては基本的に
は伝統的手法を用いる。セラーには大樽が並び、醗酵は温度管理機
能のついたステンレスタンクを使用。 ラグレインとメルローに関しては
一部バリック熟成も試していて、非常に良い結果を残している。収穫か
らプレス、醗酵まで過度な力を加えずに繊細な仕事がなされる。この
繊細な仕事はワインを口に含むと良く理解できることなのだが、香り豊
かで苦味、酸味、タンニン、全てを十分に有しているにも関わらず丸み
を帯びていて甘さを感じさせる。この地域独特の個性をしっかりと反映
させながらも全体のバランスは高次元でバランスさせている。
イタリアワインの本当の素晴
らしさはこんな個性かもし
れない。淡い色合いで優し
い質感ながら味わい深く、
楽に喉を通り抜けていく、
余韻は若干アアマーロを思
わせる苦味とハーブ香。
サンタ・マッダレーナ・クラシ
コを現地で飲む度に、その
素朴で飾りっ気のない新鮮
な果実味に驚かされる。
決して偉大なワインではな
いかもしれない。しかし、イ
タリアらしさを持った 必要
なワイン・・・。サンタ・マッダ
レーナの品質を一気に高
めた偉大な造り手フランツ・ゴイエールはボルツァーノの街からすぐ東に
位置する。180 年続く葡萄栽培家であるが、先代までは瓶詰めはしな
いでスイスにバルク売りしていた。 1983 年、現当主に引き継がれてか
らプライベート用に瓶詰めを始め、
徐々に瓶詰め比率を高め、品質を
重視するようになっていった。 現在
ではこの地方の伝統的品種スキアー
ヴァとラグレインに加えて 1996 年ボ
ルツァーノの南部にメルローも植樹し
ている。現在ではサンタ・マッダレー
ナ以外のラグレインやメルローも最高
評価を得ている。 スキアーヴァの畑
はボルツァーノ近辺に位置し、氷堆
石土壌が主体で砂質を多く含み、真
南を向く畑は陽光を遮るものがない。
平地はほとんどなく、丘の間の緩や
商品記号
造り手
Gojer
69063 Franz
フランツ・ゴイエル
ワイン
Santa Maddalena Classico
サンタ・マッダレーナ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
A.Adige
2007
赤
750ml
2,400
×
A.Adige
2007
赤
750ml
2,600
×
Schiava95% Lagrein5%
Gojer
69064 Franz
フランツ・ゴイエル
Santa Maddalena "Rondell"
サンタ・マッダレーナ・ロンデル
Schiava97% Lagrein3% サンタ・マッダレーナの丘の頂上付近に位置する周囲からも尊敬を集める畑ロンデル100%。日照、土壌条件も最高でワインはより凝縮され、より果実味を感じさせる。タンニン分も豊富で通
常のサンタ・マッダレーナとは違い2年後位から深みを増してくる。
Gojer
69065 Franz
フランツ・ゴイエル
Lagrein
Gojer
69498 Franz
フランツ・ゴイエル
Lagrein Riserva
Gojer
69499 Franz
フランツ・ゴイエル
Merlot Spitz
ラグレイン
ラグレイン・リゼルヴァ
メルロー・スピツ
この地域のメルローとしては例外的に完熟した果実味を持っている。青い風味は一切無い。
5
A.Adige
2007
赤
750ml
2,800
△
A.Adige
2006
赤
750ml
3,800
△
A.Adige
2006
赤
750ml
3,900
△
TOP
Azienda .Agricola
Baron Widmann
Cortaccia , Alto-Adige , Italia
バロン・ウィッドマン
完璧に確立されたアルト・アディジェ特有の透明感溢れるワイン
バロン・ウィッドマンは 1824 年からワイン醸造を行ってきた歴史ある造り
手。この地方特産のりんごやあんずの栽培と手造りのワインヴィネガー
の生産が主であり、ワインは1アイテムあたり400ケース程度の極々少
ない生産量。イタリア国内レストラン向けだけで毎年のワインは全量完
売してしまう。基本的には現当主のアンドレアスが1人で畑の管理から
醸造までを行っていて『りんごの栽培に比べてワイン造りにはロマンがあ
る。自分にしかできない、この土地にしかできないワインを造りたい。』と
言う。州都であるボルツァーノの街から約 20km南下したコルタッチャ
村にカンティーナはあり、畑はそのコルタッチャ村を取り囲むように、標
高 220mから 600mの間に散在していている。全ての畑は平地ではな
く断崖絶壁に位置しているのも大きな特徴。これは全ての作業におい
て膨大な手作業を要求されることを意味している。畑では生産体制に
入る前の樹齢 3 年以下の畑を除
き完全なる有機栽培を実践してい
る。葡萄生育にとって完璧とは言
えない厳しい気象条件のこの地域
において、より自然をリスペクトした
葡萄造りに挑戦している。トータル
16ha の自社畑はおおまかに 4 つ
のゾーンに分けることができる。
標高 220mの畑 ミッラ にはシャ
ルドネ、モスカート・ジャッロ、ピノ・ビ
アンコを植樹。標高 230〜320m
の畑 アウフォフ と フェルド には
スキアーヴァ、メルロ、カベルネ・フ
ラン、カベルネ・ソーヴィニョンの赤
品種を。標高 350mの レイン 、
ドルンメン 、 ノケリッシュ の各畑にはスキアーヴァ、ソーヴィニョン、
ゲヴルツトラミネールが栽培されている。さらに標高 600mの畑 スルツ
ホフ にはソーヴィニョンとピノ・ビアンコが植えられている。(畑の名前:
そのゾーンの地理的名称のほか、ドイツ語で家を意味する Hof ホフが
つく場合はかならず一族が所有する大きな家が隣接しており、それが
そのままワイン名になっているものもある。)アルプス山脈を南北に一直
線に切りこんだような渓谷の底に流れるアディジェ川西側に位置するコ
ルタッチャ村は日中の照り返しが非常に激しく、夏の旱魃が一番の悩
みと言う。一般に冷涼なイメージを持たれている地方だが、彼らが最も
心配するのは白ワインのアルコール度数が上がりすぎてしまうこと。平
商品記号
造り手
Widmann
69756 Baron
バロン・ウィッドマン
坦な味わいにならないように、完熟しても酸味を失わないように細心の
注意を払う。また有機栽培を取り入れることにより水不足にも耐えうる
丈夫な葡萄樹に育て上げるのだと言う。現当主のアンドレアスは、ボル
ツァーノ人の典型ともいえる。ドイツ人気質で、勤勉、まじめで実直な人
柄。近隣の造り手ニ
ードリスト、フランツ・
ゴイエール、クーエ
ンホフらと親交が厚
く、常に情報交換を
しながら互いのワイ
ン造りを高めあって
いる。それぞれのワ
インの生産量は
2000 本から 7000
本、最も生産量の多
い地場品種スキア
ーヴァのみがわずかに 1 万本を超える程度。年間総生産量が 3 万
5000 本程度という極少量の生産であり、その全ては 16ha の自社畑か
ら造られている。今年のリリースから、クーエンホフらがすでに試みてい
るスクリューキャップを一部のワインに採用。年々深刻化するコルクトラ
ブルと、世界的なコルク不足に対するエコ的観点から導入に踏み切っ
たそう。スキアーヴァには従来どおりコルクを使用しているが、これは
『スキアーヴァは酸素を好む品種であることと、還元状態に陥りやすい
品種』だから。発酵・
熟成にはいまだに伝
統的な大樽のみを
使用している。ぜひ、
一度彼のワインを試
して欲しい。アルト・
アディジェの『らしさ』
と言っても良いかも
しれない細かでキラ
キラとしたミネラルと
伸びのある酸味、更
には適度に、決して主張しすぎないアルコールや果実感がバランスし
ていて本当に美しい。 イタリアらしからぬ魅力を秘めている。
ワイン
Sudtirolers Weiss
シュッドチローラー・ヴァイス
州
ヴィンテージ
色
サイズ
A.Adige
2008
白
750ml
参考上代 在庫
3,500
△
年間生産量5000本。Pinot biancoとChardonney(このヴィンテージは少量ソーヴィニョンもブレンド)畑は ミッラ (250m)と スルツホフ (600m)でグイヨー。収穫は9月19日(ミッラ) 10月7、18日(スルツホフ)
12ヘクトリットルのオーク樽でシュール・リー熟成。
Widmann
69757 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Sauvignon
シュッドチローラー・ソーヴィニヨン
A.Adige
2008
白
750ml
3,500
△
年間生産量5000本 。様々な異なるクローンのソーヴィニョン・ブラン。 アウホフ (260m), レイン (350m) と スルツホフ (600m)の畑から。グイヨー仕立。収穫は9月12日(Aアウホフ、レイン) 、10
月6日(スルツホフ) 発酵・熟成ともにステンレスのみ。
Widmann
69758 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Goldmuskateller
シュッドチローラー・ゴールドムスカテラー
A.Adige
2008
白
750ml
3,500
△
A.Adige
2008
赤
750ml
2,800
△
年間生産量1000本。畑は"ミッラ" (250m)でグイヨー仕立て。 収穫は10月21日。発酵・熟成ともにステンレスタンクのみ。
Widmann
69759 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Vernatsch
シュッドチローラー・ヴェルナッシュ
年間生産量10000本。畑は ノケリッシュ (340 m)で、仕立ては伝統的なペルゴラ。収穫は10月1日。アルコール発酵のみステンレス。マロラクティックからオークの大樽で行う。難しいヴィンテージな
6
がらスキアーヴァらしい独特の風味を綺麗に表現。素晴らしいワインに仕上がった。
TOP
Tenuta
Kofererhof
Valle Isarco , Alto-Adige , Italia
コフェレルホーフ
イタリア最北の産地シュッド・チロル ヴァッレ・イサルコワインの独自性
イタリア最北の産地がアルト・アディジ
ェのヴァッレ・イサルコ地区。アルト・ア
ディジェの州都ボルツァーノから北へ
20km 以上、更に20km も行けばオ
ーストリア領となる国境付近に位置す
る。言語はドイツ語が主となっていて
街の道路標識もドイツ語。この辺り一
帯は南チロル地方と呼ばれ、住人は
自らのことを南チロル人と呼ぶ。郊外
にはブリューワリーが点在し、街にはビ
ア・パブが立ち並び、皆プレッツェルを
頬張っている。食文化も勿論、ワイン
造りもオーストリアの文化を色濃く反映
させていて、適度なアルコールに繊細
で伸びやかな酸とクリスピーなミネラルが印象的。他には存在しない独
自の文化がここにはある。イサルコ渓谷は険しくテラス状になっていて、
急斜面の畑は葡萄生育にとっては非常に厳しい環境となっている。
標高は700m を超え、場所によっては1000m を超える。よって、育つ
葡萄品種はシルヴァーナーやミュラートゥルガウ、ケルナー、そしてリー
スリングなど気温の低さに対応できるドイツ系品種が主になっている。
ヴァッレ・イサルコの象徴はノヴァチェッラ修道院。壮大な規模の修道
院で観光地としても有名だが、地域に根ざして高品質なワイン造りやり
んご栽培も行っている。コフェレルホーフは1940年から葡萄栽培を行
っていて、1995年に瓶詰めを始めるまでアバッツィア・ディ・ノヴァチェ
ッラ修道院に葡萄の状態で販売していた。コフェレルホーフの葡萄の
品質の高さは有名で単独でのボトリングの要望が高まり、95年以降、5.
8ヘクタールの畑から年産僅か4000ケース弱を生産、販売するに至
っている。畑は肥沃な黒い土壌に若干の砂質が混じる。街は崖の窪地
にできていて畑は街や修道院に隣接している。その為、畑では科学薬
品の使用を避けていて、使われるのは硫黄、銅のみ。(これも最低限
商品記号
造り手
69720 Kofererhof
コフェレルホーフ
の量に抑えられ
る) 植樹率は
ヘクタールあた
り6000〜700
0本の高密植。
葡萄が育つ限
界に近い標高
だけに昼夜の
寒暖差は非常
に大きく、葡萄
に強靭な酸を
与える。一方で、
夏場はイタリア
でも最も高い気
温にな るこ とも
ある位に日照
条件が良く、こ
の時期に葡萄
の生育度は上
がる。発酵・熟
成に関しては基
本的にステンレ
スタンクのみで
葡萄品種本来
の香や味わいの個性を大切にしている。(ピノグリージョとシルヴァーナ
ーは一部古木樽を使用)所有畑はピノ・グリージョ:1.25ha ゲヴュル
ツトラミネル:0.85ha ケルナー:1.8ha ミュラー・トゥルガウ:0.8
ha シルヴァーナー:0.65ha となっている。いずれのワインも、ほとん
どが地元リストランテでしか飲めないワインであったが、今回初めて日
本向けに極少量出荷が実現した。
ワイン
州
Valle Isarco Sylvaner
ヴァッレ・イサルコ・シルヴァネール
ヴィンテージ
色
サイズ
A.Adige
2008
白
750ml
参考上代 在庫
3,300
〇
A.Adige
2007
白
750ml
3,500
〇
A.Adige
2007
白
750ml
3,900
〇
A.Adige
2007
白
750ml
2,900
△
A.Adige
2008
白
750ml
3,300
〇
A.Adige
2007
白
750ml
3,600
△
A.Adige
2008
白
750ml
4,100
〇
A.Adige
2007
白
750ml
4,200
×
A.Adige
2007
白
750ml
4,200
〇
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。硬く尖った味わいながら熟度も高い。
69719 Kofererhof
コフェレルホーフ
V.Isarco Pinot Grigio
ヴァッレ・イサルコ・ピノ・グリージョ
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。糖度は低く、エレガント。
69716 Kofererhof
コフェレルホーフ
V.Isarco Kerner
ヴァッレ・イサルコ・ケルナー
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。質の高い酸と少しスパイスを感じさせる香。
69506 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Muller Thurgau
69718 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Muller Thurgau
ヴァッレ・イサルコ・ミュラートゥルガウ
ヴァッレ・イサルコ・ミュラートゥルガウ
非常に強いミネラルと酸だが、口中ではハーブ香を主体に熟した果実を感じさせる。ステンレスタンク熟成。
69504 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Gewurztraminer
69717 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Gewurztraminer
ヴァッレ・イサルコ・ゲヴュルツトラミネール
ヴァッレ・イサルコ・ゲヴュルツトラミネール
比較的ドライでミネラルに溢れた造り。華やかな香とは対照的。ステンレスタンクのみ。
69507 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Riesling
69505 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Gruner Veltliner
完売
ヴァッレ・イサルコ・リースリング
ヴァッレ・イサルコ・グリューナフェルトリナー
7
ニュートラルな香ながらとろみさえあ感じるボリューム感。標高は800mを越す畑。ステンレスタンクのみ。
TOP
Azienda. Agricola
Francesco Josko Gravner
Oslavia , Friuri Venezia Giulia , Italia
フランチェスコ・ヨスコ・グラヴネル
『やっと自分の理想のワインが醸せた 2003年は過去最高のリボッラ』
る。3000 リッ
トル程のアン
フォラを地中
に埋め、そこ
に除梗・破砕
した葡萄を
入れ醗酵。
勿論、自然
酵母のみ。
醗酵終了後
も、皮や種を
『偉大なワインとは赤ワインのことを言うものだ。しかし、偉大な白ワイン
を挙げろと言ったら、私は間違いなくグラヴネルを選ぶ。』この有名な
言葉はジャンフランコ・ソルデーラによるもの。また、シャンパーニュのジ
ャック・セロスは数少ない尊敬する造り手の筆頭にグラヴネルを挙げて
いる。そして、近年長いマセレーションを行った白ワインを数多く産出し
ているオスラヴィア一帯でもヨスコを尊敬する造り手は数知れない。
飲み手を説き伏せるような難解さと誠実で純真、しみじみとした旨味を
持ち合わせる。黄金色にオレンジが入り込んだ濃厚な液体は口中で噛
める様でとろみさえ感じさせる。豊富なタンニン。確かに初めて飲む方
は驚くかもしれない。しかし、ヨスコ・グラヴネルは特異なワインを造ろう
としている訳ではない。紆余曲折を経て、彼の信念を貫き、現在のワイ
ン造りに辿りついているだけ。80年代、彼はシャルドネやソーヴィニヨ
ン・ブランなどの国際的な品種を培養酵母で温度管理機能付きのス
テンレスタンクに入れて醗酵させていた。今とは全く違うクリーンなワイ
ンであった。その後、バリックで野生酵母よる樽醗酵・樽熟成を行なう
ようになる。(この時点で既に各評価誌において最高評価を得ている)
1995年、地品種リボッラを単一品種で瓶詰め開始。同時に、低温下
での短期間のマセラシオンを始め、熟成には古大樽を使うように。(人
為的な関与をできるだけ減らし、品種やヴィンテージ、テロワールをより
強く反映したワインを造る事を志向するようになる)1997年には木製
開放式醗酵槽を用い、醗酵のほぼ全工程(2-3 週間)を皮ごと行なうよ
うに。更には発酵時の季節温度変化もヴィンテージの表現には必要不
可欠とし発
酵時の温
度管理を
廃止。そし
て、2001
年、遂に
以前から
実験的に
始めてい
たアンフォ
ラでの醸
造を始め
商品記号
造り手
Gravner
69462 Josko
ヨスコ・グラヴネル
取り除くこと
な く、 他の ア
ンフォ ラのワ
インと合わせ
アンフォラ内
をワインで満
たした状態に
し、蓋をして
5-6 ヶ月の間
熟成させた
後、圧搾し
皮と種を取り
除き、大樽に移し変えてさらに 1 年熟成させた後ボトリングする。地中
に埋めたアンフォラでのワイン造りに行き着いたヨスコは、失敗を繰り返
し必然的に今のワイン造りに辿りついたと言う。近年、アンフォラによる
ワイン造りが各地で見直されるようになってきたことに少し違和感を憶
えている様であまり良い顔をしない。恐らく、自らの長い経験から辿りつ
いたワイン造りをスタイルだけ模倣されたり、更にはワインに対して固定
観念を抱いている飲み手による心無い批判や中傷に嫌気がさしている
のだと思う。ソルデーラやジャック・セロス、ニコラ・ジョリー・・・彼の理解
者が多くいるのもうなずける。 ワインに対する固定観念をはずして素
直に口に含んだ時、ひとつの偉大な個性が見えてくるのかもしれない。
ワイン
Collio Ribolla Gialla
コッリオ・リボッラ・ジャッラ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
F.V.G
2003
白
750ml
10,500
△
2003
白
750ml
10,500
△
最高のヴィンテージ2003。 エチケットのもなっている70年を越す樹齢のリボッラはこの素晴らしいヴィンテージを記念してピニョーロに植え替えられた。
Gravner
69461 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Collio Bianco Breg
F.V.G
コッリオ・ビアンコ・ブレッグ
Chardonnay Sauvignon Blanc Pnot Grigio シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを合わせてアンフォラで発酵。遅摘みのピノグリージョは別に発酵・熟成。味わいのバランスを取りながらブレンドして出荷。
Gravner
69940 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Rosso Gravner
ロッソ・グラヴネル
新入港 F.V.G
2002
白
750ml
10,000
△
F.V.G
1997
白
750ml
26,000
△
Merlot 90% Cabernet Sauvignon 10%
Gravner
69678 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Rosso Rujno
ロッソ・ルーニョ
Merlot 100% 良年のみ4,000本程度造られる。
8
TOP
Azienda. Agricola
Ca’ la Bionda
Marano di Valpolicella , Veneto, Italia
カ.ラ.ビオンダ
ブルゴーニュのようにしなやかでミネラルに富んだ味わい
ヴァルポリチェッラを語る上で最も重要な造り手クインタレッリをしてヴァ
ルポリチェッラで最も優れた畑と言わしめたのがこのカ・ラ・ビオンダの
畑 。 ヴ ァ ル ポ リ チ ェ ッ ラ は 非 常 に 広 大 な 生 産 地 だ が 、 西 1 /3 が
Classico を名乗れる昔からの生産地で標高も高く石灰分を含む比率
も高い優良な畑。Classico エリアは 3 つの谷が連なっている。その中
央、マラーノ丘の東面にカ・ラ・ビオンダの中心的な畑は位置する。マラ
ーノの丘は海底が隆起して出来上がったもので海の沈殿物が何層にも
重なっていて石
灰分が豊富。
地面は白く柔ら
かい岩質で覆
われている。標
高 は 150 〜
300m。平均樹
齢は 50 年程度
で区画によって
は 70 年を越す。
自分達を農民
と称するカステ
ッラーニ家はヴァルポリチェッラの自然に敬意を払い、一切薬剤の使
用をしない。除草剤も使用せず、3 代目である先代の父親を中心に毎
日、畑に出て葡萄樹の管理をしていて、昨年の剪定された枝や果実、
牛糞などが肥料に使われる循環型農業が機能している。霧の多いこ
の地域ではリスクも高いが 100 年も続けてきたので葡萄樹が強くなって
きていて病気に対する抗体が出来上がっていると言う。収穫は全て手
商品記号
造り手
摘み。写真の
ような籠を使い
葡萄が重なり、
その重さで傷つ
くことのないよう
細心の注意を
払って収穫。
完熟に拘り、収
穫時期は各パ
ーセルによって
微妙に変えて
いる。アマローネに使用する葡萄の収穫から 2 週間程度遅れてヴァル
ポリチェッラの収穫に入る。『ヴァルポリチェッラではなく、マラーノの特
徴を表現したい。マラーノ渓谷は、その標高の高さと石灰分、冷涼な
気候から繊細さをワインに与えてくれる。』アマローネは陰干しからくる
独特の風味とアタックに感じられる凝縮度の強さに圧倒されがちだが、
果実味の奥にブルゴーニュのような繊細さを感じさせ、余韻を味わえ
るワインに仕上げたいと彼等は言う。その為には、カビに侵されていない
健全で完熟した葡萄を適度なマセレーションを行い、畑に自生する自
然酵母を使って発酵させることが重要とのこと。フィルタリングは味わい
の複雑味を破壊してしまうとの理由で行わない。また、発酵時の SO2
の添加は一切無し。瓶詰めの際に最低限加える。(40 mg/liter) カン
ティーナにはソルデーラやジャコモ・コンテルノ、ポッジオ・ディ・ソットの
空ボトルが置かれている。彼らの目指しているスタイルが良く分かる気
がした。
ワイン
la Bionda
69766 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Valpolicella Classico
ヴァルポリチェッラ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Veneto
2008
赤
750ml
2,200
○
Veneto
2006
赤
750ml
2,500
△
80 % Corvina e Corvinone, 20% Rondinella 5% Molinara.
la Bionda
69089 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Classico Superiore"Ravazzol"
新入港 Valpolicella
ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・ラヴァッツォル
70% Corvina, 20% Corvinone,10% Molinara 石灰岩が多く白い土壌。畑には貝の化石が非常に多く見られる。地中深くまで小石が存在し、この小石が畑の温度を上げる。この畑は特にワインに上品さ
を与え、重くない鉱物的ニュアンスを表現してくれる。また熟成ポテンシャル高いのも特徴。
la Bionda
69090 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Valpolicella Classico Superiore"Campo Casal Vegri"
ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・カンポ・カサル・ヴェッリ
Veneto
2006
赤
750ml
3,400
△
750ml
8,500
△
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella ネグラールを望む東向き斜面の畑。独特の微気候を有する畑で伝統的なスタイルを産むと言われ、単一畑でボトリングしている。
Corvina Veronese
69613
Veneto
コルヴィーナ・ヴェロネーゼ
2005
赤
100% Corvina 彼等の畑でも最も樹齢が古い区画を中心に最高の葡萄のみを500Lのトノー1樽分だけ試しに醸したところ、彼等が思った以上に素晴らしいフィネスを持ったワインが出来上がったと言う。※自
然酵母で28°程度で30日間発酵。30ヶ月間トノーで熟成。最高の出来栄え。
la Bionda
69092 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ
Veneto
2004
赤
750ml
6,000
△
Veneto
2004
赤
1500ml
17,800
△
Veneto
2005
赤
750ml
7,000
△
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella
la Bionda
69095 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico"Ravazzol"
la Bionda
69980 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
新入港 Amarone della Valpolicella Classico"Ravazzol"
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・ラヴァッツォル・マグナム
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・ラヴァッツォル
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella 標高200〜300mの畑で最もエレガントなワインを産む畑。 最高レベルの選果を行い、カンティーナ2階で40%程水分をとばす。香を大事にする為15度以下で醗酵
を行う。伝統的大樽で熟成。
la Bionda
69093 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Recioto della Valpolicella Classico
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ
Veneto
2004
赤
500ml
5,600
△
Veneto
2001
白
500ml
4,800
△
70% Corvina,10% Corvinone, 20% Rondinella
la Bionda
69094 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Bianco Passito
ビアンコ・パッシート
90% Garganega, 10% other
9
TOP
Azienda. Agricola
Marsuret
Valdobbiadene, Veneto, Italia
マルスーレ
プロセッコ種本来の香、味わいを誠実に表現することが責任
『プロセッコがDOCGに
昇格することを未だに納
得していない人が多くい
ることも事実だ。しかし、
元々原産地呼称制度は
価格や希少価値ではな
く、その産地、ワインの個
性を守る為に存在したは
ずであり、プロセッコ種に
はその可能性が十分に
あると確信しているし、近
年のプロセッコはテロワー
ルの表現という意味でも
1つ上のステップに進ん
だように思える。』その土
壌は変化に富んでいる。
氷河期に由来する氷堆
石が主となるが、アルプ
ス山脈を形成する石灰
土壌が所々顔を出して
いるかと思えば、海に由
来する泥岩や砂岩質も存在する。非常に起伏に富んだ土地で数メート
ルごとに土壌も変化するし、この狭いエリア内で標高差は軽く200m を
越す。 特にマルスーレは、ほぼ全ての畑を丘の頂上部の南側斜面に
所有している(一部ヴァルドッビアーデネの外側にも所有)のが特徴で
プロセッコのイメージとは全く異なる急斜面の畑になっている。勿論、こ
の急斜面にはトラクターは入ることができないので、耕作から収穫まで
全ての作業は人間の手によって行われることとなる。また、彼等の畑で
は有機的な取組みが成されていて出来る限り化学的な肥料を制限し、
健全な葡萄の栽培に努めている。『私達のプロセッコはシャルマ方式に
よって完成し、プロセッコ種の本来の個性を表現することを最重要と考
えている。』とマッシモ氏が言うように、健全な状態で適度に熟した葡萄
を素早くプレスし、自然酵母で発酵させる。更には瓶内ではなく、大き
なタンク内で2次発酵を行うことで酵母や澱に影響されずにプロセッコ
商品記号
造り手
Marsuret
69740 マルスーレ
本来のアロマティックで華やかな白い果実を思わせる香が素直に生か
されることとなる。シャンパーニュやフランチャコルタに存在する砂糖を
焦がしたような香ばしい風味や後口のボリューム感は発酵行程に起因
していることがほとんどで、プロセッコ種のフレッシュさを表現するには邪
魔になるようだ。白桃、青りんご、シトラスに少し東洋的なスパイスを思
わせるマルスーレのプロセッコはプロセッコ種の本来の特徴を忠実に表
現しながらも味わいの骨格、酒質という意味では従来のプロセッコのそ
れを大きく上回っている。『有機的アプローチによって強くなった葡萄樹
が大きな要因。』と言うが、更に特筆すべきは飛び地のように所有して
いる葡萄畑の多様なテロワールをブレンドしていることとその樹齢の高さ。
最も古い企画では70年を越し、50年以上の樹が半分以上を占めると
いうプロセッコにしては贅沢な環境と言える。 最後にマルスーレは家
族経営で成り立っている。マッシモ氏を中心に家族全員がプロセッコ種
の個性を守り続けることに情熱を燃やす。葡萄の樹齢が若い畑や微気
候によって何らかの問題が発生した畑はその段階で販売用に回される。
そして第二段階、手作業による収穫時に選別が行われマルスーレの
品質基準を下回るもの
は販売に回されると言
う。マルスーレのブラン
ド、そしてプロセッコの
本来の姿を知ってもら
う為に彼等の畑で収穫
された葡萄は驚くべき
ことに半数以上を大手
プロセッコメーカーに販
売しているのだと言う。
『栽培から醸造までプ
ロセッコの個性を誠実
に表現したい。 日本
の皆さんとも価値観を
共有できたら嬉しい。』
ワイン
Prosecco dei "Colli Trevigiani" I.G.T≪Extra Dry≫
プロセッコ・ディ・コッリ・トレヴィジャーニ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Veneto
N.V
泡
750ml
2,100
◎
Veneto
N.V
泡
750ml
2,400
◎
Veneto
N.V
泡
750ml
2,400
◎
Veneto
2008
泡
750ml
2,800
△
Prosecco 100% 白桃の香に少し香草のニュアンス。
Marsuret
69946 マルスーレ
Prosecco "Vardobbiadene" ≪Brut≫
プロセッコ・ヴァルドッヴィアーデネ・ブリュット
Prosecco 100% プロセッコらしい甘味を感じさせる香ながら口中では非常にドライ。食前にぜひ。
Marsuret
69741 マルスーレ
Prosecco "Valdobbiadene" D.O.C ≪Extra Dry≫
プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ
Prosecco 100% 白桃の香が非常に鮮明に出てくる。口中でも、余韻でも完熟した果実の満足感。
Marsuret
69742 マルスーレ
Prosecco "Valdobbiadene" Millesimato D.O.C
プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ・ミレジマート
Prosecco 100% 白桃の香から更に熟度が上ったメロンのような雰囲気。泡も優しくエレガント。
10
TOP
Azienda. Agricola
Cavallotto Vitivinicola Bricco Boschis
Castiglione Falletto, Piemonte, Italia
カヴァロット・ヴィティヴィニコラ・ブリッコ・ボスキス
カスティリオーネ・ファレットの代表的モノポール『ブリッコ・ボスキス』の復活
長くブリッコ・ボスキスから
産まれるネッビオーロはそ
の大きさを表現できずにい
たのではないかと思う。20
00年代に入り一気にその
素晴らしい個性を復活させ
たカヴァロット一族は1948
年から5世代に渡ってカン
ティーナを運営している。
古典派バローロと言えば必
ず名前が挙がる名手であり、
地元では偏屈者として非
常に有名なジュゼッペ氏が
現在の当主となっている。
カンティーナはブリッコ・ボ
スキスの丘の上部に位置
し、全ての畑はカヴァロット
のカンティーナを取り囲む
ように位置している。ワインとしてのバランスに優れながらも力強い酒質
を誇り、優しく広がりのあるアフターの中にネッビオーロらしいしっかりとし
た骨格を感じさせてくれるカスティリオーネ・ファレットのバローロ。そのカ
スティリオーネ・ファレットを代表する畑で、周辺の造り手達も羨む好立
地であるブリッコ・ボスキスは標高、日当たり、風通し、土壌、樹齢、全
てにおいて最高の条件を有している。アルフィオとジュゼッペ兄弟は、
『カスティリオーネ・ファレットのバローロが持つ本来の表情をブリッコ・ボ
スキスの畑から皆さんにお届けしたい。それが最も重要なことだと考え
ている。』 と語り、先代から続く古典的なワイン造りを継承していくこと
を誓ってくれた。その厳格な姿勢は畑でも実践されている。収穫量は3
2−38hl/ha にまで制限される。(ネッビオーロ・ダルバでさえ40hl/ha
以下) 化学農薬はほとんど使われない。銅、硫黄に由来するものの
み若干量使用されている。除草剤も一切使用しない。葡萄樹と葡萄
機の間には自然に自生する雑草をある程度まで生やしたままにしてお
商品記号
造り手
き、ある一定の高さまで育っ
た段階で手作業で刈ってい
き、そのまま畑を耕すことな
く放置しておくという不耕起
栽培を実践している。醸造
所は近年大きく変更された
収穫した葡萄をすみやかに
発酵槽に受け入れられるよ
うにスペースが大きくなった
こと。発酵槽が置かれた部
屋と熟成庫も少し広がった。
セラー内の仕事は先代とほぼ変りはなく伝統的なスロヴェニアン・オー
クでゆっくりと熟成される。全ての作業がスムーズに行われるようになっ
たこと、自然農法を導入し時間を経たことで葡萄の質が確実に上った
こと、セラー内が清潔に保たれていることが近年の垢抜けた味わいに
寄与しているように思われる。カヴァロットでは3種のバローロを造ってい
る。1945, 1966 年に植樹された1.56ha(南南西向)のクリュから産
まれる Barolo Vignolo Riserva。ブリッコ・ボスキスよりも低い位置にあ
り、優美な甘味を備えている。他の2つのワインよりパワフルでありなが
ら優しくクリーミーな口当たりを持っている。カスティリオーネ・ファレット
のキャラクターを素直に表現するクリュ、San Giuseppe はブリッコ・ボ
スキスの区画の一部であり、最も古い樹で73年を越す優れた区画。
絶対的な威厳を持ちカスティリオーネ・ファレットらしさを最大限に発揮
したカスティリオーネ・ファレットを代表する偉大なワインに仕上がってい
る。そして最後にカヴァロットの代表的ワインである Bricco Boschis。
ブリッコ・ボスキスはヴィラージュワインではない。ブリッコ・ボスキスの畑
(5.04ha 南東〜南西)のみの葡萄を使い色々な大きさのスロヴェニ
アン・オークの大樽で36ヶ月間熟成させた、しっかりとしたストラクチャ
ーを持った厳格なスタイルのバローロである。熟成によってその艶かし
さを増していくとクラシックなバローロ特有の落ち着きある味わいの世界
を見せてくれる。
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2004
赤
750ml
8,200
△
新入港 Piemonte
2005
赤
750ml
8,200
△
2003
赤
750ml
11,000
△
Piemonte
2003
赤
750ml
11,000
△
Piemonte
2007
赤
750ml
4,500
△
Bricco Boschis Barbera d'Alba Bricco Boschis "Cuculo"
69881 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バルベーラ・ダルバ・ブリッコ・ボスキス・ククロ
Piemonte
2005
赤
750ml
3,800
△
Cavallotto Bricco Boschis
Dolcetto d'Alba Bricco Boschis "Melera"
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
Piemonte
2007
赤
ドルチェット・ダルバ・ブリッコ・ボスキス・メレラ
750ml
2,800
×
Piemonte
2008
白
750ml
3,300
△
Piemonte
2008
白
750ml
3,300
△
69882
Cavallotto Bricco Boschis
Barolo Bricco Boschis
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・ブリッコ・ボスキス
69988
Cavallotto Bricco Boschis
Barolo Bricco Boschis
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・ブリッコ・ボスキス
参考上代 在庫
カヴァロットを代表する銘酒。南東から南西までの畑の葡萄をブレンドすることにより、よりストラクチャーのしっかりしたバローロを造り出す。
Bricco Boschis Barolo Riserva Bricco Boschis "San Giuseppe"
69883 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・リゼルヴァ・ブリッコ・ボスキス・サン・ジュゼッペ
Piemonte
ブリッコ・ボスキスを代表するバローロ。カスティリオーネ・ファレットらしさを最大限に表現している。樹齢は73年を超える区画もある貴重なワイン。
Bricco Boschis Barolo Riserva "Vignolo"
69884 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・リゼルヴァ・ヴィニョーロ
ブリッコ・ボスキスの下部に位置する畑でよりジューシーで柔らかい口当たり。割と若い内から楽しめるのも特徴。
Bricco Boschis Langhe Nebbiolo Bricco Boschis
69888 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・ネッビオーロ・ブリッコ・ボスキス
ほとんどバローロと言っても良いのではないだろうか?非常に高い品質。比較的若い樹が使われる。
69885
Bricco Boschis Langhe Chardonnay Bricco Boschis
69887 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・シャルドネ・ブリッコ・ボスキス
69886
Cavallotto Bricco Boschis
Langhe Bianco Pinot Nero
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・ビアンコ・ピノ・ネロ
Pinot Nero 100% 非常に珍しいピノ・ネロから造られるブラン・ド・ノワール。
11
TOP
Azienda. Agricola
Mario Marengo
La Morra, Piemonte, Italia
マリオ・マレンゴ
レ・ブルナーテ最高の畑からラ・モッラらしい成熟したエレガンス
『私が知っている中で間違いなく最高の畑だ』 これは今やバローロを
代表する造り手となったエリオ・アルターレの言葉。ラ・モッラの最大の
長所である繊細さを最も高いレベルで表現することが可能なのはラ・モ
ッラの中でも限られた畑であり、その最も重要な畑がブルナーテである。
しっかりとした骨格、構成を持ちながらも、(勿論若いうちはネッビオーロ
らしい豊富なタンニンと酸に隠れているが)他に代替のない、まさにテロ
ワールでしか説明がつかない繊細さを持っている畑、ブルナーテ。しか
し、マレンゴの所有する僅か1.5ha の真南を向いたブルナーテから産
まれるワインは更に芳醇な味わい、ふくよかで魅惑的な余韻をも持ち
合わせている。コート・ド・ニュイのワインで稀に味わうことができる、どこ
までも丸く、溶けるような甘味とそれを支える凛とした酸の調和は出会
えることの少ない貴重な個性だと言えるのではないだろうか。少し時間
は必要だが時間と共にその本来のポテンシャルを感じさせてくれるであ
ろうマリオ・マレンゴのバローロはある意味イタリア最高峰のワインに育っ
てきたと言って良いと思う。マリオ・マレンゴは1899年からボトリングを
開始。現在でも総計3.5ha という僅かな所有畑からブルナーテ(1.5
ha・5,000本)を中心にブリッコ・ヴィオーレ(0.38ha・年産2,800
本)と1940年に植樹された70年以上の樹齢を誇る貴重なワインであ
るヴェッキア・ヴィーニュ・ブルナーテ(0.38ha・年産1,000本)の3
種の単一畑バローロに加えて1999年に植樹されたバローロ(0.45
ha・年産3,000本)も造っている。全ての畑はラ・モッラに位置してい
て畑名の入っていないバローロでさえも非常に優れた区画に位置して
いる。また、忘れて欲しくないのが Vezza d'Alba に位置するクリュ、ヴ
ァルマッジョーレから造られるネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ
(0.38ha・3,000本)。バローロに比べればシンプルな仕上りだが奥
に味わいの深さを持っている。更には Castiglione Falletto に位置する
畑から産するバルベーラ・ダルバ・プニャーネ(0.45ha・3,800本)
はネッビオーロにも通づる繊細さを持つ。1955年に植樹された55年
樹のドルチェット・ダルバ(0.15ha・1,500本)に関しても粗野な印象
は全くなくシルキーで柔らかい完成度の高いワインに仕上がっているこ
商品記号
造り手
Marengo
69890 Mario
マリオ・マレンゴ
と。試してもらえばマリオ・マレンゴは素晴らしい畑を所有しているだけで
なくブルナーテからドルチェットまで、畑仕事からボトリングまで一切妥
協の無いワイン造りをしていることが理解頂けるはず。畑ではできる限り
薬品に頼らない葡萄樹の育成に努めていて、防虫剤や防カビ剤は基
本的には使わない。全ての畑で除草剤も使わず、雑草との共存によっ
て葡萄樹は生育に必要な栄養素及び水分を求め、まっすぐ地中深く
根を伸ばすことになる。葡萄樹が若い場合や化学肥料に慣れている
葡萄樹は雑草との競争に敗れてしまうこともあるそうだが、マレンゴの
畑ではその樹齢の高さと長年の自然な畑環境に順応している為、葡
萄根は地中15m 以上まで根を
伸ばし、色々な地層からの栄養
を吸収することとなると言う。 近
年の温暖化に対してもこの深い
根は役立っていて暑く乾燥した
夏も地中深くの水分を吸収する
ことができ、灌漑の必要も全くな
い。もう1つの利点は必然的に収
穫量は減ること。房数は減り、よ
り凝縮した健全で強い葡萄の収
穫が可能になると言う。3代に渡
って受け継がれているマレンゴ家
のワイン造りへの拘りは2001年
にマリオ氏が亡くなったのを機に
息子であるマルコ氏に引き継が
れた。『ラ・モッラ村にしか表現で
きないバローロのエレガンスを大
切にしたい。』更に『何も変える必
要はない。ただ毎日畑をケアして
あげることが大切。』と語る。
ワイン
Barolo "Brunate"
バローロ・ブルナーテ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2005
赤
750ml
参考上代 在庫
8,000
〇
ラ・モッラ村を代表する優良畑『ブルナーテ』。ブルナーテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。樹齢は60年を越し、土壌は典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。日当たりは最高で秋以降の
ピエモンテ特有のネッビア(霧)によるカビ害もほとんどない健全な畑。
Marengo
69891 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo "Bricco Viole"
Piemonte
バローロ・ブリッコ・ヴィオーレ
2005
赤
750ml
7,000
〇
赤
750ml
14,000
△
僅か0.38haの小さい畑から造られる単一畑バローロ。発酵はステンレスタンクで行い、熟成はフレンチ・バリックを使用する。新樽は全体の30%以下に抑える。
Marengo
69892 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo Vecchie Vigne delle "Brunate"
バローロ・ヴェッキエ・ヴィーニュ・デッレ・ブルナーテ
Piemonte
2005
ラ・モッラ村を代表する優良畑『ブルナーテ』。ブルナーテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。その中でも最も樹齢の古い特別な区画の0.38haから造られる。樹齢は75年を越し、土壌は
典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。素晴らしい余韻。完璧なバランス。
Marengo
69894 Mario
マリオ・マレンゴ
Nebbiolo d'Alba "Valmaggiore"
ネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ
Piemonte
2007
赤
750ml
4,200
〇
Piemonte
2006
赤
750ml
4,000
〇
Piemonte
2008
赤
750ml
2,800
〇
ヴェッツァ・ダルバに位置する南向きの畑100%。ステンレスタンクで発酵、フレンチオークで18ヶ月熟成(新樽比率30%)
Marengo
69889 Mario
マリオ・マレンゴ
Barbera d'Alba "Pugnane"
Marengo
69893 Mario
マリオ・マレンゴ
Dolcetto d'Alba
バルベーラ・ダルバ・プニャーネ
ドルチェット・ダルバ
12
TOP
Azienda. Agricola
Roagna
Barbaresco, Piemonte, Italia
ロアーニャ
『Non cambia』一世紀半、そしてこれからも何も変わらない
『Roagna non cambia(ロアーニャは変らない)』。現当主ルーカ・ロア
ーニャは熱くまくしたてる。『僕たちは一世紀半以上前から、全く変わっ
てない。今後も変わることはないだろう。それはワインに対する哲学とい
うよりは、人生の選択なのだと思う。テクノロジーに助けられることがある
ことは認めるし、必要があればある程度取り入れるのはやぶさかではな
いけれど、それはあくまで、この土地のテロワールを最大限に表現する
方法である葡萄の独自性の追求に有効である場合にのみに限られる
べきだ。』5世代、一世紀半以上も昔からバルバレスコを造り続けてい
る彼等だからこそ言える言葉なのだろう。しかし、イタリア国内での認知
度は極端に低い。一時期、現代的なネッビオーロがもてはやされ伝統
的ネッビオーロを忘れてしまったようなイタリア市場に嫌気がさしたのだ
と言う。つい2、3年前まで99%が海外で販売されていた。2009年エ
スプレッソ誌においてロアーニャのバルバレスコ・クリケット・パイエ1999
年がジャコモ・コンテルノのバローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ200
1と共に掲載されている何千ものワインの中で最高得点の20ポイントを
獲得したことで一気に注目が集まることとなった。長い間、現代的なバ
ローロに疎外され続けてきたロアーニャ家は現在の批評家たちの手の
ひらを返したような熱狂振りに嫌気がさしているようだ。『ロアーニャはこ
れからも何も変わらない』インタビューではこの言葉ばかり何度も繰り返
される。現当主のルーカからさかのぼること 5 世代、ヴィンチェンツォ・ロ
アーニャがバルバレスコの村の中心にワイナリーを開いたのが始まり。
ルーカのおじいさんであるジョヴァンニが現在醸造所を構えるパリエリ地
区(ピエモンテの方言でパイエ)にネッビオーロに最も適したテロワール
だとして拠点を移した。更に農業学校を卒業しジョヴァンニのもとで醸
造を学んでいたルーカの父、アルフレッドが 1990 年にカスティリオー
ネ・ディ・ファッレート村のロッケ地区、500 年以上の歴史を持つカッシ
ーナ・ピーラを購入したことで、ワイナリーはバローロの生産にも乗り出し
た。畑では 100 年以上前から化学肥料は勿論、有機肥料も使ったこと
がない(ボルドー液のみ局地的に使用)。春先に刈り込まれる下草がそ
商品記号
造り手
の役割を果たしてくれるのだという。様々な雑草やハーブ、葡萄以外の
植物との共存がより複雑な自然環境を生み出し、病害や害虫への耐
性も自然に備わってくるのだという。セラーに入っても考え方は全く同じ。
150 年前から全く変わらぬ醸造。勿論、亜硫酸以外の一切の添加物
を使用せず(SO2の添加は瓶詰時のみ、発酵時はなし)、野生酵母の
みで醗酵。100 日にも及ぶ長期のマセレーションという今時珍しい造り。
また、彼等の特徴は熟成期間の長さ。『世の中に出回っているほとんど
のネッビオーロが、その本当の個性を発揮できる前に消費され、誤った
評価を受けてしまう。これではネッビオーロの良さは伝わらない』ネッビ
オーロを
愛するか
らこそなの
だろう。今
回リリース
するバロー
ロ・ラロッ
カ・エ・ピラ
1995は1
4年間樽
で寝かさ
れたワイン。当初8樽あった樽は瓶詰時には蒸発により7樽に減ってい
たそうだ。こんなにも長い熟成を経て出荷されるワインは他にあるのだ
ろうか?本当にネッビオーロに対する愛情が無ければできないことだと
思う。最後に彼等の畑は非常に樹齢が高い。ほとんどの畑が60年以
上。樹齢の高い畑では100年樹がざらに存在する。『ネッビオーロの本
当の力、深みを表現するには最低でも50年以上の樹齢が必要。30
年樹はまだ赤ちゃんだよ』本当に贅沢なことだ。他にこんなことができる
造り手はいない。
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2003
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2000
赤
750ml
24,000
△
Piemonte
2004
赤
750ml
10,000
△
Piemonte
2004
赤
750ml
10,000
△
Piemonte
N.V
赤
750ml
5,800
△
Piemonte
2005
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2003
赤
750ml
8,000
△
新入港 Barolo "la Rocca e la Pira" Riserva
Piemonte
1995
赤
750ml
18,500
△
69A57 Roagna
ロアーニャ
新入港 Langhe Rossso
Piemonte
2003
赤
750ml
4,500
△
69A58 Roagna
ロアーニャ
新入港 Langhe Bianco
Piemonte
2008
白
750ml
2,600
△
69A60 Roagna
ロアーニャ
新入港
Langhe Bianco "Solea"
Piemonte
2005
白
750ml
4,500
△
69A56 Roagna
ロアーニャ
新入港
Dolcetto d'Alba
Piemonte
2008
赤
750ml
2,600
△
69A68 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barolo Chinato
Piemonte
N.V
キナート
750ml
10,000
△
69A64 Roagna
ロアーニャ
新入港 Barbaresco "Paje"
69A65 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barbaresco "Crichet Paje"
69A66 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barbaresco "Asili"
69A67 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barbaresco "Montefico"
69A59 Roagna
ロアーニャ
新入港
Opera Prima XVII
69A61 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barolo "Vigna Rionda"
69A62 Roagna
ロアーニャ
新入港
Barolo "la Rocca e la Pira"
69A63 Roagna
ロアーニャ
バルバレスコ・パイエ
バルバレスコ・クリケット・パイエ
バルバレスコ・アジリ
バルバレスコ・モンテフィーコ
オペラ・プリマ・17
バローロ・ヴィーニャ・リオンダ
バローロ・ラ・ロッカ・エ・ラ・ピラ
バローロ・ラ・ロッカ・エ・ラ・ピラ・リゼルヴァ
ランゲ・ロッソ
ランゲ・ビアンコ
ランゲ・ビアンコ・ソレア
ドルチェット・ダルバ
バローロ・キナート
13
参考上代 在庫
TOP
Azienda. Agricola
Moccagatta
Barbaresco, Piemonte, Italia
モッカガッタ
最高の完成度を誇るバルバレスコのクリュごとの個性
ネッビオーロは非常に難しい葡萄と言
われる。タンニンが豊富で硬く、酸度
も高いのに対して晩熟でカビや病気に
弱く、完全な状態に熟すには完璧な
気象条件、日照が必要でリスクが高
い。土壌を敏感に表現する葡萄でも
あり、バローロやバルバレスコでもネイ
ヴェ周辺のやや重めの石灰質泥灰土壌では大きく骨格のしっかりした
ワインを。ロエロやガッティナーラ周辺の砂質が混ざってくる土壌からは
細かくクリスピーなミネラルとなめらかな質感を表現する。特にバローロ
の半分ほどしかない小さなDOCGであるバルバレスコはネッビオーロに
とって特別な産地と言ってよい。バルバレスコはネイヴェ、バルバレスコ、
トレイゾの3つの街に分割されるがバルバレスコ村のほど近く、ネイヴェ
側にモッカガッタは位置する。タナロ川右岸標高 200〜350m の畑はど
れも丘の頂上付近に位置し日照条件にも優れていて、更に重要なの
は石灰質比率が非常に高い為にバルバレスコらしさ、繊細さの表現に
向いているということである。バローロと比べてバルバレスコは相対的に
標高が低く、収穫も早い為にバローロの持つ厳格で排他的な雰囲気、
強く重たい酒質とは違って、優しくバランスに優れたワインになると言わ
れるが、一部の優良な畑からはバローロの持つ『重さ』ではなく、『深み』
のようなものを持ち合わせていることを忘れてはいけない。70 年代から
80 年代、大樽による長期間の醗酵と長いの果皮浸透が行われ力強く、
少し粗野なスタイルが目立っていた。Gaja の成功によって注目を浴び
たバルバレスコは 80 年代に入って低温での醗酵、2〜5日程度の短い
果皮浸透、バリックでの熟成と一気にスタイルを変えていくこととなった。
確かに賛否両論あるところだが、醸造が古典的であろうが現代的であ
ろうが高いポテンシャルを持った畑は高品質の葡萄を生み、ワインはよ
り高い品質を持つに至ることに嘘はないように思う。 モッカガッタはそ
の位置する地名に由来する名前で 1952 年に現オーナーの父マリオ・
ミヌートによって設立された。現在はセルジオとフランチェスコの2人で運
商品記号
造り手
営されていて所
有 畑 は 1 2 ha 。
バルバレスコ村に
位置する重要な
畑 で あ る コ レ
( 0.46ha 年 産
1000 本)やブリッ
ク・バリン(4ha 年
産 23,000 本)と
ネイヴェ村に位置
す る バ サ リ ン
( 1.8ha 年 産
10,000 本 ) を 所
有していて、仕立
ては全てグイヨを
採用。80 年代中
頃から本格的に
樽醗酵、樽熟成
に移行すると共に、
密植、厳しい剪定
と収量の制限を
強めていった。
現在ではヴェロネ
ッリ、ガンベロロッソは勿論、世界的にも高い評価を受けるようになって
いる。
【2004 評価】
Barbaresco Bric Balin・・・ヴェロネッリ★★★ ロバートパーカー92
ポイント ガンベロロッソ3ビッケーレ
Barbaresco Basarin・・・ヴェロネッリ★★★ ロバートパーカー91 ポ
イント
ワイン
69130 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69131 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69132 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69129 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Basarin"
69133 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Cole"
69137 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Nebbiolo
69134 Moccagatta
モッカガッタ
Barbera d'alba
69135 Moccagatta
モッカガッタ
Dolcetto d'Alba
69722 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay
69721 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay"Buschet"
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・バサリン
完売
バルバレスコ・コッレ
ランゲ・ネッビオーロ
バルベーラ・ダルバ
ドルチェット・ダルバ
ランゲ・シャルドネ
ランゲ・シャルドネ・ブスケット
14
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
1999
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2000
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2004
赤
750ml
7,000
〇
Piemonte
2004
赤
750ml
7,000
〇
赤
750ml
Piemonte
参考上代 在庫
×
Piemonte
2006
赤
750ml
3,500
〇
Piemonte
2006
赤
750ml
3,000
◎
Piemonte
2006
赤
750ml
2,700
◎
Piemonte
2008
白
750ml
3,200
〇
Piemonte
2007
白
750ml
4,900
〇
TOP
Azienda Agricola
La Ca’nova
Barbaresco , Piemonte , Italia
ラ.カ.ノヴァ
バルバレスコ本来の香と余韻 数少ない古き良きバルバレスコ
発酵槽は温度管理機能も付いていないステンレスタンクのみ。熟成に
関しては 3,000 リットル以上の大樽が並び、圧搾機も木製の昔ながら
のもの。全く近代醸造技術を感じさせない。電気が通っているのは照
明のみ。現代のこの地域のカンティーナには標準的に配置されている
バリックも無ければ、ロータリーファーメンターも勿論存在しない。このセ
ラーは 30 年前と何も変わらない。若い造り手ながら、ここにはバルバレ
スコの伝統が息づいている。一方で、マルコは『ワインの品質はほとんど
が畑で決まる。だから僕等は畑仕事に情熱を傾ける。』と言いきる。ビ
オディナミにはよく知らないと言い全く興味がないようだ。伝統と経験か
ら判断し、勿論のことだが、防カビには銅を使うなど科学的なものはで
きる限り排除している。(防カビ剤は葡萄の皮を弱くするが、銅は葡萄
の皮を強くする)農具も木製の鍬や杭が使われ収穫も全て手作業。畑
は自宅の周辺、丘の頂上付近に所有。特にモンテステファノは貴重な
畑で、丘の頂上に位置し、バルバレスコのエリア内で最も石灰質比率
を 感 じ さ せ く れ が高い畑と言われている。
る数少ないカン 白い粘土質に沖積物が混
ティーナの1つ。 ざる理想的土壌。ワインは
セラーではこの 独特の風味を持ち、果実に
地 方 の 伝 統 を チョコレートのようなニュアン
守り、現代的な スも感じさせる。タンニンは
技 術 は 一 切 排 比較的細かく、旨味に溢れ
除される。例え ている。余韻が非常に心地
ば・・・『発酵槽 よいのは上質な酸と熟度の
も熟成槽もただ バランスからか。素朴で優し
の容器です。こ く柔らかい造り手そのものの
こでは伝統的に ようなワインに仕上がってい
大樽が使われてきて、それで何の不都合もない。』マルコ氏の言う通り、 る。
バルバレスコの丘に広がる 12ha の畑は科学的なものを極力排除し、
雑草が青々と茂った健康的な畑。山道に手製の木の看板が小さく掲
げられているだけで、そこがカンティーナだとは誰も気付かない。ラ・カ・
ノヴァは自宅の
地下部分がセ
ラーになってい
る家族経営の
カンティーナで
マルコ・ロッカ氏
を中心に 3 人の
兄弟で運営さ
れてる。今では
珍しいバルバレ
スコの土地の香
商品記号
造り手
Ca Nova
69173 La
ラ・カノヴァ
ワイン
Barbaresco
バルバレスコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2004
赤
750ml
参考上代 在庫
4,000
〇
ベースとなるバルバレスコだが高い品質を誇る。自社畑のみで色々な畑のブレンド。醸造過程においてはクリュモノと全く同じで大樽による熟成。若い葡萄樹はランゲ・ロッソに使われるので基本的には20年以上の樹を
使用。透明感のある色調で適度に優しい果実味が中心だが、ネッビオーロらしい旨味のある余韻はブルゴーニュを思わせる。
Ca Nova
69174 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Bric Mentina"
Ca Nova
69175 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Bric Mentina"
バルバレスコ・ブリック・メンティーナ
バルバレスコ・ブリック・メンティーナ
Piemonte
2004
赤
750ml
4,700
〇
Piemonte
2003
赤
750ml
4,800
△
400ケース/年。 小さな丘の頂上にある南向きの優良畑。標高が高く、陽光の恩恵を最大限受ける。モンテステファノに比べて粘土質が強い。樹齢20〜30年。バルバレスコに位置しながら霧の影響をあまり受けず、し
かも強い日差しを受けて完熟する。ワイン自体は線が細く繊細で細身な印象。若いうちは果実感が優しいながら、フィネスを感じさせる。
Ca Nova
69176 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
Ca Nova
69177 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
Ca Nova
69178 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
バルバレスコ・モンテステファノ
バルバレスコ・モンテステファノ
バルバレスコ・モンテステファノ
Piemonte
2004
赤
750ml
5,000
〇
Piemonte
2003
赤
750ml
5,200
〇
Piemonte
2000
赤
750ml
5,400
△
400ケース/年。 バルバレスコの丘の南東斜面に位置。バルバレスコエリアで最もライムストーンの比率が高い畑と言われている特殊な畑。樹齢40〜55年。石灰質土壌が強く、ワイン自体は硬くミネラルを強く感じさせるワインに
仕上がる。骨格のしっかりした伝統的スタイルでネッビオーロの強固なタンニンと上質の酸が素晴らしい。アタックではなく余韻で楽しませてくれる。
Ca Nova
69978 La
ラ・カノヴァ
Ca Nova
69801 La
ラ・カノヴァ
新入港 Langhe Nebbiolo
ランゲ・ネッビオーロ
Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
○
Piemonte
2008
赤
750ml
2,300
○
赤
750ml
2,500
〇
まさしく地酒といった感じながらどこか優しさを感じさせるスタイル。明るい紫色で中程度の凝縮度。過度な抽出のない素直な味わいは飲み飽きることがない。
Ca Nova
69179 La
ラ・カノヴァ
Barberra d'Alba
Piemonte
バルベーラ・ダルバ
2006
このカンティーナのワイン全てに共通することだが柔らかく、しなやかな質感が特徴的。飲み進むごとに葡萄本来の甘みが噛み締められるよう。余韻も長くバランスの良いワイン。
15
TOP
Azienda. Agricola
Le Piane
Boca, Piemonte, Italia
レ・ピアーネ
絶滅寸前の D.O.C ボーカの復活を目指す
バローロやバル
バレスコに代表
されるネッビオ
ーロは間違いな
くイタリアを代表
する葡萄であり、
ワインとしての
味わいも誇るべ
きものである。
しかし近年、昔
ながらの個性を
味わう機会は
激減している。
レ・ピアーネの
オーナー、クリ
ストフ・キュンズ
リ氏は元々ワイ
ンの輸入業者
であったが、薄
れていく『ピエモ
ンテの個性』、
『ネッビオーロの
個性』に危機感
を感じ、絶滅寸
前 で あ っ た
DOC ボーカの
再建に乗り出した。(一時期は造り手が 7 人まで減少) はじまりは、知
人に紹介されて何度も訪問を重ねていたアントニオ・チェッリというボー
カ随一の造り手が病気でワイン造りを断念したこと。アントニオ・チェッリ
のワインはどんなバローロにも引けを取らないと言われていた。アントニ
オ氏の畑、醸造所を引き継ぎアントニオ氏の造り、畑仕事を忠実に再
現していく。特殊なマジョリーナ仕立もそのまま残した。(2〜3 本の樹を
商品記号
Piane
69308 Le
レ・ピアーネ
造り手
棚作りにし、人が輪になって手をつないでいるような様子に枝を仕立て
る)セラーを掃除した位で何も変えていないと言う。ボーカはピエモンテ
の最北部に位置し、標高は 500m を越える。北限に位置しながら、南
風の影響と、山に囲まれ盆地状に切り出されたような格好の特殊な地
形により、オリーブの木や椰子の木が育つような温暖な気候になってい
る。また、アルプスからの乾いた風が湿気を払いのけ病害も少ないの
だそうだ。昼夜の温度差が際立って激しく、これがワインにストラクチャ
ーを与える。しかし、その激しい寒暖差のため、雹害が深刻なのも事実。
(50 年、51 年にワインを全く生産できないほどの雹害があり、すでに衰
退し始めていたボーカのワインは終わったと言われている)レ・ピアーネ
の畑は現在では国立自然公園に囲まれて、有機栽培が実践され続け
ている。土壌は洪積層が主で、白くもろい石灰岩と砂質が混ざる。一
度口に含めばはっきりと感じられるボーカのテロワール。ランゲが世界
に適応した味わいに目を向ける中、本来のピエモンテの素朴ながら深
い味わいを感じさせてくれる貴重なワインと言えるだろう。キュンズリ氏
は言う。『無名な DOC ボーカを販売することは困難の連続だった。だ
が、誇るべきボーカ
の個性、本来の姿を
消してはいけない。』
1995 年に受け継い
で以来、ネッビオー
ロを中心にヴェスポ
リーナ、ボナルダ、ク
ロアティーナ、ウヴァ
ラーラを栽培。 (最
高樹齢は 100 年を
越す)現在では Le
Piane , Montalbano , Mottosergo , Traversagna , Valvecchi の 5
つの畑を所有。 畑では有機栽培が徹底され醸造は天然酵母のみで
醗酵、数年前までは栗材による大樽を使うなど伝統的醸造法に固執
している。(現在は栗材が入手困難とのことで一時休止、オーク大樽を
使用)
ワイン
Colline Novaresi "La Maggiorina"
コッリーネ・ノヴァレージ・ラ・マジョリーナ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2006
赤
750ml
参考上代 在庫
2,300
×
Nebbiolo30%以上 Vespolina , Croatinaで30%以下 Bonarda40%以下。ノヴァーラ周辺の5つの畑からブレンドされる。ステンレスタンクで天然酵母のみで醗酵。熟成は大樽で行う。カジュアルラインだがコッリーネ・ノヴァ
レージの法定収量以上に厳しく制限。中程度の凝縮度にスパイシーな香、ボナルダらしいフルーツ感が加わる。若いうちから飲めるが、少し落ち着かせると更に深みを見せてくれる。最も近づきやすいかわいらしいワイン。
Piane
69307 Le
レ・ピアーネ
Colline Novaresi "Le Piane"
Piemonte
コッリーネ・ノヴァレージ・ラ・レ・ピアーネ
2005
赤
750ml
4,100
〇
Nebbiolo30%以上 Vespolina , Croatinaで30%以下 Bonarda40%以下。クロアティーナの比率が高く、標高500mに位置する100年を越す樹齢の畑Montalbano, Santuario and Traversagnaより。ステンレスタ
ンクで天然酵母のみで醗酵。熟成は大樽と小樽併用。ラ・マジョリーナよりも更に厳しい収量制限を行うことにより凝縮感の強いワインになっている。標高の高さから質の高い酸を得ていて10年以上熟成すると言う。
Piane
69305 Le
レ・ピアーネ
Boca
Piane
69306 Le
レ・ピアーネ
Boca
ボーカ
ボーカ
バックヴィンテージ
Piemonte
2004
赤
750ml
5,500
〇
Piemonte
2002
赤
750ml
5,500
△
Nebbiolo60-100% , Vespolina , Bonardaで40%以下。標高350〜550mの比較的樹齢の古い樹が中心。ステンレスタンクで品種ごとに畑由来の酵母で醗酵。上部開放桶で25日間のマセラシオン。醗酵はゆっくり
と時間をかけて行われる。ネッビオーロはスロヴェニアンオークの大樽で熟成。他品種は古小樽で熟成。最北の産地らしいはっきりとした酸とランゲには無い細かいミネラル感はボーカならでは。熟成によって丸みが出てきた
時、本当のボーカが顔を出す。
16
TOP
Azienda Agricola
Matteo Correggia
Roero , Piemonte , Italia
マテオ.コレッジァ
芳香に富むロエロらしい味わいは更に純度を増している
Alba の街から 10km 弱北方
Canale にカンティーナは位置
する。ロエロ・アルネイスで有名
になったこの産地でネッビオー
ロを中心に赤ワインを造り続け
ている。設立は 1935 年。当初
は色々な果実や畜産が中心
だったがマッテオ氏が高品質
ワイン造りに着手した。当時ロ
エロ地区は平地部分のアルネ
イス中心に瓶詰めされていて、
大半のネッビオーロやバルベ
ーラはランゲ地区の生産者に
売られていた。そんな中マッテ
オ氏はカナーレ最西端の南向
き斜面の 1 枚畑を購入しネッビ
オーロとバルベーラを高密植
で植樹、高品質葡萄栽培を開
始。当初はロベルト・ヴォエルッツィオやエリオ・アルターレなどの優良
生産者に葡萄の段階で売り渡していたが、87 年、ヴォエルッツィオの
勧めで自らボトリングまで行うことを決断。赤ワインとしてのロエロを初め
て商標登録させた。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながら
独自のスタイルを確立、一気にロエロ産赤ワインの名声を高めていった
が 2001 年開墾作業中に不慮の事故で帰らぬ人となった。現在では婦
人のオルネッラを中心にマッテオの意思を引き継ぎ、ラ・スピネッタの
ジョルジョ・リヴェッティ等の手助けを得ながら、その独自のスタイルを
商品記号
造り手
維持している。不思議なことにランゲとロエロ明らかに味わいに違いが
ある。どちらの土壌も豊富な石灰分を有しているが、ランゲは黄土の比
率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなるよう。(東にいくほど表
面の砂質が多くなる)特にマッテオ・コレッジァが位置するカナーレの西
端は海からの石灰岩と砂質が豊富で 6 層にもなる複雑な地層となって
いる。非常に優れたテロワールを有している。 畑では除草剤は勿論、
トラクターもほとんど使わない為、非常に健全でふかふかの土。雑草は
青々と繁っている。トップキュ
ヴェはロッケ・ダンピセィ。サン
ト・ステファノ・ロエロと接するカ
ナーレの最西端に位置する僅
か 2ha の畑。マッテオ・コレッ
ジァの畑の中では最も黄土が
強く出ていて、その黄土の下
には化石が多く出土する石灰
岩質が豊富。この畑の土壌バ
ランスは特別でミネラル分が
強く表現されるという また黄
土からはバローロにも通ずる骨
格を、豊富な日照からネッビ
オーロの皮は厚く生育し、質の
高いなタンニン分を得る。こう
して例外的に複雑味を得るこ
とになるこのワインはロエロのイ
メージを覆してくれる。ロエロ・ロッケ・ダンピセは2005ヴィンテージより
熟成期間を延長しロエロ・ロッケ・ダンピセ・リゼルヴァとなった。
ワイン
Correggia
69502 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba
Correggia
69880 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba
Correggia
69503 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba "Marun"
バルベーラ・ダルバ
バルベーラ・ダルバ
バルベーラ・ダルバ・マルン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Piemonte
2006
赤
750ml
2,600
○
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2006
赤
750ml
4,600
◎
マルンは3haの完全に南向きで風通しが良い特別な畑。 ヘクタールあたり5,000本の密植。 霧の多いピエモンテでも葡萄が腐食することがない。 7日から10日間程度のマセラシオン。 ステンレスタンクで発酵を開始する
が発酵中にバリックに移し変える。(これによって樽が馴染む) 70%が新樽 30%が2〜3年樽にて熟成。
Correggia
69542 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Rosso
Correggia
69942 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Rosso
ロエロ・ロッソ
ロエロ・ロッソ
Piemonte
2006
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2005
赤
750ml
7,300
△
100%Nebbiolo 砂地のネッビオーロは芳醇な香が若いうちから楽しめる。
Correggia
69974 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Roche d'Ampsej Riserva
ロエロ・ロッケ・ダンピセ・リゼルヴァ
100%Nebbiolo 10年以上にわたってほぼ毎年3ビッケーレを獲得するなど最高の評価を受ける。ロエロを代表する銘酒。ロエロとしては珍しい黄土土壌。
Correggia
69120 Matteo
マッテオ・コレッジア
Nebbiolo d'alba "Val dei Preti"
Piemonte
2005
赤
750ml
4,500
△
新入港 Piemonte
2009
白
750ml
2,800
◎
Piemonte
2006
白
750ml
4,300
△
赤
750ml
2,800
△
甘
375ml
4,300
△
ネッビオーロ・ダルバ・ヴァル・ディ・プレティ
マルンと全く同じ醸造。 最も古い畑で樹齢も高いすり鉢状の畑。6,000/haの高密植。 淡い色合いながら余韻が長く広がる。
Correggia
69989 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Arneis
ロエロ・アルネイス
非常に軽いプレスのみ。100%ステンレスタンク発酵、熟成。 酸化に弱い葡萄なので酸素との接触を最低限に抑える。
Correggia
69A35 Matteo
マッテオ・コレッジア
Langhe Bianco"Matteo Correggia"
ランゲ・ビアンコ・マッテオ・コレッジァ
100%Sauvignon Blanc 250ケース/年産。 ステンレス発酵。 熟成はステンレス半分とバリック半分。 酵母を若干残したまま熟成、瓶詰め。 高い密度。
Correggia
69990 Matteo
マッテオ・コレッジア
Anthos Brachetto
新入港 Piemonte NV(2009)
アントス・ブラケット
Brachetto 100% 300ケース/年産。2〜4日程度マセラシオンを行い、皮からのエキス、色を抽出。 近年生産者が激減している貴重なブラケットの辛口ワイン。 ステンレスのみ。
Correggia
69991 Matteo
マッテオ・コレッジア
Brachetto 100%
Anthos Passito VINO DA UVA STRAMAT
アントス・パッシート・ヴィノ・ダ・ウヴァ・ストラマット
17
新入港 Piemonte NV(2007)
TOP
Azienda Agricola
Cascina Roera
Costigliole d’Asti, Piemonte, Italia
カッシーナ・ロエラ
気候の個性 畑の個性 葡萄の個性 そしてヴィンテージの個性を感じさせる
2002 年、クラウディ
オ・ロッソとピエロ・ネッ
ビオーロの 2 人によっ
てバルベーラ・ダステ
ィの中心地であるカ
スティリオーレ・ダス
ティにカッシーナ・ロ
エラは設立された。
設立以前よりクラウデ
ィオもピエロもワイン造
りを行っていて、クラ
ウディオ家はバルク
売りが主だった 60 年
代に、この地域で始
めてボトリングに踏み
切った一家であり、早
くから品質重視に転
換していた。ピエロも
葡萄栽培家に生まれ、
家を継ぎ品質重視に転換させていた。2 人はお互いの能力と畑を合わ
せることにより、より良い品質のワイン造りができると確信した。 『私達
は職人として、飲み手と自然環境に最大限配慮してワインを造る。』(ク
ラウディオ/ピエロ) 品質の高いワインを造るということは第一に、その
地に合った葡萄品種をセレクトすることが重要。次に、葡萄樹と土壌を
正しく理解し、管理することが重要。しかし、間違えてはいけないのが人
為的な介入はできるだけしないということ。『人為的な介入をせず最小
限の手助けをしてあげることによって、私達の畑は土壌と葡萄樹とが最
高のバランスになってきいて、気候や病気への対応も自然にできてき
ている。よって、除草剤の不使用、化学肥料の不使用、化学防虫剤の
不使用は絶対なのです。』(撒くのは銅と硫黄物だけで、これも極少
商品記号
造り手
Roera
69674 Cascina
カッシーナ・ロエラ
量。)畑は最高の状態になりつつある。これによってワインは葡萄の個
性、畑の個性を厳密に表現できるようになってきた。カンティーナに入
っても考え方は一緒です。畑の個性を表現する為に人為的介入は厳
しく制限され
ます。ラッキ
ングもできる
限り行わない。
いかなるフィ
ルターも通さ
ない。各種
添加物も使
わない(SO2
は瓶詰前に
極 少 量 使
用)と大きな
リスクと隣り
合わせなが
ら信念を貫
き通している。
実際 に200
6年は雹と天
候不良によ
る未熟果に
よる影響で
生産量は半
分以下に落
ち込んだと言
う。畑は 7ha。 65%バルベーラ、18%シャルドネ、10%ネッビオーロ、
7%アルネイス、コルテーゼ、フレイザ。
ワイン
Barbera d'Asti "La Roera"
バルベーラ・ダスティ・ラ・ロエラ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2006
赤
750ml
参考上代 在庫
2,400
〇
バルベーラ100%。色々な畑から集めたキュヴェで、比較的若い樹齢のものや、収量もクリュモノにくらべればやや高めのブドウから造られる。Haあたりの収量は70〜80キンタルでDOCの規定よりは低く保ちなが
ら低価格を実現。醗酵も熟成もセメントタンクで行うので(温度が急激に上がるのを防いでくれるから)バルベーラ種の特徴であるフレッシュさ(な酸)を保てる。
Roera
69166 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "San Martino"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・サン・マルティーノ
赤
Piemonte
×
750ml
真南を向いた特徴的な畑。粘土質、砂岩質、石灰質などさまざまなバリエーションを持つ細かな土の表層、均一でない複雑な土壌からなる畑を形成した。2,3メートル向こうはもう違う土壌、10数メートル向こ
うはまた違う土壌というような場所まである。特にこの粘土質の土壌はブドウに高い糖度、際立った酸、そして強い色素(アントシアニン)をもたらし、それがワインに反映され力強く、粗野な(柔らかさに欠けるともい
える)特徴となる。かなり急な斜面を持つ丘にある1.5haの小さな畑で、ピエモンテ人は“本当のバルベーラ”が生まれる土地と呼ぶ。
Roera
69932 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "Cardin"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・カルディン
Piemonte
2005
赤
750ml
3,800
〇
西向きの複数の畑のバルベーラを合わせたキュヴェ。ラ・ロエラとは反対方向を向く畑から造られる。サン・マルティーノや他の畑に比較すると非常に柔らかい土質でボディのしっかりした、しかしバランスの良いワ
インを生み出す。この畑はフレイザFreisaやネッビオーロNebbiolo種にも適していてタンニンの多い品種でもやわらかく上質なタンニンに仕上げることができる。
Roera
69165 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "Cardin Selezione"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・サン・カルディン・セレッツィオーネ
Piemonte
2003
赤
750ml
4,500
△
カルディンに使われる良い畑のなかでも特に樹齢の高い樹からのみ収穫される非常に収量の低いブドウをしようする。都合熟成も通常より長く寝かせる必要がある(ワインの構成要素がより複雑なためと思われ
る)。
Roera
69764 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Ciapin Vino Bianco da Tavola
Piemonte
チャピン・ヴィノ・ビアンコ・ダ・ターヴォラ
2008
白
750ml
2,300
〇
2007
白
750ml
3,800
〇
Chardonnay: 60%, Arneis: 30%, Cortese: 10% 非常に可愛らしいワイン。 甘味を感じさせる香とアルネイスの引き締まった味わいは好相性。
Roera
69765 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Le Aie Chardonnay "Selezione"
レ・アイエ・シャルドネ・セレッツィオーネ
ロエラが造る最上級キュヴェ。ピエモンテのシャルドネでこんなにもしっかりとした輪郭を持つワインがあっただろうか。
18
Piemonte
TOP
Azienda. Agricola
Antoniolo
Gattinara, Piemonte, Italia
アントニオロ
ランゲより厳格で繊細な味わいを持つガッティナーラの復活
ピエモンテ北西部、アオスタに程近い
位置にガッティナーラの丘はある。緯
度はアオスタと同じで、ランゲ地区と比
べて年間を通して冷涼で更に厳しい自
然環境にある。この地域ではネッビオ
ーロをスパンナと呼び、スパンナの最高
峰と称されるのが DOCG ガッティナー
ラである。ガッティナーラの特徴は何と
言ってもその土壌にある。ランゲ地方
は元来海であった為、海由来の堆積
物から土壌が構成されるが、ガッティ
ナーラは全く違う。アルプスに由来する
土壌で花崗岩が主体。痩せた土壌は葡萄に強いストレスを与える。必
然的に根が地中深くまで伸び1つに樹につく房数は少なくなる。ワイン
はよりミネラルに富むものになり、ランゲ地区のがっちりとした酒質とは
違うより繊細な印象を受けるようになる。アントニオロは 1948 年にマリ
オ・アントニオロによって設立された。以降ガッティナーラ全体の品質を
上げるという目標の元、畑を広げることなく質の向上に努力してきた。
畑はガッティナーラの丘の南面に 12ha を所有し、この地域を代表する
単一畑を 3 つ所有している。(レ・カステッレ:1.5ha、オッソ・サン・グラ
ート:5.5ha、サン・フランチェスコ:3.5ha を所有)現在ではロザンナと彼
女の娘ロレッラ、息子のアルベルトと共にコンサルタントとしてアッティリ
オ・パーリ氏を起用して品質の向上に努めている。醸造に関しては 14
〜16 日の長めのマセラシオンを行い、未だにセメントタンクで醗酵。熟
成は畑ごとに樽の使用比率を変えていてサン・フランチェスコは 350〜
500l のトノーで 12 ヶ月、その後、大樽に移して 18 ヶ月の熟成。オッソ・
サン・グラートは最も古典的で 30 ヶ月間ボッテのみによる熟成。レ・カ
商品記号
造り手
ステッレは
24 ヶ月間の
バリック熟成
となっている。
90 年代不調
に喘いでいた
アントニオロ
だが近年、
往年の厳格
ながらなめら
かな質感を
取り戻してき
た。素直にネ
ッビオーロら
しさを感じさ
せてくれる旨
味のある酸と
シルキーな
口当たり。余
韻は妖艶と
いっても良い
位に複雑。こ
の地域にし
かない綺麗
で繊細な味わいながら、余韻にはしっかりとした満足感を残してくれる
のがこの蔵の特徴といえるだろう。この余韻の複雑味は彼等の持つ長
い歴史、高い樹齢に由来していると言う。
ワイン
Erbaluce di Caluso Bianco
69730 Antoniolo
アントニオロ
エルヴァルーチェ・ディ・カルソ・ビアンコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2008
白
750ml
参考上代 在庫
2,600
△
Piemonte
2006
赤
750ml
2,600
△
750ml
5,000
△
Erbaluce di Caluso - 100% この地域のみで栽培されている品種。エルヴァルーチェの中では非常にドライな仕上り。
69102 Antoniolo
アントニオロ
Coste della Sesia Nebbiolo
コステ・デッラ・セシア・ネッビオーロ
Nebbiolo 100% 50年を超える樹齢。ステンレスタンクで醗酵、熟成。2ヘクタールから800ケースを生産していて年々レベルが上がってきている。土壌は火山岩土壌に砂質が混ざる。
Gattinara
69629 Antoniolo
アントニオロ
ガッティナーラ
Piemonte
2004
赤
平均樹齢45年、11ヘクタールの畑。氷河期に遡る石灰分の多い地層が表面近くまで出ている。15日程度のマセラシオン。熟成は中規模の古樽で24−30ヶ月。古樹ならではの凝縮感と複雑味を感じさせる。
Gattinara "Le Castelle"
69104 Antoniolo
アントニオロ
69992 Antoniolo
アントニオロ
ガッティナーラ・レ・カステッレ
新入港
Gattinara "Le Castelle"
ガッティナーラ・レ・カステッレ
Piemonte
2003
赤
750ml
5,800
△
Piemonte
2004
赤
750ml
6,800
△
南向き斜面に位置する40年樹畑。特にミネラルに富む土壌を有しながら厚い果実味も備える。熟成はバリックで24ヶ月。果実味が強くバリックにも負けないボリューム感は若いうちから楽しめる。タンニンの質が優しく細
かいのが特徴。
69106 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "S.Francesco"
69994 Antoniolo
アントニオロ
"S.Francesco"
新入港 Gattinara
ガッティナーラ・サンフランチェスコ
ガッティナーラ・サンフランチェスコ
Piemonte
2003
赤
750ml
5,900
△
Piemonte
2004
赤
750ml
6,900
△
南西向きの畑で日照量は最も多い。セメントタンクでの醗酵後、12ヶ月トノー、18ヶ月大樽で熟成。ネッビオーロらしい繊細できめの細かい味わい。アントニオロのクリュの中で最もバランスに優れたワイン。
69105 Antoniolo
アントニオロ
69993 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
新入港
Gattinara "Osso S. Grato"
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
69633 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
69630 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
Piemonte
2003
赤
750ml
6,800
△
Piemonte
2005
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
1999
赤
750ml
9,800
△
Piemonte
1996
赤
750ml
12,500
△
最も古い樹が残っている畑。50-60年樹。5.5ヘクタール。ステンレスタンクで醗酵、若干酸素と触れさせながら醗酵。大樽で30ヶ月熟成。最もネッビオーロらしい長熟タイプ。若いうちはそのタンニンと強めの酸に圧倒される
19
が、時間と共にネッビオーロらしい華やかな香と湿ったキノコを思わせる香が出てくる。
TOP
Azienda. Vitivinicola
La Stoppa
Rivergaro , Emilia Romagna , Italia
ラ・ストッパ
土地の個性を活かしきること しっかりと熟成させること
『造り手の個性よりも前に、この土地そのものの個性をワインに反映させ
たいの』ラ・ストッパのオーナー、エレナ・パンタレオーニ女史は優しく、し
かし情熱的に語りかける。『どういうワインを造るかなんておかしい。土
地の個性を最大限に反映させた結果、出来上がったワインがラ・ストッ
パのワインになるはず。そして、それこそがラ・ストッパの個性ということ
になる訳で・・・』2010年ガンベロ・ロッソにて最も優れた栽培家に選出
されたエレナはいつでも理知的で信念の強さを感じさせる。広大な所
有地は52ヘクタールにもおよび、その内葡萄畑は30ヘクタール。19
73年に購入した畑で、現在では全ての区画で有機栽培が徹底されて
いる。敷地内には小川も流れ、飛び地になっている各畑はそれぞれ異
なるミクロクリマを持っていて、それらをブレンドすることで全体のバラン
スが取れるのだと言う。1982年からは一切の除草剤の使用を中止し
た。畑は木製の杭が打たれ雑草が生い茂る。丘の上から向こう側に見
える何処かの造り手の畑は除草剤で枯れ果てた草の赤と畝の間の緑
がシマ模様になっていて気味が悪い。ラ・ストッパの畑はルーコラ、豆
類、タンポポが一面に咲き一面黄色と緑。葡萄樹は活き活きとして活
力がみなぎっているのを感じさせる。ところどころに存在する急斜面の
畑の下部では土が
流され葡萄樹ごとさ
らわれる事があった
が、1978年以降は
無耕起が採用され
雑草の根が土を固
定してくれるようにな
ったのだと言う。本
当に自然で緩やか
な空気が漂うカンテ
ィーナ。ラ・ストッパと
いうカンティーナ自体は現在エレナが暮らす城とともに100年以上前
から存在していて、主にフランス品種を栽培していた。パンタレオーネ
家が購入してから高品質ワイン造りを始め、エレナは 2 代目になる。そ
商品記号
造り手
して、このカンティーナを支えるもう 1 人の重要な人物が栽培・醸造の
責任者を務めるジューリオ・アルマーニ氏。30年来このカンティーナで
栽培・醸造に従事し、
エレナと共にラ・スト
ッパの品質を高めて
きた。ジューリオもや
はり理知的。穏やか
な口調ながらしっか
りとし た信念 を 口に
する。福岡正信の考
え方に賛同しながら
も、一方でビオディ
ナミにも異議を唱える。ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレ氏ともあ
る意味で同調しながらも一部では激しくぶつかる。『アンジョリーノは粘
土質の畑は絶対耕すべきだというが、僕等はそう思わない。だって、空
気の粒子というのは土の粒子よりも格段に細かくて人間がわざわざひっ
くり返さなくても地底深くまで浸透する。粘土質が完全に固まってしまう
ことはないんだ』口ぶりは穏やかだが熱い。ワインもこの2人のように理
性を感じさせる大人っぽい仕上りながら飲み終えた後の満足感は高い。
全体が丸くまとまり、決して突出するところがなく、物足りないくらいに馴
染んでいる。完璧なバランス。何も悪いところがない。しかも、飲み頃に
限りなく近い状態で出荷される。(納得いくまで瓶熟させてから出荷す
る為地下貯蔵庫はもの凄いボトルの数)全てにおいてレベルが高い。
醸造に関しては至ってシンプル。完熟を待って区画ごとに収穫。セメン
トか縦型のステンレスタンクにて醗酵。天然酵母のみ。特別な温度管
理もしない。発酵に関しては木製の発酵桶に興味があるそうで少しず
つ購入しているそう。『でも、私達はグラヴネルではないの。ステンレス
タンクは全部捨てるというようなドラスティックな変革は好まない。だっ
てまだ使えるのよ。それが自然なワイン造りって言える?それが地球に
とって良いことなの?勿体無いじゃない。自分達がやれることを最大限
やっていく。それが本当の自然であるっていうことなのじゃないかしら』
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
赤微
750ml
2,400
発泡
コッリ・ピアチェンティーニ・グットゥルニオ・フリッツァンテ
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。この地方独特の文化である微発泡に仕上がっている。味わいはバルベーラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。
完璧なバランス感覚としか言いようがない。
Stoppa
69A46 La
ラ・ストッパ
新入港
Colli Piacentini Gutturnio "Frizzante" DOC
E.Romagna
2008
Stoppa
69A47 La
ラ・ストッパ
新入港
Colli Piacentini Gutturnio "Fermo" DOC
E.Romagna
2008
コッリ・ピアチェンティーニ・グットゥルニオ・フェルモ
○
赤
750ml
2,500
○
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。味わいはバルベーラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。完璧なバランス感覚としか言いようがない。こちらは、よ
りラ・ストッパらしいしみじみとした旨味を感じさせる。スティルワイン。
Stoppa
69A49 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Rosso Barbera IGT
E.Romagna
エミリア・ロッソ・バルベーラ
2005
赤
750ml
3,800
○
2003
赤
750ml
4,500
○
100% Barbera 何かが突出することなくこの地区のバルベーラらしい親しみやすさを残しながらもワンランク上のしっとりとした味わいを実現。
Stoppa
69A48 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Rosso "Macchiona" IGT
エミリア・ロッソ・マッキオーナ
E.Romagna
Barbera 50% Bonarda 50% このワインこそがラ・ストッパらしさを最も表現しているのではないだろうか。自然酵母のみで発酵。スロヴェニア産の大樽で12ヶ月間熟成。瓶詰め後も地下セラーにて十分
熟成させてからリリースされる。しっかりとした骨格と濃厚な果実感を持っていながらも全体が馴染んでいる。奥に厳格さというべきか、このワインの品格みたいなものが隠れているように思う。重さを感じ
させない伸びやかで優美な酸と爽やかな甘味がバランス。
Stoppa
69A51 La
ラ・ストッパ
Stoppa
69A50 La
ラ・ストッパ
新入港
Colli Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon DOC
新入港
Colli Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon DOC
コッリ・ピアチェンティーニ・ストッパ・カベルネ・ソーヴィニヨン
コッリ・ピアチェンティーニ・ストッパ・カベルネ・ソーヴィニヨン
E.Romagna
2003
赤
750ml
5,300
○
TOP
E.Romagna
1999
赤
750ml
5,600
○
Cabernet Sauvignon, Merlot この地区では昔から植えられていたカベルネ ソーヴィニョン及びメルローが主体。彼らにとっては地葡萄である。自然酵母のみで発酵。30日間程度のマセラシオン。バリッ
Azienda. Vitivinicola
クで14ヶ月熟成。満足いくまで瓶熟させてからリリース。
Stoppa
69A45 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Bianco "Ageno"IGT
エミリア・ビアンコ・アジェーノ
E.Romagna
20
2006
白
750ml
4,500
△
Malvasia 60%, Ortrugo e Trebbiano 40% 天然酵母のみで醗酵、11ヶ月のマセレーション後はステンレスと木樽を併用して1年間熟成。ノンフィルター、極少量の亜硫酸を添加するのみでボトリング。
黄金色の色調は濃厚な旨味が詰まっているかのよう。紅茶、ベルガモット、ライチ、アンズ・・・複雑で濃密な香は口中を長く支配する。
Denavolo
Travo , Emilia Romagna , Italia
デナーヴォロ
醸造家としての挑戦『悪魔のワイン』
エミリア・ロマーニャを代表する造り手、ラ・ストッパにて長く栽培・醸造
を手掛けオーナー、エレナと共にその品質の向上に努めてきたジュー
リオ・アルマーニ氏。彼がラ・ストッパの名声をここまで高めたと言っても
過言ではないだろう。エミリア・ロマーニャの地品種を使った伝統的なワ
イン造りで知られるラ・ストッパだ
けにラ・ストッパでの仕事は赤ワ
インが中心になる。しかも、ある
程度の生産本数をキープしなが
らラ・ストッパの伝統とスタイルを
継承していかなければいけない。
ジューリオ氏曰く『ラ・ストッパは
大人の味わいを持った完成され
たワインであるべき。しかし醸造
家としては、よりアグレッシヴな挑
戦がしたくなるものだ。ラ・ストッ
パでは決してできないことを自分
のワインでやっているんだよ。ラ・
ストッパとは全く違う想いで造ら
れたワインなんだ。』ジューリオ氏
は元々農学の専門家で、ラ・スト
ッパでも主に畑の管理を仕事と
していた。しかし、毎年繰り返される醸造現場でワイン醸造を体感、学
び、自然と醸造まで手掛けるようになったのだとそう。今では30年もの
経験を活かし、自然なワイン造りのコンサルタントとして数軒のカンティ
ーナの醸造を手掛けている。
彼を慕う人は多い。ラ・ストッ
パを間借りして醸造・熟成して
いるピノ・ネロの造り手アルベ
ルト・アングイソッラもその1人。
親子のようにも見えるが真剣
に楽しそうにワイン造りについ
て語っていた。フランスにおい
ては自然なワインに特化した
コンサルタントが数人存在す
るがが、イタリアでは稀な存在
だ。ラ・ストッパのオーナー、エ
レナは『ジューリオと私はワイ
ン造りの哲学においては完璧
といってよいほどシンクロして
いる。彼の意見は私の意見だ
し、彼が求めているワインの理
想像は私の追い求めているも
のと全く同じ。人生の哲学は違うけれど・・・。』と大絶賛し、畑の管理か
ら醸造、熟成まで全てをジューリオ氏に任せている。勿論重要な決定
は2人で話し合って決定するそうだが、基本的には各地、各国のフェア
や表に出て行くのはエレナの仕事で毎日のカンティーナでの仕事の全
権はジューリオ氏にあるのだ。しかし、ジューリオ氏はラ・ストッパではで
商品記号
造り手
69A52 Denavolo
デナーヴォロ
ワイン
新入港 Dinavolo VDT
ディナーヴォロ
きないことがあると言う。ある程度の生産本数をキープしながらラ・スト
ッパの伝統とスタイルを毎年守っていく。8名の従業員を抱え、オーナ
ーであるエレナの下で働いていれば、全権を任されているとは言え、極
限まで 攻めた ワイン造りはできないのだと言いたいのだろう。ある程度
の本数を造る訳だから 多くの人に受け入れられる美味しさ がなくては
いけないし、極端に人を選ぶ個性的なワインでもいけない。発酵中にス
テンレスタンク全てがお酢になってしまうようなことがあってもいけない。
ステンレスタンク1本のワイン全てを捨ててしまう リスク はとれるはずも
ない。ラ・ストッパでやる以上、失敗は許されないのだ。その点、自らの
ワイナリーでは リスク をとれるのだという。ワイン造りにおいて、どこまで
攻めて 、どこまで リスク をとるのか。それがラ・ストッパでの仕事とデ
ナーヴォロでの仕事と大きく違うのだと。30年もの間ラ・ストッパで自然
なワイン造りを追求してきたジューリオ氏が、自らの思想を更に昇華さ
せ、あえて リスク をとり、ぎりぎりのところまで 攻めた ワイン造り。温厚
でゆったりとした雰囲気のジューリオからは想像もつかない、ある意味
破天荒で異端児的なワインに驚くはず。半年もの間、果皮、種子ごとス
テンレスタンクの中で漬け込んでいる。この種の造りとしては珍しくステ
ンレスタンクで発酵させている為、嫌気的な環境に置かれ還元に陥り
がち、しかしこれがワインに厳しさを与えるのだという。更に果皮とワイン
が触れ合っ
ている最上
部は若干酢
酸的なニュ
アンスを帯び
るので取り除
かれることが
多いがデナ
ーヴォロでは、
これもワイン
に混ぜこんで
いる。ここに
もラ・ストッパとの大きな違いがうかがい知れる。品種はマルヴァジーア、
オルトゥルゴ、マルサンヌ。畑はラ・ストッパから車で15分程度登ったデ
ナーヴォロという小さな町に位置する。非常に暑く乾燥した地域だが、
標高 500m という環境にあっては昼夜の寒暖差が 10 度以上開く。そ
の差がワインにフレッシュさを、畑の強い石灰質土壌が強烈なミネラル
感を与えている。有機栽培、ビオディナミ、自然栽培などの呼び方にこ
だわらず、畑に極力負担をかけない最小限の栽培を心がけており、特
に、ブドウ樹を含めた畑の生態系本来のバランスを崩さないことに気を
使っている。そのため、下草をはやしたままで耕すことはせず、栄養分
が足りなさそうに見えても簡単に施肥はしない。樹齢が高くなれば自然
と実をつけなくなるので無理な剪定や摘果も必要なく、収穫の時期さえ
的確なら凝縮した葡萄を得ることができると考えている。畑ではボルド
ー液以外の一切の農薬、除草剤、防カビ剤などを用いず、徹底した自
然農法を実践。醸造時にも酸化防止剤をはじめいかなる添加物も用
いずに作られる。
州
ヴィンテージ
E.Romagna
2007
色
サイズ
750ml
参考上代 在庫
5,500
△
葡萄の皮に含まれるタンニンや香味成分をあますところなく引き出す長いマセレーションをともなう発酵は、ワインに複雑味をあたえるだけでなく、そこで抽出された複数の要素が安定剤の役割を果たし、
長い熟成を可能にする。半永久的にポジティヴな熟成を遂げてゆくワイン。発酵・熟成ともにステンレスタンクを用いるのは、フレッシュな果実味をより長く保存するため。さらに、あえて好気的な樽を使用
せず、わずかながら還元状態におくことでワインに若干の神経質さ、ナーヴァスさを与え、果実味を引き立たせることができると考えているため。
21
TOP
Azienda. Agricola
Il Paradiso di Manfredi
Montalcino , Toscana , Italia
イル.パラディソ.ディ.マンフレディ
本物のブルネロ・ディ・モンタルチーノの偉大な個性を感じさせる
イタリアを代表するワインの 1 つと言っても良いブルネロ・ディ・モンタルチ
ーノは現在 130 を超える生産者が年間 400 万本を越えるワインを生産
している。海外資本も多く参入していて、世界的な注目も高まってきた。
モンタルチーノの街から北東に抜けた Via Canalicchio 沿いにイル・パ
ラディソ・ディ・マンフレディはある。元々ブルネロの中心地は北東斜面
であり、イル・パラディソ・ディ・マンフレディはこの北東斜面に僅か
2.5ha の畑を持っていて、家族 5 人で年産 750 ケース、本数にして
9,000 本という極少量生産を続けている現在では珍しいワイン農家。
現在の当主で元数学教師のフローリオ氏は言う。『ブルネロの本来の
姿は北側斜面にあり、その個性は南側と全く違うものです。』このカンテ
ィーナは 1950 年頃、先代がイル・パラディソと呼ばれる畑を購入し、
1967 年に Baricci 等数軒の造り手と共にモンタルチーノ協会を設立し
たことに始まっている。以来、畑は薬剤などを一切排除した自然農法
が実践され、醸造に関しても伝統に則り、流行にぶれることなく本来の
ブルネロを造り続けてきた。義父から引き継いだフローリオ氏も義父の
意思を引き継ぎ、自然農法を実践している。畑には色々なハーブが自
生し、害虫対策にはその害虫の天敵である益虫を畑に放つことで対応
する。除草剤も防虫剤も使われていない。葡萄樹を支える支柱さえも
木製。本当に信じられない位自然と共存している葡萄がここにはある。
樹齢は平均 28 年で地下セラーの壁から根が出てくるくらいに(深さ20
m)地中深くまで根を伸ばしている。これによって2003年のような酷暑
にも耐える丈夫な葡萄が育つと言う。栽培に関しても、醸造に関しても
自然に任せた彼等のワインはモンタルチーノの景色のように丸く、おお
らかで優しい印象。その奥に繊細ながら深みを感じさせてくれる。これ
こそがサンジョヴェーゼ・グロッソの本来の姿なのかもしれない。『私達
のワインは毎年違った個性を持っています。何故ならその年の気温変
化、葡萄の育成、発酵に至るまでの自然を表現することがワイン造りだ
Annata 2002
葡萄
イールド/ha
生産量
発酵
Annata 2001
容器
サンジョヴェーゼ100%
60 Q.ea.
7000本
セメントタンク(内側ガラス)
酵母
温度
マセレーション
マロラクティック
野生酵母のみ
28/30°C
18日
自然にまかせる
商品記号
樽材
使用年数
葡萄
イールド/ha
生産量
発酵
スロヴェニアオーク25/30 Hl.
3年使用樽
清澄
なし
フィルター
なし
補酸
なし
本人によるコメント
非常に厳しいヴィンテージと言われるが、自信を持って薦め
られる。『少し茶色がかった色調はこのヴィンテージの証。正
直な仕事をした証明だ。抜栓後最も早く開く。2002は良いワ
インでしょう?真面目な仕事をした造り手は成功したはず。』
熟成
からです。』収穫は区
画ごとに完熟を待って
行う。モスト計などで熟
度を見るのではなく、フ
ローリオ氏が葡萄を食
べて収穫時期を決定
していて 2007 年に関
しては列ごとに収穫を
したと言う。醗酵は伝
統的に 20〜50hl のセ
メントタンクで収穫した
区画ごとに行う。時折、
セメントタンクに手をあ
て温度が上がりすぎた
時だけ、ルモンタージ
ュを行う。熟成は 5hl
〜32.1hl の大樽のみ。
大きさはばらばらで 10
年以上使用している古
樽が中心。ある程度、
ワインが安定してきたら全てをアッサンブラージュして、更に熟成を続
ける。瓶詰め直前に極少量の SO2 を添加するが、醗酵から熟成に至
るまでは一切無添加。ワインはブルネロ・ディ・モンタルチーノ1種類の
みだが最良年には一部がリゼルヴァにまわされる。また、昔からの顧客
向けにブルネロを早くボトリングしてロッソ・ディ・モンタルチーノとして出
荷している。
容器
酵母
温度
マセレーション
マロラクティック
野生酵母のみ
28/30°C
20日
自然にまかせる
樽材
使用年数
葡萄
イールド/ha
生産量
発酵
スロヴェニアオーク25/30 Hl.
3年使用樽
清澄
なし
フィルター
なし
補酸
なし
本人によるコメント
スケールの大きいヴィンテージ。かのソルデーラにも通じる大
きくゆったりとした構成。『私はジャンフランコを尊敬している。
私のワインはソルデーラと比べて、もう少し優しい味わいを
持っていると思うけど、どう思うか?』
熟成
造り手
ワイン
69979
Il Paradiso di Manfredi
Rosso di Montalcino
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
69187
Il Paradiso di Manfredi
Brunello di Montalcino
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
69189
Il Paradiso di Manfredi
Brunello di Montalcino
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Paradiso di Manfredi
69190 Ilイル・パラディソ・ディ・マンフレディ
Annata 2000 Riserva
サンジョヴェーゼ100%
60 Q.ea.
7000本
セメントタンク(内側ガラス)
Brunello di Montalcino Riserva22
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ
容器
サンジョヴェーゼ100%
60 Q.ea.
1200本
セメントタンク(内側ガラス)
酵母
温度
マセレーション
マロラクティック
野生酵母のみ
28/30°C
25日
自然にまかせる
スロヴェニアオーク25/30 Hl.
3年使用樽
清澄
なし
フィルター
なし
補酸
なし
本人によるコメント
『2000年はとにかく素晴らしかった。葡萄の成長、発酵の進
み具合、何をとっても素晴らしかった。』協会の発表では4ッ
星であったが、あまりの完璧さに例外だがリゼルヴァを造っ
た。真に偉大なワインが持つ気品を持っている。1200本のみ
だが、手に入るならば必ず試してほしい。
熟成
樽材
使用年数
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
6,500
△
Toscana
2003
赤
750ml
10,500
△
Toscana
2001
赤
750ml
11,800
△
Toscana
2000
赤
750ml
14,500
△
TOP
Azienda. Agricola
Ciacci Piccolomini d’Aragona
Montalcino , Toscana , Italia
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
粘土質土壌を反映させた個性派ブルネロ・ディ・モンタルチーノの最高峰
ビ ッ グ ネ ー ムが 揃う ブ ル ネ
ロ・ディ・モンタルチーノDOC
Gの中でその独特の味わい
と比類なき完成度で存在感
を示すのがチャッチ・ピッコロ
ミーニ・ダラゴナ。 シエナの
南 10km 程田舎道を進んで
いくとモンタルチーノの丘が
ぽっかりと現れる。 世界的
に有名な産地のわりには飾り
気のない素朴な街並みで1
30を越える生産者がひしめ
きあう周辺のなだらかな丘
陵部分は見渡す限り葡萄と
オリーヴが占領している。
更に南に進んだモンタルチ
ーノの南端カステルヌォーヴ
ォにチャッチ・ピッコロミーニ・
ダラゴナは位置する。 ガレ
ストロ土壌が広がるモンタル
チーノにおいて、ここは少し
特異な土壌になっていて白
いガレストロに赤い粘土質が混ざりこみ、鉄分、マグネシウムの比率が
周りの土壌と比べて格段に高くなっている。 この特殊な土壌がチャッ
チ・ピッコロミーニ・ダラゴナのスタイルを独特のものにしていることは明
らか。 標高は240〜360m 程度。 オルチァ川の影響もあり日中は
陽光が強く、夜間は冷え込みが強い理想的微気候となっている。 チ
ャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナの歴史は古く、起源は17世紀に遡る。
1985年にはジュゼッペ・ビアンキーニ(現オーナー一族)に引き継が
れ、一気に品質志向を強めていくこととなる。 セラーは改築され最新
鋭の設備が整い、醸造責任者にはロベルト・チプレッソを起用した。 こ
の改革後数年で最高の評価を得て、一気に人気ワイナリーの仲間入り
商品記号
造り手
ワイン
69114
Ciacci Piccolomini
69977
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
を果たした。
現在では
シジ ュゼッ
ペから息
子パオロと
娘ルチア
に引き継
がれ、醸
造責任者
もパオロ・
ヴァッカジ
ーニとなっ
て、更に
安定感を
増している。
畑では有
機栽培が
実践され
防虫剤、
防カビ剤は
勿論、除
草剤も使用しない。(一部ボルドー液、銅、硫黄化合物は使用する)
収量も厳しく制限され法定基準の3/4まで抑えられている。 フラッグ
シップであるブルネロ・ディ・モンタルチーノ・ピアンロッソはモンタルチー
ノの南西端に位置する単一畑ピアンロッソ(11.6ha)100%でオルチァ
川に南向きに面している。 粘土と石灰が混ざりあった泥灰土壌で標
高は360m。 熟成はスロヴェニア産の大樽で 36 ヶ月間行われる。
また 2003 年より新たな試みとしてIGTトスカーナ・ロッソが発売された。
アテオの畑の若木を中心にサンジョヴェーゼ、カベルネ、メルローをア
ッサンブラージュ。 若木ゆえに若いうちから開き、楽しめるが、流石に
素晴らしい完熟度。 チャッチ・ピッコロミーニらしさを感じさせる。
Rosso di Montalcino
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
Rosso di Montalcino
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2006
赤
750ml
3,800
△
Toscana
2008
赤
750ml
3,800
◎
このカンティーナのロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネロとは全く違う魅力を持っている。しなやかで丸く適度な果実感が特徴。リリース後半年程度で開いてくる。
69796
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Brunello di Montalcino
ブルネッロ・ディ・モンテルチーノ
Toscana
2004
赤
750ml
6,800
〇
Toscana
2004
赤
750ml
8,000
〇
赤
750ml
1,900
◎
この価格でこの品質のブルネロは滅多に出会えない。濃密なワインでありながら単調にならず、旨味、酸味のバランスに優れている。
69797
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Brunello di Montalcino "Pianrosso"
ブルネッロ・ディ・モンテルチーノ・ピアンロッソ
モンタルチーノを代表する畑ピアンロッソ。痩せた粘土質土壌から骨格のしっかりしたワインを産む。毎年最高の評価を得ているが2004年は突出した品質を誇る。
69676
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
I.G.T Rosso Toscana
Toscana
ロッソ・トスカーナ
2007
IGTトスカーナ 2003年初ヴィンテージ サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー アテオの畑の若木を主に使用する非常にコストパフォーマンスに優れたワイン
69798
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Sant'Antimo Rosso "Ateo"
サンタンティモ・ロッソ・アテオ
Toscana
2006
赤
750ml
3,500
○
Toscana
2005
赤
750ml
5,800
×
サンジョヴェーゼ50%以上、CS+Me サンタンティモロッソDOC
69116
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Sant'Antimo Rosso "Fabivs"
サンタンティモ・ロッソ・ファヴィウス
シラー100% サンタンティモロッソDOC 1998年ファーストヴィンテージ イタリア国内で異常な人気となっている。
23
TOP
Azienda. Agricola
Montesecondo
Chianti Classico , Toscana , Italia
モンテセコンド
純度の高い香 質感の優しさ 自然な余韻 本来のキャンティ・クラシコの姿を目指す
1716 年にキ
ャンティの地
区の境界が
設定されて
以来、キャン
ティは 8 つの
サブゾーンに
分割された。
世界的に有
名な『キャン
ティ』を冠す
る産地は非
常に広大。
しかも、品質
というよりもフ
ァッションとし
てのキャンテ
ィが多く生産
されたことも
あり、長く評
判を落としていた。 実際、本当に美味しいと思えるキャンティに出会
える確立は非常に低い。 他のどの産地よりも低い確率かもしれない。
モンテセコンドはフィレンツェから程近いキャンティ・クラシコ・ゾーンの
最北端サン・カッシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペサに位置している。 周
囲を森に囲まれた自然に溢れる 11ha の畑では2001年から有機栽
培を実践、2004 年からはビオディナミを採用していて、土壌は石灰質
が強く、ところどころに砂利が混ざる。 炭酸カルシウムやマンガンが豊
富でサンジョヴェーゼにとって理想的土壌。 樹齢は平均 30 年で古い
畑はヘクタールあたり 3,300 本植樹。 植え替えた畑は 6,000 本/ha
の密植になっている。 針金に支えられている現在の仕立てに 自然
を感じられず、仕立ては2009年より徐々にアルベレッロ(株作り)に変
更していくと言う。 これはトスカーナでは初めての試みかもしれない。
シルヴィオ家は海外での生活終えて、この地に移り住み、自分達の信
商品記号
造り手
69672 Montesecondo
モンテセコンド
ワイン
Rosso Toscano
ロッソ・トスカーノ
念を反映したキャンティを造ることに専念してい
る。 彼の両親は葡萄を協同組合に販売して生
計を立てていた(伝統的小規模農業)が、彼が
引き継いでからはボトリングを始め、より自然に
寄り添ったワイン造りに変化している。 『畑の真
中に自宅があり、子供達と生活している。 子供
達の健康を考えていた時期にニコラ・ジョリーの
セミナーに参加し、ビオディナミを少しづつ取り
入れてきた。』 彼のワインを飲むと純度の高い
香となめらかで柔らかい舌触り、アルコールが馴
染んで何の刺激も感じられない位に綺麗で優し
いアフターにびっくりさせられる。 あまやかなが
ら嫌味がなく、最後まで何もひっかかることなく
気持ちの良い余韻を迎える。 完成された形の
ようにさえ感じてしまう自然で品のあるワインだ。
酸化防止剤に関しては『畑での自然なアプロー
チという点ではもっと努力をしていきたいが、ワイ
ン造りという点では クリーンさ というものはとても
大切だと考える。 よって SO2 完全無添加よりも完璧な状態で消費者
に届けられることの方が大切だと思う。 勿論、添加する量は必要最低
限であることは当然だが。』 彼のアナライズを見ると亜硫酸の数値は
恐ろしく少ない。 完全無添加でやっている人と変らないデータが出る
年さえある。 尊敬す
る 造 り 手 は San
Giusto Rentennano
(サン・ジュスト・ア・レン
テンナーノ)。 キャン
ティとして素晴らしいだ
けではなく、偉大な上
品さを持つワインを目
指している。 今後も
進化を続けるはず。
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
2,400
◎
Sangiovese 80 %, Canaiolo 20 % 畑はキャンティ・クラシコに位置。中身はキャンティ・クラシコだが、手軽な価格を実現する為あえてデクラッセして販売している。
69192 Montesecondo
モンテセコンド
Chianti Classico
69802 Montesecondo
モンテセコンド
Chianti Classico
キャンティ・クラシコ
キャンティ・クラシコ
Toscana
2005
赤
750ml
2,900
△
Toscana
2006
赤
750ml
3,200
◎
2005
赤
750ml
3,400
△
Sangiovese 80 %, Canaiolo 15 %, Colorino 5 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。トノーで熟成。
69193 Montesecondo
モンテセコンド
Le Petit Verre d'Ot
レ・プティ・ヴェルド
Toscana
Petit Verdot 100 % 非常に珍しいプティ・ヴェルドのワイン。非常に高い熟度。タンニン量が多いこととボリューム感を感じさせる果実の熟度から感じにくいが、高いレベルでバランスが取れている。
69673 Montesecondo
モンテセコンド
Rosso del Rospo
ロッソ・デル・ロスポ
Toscana
2005
赤
750ml
3,200
△
Cabernet Sauvignon 100 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。一部バリック熟成。カベルネらしい凝縮感を持ちながら完璧に熟したなめらかな質感。青臭さは一切無
い。一方、過熟したニュアンスもなく健全な葡萄を感じさせる。
69195 Montesecondo
モンテセコンド
Passito del Rospo
パッシート・デル・ロスポ
Toscana
2003
甘
500ml
5,200
△
ステンレス醗酵、熟成は木樽にて。 糖分も酸も足していない葡萄本来の甘味と酸味のバランス。濃密なアカ
Malvasia , Trebbiano 遅摘みによるデザートワイン。収穫時期は11月後半から12月に入ることもある。24
シアを思わせる甘味の後から爽やかな柑橘系の酸が引き締める。
TOP
Azienda Agricola
Azienda Agricola
Livernano
Casalvento
Radda in Chianti , Toscana , Italia
リヴェルナーノ
カサルヴェント
ラッダ・イン・キャンティの個性 流行ではない本物のスーパートスカーナ
トスカーナの中心部ラッダ・イン・キャンティの街から少し離れた高台に
カンティーナはある。 キャンティ地区は日本でもおなじみの造り手が
多く、イタリアを代表する生産地と言って間違いないだろう。 そのキャ
ンティ地区でラッダ・イン・キャンティは特に標高の高い地区。 日照量
は多いが気温は相対的に低く、なだらかなトスカーナにおいて若干強
い傾斜になっている。 標高は約 650m。 よって最も繊細でエレガント
なワインを産むと言われる。 キャンティ本来の伸びやかな酸、ジュヴ
レ・シャンベルタンのような梅や鉄のニュアンス、そしてトスカーナの豊
富な太陽を感じさせるふくよかさ。
独特な姿勢を貫くリヴェルナーノは
90 年以降続いていたカンティーナ
の改築を完成させた。(リヴェルナ
ーノとカサルヴェントは同じ醸造所)
グラヴィティシステム、完全温度
管理のセラーなどの導入によって
更に完成度を上げている。 醸造
責任者、及び栽培管理者は両ブ
ランドともステファノ・キオッチョリ氏。
(彼と初めて契約したのがリヴェル
ナーノ) ステファノ氏は畑を完璧
に知り尽くしているよう。 『僕にとっ
ての良いワインとは土地の個性を
表現できているワインのこと』と言う
通り、週に1度は畑を回り葡萄を完熟に導くことに全精力を傾ける。
『完熟した葡萄を最適のタイミングで収穫できれば、ここの土地は必ず
最高の結果、ワインを生み出してくれる。そういうポテンシャルを持って
いる。』 畑には葡萄を完熟させる為の1つの試みとして手のひら大の
石が撒かれている。 これによって適度な温度が保たれるという。 93
商品記号
造り手
69951 Livernano
リヴェルナーノ
年にワイン造りを開始して以来、各評価誌で高い
評価を得続けていることで既に証明されていて、ト
ップ・キュヴェのリヴェルナーノは 97 年以降 3 年連
続の 3 ビッケーレを始め、ヴェロネッリ、エスプレッソ
他でも最高評価を受けている。 プロ・サングエは
サンジョヴェーゼ 100%のワインの中で毎年最高の
評価を得ている。 1つの完成型だと思われる。
そして特筆すべきはベースとなるキャンティの品質
の高さである。年産 1,000 ケースという決して少なくない生産量にも拘
らず、透明感のある完成度の高いものとなっている。 また、別ブランド
のカサルヴェントは更に日照条件の良い畑を買い増し、同じ理念に基
づき醸造しているてヤヌスはカベルネ・ソーヴィニヨン 100%。 圧倒的
な凝縮感と豊富なタンニン分。 熟成によってその個性を発揮するだ
ろう大きなワインになっている。 キャンティにもこの優れたカベルネを
ブレンドし、より力強く印象深いスタイルを造り上げている。 リヴェルナ
ーノとは全く違
う個性を感じて
欲しい。 生産
量が少な く、 イ
タリア国内では
リストランテ・エ
ノテカ・ピンキオ
ーリが買い占め
ていた経緯もあ
って、ほとんど
手に入ることの
ないワインであ
った。 ※ヤヌス 2005:ワインスペクテイターにて92ポイント獲得。
ワイン
Chianti Classico
キャンティ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Toscana
2006
赤
750ml
参考上代 在庫
2,800
◎
80% Sangiovese 20% Merlot しなやかで上品でありながら中程度の凝縮度と骨格が素晴らしいバランスをとっている。オールマイティーに使えるワイン。
69062 Livernano
リヴェルナーノ
Chianti Classico Riserva
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ
Toscana
2004
赤
750ml
4,500
〇
Toscana
2006
赤
750ml
6,800
△
非常に良くまとまったワイン。味わいの構成がしっかりとして余韻の酸は非常にエレガントで、どこまでも長い。ガンベロ・ロッソ3ビッケーリ。
69677 Livernano
リヴェルナーノ
Puro Sangue
プーロ・サングエ
400ケース/年産 100%Sangiovese サンジョヴェーゼの1つの完成形。7,000本の密殖。カベルネ等に比べて繊細で気難しい品種と言われるだけに栽培にも醸造にも最も気を使うワイン。収量もヘクタールあたり30hl
程度にまでおさえる。雑味を出さない為にピシャージュは一切行わないでルモンタージュのみ。リヴェルナーノに比べてより細身で繊細。伸びのある酸味は嫌味がなく綺麗。
69060 Livernano
リヴェルナーノ
Livernano
Toscana
リヴェルナーノ
2003
赤
750ml
6,800
△
700ケース/年産 Merlot , Cabernet S , Cabernet F , Sangiovese 9月末に完熟を待ってメルローを収穫。10月以降順次他の葡萄を手摘み。ヘクタールあたり30hl程度にまで収量を制限した贅沢な造り。葡萄を
完熟させることに執着しているだけに非常に濃厚なエキス。皮からのタンニン分も豊富。余韻も長く太いもの。
69059 Livernano
リヴェルナーノ
L'Anima
アニマ
Toscana
2004
白
750ml
5,500
×
Toscana
2005
赤
750ml
2,500
△
Toscana
2006
赤
750ml
2,600
◎
赤
750ml
6,800
△
Chardonnay , Sauvignon Blanc 主体 Viognier , Gewurztraminer を少量ブレンド
69081 Casalvento
カサルヴェント
Chianti Classico
69952 Casalvento
カサルヴェント
Chianti Classico
キャンティ・クラシコ
キャンティ・クラシコ
80% Sangiovese 20% Cabernet Sauvignon リヴェルナーノのカベルネの状態が素晴らしかった為、これを活かすべく力強いキャンティを造り出した。
69082 Casalvento
カサルヴェント
Janus
ヤヌス
25
Toscana
2005
100%Cabernet Sauvignon リヴェルナーノとは違いどっしりとした果実味を持つ。 圧倒的な凝縮度。若いうちは硬く冷たい印象。極少量のみ生産。近年評価が上がっていて、今後が楽しみなワイン。
TOP
Fattoria di
Bacchereto “Terre a Mano”
Carmignano , Toscana , Italia
バッケレート
テレ・ア・マーノ
手造りの大地(テッレ・ア・マーノ)と呼ばれる畑
ニコラ・ジョリーに刺激を受けビオディナミに転向する造り手は多くいるし、
ビオディナミが販促ツールのように扱われていることも多々ある。ビオデ
ィナミの誠実なイメージは昔の話のような気もするが、こういうワインと
出会ってしまうとビオディナミの力を信じたくなってしまう。カルミニャー
ノに期待するもの以上にワインとしてのスケールの大きさを感じさせてく
れる素晴らしいワインだ。カルミニャーノの街から西に3km、プラートに
あるモンタルバーノの丘にファットリア・ディ・バッケレートは位置する。ト
スカーナらしい緩やかな丘に手つかずの自然が残っている。所有面積
はなんと 150ha。内、葡萄畑はたった8ha で60ha はオリーヴ畑。そし
て90ha は森林という贅沢さ。1920 年にベンチーニ家が購入していて
現当主はロセッラ・ベンチーニさん。彼女はニコラ・ジョリー氏の講演や
イタリアの自然派ワインのグループ Triple A に参加することで徐々に
ビオディナミに、無理のない自然なワイン造りに引かれていったと言う。
現在ではカルミニャーノ テッレ・ア・マーノ とサッソカルロという白ワイン
(イタリア国内のみの販売で極少量生産)。更にヴィンサントの 3 種類の
ワインにプラスし
て蜂蜜とこの地
方の特産品で
ある干し無花果
も作っている。
(アグリツーリズ
モも経営してい
る)畑では有機
栽培が実践さ
れていて、科学
肥料はほとんど
使用しない。
(農薬はボルド
ー液のみ最小
限に使用。もち
ろん殺虫剤や
除草剤なども
使わない。)薬
剤の代わりに緑
肥・豆類を植え、
ある程度育ったら浅く耕し、その枯れ草を畑に撒きっぱなしにすること
によって豊かな土壌と強く生命力に溢れる葡萄樹をつくると共に、土壌
からの過剰な水分蒸発を防ぎ、ここ何年かで深刻化している暑さによ
る旱魃からも守っている。収穫は全て手作業。1房ごと1果実ごとに選
商品記号
造り手
別、醗酵はセメントタンク
で葡萄果実に着く自然酵
母のみでゆっくり醗酵させ
る。(一切の培養酵母の
不使用)醗酵時は温度管
理もしない。自然に任せ
た醗酵過程はマロラクティッ
ク醗酵時に関しても、何も
足さないし、何も引かない。
勿論、醗酵時の SO2 の
添加もない。アリエ産のトノ
ー(350l)で 18 ヶ月熟成
し、フィルターをかけずに
瓶詰めする。出来上がっ
たワインはカルミニャーノと
しては異例の凝縮感と大
ぶりで強烈なタンニンに支
配されている。サンジョヴ
ェーゼらしい繊細な酸も
感じられるが濃密な果実
味とタンニンに隠れてしま
う。しかし、抜栓から 2 時
間を経過すると徐々に、
そのしなやかなホボディと
梅干のニュアンスや黒胡
椒などのスパイス香、更に動物的な香も出てきて複雑味を感じさせてく
れる。余韻も非常に長く、人を引きつける。ファットリア・アンブラの出し
汁のようなしみじみとした主張しすぎない旨味とは正反対で力強く、存
在感の強いワインで一度飲むと忘れられない。現在の考え方に基づい
たワイン造りに転換したのは2002年から。ロセッラ・ベンチーニさんに
よると、こうした自分たちの哲学の変化が目に見えて現れたのは葡萄
の樹と従業員の健康だと言う。『葡萄樹はより強く、丈夫になってきた。
従業員は薬剤にまみれて仕事をしなくてすむようになった。これによっ
て真の意味で嘘のない、身体に悪いものが何一つ入っていない健康
的なワインを消費者に届けることができることを実感した。 消費者にとっ
て良いことを信じて続けていけば、いずれ自分達に何らかの形で戻って
くるだろう。』バッケレートにおけるビオディナミはスタイルや売り文句では
なく健全で嘘のないワイン造りに欠かせない信念であり道しるべのよう
だ。
ワイン
69793 Bacchereto
バッケレート
Carmignano "Terre a Mano"
69A36 Bacchereto
バッケレート
Carmignano "Terre a Mano"
カルミニャーノ
新入港
カルミニャーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
4,600
◎
Toscana
2006
赤
750ml
4,600
○
東、南-南東向き 5haが1975年、 2ha が1993年、 1haが2003年に植えたもの 品種:サンジョヴェーゼ75%、カナイオーロ・ネーロ10%、カベルネ・ソーヴィニョン15% 年間生産量:13000本 収穫:だいた
い10月第1週にサンジョヴェーゼとカナイオーロ・ネーロ、カベルネは2週目くらい 醗酵:伝統的なセメントタンクで野生酵母による醗酵、約15日間熟成:18ヶ月 アリエ産のオーク樽(350リットルのトノー)
69794 Bacchereto
バッケレート
69998 Bacchereto
バッケレート
Sassocarlo "Terre a Mano" Bianco
サッソカルロ・テッレ・ア・マーノ・ビアンコ
新入港
Sassocarlo "Terre a Mano" Bianco
サッソカルロ・テッレ・ア・マーノ・ビアンコ
Toscana
2006
白
750ml
5,200
△
Toscana
2007
白
750ml
5,200
○
甘
375ml
6,500
△
10月中旬まで収穫を遅らせたトレッビアーノ80%とマルヴァージア20%のブレンド。5日間程度のマセラシオン。非常に濃厚な旨味、粘度。300本のみの入港。
69795 Bacchereto
バッケレート
Vin Santo di Carmignano
ヴィンサント・ディ・カルミニャーノ
26
Toscana
1999
TOP
Fattoria
Ambra
Carmignano, Toscana, Italia
アンブラ
カルミニャーノの伝統派 アフターに残る出汁のような自然な旨味
1975 年にキャンティ・モンタルバ
ーノから切り離された最小の
DOCG 地区。 比較的新しい
DOCG なのだが、実はその歴史
は古い。 17 世紀にはメディチ家
によってトスカーナ最高のワイン
産地として評価されていた。 し
かし、それ以降、現在までカルミ
ニャーノはその生産量の少なさと
周辺産地の派手さにおされ衰退の一途を辿ってきた。 キャンティや
ブルネロのように名声が海外まで届くこともなく、現在でも手つかずの自
然が多く残っているトスカーナの田舎カルミニャーノ。 キャンティともブ
ルネロとも違う カルミニャーノらしさ というものがある。 ブルネロのよう
に頑なでがっちりとした骨格を持つ訳でもなく、キャンティのように厚い
果実味と弾ける様な酸、タンニンを持ち主張する訳でもない。 どこか
おしとやかでしみじみとした旨味を残してくれる。 色調は他のサンジョ
ヴェーゼよりもおとなしく、タンニンや酸も控えめ。 ナチュラルなしなや
かさを持ったエキスで突出したところがなく、口中でひっかかることない。
出し汁のように旨味を残すアフター。 全てが控えめながら、均整が取
れていて、最終的な満足感は高い。 このカルミニャーノらしさを大事
に守り続けているのがファットリア・アンブラと言える。 一時期カルミニ
ャーノでも濃く強いワインを造る生産者が増えたが、アンブラは頑なにカ
ルミニャーノの伝統に拘り続けた。 一口目のインパクトよりも、飲み終
えた後に残る後を引く旨味を感じさせてくれる貴重なワイン。 これこそ
がカルミニャーノらしさではないだろうか? カルミニャーノは Giuseppe
Rigoli を中心に一家で運営されている。 畑は 18ha。 Sangiovese
62,5%, Trebbiano toscano 13,5%, Canaiolo 7,5%, Cabernet
商品記号
造り手
Ambra
69622 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Sauvignon 9%, Merlot 5,5%, Syrah 2%の割合で植えられている。
1985 年よりリゼルヴァのモンタルビオロが造られ、更に 1998 年リゼルヴ
ァ・エルツァーナが発売されたことによりアンブラは世界的に注目を集
めるよう になっ
た。 しかし、な
んと言ってもこ
のカンティーナ
の素晴らしさは
サンタクリスティ
ーナ・イン・ピッ
リとモンテフォ
ルティーニに現
れているように
思う。 この 2
つの畑は良心
的な価格なが
ら、その土壌の
性格を十分に
表現している。
醸造に関しても
ほとんど差はな
く 10 日程度の
マセラシオンを
経てステンレス
タンクで醗酵を
行い、12 ヶ月
の樽熟成となっている。(樽材は若干違う)
ワイン
Barco Reale
バルコ・レアーレ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
2,000
◎
Toscana
2005
赤
750ml
2,500
△
Toscana
2006
赤
750ml
2,500
◎
比較的シンプルなワイン。ガレストロ土壌が主だが粘土質の強い畑など多岐にわたる。ステンレスタンク醗酵。仏産トノーで8ヶ月熟成。
Ambra
69097 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano "Montefortini"
カルミニャーノ・モンテフォルティーニ
Ambra 新入港 Carmignano "Montefortini"
69995 Fattoria
ファットリア・アンブラ
カルミニャーノ・モンテフォルティーニ
砂質が強く、白い岩がところどころに散らばる畑。4.5ヘクタール。平均樹齢30年。果皮浸透15日程度。醗酵後はスロヴェニア産とフランス産の色々な大きさの樽で12ヶ月熟成。料理を選ばないオールマイティーサンジョヴェー
ゼ
Carmignano "S.Cristina in Pilli"
750ml
Toscana
赤
69934 Fattoria Ambra
2006
2,800
ファットリア・アンブラ
◎
カルミニャーノ・サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ
Sangiovese75% Cabernet.S10% Canaiolo10% Colorino, syrah, merlot5% 平均樹齢30年。ライムストーン比率が非常に高い4ヘクタールの畑。ワインにミネラル感が反映されて最もエレガントでカルミニャーノらしさを
感じさせる。 高いコストパフォーマンス。 50%トノー、50%小樽で12ヶ月熟成。
Ambra
69098 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano Riserva "Elzana"
Toscana
カルミニャーノ・リゼルヴァ・エルツァーナ
2004
赤
750ml
3,800
△
Sangiovese90% Cabernet sauvignon10% 1ヘクタールの畑から年産400ケースのみ生産。12ヶ月バリック熟成。カベルネをブレンドすることにより凝縮感の強いワインに仕上がっていてタンニン分も豊富。
Ambra
69281 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano Riserva "Vigne Alte"
カルミニャーノ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・アルテ
Ambra 新入港 Carmignano Riserva "Vigne Alte"
69996 Fattoria
ファットリア・アンブラ
カルミニャーノ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・アルテ
Toscana
2004
赤
750ml
3,800
△
Toscana
2006
赤
750ml
4,500
△
Sangiovese70% Cabernet sauvignon10% Canaiolo20% 1.5ヘクタールの畑から年産450ケース生産。12ヶ月トノーその後、12ヶ月バリック熟成。エルツァーナより酸度も高くエレガント。熟成により真価を発揮。
Ambra
69725 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Trebbiano
トレッビアーノ
Toscana
2008
白
750ml
1,900
◎
Toscana
2001
甘
375ml
4,800
△
33年樹。ステンレスタンク醗酵、熟成。南向き斜面に位置する畑からよく熟したトレッビアーノを収穫。バランスの取れたテーブルワイン。
Ambra
69623 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Vin Santo di Carmignano
ヴィン・サント・ディ・カルミニャーノ
Trebbiano90% San Colombano10% 収穫後3月まで陰干し。スロヴェニア産の中樽で熟成6年間。
27
TOP
Azienda. Agricola
Palazzone
Orvieto, Umbria, Italia
パラッツォーネ
唯一の5品種ブレンド D.O.C 伝統的ワイン オリヴィエート・クラシコの復活
プが主流になっている。) 60 年代に入り生産地域が
広げられると共に、一時期のソアヴェ同様品質を落と
し、評判も落としていった。 だが、オリヴィエートは伝
統的白として注目すべきワインであると思う。 この地
域の伝統的品種を 5 種類アッサンブラージュして造
られる他に類を見ない個性なのだ。 そのオリヴィエ
ートの造り手として近年、 らしさ を取り戻してきてい
るのがパラッツォーネである。 一時期は現代的な流
れにのって少し単調なワインになっていた時期があっ
たように思うが、近年ぐっと深みを感じさせるようにな
ってきた。 オリヴィエート DOC 全体はまだまだかつ
ての名声を取り戻したとは言えない様だが現当主ジョ
増していて特に ヴァンニは自信を覗かせる。 『この地域は葡萄の生
ソアヴェなどは 育が比較的早いので未熟になるリスクが少ない為に、
一時期の低迷 厳しい選別や摘果を行わない造り手が未だに多いのが実情。 また伝
期を克服し、高 統的に植樹率が低いのも大きな問題。 私達の畑は樹齢も高くなって
い 品 質 を 追 及 きたし、密植の効果も出始めてきた。 更に伝統的な考え方を尊重し
し、市場での評 ながら、オリヴィエートの個性を最大限表現できるよう最新の設備も整
価を高めている。 った。 この地の本当のテロワールを広めていきたい。』 5 種類の葡萄
ウ ン ブ リ ア に も 品種は 18ha のバラバラに散った畑、それぞれの土壌個性に合わせて
伝統的白ワイン 植えられている。 勿論、品種も土壌も違うので熟度が違ってきてしま
が 存 在 す る 。 い、品質にもばらつきが出てしまう。 そこが多種類のブレンドワインにと
50 年代に貴腐 って難しいところだが、反面それぞれの品種個性が独特の複雑味を表
菌 を 利 用 し て 現し、独特のバランスを取っている。 ジョヴァンニ曰く、このブレンドや
若 干 の 甘 み を 収穫時期は長年の経験しかないのだと言う。 土壌は貝の化石を多く
残したアマービレで人気を博したオリヴィエートである。(その後辛口タイ 含む多孔質石灰石を主とした泥灰粘土質の土壌だが 10m ごとに土質
が変化する。 標高 300〜400m。
イ タ リア の伝統
的白ワワインと
言えばソアヴェ、
ガヴィ、リボッラ、
グレーコ・・・。
単一品種によ
る個性的な白
ワインが数多く
存在する。 品
種個性を前面
に出し、近年、
更に存在感を
商品記号
造り手
69941 Palazzone
パラッツォーネ
ワイン
州
Orvieto Classico "Terre Vineate"
オルヴィエート・クラシコ・テッレ・ヴィナーテ
Umbria
ヴィンテージ
色
サイズ
2008
白
750ml
参考上代 在庫
2,000
◎
Procanico 50% Grechetto 20% Verdello, Drupeggio, Malvasia 30% オリヴィエートらしさを表現するに最高の畑。収穫量はオリヴィエート平均の2/3程度にまで制限。収穫は全て手作業で行われる。土壌は沖積
層と粘土層が複雑に入り混じる。標高は210-340m。醗酵は房ごと、できるかぎり優しくプレスして20度以下で醗酵。ステンレスタンクのみで熟成。
69723 Palazzone
パラッツォーネ
Orvieto Classico Superiore "Campo del Guardiano"
オルヴィエート・クラシコ・すぺりおーレ・カンポ・デル・ガルディアーノ
Umbria
2006
白
750ml
3,500
△
Procanico 50%,Grechetto 25%,Verdello, Drupeggio, Malvasia 25% 標高260mのCampo del Guardianoという単一畑から造られる。複雑な土壌で10mごとに地質が変わる。600ケースのみの生産。10月
初めまで収穫を遅らせることによって例外的な深みを持つに至る。オリヴィエート最高の畑の1つ。
69141 Palazzone
パラッツォーネ
Grechetto
Umbria
グレケット
2007
白
750ml
2,100
×
白
750ml
2,900
△
赤
750ml
5,800
△
Grechetto100% ウンブリアで歴史を持つグレケットの原種100% 果皮が厚く酸度も糖度も高いのが特徴。ステンレスタンクで非常に繊細で個性的に仕上がっている。
69142 Palazzone
パラッツォーネ
L'Ultima Spiaggia Viognier
Umbria
ルルティマ・スピアッジャ・ヴィオニエ
2007
Viognier 100% 1991年に高密植で植樹されたヴィオニエ100% 8月後半から9月に収穫、冷却後バリック醗酵、バリック熟成。イタリアで最も完成度の高いヴィオニエと言える。
69143 Palazzone
パラッツォーネ
Armaleo
Umbria
アルマレオ
2005
Cabernet Sauvignon 95%とCabernet Franc 5% カベルネは1986年植樹。ステンレスタンクで醗酵後12ヶ月程度バリックで熟成。ウンブリア最高の赤ワインを目指す。
69140 Palazzone
パラッツォーネ
Piviere
ピヴィエレ
Umbria
2005
赤
750ml
3,000
〇
Umbria
2006
赤
750ml
2,000
×
2006
甘
375ml
6,800
△
Sangiovese 90%,Cabernet Sauvignon 10% ステンレスタンクで発酵、12ヶ月バリック熟成。
69144 Palazzone
パラッツォーネ
Rubbio
ルッビオ
Sngiovese70%,Canaiolo,Montepulcianoで30% ステンレスタンクで発酵、6ヶ月バリック熟成。 低価格帯だが栽培、醸造ともに他と変わらない。
69724 Palazzone
パラッツォーネ
Muffa Nobile Umbria Bianco
Umbria
ムッファ・ノービレ・ウンブリア・ビアンコ
Sauvignon Blanc 100%
28
TOP
Cantina dei
Colli Amerini
Pfornole di Amelia , Umbria , Italia
コッリ・アメリーニ
ウンブリア・トラットリアの定番 重宝されるハイコストパフォーマンスワイン
イタリアの中央部ウン
ブリアの南端に位置す
る注目の D.O.C コッリ・
アメリーニ 地区。その
中央部に位置する19
75年設立の革新的な
生産者協同組合がカ
ンティーナ・デイ・コッ
リ・アメリーニ。実は今
日、イタリア国内でもウ
ンブリアワインの人気が
異常に高まっている。
理由は明らかだ。葡萄
造りにおいて潜在的な
ポテンシャルを持つ土
地であるのと同時に、
醸造技術の近代化、
更には葡萄畑の改良
が進んだことも重なっ
てコッリ・アメリーニのワ
イン造りは大きく進化し
ている。中でも、この5
年間で確実に進歩を
遂げ、ウンブリアの
D.O.C の中でも群を抜
いて高いコストパフォー
マンスを誇るに至って
いる。醸造責任者にはアッティリオ・パーリ氏。言うまでもないが、古典
派ブルネッロのトップサルヴィオーニ。リコルマやペルカルロを産する人
気ワイナリー、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ。サグランティーノの雄、
アルナルド・カプライ。更にはガッティナーラの伝統派アントニオロなどを
表舞台へと押し上げた名醸造コンサルタントだ。彼の主導の下、葡萄
栽培から醸造に至るまで実験、研究が進められた。中でも特筆すべき
は『品種個性を表現するワイン造り』という観点のもとに①品種個性に
合った畑の選出(土壌、標高等)と②独自性の強いクローンの選出、
③品種に合った仕立てと植樹率への変更であろう。ワインは確実に上
品さを増している。低価格帯のワインをいくつも試飲していると、葡萄品
種由来の香や味わいの表現やテロワールの個性といったものよりも、高
商品記号
造り手
ワイン
級感であったり、味わいのボリューム感、アタックの強さ、甘さ、アルコ
ールの高さに趣きをおいたものが多いことに驚かされる。化粧を施し、
どこの国のワインだか、何の葡萄だか分からないワインが多く不満を感じ
ずにはいられ
なかった。し
か し 、 カ ンテ
ィーナ・コッ
リ・アメリーニ
の全てのワイ
ンはシンプル
ながら、その
透き通った
果実感と豊
富なミネラル
が共通して
存在していて、
非常に繊細
で伸びやか
な酸がある。
このバランス
感はある意
味現代的で
上品。ワイン
ラヴァーが楽
しめるデイリーワインではないだろうか。ポッジオ・ディ・サリーチ・サンジ
ョヴェーゼはウンブリア(アメリア地区、ナルニ地区)のサンジョヴェーゼ1
00%。活き活きとした酸と適度な熟度、ウンブリアらしい土着感を感じ
させる。野生っぽいスミレの香、熟した黒スグリに適度の山苺の酸味が
合わさっている。丸いタンニンは心地よい。ポッジオ・ディ・サリーチ・サ
ンジョヴェーゼはアルヴィアーノ地区産のトレビアーノ種で蜂蜜のように
熟した香ながら柑橘系の爽やかな酸を感じさせる引き締まった味わい。
香草のような残り香と若干の苦味と塩っぽさが口中を引き締める。どち
らも無駄な化粧が一切なく、背伸びをしない素直な造りで飲み飽きさ
せない魅力を持っている。食事をしながら、まるで水を飲むように、つ
い飲み進めてしまう。ワインが主張しすぎるのではなく、本当の意味で
食事と寄り添うワイン。気が付くとボトルが空になっていて、また明日も
飲みたくなる理想的なデイリーワイン。
Poggio dei Salici "Trebbiano"
Amerini
69704 Colli
コッリ・アメリーニ
ポッジォ・デイ・サリーチ・トレビアーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Umbria
N.V
白
750ml
参考上代 在庫
1,400
◎
標高320mを越すアルヴィアーノ産。仕立はコルドン・スペロナート植樹率は4000本/Haで平均樹齢は20年。発酵はステンレスタンクで温度管理をしながら発酵。マロラクティックは行わない。
Poggio dei Salici "Sangiovese"
Amerini
69705 Colli
コッリ・アメリーニ
ポッジオ・デイ・サリーチ・サンジョヴェーゼ
Umbria
N.V
赤
750ml
1,400
◎
標高320mを越すアルメリア, ナルニ産。仕立はコルドン・スペロナートで植樹率は 4000本/Ha。平均樹齢:は20年。収穫は10月初旬。発酵はステンレスタンク。
Amerini
69981 Colli
コッリ・アメリーニ
新入港 Spumante Castello di Albornoz
Amerini
69982 Colli
コッリ・アメリーニ
新入港
Amerini
69549 Colli
コッリ・アメリーニ
スプマンテ・カステッロ・ディ・アルボルノ
Grechetto
グレケット
Ciliegiolo di Nardi
チリエジョーロ・ディ・ナルディ
29
Ciliegiolo 100% サンジョヴェーゼの起源とも言われる品種。名前の通り少しチェリーのようなかわいらしい果実香が特徴。
Umbria
N.V
泡
750ml
2,300
◎
Umbria
2009
白
750ml
1,900
◎
Umbria
2007
赤
750ml
2,000
×
TOP
Fattoria
Milziade Antano
Montefalco , Umbria , Italia
ミルツィアデ・アンタノ
サグランティーノの本来の姿を今に伝える
元々、サグラ
ンティーノは
パッシート
(甘口)用品
種として植え
られていた。
高い糖度を
持っているが
タンニンが豊
富で難しい
品種である
為、陰干し甘
く飲みやすくしていたのだろう。
セッコ(辛口)が造られるよう
になったのは 80 年代後半
頃と歴史は浅い。90 年代に
入るとアルナルド・カプライが
現代風にアレンジしたサグラ
ンティーノ・ディ・モンテファ
ルコを造り人気を獲得。サグ
ランティーノの知名度は一
気に高まり、多くの生産者が
セッコを造り始めた。モンテ
ファルコから 1km ほど北西
の丘、ベヴァーニャという町
に位置するミルツィアデ・ア
ンタノはモンテファルコの老
舗のワイナリーであり、ウンブリアには何処にでもある極普通の農家。何
も特別なことはない。元々は小作人として働いていたが、現当主フラン
チェスコの父ミルツィアデが 1969 年に 30 ヘクタールの土地を購入。ワ
イン造りとキアーナ牛の放牧を始めることとなる。1975 年、モンテファ
ルコ・ロッソとサグランティーノ・パッシートを醸造開始、80 年代にはサ
グランティーノ・セッコの生産も始め、ボトリングまで行うようになった。サ
グランティーノは90年代のブームで随分と世界基準の味わいに近づ
いたのかもしれない。しかし、本来のサグランティーノの滋味溢れる野
性味を素直に楽しめる機会は確実に減ったと言えるのではないだろう
か。世界中でもイタリア、ウンブリアの極一部でしか表現することができ
商品記号
造り手
ないサグランティーノというワインの個性、圧倒的存在感は今、途絶え
ようとしているようで寂しく思う。『今では本物のサグランティーノは少な
くなった。僕が知る限りサグランティーノを真剣に追求しているのは他に
アンタノしかいないよ。』と語るのはジャン・ピエロ氏。言わずと知れたサ
グランティーノの第一人者パオロ・ベアのオーナー兼醸造責任者だ。
パオロ・ベアのワインにも感じるが、アンタノのワインは強さの中に柔らか
く成熟した果実を持っている。大きく強いワインでありながら、しっとりとし
て上品な質感。フランチェスコ氏曰く、『粗野で荒っぽく無作法な喰え
ない奴』というサングランティーノだが、『女性と同じでゆっくり時間をか
けて熟成することによって丸く、上品にまとまり、成熟した色気を放つよ
うになる』のだそう。豊富なタンニンと黒胡椒や鉄、丁子やジュニパー
ベリー、そして押し寄せるような濃厚な果実。若いうちはアタックの強さ
に奥が感じられない。しかし、時間と共に花開きサグランティーノにしか
ない個性を感じさせるようになる。『最近のフルーティーでドリンカブル
なサグランティーノには全く興味がない。長期の熟成に耐えうるがっしり
した体躯のワイン、この地の伝統的ワインを造るんだ。』彼の父親がそう
であったように昔から普通に行われてきたワイン造りを毎年繰り返す。
ワイン作りは土壌から始まり、畑での葡萄樹のケアがクオリティーを左
右するという父親の教えの通り、フランチェスコは生活の大半を畑で過
ごしている。手作業で収穫した完熟した果実をセメントタンクで温度管
理もせずに、自然酵母のみで発酵、木樽での熟成。いかなるフィルタ
ーも通さずボトリングされることとなる。尊敬する父親は3年前に亡くな
った。現在ワイナリーは 40 ヘクタール、うちブドウ畑は 12 ヘクタール。
弟のファブ
リツィオと
2人で畑
仕事のほ
とんどをこ
なし、醸造
に関して
はフランチ
ェスコ本
人が1人
で行って
いる。
州
ヴィンテージ
色
サイズ
69A53 Antano
アンターノ
Rosso
新入港 Montefalco
モンテファルコ・ロッソ
ワイン
Umbria
2007
赤
750ml
4,000
△
69A54 Antano
アンターノ
Rosso Riserva
新入港 Montefalco
モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ
Umbria
2006
赤
750ml
5,500
△
69A55 Antano
アンターノ
di Montefalco
新入港 Sagrantino
サグランティーノ・ディ・モンテファルコ
Umbria
2004
赤
750ml
7,000
△
30
参考上代 在庫
TOP
Tenute
Barone di Valforte
Silvi , Abruzzo , Italia
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
最もエレガントなモンテプルチャーノ・ダブルッツォを目指して
良くも悪くも粗野なワインが多いアブルッツォ。実際、未だに葡萄の段
階やワインの段階で売買され、色々なボトルに詰められて売られること
も多い。しかし、アドリア海から続く、切り立った丘に沿って広がる葡萄
畑は内陸部の産地とは明らかに違う独特の雰囲気を持っている。地元
の名士である一族はこの雄大な大地の可能性を更に高めていきたいと
の想いから地元ワインの改革に乗り出した。海沿いの平地部分ではなく、
海から続く丘の上部、写真のような標高500m を越す急斜面に葡萄
を植えた。海
からの塩を
含んだ空気
と山間部特
有の激しい
昼夜の寒暖
差、更には
水はけのよい
石灰を含ん
だ最上部の
畑。葡萄にと
って最高の
条件が揃えられたこととなる。植樹されたのはモンテプルチャーノ、トレ
ッビアーノ、パッセリーナ、ペコリーノといったアブルッツォに昔から伝わ
る地場品種達。醸造設備も一新、定温発酵が可能なステンレスタンク
を導入。基本的には発酵、熟成まで全ての段階をステンレスタンクで
行えるようにし、適度な果実味と飾り付けのない透明感のあるワイン造
りを意識したと言う。バローネ・ディ・ヴァルフォルテのワインを飲むと全
体的に優しく、品の良さを感じると思う。『この土地を理解し、自分達な
りに最も良い形に導いてあげる』と言うヴァルフォルテ伯爵の本業は歯
科医。しかし、ワイン好きが高じて親の代から続く葡萄農園の仕事に没
頭するようになったのだそう。『子供のころからの夢であった医者も、今
はどうでもよくなった。ワイン造りには夢があるし、この土地を一番良く知
っているのは私だから、この仕事は私にしかできないことだと思って
る。』彼等は将来的にはアブルッツォ産ワインのイメージそのものを変え
ていきたいのだそう。だからこそ古い伝統的仕立ての畑を全面的に植
え替え、ベースのモンテプルチャーノ・ダブルッツォの畑でさえ4,200
本/ha もの密植にしている。まだ、納得のいく樹齢にまで達していないが、
厳しい剪定を施すことである程度の複雑味をワインに持たせることが可
能となる。発酵は温度管理機能のついたステンレスタンクを使用。いま
だに衛生的でない醸造環境が多いアブルッツォにおいて、塵ひとつな
商品記号
造り手
い醸造所は立派。『造りこむことが目的ではなく、健康的な葡萄を腐敗
することなくベストの状態でワインにしてあげることが重要。その為には
ステンレスタンクは絶対に必要だった』と言う。収穫後、できる限り早く、
醸造所に持ち込み15度以下にキープした状態で保存、発酵を始める。
ベースのモンテプルチャーノで約15日間のマセラシオン。発酵時の温
度は27度を超えることはない。また、特徴的なのはこの蔵には木樽が
ほとんど存在しないこと。『木樽の香はワインの重要で繊細な資質を覆
い隠すことがあります。特にまだ樹齢の若い我々のワインには木の要素
は必要ないと考えています。』唯一、バローネ・ディ・ヴァルフォルテのト
ップ・キュヴェであるモンテプルチャーノ・ダブルッツォ コッレ・サーレ
のみがトノーにて熟成される。(ほとんどが2年使用樽、一部新樽)畑は
大きく分けて2箇所に分かれている。標高100-200m 程度の醸造所
に近い南向き斜面(若い樹が多いが完熟するのとタンニン分が細かく
若いうちから柔らかいワインができる。ほとんどがベースのワインに使わ
れる)と醸造所から車で15分ほど山を登った丘の頂上部に広がる北
側斜面から南西斜面までの畑(標高は350-600m 程度で比較的高
い樹齢。風通しが良く日照量のわりに年間の温度が低い為上質の酸と
成熟したタンニンを得る)。実際には、後述の畑で特に優れた区画がコ
ッレ・サーレに使用され、標高の高い畑と低い畑をブレンドすることによ
ってバランスを取っているのだと言う。白葡萄は標高の高い畑の北側
斜面に香豊かで酸度が重要なパッセリーナを植えている。比較的低い
場所で日照量の多い場所に病気に弱く、完熟させることが重要なペコ
リーノを植えている。全てのワインに関して言えることだが、品種個性を
前面に出しな
がらもバランス
良く仕上って
いる。適度な
果実感、食欲
を促進する適
度な酸味、口
中で優しく溶
けるタンニン、
決して主張が
強すぎないが
長い余韻。こ
んなワインがレストランのグラスワインに出てきたら最高に喜ばれるので
はないのでしょうか?
ワイン
di Valforte
69959 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Trebbiano d'Abruzzo
di Valforte
69958 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo "Cerasuolo"
di Valforte
69957 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo
di Valforte
69962 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Colle Sale Montepulciano d'Abruzzo"Colline Teramane"
di Valforte
69960 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Pecorino IGT "Terre di Chieti"
di Valforte
69961 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Passerina IGT "Colli Aprutini"
トレビアーノ・ダブルッツォ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・チェラスオーロ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッレ・サレ”コッリーネ・テラマネ”
ペコリーノ”テッレ・ディ・キエーティ”
パッセリーナ”コッリ・アプルティーニ”
31
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Marche
2008
白
750ml
2,200
◎
Marche
2008
ロゼ
750ml
2,200
◎
Marche
2008
赤
750ml
2,200
◎
Marche
2006
赤
750ml
3,800
◎
Marche
2008
白
750ml
2,400
◎
Marche
2009
白
750ml
2,400
◎
TOP
Azienda Agricola Fattoria
La Monacesca
Matelica , Marche , Italia
ラ.モナチェスカ
最も熟成ポテンシャルの高いイタリア地白品種ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
カステリ・ディ・イエジに比べ
て認知度の低いマテリカ地
区。 しかし、意外にもカス
テリ・ディ・イエジよりも早くか
ら存在する産地であり、熟
成という観点から見ると数
段上のポテンシャルを持っ
ている。(リゼルヴァ ミルム
は 15 年〜20 年以上の熟成
に耐える) 地理的にはアド
リア海からの影響を大きく受
けるカステリ・ディ・イエジに
比べ、60km 内陸に入った
マテリカは山に囲まれ内陸
性の気候となっていて標高
も 400〜500m と高く冷涼。
湿気を含んだ海風の影響
は山々に完全に遮断されて
いる為にほとんど受けない。
産地の規模が非常に小さい
ことと、山々に囲まれ陸の孤
島となる物流条件の悪さが
マテリカワインの普及を妨げ
てきた。 アルド・チフォラ氏
はこのマテリカの可能性を
信じ、その塩分を感じさせるミネラル感、高い酸度からくる長い余韻、
透明感溢れる造りながらも豊かな表情・複雑味を見事に表現すること
に成功し、マテリカの名を広めた。 モナチェスカの丘は太陽光を遮る
ものがない。 南西にはヴェルディッキオとサンジョヴェーゼ。北西には
シャルドネとメルローが植えられている。 27ha の畑は平均 30 年以上
と非常に樹齢が高く、ベースとなるヴェルディッキオでさえ樹齢 30 年以
上の樹が半分以上となっている。 また、特筆すべきは豊富なミネラル
を含んだ土壌。 元々塩田であった関係で、表面は灰色がかった粘土
商品記号
造り手
ワイン
質が覆って
いるが、ミネ
ラルに富む
土 壌 が地 中
深くまで続い
ていて、複雑
な構成とな
っている。
高い樹齢か
ら密度の高
さを、複雑な
土壌から味
わいの深み
を、南向き斜
面から強い
果実感を。
そして、比較
的冷涼で昼
夜の温度差
の大きさから
高い酸度を
得ている。
まさにヴェル
ディッキオに
とって最高の条件が揃っている畑と言える。 醸造に関しては非常にシ
ンプル。 ヴェルディッキオは勿論、シャルドネに関しても品種由来の
香を最大限表現したいとの理由で一切の木を排除。 発酵から熟成に
至るまで 4,000 リットル以上の大型のステンレスタンクで完結する。 冷
涼な気候な為、10 月の始め頃まで葡萄の完熟を待ち、収穫は人間の
手を使って行う。 選別と同時に極めて軽いプレスをかけて発酵槽へ。
(この時点での SO2 は添加しない) その後 20 度以下で 15 日程度の
発酵を行う。
Monacesca
69936 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica
Monacesca
69938 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica ≪1500ml≫
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・マグナム
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Marche
2008
白
750ml
2,400
◎
Marche
2008
白
1500ml
4,800
△
ベースのワインながら全て手収穫。半分が30年以上の古樹、半分が6年程度の若樹となっている。時間が経つにつれ丸くとろりとした質感とリースリングのような香が出てくる。発酵から熟成まで全てステンレスタンク。低
温醗酵で葡萄本来の香を損なわないよう細心の注意を払う。酸化防止剤にに関しては発酵時の添加は無し、瓶詰め時に極少量の添加に抑えている。
Monacesca
69679 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM"
Monacesca
69939 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM"≪1500ml≫
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ・ミルム
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ・ミルム・マグナム
Marche
2006
白
750ml
3,900
〇
Marche
2007
白
1500ml
7,800
△
圧倒的に粘土の多い3ヘクタールの畑。10月の最終週まで収穫を遅らせる。限界まで樹の上で熟させることで豊かな厚みとエキゾチックな香を得る。全て手収穫で厳密に選果を行う。空気圧でやさしくプレスを施し、
SO2は使わないで醗酵に入る。発酵は低めの温度でゆっくり20日以上かけて行う。(ステンレスタンク)マロラクティック醗酵が始まるのは通常夏頃になる。最良年のみの生産。自他共に認めるマテリカ最高のワイン。
Monacesca
69799 La
ラ・モナチェスカ
"Ecclesia" Marche Chardonnay
エクレシア・マルケ・シャルドネ
Marche
2007
白
750ml
3,000
○
500ケース/年産。砂質が入る北西向き斜面に植えられているシャルドネ。勿論、木樽を使わずにステンレスのみで熟成。どこかヴェルディッキオを連想させる苦味を余韻に残す。中部イタリアのシャルドネの中ではトップクラス
の評価を受けていてイタリア国内でも手に入り難いワインとなっている。
Monacesca
69937 La
ラ・モナチェスカ
"Camerte" Marche Rosso
カメルテ・マルケ・ロッソ
Marche
2006
赤
750ml
4,000
○
5ヘクタールの特別な畑から造られる。粘土質の強く出ている畑でメルローにとって最高の条件が揃っている。粘度の高いねっとりとしたメルローと高い酸度のサンジョヴェーゼのブレンドで適度な強さのアタックと繊細な余韻を
併せ持つ。ステンレスタンクで28度まで温度を上げながら発酵。20日間のマセラシオンを行い果皮からの成分を抽出する。熟成にはこのカンティーナで唯一、新バリックを使っている。
32
TOP
Soc. Agricola
Sartarelli
Castelli di Jesi, Marche, Italia
サルタレッリ
昔ながらのヴェルディッキオを追求36種ものクローンをマスセレクション
数多い土着
白品種の中
でヴェルディ
ッキオが最も
高いポテンシ
ャルを持って
いる品種の
ひとつという
ことは周知の
事実であろう。
更にカステ
リ・ディ・イエ
ジ地区はイタ
リアでも有数の高いコストパフォーマンスを誇る地域であり、サルタレッリ
はその高い品質で早くから注目を集めてきた。 サルタレッリは 50ha 以
上の広大な畑を持ち、内 30ha 以上がベースのヴェルディッキオ・クラ
シコに充てられる。 一
家族が経営するカンテ
ィーナとしては広大な
畑だが、長い歴史の中
で一度も品質至上主義
を崩していない優良生
産者であり、カステリ・デ
ィ・イエジを引っ張って
きたのは間違いなくこの
カンティーナである。
2008 年のヴィニタリーでも最もコストパフォーマンスの高い白ワインにサ
ルタレッリのクラシコが指名されていた。 サルタレッリはパトリッツィオ・
キアリーニ氏と夫人のドナテッラが経営しており、エノロゴはアルベルト・
商品記号
造り手
69706 Sartarelli
サルタレッリ
マッツォーニ。 パトリッツィオは 1990 年まではパン職人であったが、義
父が 1970 年に 14ha の葡萄畑を購入し、少しづつワイン造りにのめり
込んでいった。(1989 年に義父が亡くなり、パトリッツィオが引き継い
だ) 畑では防虫剤、除草剤は使わず、有機系肥料は必要に応じて使
用するという。 ある一定期間、
一定量に限っては雑草も繁ら
せる。 アンコーナの北西に広
がる畑は基本的に南東〜南
西向き。 樹齢は平均 20 年
程度。(ベースのクラシコは平
均15 年樹) 驚くべきことに生
産量の60%は地元で量り売り
されている。 これは選別され
た良い葡萄のファーストプレス
だけを商品にすることで品質を
高める工夫であり、このお陰で
リーズナブルな価格も実現で
きているのだ。 更には現代で
はどの造り手も代表的な育て
やすいクローン3種を植樹して
いるが、サルタレッリでは昔のカステリ・ディ・イエジを表現すべく、なんと
36種類のクローンを畑に混植している。 これによってワインはより複
雑味を持つこととなる。 サルタレッリを一躍有名にしたのはバルチャー
ナと呼ばれる遅摘みによる辛口ヴェルディッキオ。 バルチャーナの畑
は北東斜面に位置する為急激な糖度の上昇は避けられる為、貴腐菌
が付くまで収穫を遅らせることも可能だという。(2008 年の収穫は 11 月
3 日〜18 日の間 6 回にもわたって最上の状態のぶどうだけを収穫)
現在では色々な生産者によって造られているが、初めて遅摘みによる
辛口を完成させてのはサルタレッリであった。
ワイン
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Classico"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Marche
2008
白
750ml
参考上代 在庫
1,700
○
平均樹齢15年程度の比較的若い畑。南東〜南西斜面、標高350m。畑は非常に広く31ヘクタールにもおよぶ。有機肥料のみ、収穫も全て手作業とこの広さにも拘らず徹底されている。醸造に関しては品種個性
を表現する為に余計なことをしないことが第一。第二に優しく扱うことと酸化を防ぐこと。
69707 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Tralivio"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・トラリヴィオ
Marche
2007
白
750ml
2,400
△
15ヘクタールの単一畑から造られる。区画ごとに熟度を見て別々に収穫。ベースのワインと違い厳しい選果を行い除梗せず空気圧で優しく圧搾。低温で醗酵させる。日照条件の良い畑だけに凝縮度が高く噛み締め
られるようにねっとりとした質感。
69171 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Balciana"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・バルチャーナ
Marche
2006
白
750ml
4,800
△
北東斜面で特異な気象条件を有する9.5ヘクタールの畑。11月末までに数回に分けて収穫を行う。収穫は4〜5房/樹に制限し、20hl/haまでにおさえることによりヴェルディッキオでもトップクラスの凝縮度を誇る。一部
には貴腐葡萄も混ざっている為、独特の風味を感じさせる。
69708 Sartarelli
サルタレッリ
Passito
Marche
パッシート
33
2007
白
500ml
4,300
△
TOP
Azienda Agricola
Le Caniette
Ripatransone, Marche, Italia
レ.カニエッテ
リパトランソーネならではの長期熟成型ロッソ・ピチェーノとペコリーノ
ヴェルディッキオで高名なマ
ルケ州。 州都アンコーナから
南方、アブルッツォ州に程近
い南端アスコリピチェーノ県リ
パトランソーネの山奥にレ・カ
ニエッテは位置する。 アドリ
ア海に接し海洋性の気候を連
想させるが、全く異なる気候
になっている。 海岸から8km
しか離れていないので微妙に
海風が影響しながらも、標高
は 280〜400m にも達し、昼
夜の寒暖差が大きくなるという
微気候。 また特筆すべきは
土壌。 ロッソ・ピチェーノの生
産エリアでは極めて異例なほ
ど石灰分に富みマンガン、カルシウム等、必要な養分を十分に含んで
いて、適度に粘土質と砂質が混ざる理想的土壌になっている。
D.O.C Rosso.Piceno はマルケ州で最も広い生産地域を持っている
だけに D.O.C Rosso.Conero と比べ、品質よりも生産量を重視する印
象は拭えないかもしれない。 しかし、アッピニャーノ、オッフィーダ、リ
パトランソーネ等の一部の生産地では量から質への転換が進み、次世
代の高品質志向 Rosso.Piceno が誕生している。 そして、主要品種
のモンテプルチャーノの特徴はその凝縮感やボリューム感と考えられ
がちだが、リパトランソーネのように標高が高い産地で完熟を待ち、最
商品記号
造り手
Caniette
69074 Le
レ・カニエッテ
適のタイミングで収穫されたものは、PH が
低く、酸度が高い葡萄が得られるため長
い時間の熟成に耐えうる偉大なワインを
生み出せる素質を持つに至る。 凝縮
感だけでなく繊細で爽やかな印象をも併
せ持つエレガントな品種であることも重要。
カニエッテのワインは赤、白とも共通して
長寿。 白ワインは果皮浸透を行い果皮
の成分を抽出している。 ペコリーノ種が
ここまで複雑な余韻を持ち、長く熟成す
るとは思わなかった。 畑では現当主ジョ
ヴァンニの父親の代より有機栽培が実践
され、除草剤も使わずに健全な土壌が確保されている。 一方で、醸
造所内は使い古されたセメントタンクに代わり、イノックスと大樽が導入
され、熟成庫には 3,000l の大樽とバリックも一部導入された。 特に
98 年がファースト
ヴ ィ ン テ ー ジ とな
る Nero di Vite は
大樽で発酵、マロ
ラ ク テ ィッ ク発 酵
からバリックに移
行し、熟成させた
もので、イタリア国
内外で高い評価
を得ている。
ワイン
Rosso Piceno "Rosso Bello"
ロッソ・ピチェーノ・ロッソ・ベッロ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Marche
2005
赤
750ml
2,200
◎
45%Sangiovese 45%Montepulciano 10%Cabernet Sauvignon レストランのグラスワイン向けに造るハイコストパフォーマンスワイン。若々しい果実感に噛める様な凝縮感。
Caniette
69070 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
Caniette
69071 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
Caniette
69072 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
Marche
2003
赤
750ml
3,500
〇
Marche
2002
赤
750ml
3,600
△
Marche
2001
赤
750ml
3,600
△
30%Sangiovese 70%Montepulciano 選別された優れた畑のみの葡萄を使用。(ヴィンテージにより異なる)よりモンテプルチャーノらしい果実味と高い熟度。ミネラルを十分に感じさせる。
Caniette
69066 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
Caniette
69068 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
Caniette
69069 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
Marche
2003
赤
750ml
7,500
〇
Marche
2001
赤
750ml
7,500
△
Marche
2000
赤
750ml
8,000
△
Marche
2006
白
750ml
2,200
△
Marche
2007
白
750ml
2,200
◎
Marche
2005
白
750ml
3,600
△
Marche
2007
白
750ml
3,600
〇
Marche
2004
白
375ml
4,900
△
750ケース/年。50%Sangiovese 50%Montepulciano 最良年のみ生産されるリゼルヴァでありトップキュヴェ。24ヶ月バリック熟成後10ヶ月ボトル内熟成。
Caniette
69078 Le
レ・カニエッテ
Offida Passerina "Lucrezia"
Caniette
69943 Le
レ・カニエッテ
Offida Passerina "Lucrezia"
オッフィーダ・パッセリーナ・ルクレッツィア
オッフィーダ・パッセリーナ・ルクレッツィア
100%Passerina 80%ステンレスタンク熟成 20%バリック熟成。
Caniette
69075 Le
レ・カニエッテ
Offida Pecorino"Io sono gaia non sono Lucrezia"
Caniette
69945 Le
レ・カニエッテ
Offida Pecorino"Io sono gaia non sono Lucrezia"
オッフィーダ・ペコリーノ・イオ・ソノ・ガイア・ノン・ソノ・ルクレッツィア
オッフィーダ・ペコリーノ・イオ・ソノ・ガイア・ノン・ソノ・ルクレッツィア
100%Pecorino バリック発酵 12ヶ月バリック熟成後、6ヶ月ステンレスタンク熟成。
Caniette
69944 Le
レ・カニエッテ
Sibilla Libica Vino Santo Offida Passerina
シヴィッラ・リヴィか・ヴィノ・サント・オッフィーダ・パッセリーナ
34
100%Passerina 厳しく選別した特別な葡萄のみを使用。機械を使わずに自然風のみで乾燥させる珍しいヴィンサント。
TOP
Azienda. Vinicola
Benito Ferrara
Tufo, Campania, Italia
ベニート・フェラーラ
グレーコの原種を栽培する数少ない造り手
南イタリアは長い歴史の中で、北の産地へ
の葡萄供給源となっていた。 今でこそ注
目されているカンパーニャも例外でなくマス
トロベラルディーノ以外に高品質ワインを生
産していたカンティーナは存在しなかった。
しかし幸運なことに、カンパーニャには他の
何処にもない個性的な葡萄が存在していた。
アリアニコ種は勿論のことフィアーノ、そして
グレーコである。 ヴェズヴィオ火山に由来
する硫黄を多く含む火山岩土壌と南らしい
豊富な日照とこれらの品種は最高の相性
を見せ、数多い地品種の中でも群を抜いて
個性的なワインとなりえた。 カンパーニャの
白品種の双璧はフィアーノとグレーコだが、
どちらも素晴らしい個性を持ち合わせている。
グレーコの特徴的なナッティな風味や柑橘系のアロマは強烈でその果
実感は非常に厚みのあるもの。 更に酸度も高く、果皮には白葡萄とし
ては少し多めのタンニンも含む。 10年程度の熟成にも耐えうるポテン
シャルを持ちながら若い内からも個性を十分に発揮してくれる。(熟成し
て全てが溶け合うとリースリングのように繊細で美しい余韻を持つよう
に) このグレーコはカンパーニャ全域で栽培されているが、なんと言っ
てもサン・パオロ・ディ・トゥーフォが別格であろう。 ひとまわり大きなワイ
ンとなり、力強さを増す。 ベニート・フェラーラはこのサン・パオロ・ディ・
トゥーフォに畑を所有していて標高は400〜600m。 1880年に設立
だが、当時40ha あった畑は財産分与を繰り返し、現在では8ha。 し
かしながら古くから良い区画を所有していただけに、どの畑もほぼ南向
き斜面に位置し非常に良い条件が揃っている。 現オーナーはガブリ
エッラとその夫セルジオ。 セルジオは手作業で畑の管理を主に行い、
商品記号
造り手
Ferrara
69727 Benito
ベニート・フェラーラ
醸造に関してはパオロ氏が行う。 この蔵のグレーコ種は今や貴重な純
正のグレーコ種で力強さの奥に繊細な味わいを見せるという。 『フィア
ーノと比較してグレーコは攻撃的でアタックの強いワインだと思われてい
るかもしれない。 だけどサン・パオロ・ディ・トゥーフォの純正グレーコは
力強さだけじゃない。 若いうちはグレープフルーツのような果実味、少
し落ち着いてくると、とろっとした質感と複雑な余韻が出てくる。 そうい
う繊細な葡萄なんです。』 畑では極力化学薬品を排除し、撒くのは極
少量の銅と硫黄のみ。 雑草や除去した葉や枝はそのまま土壌に返
すという有機栽培をベースとした循環型農業を実践している。 もともと
サン・パオロ・ディ・トゥーフォは丘の上に位置し風通しが良い為に病気
やカビに侵されることが非常に少ないという。 彼等の最上のワインであ
るヴィーニャ・チコーニャは70年を超える樹齢のグレーコからなる畑1
00%で、収穫
は20kg づつ手
摘みされ、除
梗し5度で15
時間コールドマ
セラシオンに入
る。 優しくプレ
スし、18度程
度で1ヶ月間発
酵が続けられる。
ワインはグレー
コ最上のもので
あることは間違
いない。 焦げたアーモンドのような風味とグレープッフルーツの苦味や
塩分を感じさせドライ。 スケールの大きなワインだ。
ワイン
Greco Campania "Due Chicchi"
グレーコ・カンパーニャ・ドゥエ・チッチ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Campania
2007
白
750ml
2,300
◎
Campania
2008
白
750ml
3,000
◎
Campania
2007
白
750ml
3,500
〇
Greco 85% Coda di Volpe 15% フレッシュで少し苦味のきいた味わいにコーダ・ディ・ヴォルペの厚みが加わる。年間4000本のみ。
Ferrara
69935 Benito
ベニート・フェラーラ
Greco di Tufo
グレーコ・ディ・トゥーフォ
Greco 100% 果皮の色、旨味が上手に抽出されている。発酵・熟成は全てステンレスタンクを使用。
Ferrara
69728 Benito
ベニート・フェラーラ
Greco di Tufo "V.Cicogna"
グレーコ・ディ・トゥーフォ・ヴィーニャ・チコーニャ
Greco 100% 僅か1haのクリュ・チコーニャの葡萄のみを使用。樹齢は70年を越える。ステンレスタンクによる発酵は1ヶ月以上続き、熟成に関しても同じくステンレスタンクのみで6ヶ月間。圧倒的な凝縮感、
複雑味を持ちながらもグレープフルーツのような爽やかさ、苦味も。
Ferrara
69109 Benito
ベニート・フェラーラ
Fiano di Avellino
2006
白
750ml
3,400
〇
Campania
2008
赤
750ml
2,300
◎
Campania
2006
赤
750ml
2,700
〇
Campania
フィアーノ・ディ・アヴェリーノ
Fiano 100% Lapioに位置する畑から造られる。少し熟成することにより真価を発揮する。2006は特にバランスに優れエレガントな仕上り。
Ferrara
69726 Benito
ベニート・フェラーラ
Aglianico Campania "Passo del Lupo"
アリアニコ・カンパーニャ・パッソ・デル・ルポ
Aglianico 100% 濃厚な果実を感じさせながらもアリアニコらしい酸が飲み飽きさせない。2日目以降複雑味を見せる。
Ferrara
69111 Benito
ベニート・フェラーラ
Irpinia Aglianico "Vigna Quattro Confini"
イルピニア・アリアニコ・ヴィーニャ・クァットロ・コンフィニ
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。非常に硬く強い酸が支配的。6日間果皮浸透。発酵はステンレスタンク。熟成は70%がステンレスタンク。30%がバリック(一部新樽)で9ヶ月間。
3ヶ月間ボトル内で落ち着かせてから出荷。
Ferrara
69729 Benito
ベニート・フェラーラ
Taurasi "Vigna Quattro Confini"
タウラジ・ヴィーニャ・クァットロ・コンフィニ
Campania
2005
赤
750ml
6,500
△
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。標高は600mにもなる畑で昼夜の寒暖差が極めて大きい南西を向く畑。完璧に熟したアリアニコを収穫後、直に発酵槽に投入。マロラクティック発
酵からバリックに移す。30ヶ月間バリックにて熟成。
35
TOP
Azienda. Agricola
Perillo
Castelfranci, Campania, Italia
ペリッロ
樹齢90年 プレ・フィロキセラ コーダ・ディ・カヴァッロの実力
恐らく世界中で葡萄が開花してから収穫されるまでの期間が最も長い
産地、カステルフランチ地区。年によっては12月の雪が降った後に収
穫されることもあるという。ゆっくり少しづつと熟していく萄葡はタンニンも
アントシアニンも成熟し、高い糖度と高い酸度を両立させることとなる。
色々な要素が成熟し、複雑味を帯びていき、ワインは深みを手に入れ
ることになる。『収穫が遅いと雨が心配じゃないかって?雨季が過ぎた
もっともっと後に収穫するんだよ。だから雨は全く影響ないよ。』例年11
月中旬に入ってから収穫が始まるペリッロの畑はタウラジでも、そのワイ
ン名になっているタウラジ村ではなく、更に100メート程高い標高である
カステルフランチに位置する。標高は680メートル程度。この地域は年
間を通して夜は0℃近くまで気温が下がる。昼夜の寒暖差が激しく、丘
の谷間か
ら乾燥した
空気が入
り込む。地
中深くには
岩盤が張
り詰め、ミ
ネラルが
豊富であり
ながら痩
せた土壌
には樹齢
100年に近い伝統的テンドーネ仕立ての葡萄樹が並ぶ。『2003年が
酷暑だったって?カステルフランチは寒かったよ。収穫も11月の第2
週だったと思う。ここでは年によっては 12 月に収穫することもあるんだ。
葡萄が芽吹き、生育し熟成していく過程が長ければ長いほど葡萄は
色々な資質を備えるようになる。』との当主ミケーレ氏の言葉通り、ペリ
ッロのタウラジはまるでバローロのように力強く、しっかりとした骨格を持
っている。また、特筆すべきはペリッロの所有するカステルフランチに位
置する畑(3ha)に育つアリアニコの種類。コーダ・ディ・カヴァッロと呼ば
れるアリアニコの原種に近いクローンであり、その90%は90年を越す
樹齢となっている。そして90年を越す樹のほとんどはフィロキセラの害
を逃れたプレ・フィロキセラの樹となっているのだと言う。コーダ・ディ・カ
ヴァッロ(馬の尻尾の意)という名の通り、葡萄の房は通常のアリアニコ
よりも1.5倍程度長く垂れ下がり、果実と果実の間に隙間ができてしま
う位に実なりが悪い。果実自体は小振りでありながら果皮は厚くアントシ
アニンも豊富。更にはブルゴーニュのピノ・ファンのように結実不良果実
が1房に10粒程度入り込むのも特徴。通常のコーダ・ディ・カヴァッロの
1/4程度にしか育たない結実不良の小さな果実は成熟するスピードが
遅いので、この果実の色づきを待って収穫に入るのだと言う。とにかく、
信じられないくらいに通常のアリアニコと比べると果皮と比べて水分の
比率が低いことになる。果実と果実の間に隙間があり山間部の乾燥し
商品記号
69953 Perillo
ペリッロ
造り手
ワイン
Taurasi Riserva
タウラジ・リゼルヴァ
た風がその間
を通る為、収穫
時期が遅くなり、
雨や年によって
は積雪があっ
たとしてもベト
病やカビに侵さ
れる事がない
のだと言う。そ
して、アリアニコ
はタンニン、酸
共に豊富であ
る為、ゆっくりと樹の上で成熟していくことによりタンニンも酸も熟成して
いくことがワインにとって重要なのだという。何もかもが常識外とも思える
カステルフランチでのペリッロの仕事。更に驚かされるのが収穫量。『剪
定はしていない。高齢のコーダ・ディ・カヴァッロは自然と収穫量が少な
くなってしまい1つの樹に1房しかできないんだ。』果実が小さい上に実
なりが悪い。しかも1つの樹に1房しか付かない葡萄・・・。勿論、生産
本数、生産効率は極端に落ちることとなるのは言うまでもない。※タウ
ラジの規定が100キンタリ/ha のところペリッロでは35キンタリ/ha となっ
ている。畑では薬剤の使用を厳しく制限し、勿論除草剤も使用しない。
(正確には樹が病気に対して抗体を持っていることと高地で乾燥してい
る為病気自体が少ないのだそう)南西を向くカステルフランチの畑は棚
造りにも似た昔ながらのラジエッラ仕立。(この地域では昔から伝わる
仕立で葡萄樹と葡萄樹の間に他の野菜や果物を栽培していたそう。)
土壌は粘土質の奥にカルシウム豊富な岩盤があり地表には白い石灰
岩がところどころに顔を出している。下草は自然に残され 7 月に年 1 回
だけ刈り込みが行われるのみで基本的には不耕起が実践されている。
醸造所は自宅地下に位置し大樽5つと使用済みトノーが20樽程度と
いう家族経営のカンティーナで、畑はカステルフランチの3ha の他にモ
ンテマラーノに1ha カステルフランチに近いが砂質が混じる自宅裏に0.
5ha を所有する。これら全ての畑が全てタウラジを名乗れる区画であり、
畑毎に発酵、熟成させ熟成過程をチェックしながらタウラジにする樽と
アリアニコとしてボトリングすべき樽とに分けていくというが基本的には全
ての畑のワインがブレンドされる。また、購入した畑に樹齢の古いコー
ダ・ディ・ヴォルペが植わっていて自家消費用に少しだけワインを造って
いた。このコーダ・ディ・ヴォルペにも絶品。カンパーニャワインの歴史は
マストロベラルディーノが作ったと言って良いだろう。アリアニコを筆頭に
カンパーニャの固有品種を世界に根付かせた功績は大きいと思う。し
かし、これから歴史を作っていくのはこのペリッロを始めとする小さくとも
高品質に拘り本当のアリアニコの個性を追求する新しい試みの中から
出てくるのではないだろうか。
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Campania
2004
赤
750ml
参考上代 在庫
6,900
〇
樹齢90年を超えるプレ・フィロキセラのアリアニコがメインに使われる。1つの樹に1房しかつけないというこの老樹から収穫される葡萄は明らかに凝縮度合が違う。全ての要素が強く、ネッビオーロにも勝
る複雑味を持ち合わせている。カステルフランチから収穫されたワインは2年目以降のトノーで熟成。その他の畑から収穫されたものは大樽で熟成されている。
69954 Perillo
ペリッロ
Irpinia Aglianico Rosso
イルピニア・アリアニコ・ロッソ
Campania
2003
赤
750ml
4,500
〇
基本的にはタウラジと変らない。熟成期間が短いだけと言える。畑毎に熟成されている樽を定期的にチェックしていきタウラジの各畑のブレンド比率を決めていく。その過程で余ることとなる樽がこのアリア
ニコとなる。非常にお買い得と言えるキュヴェ。
36
TOP
Azienda. Agricola
C.O.S
Vittoria , Sicilia , Italia
コス
チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの透明感溢れるミネラル
『日雇い労働にとっても、学生にとっても、手の届く価格設定が我々の
設立当初からのポリシーなんだ。 勿論その思いは今も変わらない。』
創業者であり共同経営者で栽培から醸造までを手掛けるジューストと
ティッタは胸を張る。 『今日では私達のワインは以前より若干高い価
格になっている。 しかし、その品質と価格を見た場合、十分に納得し
てもらえるものであると思
っている。』 シチリア、ヴ
ィットリアでの高品質ワイ
ンの歴史は浅い。 実際
にコスが創業した80年代、
高品質少量生産ワイナリ
ーは皆無であったと言う。
ブレンド用白ワインの供給
地とされていたこの地域
で、高品質ワイン造りを志
し学生時代の仲間3人で
ワイナリーを立ち上げた。
当初、醸造所にはバリッ
クが並び、最先端の醸造
技術が導入された。 そ
の結果、無名の造り手コ
スは90年 代に入ると一
気に評価を上げ、名声は
シチリア内に留まらず、イ
タリア全土、更には海外でも高い評価を獲得していき、チェラスオーロ・
商品記号
造り手
69732 C.O.S
コス
ディ・ヴィットリアを代表
する造り手となった。
しかし、ジューストとティ
ッタの挑戦はここで終
わらない。 『ワインを
作ること自体は無意味
だと思っている。僕等
が興味を持っているの
は、このヴィットリアのミ
ネラル、土壌の力強さ
と自分達のキャラクタ
ーをワインで表現すること。』 更に栽培、醸造に関しても自然に任せた
ワイン造りへと傾倒していく。 畑では一切の薬剤を排除。 除草剤も
使用しない。 醸造所からはバリックが消え、大量のアンフォラが地中
に埋まり、ステンレスタンクから伝統的セメントタンクに変わっていった。
(現在はほぼ全てのワインがアンフォラ又はセメントタンクでの発酵、熟
成) 樽等の外部からの要素をできる限り削ぎ落とし、シンプルな中に
も深みを感じさせるワイン。 より研ぎ澄まされたような印象を受ける。
コスが畑を所有するヴィットリアはシチリア南端のラグーサの西に位置し、
オリーヴやグローヴ、アーモンドの樹が生い茂る。 農作物も建築もアフ
リカの影響を深く受けている。 イタリアの中でも特殊な文化を持つ地
域でその気候、土壌も独特。 特にコスが所有する一帯は石灰質とケ
イ素質が豊富で、更に凝灰岩と粘土質が混じる複雑な混合土壌で、
そのパワフルな土壌はワインに強い塩分を感じさせるほどのミネラルを
与えると同時に華やかな芳香をも与えてくれると言う。
ワイン
Cerasuolo di Vittoria
チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Sicilia
2007
赤
750ml
参考上代 在庫
3,300
◎
60% Nero d'Avola 40% Frappato di Vittoria 塩分の強いミネラル質と酸とのバランスに優れ、チェリーやプラム、特徴的な野生のハーブが強く出る。果肉のジューシーな甘さとミネラルの硬さが調和する。
69733 C.O.S
コス
Pithos Rosso
新入港
ピトス・ロッソ
Sicilia
2008
赤
750ml
3,800
〇
Sicilia
2008
赤
750ml
2,800
〇
60% Nero d'Avola; 40% Frappato di Vittoria 2008ヴィンテージよりDOCGチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの名称を排除。
69734 C.O.S
コス
Frappato
フラッパート
100% Frappato di Vittoria とにかくいくらでも飲める。この品種の特徴である華やかなプライマリーノートはいつまでも続く。香ばしく生き生きしとした香りだ。50%はアンフォラで熟成し残りはセメントタンクでの熟
成。これにより、さらにフラッパートの畑の石灰質な、白いミネラリーな要素がはっきりと感じられる。少し冷やしめで、16度くらいで飲んでほしい。
69735 C.O.S
コス
Nero di Lupo
Sicilia
ネロ・ディ・ルポ
2007
赤
750ml
3,300
〇
Nero d Avola 100% フォッサ・ディ・ルーポ区の葡萄。完璧なまでに美しいワイン。香からミネラルを感じさせる。ネロ・ダーヴォラらしい海に由来する豊富なミネラルを存分に楽しめる。透明感があり、酸は練れ
ていて質が高い。50%セメントタンク、50%アンフォラによる熟成。
69736 C.O.S
コス
Syre
シレ
Sicilia
2005
赤
750ml
5,400
〇
Sicilia
2007
赤
750ml
4,000
〇
2004
赤
750ml
8,600
〇
100% Nero d'Avola シーリ区の葡萄。
69911 C.O.S
コス
Maldafrica
新入港
マルダフリカ
Cabernet Sauvignon 45%,Merlot 45%,Nero d Avola 10% COSのルーツでもある記念碑的存在。ボルドーワインにも負けないしっかりとした骨格。
69737 C.O.S
コス
Contrada Labirinto
新入港
コントラーダ・ラビリント
Sicilia
50% Nero d'Avola 50%Cabernet Sauvignon 鮮新世時代に期限を持つ、中くらいの堅さの砂とアペニン堆積土による混合土壌。石灰とケイ石、石灰凝灰岩などによる堆積層で構成されるミネラルに富んだ土
壌。28日間のマセレーション後ピジャージュ。時々リモンタージュを行う。熟成は30hlのオーク樽で24ヶ月、セメントタンクで6ヶ月、ボトルで12ヶ月。
69738 C.O.S
コス
Pithos Bianco
69910 C.O.S
コス
Pithos Bianco≪1500ml≫
ピトス・ビアンコ
新入港
ピトス・ビアンコ・マグナム
Sicilia
2008
白
750ml
3,800
〇
Sicilia
2008
白
1500ml
8,000
〇
Grecanico100%。アンフォラによる4ヶ月の発酵・マセレーション熟成。アンフォラを使用したはじめての白ワインで偉大な個性を持っている。非常に濃い黄金色は酸化に強く、成熟した香りとフレッシュな香りの絶
妙なハーモニーをかもし出している。とても機密で、繰り返しよみがえる新鮮な果実、滑らかなタンニン、強いミネラル感と、芯の強さを秘めている。
69739 C.O.S
コス
Rami
ラミ
Sicilia
37
2008
白
750ml
3,000
◎
50%Inzolia 50%Grecanico 昨年とまったく同品種同比率であるにもかかわらず、明らかに複雑で深みのあるワインに仕上がった。10日間のマセレーションがワインをさらにリッチにし、エキゾチックなフルーツの香
りが岩そのものを髣髴とさせる強いミネラル感の上にしっかりと乗っている。シュナンやガルガーネガに類似するグレカニコという偉大な品種は、熟成にも耐えうる。
TOP
Azienda. Agricola
Girolamo Russo
Etna , Sicilia , Italia
ジローラモ・ルッソ
標高780m のエトナ火山北斜面から生まれる新生エトナ・ロッソ
長く協同組
合による低
価格ワインの
産地として捉
えられてきた
シチリアだが、
近年大きく変
わりつつある。
密植や収量
の制限、醸
造技術も革
新され高品
質ワイン産地
へと変貌をと
げた。 その
中心産地と
言えばエトナ
であろう。暑
い産地だけ
にエトナ・ロッ
ソは過熟気
味で野暮っ
たく、複雑味
に欠けるとい
う印象をお持ちの方も多いと思われるが、特にエトナの北側斜面、それ
も標高の高い畑からはそんなエトナのイメージとは無縁の上品で奥行
きのある酸を持ち合わせた何とも言えない魅力を持ったワインが生ま
れている。 エトナ特有の火山性土壌の黒い土と溶岩石から豊富なミ
ネラルを。 シチリアならではの強烈な陽光は北側斜面の為、適度に
制限され、過熟を防ぎ、標高の高さから夜間の強い冷え込みを得て果
実は高い糖度と質の良い酸を手に入れる。 エトナの北側斜面は非常
に良い条件を兼ね備えていると言える。 この付近の造り手と言えば、
パッソピッシャーロ(テヌータ・ディ・トリノーロ)やマルク・デ・グラッツィア
氏率いるテッレ・ネッレ(畑を貸している)、更には奇才フランク・コーネリ
ッセンと皆、素晴らしい結果を残している。 現当主ジュゼッペ氏は
2003 年にワイナリーを引き継ぎ、一族の財産である伝統を尊重しなが
商品記号
造り手
Russo
69763 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
らも革新的に厳しい基準をクリアした有機農法を取り入れ、古いものと
新しいものの調和をはかりながら新しい時代に突入した。 ワイン造りは
良き友人でもあるフランク・コーネリッセンの影響を受けつつも、ミクロク
リマの研究、畑ごとの醸造などに拘り、独自のスタイルを追求している。
畑はエトナ火山の北斜面標高約 650m から 780m の間に 25ha ほど
を所有し、15ha の葡萄畑のほかオリーヴ、ヘーゼルナッツなどを栽培。
樹齢は 50 年から 100 年を越えるものまであり、収量は1ヘクタールあ
たり 35 キンタルと超低収量。(これは頻繁な摘果と収穫時の選果によ
る結果である) 古い畑では葡萄樹の仕立てはアルベレッロというエトナ
の伝統的な株仕立てをそのまま引き継いでいる。 地理的にはランダ
ッツォ村の入口にある一番大きく最も標高の高いコントラーダ(クリュの
ことをシチリアではコントラーダと呼ぶのだそう):サン・ロレンツォ。 同じ
くランダッツォ村にある2つのコントラーダ:フェウドとカルデラーラ・ソッタ
ーナ。 カスティリオーネ・ディ・シチリア村にあるフェウド・ディ・メッツォ
の 4 箇所に分かれている。 それぞれの畑はそれほど離れていないの
にも関わらず、特に地元の土着葡萄であり高貴品種ネレッロ・マスカレ
ーゼ゙、またネレッロ・カプ
ッチョ(おそらくマスカレー
ゼの亜種)においても顕
著にその畑ごとの個性の
違いを示している。
2005 年が初ヴィンテージ
の新しいワインだが、それ
を感じさせない落ち着き
のある完成度の高いワイ
ンとなっていてガンベロ・ロ
ッソはじめ専門誌での評
価も非常に高い。 ジュゼ
ッペ氏はピアニストとして
も有名で、文学の教師で
もある。 『僕は、僕が今、生きているこのエトナの一部であるという意識
を語れるほど理性的に理解できてない。 もっとエトナを突き詰めて理
解することが大切。』と語るジュゼッペ氏は真面目で非常に温和な性
格。 彼は飲み手を裏切る仕事はしないと思う。 更に進化するジローラ
モ・ルッソは大きな可能性を秘めている。
ワイン
Etna Rosso 'A Rina
エトナ・ロッソ・アリナ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Sicilia
2007
赤
751ml
3,200
◎
Sicilia
2006
赤
750ml
4,600
△
Sicilia
2006
赤
750ml
4,600
△
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
Russo
69127 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
Etna Rosso "Feudo"
エトナ・ロッソ・フェウド
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
Russo
69128 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
Etna Rosso "San Lorenzo"
エトナ・ロッソ・サン・ロレンツォ
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2% いきなりエスプレッソ誌で5グラッポリ獲得。しかも18.5ポイントと高得点。濃密ながらエトナらしいエレガンスを感じさせる素晴らしい出来栄え。
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TOP
Distilleria
Sibona
Piobesi d’Alba , Piemonte , Italia
シボーナ
U.T.F(蒸留所商取引監督機関)認定第1号 最古のグラッパ蒸留所シボーナ
ピエモンテの蒸留酒の歴史
は古い。 1443 年にこの地
域での税関書類上に蒸留
酒の記述を見つける事が出
来る。(この当時はグラッパ
という名称ではなかく、プラン
タと呼ばれていた。) ピエモ
ンテがアクアヴィーテを生産
している歴史ある州の 1 つで
ある事が窺える。 ピエモン
テ州アルバから数キロメート
ル離れたピオベジ・ダルバの
ロエロ地区にシボーナ蒸留
所は位置する。 ピエモンテ
州だけでなく全州のソムリエ
から厚い信頼を集め、星付
きリストランテには必ずと言っ
て良いほどにオンリストされ
ている老舗ディステレリア。 その歴史は100年を越す。 U.T.F(蒸留
所商取引監督機関)の登録ナンバーは NO.1となっていて、全国で最初
に登記されて最古の蒸留所のひとつである。 長い歴史の中で、一度
もぶれることなく品質至上主義を貫いてきたシボーナは造り手からの信
頼も厚い。 コンテルノ・ファンティーノ、レナート・ラッティ、マッソリーノ、
ピオ・チェザーレ、ヴィエッティ、ボルゴーニョ、エルヴィオ・コーニョ・・・。
シボーナへヴィナッチャを提供する周辺の生産者もビッグネームが揃
っていて、皆、最高の状態で搬入に協力してくれるという。 設立当初
商品記号
造り手
69956 Sibona
シボーナ
よりシボーナは葡萄
の搾りかす(ヴィナッ
チャ)の鮮度に強い
拘 り を 持 っ て いる 。
更に、単一品種での
グラッパ造りに拘り
続けてきた。 厳選
された新鮮なヴィナ
ッチャを使って、そ
れぞれの葡萄の香
や成分を最大限に
引き出す。 香り高く、
その年の葡萄のアロ
マを表現したグラッ
パを目指している。
また、葡萄の性質に合わせてステンレス、もしく
は木樽での熟成を行っている。
『アマーロ新発売』
2010年、長年研究を続けていたアマーロが販
売開始された。伝統的なアマーロ製法に拘り、
アニス、ナツメグ、キナの根、りんどう、セージ、
ライム、ミルラ、かんぞう、ウコン、タイム、レモン、
大黄、ヤグルマギク・・・。シボーナらしく手造りに
拘り田舎くさいある意味アマーロらしい味わいに
仕上がっている。
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
N.V
蒸留
700ml
4,000
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
〇
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,600
〇
Piemonte
N.V
蒸留
700ml
3,600
〇
Piemonte
N.V
リキュール
500ml
3,500
◎
年1回10月予約受付 Piemonte
N.V
チョコレート
300g
4,600
×
新入港 ≪Distilla≫Monovitigno Grappa di Nebbiolo
ディスティッラ・グラッパ・ディ・ネッビオーロ・ステンレスタンク熟成
69511 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Dolcetto
69512 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Moscato
69513 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbera
69514 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Arneis
69515 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Brachetto
69516 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbaresco
69517 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barolo
69518 Sibona
シボーナ
Liquore all'Aloe e Miele in Grappa Finissima
69519 Sibona
シボーナ
Liquore alla Camomilla in grappa Finissima
69955 Sibona
シボーナ
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・ドルチェット・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・モスカート・樽熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バルベーラ・樽熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・アルネイス・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・ブラケット・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バルバレスコ・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バローロ・樽熟成
アロエ(アロエヴェラとハチミツを加えたグラッパ)
カモミッレ(カモミールのリキュールを加えたグラッパ)
新入港 Amaro Sibona
アマーロ・シボーナ
Sibona
Gocce di Grappa
シボーナ
ゴッチェ・ディ・グラッパ(グラッパ入チョコレート)
年1回輸入。寒い時期に入ってから手造りされるグラッパ入チョコレート。中身のグラッパはモスカート。
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参考上代 在庫