「平成19年基準 公共建築工事積算基準の解説」(建築工事編)講習会の質問 □建築工事 No. ページ 項目 番号 1 質 問 回 答 枠組本足場(手すり先行方式)掛面積当たり単価で積算した場合、足場最上段に 枠組本足場【手すり先行方式】標準歩掛りにおける仮設資材の所要量は、一定 手摺、つま先板板付布枠が標準的に装備されていると解してよろしいか。 面積の足場設置を想定した際に必要となる資材数量から設定しており、足場最 上段の「板付布枠」及び「つま先板(幅木)」についても含まれています。 なお、足場最上段に設置する安全手すりについては、足場設置の一連の作業 により設置されることになりますが、枠組本足場【手すり先行方式】標準歩掛りに は安全手すりの資材及び手間を含んでいないためため、安全手すり【手すり先行 工法】を別途計上する必要があります。 61 (参考3) 36 表-1 4 50~53 建設工事に下請け(電気設備工事または機械設備工事)を含んで発注する場合 に共通費を算出する際、下請け工事の一般管理費等が元請工事の一般管理費 等を算出する際にも含まれるが、これにより下請け工事の一般管理費等が二重 に計上されていることにはならないか。 61ページの参考例は、建築工事に電気設備工事及び機械設備工事を含め発注 するいわゆる一括発注工事の場合の工事費積算例となります。 一括発注の場合、仮に建築工事に電気設備工事を含ませて一括発注したとす ると、一般的には建築工事業者が元請業者として工事全般を管理し、電気設備 業者は下請業者として工事に参画し電気設備工事範囲を管理する工事体制によ り工事運営が行われることになります。工事費積算においては、この工事体制に 基づき建築工事業者には元請業者として必要な費用を、電気設備工事業者には 下請業者として必要な費用を積算することになります。下請業者である電気設備 工事業者は、電気設備専門工事業者を統率し現場管理等を行うことになるため、 下請け仮設費、下請け現場管理費及び下請け一般管理費等から構成される下 請け諸経費を計上することとしています。また、元請業者である建築工事業者 は、電気設備工事範囲も含む工事全般を統括し現場管理等を行うことになるた め、共通仮設費、現場管理費及び一般管理費等いわゆる共通費を計上すること になります。 共通仮設費を算出する際、現場事務所を設置しない場合は低減する必要はある 共通仮設費率に含まれる仮設建物費のうち、発注者がその設置の有無を指示 か。 する監理事務所を除き、個別工事の状況に応じて請負者がその設置を判断する 低減する場合は、低減率はいくらになるか。 現場事務所(請負者用)等については、その有無による共通仮設費率の低減は 行いません。 建設発生土のトラック運搬日数の算出について 建設発生土のダンプトラック運搬日数は、ダンプトラックが1日で最低限何往復で きるかにより、距離毎にその回数を定めています。1m3当りのダンプトラック運搬 「積算基準 平成19年版」P50~53掲載の各運搬日数の算出根拠を教えてくださ 日数の算定は、次式によっています。 い。 ダンプトラック運搬日数=1/(積載量×往復回数) Cm(サイクルタイム)=β ・L + α (min) を基に算出されているのであれば、下 DID区間無し、ダンプトラック10t積みとすると、距離毎の運搬日数(100m3当 記項目データを教えてください。 り)は以下のとおりです。 ・DID区間の β 値 ・自動車専用道路の最高速度別 β 値 積込機械等 (平積)m3 バックホウ 0.6 人力 ダンプ 10t車 0.35 10t車 6t車 0.2 4t車 2t車 積込時間 その他時間 α 値 60km以下 1/(5.5×2)→0.0909→9.1 49.5km以下 1/(5.5×3)→0.0606→6.1 22.5km以下 1/(5.5×4)→0.0454→4.5 15.5km以下 1/(5.5×5)→0.0363→3.6 11.5km以下 1/(5.5×6)→0.0303→3.0 積込機械 バックホウ 0.8m3 積戴量 10t積みの場合 5.5m3 4t車 2t車 5 16 8 市場単価では仕上げ工種に施工規模がありませんが、小規模工事でも単価の補 工事量が僅少の場合、工事場所が点在する場合及び工程上連続作業が困難 正はできませんか? な場合などについては、施工に係る手間等が相当程度増加するものと想定され ますので、標準である市場単価によらず、工事工程等を考慮した材料及び人工 数により単価を算定する必要もあると思われます。また、改修工事において市場 単価を採用する場合は、執務中の建物での工事であり新築工事と異なり施工に 対する制約が多く作業効率が低下することから、市場単価の補正を行う必要があ ると考えられます。なお、改修工事につきましては、本書271頁の「第3章 改修工 事」をご覧下さい。 7 45 3.(1)② ・工事実績情報(CORINS)の登録等に要する費用 「500万円以上2500万円未満の工事に計上する」とあるのは現場管理費率には 含まれていないということでしょうか。 ( )書きで2500万円以上の工事については含むと書かれているため、ご回答よ ろしくお願いいたします。 9 39~40 Ⅲ-2-(3) 共通仮設費率に含む内容として、動力用水光熱費が含まれていますが、工事に 共通仮設費率に含まれる動力用水光熱費は、引込費用施設費及び使用料金 必要な水道・電気を無償で提供する場合、率の補正をする必要はあるのでしょう であり、工事に際し必ず必要となる工事用電力や仮設建物等で使用する電力等 か。 の費用であることから、一般的には設計図書に有償にて使用できる旨を明示し、 共通仮設費に含むこととしています。ただし、この場合においても、既存設備を有 償利用するかあるいは発電設備等を自前設置するかは、請負者の判断によるこ とになります。 なお、お問い合せにある無償で提供できる場合が、仮に使用料金を無償とする ことが可能な場合とすれば、工事用電力設備等の設置費用を考慮したうえで、補 正を行うことはできると思われます。 42 Ⅲ-2-(5) その他工事として表-6に示されていますが、最近、薄層の土壌で施工できる屋上 緑化や壁面緑化工事がありますが、これらもその他工事として考えて良いので しょうか。今後、実施例も増える事が予想されますので、解説の方にも明記しては どうでしょうか。(新築では、植栽及び緑化工事、改修では環境配慮改修工事に 含まれているので、植栽工事とは別の位置づけかと思ったのですが。) 屋上緑化や壁面緑化については、現行各率算定の基となった調査時において は一般的な工種では無く、また全ての工事に含まれる工種でも無いことから、通 常の建物本体工事に含まれない工事と考え、「その他工事」として取り扱ってよろ しいのではないでしょうか。今後の状況により、解説への掲載を検討したいと思い ます。 41 151 Ⅲ-2-(1) Ⅳ-4 鉄骨建方に使用する機械(トラッククレーン)は、揚重機械器具として、共通仮設 費に積み上げれば良いのですか? (鉄骨工事で積み上げるのではなく。した がって、共通仮設費と現場管理費の対象としない。) 鉄骨の現場建て方に使用する揚重機械(トラッククレーン等)費用は、共通仮設 費の「揚重機械器具に要する費用」として、共通仮設費に別途積み上げることとし ています。 なお、同費用は現場管理費算定の対象となります。 92 Ⅳ-4-(4) 表1-13はRC・SRC造の場合ですが、S造の場合はありますか? S造の場合は、外装に仕上げを施す場合と仕上げを施さない場合とでは、足場 の平均設置日数が異なります。前者の場合は、表1-13「サッシ取付けまで」を 準用し、後者の場合は、同表の「躯体まで」を準用することとしています。 12 44 ⑤ 「営繕工事」とありますが、土木工事(造成、舗装、給排水、汚水、植樹など)はこ 公共建築工事積算基準類は、建物及び建物に付随する構内(舗装、植栽、給 れに当たりますか? 排水及び電力等)に関連する工事を対象として整備されています。一般的には、 公共建築工事標準仕様書が適用される範囲と考えることができると思われます。 44 ⑤ 「機械設備工事等」の「等」とは、例えばどのようなものですか? 現行の現場管理費率を定めた際の実態調査時点においては、工事費実績情 報の登録対象工事が2,500万円以上となっていましたが、その後500万円以上の 工事に登録対象が拡大されたため、500万円以上2,500万円未満の工事について は現場管理費に工事実績情報の登録に要する費用を別途積上げることとしまし た。なお、2,500万円以上の工事については、現場管理費率による費用に工事実 績情報の登録に要する費用を含むものとしています。 昇降機設備工事があります。 「平成19年基準 公共建築工事積算基準の解説」(建築工事編)講習会の質問 No. ページ 項目 番号 273 4(1)④ 19 質 問 「労務歩掛りを割増し」とありますが、例えばどのくらい割増すのか、判断する材 料はありませんか? 回 答 労務歩掛りの割り増しは、作業効率が低下する要因により異なることから、一律 に設定するのは困難です。「公共建築改修工事の積算マニュアル」(P169)で は、施工条件により異なりますが、新営工事に対して5~20%の作業効率の低 下が考えられるとしています。 1. 昔掲載されていた記憶があるのですが、杭の鉄筋材料が12m定尺の記述が 1.基本的な考えは変わりません。一般的に杭に使用される鉄筋は、建物に使用 削除されたのはなぜなのでしょうか? (現場打ち杭の鉄筋ロス(3%)の根拠説 する鉄筋に比べて長尺ものが使われるため「数量基準」に基づきロスを3%程度 明に使用しておりました。) としています。 2.ポンプ打設の30m3未満はどの様に対応すれば宜しいでしょうか? (ポンプ打 設は30m3以上からしか無いようです。) 3.コンクリートの打設手間について、ポンプ打設と人力打設の扱いを変える目安 は何m3で変えたら宜しいでしょうか? 2.市場単価に無い細目単価は、「公共建築工事積算研究会参考歩掛り」等を参 考に補正します。なお、市場単価の補正については、本書297ページ以降の「参考 資料」をご覧下さい。 3.コンクリート打設手間のポンプ打設と人力打設の扱いは、コンクリート打設部 位や打設数量等の個別工事毎の状況を加味し検討することになります。 4.基本料金の考え方として、何m3あったとしても、打設区分に対し1回の基本料金 4.市場単価における基本料金の単位「回」は、ポンプ車1台、1回当たりの価格 を積み上げと考えるのでしょうか? (例えば、『打設区分に1回かつ150m3ごとに とされています。従って、1回当たりの打設数量や打設時の現場状況によって 1回』のような取り決めはないのでしょうか? は、複数のポンプ車設置について検討する必要もあると思われます。 5.鉄骨建方機械の選定で、建物スパンとは建物の最大スパンとの記述のようで すが、1スパンの長さが最大の物を建物スパンとして採用するとの解釈になるの でしょうか? (建て逃げしていく考え?)(建物の辺の長さの半分を建物スパンと する意味合いではないですよね?) 20 88 6) 5.本書図7-1の場合は鉄骨建て方機械の選定は施工条件として、建物4周か ら施工できる場合としています。従って、揚重機側の建物スパン(短辺方向)の1 /2と最大吊り上げ荷重により建て方機械の選定を行います。なお、建て逃げし て行く考え(屏風建て)の場合は、本例等を参考にしつつ鉄骨建て方機械の選定 をすることになります。 「・・・・・・安全手すりの数量は水平長さとする。」とありますが、考え方を確認した 安全手すりは、足場の中心の水平長さ(①)となります。 いのですが。 1)①を計測する。 2)②+③を計測する。 90 9)① 「養生シート張りの数量は、外部足場の掛面積とする。」 考え方を確認したいの 垂直養生シートは、足場の掛面積と同一面積とするため、足場の中心の水平長 ですが。 さ(①)より算定します。 1)①を計測する。 2)③を計測する。 90 9)③ 「小巾ネットの数量は・・・・・外部足場の水平長さとする。」の考え方について。 小幅ネットは、足場の中心の水平長さ(①)より算定します。 1)①を計測する。 2)④を計測する。 以上、計測方法について教えてください。 21 1 講習会資料第 予決令80条の予定価格の作成に際して考慮すべき内容 1章 予決令第80条第2項では、 「予定価格は、契約の目的となる物件又は役務について、取引の実例価格、需 給の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期間の長短等を考慮して適正に定め なければならない。」とありますので、この規定と当該工事の特性に応じた考慮が 必要となります。 24 68 (2) 複合単価で算出して良い工事工種または項目等、具体的に示してもらいたい。 (下請経費等を計上して良い工事項目は?) 鉄骨工事がそれにあたるのでしょうか? 「公共建築工事標準単価積算基準」において、歩掛りによる複合単価及び市場 単価を適用する細目工種について定めています。また、歩掛りにおけるその他 (下請経費等)については、同基準の第1編総則の表3-1-1~3に工種毎のそ の他の算定に必要となる、要素とその率を定めています。 なお、建築工事においては、全ての工種において歩掛りによる単価(複合単価) する場合には、下請け経費を含めます。 25 44 ③ 建築工事、電気設備工事及び機械設備工事のいずれかを一括して発注する場 改修工事において建築工事が下請けになり、「その他工事」及び鉄骨工事が含 合の下請け共通費の算定について、下請けとなる工事にその他工事、鉄骨工事 まれる場合の下請け諸経費は以下の算定方法によります。 がある場合の算定方法はどのように考えればよろしいでしょうか。 ①下請け諸経費の算定において、「その他工事」及び鉄骨工事を含む。 ②下請け仮設費では、「その他工事」を1%、鉄骨工事を3.24%×0.9×0. (下記①~③の方法でよろしいでしょうか) 3により算定します。 ①下請け諸経費の算定において、その他工事は除く。 ③下請け現場管理費は、「その他工事」を2%、鉄骨工事を当該純工事費の合 ②元請けの共通費の算定において、鉄骨工事を含める。 計額に対応する現場管理費率×0.6×0.6により算定します。 ③下請け諸経費の算定において、鉄骨工事を含める。 ④下請け一般管理費等は、当該工事原価の合計額に対応する一般管理費等 (鉄骨工事の下請け仮設費:共通仮設費率×0.9×0.3) 率により算定します。 40 ② 監督員事務所を設けない場合の補正値について新営工事、改修工事、その他工 事、電気設備工事、敷地が異なる複数の工事等を一括して発注する場合の補正 値は、全ての直接工事費を含めた規模毎の補正値を採用すればよろしいです か。 27 52 Ⅲ 公共建築工事共通費積算の解体工事の費率はどう扱っていますか? 通常の建物新築工事に既存建物等の取り壊し工事が含まれる場合、取り壊し 工事については「その他工事」として扱い、取り壊し工事の直接工事費に対して 共通仮設費率を1%、純工事費に対して現場管理費率を2%としそれぞれ算定し ます。また、一般管理費等については、一般工事及びその他工事の区別無く、工 事原価の合計額に対する一般管理費等率(建築工事の率)により算定します。 28 43 47 50 (6) (6) (4) ・その他工事を単独で発注する場合の共通費の算定において 一般工事の経費率を用いて算定することはできないのか。 ・『その他工事を単独で発注する場合』とは、直接専門工事業者へ発注するケー スのみを想定しているのか。 ゼネコンに撤去工事のみを発注する場合はどのように取り扱うべきか。 「その他工事」を単独で発注する場合とは、「その他工事」とされる工事を専門 工事業者等を対象に直接発注する場合を想定しています。「公共建築工事共通 費積算基準」は、総合工事業者へ工事を発注する際の共通費の積算に係る事項 を定めているため、専門工事業者へ専門工事(その他工事)を直接発注する際に は適用することができません。よって、専門工事業者からの見積りを参考に、共 通費等を算定することになります。 なお、総合工事業者へ撤去工事(取り壊し工事)を含む工事を発注する場合 は、同基準により共通費を算定することになります。 同一敷地内の複数の工事(新営工事)の場合は、直接工事費の合計額に対す る共通仮設費率を求め、この率からP40②仮設建物費の監理事務所を設けない 場合の補正値を減ずることになります。 なお、改修工事及び「その他工事」はご推察のとおりです。 敷地が異なる複数の工事(新営工事)の場合は、それぞれの敷地ごとの直接工 (下記の方法でよろしいでしょうか) 事費の合計額に対する共通仮設費率を求め、この率から上記と同様に補正値を 新営工事90,000,000円 改修工事5,000,000円 その他工事7,000,000円の場合の 減ずることになります。 共通仮設費率、 新営工事 : 共通仮設費率-0.26% 改修工事 : 3.46%-0.12% その他工事 : 1% 「平成19年基準 公共建築工事積算基準の解説」(建築工事編)講習会の質問 □建築工事 No. ページ 30 Ⅳ 項目 番号 第5節の2 質 問 コンクリートの温度補正については、別途計上の旨明記してある が、「標準仕様書」で示されている単位水量を満足させるために は、ほとんどの工場でAE減水済の使用が求められる。 この計上については、コンクリート単価に含まれるものとして取り 扱ってよいものか。 31 131 3-3) 「④鉄筋加工組立の太物、細物鉄筋は標準的な構成比とする。」と 市場単価は、事務所・庁舎、住宅等の標準的なラーメン構造又 記載がありますが、これは市場単価が“標準的な構成比”となって は壁式構造で、標準的な太物・細物の構成比による単価と考えら いると考えてよいのでしょうか? れます。 36 21~22 内訳書標準書式 「建設リサイクル法に伴う工事」や「ホルムアルデヒト等揮発性物 21ページ以降の内訳書式は、新築工事に適用する内訳標準書 質の濃度測定」等の項目の計上先がありませんが、これらの工事 式を示しております。また、改修工事における内訳標準書式につ 項目の扱いはどのように考えられていますか。 いては、69ヘページ以降に掲載しています。 改修工事において設計図書に撤去すべき目的物が明示された 場合については、直接工事費に撤去費用と撤去に伴井発生した 材の処理(運搬・処分)費用を計上することとしています。また、「ホ ルムアルデヒド濃度測定」が設計図書に特記された場合、その費 用は共通仮設費の試験費の項目に当るものとし、共通仮設費に 積上げ加算することとしています。 39 92 第1節 仮設 「転用率」について 「P106 表1-33において、転用率を0.5として・・・」との説明がありま したが、「転用率」とは「損率等」のことですか? また、P92にある表A1-1-21とは、どこにありますか? 内部仕上足場の数量は、設置範囲の床面積としていますが、内部 仕上足場を複数階に設置する場合は、設置期間の一部重複等は ありますが繰り返し使用(転用)されることが一般的であることか ら、実際の搬入予定量は掛面積より少なくなります。従って、仮設 材の賃料のうち、基本料の算定については実際の搬入予定量を 対象として、転用階数に応じた補正を行います。この際、用いる率 を転用率といい、転用階数に応じた表A1-1-21の率によります。 なお、表A1-1-21(転用率)は、「公共建築工事標準単価積算基 準」第2編建築工事第1章新営工事第1節仮設の標準歩掛りの表 番号を示します。 また、当研究所発行の建築コスト研究№58(2007.7 SUMMER) P78 に転用率に関するQ&Aが記載されていますのでご覧いただ ければと思います。 解説書内の文章の訂正について、何箇所か説明があったが、一 覧にしてまとめてほしい。(説明が早く、聞き取れなかった) 当研究所のインターネットホームページ (http://www.ribc.or.jp)でご確認下さい。 41 回 答 コンクリート単価は、呼び強度とスランプの値によります。「公共建 築工事標準仕様書」(以下「標準仕様書」という)では、単位水量及 び水セメント比の最大値が規定されており、この調合のために必 要となるAE減水剤等も価格に含まれています。 また、温度補正は、標準仕様書の規定(6.4.5調合強度)により、コ ンクリート強度の気温による補正値(T)を適用することになります。
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