学校法人工学院大学学園広報誌 140 VOL. 2004.11.20 CONTENTS ●高等学校校舎 新築計画について ●特色ある大学教育支援プログラム ●現代的教育ニーズ取組支援プログラム ●シリーズ 動き出した大学改革 ●総合研究所SMBCに関すること ●「理科教育振興部門」発足 ●理科論文表彰 ●大学成績優秀学生奨励金対象生、 大学院進学奨励学費減免対象生が決定 ●各種トピックス ●学事予定 走 の 原 動 力 と な っ た の で す ︒ 術 者 の 精 神 が ︑ 自 動 車 発 展 た ︒ ︿ 決 し て 満 足 し な い ﹀ 技 ト 号 と い う 電 気 自 動 車 で し し た の は ︑ ル ・ ジ ャ メ ・ コ ン タ ン 初 1 0 0 k m / h を 突 破 開 催 さ れ ま す ︒ そ し て 史 上 8 年 後 に は ︑ 早 く も レ ー ス が ガ ソ リ ン 自 動 車 を 開 発 ︒ そ の 年 に は ︑ ベ ン ツ と ダ イ ム ラ ー が ル コ ト ハ 挑 戦 言 わ れ て い ま す ︒ 1 8 8 6 ら れ ︑ 時 速 9 キ ロ で 走 っ た と 砲 車 を 牽 引 す る 目 的 で つ く ニ ョ ー の 蒸 気 自 動 車 が 誕 生 ︒ 始 め ま し た ︒ 1 7 6 9 年 ︑ キ ュ 明 を 手 に ︑ 速 さ へ の 挑 戦 を タ ー ︒ 人 は 自 動 車 と い う 発 け る ︑ 地 上 最 速 の 動 物 ︑ チ ー し な や か な 姿 態 で 荒 野 を 駆 速 度 1 1 0 k m / h 以 上 ︒ http://www.kogakuin.ac.jp/ TOPICS 高等学校 http://www.js.kogakuin.ac.jp/ 高等学校校舎 新築計画について 調整に苦慮いたしました。 備と増設、図書館跡地の緑化などです。 氏(1999年建築学科都市建築デザイン A案からH案の主なデザインコンセプト は下記の通りです。 ●このキャンパスの主役は生徒たちである。 このような形で実施設計準備段階 たのですが、キャンパスの詳細な敷地 このたび、この様な形で基本設計担 画である。 調査と高圧線の高さについて東京電力 当の機会を得ましたことは、学園の の専門測量の結果、 「屋上プール」の 方々のご理解とご支援によるもので 一部が高圧線に抵触することが判明し す。また建築系学科教員として、その ました。そこで再度、地上でのプール 責任の重さを痛感しております。 今後は、確かな実施設計と精度の高 し、特に北棟の講堂、教員室、特別教 い施工を期待し、さらには学園側責任 室などの見直しでスリムな平面に落ち 者として、より良い校舎の竣工を見守 着きました。また図書室については新 りたいと思います。 配置する。 校舎と一体化し、中学校舎に近い場所 ■建物概要 以上のようなコンセプトで設計が進め に配置した最終基本設計図が決まりま ●高校と中学校舎との視覚的一体化を 図る。 ●図書館については中学校舎との中間に ▲グラウンドより南立面を見る られ、平面計画では明快な配置を前提 した。最後にプールの配置については、 に、それぞれ機能別空間群ゾーンに分 城戸校長をはじめ関係の方々と検討 設については、2001年春に中学校舎が け、4ヶ所の階段室で結ばれています。 し、図書室北側に設置することが決ま 竣工し、高校校舎、体育館、図書館な 立面計画は西日対策と日除けの問題、ア りました。 どは既存のままで、特に校舎について トリウムの採光とその調整、屋上緑化と は耐震補強が求められるなど建設時か 理科系の象徴としてのミニ天文台など新 ▲北側外観 校舎建設時から問われておりました。 ャンパス内を対角線に走る高圧線で、そ 学が2003年初秋に八王子キャンパスに 校地建設部会:基本設計担当責任者」 の直下の建築制限がありました。 隣接した犬目キャンパス(仮称)の入手 建築全般・デザイン:望月大介、構造計 配置計画は南側にクラスルーム3層24 が決まり、その結果、この敷地の一部 画:小野里憲一助教授(建築都市デザイ クラス、北側に特別教室、講堂、さらに を高校仮校舎に当てることで建築計画 ン学科)、設備計画:野部達夫教授(建 西側に事務管理関係諸室を配置した構 が決まりました。 築学科環境建築コース)の構成でスター 成です。特に4階まで吹抜空間のアトリ トいたしました。 ウムとし、室内空間に視覚的一体感を 高校校舎の建て替えについては、本 基本設計とそのプロセス 素案A案からE案まで5案を作りました 持たせるものですが、大学新宿校舎と 中学校舎建設にあたり、私が大学側 が、これらの与条件は現況のプール、図 の共通のイメージをされればと考えまし の専門委員として参加した経緯から、高 書館を残すことが計画の前提でした。そ た。その後、プールを屋上階に載せ、校 校校舎新築計画に伴う基本計画につい の後、高校の教員方にヒヤリングをお願 地の有効利用を図るべきとの意見があ て、理事会より2003年10月に素案を諮問 いし、E案が支持されました。規模は4階 り、計画F案からH案の3案を提案しまし されました。ここで素案から基本設計を 建て延べ床面積約8500〜9000m2で現在 た。問題は構造的負担よりもプールの どのように進めるべきか常務理事会で 地での再構成です。ここでの問題は、キ 大きさと、その階下の諸室配置と構成の Mado vol.140 たな提案が含まれています。 外構計画は玄関側の門および庭園整 審議され、その位置づけとして「八王子 竣工は2006年春を予定しています。 設置案を検討し、平面と配置の修正を を促す。 ら40余年を経て、その再生計画が中学 り、9月末に完了しました。新校舎の ションの活性化を促すキャンパス計 ●ホームルームを中心に諸室への展開 八王子キャンパスでの中学・高校施 コース卒業)】を中心に実施設計に入 (株式会社 日建設計が担当)に移行し 覚的繋がりを図る。 1 基本設計案の確定 ●生徒間および教職員のコミュニケー ●アトリウム空間を通して学内全般の視 はじめに 志郎氏(1993年建築学科卒業)、浦 俊弥 備と南側テラスの植栽、既存駐車場の整 敷地面積:約24,200m2 建築面積:約2,800m2 延床面積:約9,400m2 構造・規模:鉄筋コンクリート造4階建 (天体ドーム5階) 外装屋根:アスファルト防水、ウッ ドデッキ、 屋上緑化 外 壁:モザイクタイル貼り+コンクリート化粧打放し 文責:望月 大介(新校舎基本設計責任者、 まとめとして 建築都市デザイン学科教授) このような経過を経て「高等学校校 舎基本設計図」が2004年6月に確定し、 (透視図製作: (株) 日建設計および 本学大学院建築学専攻1年内藤 巧) 日建設計の担当者【本学卒業生:朝田 ▲プールを望む北側外観 ▲アトリウム内観 Mado vol.140 2 TOPICS 大 学 第1部・第2部 http://www.kogakuin.ac.jp 」 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム 「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP) (現代GP) 」 に選定される を2年連続で獲得する 昨年度選定された 「産学連携型の新しい 文部科学省は、9月24日に本年度新規 い工学教育プログラム」の選定に引き続き、 工学教育プログラム」 は、従来の知識力に加 事業である 「現代的教育ニーズ取組支援 の平成16年度選定分が7月30日に発表され 本年度も 「理科教室」 が選定され、全国私立 えて人間力を兼ね備えたグローバルエンジ プログラム (現代GP) 」の審査結果を発表 ました。この中で、本学の大学と地域・社会 大学では慶応大学、中央大学そして本学の ニア 「国際的に活躍できるエンジニア」 を、企 しました。ここで、本学が提案した「グロー との連携の工夫改善に関するテーマ 「理科 3校のみという名誉ある2年連続の選定とな 業と連携したECP(Engineering Clinic バルエンジニア育成における英語教育」 が 教室の展開と支援学生への教育波及効果」 り、本学が実施している教育プログラムの Program)教育により育成するもので、導入 選定されました。 平成15年度から始まった文部科学省「特 り組みに関するテーマ 「産学連携型の新し 色ある大学教育支援プログラム (特色GP) 」 が選定されました。 「質」 と 「個性」 が高く評価されました。 教育、エンジニアのための倫理教育および 企業から生きた研究テーマの提供を受けて この「現代的教育ニーズ取組支援プロ この特色GPは、個性輝く大学づくり、国際 本年度選定された 「理科教室の展開と支 実施するなど、産学連携型の新しい工学教 グラム」 は、大学の個性化・多様化や国際 競争力の強化、基礎学力の充実、大学にお 援学生への教育波及効果」 は、平成6年度 育の技法を積極的に取り入れ、次世代のエ 競争力の強化が求められている中で、大 ける教育の質の充実、そして世界で活躍で から10年間にわたり、八王子・多摩地域の小 ンジニアに不可欠な創造力、コミュニケーシ 学における教育の質の充実や世界で活 きる人材育成が、我が国において重要かつ 中学生を対象に毎年8月に本学八王子キャ ョン能力、マネジメント能力そして国際性を獲 躍できる人材の養成に向けて、教育面で 緊急な課題であるとの認識から、文部科学 ンパスで開催している 大学の先生と楽しむ 得していると評価されました。詳しくは、 「窓」 積極的に改革を図ろうとしている 「特に優 省が高等教育の活性化のために 「特色ある 理科教室 という全学的な取り組みで、青少 136号をご覧下さい。 優れた教育」 に取り組んでいる大学を選定 年 (子供たち) が理科・科学に興味を持つよ し、今後の高等教育の改善に活用しようと うに、わかり易い科学の原理、不思議な科 本学は、 「理科教室の展開を通した学生 等教育の更なる活性化を促進しようとす まで別々に実施していたCSGEと他の英 するものです。本年度は全国の国公私立大 学現象、面白い実験、楽しい理科遊びなど への教育」や「産学連携型の新しい教育 るものです。全国の国公私立大学・短期 語関連科目を有機的に結びつけると同 学・短期大学約1200校のうち、約半数に近 を紹介し、理科好きの若者を育てようとする (ECP) 」 などの、他大学とは差別化した本学 大学・高専から559件の申請があり、その 時に、学生の学習意欲の向上を図る海 い534件の申請があり、採択件数は58件 (採 理科振興と、これに支援参加する学生たち ならではの質の高い教育システムを展開し、 うち採択件数は86件(採択率15.4%) とい 外研修科目CSGE Abroadの拡大、また 択率10.9%) という非常に狭き門でした。 のコミュニケーション能力、デザイン能力、プ より高い能力が身についた学生を育てるこ う厳しい選考でした。 ロデュース能力育成等の教育的効果が優れ とを目指していきます。 本学は、平成15年度の主として総合的取 れた教育プロジェクト (取組) 」 を選定し、 文部科学省が財政支援を行うことで、高 「世界の歴史認識」 、 「宗教と国際理解」 、 「国際関係と文化」 、 「国際企業論」や「技 現代社会の急速なグローバル化の中 ていると評価されました。 術者の倫理」などを履修することにより、 で、本学は「国際性豊かな新しいタイプの 学生は国際社会で通用する技術者能力 技術者=グローバルエンジニアの育成」 を 第11回 大学の先生と 楽しむ理科教室 要なコミュニケーション力の向上を目指し 具体的には、従来の「総合英語1 ・ このような本学の先進的な英語教育 た実践的英語教育を行っています。この 2・3、応用英語」に加え、90分授業週 が高く評価され、今回現代GPに選定さ 「グローバルエンジニア育成における英語 3コマ(4年次は週2コマ)で4年間履修す れました。グローバルエンジニアとして学 教育」 プログラムの一部は、既に1997年度 るCSGEでは、英語を耳で聞き、自分の 生たちが卒業後に国際社会でも活躍で 今年で第11回を迎えた 「大学の先生と楽しむ理科教室」 は、 から国際基礎工学科がパイロットモデルと 意志で英語を伝えることを徹底的に訓練 きるための高い能力が身につくよう、本 8月21日 (土) 、22日 (日) の2日間、八王子キャンパスで開催されまし して実施しているCSGE(Communication するとともに、段階的に英語でプレゼン 学の伝統である「実学・実践的な教育」 た。今年は 「理科教室」の過去10年間にわたる取り組みが高く評価され、文部科学省 Skill for Global Engineers) を核とし、よ テーションやディベートの仕方についても をさらに推進していきます。 「特色ある大学教育支援プログラム (特色GP) 」 に採択されたこともあり、他大学やマスコ り体系的に発展させようとするものです。 学んでいきます。これを基本として、これ 今年も盛況のうちに終了しました ミ関係者も多数見学に訪れ、当日の様子がTBSのニュースでも放送されました。 ▲ウインドカー作り q読み書きができる確かな英語力に立脚 各会場で演示テーマの理論や仕組みを教 した英会話力、w世界の習慣や文化に えてもらい、楽しげにものづくりをしている姿 対する正しい認識と国際社会で通用する はとても印象的でした。また、演示テーマ プレゼンテーション能力、e技術者として を企画・立案してきた学生も、熱心にわか 有効なコミュニケーションツール (英語の専 りやすく子供たちに教えていました。 門用語、数式、単位、設計図、プログラム 「理科教室」 は来年も開催します。開 等)への理解の3つの要素からなるコミュ 催日時等は決まり次第、ご報告します。 ニケーション能力を養う多面的・総合的な ▲スーパーボールを作ろう Mado vol.140 これまで多くの理工系大学で実施してき た 「読み書き中心」 の英語授業だけでなく、 今回は74の演示テーマを実施し、参加者は2日間で約7,300名を数えました。子供達が 3 を獲得していきます。 教育目標の一つとして掲げ、技術者に必 ▲電子ルーレットを作ろう 英語教育の試みです。 Mado vol.140 4 総合研究所SMBCに関すること シリーズ [総合研究所 マイクロ先進スマート機械・ マイクロバイオシステム研究センター] (SMBC) 「動き出した大学改革」 第2回 入試改革 本学では、2005年度より第1部(昼間部)工学部の一般入試を改革し、 新たな入試制度のもと実施いたします。改革の主なポイントは次のとおりです。 (Smart Machine & Bio-Systems Research Center) 第1部(昼間部)の入学定員が増 (1,040名から1,190名に) 員 中心的な入試です。これまで2月6日〜9日の4 日間で実施していましたが、2005年度より試験 東京での試験会場は新宿、八王 子の選択が可能に 2005年度より第1部 (昼間部) の入学定員 日ごとの学科・コースの組合せを変更し2月6日 これまで東京での受験生は、先ず新宿 が150名増員され1,190名となります。本学を志 〜8日の3日間での実施となります。なお、合格 キャンパスに試験会場が指定され、同キャン 当プロジェクト研究は、文部科学省 平 望する受験生にとっては合格の可能性が大き 者の上位5%には1年次の学費半額相当額 パスにて受験生の収容ができない場合に限 成15年度私立大学学術研究高度化推進 く広がります。入学定員増の詳細は 「窓」139 (約62万円) がエステック奨学金として給付さ り、 八王子キャンパスを試験会場としていました。 事業:ハイテク・リサーチ・センター整備事業 2005年度より、受験生数に関わらず新宿キャ に、5カ年間の研究期間として採択されまし ンパス、八王子キャンパスの双方に試験会場 た。プロジェクト名: 「マイクロ先進スマート機 を設けます。受験生はどちらかの会場を選択 械・マイクロバイオシステム実現へ向けての でき、自宅からより近い試験会場で受験がで テクノロジー開発」で、次の大テーマ6研究 きるようになります。 課題に分類しています。 号 (2004年7月1日発行) をご覧ください。 れます。 特別入試 (S日程) を新設 B日程入試は試験日を変更し、新 たに主要都市に試験会場を設置 (募集人員120名は第2部から移行) 合格者の上位5%に1年次の学費全額相 (募集人員100名は変更なし) 当額 (約125万円) をエステック奨学金として給 B日程入試は、これまで2月15日に実施して 付する特別入試 (S日程) を1月29日に新たに実 いましたが、2005年度より2月17日に試験日を ここに、総合研究所SMBCプロジェクト研 究に関係する事柄について紹介します。 ◆研究課題 1.機能性マイクロ機械要素・デバイスの開 施します。給付するエステック奨学金は、本学 変更しました。これは本学と併願が多い大学 大学入試センター試験利用の受 験チャンスが拡大 がおこなっている収益事業での収益を原資と の試験日との重複を避け、本学への受験を 大学入試センター試験を利用した入試は現 2.3次元マイクロ・ナノ形状加工技術開発 しています。受験生を抱える家庭を取りまく経 促進するためです。また、新たにサテライト会 在、国公私立大学の約80%で実施されてい 済状況は厳しく、大学には経済的な支援が求 場を主要都市4会場 (水戸、高崎、千葉、静 ます。本学では1995年度から実施しています められています。特別入試 (S日程) は、そうした 岡) に設け、受験生への便宜を図ります。 が、2005年度よりC -1日程 (募集人員150名、 要望に応えた入試です。なお、試験会場を東 発と特性評価。 に関する研究。 3.マイクロ環境下システム・要素の特性評 価解析、診断技術の開発研究。 ン技術は、プラント等の信頼度を高めるた めの高機能メインテナンス、超小型工業製 品の製造工程のマイクロ化、診断や治療に 伴う患者の苦痛低減のための、医療技術 等を初めとする広範な分野での技術の高 出願締切日1月14日) 、C-2日程 (募集人員30 4.マイクロエネルギーシステムに関する研究。 度化要求に十分応えることができる技術と 名、出願締切日3月5日) と2回の出願ができる 5.マイクロ環境下フルイディクスデバイスの して、注目されてきています。マイクロ環境下 学部学生のクリーンルームへの入室の際の における物理・化学現象、マイクロ部材の 指紋登録者数の多いことからもわかります 材料特性、マイクロ機能要素の特性評価 が、それは教育との相乗効果の現れであ 法、マイクロ要素のシステム化手法について るといえます。学生が、当設備において経 全学科・コースとも3回の受験が可 能となり、受験チャンスが拡大 ようになり、受験チャンスが広がります。とくにC- 第1部の全学科・コースは、特別入試 (S日 2日程は、q大学入試センター試験の自己採 程) 、A日程入試、B日程入試での3回の受験 点後に出願が可能、w多様な選択科目を設 本学総合研究所にマイクロファブリケーシ が可能となり、受験チャンスが広がりました。本 け、国公私立大学志望者を問わず幅広く出 ョン設備を備えたマイクロマシンステーション 等、まだ多くの解明されるべき点がおおく、 A日程入試の試験日を変更 学を志望する受験生に何度もチャレンジし、是 願が可能の特色があり、多様な受験生を考 験を充たしていくことは、学生達の独創性・ の設置を提唱されたのは、平成14年度総 更には、マイクロ要素へのエネルギー供給、 (募集人員500名は変更なし) 非とも合格を勝ち取ってもらいたいとの思いを 慮したものとなっています。 先進的研究や技術を開拓する能力を育む 合研究所長であった三浦宏文教授(現学 通信技術等にも多くの課題が残されている 契機となり、本学での教育目的・教育意義 長) で、それを機に構想を練り、センター長 というのが現状です。従って、実際に構成 を充足することにもつながります。 三浦宏文教授 (機械工学科) が中心となり される実用機器はマイクロオーダーまでは届 また、八王子地域には、多くの企業・多 平成15年度文部科学省:高度化推進事 かず、センチ・インチオーダーとなっていること くの大学があります。これらに対し、本学で 業へ構想調書を提出し採択されました。平 も現状としてあります。とはいえ、国内にお の研究成果による技術の供給・技術サービ 成15年度に、三浦宏文センター長が学長に いてマイクロ化へ向けて進められてきたその ス等を行うことにより、地域の技術分野の 就任されたことから、センター長を小泉安郎 研究成果の蓄積は膨大にありますが、それ 発展に貢献することも可能となります。 教授(機械工学科) に交代しました。また、 らを統合することにより、センチ・インチオー マイクロファブリケーション設備を備えての 研究施設として 「マイクロ&バイオシステム研 ダーの新しい応用機械を構成する部品は 国内の大学、特に私立大学において教育 究センター( Micro and Bio Systems マイクロ・サブミリオーダーであり、そのスケー の行われているのは2〜3程の大学であり、 Research Center:MBSC) 」が平成16年3 ルでの技術が要求されることになります。本 ここにおける本学の研究成果は注目に値す 月に竣工しました。当研究施設1階は、2つ 学総合研究所SMBCに備えた設備におい るものとなります。研究の推進にあたり、学 のクリーンルームとイエロールーム1室・教員 て、それら要求されていることが実現される 内外からのご協力をお願いする次第です。 室・管理室、2階は研究室となっています。 こととなります。 京以外にサテライト会場として主要都市13会 場 (札幌、仙台、郡山、水戸、宇都宮、高崎、 富山、長野、静岡、名古屋、大阪、広島、福 岡) に設け、受験生への便宜を図ります。 A日程入試は、募集人員500名の第1部の 入試種別 2 0 0 5 年 度 第 1 部 入 試 日 程 S 第1部 特別入試 日程 A 日程 第1部 一般入試 第1部 大学入試 センター 試験利用 B 日程 込めています。 試験日 1月29日(土) 〔サテライト会場〕 〔東京会場〕 (文責:アドミッションセンター入学課長 高橋 章) 学科・コース ・機械工学科 ・機械システム工学科 ・環境化学工学科 ・マテリアル科学科 ・情報工学科 ・建築学科建築学コース ・建築都市デザイン学科 2月6日(日) 〔東京会場〕 ・国際基礎工学科 ・情報工学科 ・建築学科環境建築コース 2月7日(月) 〔東京会場〕 ・機械システム工学科 ・マテリアル科学科 ・電気工学科 ・建築学科建築学コース 2月8日(火) 〔東京会場〕 ・機械工学科 ・電子工学科 ・建築都市デザイン学科 2月17日(木) 〔サテライト会場〕 〔東京会場〕 1月15日(土) 16日(日) 1月15日(土) 16日(日) ・応用化学科 出願期間 ・国際基礎工学科 ・応用化学科 ・電気工学科 ・電子工学科 ・建築学科環境建築コース ・環境化学工学科 ・機械工学科 ・機械システム工学科 ・環境化学工学科 ・マテリアル科学科 ・情報工学科 ・建築学科建築学コース ・建築都市デザイン学科 ・国際基礎工学科 ・応用化学科 ・電気工学科 ・電子工学科 ・建築学科環境建築コース ・機械工学科 ・機械システム工学科 ・環境化学工学科 ・マテリアル科学科 ・情報工学科 ・建築学科建築学コース ・建築都市デザイン学科 ・国際基礎工学科 ・応用化学科 ・電気工学科 ・電子工学科 ・建築学科環境建築コース ・機械工学科 ・機械システム工学科 ・環境化学工学科 ・マテリアル科学科 ・情報工学科 ・建築学科建築学コース ・建築都市デザイン学科 ・国際基礎工学科 ・応用化学科 ・電気工学科 ・電子工学科 ・建築学科環境建築コース 郵送 ※消印有効 1/4(火)〜1/19(水) インターネット 1/13(木)〜1/20(木) 郵送 ※消印有効 1/4(火)〜1/28(金) インターネット 1/20(木)〜1/29(土) 合格発表 2/4(金) 2/13(日) 郵送 1/4(火)〜2/8(火) ※消印有効 窓口 2/9(水)10:00〜16:00 インターネット 2/2(水)〜2/9(水) 2/24(木) 1/4(火)〜1/14(金) 2/13(日) ※消印有効 2/23(水)〜3/5(土) ※消印有効 3/13(日) 開発研究。 6.マイクロシステム統合化技術。 研究面において、マイクロファブリケーショ (文責:総合研究所 松田 博) 教育面においても、大学院生はもとより ●入試についてのお問合せは、 アドミッションセンター入学課(電話03-3340-0130) まで。 ※記載月は全て2005年になります。 5 Mado vol.140 Mado vol.140 6 TOPICS 第11回「全国高等学校理科・ 科学クラブ研究論文募集」表彰式が行われる 技術者能力開発(CPD) センターに 「理科教育振興部門」発足 表彰および発表 企画の趣旨 この企画は、本学が100年を超える技術 入賞論文のうち、最優秀賞、優秀賞計4 者教育の経験を活かし、広く社会に貢献 編の表彰式は、10月31日の学園創立記念 Step to Nobel Prize in Physics受賞:現 する活動の一環として、全国の高等学校の 日の式典に高等学校関係者 (指導教員・ ターに、初等・中等教育の現場で理科教 在慶應義塾大学1年生)から 「なぜを問う 理科・科学クラブを対象に、その研究活動 生徒) を招待して行われ、また、午後には論 育に携わる先生方と協力して、青少年が 楽しさ」、大野耕策先生(鳥取大学医学 を奨励・支援し、自然科学分野の各領域 文作成に携わった高校生による発表が行 科学・技術により関心を持つ契機を提供 部教授)から、 「診たての良し悪し」と題 における研究を通じて優れた才能を掘り起 われました。 し、さらに、中等教育と高等教育の接続 して、それぞれの立場から理科・科学に こし、日本の科学技術の進歩に貢献するこ の改善を進めていくことを目的とし、2004 ついてのおもしろさについてお話をされ とを目的として、実施しているものです。 年6月1日に「理科教育振興部門」を発足 ました。 本学園の技術者能力開発(CPD) セン させました。この活動は、社会貢献活動 らは「理科教育」についての意見、本学 に対する希望が数多く出され、 「理科教 いる、小学生・中学生を対象とした「理科 育振興部門」に対する関心の深さと、本 教室」 、高校生を対象とした「理科論文募 学に対する期待感がひしひしと感じられ 集」活動を、さらに発展させていくことを目 ました。 的としています。 ▲小柴先生の講演 ■CPDセンター客員教授紹介 ・小野寺一清:前本学応用化学科教授 (現、日本バイオ技術者教育協会理事長) ・太田 隆久:前本学応用化学科教授 (現、くらしとバイオプラザ2 1代表) (最優秀賞1編、優秀賞3編、努力賞20編) 論文の審査は、3段階方式 (予備審査、 この「理科教育振興部門」発足を記念 〈この部門に対する主な要望と意見〉 して、 「今、科学がおもしろい 〜世代を ●高校生を集めて話をしたり、実習する 越えて科学を考える〜」というタイトル ようなプログラムを定期的に実施。 で、9月25日 (土)にシンポジウムを開催 ●最新の科学情報・教材を高校教員に なお過去の入賞論文は、本学ホームページ 員によって厳正に行われ、その結果、今年 (http://www.kogakuin.ac.jp/rikar/ 度の入賞論文は下表の通り決定しました。 興味ある方はご覧下さい。 最優秀賞 生 が 本 学 で 勉 強 できる 環 境 の 整 備 (図書館、実験室の利用)。 ●電話、FAX等での理科教育について の相談。 ●理科教員が研修できる場を提供。 ればできる」 と題して、ご自身の生い立ち、 ●今回のようなシンポジウムが情報の提 研究で歩んでこられた道について、ユー 供、知識の共有の場となることは素晴 モアを交えたお話があり、参加者は、真 しいので継続。 ヒメダカの集合性について 象となった「ヒメダカの集合性」の実験は、短期間でありましたが、2年生 きました。とにかく生徒の理科離れが叫ばれる昨今ですが、 この受賞を励 みに更に多くの実験にチャレンジしていきたいと考えております。 (左から太田先生、小野寺先生、原先生、山田先生) 優秀賞 なお、本部門は当面、CPDセンター客員 教授と本学教員が中心となり、 土肥・左巻氏の振動ゴキブリ虫の原理探究と経費削減 努力賞 陽イオン界面活性剤の吸着処理法と、その特性を活かした応用 20編 〈宮城県〉 県立佐沼高等学校 自然科学部生物・化学班 冬鳥が飛来する「前沼」の水環境を維持するために 〈埼玉県〉 県立越谷北高等学校 天文気象部 〈東京都〉 国立東京工業大学工学部附属工業高等学校 門田ロボテク 土着微生物を利用した生ゴミ分解に関する研究 〈岐阜県〉 県立関高等学校 関高生物部 〈兵庫県〉 県立姫路西高等学校 化学部 光触媒とヨウ素でんぷん反応 等の活動をして行く予定です。 (文責:企画室 漆畑 満) 銅よりイオン化傾向の大きい金属が銅板上へ析出する不思議な現象 〈東京都〉 国立東京工業大学工学部附属工業高等学校 機械クラブ センサとリンク機構を用いた階段を上る歩行ロボット 二酸化窒素がアイビーの光合成量及び蒸散量に及ぼす影響について y理科教員のネットワークづくり 〈千葉県〉 県立柏中央高等学校 化学部 〈東京都〉 私立明治大学付属明治高等学校 化学部 w各種資料の提供 t季刊誌の発行 河川の流送作用における流域環境の影響 シーケンス制御による吹奏楽器自動演奏ロボット ワラジムシの好む食物について r理科教育についての相談 〈山形県〉 私立米沢中央高等学校 科学部 〈東京都〉 私立晃華学園高等学校 科学同好会 〈神奈川県〉 県立中央農業高等学校 農業クラブ草花部 の実験等支援 〈山口県〉 県立山口中央高等学校 サイエンス ダイズ種子のウレアーゼ合成について 〈愛媛県〉 県立松山南高等学校 サイエンスクラブ化学班 光合成色素の数と植物の分類との関係 〈神奈川県〉 県立平塚農業高等学校初声分校 野菜部 栽培上手はエコ上手 〜ふたつの水を使ってたどり着いた夢の栽培法〜 〈静岡県〉 私立加藤学園高等学校 化学部 KCストーンによる生活排水処理 〈広島県〉 私立広島学院高等学校 物理部 光電効果に関する研究 〈愛媛県〉県立松山南高等学校 サイエンスクラブ生物班 好アルカリ性細菌の研究 〈熊本県〉 県立熊本北高等学校 化学部 時計反応を調べろ リーゼガング現象は逆さまにしたがよく伸びて層は器の壁に直角に生成 〈鹿児島県〉 県立指宿高等学校 物理化学部 〈鹿児島県〉 県立松陽高等学校 サイエンス同好会 指宿地区における温泉水の成分調査および地下水脈の推定について(その2) 〜自作自動測定機の開発〜 Mado vol.140 〈広島県〉 私立広島学院高等学校 化学部 地元農産物の有効利用法の研究 第3報 〜びわを利用した蓄肉練製品の研究開発〜 q科学情報の提供 e小学校・中学校・高等学校へ出向いて 7 講 評 非常によく調べられています。実験も計画的になされていて、 慎重にデータを集め、何が判るかを適切に判断しています。論文の表現 や体裁も良くできています。但し、結論において個々の実験結果を説明 するだけに留まっており、複数の実験結果を総合的に考察して「ヒメダカ は何を見て仲間を認識しているか」に言及するところまで到っていない、 とのコメントが一審査委員よりありました。全体として、面白い良い論文 であるとして高い評価を得、見事最優秀賞に入賞されました。 3編 〈山形県〉 県立上山明新館高等学校 科学部 流星の明るさを決める要因 剣な眼差しで話に引き込まれました。 ▲大橋理事長の挨拶 ▲高校生による論文発表 〈長崎県〉 県立大村城南高等学校 食品製造部 法人平成基礎科学財団理事長)から 「や (都立小石川高校在学中に第12回First 〈埼玉県〉県立越谷南高等学校 科学部 の生徒と共に夜遅くまで実験し、生徒と検討を重ねながら結論を導いてい 科教室」を開催。 潟県・栃木県・群馬県・静岡県からも先 続いての話題提供では、津村加奈さん 1編 最優秀賞を受けてのコメント 越谷南高等学校科学部顧問 坂田恵一 ●小学校・中学校・高等学校でミニ「理 ●小学校・中学校・高等学校の生徒、先 理学賞を受賞された小柴昌俊先生(財団 i n d e x . h t m l) にて公開しておりますので、 この度は厳正なるご審査をいただきありがとうございました。今回受賞対 つ一般の方々230名が参加。遠くは、新 はじめに、記念講演として、ノーベル物 います。 ・山田 作衛:前高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所長 提供。 生方が参加されました。 を目指し、奮って応募されることを期待して 本審査、最終本審査により、複数の審査 ・原 康夫:元筑波大学副学長 (物理系教授) をはじめ、高校生、理科教育に関心を持 実施を予定しています。初めて応募を考え また今回入賞したクラブも更なる上位入賞 審査結果 最後に、総合討論が行われ参加者か 本学が1994年以来継続して取り組んで このシンポジウムには、中学・高校教員 ▲表彰式 (最優秀賞) ているクラブ、今回入賞できなかったクラブ、 の一環として位置づけられるものであり、 しました。 次年度も引き続きこの研究論文募集の 桜島火山地域における酸性雨観測6 〜簡易比濁計「にごみちゃん」・簡易比色計「いろみちゃん」の開発〜 Mado vol.140 8 TOPICS 大 学 平成16年度 http://www.kogakuin.ac.jp 大学成績優秀学生奨励金対象者が決定 大学成績優秀学生奨励金制度は、学部での学業・人物ともに優秀な学生に対して勉学意欲の高揚を図り、 有為な人材を育成するために奨学金(一人につき10万円) を給付する本学独自の制度で、 第1部および第2部各学科2年生から4年生の各1名が、平成16年度対象者として決定しました。 学科 機械工学科 機械システム 工学科 国際基礎 工学科 機械システム デザイン学科 (第2部) 応用化学科 環境化学 工学科 マテリアル 科学科 化学応用 デザイン学科 (第2部) 学年 2 3 4 2 3 4 2 3 4 2 3 4 2 3 4 2 3 4 2 3 4 2 3 4 氏名 長井 篤 本田 拓 天野 倫平 高橋 文彦 渡部 康久 鈴木 康之 村松 玉緒 小林 篤史 竜田 康二 長谷川 亮 仲野 辰也 工藤 浩介 木下 麻衣子 鈴木 健太 脇田 将裕 林 孝之 野澤 泰 橋 誠 神田 喬之 坂田 崇裕 阿部 瑞穂 松井 壽昭 木村 仁保 中西 淳 出身高等学校 富山県立呉羽高等学校 埼玉県私立聖望学園高等学校 静岡県立島田高等学校 宮城県立白石高等学校 神奈川県立新城高等学校 岩手県立黒沢尻北高等学校 静岡県立静岡高等学校 東京都立昭和高等学校 大学入学資格検定 新潟県立新発田南高等学校 茨城県立大子第一高等学校 神奈川県立湘南高等学校 東京都立調布北高等学校 東京都立調布北高等学校 東京都立三鷹高等学校 東京都私立工学院大学附属高等学校 神奈川県立橋本高等学校 大阪府私立清教学園高等学校 東京都私立工学院大学附属高等学校 神奈川県横浜市立南高等学校 東京都私立東亜学園高等学校 静岡県立藤枝北高等学校 東京都立杉並工業高等学校 福井県立美方高等学校 環境化学工学科 3年 「成績優秀学生奨励奨学生」に選ばれたことを 聞いたとき、驚きと同時に、大変感激いたしました。 野澤 泰 今までの努力がこのような形で認められ、 とてもう れしく思っております。これも友人達や先輩方の協力があったからこそ成 しえることができたことであり、自分一人ではこのような結果は残せなかっ たと思います。今後、大学生活をより充実したものにするために一層勉学 に励み、 また中学生以来続けている、部活動においても最高の結果が残 せるよう努力していきたいと思います。 平成16年度 学科 学年 2 電気工学科 3 4 2 電子工学科 3 4 2 情報工学科 3 4 2 電気電子情報 工学科 3 (第2部) 4 2 建築学科 3 (建築コース) 4 2 建築学科 3 (環境コース) 4 2 建築都市 3 デザイン学科 4 2 建築学科 3 (第2部) 4 氏名 井上 竜一 上村 幸矢 福田 真顕 寺西 豊志 近藤 祐士 菅 智茂 正木 圭 東海林 瑞江 佐藤 孝宗 立花 敬一 福田 康平 岡田 幸二 川島 一記 杉崎 誠一 吉岡 孝良 川崎 香織 宮沢 祐香里 檜佐 有希 市吉 加林 岸田 紗綾佳 中村 和也 金子 好和 堀 篤史 塙 典子 マテリアル科学科 国際基礎工学科 4年 出身高等学校 東京都立東大和南高等学校 東京都立蒲田高等学校 神奈川県立氷取沢高等学校 富山県立富山南高等学校 東京都立小石川高等学校 神奈川県立相模大野高等学校 東京都立日野台高等学校 埼玉県私立開智高等学校 東京都立武蔵野北高等学校 東京都多摩工業高等学校 東京都立武蔵丘高等学校 福島県立塙工業高等学校 東京都立小金井北高等学校 東京都立西高等学校 茨城県私立東洋大学附属牛久高等学校 埼玉県私立開智高等学校 埼玉県立坂戸高等学校 東京都立駒場高等学校 東京都立北多摩高等学校 山口県立下松高等学校 埼玉県立大宮北高等学校 埼玉県立蕨高等学校 埼玉県私立聖望学園高等学校 編入学(日本電子専門学校) Mado vol.140 31日 (日) をもって創立118年目を迎えました。創立記念日には、 記念行事として、 「記念表彰式」 、 「全国高等学校理科・科学ク ラブ研究論文発表会」 、 「工学院大学シンポジウム」を開催しま した。 記念表彰式では、大橋理事長の挨拶の後に、永年勤続の 教職員への表彰、優秀な成績を修めている学生・生徒等への 表彰などが行われました。続いて、全国高等学校理科・科学ク ラブ研究論文発表会(8ページ参照) 、工学院大学シンポジウ ムが行われました。シンポジウムでは、 「身近な省エネルギー を考える」 をテーマに、基調講演とパネルディスカッションが行わ れ、活発な意見交換がされました。 この部分は、 都合により 公開できません。 情報工学科 3年 この度、 「成績優秀学生奨励金奨学生」に選ばれ、 自分自身想像も していなかったことなので大変驚き、 東海林 瑞江 感激しました。これまでの日々の小さな努力の積 み重ねがこのような大きな結果につながったことを嬉しく思うと同時に、 こ のような名誉の授与に恥じぬよう、 これまで以上の努力が必要だと感じま した。今後もよりいっそう勉学に励み、自分が納得のいく技術者になれる ように、更なる向上を目指したいと思います。 大学院進学奨励学費減免対象者が決定 氏名 小川 直志 稲石 智 竜田 康二 峰尾 洋一 後藤 由利香 坂本 寛子 出身高等学校 埼玉県立浦和北高等学校 埼玉県立所沢北高等学校 大学入学資格検定 東京都私立創価高等学校 神奈川県立秦野高等学校 埼玉県立豊岡高等学校 今回「成績優秀学生奨励奨学生」と「大学院進 学奨励学費減免者」に選ばれたと聞いたときは 竜田 康二 今まで努力してきた成果が認められたのだと思い、 とても嬉しかったです。大学での4年間は、産学連携型教育のECPや Harvey Mudd Collegeへの留学で大変良い経験をすることができました。 大学院ではより専門的な知識を身につけ、様々なことに挑戦するつもりで す。今後もこれまでの努力を継続して、工学院大学生の模範となるように 頑張っていきたいと思います。 9 学校法人工学院大学は、 創立118年目を迎えました 学校法人工学院大学 (理事長:大橋秀雄) は、2004年10月 大学院進学奨励学費減免制度は、学部または大学院修士課程の学業・人物ともに優秀な学生に対して、 本学大学院修士課程または博士後期課程への進学を奨励することを目的とした本学独自の制度です。 今年度の対象者として、各系列学科3名、12名が決定しました。この学費免除制度の原資は、本学園の収益事業からの寄付金を主とし、 修士課程または博士後期課程の学納金の半額相当額(約30万円) を減免するものです。 学科・コース 機械工学科 機械システム工学科 国際基礎工学科 環境化学工学科 TOPICS & Information http://www.kogakuin.ac.jp/daigakuin/ 大 学 院 学科・コース 電気工学科 電子工学科 情報工学科 建築学科 建築都市デザイン学科 建築学科 (第2部) 建築都市デザイン学科 4年 氏名 水野 健司 菅 智茂 永峰 和也 足立 隆介 中村 和也 鈴木 庸介 出身高等学校 神奈川県立相模大野高等学校 神奈川県立相模大野高等学校 神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校 埼玉県立杉戸高等学校 埼玉県立大宮北高等学校 千葉県私立市川高等学校 今回「成績優秀学生奨励学生」と「大学院進学 奨励学費減免者」に選ばれ、予期せぬことに驚き 中村 和也 ました。そして、学部での4年間がある形となって 現れ嬉しく思いました。確かにたいへん有難い話であるのですが、 それと 同時にそれなりの責任というものを感じました。大学院へと進学した際に は積極的な姿勢を保ち、調査・研究にと努力したいと思います。そしてそこ で得たものを役立て、 また何か形となって現れるよう頑張りたいです。 学 事 予 定〈2004.12〜2005.1〉 大学・大学院 12 月 11日 (土)1部・2部編入学試験 18日 (土)就職講演会 (学部3年・修士1年対象) 20日 (月)後期授業終了 (大学1部:新宿校舎・大学2部) 21日 (火)後期授業終了 (大学1部:八王子校舎) 授業調整日 22日 (水)後期補講日 後期授業 (年内) 終了 (大学院) 24日 (金)後期補講日 冬期休暇 (大学院 1月7日まで) 26日 (日)後期補講日 (1部・2部 27日まで) 27日 (月)冬期休暇 (1部・2部 1月7日まで) 1 月 8日 (土)後期試験 (1部・2部 25日まで) 後期授業再開 (大学院) 11日 (火)就職登録および個人面談 (学部 3年・修士1年対象 26日まで) 15日 (土)大学入試センター試験 (16日まで) 26日 (水)2部特別授業週間 (3月15日まで) 春期休暇 (1部・2部 3月31日まで) 就職模擬試験 (学部3年・修士1年対象) 27日 (木)就職説明会・就職講演会 (学部3年・修士1年対象) 29日 (土)第1部特別日程 (S日程) 入試 31日 (月)後期授業終了(大学院) 19日 (水)短縮授業 31日 (月)午前授業 (0〜3限) 専門学校 12 月 3日 (金)専任教職員会議 12 月 13日 (月)生徒による授業評価アンケート 4日 (土)自宅学習日 (18日まで) 11日 (土)工学院大学第2部推薦試験 14日 (火)推薦入学選考 第2回後学期中間試験 (15日まで) 18日 (土)学校見学会 3年後学期期末試験 (15日まで) 21日 (火)推薦入学選考 17日 (金)3年補填期間 (21日まで) 22日 (水)第1・2部一般入学選考 18日 (土)3年生徒登校日 24日 (金)冬期休暇 (1月7日まで) 20日 (月)2年大学教員による模擬授業 1 月 中 学 校 22日 (水)合同HR/大掃除 8日 (土)後期授業再開 24日 (金)冬期休校 (1/7まで) 12 月 12日 (水)推薦入学選考 1 月 4日 (土)自宅学習日 14日 (金)専任教職員会議 (15日まで) 8日 (土)合同HR 13日 (月)第2回後学期中間試験 大学入試センター試験のため休 16日 (木)自宅学習日 11日 (火)通常授業開始 校 (15日まで) 17日 (金)午前授業 (0〜3限) (21日まで) 3年工学院大学推薦合格者特別 21日 (金)後期期末試験 (27日まで) 22日 (水)合同HR/大掃除 (授業なし) 講習会開始 22日 (土)第2部一般入学試験 24日 (金)冬季休校 (1月7日まで) 17日 (月)3年センター試験自己採点会 学校見学会 1 月 19日 (水)短縮授業 25日 (火)推薦入学選考 8日 (土)合同HR (授業なし) 21日 (金)3年合否確認登校日 11日 (火)通常授業開始 26日 (水)1年理科見学会/2年社会科見学会 14日 (金)1・2年 第2回PSAT/ 27日 (木)第3回公開模擬試験 (1、2年) 3年 到達度テスト 高等学校 Mado vol.140 10 TOPICS & Information 日本テレビ 鳥人間コンテスト 琵琶湖の大空へ飛び立つ 鳥人間プロジェクト 「Wendy」 は創立3年目、書類選考挑戦2 など多くのチームが涙を呑んでいきます。そして運命の15時、Wendyの 度目にして、2004年4月ついに琵琶湖への権利を手にしました。 機体はゆっくりと移動を始め、メンバー全員の想いと共に憧れ続けたプ ゼロからのスタートで、何もわからなかったWendyが、大会の見学 ラットホームを上りスタンバイ。大雨の為に助走時の駆け込みが突然制 という形でしか踏むことの出来なかった琵琶湖の地へ辿り着い 限されて、条件は更に厳しくなりましたが、Wendyはついに荒天の大空 たのです。これまで自らの持つエネルギーを注いできたメンバーが へ向け助走を開始し、テイクオフ。Wendyの初フライト記録は17.33m。 一丸となり掴んだ最高の舞台であり、3・4年生にとっては最初で 機体性能を考えれば、決して納得出来る距離ではありませんが、私達が 最後のチャンスでした。 荒天の状況下で最善を尽くして獲得した結果です。 大会期間中に大型台風10号が西日本を直撃。前日の7月30 失格や棄権で、 日夜から風雨が激しさを増し、大会中止も考えざるを得ない状況 空に飛び立てず 下で、安全を期するため大会側と選手側との度重なるミーティン に機体を無傷で グが持たれました。台風による強風下では、機体を組み上げる 持ち帰ったのでな ことさえも危険な状態にあり、私達は現場での状況判断に苦し く、記録を持ち帰 みました。 ることが出来たこ 大会当日になっても、天候が回復する様子も無い状況で、 とが、来年への大 私達は開催を信じて機体の組み上げを開始。強風と豪雨か きな第一歩です。 らシートで機体を守りながらの作業はなかなか捗らず、メンバー 多くの方々の応 ▲テイクオフへ! は時間と戦いながら最後の調整。11時30分に大会は開催され 援ありがとうございました。来年もまた琵琶湖へ行けるよう、チーム一丸 たものの、悪条件下で棄権や機体未整備、補助者転落で失格 となり頑張っていきます。 鳥人間プロジェクト「Wendy」代表:森野 和彬 (建築学科3年) 第4回ホームカミングデー 盛況に終わる 学園各学校の卒業生を招待して、学 校法人工学院大学「第4回ホームカミン グデー」 が、11月3日(水・祝)に新宿キャン パスで開催されました。当日は、招待年 次の卒業生、現在全国各地の中学校・ 高等学校で教員をされている卒業生、校友会関係者、学園各 学校を退職された元教員など、約300名の参加者を迎え、歓迎 式典、御園生 誠環境化学工学 科教授(日本化学会会長)による 記念講演が行われました。続い ▲ホームカミングデーの様子 て行われた懇親会では、楽しい 歓談風景が随所に見られました。 懐かしい同窓生や恩師との再会、在学当時とは全く違った校舎の 懇親会時のアトラクションとして、 様子など母校の現状に触れた多くの卒業生の笑顔に接することがで 第1部文化会吹奏楽部の演奏 きました。ホームカミングデーを通じ、各学校の卒業生である校友と学園 で会場内を盛り上げていました。 との密接な連携を図りつつ、本学園の更なる飛躍を目指していきます。 学校法人工学院大学 「窓」定期購読のおすすめ 学園の最新情報を満載した本紙「窓」の定期購読をおすすめいたします。 お申し込みは広報部までどうぞ。購読料は2年間(年4回発行) で送料とも 1,000円です (定期購読の方で、住所が変わられた方はご連絡ください) 。 なお、学生・生徒の方からは、購読料はいただきません。 学校法人工学院大学 広報部 〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL.03-3340-0126(直) FAX.03-3340-2440 ◆工学院大学 〒163-8677 〒192-0015 この印刷物は100%再生紙を 使用しています。 TEL.03-3342-1211 TEL.0426-22-9291 ◆工学院大学附属中学校 〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2 TEL.0426-22-9291 ◆工学院大学附属高等学校 〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2 TEL.0426-22-9291 ◆工学院大学専門学校 〒163-8677 この印刷物は環境にやさしい 大豆インキを使用しています。 東京都新宿区西新宿1-24-2 東京都八王子市中野町2665-1 東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL.03-3340-0141 編集発行/工学院大学広報部
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