2010 年 4 月 7 日 【 報道用参考資料 】 #本リリースは、米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳です。 原文は、http://www.windriver.com/news/press/pr.html?ID=7942 をご覧ください。 ウインドリバー、パートナー検証プログラムを航空宇宙・防衛業界にま で拡大 高度に統合化され、検証されたソフトウェアエコシステムの形成に向け 業界をリードするパートナーと協業 2010 年 3 月 24 日、オランダ・アムステルダム発 - ウインドリバーは本日、「Avionics Europe 2010」で、 航空宇宙・防衛市場向けにパートナー検証プログラムを開始し、AdaCore、アイカス、ALT ソフトウェア、ア テゴ、エステレルテクノロジーズ、Presagis、プリズムテックを同分野の初期パートナーとして選定したこと を発表しました。このパートナープログラムに参加している企業は今後、自社のソフトウェアソリューション をウインドリバーの業界をリードする OS、VxWorks および Wind River Linux の最新リリースと統合および検 証したうえで提供していきます。これらパートナーのソフトウェアソリューションは、アビオニクス、セキュ アな軍事通信、無人システム、複雑な制御システム向けに特別に開発されています。 ウインドリバーの航空宇宙・防衛部門担当ヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーのロブ・ホフ マンは次のように述べています。「航空宇宙・防衛業界では、性能、安全性、セキュリティに妥協は許されま せん。ウインドリバーは、市場をリードするパートナーと協業することで、当社のお客様が抱える重要なビジ ネス上の課題を解決するお手伝いをしていきたいと考えています。ウインドリバーのパートナー検証プログラ ムを通じて、ウインドリバーとパートナー企業は、ソフトウェアの統合にかかわるリスクを軽減し、RTCA DO-178B および EUROCAE ED-12B レベル A などの業界標準の厳格な安全性規格や、コモンクライテリア EAL4 および EAL6+などのセキュリティ規格に準拠した製品を迅速に開発できるようにしていきます。」 また、パートナー検証プログラムを通じた取り組みにより、パートナーにより検証、サポートされたソフトウ ェア・リファレンス・プラットフォームを継続的に提供し、開発者が付加価値の高いアプリケーション機能や システム機能の開発に集中できるようにするとともに、実装されたプラットフォームを長く使用いただけるよ うお約束し、ライフサイクルを通じてサポートを提供します。パートナー検証プログラムで提供されるソリュ ーションは、ウインドリバーのグローバルなサポート体制による支援を受けることもでき、航空宇宙・防衛業 界に欠かせない複雑で扱いの難しいプログラムの開発に伴うリスクを大幅に軽減します。 本プログラムに基づいて、以下のパートナー企業が、各社のソフトウェアとウインドリバーのエンベデッド OS およびツールとの統合・検証を行っていきます。 AdaCore:Ada プログラム開発向けの商用ソフトウェアソリューション アイカス:リアルタイムシステムおよびエンベデッドシステム向けの Java 分析・開発ツールおよび 完全にディターミニスティックな JamaicaVM ALT ソフトウェア:エンベデッド・コンピューティング・システム・ディスプレイでの 2 次元およ び 3 次元表示を可能にするソフトウェアソリューション アテゴ:モデリングアーキテクチャ、複雑でミッション/セーフティ・クリティカルなシステムおよ びソフトウェア向けの設計・開発ツールおよびサービス、Ada および Java 開発ソリューション エステレルテクノロジーズ:通常認証の必要なクリティカルなエンベデッドシステム向けのモデルベ ースの設計および検証ツール Presagis:エンベデッドグラフィックス開発向けのヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)モ デリングツールおよびグラフィックスドライバ PrismTech:SDR(ソフトウェア無線)およびソフトウェアベース通信向けのミドルウェアおよびツー ル ウインドリバーは 2009 年 5 月に、ネットワーク機器および通信業界をターゲットとした、ウインドリバー・ パートナー検証プログラムの開始を発表しました。その後、対象範囲を産業および医療業界にまで拡大してい ます。ウインドリバーは、あらかじめ統合されたプラットフォームソリューションを提供することで、開発の 生産性を最大化し、製品の市場投入までの時間を最小化することを目指しています。 ウインドリバー・パートナー検証プログラムおよび航空宇宙・防衛業界向けソリューションの詳細は、 http://www.windriver.com/partner-validation/aerospace-defense.html (英文)をご覧ください。 ウインドリバーについて ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQ: INTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフ トウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリ バーは、1981 年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジ は 5 億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界 15 カ国以上で 事業を展開しています。 支援パートナーからのコメント AdaCore のロバート・デュワー最高経営責任者(CEO) 「Ada 開発ツールおよびサポートサービスのトッププロバイダーとして、ウインドリバーと戦略的に連携する ことで、VxWorks 5、VxWorks 6、DO-178B 認証取得可能な VxWorks 6.6 や VxWorks 653、VxWorks MILS をはじめとする実証済みのプラットフォーム上で、当社のソリューションを幅広いお客様に利用いただけるよ うになります。両社のお客様は、密接に統合されたソリューションを手に入れることができるようになり、ク リティカルなソリューションの迅速な開発および展開が可能になります。」 アイカスの CEO、ジェームス・ハント氏 「エンベデットシステムでリアルタイム Java プログラムを実行するのに必要な当社の JamaicaVM 製品は、 ウインドリバーの VxWorks および Linux プラットフォームに対して完全に検証されています。ウインドリバ ーのパートナー・検証プログラムを通じて、高度に統合された両社共同開発によるソリューションを提供でき るようになれば、両社のお客様は、的確で応答性の高いサポートを得ることができるとともに、製品の市場投 入までの時間の短縮と統合コストの低減により競争力を強化できます。」 ALT ソフトウェアの営業部門担当ヴァイス・プレジデント、ダン・ジョンカス氏 「VxWorks 5、VxWorks 6、VxWorks 653 をはじめとするウインドリバーのソフトウェアプラットフォームと 当社製品とが密接に統合されることは、当社のグローバルなお客様にとって、非常に大きなメリットがありま す。両社の認証取得可能なソフトウェアとハードウェアコンポーネントを組み合わせて使用することで、DO178B および ED-12B の認証を必要とする複雑なアビオニクスプラットフォームを迅速に開発できるようにな ります。」 アテゴの執行会長、ジェームス・B・ギャンブレル氏 「ウインドリバーとの戦略的パートナーシップは、過去数十年にわたりアテゴの製品開発の重要な原動力とな っています。技術的に複雑でミッション/セーフティ・クリティカルなアーキテクチャ、システム、ソフトウ ェア、ハードウェア向けのコラボレーティブ開発ツールの独立系トッププロバイダーとして、ウインドリバー の航空宇宙・防衛業界向けパートナー検証プログラムに当社の幅広い製品ラインを提供できることを誇りに思 います。検証プログラムは、両社のお客様により優れたソリューションを提供できる素晴らしい機会です。両 社のテクノロジを組み合わせることで、レガシーアプリケーションの刷新と次世代システムの設計にともなう ストレスやリスクを軽減することが可能です。」 エステレルテクノロジーズの社長兼 CEO、Eric Bantegnie 氏 「ウインドリバーとエステレルテクノロジーズは、クリティカルなエンベデッドアプリケーションの開発を行 うソフトウェアエンジニアに対して、通常認証の必要なミッション/セーフティ・クリティカルなシステム向 けの完全かつ統合化された環境を提供します。Wind River Workbench およびウインドリバーのセーフティ・ クリティカルな OS と、当社の業界をリードする SCADE Suite および SCADE Display プラットフォームとが シームレスに統合されたソリューションを使用することで、次世代のクリティカルな制御システムおよびディ スプレイシステムの開発を効率化することが可能です。」 Presagis のエンベデッド・グラフィックス部門担当ヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャー、 Robert Kopersiewich 氏 「Presagis のエンベデッド・グラフィックス・ソリューションおよびウインドリバーのリアルタイム OS (RTOS)を使用して開発されたセーフティ/ミッション・クリティカルなエンベデッドシステムは、過去 20 年以上にわたって運行され、優れた実績を誇る数千台に及ぶ航空機の中枢部分に使用されています。ウイ ンドリバーのパートナー検証プログラムを通じて、両社のソフトウェアをタイムリーに統合することで、この 実績をさらに拡大するとともに、両社のお客様が画期的な新製品を迅速に開発できるよう手助けします。」 プリズムテックの CEO、キース・スティール氏 「プリズムテックの Software Defined Radio(SDR)と OpenSplice Data Distribution Service(DDS)ソリュ ーションと、主要なハードウェアプラットフォームにサポートされたウインドリバーの広範な OS および開発 ツールとを組み合わせて使用することで、業界での成功へ向けた最短の道を手に入れることが可能です。当社 製品とウインドリバー製品との統合性とパフォーマンスは絶えずテストされ、ウインドリバーのパートナー検 証プログラムを通じ、両社協業による価値が提供されます。」 ### ※一般に社名・製品名は各社の商標または登録商標です。 【お問い合わせ先】 ウインドリバー株式会社 東京都渋谷区広尾 1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー マーケティング本部 広報室 お問い合わせはこちらから
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