UVとシルバーディジプレートによる超短納期印刷の実現

No.3
伸びてる会社はここが違う!
菊四裁4色オフセット枚葉印刷機
企業訪問
埼玉県 所沢市 株式会社
音 研 様
埼玉県
菊半裁5色オフセット枚葉印刷機(コーター付)
所沢事業所埼玉県所沢市亀ヶ谷東原19 Tel.042-946-2070(代)
所沢市
亀ヶ谷
素人集団が構築した薄紙印刷業界の新標準!
!
UVとシルバーディジプレートによる超短納期印刷の実現
1967年5月に設立した
(株)
音研様は、
電子メディア受託加工の専門メーカーとしてオーディオ・ビデオ・コンピュータのパッケージソフトなどの量産加
工の道を歩んできた。こうした電子メディアは、パッケージングにともなってマニュアル、ラベルなど各種の印刷物が必要であり、顧客ニーズへの対
応をめざして印刷業務の内製化を推進。リスロン20(4色機)、リスロン26(5色機)UVニスコーター付きなどKOMORIの小型印刷機を導
入して、名実ともに一貫生産体制を確立した。印刷にはまったくの素人集団が、KOMORI機を得て、未開の領域を拓き、みごとに収益の向上を果
たしている。
電子メディアのスピードに負けない印刷メディアの生産をめざして!
オーディオ・ビデオに加え、
フロッピーやCDといったコンピュータ関連の電子メディアは、今や従来のメディアを
凌駕する勢いで隆盛を極めている。こうしたニューメディアの一貫生産を実践する(株)音研様が、
今あえて印刷メ
ディアの生産に進出するのには理由があった。埼玉県所沢市にある所沢事業所の副所長でもある丸山取締役にお
話をうかがった。
「電子メディアはデジタルの世界ですから、急速にスピード化が果たされてきています。例えばビデオテープのダ
ビングには、
かって60分テープは60分をかけて生産していました。しかし、
今では50倍速で生産できるようになり、
1
分10秒でダビングできる。CDも16倍速、
24倍速でコピーされていく。したがってお客様は当然それに合わせた納
期を期待し、要求してきます。これに対し電子メディアのパッケージはマニュアルやハガキ、チラシ類といった印
刷物がセットされてはじめて完成します。電子メディアがいかにスピード化されても、そうした印刷物の納期は従
来通りですから、
製品の納期はスピードアップされない。それならば印刷物も内製化して、納期に対するお客さまのニ
ーズに対応していこうということが理由のひとつです」
もうひとつの理由は、利益の目減りにあるという。磁気媒体が進歩すればするほどコストは下がる。それに比べて
外注していた印刷物は数10倍もの支払いが生じてくる。印刷物の内製化により、この収益を得るとともに磁気媒体
のローコスト化の目減りを補充していこうということだ。
取締役 丸山 博 氏
素人にも印刷ができるのは、
デジタル化
がすすんだから、
と語る丸山取締役。
“デジタル”
をキーワードに印刷システムを構築
磁気媒体については専門家であっても、印刷媒体はまったくの素人だった。素人が印刷をはじめる為には何をしたら
いいか、
というところからスタートしたと丸山取締役は語る。
「我々はコンピュータソフトを作る人間ですから、電子印刷ならばすぐに移行できるだろうと考えました。そこで
プリンターにたどりついた。しかし、
マニュアルの表紙などはカラー印刷というニーズにお応えしなければならない。
どうしてもオフセット印刷は欠かせません。ちょうどCTPが出てきて、
コンピュータを使って版ができるという。
これなら我々にもできる。こうして、
我々ができるものをピックアップして結び付けていったんです」
その結果、
プリプレスはダイヤミック(株)のコムトップ(CTP)他。プレスがリスロン20(4色機)と、
同26(5色機)
UVコーター付きを相次いで導入。ポストプレスは丁合機、
折機、バインダー、
綴機、
断裁機、
PP貼機という陣容にな
った。
“即納期”の経営ポリシーを推進
「まったくの素人が印刷機を扱うためには、
きちんとデータが取れて、そのデータを活用しながらコンスタントに
高いレベルの印刷ができる標準化が必要です。その意味でKOMORIのハイパーシステムは最適でした。データを処
理して、
きちんと保持してくれますから、
いつでも同一のデータで再現できるわけです」
そして、
リスロン26は5色、コーター付き、UV対応であることが大きな威力を発揮するという。特色ベタやニス
コートが多用されるコンピュータソフトのパッケージ、
マニュアルの表紙などが即乾性のUVインキを使用することで、
インラインで完了。ただちに断裁、
加工に流し、
製品として出荷できる。カラー両面印刷のデータが朝に入稿すると、
午後一には出荷できるオンライン状況が構築できたのである。
「磁気媒体の業界も、
納期は短ければ短いほどよろこばれます。インターネットで商品を注文したお客さまは3日も4
日も待たせられない。受注してすぐに対応しなければ、その間に心変わりしてしまいます。そういう商いですから、
我が社は『即納期』ということを営業方針として掲げていますが、
リスロンの5色機を選び、UV対応でコーター付き
を導入したことで即納品が可能になりました。」
紙媒体と磁気媒体はそれぞれ固有の特性
があります。紙媒体は必ず生きつづけて
いくと思います。
http: //www.komori.com
威力を発揮するリスロンの特長“3つのポイント”
リスロンの特長は音研様の業務にどのように役立っているのだろうか。丸山取
締役は、3つのポイントを挙げてくれた。
まず第一のポイントは、素人にもできる高レベルの品質管理が可能である点だ。
「私たちはデータを頼りにした商売をしていますので、
データをきちんと残して
くれることが最大のポイントです。データさえあれば、その数値でいつでも再現
できる。つまり数値で品質管理ができるということです。リスロンはその点を
しっかり我々に提供してくれます」
第二のポイントは、デジタル化への対応力という。
「当社の仕事は小ロットですから、版代のコストがダイレクトにひびきます。
そ れ でシ ル バ ーディジプレ ートを 使っていますが、これは、コムトップと
KOMORI機の連携性ということが大きな特長ですね。我々はそこにUVをプラス
して三者でシステム構築をしました」
第三のポイントは24時間対応というKOMORIのメンテナンス体制にあった。
「実は、KOMORI機に決めた大きな理由は、
メンテナンス体制が24時間対応
しているということだったんです。素人ですから故障が発生したら自力では
直せない。機械が動かなくなったら、それは全て故障と認識してしまう可能性
があります。現在はオペレーターのスキルが遜色ないレベルに達してきました。
しかし、私たちはそれで満足してはいません。非常に高い技術力をもったベテ
ラン技術者に顧問として指導を仰いでいます」
そして何よりも大きな特長は、高品質印刷にあるという。音研様にて制作された
KOMORI機のPR CD-ROMジャケットをぜひ実際にご覧くださいと語ってく
れた。
コモリ機を決めた大きな理由は、
メンテナンス体制が24時間対応して
いるということだったんです。
印刷収益が明日を勝ち抜くパワーの原動力に
「コンピュータのマニュアルは確かにCD化が進んでいます。しかし、全てCD化されているわけで
はありません。マニュアルの場合、CDは検索には向いているけれど、あの文章をディスプレイで
読むのは非常に困難です。結局はプリントアウトして読まれることが多い。紙媒体と磁気媒体はそ
れぞれ固有の特性があります。紙媒体は必ず生きつづけていくと思います。ですから、私たちは
印刷部門をきちんと延ばして収益を確保していくことがテーマと考えております。貪欲に印刷
をつかまえていく。そのためにはCDと印刷物をセットで推進していくことになるわけで、印刷
の利益がトータルにカバーしていくという狙いをもって営業活動を進めていきます」
磁気媒体と紙媒体の両方を取り入れ、発信していく柔軟な営業方針に、将来への新しい経営の潮
流を見た。
KOMORI機を得て、未開の領域を拓き収益の
向上を果たした,、
株式会社 音研
仕 様
最高印刷速度
SPH
最大紙寸法
mm
紙厚寸法
mm
最大印刷寸法
mm
版寸法
mm
機械寸法 全長(L) mm
全幅(W) mm
高さ(H) mm
13,000
360×520
0.04∼0.4
340×510
400×530
5,538
1,988
1,650
わ たし
L-420
本社営業2部
仕 様
最高印刷速度
SPH
最大紙寸法
mm
紙厚寸法
mm
最大印刷寸法
mm
版寸法
mm
機械寸法 全長(L) mm
全幅(W) mm
高さ(H) mm
が担当です
15,000
480×660
0.04∼0.3
470×650
560×670
6,650
2,550
1,785
藤 巻 陽 介
ǑDZȏ̪࢞Ǥdz
ǡܺෟǤdz੺ǜǬȎǸ
本
社
〒130-8666 東京都墨田区吾妻橋 3 - 11- 1
L-426
TEL.03 - 5608 - 7803∼8(営業直通)
E-mail:[email protected]
※詳しい内容をお知りになりたい方には、カタログを送付いたします。
小森コーポレーション
本 社
東京都墨田区吾妻橋 3 - 11- 1
TEL 03-5608 -7803 ∼ 8(営業直通)
〒130 - 8666