本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DS04–13211–3a DATA SHEET 汎用リニア IC 汎用コンバータ CMOS ディジタルチューニング用 D/A コンバータ (OP アンプ,I/O エキスパンダ内蔵) MB88141 ■ 概 要 MB88141 は,8 bit の D/A コンバータを 12 ch 内蔵しています。 12 組のアナログ出力には OP アンプを内蔵し,大電流駆動が可能です。 データ入力は,I2C バス仕様に対応しており,2 本の制御線でコントロールできます。 I/O エキスパンダ機能を内蔵し,I2C バス仕様に非対応のデバイスのコントローラとして使用することが可能です (I2C バ スシリアル←→ 8 or 4 ビットパラレル変換 )。 電子ボリューム,調節用半固定抵抗の置換えなどへの応用が可能です。 ■ 特 長 ・ 超低消費電力 (0.9 mW/ch: 標準値 ) ・ 超小型パッケージ ・ R-2R 方式の 8 bit D/A コンバータを 12 ch 内蔵 ・ アナログ出力アンプ内蔵 ( シンク電流最大 1.0 mA・ソース電流最大 1.0 mA) ・ アナログ出力範囲は 0 ∼ V CC まで可能 ・ 5 V 単一電源で使用可能 ・ MCU インタフェースおよび OP アンプ用の電源 /GND と,D/A コンバータ用の電源 /GND を分離 ・ D/A コンバータ用の電源は, VDD1/VSS1(AO1 ∼ AO4) と VDD2/VSS2(AO5 ∼ AO12) の 2 系統に分割されているため,各々に 違ったレベルの設定が可能 ・ シリアルデータ入力,I2C バス仕様に対応 ・ I/O エキスパンダ機能内蔵 (I2C バスシリアル←→ 8 or 4 ビットパラレル変換 ) ・ CMOS プロセス ・ パッケージ : DIP-24 ピン,SOP-24 ピン,SSOP-24 ピン ■ パッケージ プラスチック・DIP,24 ピン プラスチック・SOP,24 ピン プラスチック・SSOP,24 ピン (DIP-24P-M02) (FPT-24P-M01) (FPT-24P-M03) Copyright©2000-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2000.8 MB88141 お買上の富士通マイクロエレクトロニクス I2C 製品は,Philips の I2C 特許に基づき,Philips 定義の I2C 仕様書に従う I C システムの中で,これらの部品を使用するライセンスを受けたものです。 “Purchase of Fujitsu Micro Electronics I2C components conveys a license under the Philips I2C Patent Rights to use these components in an I2C system, provided that the system conforms to the I2C Standard Specification as defined by Philips.” 2 ■ 端子配列図 (TOP VIEW) AO1 1 24 GND AO2 2 23 VSS1 AO3 3 22 VDD1 AO4 4 21 SDA D7/AO5 5 20 SCL D6/AO6 6 19 MOD D5/AO7 7 18 CS2 D4/AO8 8 17 CS1 D3/AO9 9 16 CS0 D2/AO10 10 15 VDD2 D1/AO 11 11 14 VSS2 D0/AO12 12 13 VCC (DIP-24P-M02) (FPT-24P-M01) (FPT-24P-M03) 2 MB88141 ■ 端子機能説明 端子番号 端子記号 I/O 機 能 説 明 21 SDA * 2 BUS 20 SCL * 2 I I2C バスのシフトクロック入力端子です ( ヒステリシス入力 )。 19 MOD * 1,3 I D/A コンバータと I/O エキスパンダのモード切換え端子です。“L”入力 で D/A コンバータ,“H”入力で I/O エキスパンダ + D/A コンバータとなりま す。 16 17 18 CS0 * 1 CS1 CS2 I スレーブアドレスの下位 3 bit の設定端子です。 同一のバスライン上に,最大 8 つの MB88141 を接続することができます。 1 2 3 4 AO1 * 3 AO2 AO3 AO4 O OP アンプ付き 8 ビット D/A 出力です。 5 6 7 8 9 10 11 12 D7/AO5 * 3 D6/AO6 D5/AO7 D4/AO8 D3/AO9 D2/AO10 D1/AO11 D0/AO12 I/O OP アンプ付き 8 ビット D/A 出力です。 I/O エキスパンダ動作時,パラレルデータの入出力端子になります。 13 VCC ― ディジタル回路,OP アンプの電源端子です。 24 GND ― ディジタル回路,OP アンプの GND 端子です。 22 VDD1 ― D/A コンバータの基準電源端子です (H)。 AO1 ∼ AO4 23 VSS1 ― D/A コンバータの基準電源端子です (L)。 AO1 ∼ AO4 15 VDD2 ― D/A コンバータの基準電源端子です (H)。 AO5 ∼ AO12 14 VSS2 ― D/A コンバータの基準電源端子です (L)。 AO5 ∼ AO12 I2C バスのデータ入出力端子です ( ヒステリシス入力 )。 データの受信確認信号を出力します。 * 1:MOD および CS0 ∼ 2 の端子は,入力を固定して使用してください。 * 2:SDA,SCL 端子には,対 VCC 保護トランジスタがついていないため,静電気破壊特性がほかの端子に比べて弱くなっ ていますので,取扱いにご注意願います。 * 3:I/O エキスパンダ機能と D/A コンバータ機能を併用する場合は,D/A コンバータの出力精度がシステムに影響を及ぼ さない範囲でのご使用をお願いいたします。 3 MB88141 ■ ブロックダイヤグラム SDA SCL CS2 CS1 CS0 MOD I2C バスインタヘース D/A & I/O コントロールロジック ……… D0 ……… D7 … D0 4 ch … VDD1 VSS1 R-2R ラダー回路 … … − + D7 D0 8 ビットラッチ 8 ビットラッチ 1 ch … ……… … D7 D0 D7 8 ビットラッチ 8 ビットラッチ 5 ch … 12 ch … … R-2R ラダー回路 R-2R ラダー回路 − + − + ……… … … … R-2R ラダー回路 V DD2 V SS2 − + ……… 8 VCC GND AO1 4 …… AO4 AO5/D7 …… AO12/D0 MB88141 ■ データ構成 データの構成は, 〔D/A コンバータ (12 ch)〕 ・ 〔I/O エキスパンダ+ D/A コンバータ〕の 2 つの使用モード (MOD 端子で選 択 ) により,以下のようになります。 1. データ構成 〔MOD = “L”〕: D/A コンバータ (12 ch) (1) I2C バスフォーマット First S6 S0 R/W スレーブアドレス (7 bit) S 0 C7 C0 チャネル選択 (8 bit) A D0 D/A データ (8 bit) A Last P A : MB88141( スレーブ装置 ) からの送信 : マスタ装置からの送信 S : “開始”条件 D7 A : “確認”出力 P : “停止”条件 (2) スレーブアドレス比較 (7 bit) スレーブアドレス入力 (7 bit) 内部固定 S6 S5 S4 S3 S2 S1 S0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 1 0 1 1 外部設定 CS6 CS5 CS4 CS3 CS2 CS1 CS0 = 1 0 0 1 0 0 0 1 = 1 0 0 1 0 0 1 1 0 = 1 0 0 1 0 1 0 0 1 1 = 1 0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 = 1 0 0 1 1 0 0 0 1 1 0 1 = 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 1 0 = 1 0 0 1 1 1 0 0 0 1 1 1 1 = 1 0 0 1 1 1 1 アドレス比較 : スレーブアドレス入力とデバイス自身のスレーブアドレス ( 内部固定の CS6 ∼ CS3 と外部設定の CS2 ∼ CS0) が一致したデバイスのみが動作します。 (3) R/W 選択 (1 bit) “0”固定 (D/A コンバータは Write 動作のみ ) 5 MB88141 (4) チャネル選択 (8 bit) C7 C6 C5 C4 C3 C2 C1 C0 チャネル選択 × × × × 0 0 0 0 全 ch 選択* 1 × × × × 0 0 0 1 AO1 選択 × × × × 1 1 0 0 AO12 選択 × × × × 1 1 0 1 Don′t Care × × × × 1 1 1 0 Don′t Care × × × × 1 1 1 1 全 ch 選択* 2 × : Don′t Care * 1: チャネル選択以降の 1 byte 分のデータを全 ch に設定する ( 全 ch 同一データを設定 )。 S スレーブアドレス (7 bit) A 0 D/A データ (8 bit) A XXXX0000 A P A P * 2: チャネル選択以降の 12 byte 分のデータを各 ch に設定する ( 各 ch 個別データを設定 )。 スレーブアドレス S A 0 A XXXX1111 A • • • AO12 データ : MB88141( スレーブ装置 ) からの送信 : マスタ装置からの送信 S : “開始”条件 AO1 データ A : “確認”出力 P : “停止”条件 ( 注意事項 )開始・停止条件を確認するまで,ch 1 から順番に繰り返し設定を行います。 (5) D/A データ (8 bit) D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 チャネル選択 0 0 0 0 0 0 0 0 ≅ V SS 0 0 0 0 0 0 0 1 ≅ (V REF/256) × 1 + V SS 0 0 0 0 0 0 1 0 ≅ (V REF/256) × 2 + V SS 1 1 1 1 1 1 1 0 ≅ (V REF/256) × 254 + V SS 1 1 1 1 1 1 1 1 ≅ (V REF/256) × 255 + V SS V REF = V DD − V SS 2. データ構成〔MOD = “H” 〕: D/A コンバータ + I/O エキスパンダ (1) I2C バスフォーマット First S First S S6 S0 RW スレーブアドレス (7 bit) S6 1 A 0 A : マスタ装置からの送信 S : “開始”条件 6 ディジタルデータ (8 bit) C7 S0 RW スレーブアドレス (7 bit) D0 D7 P : “停止”条件 Last A D7 C0 チャネル選択 (8 bit) P A ディジタルデータ (8 bit) : MB88141( スレーブ装置 ) からの送信 A : “確認”出力 D0 Last A P MB88141 (2) スレーブアドレス比較 (7 bit) 「1. (2) スレーブアドレス比較 (7 bit)」と同じ。 ただし,CS2 の設定により,D/A コンバータのチャネル数と,I/O エキスパンダのビット数を設定します。 CS2 D/A コンバータ I/O エキスパンダ 0 4 ch (AO 1 ∼ AO 4) 8 bit (D7 ∼ D0) 8 ch (AO 1 ∼ AO 8) 4 bit (D3 ∼ D0) 1 CS2 =“1” を選択した場合,Write 動作 (I C バス→パラレル ) 時の上位 4 bit (D7 ∼ D4) は無視され,READ 動作 ( パラレル → I2C バス ) 時の上位 4 bit (D7 ∼ D4) は“0”(Low) 出力になります。 2 (3) R/W 選択 (1 bit) R/W I/O エキスパンダ動作 D/A コンバータ動作 0 I2C バス入力→パラレルデータ出力 I2C バス入力→アナログ出力 1 パラレルデータ入力→ I2C バス出力 (4) チャネル選択 (8 bit) C7 C6 C5 C4 C3 C2 C1 C0 チャネル選択 × × × × 0 0 0 0 I/O エキスパンダ動作 × × × × 0 0 0 1 AO1 選択 × × × × 0 1 0 0 AO4 選択 × × × × 0 1 0 1 Don′t Care (AO5 選択 ) × × × × 1 0 0 0 Don′t Care (AO8 選択 ) × × × × 1 0 0 1 Don′t Care × × × × 1 1 1 0 Don′t Care × × × × 1 1 1 1 I/O エキスパンダ連続動作 ( ) : D/A コンバータ 8 ch,I/O エキスパンダ 4 ビット時。 × : Don′t Care (5) D/A データ (8 bit) 「1. (5) D/A データ (8 bit)」と同じ。 (6) I/O エキスパンダの連続動作 I2C バス入力→パラレルデータ出力 S スレーブアドレス 0 A A XXXX1111 ディジタルデータ A • • • ディジタルデータ A P A P ( 注意事項 )開始・停止条件を確認するまで連続動作を続けます。 パラレルデータ入力→ I 2C バス出力 S スレーブアドレス 1 A ディジタルデータ : マスタ装置からの送信 S : “開始”条件 P : “停止”条件 A ディジタルデータ A • • • ディジタルデータ : MB88141( スレーブ装置 ) からの送信 A : “確認”出力 7 MB88141 ■ 動作説明 ・タイミングチャート (I 2C バス仕様 ) “ 開始 “ 条件 データ 変化 SDA 入力 S6 SCL 入力 1 “ 確認 “ 応答 “ 確認 “ “ 停止 “ 条件 応答 “ 確認 “ 応答 S5 S4 S3 S2 S1 S0 R/W ACK C7 C6 C5 C0 ACK D7 D6 D0 ACK 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17 18 19 20 26 27 遅延 AO1 ∼ AO12 アナログ出力 遅延 D0 ∼ D7 出力 HiZ 状態 ディジタル入力 データ取込み データ取込み D0 ∼ D7 入力 HiZ 入力 SDA 出力 HiZ 状態 DX “ 確認 “ 応答 D7 D6 D5 D0 D7 D6 D0 D7 ( 注意事項 ) ・SDA 入力の確認応答 (ACK) は,MB88141 からの出力信号です。 ・D0~D7 の入力および出力のタイミングは,それぞれ WRITE および READ の切替わり時のタイミングです。 電源立上り時に D0~D7 はディジタルデータ出力となり, READ 信号を確認するまで D0~D7 は出力状態となります。 また,READ 動作後は, 次の I/O WRITE 信号を確認するまで, D0~D7 は入力 (HiZ) 状態となります。 ・アナログ出力電圧範囲 R-2R ラダー回路 VDD1&VDD2 オペアンプ回路 VCC ( = VDD1, VDD2 ) アナログ出力範囲 VSS1&VSS2 8 GND ( = VSS1, VSS2 ) MB88141 ■ 絶対最大定格 定 格 値 項 目 電源電圧 記号 条 件 単 位 最 小 最 大 VCC −0.3 +7.0 * V VDD −0.3 +7.0 * V −0.3 +7.0 * V VSS GND を基準にした場合 Ta = +25°C 入力電圧 VIN −0.3 V CC + 0.3 V 出力電圧 VOUT −0.3 V CC + 0.3 V 消費電力 PD 250 mW 動作温度 Ta −20 +85 °C 保存温度 Tstg −55 +120 °C * : VCC ≥ VDD1 ≥ VSS1,VCC ≥ VDD2 ≥ VSS2 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。 したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 ■ 推奨動作条件 規 格 値 項 目 電源電圧 1 電源電圧 2 記 号 アナログ出力電流 単 位 最 小 標 準 最 大 VCC 4.5 5.0 5.5 V GND 0 ― V VCC ≥ VDD1 > VSS1 VDD1 − VSS1 ≥ 2.0 V 2.0 VCC V 0 3.5 V 2.0 VCC V VSS2 VCC ≥ VDD2 > VSS2 VDD2 − VSS2 ≥ 2.0 V 0 3.5 V IAL ソース電流 0 1.0 mA IAH シンク電流 0 1.0 mA VDD1 VSS1 電源電圧 3 条 件 VDD2 発振限界出力容量 COL ― ― 1.0 µF ディジタルデータ設定範囲 ― ― #00 #FF ― 動作温度 Ta ― −20 +85 °C <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。 電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。 常に推奨動作条件下で使用してください。 この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。 記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に当社営業担当部門までご相談ください。 9 MB88141 ■ 電気的特性 1. 直流特性 (1) ディジタル部 (VCC = 5 V ± 10 %,GND = 0 V,Ta = −20 ∼ +85 °C) 規 格 値 項 目 記 号 電源電圧 VCC 電源電流 ICC 入力リーク電流 IILK 端子記号 条 件 VCC “L”レベル入力電圧 VIL “H”レベル入力電圧 VIH 入力ヒステリシス幅 VHYS “H”レベル出力電圧 VOH 標 準 最 大 4.5 5.0 5.5 V SCL = 400 kHz 無負荷時 1.0 3.7 mA −10 +10 µA SDA,SCL, VIN = 0 ∼ VCC CS0,CS1, CS2,MOD, D0 ∼ D7 0 ― 0.3 VCC V 0.7 VCC VCC V 0.05 VCC V IOH = −400 µA VCC − 0.4 V IOL = 2.5 mA 0.4 V IOL = 3.0 mA 0.4 V IOL = 6.0 mA 0.6 V SDA,SCL D0 ∼ D7 VOL1 “L”レベル出力電圧 単 位 最 小 VOL2 SDA VOL3 (2) アナログ部 1 (VCC = 5 V ± 10 %,GND = 0 V,Ta = −20 ∼ +85 °C) 規 格 値 項 目 消費電流 アナログ電圧 記 号 IDD VDD VSS 分解能 Res 単調性増加 Rem 非直線性誤差 微分直線性誤差 LE 端子記号 条 件 VDD1, VDD2 VSS1,VSS2 単 位 最 小 標 準 最 大 無負荷 IDD = IDD1 + IDD2 1.2 2.5 mA VDD1 − VSS1 ≥ 2.0 V VDD2 − VSS2 ≥ 2.0 V 2.0 VCC V GND 3.5 V 8 bit 8 bit −1.5 +1.5 LSB −1.0 +1.0 LSB 無負荷 AO1 ∼ AO12 VDD1,VDD2 ≤ VCC − 0.1 V VSS1,VSS2 ≥ 0.1 V DLE 非直線性誤差 :“00” 時の出力電圧と, “FF”時の出力電圧を結ぶ理想直線に対する入出力曲線の誤差 微分直線性誤差 : ディジタル値を 1 ビット増加させたときの理想の増加量に対する誤差 アナログ出力 理想直線 VAOH 非直線性誤差 VAOL ディジタル設定 #00 #FF ( 注意事項 ) VAOH と VDD,VAOL と VSS は必ずしも一致しません。 10 MB88141 (3) アナログ部 2 (VCC = VDD1 = VDD2 = 5.0 V,GND = VSS1 = VSS2 = 0.0 V,Ta = −20 ∼ +85 °C) 規 格 値 項 目 記 号 端子記号 条 件 出力最小電圧 1 VAOL1 IAL = 0 µA 出力最小電圧 2 VAOL2 IAL = 500 µA ディジタルデータ “00” 単 位 最 小 標 準 最 大 VSS VSS + 0.1 V VSS − 0.2 V SS VSS + 0.2 V VSS VSS + 0.2 V 出力最小電圧 3 VAOL3 IAH = 500 µA 出力最小電圧 4 VAOL4 IAL = 1.0 mA VSS − 0.3 V SS VSS + 0.3 V 出力最小電圧 5 VAOL5 IAH = 1.0 mA VSS VSS + 0.3 V 出力最大電圧 1 VAOH1 VDD − 0.1 VDD V 出力最大電圧 2 VAOH2 IAL = 500 µA VDD V 出力最大電圧 3 VAOH3 IAH = 500 µA V DD VDD + 0.2 V 出力最大電圧 4 VAOH4 IAL = 1.0 mA VDD − 0.2 ディジタルデータ VDD − 0.2 “FF” VDD − 0.3 V DD V 出力最大電圧 5 VAOH5 IAH = 1.0 mA VDD − 0.3 V DD VDD + 0.3 V AO1 ∼ AO12 IAL = 0 µA 11 MB88141 2. 交流特性 規 格 値 項 目 記 号 条件 標準モード 高速モード 最 小 最 大 最 小 最 大 単位 fSCL 0 100 0 400 kHZ tBUF 4.7 1.3 µs ホールド・タイム ( 再送 )“開始”条件。 この期間の後,最初のクロック・パルスが生 成されます。 tHD;STA 4.0 0.6 µs SCL クロックの Low 状態ホールド・タイム tLOW 4.7 1.3 µs SCL クロックの High 状態ホールド・タイム tHIGH 4.0 0.6 µs 再送“開始”条件のセットアップ時間 tSU;STA 4.7 0.6 µs データ・ホールド・タイム tHD;DAT 0 0 0.9 µs データ・セットアップ時間 tSU;DAT 250 100 ― ns SDA および SCL 信号の立下り時間 tR 1000 20 + 0.1 Cb 300 ns SDA および SCL 信号の立上り時間 tF 300 20 + 0.1 Cb 300 ns tSU;STO 4.0 0.6 µs 入力フィルタによって抑制されるスパイクの パルス幅 tSP 0 50 ns バスのキャパシタンスが シンク電流 3 mA 10 pF ∼ 400 pF の場合の出力 シンク電流 6 mA 立下り時間 250 20 + 0.1 Cb 250 ns tOF ― 20 + 0.1 Cb 250 ns I 2C バス・ラインの容量性負荷 Cb 400 400 pF アナログ出力セトリング時間 tDL;AO *1 100 100 µs ディジタル出力遅延時間 tDL;DO *2 300 300 ns 入力開放時間 I/O エキスパンダ ディジタル入力セットアップ 時間 tDZ;DI *3 200 200 ns tSU;DI 250 100 ns ディジタル入力ホールド時間 tHD;DI 0.9 0.9 µs SCL クロック周波数 “停止”条件と“開始”条件の間のバス・ フリー・タイム “停止”条件のセットアップ時間 D/A * 1: 負荷条件 1 * 2: 負荷条件 2 測定点 測定点 DUT DUT RAL = 10 kΩ CAL = 50 pF CAL = 50 pF * 3 : I/O エキスパンダの入力開放時間の規定は,I/O WRITE 後の READ,および READ 後の I/O WRITE 動作時に適用さ れます。 12 MB88141 ・入出力タイミング tBUF tHD; STA •• •• アクノ リッジ SDA •• SCL •• tSU; DAT tHD; DAT •• P •• アクノ リッジ •• tSP •• tSU; STA tHD; STA •• 9 S 18 Sr •• tLOW tR tHIGH tDZ; DI P tSU; STO tF tSU; DI •• tHD; DI D0 ~ D7 ディジタル入力 tDZ; DI D0 ~ D7 ディジタル入力 tDL; DO ディジタル出力 tDL; AO AO1 ~ AO12 90 % アナログ出力 10 % ( 注意事項 ) 判定レベルは VCC の 70% , 30% とします。 ■ オーダ型格 型 格 パッケージ MB88141P プラスチック・DIP,24 ピン (DIP-24P-M02) MB88141PF プラスチック・SOP,24 ピン (FPT-24P-M01) MB88141PFV プラスチック・SSOP,24 ピン (FPT-24P-M03) 備 考 13 MB88141 ■ 外形寸法図 プラスチック・DIP,24 ピン (DIP-24P-M02) +0.20 +.008 30.20 –0.30 1.189 –.012 INDEX-1 13.55±0.25 (.533±.010) INDEX-2 0.51(.020)MIN 4.96(.195) MAX 3.00(.118) MIN 0.25±0.05 (.010±.002) 0.98 .039 +0.50 –0 +.020 –0 1.50 .059 0.45±0.08 (.018±.003) 15°MAX 15.24(.600) TYP 2.54(.100) TYP 1.27(.050) MAX C +0.50 –0 +.020 –0 単位 : mm (inches) 1994 FUJITSU LIMITED D24015S-2C-3 プラスチック・SOP,24 ピン (FPT-24P-M01) +0.25 2.25(.089)MAX (Mounting height) +.010 15.24 –0.20 .600 –.008 0.05(.002)MIN (STAND OFF) 5.30±0.30 (.209±.012) INDEX 0.45±0.10 (.018±.004) 1.27(.050) TYP +0.40 6.80 –0.20 7.80±0.40 (.307±.016) +.016 .268 –.008 +0.05 Ø0.13(.005) M 0.15 –0.02 +.002 .006 –.001 0.50±0.20 (.020±.008) Details of "A" part 0.20(.008) "A" 0.10(.004) 13.97(.550)REF 0.50(.020) 0.18(.007)MAX 0.68(.027)MAX C 14 2000 FUJITSU LIMITED F24007S-3C-5 単位 : mm (inches) MB88141 プラスチック・SSOP,24 ピン (FPT-24P-M03) 注 ) * 印寸法はレジン残りを含まず。 +0.20 * 7.75±0.10(.305±.004) 1.25 –0.10 +.008 .049 –.004 (Mounting height) 0.10(.004) * 5.60±0.10 INDEX 0.65±0.12(.0256±.0047) (.220±.004) +0.10 C 2000 FUJITSU LIMITED F24018S-2C-3 6.60(.260) NOM "A" +0.05 0.22 –0.05 0.15 –0.02 +.004 –.002 .006 –.001 .009 7.15(.281)REF 7.60±0.20 (.299±.008) Details of "A" part +.002 0.10±0.10(.004±.004) (STAND OFF) 0 10° 0.50±0.20 (.020±.008) 単位 : mm (inches) 15 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時~ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 販売戦略部
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