経営計画の概要 ■計画策定の目的 当行は、平成13年3月に福岡シティ銀行(現 西日本シティ銀行)との経営統合に合意後、リテール分野に特化 したビジネスモデルの構築や経営の合理化・効率化など抜本的な経営の改革により、収益力の強化や財務内容の強 化及び資産の健全化促進等、着実に改善を図ってまいりました。地域における金融機関として現状に甘んずること なくこれまでの実績を糧として、戦略ステージを「経営改善」から「成長」に転換してさらにステップアップする ため5年間(平成18年4月∼平成23年3月)を計画期間とする経営計画を策定し、本計画に掲げた諸施策に取り組 んでおります。 ■目指す目標 本計画での目標は、「IPO(株式公開)による企業価値とステータスの向上」とします。 市場に広く評価される質の高い健全性・成長性を確保することが、ひいては、経営理念の実現につながり、お客 さまや地域社会への貢献につながるとの認識にたち、IPOを志すにふさわしい内部管理態勢・財務基盤・収益基盤 を備えた銀行へと成長してまいります。 ■経営課題及び基本施策 a 経営課題、基本施策 本計画での経営課題は、健全性・成長性を確保するために、「内部管理態勢の強化」「財務基盤の強化」「収 益基盤の強化」の3つを掲げ、本計画で策定した基本施策の「法令等遵守態勢の強化」「リスク管理態勢の強 化」「貸出資産の健全化促進」「経営資源の有効活用」「個人営業の強化」「法人営業の強化」「有価証券運用の 強化」への取り組みにより、強固な経営体質と特徴あるビジネスモデルを構築してまいります。 s 西日本シティ銀行との連携 当行は、親会社である西日本シティ銀行との人事交流などにより地銀上位行の経営ノウハウの導入等を行い、 本計画の経営課題をより着実にスピーディーに克服してまいります。 経営計画のフレームワーク <経営理念>長崎銀行は、「お客さま本位」のもと「健全経営」に徹し「地域社会に奉仕」するこ とを使命とし、地域になくてはならない銀行を目指します。 本計画における目標 ⇒ IPOによる企業価値とステータスの向上 経営課題 内部管理 態勢の強化 健 全 性 ・ 成 長 性 の 確 保 財務基盤 の強化 基本施策 ◎法令等遵守態勢の強化 経営指標 23年3月期 の目標 コア業務純益 20億円以上 税引後利益 10億円以上 自己資本 90億円以上 ◎リスク管理態勢の強化 ◎貸出資産の健全化促進 ◎経営資源の有効活用 ◎個人営業の強化 収益基盤 の強化 フォローとローリングの実施 強固な 経営体質と 特徴ある ビジネス モデル の構築 ◎法人営業の強化 自己資本比率 8%以上 不良債権比率 3%台 ◎有価証券運用の強化 西日本シティ銀行を中心としたNCBグループとの連携強化 THE BANK OF NAGASAKI DISCLOSURE 3
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