女性活躍の職場

特集
3
多様性の推進
女性活躍の職場
三協アルミ社 商品企画部 商品企画課
(前列左から)
吉野
(後列左から)
高橋
寿美枝 宮越 香織 角谷 千映
知佐 吉留 美貴子
ヒット商品に活かす
「女性の目線」
当社では近年、女性のこまやかな感性
を大切にして企画された商品が相次いで
ヒットし、高い評価を受けています。これ
らは、
「アーチ形」や「葉っぱ形」
といった
なごみを感じさせるデザインを用いたり、
お掃除の手間、収納のしやすさを考慮し
た「主婦目線」、あるいは子どもへの安全
吉野 寿美枝さん
宮越 香織さん
購買の意思決定に関わるのは
ほとんど女性、女性の思いを
活かした商品を企画します。
住まいや暮らし方の変化
に合わせ、永く愛される商
品を実現していきます。
○「ウッデリアVS」企画のポイント
○「ナチュレ・エル」企画のポイント
花、葉っぱ、
シャンパンの泡をモチー
木もれ日のような光の演出とリース
フにした小窓は、光を印象的に採り入
を飾ることで四季の移ろいを楽しんで
「女性ならでは」
ともいえる商品です。住
れ、
心地よい安らぎを感じられるデザ
欲しいという思いを込めました。
宅建材の企画担当者が、それぞれの商品
インです。
これからも自分自身が使う
女性ならではの視点を生かし、住ま
性に配 慮した「ママ目線」で企 画された
にこめた思いを語りました。
立 場となり、共 感
いにも家族にも永
してもらえる商品
く愛される魅力あ
を考えていきたい
る商品を提案し続
と思います。
と
けたいです。
インテリア建材
「ウッデリアVS」
7
玄関ドア
「ナチュレ・エル」
特集
3
吉留 美貴子さん
高橋 知佐さん
多様性の推進
女性活躍の職場
角谷 千映さん
快適な暮らしをコンセプト
に、派生商品を追求してい
ます。
安全で誰にも使いやすい
ことをもっと大切にしたい
と思います。
使う人のいろんな思いを
丁寧にくみ上げ、カタチに
していきたいです。
○「メイクグリーン」企画のポイント
○「セーフティ玄関引戸MK」企画のポイント
○「ラフォースSD」企画のポイント
鉢植えが掛けら
指はさみ防止のス
玄関を有効に使え
れるなどの室内か
トッパーを搭載する
るよう、袖 の 半 分で
らも楽しめる機能
ために開閉確認のテ
光を採り入れ、
半分
をプラスした格子
ストを何度も行いま
は収納に使える枠種
は、外観デザインを
した。
掃 除 のしやす
を追 加しました。
ま
損なわないように
使いやすさにもこ
メイクファード
「メイクグリーン」
さやアシンメトリー
(非対称)
なデザイン
「セーフティ玄関
引戸MK」
た、下枠段差も7.5ミ
リとし、
出 入りが ス
スライディングドア
「ラフォースSD」
だわっています。生活者の視点に立って
も特徴です。
「誰でもが使いやすいこ
ムーズになるようにしています。
企画し、さらに新しい価値を提案でき
と」
をものづくりの基本にしながら、
い
これからも、
特に安全に配慮し、
女性
るような商品づくりを心がけています。
つか大ヒット商品を生み出したいです。
や子どもにも使いやすい商品を作って
いきたいです。
すべての人が持てる力を発揮できる職場づくりに取り組み、
多様な人材の活用を推進していきます。
北陸の地場産業では、企画や設計、
デザイン、
マーケティングなどで活躍する女性が多いとされてい
ます。女性が購入の決定権を握る住宅設備の業界にあって、
当社でも女性社員が商品企画や設計現場
で活躍することは、
珍しいことではありませんでしたが、
女性たちがもっとやりがいを持って仕事に取
り組んでいくためには、
解決すべき課題が山積していたことも事実です。
そこで、
2005年に、
ワーキンググループによって女性社員の仕事や会社への思いを集め、経営層が
課題を認識した上で
「女性が活躍できる職場の実現」
を経営の重要課題とし、取り組みを始めました。
2007年6月、社内公募で人事部内に
「女性活躍推進グループ」
(現:多様性推進課)
を設置。
「仕事と
2008年、女性社員と上司がグループ
ディスカッションで互いを理解しあう
「ウーマンキャリアカフェ」
を開催
家庭の両立支援」
「女性のキャリアアップ支援」
「多様な人材の活用支援」
などの活動計画を策定。福利
厚生制度の充実や利用しやすい雰囲気づくりといった、女性はもちろん誰もが力を発揮しやすい環境
が整備され、女性目線を活かした商品開発も活発になってきました。
2014 年 6月 ドラえもんワーキンググループ発足
三協アルミ社は2014年6月から ドラえもん をキャラクターとする、社名認知度向上に向けた販売促進展
開を開始しました。当社製品の重要なターゲットである女性のお客様に共感いただけるよう、女性従業員に
よる
「推進ワーキンググループ」
を結成し、テレビCMなど、様々な施策の企画立案・展開において女性目線、
感性を活かした取り組みを進めています。
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仕事と生活の両立を目指し
「在宅勤
務」
を試行、2011年度に制度化