資料編(PDF:1959KB)

■
資料編
【資料1】
開
催
高岡市多文化共生プラン策定委員会
日
委
員
開催概要
会
内
容
第1回策定委員会
委員委嘱
高岡市の現状説明
アンケート調査の検討
1日
第2回策定委員会
アンケート調査、ヒアリング調査の
結果報告
分野別課題の整理
10 月 31 日
第3回策定委員会
高岡市多文化共生プランの構成、
素案の確認
平成 24 年 2 月 13 日
第4回策定委員会
高岡市多文化共生プラン(最終案)
の確認、市長答申
平成 23 年 6 月 2 日
9月
【資料2】
高岡市多文化共生プラン策定委員名簿
役職名
所
委員長
富山大学人間発達科学部 准教授
志賀
文哉
富山日伯交流友の会 会長
木口
実
高岡法科大学法学部 准教授
谷口
洋幸
〃
高岡外国人の子どものことばと学力
を考える会(アレッセ高岡) 代表
青木
由香
〃
外国人のための生活相談員
二瓶
博子
〃
中国語講師
艾
玉霞
〃
高岡市国際交流協会 専務理事
梶
正明
〃
国際ソロプチミスト高岡
安川
涼子
〃
高岡市連合自治会 副会長
大坂
昭輔
〃
高岡商工会議所
観光文化国際常任委員会
副委員長
委
員
属
氏
アドバイザー 富山県国際・日本海政策課
副委員長
38
課長
名
宇波 真一郎
河内
誠
■
【資料3】
資料編
高岡市多文化共生プラン策定委員会設置要綱
(設置)
第1条
高岡市における多文化共生社会の実現にむけて、「高岡市多文化共生プラン」
を策定するため、高岡市多文化共生プラン策定委員会(以下「委員会」という。
)を設
置する。
(所掌)
第2条
委員会は、次に掲げる事項を所掌する。
(1)
多文化共生プランの策定に関すること。
(2)
その他多文化共生プランの策定に必要な事項。
(組織)
第3条
委員会は、委員10人以内とし、学識経験者及び関係団体構成委員等の中か
ら、市長が委嘱する。
2
委員の任期は、多文化共生プランの策定終了までとする。
(委員長及び副委員長)
第4条
委員会に委員長及び副委員長を置く。
2
委員長は委員の互選によるものとし、副委員長は委員長の指名によるものとする。
3
委員長は、委員会の会務を総理し、委員会を代表する。
4
副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき又は委員長が欠けたとき
は、その職務を代理する。
(会議)
第5条
委員会の会議は、委員長が招集する。ただし、委員の委嘱後の最初の会議は、
市長が招集する。
2
委員長は、必要があると認めたときは、委員以外の者も出席を求めることができ
る。
(庶務)
第6条
委員会の庶務は、経営企画部都市経営課国際交流室において処理する。
(その他)
第7条
この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が
別に定める。
附
則
この要綱は、平成23年6月2日から施行する。
39
■
資料編
【資料4】
アンケート調査の結果①(外国人へのアンケート)
調査期間:平成23年6月〜7月
調査対象:高岡市内の 18 歳以上の外国人登録者
調査方法:郵送、外国人相談窓口・市内小中学校にて配布
回答者
:135 人(郵送 71 人、配布 64 人)
回答率 :20.1%(郵送 13.4%、配布 46.4%)
1
回答者の性別
2
回答者の年齢
3
回答者の国籍
男性:54 人(40%)
女性:81 人(60%)
回答者の国籍別ではブラジル、中
国の順であり、市内の外国人登録者
の割合と一致する。
4
通算滞日期間
日本での滞在の長期化、定住化の
傾向がみられる。
富山県の調査では「15 年以上」
が 24.1%と最も多く、ついで「5〜
10 年」が 20.7%、「10〜15 年」が
20.4%となっている。
40
■
5
資料編
通算高岡市滞在期間
高岡市での滞在の長期化、定住化
がみられる。
国籍別では、ブラジルが「10 年
以上」52%、
「5〜10 年」が 28%と
最も多くなっている。
6
家族内の生活支援者
日本語がわかり、生活を支援する
家族がいる方が多数を占めている。
7
母国語以外のわかる言葉
8
日本語理解(読み)
(人)
ひらがなが読める人は 94 人(70%)
41
■
資料編
9
日本語理解(書き)
(人)
ひらがなが書ける人は 84 人(62%)
10
日本語理解(聞き取り・会話)
11
日本語学習意欲
(人)
5 年以上滞日者の一部が「学びた
くない」と回答したものの、日本で
の居住年数に関わらず多くの人に
学習意欲がある。
42
■
12
日常の情報源
13
情報を得る際に困っていること
14
日常生活で困っていること
資料編
(人)
(人)
(人)
43
■
資料編
15
日常の相談者
(人)
16
病院で困ったこと
(人)
17
子育てで困っていること
(人)
44
■
18
資料編
日本の学校教育を受けさせたいか
19 いつまで教育をうけさせたいか
7割の人が高校卒業後も教育を
受けさせたいと回答している。
20 職 業
21 仕事で困っていること
(人)
45
■
資料編
22 災害時の心配
(人)
23 地域の避難場所を知っているか
24 自治会を知っているか
約7割の人が自治会の存在を知
らない。
46
■
25 自治会加入のメリット
(人)
26 高岡市で生活していて良いと思うこと
(人)
27 高岡市で生活する際に必要な支援
(人)
47
資料編
■
資料編
アンケート調査の結果②(外国人へのアンケート
項
目
7.母国語以外のわか
内
容
自由回答)
※( )内は国籍・性別・年齢・居住年数
・その他:スペイン語、ウルドゥ語、ドイツ語、フィンランド語
る言葉
11.日本語学習意欲
・学びたいが、時間がない。(ブラジル・女性・50 代・10 年以上)
12.日常の情報源
・インターネット
グーグルでの自動翻訳(ブラジル・男性・30 代・
5〜10 年)
・職場のスタッフから情報をもらう(中国・男性・20 代・1〜3 年)
13.情報を得る際に困 ・システムの違いのため、友人等の住所を確認するのが困難である。
っていること
(ブラジル・女性・30 代・5〜10 年)
・忙しくても情報が簡単に伝わる方法が分からない。(中国・女性・
40 代・5〜10 年)
・特になし(数名)
14.日常生活で困って ・ペットを飼育している場合、不動産の賃貸が難しい。(ブラジル・
いること
女性・40 代・5〜10 年)
・家屋を借りるに当たって、保証人無しでは借りるのが難しい。(ブ
ラジル・男性・30 代・5〜10 年)
・アルバイトで働いているため、安定性がない。
(ブラジル・男・40
代・5〜10 年)
・労働災害事故に遭遇し、現在 4 ヶ月間治療中である。
(ブラジル・
女性・40 代・3〜5 年)
・日本人の知人ができない(中国・男性・30 代・1〜3 年)
・特になし(数名)
15.日常の相談者
・誰でも力になってくれる人。
(ブラジル・男性・30 代・5〜10 年)
・日本人およびブラジル人。(ブラジル・女性・50 代・10 年以上)
・自分で決める。(中国・女性・20 代・1〜3 年)
・海外にいる外国人の友達(ドイツ・女性・20 代・1 年未満)
16.病院で困ったこと ・市役所が市の医師のリストをいろいろの言語で作成してもらえると
助かる。
(ブラジル・男性・40 代・5〜10 年)
・一部の医学専門用語が分らない。
(中国・女性・40 代・5〜10 年)
・特になし(数名)
17.子育てで困ってい ・特に問題はない。学校からの連絡事項の通知は翻訳された物が届い
ること
ている。
(ブラジル・女性・30 代・5〜10 年)
・中学校には通訳が少ない。少なくとも保護者会の時に通訳がいれば
子供の学校生活の様子がわかるので、善処してほしい。(ブラジル・
女性・30 代・10 年以上)
・特になし(ブラジル・女性・30 代・10 年以上)
48
■
項
目
内
容
資料編
※( )内は国籍・性別・年齢・居住年数
21.仕事で困っている ・自分の望む仕事を見つけるのが難しい。
(中国・女性・40 代・5〜
こと
10 年)
・日本の会社の仕事を定年まで継続できるか不安。
(中国・女性・20
代・1〜3 年)
22.災害時の心配
・日本人はとても規律正しいので、日本での災害は心配していない。
(ブラジル・女性・50 代・10 年以上)
27.高岡市で生活する ・ ハローワーク、市民病院、市役所での通訳(ブラジル・男性・30
際に必要な支援
代・5〜10 年)
・住んでいる地域内外の情報が少なくあまり知らない。
(中国・女性・
20 代・1〜3 年)
・在日外国人の定年後の年金に関する情報を提供してほしい。
(中国・
女性・40 代・5〜10 年)
・必要ない(ブラジル・男性・40 代・10 年以上)
自 由 記 述 欄
【言語支援】
・税金の納付の書類は翻訳されているがその他の物(支援等)の情報も翻訳してほし
い。情報を得る権利があると思う。(ブラジル・男性・20 代・5〜10 年)
・全ての市役所からの通知がポルトガル語であれば便利。(ブラジル・男性・50 代・
10 年以上)
・出産する時、中国語ができる通訳がいたら助かる。日本語が上手くないので助産師
及び医者とのコミュニケーションをうまく取れるかどうか心配。
(中国・女性・20 代・
1 年未満)
・観光名所の看板に:韓国語、中国語、ロシア語、英語があるが、ポルトガル語は何
故ないのか、私たちブラジル人も情報がほしい。
(ブラジル・女性・50 代・10 年以上)
・日本人たちが話し掛けてくる言葉を全て理解したいと思うが、私の年齢では日本語
を覚える事は困難。
(ブラジル・女性・40 代・5〜10 年)
・ある年齢以上になると日本語を覚える事が大変困難になるため支援してもらいたい。
私の祖国に於いても同様の問題がある。高齢の日本人達はポルトガル語を理解できな
い。
(ブラジル・男性・50 代・5〜10 年)
・国際交流センターの日本語勉強会は日本の生活と日常用語を教えてくれて嬉しく思
うが、多くの中国人は知らない。もっと周知したら良い。
(中国・女性・50 代・1〜3
年)
49
■
資料編
【情報提供】
・高岡市に住んでいる外国人のために海外、日本国内及び富山県・高岡市に関するニ
ュース、情報がはいっている定期新聞紙或いは月刊誌・週刊誌等の雑誌がほしい。
(中
国・女性・40 代・5〜10 年)
【住居問題】
・不動産が簡単に家屋を貸してくれたらよい。
(差別無く)
(ブラジル・男性・20 代・
5〜10 年)
【労働問題】
・労働者が誇りと労働者の権利を行使して安定した就労を、特に雇用する会社、人材
派遣会社に協力してもらいたい。
(ブラジル・男性・30 代・5〜10 年)
【子どもの教育】
・子供がちゃんと進学できるか不安である。
(小6で来日)
(中国・女性)
・子育ての相談に関して児童相談所はすごく助かる。
(中国・女性・30 代・5〜10 年)
・日本と中国では子どもの教育や子ども同士・親同士の付き合い方が全く違う。日本
語ができない人は日本社会のルール、習慣が分からず悩みが多いと思う。
(中国・女性・
30 代・5〜10 年)
【交通について】
・交通事故を防ぐため、外国人は日本の運転免許を取得するために勉強すべき。日本
の生活マナーと交通規則を身につけることが大事。
(フィリピン・女性・40 代・10 年
以上)
【高岡市について】
・高岡市は綺麗で豊かな町である。私は8年間近く住んでいて、この町を自分の第二
の故郷だと思っている。
(中国・男性・30 代・5〜10 年)
・.高岡は古い町だと聞いたが、何が古いのかよく知らない。全国的にも有名な所がた
くさんあるのに私たちには①案内してくれる人がいない②言葉が通じない③交通機関
の乗り方が分らないので観光見学できなく又、見聞を深めることができない。同じ出
身国の人達を集めて、日本のいろんな所に行き見聞を広めることができたらいいなと
思っている。
(今は日本が大好きで、日本についてもっと知りたい)。
(中国・女性・20
代・1〜3 年)
50
■
【資料
5】
資料編
外国人住民に関する地域からの聞き取り調査
聞き取り校下
内
容
野
村
【外国人のマンション入居者について(自営マンション)
】
牧
野
・日本人との間にトラブルは無い。
平
米
・日本人との関わりもほとんど無い。
・居住歴が長く、家族の誰かが日本語を話すことができる。
そのため連絡事項やお願い事を伝えやすい。
(事例)夜間の騒ぎを注意したら直ぐにやめた。
ゴミの分別も近隣住民の指摘を受け、すぐに改善した。
・町内会には加入している。
(事例)回覧板等、文書連絡は殆どしない。(大家が言葉で通知)
児童クラブの連絡文は入れている。
町内行事へは殆ど参加しない。
ブラジル人同士でコミュニケーションを図っている。
【外国人のアパート入居者等について(不動産業者)】
・毎月きちんと家賃を納めていた入居者が、ある日突然いなくなる
ケースがある。
・無断で改装(壁を塗る、扉をはずす)、土足での利用があった。
・ゴミ出しのルールを事前に説明しているが守られていない。
・ブラジル人は個人での契約、中国人は会社借り上げが多い。
・借家で大勢の友人を呼び寄せ、近所から苦情が入る。
(犯罪・危害
はないが怖い。)
・ある程度資産がある人は中古住宅を購入。
※アパート契約について
・外国人が入居可能な物件はほとんど無い。
(各アパートのオーナーからの要望による)
・ペット同居の相談も受けるが、外国人で対応できる物件はない。
・日本人の保証人(又は保証会社)がいることが要件。
・契約時は日本語を話せる人が一緒に来ている。
【校下内の外国人について】
・特に問題は起こっていない。
・マンションに居住する外国人は自治会に加入していない。
(事例)地域とのコミュニケーションが保てない。
居住実態が把握できない。
・借家に居住する外国人は居住歴も長く、地域とのコミュニケーシ
ョン、地域行事への参加が多い。
51
■
資料編
【資料
6】
外国人児童・生徒に関する学校からの聞き取り調査
調査校
内
容
外国人児童・生徒の多
・学校に順応している子、そうでない子と大きく差がある。
い市内小中学校5校
・小学校入学前に必要な習慣(集団生活等)を身につけていない。
・授業を無視して校内を走り回っている。他の外国人児童もつら
れ、最終的には教室全体が浮いた雰囲気になる。
・外国人児童1名のために、学校全体が日本人児童の何倍も手を
かけている。
・かなり手厚い教育を行っていることを保護者に理解してもらえ
ない。
・子どもは学校での出来事を自分の都合に合わせて保護者に報告
する。
・児童よりも保護者への対応が困難。
(言葉が通じない、クレーム
が多い)
・外国人保護者の間でネットワークを形成し、学校・地域の活動
に協力的な保護者も多い。
52
■
【資料
7】
資料編
高岡市多文化共生プラン(素案)に関する意見について
意見募集期間:平成 23 年 12 月 16 日(金)〜平成 24 年 1 月 12 日(木)
意見提出者数:29 名(日本人 15 名、外国人 14 名)
周 知 方 法 :ホームページ、総合案内所カウンター・情報公開コーナー(本
庁)、伏木・戸出・中田支所、福岡総合行政センター
項
目
意
見
概
要
コミュニケー
・コミュニケーションを取る上で、最大の問題は言葉の壁である。外国人のための語学教
ション支援
室を充実させることも大切だが、日本人も積極的に外国語を学び、外国人とコミュニケー
ションを取ろうとする姿勢が必要である。
・サインの多言語化をあらゆるところで意識して作成してもらいたい。大きなサインは多
23
件
言語化されているが、小さなサインは多言語化されていない。
・外国人と共生できるまちにするためには、コミュニケーションを取ることが重要である。
・市内を見ても外国語の案内看板はまだ少ないので、市内に住む外国人や観光客のために
も、外国語での表示を充実させればよいのではないか。
・多言語での観光、地域、生活に関する情報を提供することは賛成である。特に富山県に
は、外国人が多く住んでいるため必要である。
・民間ボランティア団体による日本語教室の開催はいいことだが、内容が限られている。
今までの日本語教室では、基本的な日本語ばかりであり、上級者レベルの日本語を勉強す
るためのクラスは提供されているのか。または、日常生活でよく見る漢字を勉強するコー
スを作ってもいいのではないか。
・日本語教室は日本に住んでいる外国人に本当に役立っているため、日本語のレベルに関
わらず、初・中・上級の日本語のクラスを提供したらいいのではないか。
・外国人を地域社会に融合させるためには、市ホームページの外国語版や配布物の多言語
化は非常に助かる。
・日本語教室の支援もいいアイデアである。外国人が日本語を勉強することで、地域社会
に入ることが簡単になるのではないか。
・コミュニケーション支援に対する施策の範囲が広くていいことである。民間ボランティ
ア団体による日本語教室の拡充支援や外国人と日本人との住民間で、多文化共生の意識に
ついて話し合う機会に期待したい。
・外国人に色々な情報を伝えるためでなはく、外から見ている人達に多文化都市としての
高岡を印象づけるためにも、市ホームページの外国語版を充実させる必要がある。
・色々な言語で市内のレストランやお店などが書いてあるマップがあれば良いのではない
か。既にある場合は、マップの存在を気付かせる必要がある。
53
■
項
資料編
目
意
コミュニケ
ーション支援
見
概
要
・市役所での通訳が配置されているが、午前中も配置してもらいたい。
・市役所での通訳人は午前、午後ともいてもらいたい。(2件)
・夜勤明けの午前中に市役所へ行きたいので、午前中も通訳にいてもらいたい。
・納付の請求書は翻訳されたものが届くが、支援等の書類は翻訳されていないので、翻訳
してもらいたい。
・大人向けの日本語教室等を実施してもらいたい。
・市役所からの通知について、題名が翻訳されていれば書類の中身の検討がつくが、提出
する必要書類も翻訳してもらいたい。
・仕事を休んで市役所に行っているのに、通訳が午後にしかいないので、用事が済ませら
れない時がある。
・市役所で、月に1回土曜日の受付をしてもらいたい。
・市役所での通訳人が午前中いてもらいたい。また、保育園や病院にも通訳する人がいて
もらいたい。
・ゴミを出す日について、もっと詳しくポルトガル語で翻訳した説明資料があってもいい
のではないか。
生活支援
・東日本大震災で感じた防災対策の充実に関しては、早急に進めていく必要がある。机上
での充実ではなく、町内単位や、避難先となる小学校での実際の動きを身体で感じる事が
必要である。
・学校にいても外国人が増加していると感じる。文化が違うことから、子どもや大人の中
21
件 でも行き違いがあり、教師が間に入ることが必要なので、相談員の増員については賛成で
ある。
・外国人との共生は、単に外国人の生活を支援することだけなのか。何かしてあげようと
いう気持ちや支援はもちろん大切であるが、日本人側の譲歩によるものでなく、外国人か
らの歩み寄りを促し、また、しっかり受け止めることが必要である。
・防災意識が高まる中、外国人にも正しい情報を伝え、しかるべき行動をとってもらうこ
とが急務である。自治会組織で外国人にケアできる部分と、行政からのケアでしか対応で
きない部分を見極めて対応してほしい。
・特に、日本で生まれ、育っている世代には、日本での生活環境、教育になじみやすい下
地づくりが必要である。
・東日本大震災のような災害時において、情報伝達が混乱した時に、サインは重要な情報
源である。
・教育の分野では、児童・生徒に対する日本語指導、生活指導、学習指導等の支援施策が
講じられているが、その保護者に対する地域生活指導等は、住宅分野の支援施策に位置付
けられている。
54
■
項
意
目
生活支援
見
概
資料編
要
・実際の施策運用に際しては、外国人児童・生徒への学校生活指導に併せて、学校行事に
参加した保護者への地域における生活指導等を行うなど、教育や住宅といった施策分野に
拘らない行政サイドの連携により、外国人と地域との共生を実現してもらいたい。
・小学校低学年の日本人を対象とした外国語(中国語やポルトガル語)教室を、日本語教
室と同時に開催して、交流の場としても利用されるような相互語学教室としてもらいたい。
・県内の医療機関で、外国人への対応が十分な所はあまり見かけないので、市民病院の通
訳の設置はいい取り組みであり、続けてもらいたい。
・市民病院でのサインを外国語に訳すと外国人は大変助かる。健康診断や書類、申請書を
外国語に訳してはどうか。病院で色々な書類を訳すと患者や医師に大変役立つのではない
か。
・生活情報の中で、日本語以外の言語が話せる医師や通訳配置のある病院のリストがあっ
たらいいのではないか。
・大きな災害が発生した時にどうしたらいいか分からない外国人が多いので、防災訓練・
教育が役に立つのではないか。
・市内で、外国語が話せる医師や歯医者のリストを作成し、公表してはどうか。また、医
師の専門分野も書かれていたら更に便利である。
・外国人にとって、日常生活の中で一番重要なことは、病院での通訳配置の充実と他言語
が話せる地域の医師リストである。多くの外国人にとって、病気の時に相談できないこと
は不安である。
・小・中学校において、日本語の特別支援をしてもらうことにより、他の学科の理解度が
深まるのではないか。
・厚生連病院にも通訳を配置してもらいたい。(3件)
・自然災害訓練のボランティア活動に参加したい。(2件)
多文化共生の
・今後は、生活の中で、外国籍の人達とも対等な立場で関わっていくことの重要性を感じ
地域づくり
た。
・隣人が外国人の場合は、日本人同様に付き合っていけるのか。皆が考えるきっかけづく
19
件
りも大切ではないか。
・アンケート結果に、日本人の考え方がないが、外国人がいることに対し、不安や不都合
などは感じるのか。
・不安や不都合を感じる人も感じない人も含めて、日本人の意識を変えることが多文化の
共生において重要である。意識醸成の推進に力を入れてもらいたい。
・多文化共生社会の推進・実現には、一般市民の理解・協力・支援が不可欠であり、市民
に対するプランの周知・PR の取組みが重要である。
・グローバル化の進展を考えると、小・中学生などの子ども達に対して周知・理解の機会
を設けるなどの対応が必要ではないか。
55
■
項
資料編
目
意
見
概
要
多文化共生の
・日常生活において、外国人と日本人(高岡市民)との関わり合いの頻度からは考えられ
地域づくり
ないくらい市内に多くの外国人が居住していると知り驚いたが、彼らとの融和が必要であ
ると感じた。
・家族構成員に児童・生徒を含む外国人世帯にとっては、児童・生徒の健全育成や学校生
活を通じて生まれる地域住民との交流が、地域との共生の第一歩である。
・一番大切なことは、多文化共生社会への市民の理解と対応である。市内に住む外国人に
対して、行政として情報提供や生活面での支援などを行うことも重要だが、近隣に住む外
国人を排斥せず、地域コミュニティの一員として受け入れる市民の心を醸成することが一
番必要ではないか。
・外国人がコミュニティに参加できる環境づくりの前段として、まずは、本市における外
国人の現状(アンケート結果での日常生活で困っていることなど)を市民に広く周知して
はどうか。
・市内に約 3,000 人も外国人がいることに驚いた。あまり意識していなかったが、今後は
外国人との共生が地域社会の課題になると感じた。
・高岡市の外国人コミュニティのためのイベントを増やしてはどうか。今までは、外国人
が高岡市民のために実行するイベントが多かったが、逆に、高岡市民が外国人のためにイ
ベントを企画したら面白いのではないか。例えば、日本料理、折り紙、茶道、よさこいな
どを大きい祭りで外国人に教えるイベントがあったらいいのではないか。もし、既にある
なら、もう少し外国人向けの PR が必要である。
・「自治会活動や地域の交流活動を通した住民間の顔の見える関係づくり」は賛成である。
どこの自治会に属しているのかわからないため、自治会の PR をもう少し促進した方がいい
のではないか。
・外国人としては、国際交流イベントや英会話以外で、地域社会活動に参加することはあ
まり簡単なことではないため、外国人のコミュニティの中でも、市内のボランティア活動
の促進が必要である。
・市民や市民団体との連携・協働については、もう少し考える必要があるのではないか。
高岡市内のバーやナイトクラブなどのライブに行ったことがあるが、音楽が外国人と日本
人を一つにするパワーを持つことに感動する。将来的に、もっとこのようなイベントを支
援してはどうか。
・たかおか国際交流フェスタでは、多様なパフォーマンスを紹介する試みが明確であった
が、市民が行う音楽イベントを積極的に支援することで、多文化の高岡市が創れるのでは
ないか。
・国際交流フェスタの内容を充実させるためには、まず実行委員会の外国人メンバーの数
を増やすことで、色々な意見を得ることができる。
・市で国際交流を促進するイベントや活動が、幅広く行われていることに感動した。将来
的には、中国人やブラジル人の住民を更に支援するためにも中国、ブラジルからの国際交
流員が必要になるのではないか。
・ブラジル人と日本人との間で、交流するイベントがもっとあってもいいのではないか。
56
■
項
目
その他
意
見
概
資料編
要
・基本方針にある「文化や民族のちがいを認め、尊重し、理解しあえる人づくり」は最も
である。「ちがいを認める」ということがスタート地点に立つためには必要である。
・「みんなが集い
9
みんなが支え
みんなで創る」とあるが、施策の大半が行政からの視
件 点によるものであり、学校やボランティア、市民、外国人それぞれの立場からの行動や役
割についても触れてはどうか。
・国籍や文化の違いに限らず、ひとを思いやる心を育むことは、市民の資質を高める上で
とても大切である。外国人定住者に限らず、困っているひとを助ける気持ちを持てば、観
光客をもてなす体制づくりにつながり、市全体のレベルアップにもつながるのではないか。
・多文化共生プランは、施策の体系がしっかりと作成されており、2012 年度〜2016 年度の
5年間の計画が項目ごとに設定されていて、真撃に取組んでいく姿勢が感じられた。また、
目標とする指標も設けていることから、取り組んでいけそうな仕組みになっている。
・「みんなが集い
みんなが支え
みんなで創る
共生のまち
高岡」には外国の方々も
高岡市民として同様に、一緒に生活していこうというメッセージが込められており、高岡
市が本格的に国際都市を目指していることが伝わってきた。
・「文化や民族のちがいを認め、尊重し、理解しあえる人づくり」は非常に難しいことで
ある。様々な組織(行政・企業・団体等)が受け入れを強化する必要がある。
・大筋では、現在の施策は、多文化共生の高岡市をつくる正しい方向への一歩である。
・全体的に、高岡市多文化共生プランは幅広く、大切なところを取り扱っている。また、
高岡市は、外国人に基本情報を十分公開している。
・小学校で、月に1回程度、ブラジルの文化や習慣等を理解してもらう機会があってもい
いのではないか。また、来日しているブラジルの子どもたちにも自分の国の習慣や文化等
を再認識してもらい、お互いの文化を理解することによって、共生する事への先入観も減
るのではないか。
意見数 72 件(日本人 31 件、外国人 41 件)
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