紙資源を利用した究極のサービス “紙の街”実現を目指す

Interview
生む
心と笑
の 交流
を
顔
サービス
紙資源を利用した究極のサービス
“紙の街”実現を目指す熱き経営者
株式会社 紙源
〒 116-0014
東京都荒川区東日暮里 2-28-11 301
TEL 03-6806-7675 / FAX 03-6806-7695
URL http://www.shi-gen.net
プルな箱がベースとなっているので、何
通りかのユニットが組めるんですよ。東
Company data
北地方でご利用になられているお客様か
らは、東日本大震災の際にベッドとして
代表取締役社長
利用されたと聞いています。紙は身体に
深澤 修治
害がなく、生産過程でも有害物質を一切
横浜市出身。紙産業を営む両親の背中を見て育ち、自
身も同じ業界に進む。1991 年に古紙・ダンボールに
特化した再生資源の処理・加工技術の研究・開発・企
画を手がける会社を設立し、エコビジネスに関するコ
ンサルタントとして活躍する。2010 年には、ダンボー
ル素材の連結家具「積ンデコ」を自社製品として発表。
発生しませんから、その意味でもエコに
最適な素材なんです。利用価値がなく
なったとき、リデュース・リユース・リ
サイクルといった 3R も容易ですしね。
辺見 「紙」の特性を活かした様々な使
辺見 まずは、深澤社長のこれまでの歩
サイクルをカタチにした商品を作るしか
い方ができるんですね。
みからお聞かせください。
ないと思い立ち、現在弊社では「積ンデ
深澤 ええ、しかし私の目的は商品を大
深澤 両親が紙産業を営んでいたため、
コ」というハニカム構造体とダンボール
量に販売することではなく、積ンデコを
子どもの頃から紙に囲まれた生活を送っ
を組み合わせた連結家具の製造・販売及
介して、
「価値あるモノを循環して利用
てきました。その影響もあり、1991 年
び同商品の認知活動に尽力しています。
していこう」という意識を広めていくこ
には現在の前進となる会社を設立。古紙・
とですから、商品に保証を付けて、レン
ダンボールに特化したリサイクルシステ
タルやリースも行っています。
ムの提案に一貫して携わってきました。
辺見 これからのライフスタイルを提案
辺見 20 年以上前に既にリサイクルを
していくことが社長の根底にある想いだ
唱えていたとは─。
と─大きな夢がまだありそうですね。
深澤 当時は「この会社は何をしている
深澤 究極の目標は世界に誇る“紙の
んだ?」と変な目で見られたこともあり
街”を作ること。ビルや住居などにも紙
ましたが(笑)
、エコが叫ばれる時代の
辺見 ダンボール本来の色である茶色が
から生まれた新しい技術を駆使し、紙を
流れと共に、当社を見る目が変わってき
シンプルでとても素敵な商品ですね。
地産地消していく街です。そして世界中
ました。しかし「リサイクルで社会をつ
深澤 ありがとうございます。この商品
から紙に興味を持つ人々が訪れるように
なぎたい」という私の想いは創業以来、
は組み立ての際に工具が必要なく、付属
─。地方都市では過疎化が進んでいる
一切変わっていません。この想いを突き
の連結ファスナーで簡単に組み立てるこ
という話も聞きますから、そのような地
詰めていった結果、自分が望む究極のリ
とができます。さらに一つひとつのシン
域でぜひこの夢を実現したいですね。
Guest Comment
辺見 マリ(歌手)
ダンボールという素材に情熱を傾ける、
深澤社長の熱く一途な姿が印象的です。
積ンデコを見て、モノの価値観を再認識
させて頂きました。「有言実行」という
言葉が好きだという深澤社長。紙の街も
きっと実現させてくれることでしょう。
期待しています!
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