環境や地域・社会に貢献するために

社会貢献活動
環境や地域・社会に貢献するために
当社は、
「環境」
「児童・青少年育成」
「文化」
「高齢・医療」等の分野における社会貢献活動に、当社が設立した5つの財団
法人
(P37参照)
とともに、継続的に取り組んでいます。
平成25年度トピックス
中学生・高校生向け
「出張授業」
「受入授業」
の展開
子どもたちが将来について考え、切り拓いていく力を養いたいとの思いから、
当社職員が講師となって
「出張授業」
や
「受入授業」
に取り組んでいます。
「 出張
授業」
では、職員が学校を訪問し、
「命の大切さ」
「ライフプラン」
「リスクへの備えと
しての保険の役割」等をテーマに授業を行い、
「 受入授業」
では生徒が来社し、
職場見学や先輩社会人との座談会も行っています。
保険数理の専門職であるアクチュアリーや、
社内で活躍する女性管理職が講師
を務める等、
学校のご要望にあわせた授業を展開しています。
平成25年度
31校
1,757名が参加
出張授業
(北海道)
環境保護への貢献
●ニッセイ未来を育む森づくり ∼自然との絆を守り、次世代にいのちをつなぐ∼
(公財)
ニッセイ緑の財団
かけがえのない地球環境を次世代へ引き継ぐことを願い、平成4年から森づくりに取り組んでいます。これまでに植え
た苗木は131万本を超えました。ニッセイ緑の財団と協力し、環境や生態系に配慮した多彩な森づくりを推進することで、
生物多様性保全への貢献を目指しています。
また、植樹や育樹
(下草刈り・除伐等)
には職員やその家族、地域の方々もボランティアとして参加し、環境意識の啓発に
もつながっています。
【43都道府県に拡がる“ニッセイの森”】
北海道
17カ所
22年間に
合計
約3万名
187カ所
参加
(約435ha)
甲信越・北陸
11カ所
東北
28カ所
“ニッセイ軽井沢の森”
育樹活動
(長野)
近畿
14カ所
関東
24カ所
中国
21カ所
“ニッセイの森”の環境貢献度評価
林野庁の試算により、
“ニッセイの森”は以下のとおり
評価されています
(平成24年度単年分)
。
東海
20カ所
● 約5,200名分の年間排出CO2を吸収・固定
● 約188,200名分の年間飲料水を貯水・浄化
四国
12カ所
● 10tダンプトラック約880台分の土砂流出防止
九州
40カ所
●環境問題研究への助成
● 経済価値総額約8,200万円
(公財)
日本生命財団
日本生命財団は、
「人間活動と環境保全との調和に関する研究」
に対して、
昭和54年から助成を行っています。研究の成果は、
ワー
クショップや研究成果出版物等により社会に還元しています。
35年間の累計
約26億円
1,065件
第27回助成研究ワークショップ
34
日本生命の現状 2014
巻頭特集
地域・社会への貢献
児童・青少年の健全育成への貢献
●ニッセイ名作シリーズ
(公財)
ニッセイ文化振興財団
次世代を担う子どもたちの情操を育み、豊かな感性を
養うことを願って、昭和39年から、
「ニッセイ名作劇場」を
約777万名*
平成
通じて、小学校6年生を対象とするミュージカル公演への
50年間に
招待
無料招待を行ってきました。
トし、より幅広い世代を対象に、日本および世界の優れた
舞台芸術に触れる機会を提供してまいります。
年度事業の概況況
25
5
平成26年より、新たに
「ニッセイ名作シリーズ」
をスター
*「ニッセイ名作劇場」
の
累計招待者数
ニッセイ名作シリーズ
「アリスのクラシックコンサート」
(撮影:三枝近志)
●広がれ、元気っこ活動(児童・少年の健全育成助成)
(公財)
日本生命財団
日本生命財団は、昭和54年から、児童・少年の 健全
対し、知事の 推薦等にもとづ き、活動に必要な 物品を
約78億円
経営体制について
育成のための 活動を実践している全都道府県の 団体に
35年間の累計
約1万団体
助成しています。
はっぴぃ mama はうす
(新潟)
●保険について学ぶ機会・教材の提供
小学生向けの取組
中学生・高校生向けの取組
来店型店舗ニッセイ・ライフプラザにおいて、保険の
自分自身の将来設計を考える中学生向け学校教材
「わた
しの未来設計図」
を制作し、中学校に提供しています。
また、中・高生を対象とした
「出張授業」
や
「受入授業」
に
説明したまんが
「保険のひみつ」
を贈呈しています。
も取り組んでいます。
平成25年度
5年間に
1,094名参加
約124万部
49カ所で開催
中学校に提供
「知ってる?保険のひみつ」
(ライフプラザ福島)
商品・ササービビスについてて
仕組や 大切さ等を 楽しく学ぶ 夏休み キッズセミナー を
開催しています。参加者には、保険についてわかりやすく
学校教材
「わたしの未来設計図」
ニッセイ
「森の教室」
ニッセイ
「森の探検隊」
来店型店舗ニッセイ・ライフプラザにお いて、
「地球
子どもたちが自然観察等を通じて森に親しみ、大切な
温暖化を 防ぐ」
「 水を 守る」
「 生き 物を 支える」等、森の
森を守るために必要な 作業を体験できる場を提供して
はたらきを学ぶ夏休みキッズセミナーを開催しています。
います。
平成25年度
平成25年度
2,443名参加
名参加
静岡・兵庫で開催
会社情報
●環境について学ぶ機会・自然と触れ合う場の提供
ニッセイ
「森の教室」
(ライフプラザ福岡)
業績データファイルル
86
97カ所で開催
ニッセイ
「森の探検隊」
(静岡)
日本生命の現状 2014
35
社会貢献活動
豊かな文化の発展への貢献
●日生劇場
(公財)
ニッセイ文化振興財団
舞台芸術の 普及と振興を通じて 心豊かな 社会づくりに役立てる
平成25年度で
ようにと、昭和38年に
「日生劇場」
を建設しました。
運営を担うニッセイ文化振興財団は、
「ニッセイ名作シリーズ」を
はじめ、ご 家族で 舞台芸術に触れて い ただく
「日生劇場ファミリー
開場50周年
フェスティヴァル」
や、
オペラ公演
「NISSAY OPERA」
を上演しています。
日生劇場
(東京)
また、平成5年から、舞台技術者の育成・支援を目的に、オペラ公演の
舞台セットを用いた「舞台フォーラム」を開催しています。平成 7年には
「ニッセイ・バックステージ 賞」 を 創設し、舞台芸術を 支えて い る
優れた舞台技術者の方々の功績を称え、表彰しています。
第19回ニッセイ・バックステージ賞贈賞式
高齢・医療分野への貢献
●日生病院
(公財)
日本生命済生会
日本生命済生会が昭和6年に開院した「日生病院」は、18の診療科、350の病
床を有し、
「大阪府がん診療拠点病院」
の指定を受ける等、高いレベルの医療を
提供しています。更に、人間ドック健診等を行う
「ニッセイ予防医学センター」
や在
宅看護の
「日生訪問看護ステーション」
といった
「予防・治療・在宅」
まで一貫した総
平成26年度で
財団創立90周年
外来患者数
年間約22万名
合医療の提供、地域の医療・福祉への一層の貢献を目指しています。また、当
日生病院
(大阪)
社営業職員等を通じた全国への医療・健康情報の提供にも取り組んでいます。
●ニッセイエデンの園
(公財)
ニッセイ聖隷健康福祉財団
ニッセイ聖隷健康福祉財団が運営する
「ニッセイエデンの園」
(奈良:
平成4年開園・松戸:平成9年開園)
は、有料老人ホーム、疾病予防運動
センター、高齢者総合福祉センター、在宅介護サービスセンター等を
厚生労働省
「ふるさと21
健康長寿の
まちづくり事業」
認定
整備した総合施設として、地域で暮らす高齢者の健康と生きがいの増進
奈良ニッセイエデンの園
ならびに高齢者が安心して生活できるまちづくりに寄与しています。
●高齢社会助成
(公財)
日本生命財団
日本生命財団は、昭和58年から高齢社会助成として、実践的研究を
行う研究者や、先駆的事業を行う地域の団体を支援しています。また、
31年間の累計
約15億円
490件
これらの事業や研究の成果を社会に還元するために、高齢社会シンポ
ジウムおよびワークショップを開催しています。
第27回高齢社会シンポジウム
ボランティアによる地域・社会への貢献
よりよい社会・地域づくりに貢献したいという思いをこめて、当社
職員が各地域でボランティア活動を行っています。平成20年度以降、
全国すべての支社において取り組み、累計参加者数は約14万名にの
ぼります。当社はこれらの活動を支援し、活動に必要な経費の補助や
平成25年度
約2.7万名
参加
情報提供等を行っています。
地域清掃活動
(旭川支社)
【平成25年度ボランティア活動事例】
事例
36
参加所属数
内容
自治体や生命保険協会と協力して、地域の公園や海岸等の清掃活動を実施したり、営業部周辺の
公道等で独自に取り組んでいます。
地域清掃活動
111
遺児支援活動
68
野球教室・卓球教室
20
トップクラスのプレーヤーを擁する当社野球部・女子卓球部が、全国各地の支社と協力し、子ども
たちを対象とするスポーツ教室を開催しています。
その他の取組
12
自治体等に協力し、マラソン大会等、地域の交流行事の運営補助等を行っています。
日本生命の現状 2014
「あしながPウォーク10
(遺児支援のボランティアウォーク)
」
に全国各地で参加しています。
事業活動を通じた環境や地域・社会への貢献
巻頭特集
資産運用を通じた取組
当社は、環境や地域・社会と共生し、日本経済・企業と安定的な成長を共有していく視点から資産運用を行っています。
例えば、融資においては、地域産業の発展に貢献できるよう、大企業だけではなく、全国各地の個人や中小企業のお客様
とも取引を行っています。また、環境に配慮した取組を行っている個人や企業のお客様を支援する観点から金利優遇制度を
設けています。
不動産投資においても、全国各地のオフィスビルに幅広い投資を実施することで地域の発展に寄与しています。その
平成
投資にあたっては、景観の美化や周辺との調和に配慮する一方、環境保護に留意する観点から、ビルの設備更新の機会を
捉えたCO2排出抑制に取り組んでいます。
年度事業の概況況
25
5
【平成25年度サンクスマイル寄付金額】
「ずっともっとサービス」
を通じた取組
平成22年から、当社のご契約者向けサービス「ずっと
もっとサービス」において、日本ユニセフ協会、日本赤十
字社、あしな が 育英会、世界自然保護基金ジャパン等の
社会貢献活動に取り組む団体に対する“サンクスマイル”
を活用した寄付の受付を行っています。
日本ユニセフ協会
503万円
日本赤十字社
530万円
あしなが育英会
630万円
世界自然保護基金ジャパン
156万円
経営体制について
オフィスでの取組
平成13年に制定した「環境憲章」にもとづき省資源・
省エネルギーへの取組を一層強化したほか、分別廃棄の
徹底、グリーン購入、職員へ の 環境教育等を 推進して
います。また、本店・東京本部で使用した紙を、すべて
リサイクルする仕組を構築しています。
本店・東京本部で
ISO14001
認証取得
商品・ササービビスについてて
これらを通じ、本店・東京本部を対象とし「ISO14001」
の認証を取得しています。
加えて、平成23年度の夏期の電力不足への対応を機に、
リサイクルステーション
(丸の内ビル)
更なる節電取組を恒常的に実施するとともに、お客様へ
の情報提供も行っています。
当社が設立した5つの財団法人が、当社とともに各分野で専門的な取組を行っています。(平成26年6月末現在)
移行年月*
所在地
主な事業
公益財団法人日本生命済生会
大正13年 7月
平成24年 4月
大阪府
社会福祉事業・日生病院の運営
公益財団法人ニッセイ文化振興財団
昭和48年11月
平成21年11月
東京都
児童および一般向けの舞台芸術等の制作・上演、
日生劇場の管理運営
公益財団法人日本生命財団
(ニッセイ財団)
昭和54年 7月
平成22年 3月
大阪府
人間性・文化性あふれる真に豊かな社会の建設に
資する事業・研究への助成
公益財団法人ニッセイ聖隷健康福祉財団
平成 元 年 7月
平成25年 4月
大阪府
高齢社会分野の調査・研究・サービスの提供、
ならびに介護福祉士等育成助成
公益財団法人ニッセイ緑の財団
平成 5年 7月
平成23年 4月
東京都
植樹・育樹活動を通じた森林の保護・育成
会社情報
設立年月
財団名
* 5つの財団法人が、それぞれの専門分野で継続的に取り組んできた活動・事業が広く社会に貢献するものとして、内閣総理大臣または都道府県
知事の認定を受け、公益財団法人へ移行しています。
業績データファイルル
詳細やそのほかの取組については、ホームページをご覧ください
http://www.nissay.co.jp/kaisha/csr
日本生命保険トップ > 日本生命について > CSRへの取組
日本生命の現状 2014
37