千駄谷だより

世界にはばたく千駄谷の子
Reach out from Sendagaya to the world. since1876
千駄谷だより
平成 28 年 12 月 1 日
12 月号
渋谷区立千駄谷小学校
TEL 03-3401-1707
世界にはばたくために
校長 長田 眞理子
<記念樹>
校庭の美しい紅葉も日毎に葉を落とし、本校のシンボル‘カヤの木’の深緑が際立ってきています。
本校の創立 140 周年記念式典並びに祝賀会は、おかげ様で多くの方々のご厚意とご協力により、盛会に行
うことができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
<ふるさとの音色>
この周年の節目を機会に、子供たちの学習も学校や千駄ヶ谷地域の歴史、地域に関わる様々な人たちへと
深まってきています。記念式典の際に、4年生全員がコカリナという楽器で、「喜びの歌」の一節を演奏し
ました。このコカリナは、旧国立競技場と共に樹齢 100 年以上生きてきた伐採木からできています。
11 月 27 日(日)に、日本コカリナ協会が主催する新国立競技場工事の安全を祈るコンサート『すてきな国
立競技場ができますように』に、有志の子供たちが参加しました。会場である新宿区立四谷第六小学校の体
育館には、同じ様に四谷第六小の有志の子供たち、他にも地域のシニアの会やコカリナ愛好家の方々が多数
集まり、アンサンブルを楽しみました。思いがけなく四谷第六小卒業生の方に「昔、子供の頃は、渋谷川を
挟んで、よく千駄谷小学校の子とケンカしたよ。
」と笑顔で声をかけられました。ふるさとの音色と共に、
往時の子供たちが一緒に遊ぶ情景が目に浮かび心に残りました。
<翻訳の力>
さて、千駄ヶ谷の街に所縁がある村上春樹さんが、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞さ
れたことを報道で知りました。10 月末にデンマークで開かれた授賞式に出席され、現地の図書館や大学で
講演されたという記事の中に「書くためにリズムとメロディー・サウンドはとても大切であり、音楽から
様々なことを学んだ。」とあります。また、ご自身の短編作品を紹介する際には、日本語のリズムと音を楽
しんでほしいと自らは日本語で朗読し、デンマーク語と交互に読み進められたそうです。村上さんは、翻訳
について「翻訳を通して失われるものはある。でももしそれがよい物語なら、翻訳されたとしてもエッセン
スは失われずに残るはずです。」また、
「僕は自分も翻訳者だから、翻訳の力を信じています。」と語っていま
す。
私たちは、幼児期に「みにくいアヒルの子」や「マッチ売りの少女」などの童話に出会い、小学生になっ
て、各発達段階で日本語に翻訳された物語へと読み進みます。世界の様々な言語にニュアンスの違いがあり
ますが、日本語に翻訳された文学と出会い、ものの見方や考え方を身に付けることは大切です。世界の作家
として活躍されている村上さんに学びつつ、経験を積み重ねて、これからも『世界にはばたく千駄谷の子』
を目指していきたいと思います。
いよいよ1年を締めくくる月『師走』となりました。
年の終わりに、日々本校を応援してくださいます地域や保護者の皆様に、改めて厚く感謝申し上げます。
~展覧会のお知らせ~
12 月 9 日(金)
、10 日(土)に展覧会を行いま
す。今年度のスローガンは、『思い出に残る 140 周
年の展覧会にしよう』です。詳細は後日配布いた
しますプログラムをご覧ください。
~個人面談のお知らせ~
12 月 13 日(火)
、15 日(木)
、16 日(金)、
19 日(月)14 時 30 分より希望者を対象に個
人面談を行います。
詳細は別紙をご覧ください。
校歴展示部会より
周年行事委員長
原口直巳
記念誌部会より
雲一つない晴天の中、11 月 12 日に創立 140 周年記念式典
140周年校歴展示部は、6名で校内環境整備と校歴
が無事行われました。朝の全校朝会ではお祝いの歌と校歌を
千駄谷小学校とこの学校を守り育ててくれた千駄ヶ谷
展示室のリニューアルを目的として1年前に発足し仕事
全校で歌い 140 周年をみんなでお祝いしました。また、その
の町の歴史と今の様子を記念誌と副読本にギュッと凝縮
を進めてきました。まず校内掲示板の全ての割り振りを
後の記念式典では 4~6 年生が代表として参列し、立派な態度
して収めました。子供たちには、多くの人々の努力・協力
行い、各担当・学年を明確にしてそれぞれが計画的に1
で喜びの言葉や合唱を披露しました。1 年半前から準備を始
の上に積み上げてられてきたこの長い歴史を知ること
年がかりで進め、また展示室は沿革史と過去の写真のリ
め無事記念式典を行うことができ、保護者を始め地域の皆様
で、さらに魅力あふれる学校作り、町作りに貢献してい
ニューアル及びデジタル化を中心に表示も新しくしまし
方には、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げ
ってほしいと願っています。
た。さらに校庭の樹木プレートのリニューアルは3年児
ます。今後 140 年という歴史の大きさを感じ、さらに教育活
動に取り組んでまいりたいと思います。
作成するにあたりまして、たくさんの皆様にご協力
いただきましたこと、心より感謝申し上げます。あり
童が総合の授業の一環として取り組み年度内に設置され
る予定になっているので楽しみにお待ちください。
がとうございました。
うございました。
◎当日の様子◎
<全校朝会>
<記念式典>
<4 年生による千小ソーラン>
<5,6年生による鼓笛演奏>
今月の予定
<生活科見学
2年生>
曜日
足立都市農業公園に行きました。大根やブロッコリー、
1
木
まなび~ 15:45~16:30
○
人参など、青々とした葉をつけた野菜を畑で見たり、刈
2
金
避難訓練 委員会活動
○
入れ後の稲の干した様子を見たりしました。敷地内には
3
土
江戸時代後期の古民家や農具の展示があり、昔の暮らし
4
日
5
月
6
火
まなび~ 15:45~16:30
7
水
B 時程
8
木
まなび~ 15:45~16:30
○
9
金
展覧会始
○
10
土
学校公開日
11
日
12
月
13
火
14
水
15
木
16
金
B 時程 個人面談③
17
土
子ども会
18
日
19
月
20
火
21
水
22
木
23
金
友達と仲良く生活するということは、学校生活をより楽
24
土
しく過ごすことにも、大きくつながります。たくさんの友
25
日
達と接し、よいところをたくさん見つけて、友達の輪を広
26
月
げ、学校生活をよりよいものにしてほしいと願っていま
27
火
す。
28
水
29
木
30
金
31
土
好天に恵まれた 11 月 17 日、2年生は生活科見学で、
にふれることもできました。人と自然の共生館では、珍
しい食虫植物を見付け、食い入るように見入っている子
ども達でした。午後は、コスモス畑の広がる河川敷で思
い切り体を動かし遊びました。街中ではなかなか触れる
ことのできないたくさんの自然にふれ、充実した一日に
なりました。
~ご案内~
12 月 17 日(土)の子ども会では、例年 1 月に行って
いましたもちつきを行います。詳細につきましては別途配
布いたします、プリントをご覧ください。
12 月の生活目標
「友達となかよく生活しよう」
早いもので今年も後1ヶ月余りとなりました。この一年
間の思い出の中には、友達と楽しく過ごした思い出もたく
さん含まれていることでしょう。
また、風邪が流行ってきていますので、手洗い、うがい
の励行をよろしくお願いいたします。
生活指導部 油井武史
学校行事
放課後
日
全校朝会 鼓笛演奏
まなび~ 15:00~16:00
遊び
○
○
展覧会終
振替休業日
全校朝会 鼓笛演奏 B 時程
個人面談① まなび~ 15:00~16:00
かやのみ班集会
B 時程 持久走終 個人面談②
まなび~ 15:00~16:00
音楽朝会 B 時程 個人面談④
まなび~ 14:30~15:30
社会科見学(6)お楽しみ給食(1-2)
まなび~ 15:45~16:30
誕生日給食①
全校朝会 安全指導
誕生日給食② 給食終
大掃除 13:20~14:05
天皇誕生日
○
○
○
○
○
○
○
○
冬季休業日始
1 月 7 日(土)冬季休業日終・1 月 10 日(火)登校開始、通常授業、給食始