1 - 「困ったら兵国便利帳!」・・・イントラネット上での事務所独自ルール等

行政サービス部門
No.6
「困ったら兵国便利帳!」
・・・イントラネット上での事務所独自ルール等の情報ページ開
設について
兵庫国道事務所 総務課 前納 智幸
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はじめに
近畿地方整備局ではほとんどの職員に2、3年に一度、人事異動が発令されるため、職
員はその都度、新しい職場で勤務することになる。兵庫国道事務所においては例年、30
∼40人程度の職員に人事異動が発令されるため、職員の1/3程度が転入者という状況
である。
新しい事務所への赴任当初は事務所の独自ルール(配車申し込み方法や食堂の利用方法
などの事務所により微妙に異なるルール。)を把握できていないため、人事異動の度に戸惑
ってしまい、誤解や混乱を生じがちである。しかし、転入者が赴任当初に事務所独自ルー
ルを簡単に把握できる仕組みがあれば、転入者の戸惑いを軽減できるはずである。
そこで、兵庫国道事務所で勤務する上で役に立つ情報を集約したページ「兵国便利帳」
を開設することにした。
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開設の意義
2.1 情報の集約
現状では、必要な情報を得るにあたって、次のような問題点が考えられる。
(赴任当初の
転入者だけではなく、兵庫国道事務所で勤務する者すべてにいえることである。
)
① 電子データや書類等が見つからない、又は探すのに時間がかかる。
② 担当者や周囲の職員の外出等で尋ねることができない。
③ 担当者や周囲の職員が多忙で尋ねにくい雰囲気。
これらの問題点は、
「兵国便利帳」の開設で必要な情報が集約され、情報へのアクセスが
容易になることにより改善される。職員は担当者や周囲の職員の都合を気にすることなく、
書類検索の手間も省け、職務に専念することができるようになる。
書
職
員
類
電子
データ
便利帳が
あれば・・・
周囲
の職員
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職
員
兵国便利帳
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2.2 ルールの明確化・見直し
当初定められた事務所独自ルールが、時が経つにつれてうやむやになってしまい、非効
率的な状況になっているものについては、「兵国便利帳」にルールを掲載することにより、
あらためて所内での周知がなされ、ルール自体が明確となる。
また、ルール自体が現状にそぐわなくなっているものについては、現状に即したより効
率的なルールへの見直しの契機ともなる。
2.3 意識の共有
経費削減やクールビズ・ウォームビズ等の地球環境への取り組みなど、事務所全体で取
り組むべき課題については、すべての職員が意識を共有することが重要である。そこで、
「兵国便利帳」に掲載することで、所内に周知することにより、すべての職員の意識の共
有につながる。
(特に、赴任当初の転入者に対してそうした取り組みを周知することは、有
効であると思われる。)
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掲載情報について
3.1 情報の分類
必要な情報に速やかに到達するため、兵庫国道事務所で勤務する上で役に立つ情報を
「生
活編」、業務に役立つ情報を「業務編」
、人事異動時に役立つ情報を「人事異動編」、OA関
連の情報を「OA編」、の4つに分類した。なお、情報の増減による分類の変更は容易に可
能である。
3.1.1 生活編
生活編には、配車申し込み方法、食堂・自転車の利用方法、ゴミの廃棄ルール(焼却・
不燃・リサイクルなど)座席表などを掲載した。当事務所では紙を使わず、グループウェ
ア上から配車申し込みを行っており、配車結果についてもグループウェア上の掲示板での
閲覧となるため、転入者への周知は必ず必要となることもあり、配車申し込み方法として
掲載した。
3.1.2 業務編
業務編には、新聞情報の共有化、外国人研修生の受け入れ規則、定例会議の日程等を掲載
した。当事務所では昨年度、バングラデシュより8名、東ティモールより1名の外国人研修生を受
け入れたことから、今後の研修生受け入れに備え、外国人研修生受け入れ規則を定め、これを掲
載した。
3.1.3 人事異動編
人事異動編には、異動される方へのお知らせ、赴任期間、宿舎入退去関係、などを掲載
した。人事異動時の各種提出書類は、職員によっては多岐にわたるため、すべてを本人が
把握することは難しい。もちろん担当から提出の依頼は行うが、職員からの問い合わせも
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多いため、異動される方へのお知らせとして掲載することにした。また、赴任期間につい
ても同様に、職員からの問い合わせが多いため掲載した。
3.1.4 OA編
OA編には、ソフトウェアのインストールについて、スキャニング・グループウェアの
マニュアル等を掲載した。ソフトウェアをインストールするには総括システム管理者に申
請し、承認を得ることが必要なため、申請書の様式と共にソフトウェアインストールにつ
いてとして掲載することにした。
3.2 情報の管理
「兵国便利帳」はイントラネット上での公開であり、古くなった情報がいつまでも更新
されなければ、かえって混乱を招くため、情報の追加・削除等のメンテナンスを随時行い、
常に最新の情報に保つ必要がある。
現時点では頻繁に更新を要する情報は多くないため、少人数の事務局(総務課)を設置
し、情報の管理を行うこととした。
4 「兵国便利帳」の構成
イントラネットとして使用しているグループウェアのリンク集に「兵国便利帳」を設置
することにより、所内の誰もが容易にアクセスできるようにした。
また、
「兵国便利帳」トップページから、4種類に分類された各ページへのリンクをクリ
ックすることにより、各ページを閲覧することができる。
なお、情報の追加・削除等の編集作業にはホームページ作成ソフトではなく、表計算ソ
フトを使用することにより、専門的な知識は一切必要とせず、誰でも簡単に編集作業を行
うことができる。
グループウェア
生活編
トップページ
人事異動編
業務編
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OA編
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今後の課題
5.1 情報の収集
現時点では総務課で必要と思われる情報を中心に掲載しているが、今後、事務局は随時
所内より意見・要望を受け付け、定期的にグループウェアの掲示板やメール機能を利用し
たアンケートを行うことにより、所内の意見を集約し「兵国便利帳」掲載情報に反映させ
る必要がある。
また、広範な情報を取り扱うにあたっては、更新を要する情報の把握について、各所属
からの情報提供等の協力が必要不可欠である。
5.2 管理の体制
今後、情報量の増加に伴うメンテナンスの負担増が予想され、現在の少人数の事務局(総
務課)では対応が難しくなることも考えられる。その場合には「兵国便利帳」ワーキング
グループを作り、編ごとに担当者を置くことで、情報のメンテナンスが滞りなく行えると
考えている。
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おわりに
「兵国便利帳」の開設により職員が必要とする情報が集約され、共有化されることによ
り、職員の利便性は向上する。今後は、事務所周辺の銀行・ATMの設置場所、おすすめ
昼食場所などの便利マップや、引越し時に必要な各種手続き一覧なども掲載することによ
り、さらに利便性を向上させ、すべての職員の役に立つ「困ったら兵国便利帳!」を目指
す。
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