1 ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム ガイドラインタイトル 項目名 文献 No. ID 文献情報:著者、タイトル、雑誌名、発行年、巻(号)、 ページ 血管内投与禁忌の塞栓物質ガイドライン ヒストアクリル塞栓術 11 19190464 Berenstein A, Song JK, Tsumoto T, Namba K, Niimi Y Treatment of experimental aneurysms with an embolic-containing device and liquid embolic agent: feasibility and angiographic and histological results. Neurosurgery 2009 64(2) 367-73; discussion 373 目的 研究デザイン(メタアナリシス、システマティックレビュ ー、RCT、ケースコントロール、症例報告、 、) エビデンスレベル エビデンスレベル (二次チェック) 対象(患者、疾患、病態など) 症例数 研究施設、国 介入/検査 評価項目 統計手法 結果 結論 CQ1 ヒストアクリルの血管塞栓の機序ならびに効果に関 する記載(有の場合、その内容も) CQ2 どのような状況が適応かについての記載 ECD と NBCA を併用した脳動脈瘤犬モデルでの動物実験 ケースコントロール,通常の PVR 過去症例と対比 Ⅵ Ⅵ 犬 5 頭、ワイドネック脳動脈瘤モデル 5頭 ルーウベルト総合病院、US 作成した脳動脈瘤モデルに(AVP に類似しているデバイス である)’ECD’を半開きにして、NBCA が親血管に逆流せぬ よう、メッシュを介して注入し、その後 ECD をリリース。 犬を 1 日目、7 日目、7 ヶ月目、6 ヶ月目、12 ヶ月目にそ れぞれ解剖して病理所見を得た。 フォローの血管造影と病理所見 なし ECD4 は prototype で、NBCA が親血管に流出した。 3 例目 ECD3 のみ側壁瘤モデルであったが、4 ヶ月目に解剖 して閉塞していた。分岐部動脈瘤の一例 ECD5は 6 ヶ月後 に再開通していたが、別の一例 ECD2は 12 ヶ月目で閉塞を 確認できた。病理では 6/12 ヶ月目では完全閉塞。ネック は上皮で覆われる。ECD 設置部に炎症無し。 犬モデル上、ECD+NBCA は実効性あり。即臨床というわけで はないが、さらなる実験および検証により臨床応用が可能 となり得る。 無 有・無 (犬モデルのワイドネック脳動脈瘤 CQ3 ヒストアクリル血管塞栓術による合併症に関する記載 無(犬実験だからかでしょうか?) CQ4 ヒストアクリルの安全な使用方法に関する記載 有(50%ないし 30%濃度の NBCA 混合液数分かけてゆっくり 注入する、ECD メッシュで逆流を防ぐ。 ) CQ5 ヒストアクリル塞栓術施行時の疼痛対策(前投薬、局 所麻酔、全身麻酔、薬剤の血管内投与、その他)に関する 記載。 有・無 CQ6 ヒストアクリルの血液凝固能低下時の有効性に関する 記載 CQ7 ヒストアクリル使用時に混合する造影物質に関する記 載 有・無 (有の場合: CQ8 ヒストアクリル使用時のリピオドールとの混合比に 関する記載 有・無 (有の場合:NBCA/LPD:1:1 ないし 3:7 およびタ ンタルム適量~タンタルム 1g/混合液 1cc) CQ9 ヒストアクリルと他の塞栓物質併用に関する記載 有・無 (有の場合:ECD という新デバイス、figure みて ください!) 新デバイスである ECD(Boston 社製)、AVP にそっくりです が、figure は一件の価値あります!!腹部 IVR でも使いっ てみたい感じです。 坂本憲昭 2011/08/29/ 竹内義人 血管塞栓術に用いる NBCA のガイドライン作成委員会 コメント 作成者 作成日 班長コメント・班長名 委員会コメント・委員会名 有・無 (有の場合:タンタルム 1g/混合液 1cc
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