エム・エス・ケー農業機械株式会社 ユーザー探訪 祖父・父・息子がMFを駆る! 「ふつう」の先に見えてくるもの デーリィファーム武者の挑戦 そ この白牛の牛乳を煮詰めてつくった「白牛酪」は、古代の蘇と 税となった幻の乳製品、蘇 ほぼ同じものであったらしく、肺結核の妙薬として珍重された。 日本人と牛乳との出会いは意外に古い。牛乳は6世紀、仏教 51年の在位を誇り、 50人以上の子をもうけた11代将軍家斉は、 伝来と同時期に朝鮮半島を経て日本に伝わった。初めて牛乳を 白牛酪の効能を記した「白牛酪考」という本を医師に書かせる くだ ら 飲んだ日本人は飛鳥時代の孝徳天皇といわれる。百済(今の韓 ぜん な ほどの熱心な愛好者であったという。 国南部)の善那という人が牛乳を献上したところ、孝徳天皇はた とはいえ、明治維新前に乳製品を口にしていたのは、将軍家 いそう喜び、 「牛乳は健康に役立つ妙薬である」といって、善那 などごく限られた階層のみ。牛乳や乳製品をとることは肉食同 に酪農の指導にあたらせた。やがて、天皇家に献上する乳やそ 様「西洋の蛮習でけがれたもの」とする考え方が一般的だった。 の加工品「蘇」をつくるため、官制の乳戸という酪農家がおかれ るようになる。奈良時代、九州から関東まで酪農が広まると、諸 天上の味、 アイスクリーム 国に蘇の納付を義務付ける「貢蘇」の制度ができた。つまり、乳 幕末、万延元年(1860年)。日米通商条約批准のため、幕府 製品が税となったのである。 この蘇とはどんなものだったのだろうか。作り方は、牛乳を た。護衛として随伴したのが、勝海舟が艦長を務め、若き日の福 10分の1の量になるまでじっくり煮詰めるというもの。練乳か 澤諭吉も乗り込んだ咸臨丸である。長い航海の間、彼らの苦労 らさらに水分を飛ばした、チーズかキャラメルのような食感だ の種は食事であった。肉類や乳製品をたっぷり使った西洋式の ったらしい。諸国から献上される蘇の量が増えてくると、蘇は 食事は彼らの口に合わず、 「バターのつかないパンを注文して 天皇家だけでなく、宮中に参内する貴族の口にも入るようにな 飢えをしのいだ」という話が残っている。そんな中、唯一彼らの おお あえ の使節団がアメリカ軍艦ポーハタン号に乗り込み、太平洋を渡っ かん りん まる った。新年の宴「大饗」には、不老長寿を願い、必ず蘇が供され 口に、大いに合った乳製品がアイスクリームだったようだ。使節 たという。 団はワシントン上陸時に蒸気船の中でアイスクリームを饗応さ 貴族たちが愛した究極の健康食品・蘇。近年はこれを再現し れるが、その味について使節の家臣・柳川当清はこう語っている。 たものが「飛鳥の蘇」 (奈良県 みるく工房)、 「甘乳蘇」 (宮崎県 「至ってあまく、口中に入れるとたちまちとけて、 まことに美味。 中西牧場)などの名前で商品化されている。長時間、 じっくりと これをアイスクリンといふ」。 加熱された蘇には独特の歯ごたえがあり、噛みしめるとほのか 明治2年には、町田房造という人が横浜の馬車道通りに「あい に甘い。 すくりん」の幟を立てて日本初のアイスクリームを販売した。今 きょう おう その後、 武士の台頭とともに朝廷の力も弱まり、 牛より軍馬の育 の価格で8,000円ほどもしたというが、原料は生乳、卵、砂糖の 成に力が注がれるようになったため、 貢蘇の制度はすたれていく。 みで、 シンプルな味わいのものだったらしい。やがて東京には、 開新堂、函館屋、風月堂、資生堂パーラーなど、 アイスクリームを 「白牛酪」で元気になる!? 食べさせる店が次々と現れ、ハイカラを気取る人々を喜ばせた。 江戸時代、途切れていた酪農文化を復活させたのが8代将軍 アイスクリームの味は、乳製品の普及に大きく貢献しているので 吉宗だ。吉宗はオランダ人の獣医から馬の治療用に牛乳やバタ はないだろうか。 ーがよいと薦められ、 インドから白牛3頭を輸入して千葉の嶺岡 昔も今も、絞りたての牛乳からつくられた乳製品の甘さは、私 牧場で飼育させた。 たちの舌を魅了する。 Products and Solutions 製品情報 アグリフォーカス● 私の研究 植物の生長制御に関する研究 耕の記憶●乳の甘さ ―― 2 古代スイーツとアイスクリーム 12 2世紀近い歴史を誇るグローバル農業機械メーカー メンテナンスの心得● あなたのMFトラクターの調子はいかがですか? 「ふつう」の先に見えてくるもの 2 るーぷ vol.51 11 ∼LED照明を用いた制御∼ 今昔シリーズ 5● KUHN社のあゆみ [ユーザー探訪]祖父・父・息子がMFを駆る! デーリィファーム武者の挑戦 8 14 メンテナンスノートを配布中!! 3 WORLD TOPICS/読者の皆様へ/社会貢献活動/編集後記 15 ユーザー探訪 有限会社 デーリィファーム武者 鹿追町 帯広 MFを駆る! が 子 息 ・ 父 ・ 祖父 の も る く て え 見 に 「ふ つう」の先 戦 挑 の 者 武 ム ー ァ フ デーリィ 帯広市内から約35キロ。 デーリィファーム武者は、大雪山系を望む十勝平野の一角、 ゆるやかに起伏する酪農地帯の中にある。 平成8年にフリーストールパーラーを導入し、大規模化を図りつつも、 家族経営の良さを大切にする経営は一貫しており、 その姿勢は、次の世代にも受け継がれようとしている。 猛暑も一段落、空の青さに秋の気配が漂い始めた9月初旬、 二番牧草の収穫を終えたファームを訪れ、 牧場経営の現在と未来についてうかがった。 るーぷ vol.51 3 ユーザー探訪 有限会社 デーリィファーム武者 親子三代の協力体制 平成22(2010)年の夏は、北海道も記録的な猛暑を記 録した。心配されたのは、乳量の減少と疾病だ。デーリィフ ァームでも、乳量は一頭当たり1日1∼2キロ、搾乳牛115 頭分で100キロ以上減った日も多かったという。社長の武 者康弘氏は、 ワクチン接種、石灰による消毒など、防疫対策 に追われた。100ベッドのフリーストール牛舎では、22台 の大型扇風機がつねに回っている。 早めの対策のためか、病気の発症はほとんど見られず、 一安心だが、宮崎県であった口蹄疫の問題など、他人ごとで 康弘氏の父、秀男さん。 「平 成8年から一つひとつ段階を 踏んで、 ここまで大きくしてきた。 好きな仕事だから、苦労もそん なに気にならんものですよ。孫 の頑張りには期待しています」 はいられないと康弘氏。農協では、 こんな気候が続くなら新 たな噴霧式消毒装置の導入などの対策が必要になってくる かもしれない、などと話が出ているという。 「牛は生き物だから、マニュアルどおりにはいきません。 防疫対策から飼料の配合までいろいろ勉強して試してみな いと。酪農は努力した分だけ結果が返ってくるから、やりが いがあります。努力が報われないときも、 失敗もあるけれど、 秀男さんらが建てたキング ストン式の旧牛舎も現役 勉強し直してスタートすればいい。その繰り返しですよね」 と康弘氏。 康弘氏はファームの二代目に当たる。父の秀男さんは一 時札幌で会社員をしていたが、昭和40年代、分家によりこ の地を引き継ぎ、農場の基礎をつくった。当初は畑作との 兼業だったが、後に利益率の高い酪農一本に。 「人に使われ るより、自分の裁量でやれるのが何より」と秀男さん。 「酪 農は夢のある仕事。皆が経済的に希望を持てるようになれば、 喜んで継いでくれると思っていた」という言葉通り、康弘氏 は帯広畜産大別科を経て、20歳でこの地に戻ってきた。 頭数の増加に伴い、労働力の軽減を見据えてフリースト ール牛舎とミルキングパーラーを導入し、大規模化に踏み 切ったのが平成8年。パーラーは8頭ダブルのパラレル型だ。 「投資に不安はありましたけど、 ま、 なんとかなるべと(笑)。 費用節減のために、 フリーストール牛舎は自分たちでつくっ たんですよ」と康弘氏。秀男さんと二人で約40本の丸太を 切り出して皮をむくところから始め、約半年かけて建てた、 まさに「手づくり」牛舎である。 「安くあげたせいか、台風で 屋根が飛んじゃったことがありましたねえ(笑)。あららら、 どうなることかと思ったけれど、急遽、農協に電話して2、 3日 で直してもらいました」と康弘氏は笑う。 フリーストール牛舎の良さは、給餌、搾乳、除糞などの作 社長の武者康弘氏。 「規模拡大は必要かなと思 うけれど、頭数を増やすと作付面積も人も増やさな いかん、 そこがジレンマです」 「食を支える農業は、不可欠の仕事。僕らとしては、 もっと牛乳のおいしさを知ってもらいたいですね」 4 るーぷ vol.51 「夫がいないときは私が、 おじいちゃんがいないときは息 子が、 というふうにお互いに仕事を融通し合っています。全 部を仕切っているのが夫。夫は仕事に関しては亭主関白な んですよ」と妻の佳子さん。 「お互いが自分の時間をつくれ るよう、自然と仕事のやりくりをし合っています。気兼ねな く助け合えるのが、家族経営の良さですね」。 家族経営を支える超大型機械 平成12年、 デーリィファームは、収支の把握を目的に有限 会社化した。会社組織になっても、基本は家族経営であり、 他にスタッフを雇用する見通しはこの先もないという。 「ま ず人件費の問題がありますし、妻も僕も『人を使う』という のが好きではないんです。どうしても気疲れするから。牛 や機械を相手に、家族と働くのが性に合っているんですね」 と康弘氏。 現在、作付面積は牧草39ha、デントコーン15ha。クラ ースのロールベーラー、 クーンの牧草作業機一式など、か なり大型の機械も導入している。これらを駆使すれば、 39haの牧草も効率よく収穫でき、ロールからラッピングま 上/左下 フリーストール牛舎。 ミルキングパーラーの導入による家族経営でも余裕 牛が快適に過ごせるよう、扇風機 をもって搾乳ができるようになった の風向なども工夫している で家族だけの作業でまかなえるという。デントコーンは、適 業を同時に行えることだ。効率を考え、康弘氏が飼料の配 る高性能播種機を導入した。 「これからデントコーンの作付 合や搾乳をはじめとする「要」の仕事全般を一手に引き受 面積を増やし、配合飼料の節減に努めたい」。 ける。妻の佳子さんが搾乳、母の静江さんが仔牛の哺育と 「これまで導入した機械には、満足しています。作業効率 搾乳、父・秀男さんが除糞と分娩が近い牛の世話を担当。ま が上がったことで、牛の飼養管理に十分な時間が取れて、考 た、高校1年生になる長男の颯くんは、ほとんどの作業をま える時間が増えたのもいい」。 期播種で高品質のものを育てるため、6列同時に播種でき かせられる頼もしい人材だ。 るーぷ vol.51 5 ユーザー探訪 有限会社 デーリィファーム武者 「ふつうのこと」を大事にしたい なお、 「生涯で一番デカい買い物」と康弘氏がいうのは、 ヨ スキン社製のスラリータンカー。牛の糞尿スラリーを地表に 散布し、 汚れや臭いを抑えながら施肥効果を高めるものだ。 実は、 長男の颯くんも康弘氏に劣らない「乗り物好き」だ。 デーリィファームがある鹿追町の農協は、活発なコントラ 幼い頃から、康弘氏が趣味で集めていたトラクターや牧草 クター事業を展開しており、 大型機械の保有台数では日本一、 作業機のミニチュアに興味を示し、庭を畑代わりにして遊ん 二を誇っている。スラリータンカーもコントラクターで保有 でいたという。小学校2年生の頃には、 ショベルカーを操っ しているが、台数が足りず、適期散布が難しいという。康弘 て除糞作業ができるようになり、 5年生で牧草収穫の手伝い 氏も農繁期の収穫はコントラクターに委託しており、自身、 を始めた。 アルバイトとして働いてもいる。 「別に洗脳したわけじゃないんだけど、覚えがいいから、 「地区の農場のうち、数軒でもスラリータンカーを持っ これは作業に使えるなと(笑)。ロールベーラーなど、危険 てもらえたら、お互いに助け合えるという話になって。コン の伴う機械は僕が使いますけど、 5、 6年生の頃には、テッタ トラクターには僕もお世話になっているし、思い切って買 ーやラッピングの仕事は任せられるようになりました」。 いました」。 颯くんは、その頃すでに父の後を継ぎたいと思い始めて 「平成23年には、スラリーストアが整備されるのでスラリ いたという。しかし、康弘氏は一度も「継いでほしい」といっ ータンカーの性能を今から楽しみにしています」。一方、ス たことがない。 ラリータンカーをけん引するた めに購入した 超大型 の 「『俺たちの代で止めてもいいよね』って、妻とも話して MF7495は大いに気に入っているという。 「トルクが強い いたんです。酪農はやる気がなければつらい仕事だから。 のに、音が静かで振動も少ない。その上、 ゴーカートみたい ただ僕らが楽しんで、 一生懸命やっている姿を見てもらって、 に操縦がめちゃくちゃ楽なんですよ。一度乗ったら止められ 後は本人に判断してもらお ません」と康弘氏は笑う。 うと思いました」。 そんな父の背中を、颯く んはたしかに見ていたよう だ。 「たしかに楽ではないと 思います。祖父母がいない とき、たった一人で作業す る父を見て、こりゃ疲れて 庭のブランコは秀男さん の手づくりだ 母、 静江さん。 「搾乳、 哺育などをやっています。 家族で協力し合って仕事をしているから、 ちゃ んと息抜きもできるのがいいわね。登山が趣 味の夫について、 あちこちへ旅行もしました」 MF7495。レバー1本で自由 に速度が調整できる ヨスキン社製スラリータンカー。 無数のホースから液肥を散布する 6 るーぷ vol.51 く保ち、環境保全にも気が配られている。 「ふつうのことを大事にしたい。北海道一とか、帯広一の 規模を目指さなくていいんで。牛舎も、できるだけこのまま 残したい。牛や、建物や、 この土地の味みたいなものを大事 にして。家族でこぢんまりとやっていけたらいいなあと思い ます」。 家族とファームを外側から見つめ直したことで、あらため て見えてきた将来像。 「ふつうのことを大事に」は、 シンプ ルでありながら、最も難しい目標かもしれない。 新しい技術を貪欲に取り入れつつ、試行錯誤しながら自 長男、颯くん。 「父は優しいです。むしろ僕のほうが、 なんでトラクターぶつけたの、 とか言って 父を怒ったりします(笑)。じいちゃんも父も、機械好きってところは遺伝なのかな」 然体で助け合ってきた家族経営の方針は、三代にわたって しっかり受け継がれていきそうだ。 るなって思ったこともありました。生き物相手だから、風邪 を引いても休めないし。でも、都会ではできない仕事です。 トラクターに乗るのも、搾乳も楽しい」 颯くんの部屋の押入れには人工芝が敷かれ、父と集めた 数多くのミニチュアが整然と並んでいる。モアコンディショ ナーで牧草を刈り、テッターで広げ、 レーキで集め、ロール ベーラーで巻く様子まで、 しっかり再現したジオラマだ。 昨年、颯くんは帯広農業高校に入学し、現在寮生活を送っ ている。以前は搾乳ロボットを導入するなど、さらに大規模 な機械の導入や頭数拡大を考えていたが、同じく酪農経営 を志す友達と話し合ったり、様々な農場に遊びに行ったりす るうちに考えが変わってきたという。 「ロータリーパーラーで500頭もの搾乳をやっている大 規模農場の家の友達に聞くと、一頭一頭の管理も、スタッフ MF7495を背に、デーリィファーム武者の3人が並ぶ の人間関係とかも大変そうで。すごく余裕がない感じがし たんです」。 余裕がないと、敷地内が汚れ、荒れた雰囲気になってくる と颯くんはいう。一方、デーリィファームは、農場周囲を美し デ ーリィファーム武者で活躍中の エム・エス・ケ ー取り扱 い 農業機械 MFトラクター以外にも様々な大型機械を導入いただい ています。 ●MFトラクター 165:1台 3065:1台 5465:1台 7495:1台 ●その他 ロールベーラー 385:1台 クラース 集草機 2800:1台 クーン 牧草作業機:1式 ヨスキン スラリータンカー:1台 モノセム播種機:1台 他 颯くんの持っているミニチュア るーぷ vol.51 7 製品情報 MF5465-4C D4T3/MF5475-4C D4T3 MF6465-4C D6T3/MF6480-4C D6T3 シス 6 気筒エンジン搭載で新たに生まれ変わった MFトラクター コモンレール採用の アグコシスパワーエンジン搭載 日本の排ガス規制Tier3に対応 本機4モデルは、この度、コモンレール採用のアグコシ オフロードタイプの製品用に設計された高性能エンジ スパワーエンジンを搭載して再デビューを果たしました。 ンがアグコシスパワーエンジンであり、世界中で大きな 最新のエンジンテクノロジーが随所に散りばめられた 信頼を勝ち得てきました。アグコシスパワーエンジン シスエンジンが最高のパフォーマンスと耐久性をお約 は世界で最も経済性に優れたオフロードディーゼルエ 束します。 ンジンであると言っても過言ではありません。 8 るーぷ vol.51 1.日本の排ガス規制適合エンジン 2.エンジンの素早い対応力 燃料噴射のための高い圧力と絶妙なタイ ミング、 そして効果的な冷却システムが排 出量コントロールの重要なポイントです。 燃料消費を抑えながらも、高いエンジン出 力とトルクレベルを得ることが排出量削 減のための解決方法であり、 これを可能 にするのがアグコシスパワーエンジンです。 新しいデザインの恩恵を受けて、 アグコシ スパワーエンジンはこれまでにない早さで 状況に対応します。高い吐出圧力とター ボチャージャーにより、 トラクターにかかる 負荷の増減に遅れることなく反応し、最 高のパフォーマンスを常に発揮することが できるのです。 3.低いエンジン回転数で 強力な牽引力を発揮 4.高い信頼性・ 容易なメンテナンス 最先端を誇るオフロード製品の要求の高 まりに応えるべく、 さらに進化したアグコシ スパワーエンジンの特徴の1つがトルクです。 低い回転数でも大きな牽引力が得られる ので、燃料を節約しながらも効率的に作 業を進めることが可能です。 アグコシスパワーエンジンはその優れた耐 久性だけではなく、長寿命のウェットライ ナーシリンダーや冷却システムが作業コ ストの削減に貢献します。また、燃料フィ ルターは道具を使わずに簡単に着脱が 可能です。すべては合理的な作業のため にデザインされています。 5.ミッドシリンダーライナー 6.騒音低減 アグコシスパワーエンジンンの特徴の1つ にミッドシリンダーライナーを忘れてはいけ ません。 ●破損を防ぐためにライナーに生じる振 動を抑えます。 ●シリンダーライナーとピストンリングの摩 耗を減らす役割を果たし、結果長い年 月安心してご使用いただけます。 ●燃料消費を抑え、高い経済性をお約束 します。 エンジンが稼働する際に発生する騒音が 軽減されました。燃焼圧力の上昇が緩や かなため、 ディーゼルエンジン特有の不快 な音に悩まされることはありません。キャビ ン内で快適な作業をお楽しみください。 ●ウエストゲート付きターボチャージャーにインタークー ラー装備で、最新の国内排ガス検査適合のエンジン。 ●エンジンの定格回転は2,200rpmであり、2,000rpm で最大馬力となり、 ブーストパワーも2,000rpmで最 大馬力を発揮します。 ●最大トルクはエンジン回転1,500rpmで発生します。 アライアンス 60パターン・1,000サイズを超える世界に誇る豊富なラインナップにより、 農業・工業・土木などの幅広い分野で大好評!! 高品質を低価格にてご提供いたします! 303 347 324 356 370 360 328 同タイヤはトラクター・ローダー・作業 機タイヤの一部となります。ご相談は、 お気軽に当社までご用命ください。 222 329 320 306 350 るーぷ vol.51 9 製品情報 クラース コンバイン レキシオン600シリーズ アベロ240 スペースが拡大し、 より快適になった新ビスタキャブ、高能 アベロには脱穀・分離能力を飛躍的に向上させるクラース 率・高品質収獲を可能にしたAPS脱穀システム、最後の1 独自のAPS脱穀システムを装備。これにより4ウォーカー 粒までも振い落とすMSSマルチセパレーションシステム の軽量・コンパクトボディながら、高い作業能率を発揮する など、小麦収獲はもちろん、あらゆる作物収穫でトップの性 ことができます。もちろん大豆や菜種等あらゆる作物を高 能と作業能率を容易に引き出すことができます。 能率で収獲することが可能です。 主要スペック 主要スペック 型式 カッターバー 刈幅 脱穀システム アクセルレーター脱穀システム(APS) シリンダー幅(mm) シリンダー直径(mm) ストローウォーカー本数(本) シーブ面積(m2) グレインタンク容量( ) エンジン出力(ECE R 120) (kw/ps) タイヤ フロント リア 重量(カッターバー、チョッパーなし) (kg) LEX-620 LEX-650 C490(4.9m)、C540(5.46m)、C600(6.07m) 標準装備 1,420 1,700 600 5 4.80 7,800 205/279 6 5.80 8,600 230/313 800/65 R32 500/70 R24 13,400 14,400 ※上記仕様は予告なく変更になる場合があります。 AVERO-240 型式 カッターバー 刈幅 脱穀システム アクセルレーター脱穀システム(APS) シリンダー幅(mm) シリンダー直径(mm) ストローウォーカー本数(本) シーブ面積(m2) グレインタンク容量( ) エンジン出力(ECE R 120) (kw/ps) タイヤ フロント リア 重量(カッターバー、チョッパーなし) (kg) C370(3.7m)、C430(4.3m)、C490(4.9m)、C540(5.4m) 標準装備 1,060 450 4 3.00 5,600 146/198 23.2-26 12PR R1 KB F20 12.5/80-18 8,700 ※上記仕様は予告なく変更になる場合があります。 マッケール ベールラッパー 991ハイスピード 新しくシリーズに加わったマッケール ベールラッパー 991 ハイスピードは、 従来品と同じ高機能性・高品質はそのままに、 2つのディスペンサーで巻くことにより、 より効率的で正確 な作業が可能になります。 高性能 トリレーネバンカーシート ●白黒3層構造(厚さ150μm。従来品より約25%up)の 丈夫なシート。 ●作業性を重視したシートの巻き方により、素早い作業を 展開。 ●紫外線はもちろん、高い光不透過性により数ヶ月間サイ レージを守ります。 主要スペック 型式 全長(m) 移動幅(m) 全高(m) 必要油圧流量( /分) 最大ベール径(mm) 最大ベール幅(mm) 最大ベール重量(kg) 本機重量(kg) 必要電気系統 ※上記仕様は予告なく変更になる場合があります。 10 るーぷ vol.51 991HS 5.7 2.45 2.46 22∼ 1,800 1,250 1,100 1,950 12V、7ピンソケット 主要スペック サイズ(幅×長さ) 重量 色 厚さ 6m×50m 約37kg 8m×50m 10m×25m 10m×50m 12m×25m 12m×50m 14m×50m 約50kg 約31kg 約62kg 約37kg 約75kg 約87kg ホワイト/ブラック 150μm ※上記仕様は予告なく変更になる場合があります。 日 本 の 農 業・未 来 の 視 点 私の研究 みや もと しん ご 植物の生長制御に 関する研究 ∼LED照明を用いた制御∼ 宮本眞吾 プロフィール 日本大学生物資源科学部生物環境工学科(生物生産システム 工学研究室)准教授。農学博士。1955年福岡県生まれ。1984年 九州大学農学部卒業後、同大学農学研究科博士課程修了。 1989年日本大学農獣医学部助手、専任講師を経て、1998年同 大学生物資源科学部助教授、現在に至る。 在私の行っている主な研究は、植物の生長制御に関する 使用できる程度の光量を確保したLED照明装置を使用して、普 研究で、植物工場で植物を育てるときに利用できる技術 通サイズのスプレーバラに応用すると、LED素子の色の組み合 の開発を目的に行っている。植物工場というのは閉鎖された施 わせ方により、生育速度や葉の展開数、 また花芽の着生に大きく 設内で、 太陽光の代わりに人工照明を使って野菜などの農産物を、 影響を及ぼすことがわかった。特に、赤色LED素子だけの基盤で 一般の工場製品と同じように生産しようとするものである。現在、 は生育が悪く、適度な割合で青色を混ぜたLED基盤での生育は、 日本には50件ほどの植物工場と呼ばれているものが稼働してい 蛍光灯の下での生育とほぼ同じであるという結果を得た。 るが、そのうちの34件が完全制御型植物工場である。植物の育 その後、LED素子の技術も急激に発達し、高輝度素子が開発さ 成に使用する光は、高圧ナトリウムランプやメタルハライドランプ れるとともに、 どの色もあまり変わらないほど安くなってきたので、 といわれる高輝度型の照明と植物育成用の蛍光灯が主に使用さ 今日では、100球ほどの素子を配列し、自在に明るさをコントロ れている。高輝度型のランプは使用電力も大きく、また、光に多 ールできる基盤を使って、植物苗、特に、 トマト苗を用いて、狭帯 量の熱線を含んでいるため、空調にかかる費用も大きく、都市近 域波長の光色が植物の生長へ及ぼす影響について研究を行って 郊の小型施設には不向きな面がある。蛍光灯など、現在は発熱の いる。この研究では、LED基盤から照射される光色が植物の生長 少ない冷陰極蛍光ランプといわれるものもあり、発熱量はだいぶ 応答へ及ぼす影響について調べており、バラの場合とは異なっ 小さくなっているが、それ相応の空調をしなければならない。 た生長応答を示し、微妙なLED色の混合割合が植物の樹形、節 そこで、筆者は10年ほど前から省電力で熱線を含まないLED 間伸長量、葉面積、葉の展開などに影響を及ぼすことがわかった。 現 光に注目して、植物育成用照明として利用できないかという研究 これは赤色光受容体であるフィトクロムや青色光受容体であるフ を始めた。研究開始当初は、LED照明だけを使用して野菜など ォトトロピン(1999年に発見)などが植物の種類により生長に異 を育てるのではなく、蛍光灯照明の補助光としてミニバラなどの なった影響を与えるからだと考えられ、今後、色々な植物の生長 鉢物の生育実験から開始した。その理由は、当時はLED素子が 反応を事細かく調べる必要があるという事を示している。 高価で、多量の素子を用いることができなかったことと、高輝度 現在、 LED照明を用いて稼働している植物工場はなく、 大学内の 型LED素子などは開発されていなかったからである。しかし、そ 実験施設や農林水産省や経済産業省の展示施設だけにしかないこ の結果、補助光として赤・青・緑のLED素子を3:1:1で組み合わ とは、 まだ実験段階にあり、 光色に対する研究が進んでいないとい せた照明を用いた場合は、用いない場合と比較して、花芽の展開 うことでもある。つまり、 当研究室で行っている研究の意義は大きい。 が大変早くなり、花持ちも良くなるという結果が得られた。 今後も、 このような植物生長制御に関する研究を続けることにより、 この結果をさらに進展させ、補助光ではなく育成用照明として LED照明を利用した植物工場の実現に貢献したいと思っている。 るーぷ vol.51 11 2世紀近い歴史を誇るグローバル農業機械メーカー KUHN社のあゆみ KUHN社は、フランスの地方の村で計量器の製造から始まりました。 それから約2世紀。フランスを中心に、グローバル農業機械メーカーへと成長した同社の歴史についてご紹介します。 KUHN社のあゆみ 2001年:KUHN社製プラウ「MULTIMASTER120」が、 ワールドプラウコンテストに おいて、初めてフランスに勝利をもたらす。 :シマ展において、KUHNグループは初となる自走式ミキサーフィーダーワゴ 1828年:ジョセフ・クーンが、 フランスのサバーン地方からほど近い村で計量器の製造 を開始。 1864年:農業機械を幅広く手掛けるようになる。 :当時の製造現場だった建物と同じ場所に、現在も工場がある。 1921年:脱穀機の組立ラインを持つ工場を設立。品質の良さから 高い評価を得る。 1928年:創立100周年を迎える。年間1,000台の脱穀機を販売 するまでに成長。 :モアコン、 テッダー、 テッダーレーキの売上が順調に増加。 1946年:同じく農業機械を扱うスイスのメーカー・BUCHERGUYER社の傘下に入る。 1970年:記念すべき100万台目の機械を顧客に納品。 1978年:創立150周年を迎える。 1983年:運営するすべての工場と営業拠点の情報を、 コンピューター上で共有可能に するシステムを構築。 1987年:業界をリードするヨーロッパのプラウ製造メ ーカー・HUARD社を傘下に収める。 1990年:造園機械の製造メーカー・MATELEST DIFFUSION社を傘下に収める。 :シマ展において、 「ロータリープラウ」が優れた製品として金メダルを獲得。 1992年:シマ展において、作業幅5mのモアコン「ALTERNA500」が優れた製品とし て金メダルを獲得。 1993年:フィードワゴンやサイレージカッターの製造メーカー・AUDUREAU S.A.社 を傘下に収める。 1996年:NODET社を傘下に収める。 :シードドリルとスプレーヤーがラインナップに加わる。 1999年:ウェブサイトを公開。 12 るーぷ vol.51 ンを公開。 2002年:TMRミキサーフィーダーワゴンとマニュアスプレッダーの製造において世界 をリードする、アメリカKNIGHT社を傘下に収める。 2003年:アグリテクニカ展において、正確なコルターとして「ACCURA 」が金メダル R を獲得。 :フランスのプラウチャンピオンシップにおいてKUHNが優勝する。 : ドイツにおいて、 「HR+VENTA」シードコンビネーションが 「マシーンオブ ザイヤー」に選出される。 2004年:コルターシステム「ACCURA 」が、アグリベックス展(ベルギー)において金 R 賞を、 フェアアグリコラ展(イタリア)において金メダルを獲得。 :フランスのプラウチャンピオンシップにお いて2連覇を達成する。 :KUHN社並びにKUHN-KNIGHT社の業 績が評価されトロフィーが授与される。 2005年:播種機のデザイン・製造を手掛けるブラジルのメーカー・METASA S/A社 を傘下に収める。 :シマ展において、優れたコルターシステムである「ACCURA 」が銀メダルを R 獲得。 2008年:北米での事業を担うKUHN NORTH AMERICA社が誕生。 :フランスで最初に誕生したスプレーヤー製造メーカー・BLANCHARD社を 傘下に収める。 :オランダにあるKVERNELAND社の工場を買収したことにより、ベーラー、 ラッパー、 ドラムモアー、メイズハーベスターが加わり、KUHN社の提供する 製品ラインナップが完成。 2009年:KUHNグループは、特にロシアに流通子会社を設立したことが高く評価され、 その海外投資に関するポリシーに対してトロフィーが授与される。 KUHN 製品 ディスクハロー ロータリーハロー モアコンディショナー ジャイロテッダー ジャイロレーキ KUHN本社 KUHN NORTH AMERICA 製品 フィードミキサー マニュアスプレッダー るーぷ vol.50 13 メンテナンスの心得 あなたのMFトラクターの調子は いかがですか? メンテナンスノートを配布中!! 当社では、ただいま「メンテナンスノート」を配布していま に劣化はあるか?など、 どんなに丁寧に運転していても、 トラ す。当社MFトラクターは、お客様に効率的かつ経済的な農 クターの部品は経過年数とともに劣化していきます。定期 作業を行っていただけるよう製造されています。しかし、平 整備をおろそかにしてしまうと、十分な性能の発揮ができな 成9年に道路運送車両法が改定されたため、農耕トラクター くなるだけでなく、障害が生じ機械全体に悪影響を与え、引 は、大型特殊自動車から小型特殊自動車に区分が変更となっ いては、予期し得ない事故につながることもあります。 たことにより、車検取得義務がなくなり、そのため十分な整 このようなことから、当社MFトラクターを末永く安全にお 備が行われていない可能性があります。オイル量は足りてい 客様にご使用いただくため、 このメンテナンスノートを活用し、 るか? ブレーキは掛かるか? 油圧ホース・電源ハーネス トラクターの定期整備を行いましょう。 ■緑と赤のメンテナンスノートの違いは? 「緑のメンテナンスノート」は、 すでにMFトラクターを購入している方を対象に、 現在配布しているものです。日常点検項目リストの他、12、24、36ヶ月の整 備記録簿もついています。 「赤のメンテナンスノート」は、新車購入時に配布しているものです。こちらは 「緑のメンテナンスノート」と同じ内容の他に、保証書やフリーサービスの案内 が追加されています。 メンテナンスや点検時の注意事項 トラクターのメンテナンスや点検をされるときは、安全な点検を実施していただくよう以下の点にご注意ください。 1 2 トラクター のメンテナンス や点検を行うときは、エンジ トラクターの燃料を給油するときは、エンジンを停止し、火気や静電気が ンを停止し、スターターキー 発生する物を近づけないでください。燃料に引火するおそれがあります。 を抜き、身につけてください。 3 4 バッテリーの点検・充電時には、バッテリーに火気や トラクターの部品を交換するときは、純正部品以外使用しないでくだ 静電気が発生する物を近づけないでください。バッ さい。トラクターの安全機能が損なわれたり、性能が低下したりする テリーのガスに引火して、爆発するおそれがあります。 おそれがあります。 6 5 PTOジョイントの安全カバーは必ず取り付けて ください。カバーがない状態で近づくと、回転中 のジョイントに衣服が巻き込まれるおそれがあり ます。 安全カバーが破損している場合は新しい ものと交換してください。 14 るーぷ vol.51 絶対に素手では、油圧ホースのオイル漏れに触らないで ください。油圧ホースのオイル漏れを点検するときは、保 護手袋等を着用して点検してください。 目を守るため、保護メガネをかけてください。オイルが皮 膚を貫通したときは、壊死するおそれがありますので、直 ちに専門医の診断を受けてください。 世界の出来事 ス発 リ イギ 家族も同然、 40年間1台のトラクターと ともに歩んできた道 仕事に欠かせない相棒 のMF135(右) とロフタ ス氏。自動車税の支払 い証明であるtax diskの コレクションの額とともに さかのぼること40年前。1970年、 西アイルランド出身の農場主、 また、ロフタス氏は、 イギリスでの自動車税の支払い証明であ ジョニー・ロフタス氏は光り輝く新品のMF135を購入しました。 るtax diskを額に入れてコレクションもしているそうです。写真 その後あらゆる作業に酷使されてきたMF135は、今なおロ のとおり、確かに40個入っています。 フタス氏の仕事に欠かせない頼もしい相棒です。ロフタス氏い 2010年4月に開かれた地元のビンテージトラクター&カーラ わく、 「必要に応じてしっかり修理を行い、毎晩車庫に入れてあ リーにも参加。 「MF135のようなトラクターは他にはないね!」 げているよ」とのこと。このトラクターに対する愛情と手入れの とコメント。 おかげもあり、MF135は現在でも、その期待に応える仕事ぶり まだまだ元気なロフタス氏と相棒のMF135。さらにこの先 を発揮しています。 40年の活躍を期待して止みません。 読者の皆様へ 当社は、 昭和47年12月に設立し、 今年で39年目を迎えました。そして、 設立から約13年を経た昭和60年10月、 「る∼ぷ」を創刊いたしました。今年で創刊 から26年、 51号目の発行となります。そこで、 実際のこれまでの発行頻度を計算してみると…… ●設立年月からの発行頻度:51号÷39年≒1.3号/年(回) ●創刊年月からの発行頻度:51号÷26年≒1.9号/年(回) ここ数年は年1回の発行を続けてきましたが、 今後は「る∼ぷ」の発行頻度を増やしていきたいと考えております。 さらに、 引き続きお客様に喜ばれる誌面づくりに努めてまいります。ご意見・ご要望等がございましたら、 下記メールもしくは当社担当者まで読者の皆様の声を お寄せください。 今後とも皆様のより一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう、 心よりお願い申しあげます。 る∼ぷ編集者宛メール [email protected] エム・エス・ケー農業機械株式会社 取締役農機本部長 林信正 社会貢献活動 WFP 国連世界食糧計画は国連唯一の食糧支援機関であり、 飢餓と貧困の撲滅を使命として1963年に活動を開始 した世界最大の人道支援機関です。WFPは、 75ヵ国において1億180万人に460万トンの食糧支援を実施(2009 年)する等、 これまでに様々な活動を行ってきています。エム・エス・ケー農業機械は日本の「食」を支える皆様を機 械分野で支援すると共に、 WFPの活動に賛同し、 世界の「食」に微力ながら支援を行っていきます。 WFP 国連世界食糧計画ホームページ http://www.wfp.or.jp 編集後記 9月の北海道へ。飛行機が直前まで飛ぶかどうかわからない天候のなか、 無事目的地に到着。翌日 の取材では、 前日までの雨が嘘のような爽やかな青空。その美しい十勝の模様は、 ユーザー探訪(P.3) Vol.51 2011年6月30日発行 で皆様にもご堪能いただけたかと思います。そして訪れた先には、温かい人たちが私たちを待っ ていてくれました。親から子、子から孫へ――失われつつある家族の“わ”を、その武者さんご一 家に見た思いでした。今回ご協力いただいた皆様には、 誌面を借りて心よりお礼申しあげます。あ りがとうございました。 発行 エム・エス・ケー農業機械株式会社 〒171-0021 東京都豊島区西池袋3丁目27番12号 TEL:03(3988)2281 FAX:03(3988)2476 http://www.mskfm.co.jp るーぷ vol.51 15 MSK FARM MACHINERY CORPORATION エム・エス・ケー農業機械株式会社 〒171- 0021 東京都豊島区西池袋3丁目27番12号 TEL03-3988-2281 http://www.mskfm.co.jp
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