1/3 日本暖炉ストーブ協会認定技術者規定 制定 平成 25 年 4 月 1 日 改訂 平成 25 年 4 月 4 日 《主旨》 現在、日本には、暖炉・薪ストーブ施工者の技術力を保証した公的なライセンス(国家資格)はないため、 一般社団法人日本暖炉ストーブ協会では、会員の方を対象に暖炉・薪ストーブの知識・技術レベルを示す ひとつの指針となる資格日本暖炉ストーブ協会認定技術者(以下 JFSA 認定技術者という)を創設し、資 格取得試験を実施することとする。 そして、今後当協会では、業界内外の様々な状況や動向、顧客のニーズに的確かつ積極的に対応する ため、新しい資格制度の構築を進めていく。 この資格制度は、当協会が 20 年に渡り培ってきた暖炉・薪ストーブの構造、施工、法規、計画、設計に関 する実績やノウハウをベースに技術者の底辺を拡大する一方、社会的、指導的立場を担うレベルの高い 暖炉・薪ストーブ施工技術者を創出するという主旨により設立される。 《目的》 JFSA 認定技術者は暖炉・薪ストーブの設置に際し、基本知識ならびに基礎技術を提供できる技能を日 本暖炉ストーブ協会が認定し、暖炉・薪ストーブ業界の技術水準を高めるとともにレベルの向上を図り、社 会に貢献する。 《定義》 JFSA 認定技術者とは、「暖炉・薪ストーブの設置に際し、業務に関わる責任ある技術者として基本知識 ならびに基礎技術を提供できる技能を有する」と協会理事長が認定し、資格登録した者をいう。 《運営》 協会技術委員会が運営し、次の事項の業務を行う。 ① 資格試験の運営及び実施計画に関する事項 ② 資格試験及び受験資格に関する事項 ③ 資格試験の合否判定基準に関する事項 ④ 資格登録及び継続教育に関する事項 《試験》 理事長は、JFSA 認定技術者の登録を受けようとする者を対象に、暖炉・薪ストーブに関する専門知識に ついて資格試験を 3 年に一回実施する。 2/3 1. 受験資格 JFSA 認定技術者資格試験の受験資格は、協会会員法人の役員及び従業員であること。 2. 受験申込 資格試験を受験しようとする者は、「受験申込書」(様式 1 号)を所定の期日までに、協会に提出し、受 験料を支払わなければならない。 3. 試験内容は、暖炉・薪ストーブの「調査・設計業務一般の管理技術力」、「煙突施工とストーブ全般 に関する専門技術力」の評価を行う。 4. 理事長は、試験に合格した者に対し合格通知(様式2号)を交付する。 《資格登録》 1. 理事長は、JFSA 認定技術者登録名簿を備え、資格登録を行う。 2. 資格登録をしようとする者は 1)「登録申し込み書」(様式3号) 2)顔写真 を協会に提出し、登録料を支払わなければならない。 3. 理事長は資格登録者に対し、登録カード(様式4号)と登録証書(様式 5 号)を交付する。 4. 資格登録の有効期間は、登録証書が交付された日から 3 年後の 6 月30 日までとする。 5. 理事長は、登録名簿を協会ホームページで公表するものとする。 6. 登録者は、実務経験3年目以上の者とする。 《資格登録更新》 1. 更新条件 JFSA 認定技術者資格登録の更新を行おうとする者は、日本暖炉ストーブ協会にて行う講習会等 を受講しなければならない。 2. 更新手続き JFSA 認定技術者登録更新申し込み書(様式6号)を協会に提出し、更新料を支払わなければなら ない。 3. 理事長は、登録更新者に対し、登録カード(様式4号)と登録証書(様式 5 号)を交付する。 《受験料、登録料、及び更新料》 受験料、登録料及び更新料は別途理事会にて承認されることとする。 《変更等の届出》 JFSA 認定技術者資格登録を受けた者は、所属会社等の名称、所在地及び電話番号について変更が生 じた場合には、すみやかにその旨の変更を協会に届出なければならない。 《資格登録の抹消》 理事長は、JFSA 認定技術者が次の行為をなした場合、その資格登録を取り消すことができる。 3/3 1)虚偽または不正行為に基づき資格試験または資格登録を受けた場合 2)前条の変更等の届出を怠った場合 3)JFSA 認定技術者の信用を傷付け、または失墜させたと理事会で判断された場合 《規定に定めない事項の処理》 本規定に定めない事項及び疑義を生じた事項について、理事長は理事会の意見を聞き、これを処理 することができるとする。 JFSA は個々の認定技術者の業務上生じるいかがなる瑕疵において責任を負うことはありません。 以上
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