定款等の変更が必要な事項 ★すべてのNPO法人について対応が必要な事項 ① 代表権の制限 →登記または定款の変更が必要 ●代表権を制限する場合→登記の変更が必要 定款の変更が望ましい (職務) 第○条 理事長は、この法人を代表し、その業務を総理する。 2 理事長以外の理事は、この法人の業務について、この法人を代表しない。 ●代表権を制限しない場合→定款の変更が必要 (職務) 第○条 理事長は、その業務を総理する。 2 副理事長は(以下略) 3 理事は、この法人を代表し、理事会を構成し…(以下略) ② 定款の変更に関する事項 →定款の変更が必要 ●届出のみで足りる事項が拡大されたことによる変更 (定款の変更) 第○条 この法人が定款を変更しようとするときは、総会に出席した正会員の 【 】分の【 】以上の多数による議決を経、かつ、法第 25 条第3項に規 定する事項に該当する場合は、所轄庁の認証を得なければならない。 <参考>法第 25 条第3項に規定する事項(所轄庁の認証が必要な事項) ・目的、名称、その行う特定非営利活動の種類及び当該特定非営利活動に係る事業 の種類、 ・主たる事務所及びその他の事務所の所在地(所轄庁変更を伴うものに限る) ・社員の得喪に関する事項、役員に関する事項(役員の定数に関する事項を除く) ・会議に関する事項 ・その他の事業を行う場合における、その種類その該当その他の事業に関する事項 ・解散に関する事項(残余財産の帰属すべき事項に限る) ・定款の変更に関する事項。 ★該当するNPO法人について対応が必要な事項 ① 議事録に関する事項 ●社員総会の「みなし決議」導入による変更 →「みなし決議」を導入する場合は定款の変更が必要 (議事録) 第 29 条 総会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければ ならない。 (1)~(5) 略 2 略 3 前2項の規定に関わらず、正会員全員が書面により同意の意思表示をした ことにより、総会の決議があったとみなされた場合においては、次の事項を記 載した議事録を作成しなければならない。 (1) 総会の決議があったものとみなされた事項の内容 (2) 前号の事項の提案をした者の氏名又は名称 (3) 総会の決議があったものとみなされた日 (4) 議事録の作成に係る職務を行った者の氏名 ※「書面」に加え「電磁的記録」を追加することも可 ② 事業計画及び予算、暫定予算、事業報告及び決算に関する事項 ●「収支計算書」が「活動計算書」に変更されたことによる字句の変更 →「活動計算書」を導入する場合は定款の変更が必要 (事業計画及び予算) 第 43 条 この法人の事業計画及びこれに伴う活動予算は、理事長が作成し、総会の 議決を経なければならない。 (暫定予算) 第 44 条 前条の規定にかかわらず、やむを得ない理由により予算が成立しない ときは、理事長は、理事会の議決を経て、予算成立の日まで前事業年度の予 算に準じ収益費用を講じることができる。 2 前項の収益費用は、新たに成立した予算の収益費用とみなす。 (事業報告及び決算) 第 46 条 この法人の事業報告書、活動計算書、貸借対照表及び財産目録等の決 算に関する書類は、毎事業年度終了後、速やかに、理事長が作成し、監事の 監査を受け、総会の議決を経なければならない。 ③ 「特定非営利活動の種類」に関する事項 ●活動分野が追加されたことによる各号の変更 →新たな分野を追加する場合や、現行の定款に法を引用して法の号数が記載 されている場合は定款の変更が必要
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