暴力のサイクル理論

暴力のサイクル理論
(繰り返される暴力)
暴力の後、多くの加害者は「もう二度としない」と謝り、その後しばらく優しい関係をつく
ろうとします。(ハネムーン期)
(ハネムーン期)
こんなとき被害者は「暴力がないときが本当の相手」、「いつか変わってくれるのでは」と
いう期待感を持ちます。
しかし、実際には親密でおだやかなハネムーン期は長く続かず、感情をうまくコントロー
ルできない加害者のイライラが徐々に高まって(緊張の蓄積期
(緊張の蓄積期)、ついに爆発し暴力をふ
(緊張の蓄積期
るう(暴力爆発期)
(暴力爆発期)というサイクルが、長期に繰り返されることが多いといわれています。
(暴力爆発期)
暴 力 の サ イ ク ル 理 論
加害者
・傷を負う暴力をふるう場合もある
・怒りのコントロールができなくなる
暴力
爆発期
被害者
・緊張と恐怖を感じ、無力感を持つ
・パートナーに従順になり、責められることを
受け入れる
・重症を負い、時には死に至る場合もある
緊張の
ハネム
蓄積期
蓄積期
ーン期
加害者
・イライラして周囲を威圧する
・言葉が荒くなる
被害者
・暴力を予感し、それを防ぐために
環境を操作しようとする
・暴力は自分のせいだと考える
加害者
・過剰なまでに愛情を表現する
・ ・もう絶対に暴力を振るわないと約束す
る
被害者
・パートナーの性格が変わるのではな
いかと希望を持つ
・自分がついていなくてはと思う
※すべての人に「暴力のサイクル理論」が当てはまるわけではありません。