北海道情報大学 アドミッション・ポリシー(入学者受入方針) 建学の理念

北海道情報大学 アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
本学では、「建学の理念」、「本学の使命・目標」を理解し、「教育目的」に掲げている
人材を育成することに共感する意欲有る学生を求めています。
建学の理念
北海道情報大学は、平成元年に我が国の情報化社会の黎明期に情報教育の新しい扉を拓いた、
学園創立者松尾三郎博士によって、「情報化社会の新しい大学と学問の創造」を建学の理念と
して開学した大学です。
本学の使命・目標
IT社会の到来を告げる国際情報化の幕開けに先駆け、「情報」を大学名に取り入れて開学し
た北海道情報大学は、「産学協同の精神の下、豊かな国際性、創造力ある人間性を涵養し、実
学に裏付けられた実践的な専門教育を通して、我が国の国際情報通信社会の進展に貢献する高
度情報通信技術者を育成する」ことを使命としています。
本学は、北海道開拓のシンボル・野幌原生林の豊かな自然につつまれたキャンパスを研究・
教育の創造的なふれあいの場として、あるいは先端的な通信教育により全国に展開されている
学びの場において、「情報」を核にその応用範囲を広げていく「情報の総合大学」としてIT
社会の発展に寄与するために、以下のような機能を果たすことを目標としています。
●情報を核とする高度な専門職業人養成機能
●国際性と豊かな人間性を育む教養教育機能
●情報に関わる通信教育の拠点機能
●地域貢献・産学連携機能
教育目的
21世紀において、われわれを取り巻くすべての社会構造は今やIT抜きでは成り立ちません。
このような状況に鑑み、本学の教育では、明日の高度情報通信社会の担い手にふさわしい情
報技術と知識、およびそれを支える幅広い教養と各種専門分野にまたがる知識の習得に裏打ち
された高度IT技術者を育成することを目標に掲げています。また、国際情報化に適応できる国
際性豊かな人材、情報に付加価値を生み出す幅広い教養、感受性、モラル、コミュニケーショ
ン能力を備えた人間力に優れた人材を育成することを目指しています。
●生涯にわたって自ら主体的に学ぶ力を育成する自己啓発教育
●IT社会に役立つ高度な情報技術と専門知識を身につける実践教育
●国際感覚やモラルなど豊かな人間性を養う人格教育
●コミュニケーションとプレゼンテーション能力を涵養する自己表現啓発教育
●自ら問題を見つけ出し、その解決のために自身で工夫できる問題発見・解決能力育成教育
●知識のみではなく生きるための知恵を啓発する全人教育
入学者選抜方針
●推薦入学試験1期・2期(公募制・指定校制)
公募制
高等学校での活動において優れた点を持ちかつ大学教育を受ける能力があると学校長が認
めた学生に対し、書類審査や小論文試験、面接試験を行います。書類審査では、調査書(学
習や活動報告、リーダーシップ、資格取得等)、小論文では、課題に対する理解力、論理的
思考力、文章表現力等、面接では、コミュニケーション能力や学ぶ意欲、積極性等を総合的
に評価し、選抜します。
指定校制
高等学校との信頼関係に基づき、高校生活の中で学力、人物ともに優れておりかつ大学教
育を受ける能力があると学校長が特に責任を持って推薦する学生について、書類審査(調査
書の他、推薦書、志望理由書等を参考)により選抜します。
●AO入学試験
学力選抜とは異なり、エントリーシートや面接、適性テストにより、専門への適性、熱意、
関心等を多面的に評価し、多様な能力と意欲にあふれる学生を求めます。
エントリーシートでは、テーマに即して明確かつ具体的に表現されているか、面接では、
コミュニケーション能力や学ぶ意欲、積極性等、適性テストでは、論理的思考能力、基礎的
計算能力等を総合的に評価し、選抜します。
●高大連携特別AO入学試験
高大連携校の学生に対して、高校時に本学の高大連携授業を受講した学生について、エン
トリーシートや面接、適性テストにより入学試験を実施しています。
エントリーシートでは、テーマに即して明確かつ具体的に表現されているか(本学の高大
連携授業についてを含む)、面接では、コミュニケーション能力や学ぶ意欲、積極性等、適
性テストでは、論理的思考能力、基礎的計算能力等を総合的に評価し、選抜します。
●特別AO入学試験
学力選抜とは異なり、書類審査や面接、適性テストにより、専門への適性、熱意、関心等
を多面的に評価し、また高校時の成績も参考に多様な能力と意欲にあふれる学生を選抜しま
す。
書類審査では、テーマに即して明確かつ具体的に表現されているか、面接では、コミュニ
ケーション能力や学ぶ意欲、積極性等、適性テストでは、論理的思考能力、基礎的計算能力
等及び調査書を参考に、総合的に評価し、選抜します。
●一般入学試験(1期・2期)
本学独自の学力試験を実施し、基礎学力が身についているか、調査書の活動報告及び資格・
検定試験等を参考に、総合的に評価し、選抜します。また、北海道以外の試験会場を設けて
おり、道外でも受験できる体制をとっています。
●大学入試センター試験利用入学試験(前期・中期・後期)
本学独自の学力試験は課さず、大学入試センター試験の得点により基礎学力が身について
いるか、調査書の活動報告及び資格・検定試験等を参考に、総合的に評価し、選抜します。
●編入学試験
本学へ編入学する目的意識や学ぶ意欲について、小論文試験及び面接試験を行います。小
論文では、課題に対する理解力、論理的思考力、文章表現力等、面接では、コミュニケーシ
ョン能力や学ぶ意欲、積極性等を総合的に評価し、選抜します。
●特別入学試験(外国人留学生・帰国生徒)
外国人留学生
国際交流が盛んになり、私費外国人留学生の志願者が多くなってきている今日、本学にお
いても国際的に広く人材を求めることを目的とし、勉学意欲、目的意識がしっかりしている
留学生に対し、日本語作文試験及び面接試験を行います。日本語作文では、基本的な日本語
能力、文章表現力等、面接では本学での修学に必要な日本語能力やコミュニケーション能力、
学ぶ意欲、積極性等により総合的に評価し、選抜します。
帰国生徒
海外の様々な分野で日本人が活躍している中、
外国の教育機関で正規の教育課程を修了し、
貴重な異文化体験を活かし帰国してくる学生に対し、日本語作文試験及び面接試験を行いま
す。日本語作文では、課題に対する理解力、文章表現力等、面接では、コミュニケーション
能力や学ぶ意欲、積極性等により総合的に評価し、選抜します。
■経営情報学部
社会や企業を動かす情報システムの企画・構築・運用には、情報の技術のみならず、経営分
野の知識・技能が必要とされています。そのような必要性に応えるため、情報処理の知識・技
術を核として、専門領域(経営、システム)に関わる実践的な力を備え、同時に、幅広い教養・
感受性・モラル・コミュニケーション能力を備えた人材の育成を目的としています。
■経営情報学部先端経営学科
先端経営学科デジタルビジネス専攻の理念
21世紀の企業は、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)を利用して、人間の
行動や自然現象に関するデータを瞬時に収集・分析し、そこから経済的な価値を引き出して、
企業の付加価値を高めるデジタルビジネスを展開しています。企業を成長・発展させるために
は、経営とICTやIoTとの関係を適切に捉えることが大切です。当学科では、経営学と情報技術
の基本的な原理および知識を修得するとともに、それらを利用して企業や社会における問題を
発見し、解決できる人材を育成します。
教育目標
本学の教育目的に準じ、各学年のゼミナールで学生の個性を引き出しながら、経営学と情報
学との融合の観点から基本から発展までの知識を修得し、問題の発見・解決・提案に必要な能
力を育成します。
① 経営学の基礎知識とビッグデータを活用する実践的な手法やスキルの修得を通して、デ
ジタルビジネスの仕組みを学び、業務・組織の改革を推進できる人材の育成
② 地域ブランドづくり、地域振興プランづくり、商店街活性化の検討など、地域社会との
連携を深め、地域に貢献できる人材の育成
③ 少人数による各学年のゼミ教育および iPad 等の利用によって主体的に考えることができ
る人材の育成
求める学生像
・経営とICTやIoTの関係に興味があり、経営学と情報技術の知識を利用して、問題を解決でき
る専門家になりたい人
・地域貢献に関心があり、経営学とIoT等の知識を利用して地域で起業家として活躍したい人
・何事にも、自ら工夫し新しいことにチャレンジしてみたい人
大学入学までに身につけて欲しいこと
経営には幅広い知識が求められます。多くの知識を吸収するためには、インターネットのみ
ならず、雑誌、書籍などを読み、世の中の動きを知ることが重要です。そのための基礎学力を
身に付けておいてください。また、将来社会に出てからも求められる、コミュニケーション力
や論理的な考え方が身に付くよう日頃から努力してください。
コースの概要・特色
●IT経営コース
経営学と情報技術の融合を理解し、経営とIoTを結びつけて、ビジネスのイノベーション
のことが考えられる実践的な能力をもった人材の育成を目標とします。
デジタルビジネスの基本的な知識であるデジタルビジネス入門、デジタルマーケティング、
BI(ビジネス インテリジェンス )とビッグデータなど、ビジネスマンとしての基礎知識お
よび実施のための手法や最新の話題について学びます。
●起業家育成コース
地域ブランドづくり、地域振興プランづくり、地域マップづくり、商店街活性化策等とIoT
を結びつけ、本学のアントレプレナーシップセンター(起業家育成センター)と連携を取り
ながら、地域社会のことが考えられる起業家能力を持った人材の育成を目標とします。
起業家育成の基本的知識である地域連携論、ベンチャービジネス論、デジタルマーケティ
ング、アントレプレナーシップ論、財務会計など、企業を経営していく上での基礎理論から、
具体的なビジネスプランの策定までを学びます。
■経営情報学部システム情報学科
システム情報学科の理念
社会のすべての分野でICT(情報通信技術)はコア・テクノロジーとして重要な位置付けに
なっています。そして、ICTの普及により従来人がやっていた多くの仕事が機械化されるよう
になり、応用力、創造力、発想力などの問題発見・解決に必要な能力がより一層求められるよ
うになってきています。当学科は情報科学の深い知識を修得するとともに、それらの知識を応
用して物事を正しく分析し、新しいことを提案できる能力などを身に付けて、多種多様な応用
分野でその中心を担い得る高度な情報システムエンジニアを育成します。
教育目標
本学の教育目的に準じ、情報科学、宇宙情報、システム開発に関する基本的な知識を修得さ
せるとともに、ゼミナールや演習系の科目においては、それらを応用しながら、問題発見・解
決に必要な能力を磨けるよう教育します。
①
情報科学、宇宙情報、システム開発に関する基本的な知識を修得する重要性を自覚させ、
演習を繰りかえすことでそれらの知識の定着を図る。
②
次のような能力やスキルを、ゼミナール、プロジェクト系科目などで育成する。
・基本的な知識をもとに、問題を発見し、解決案を提案できる能力
・情報技術を使って分析を行い、結論に至る過程を論理的に説明できる能力
・自分の考えをわかりやすく人に伝える表現力
③
学んだ知識を確認するために、資格取得を支援する。
求める学生像
・ICT(コンピュータやネットワークなど)への関心があり、その分野で活躍したい人
・好奇心があり、自主性と学習意欲がある人
・頭だけではなく自分の手を動かして何か新しいものをジックリと作ってみたい人
・自分の可能性をICT分野で開花させたい人
大学入学までに身につけて欲しいこと
コンピュータシステムは、あらゆる産業界で使用されます。卒業後にどのような分野で活躍
するにしても、コミュニケーション力、語学力(国語、英語)と論理的な思考力(数学)が必要と
されます。自分の得意な科目で、さまざまなことをそのまま鵜呑みにするのではなく、疑問を
抱き納得できるまで自分で調べる態度を忘れずに、勉強に取り組んでください。その態度が、
システム情報学科での修学を実り多いものにするはずです。
システム情報専攻の理念
ネットワーク、データベース、システム開発技術などに関する知識や技術を有し、企業、イ
ンターネット、スマートフォン向けなどの情報システムの開発に従事できる人材や、人工知能、
機械学習、データ解析などの知識を有し新しいビジネスを提案できる人材を育成します。
システム情報専攻
コースの概要・特色
●システムエンジニアコース
企業情報システムや組込みシステムなどの設計や実装を担うソフトウェア開発技術者(シ
ステムエンジニア)の育成を目標とします。インターネット社会のクリエイティブな技術者
の育成を目標として知識、技術とも専門領域を学びます。
●情報科学コース
世の中の社会現象を情報科学的に分析し、問題提起や問題解決能力を持った専門家の育成
を目標とします。現在のような急速な社会変化にも対応可能な普遍的な情報科学の知識と技
術を学び、学習能力を高めます。
宇宙情報専攻の理念
宇宙開発や宇宙情報利用およびそこで必要な高品質、高信頼性ソフトウェアの開発に関する
基礎的な知識や技術を有し、社会の様々な分野で必要とする高信頼性ソフトウェア・システム
の開発に従事できる人材を育成します。
宇宙情報専攻
コースの概要・特色
●宇宙情報システムコース
地球観測などの宇宙情報利用や高品質高信頼性が要求されるシステムの開発を担うソフト
ウェア開発技術者の育成を目標とします。宇宙利用産業などの宇宙開発関連事業で必要とさ
れる知識と技術を学びます。
■医療情報学部
幅広い教養、専門性の高い医学・医療情報の知識、実践的な高度情報処理や生命維持管理に
関する技術を身に付けるための教育訓練プログラムを通し、医療分野における専門職業人とし
ての能力と技術を身に付けるだけでなく、主体的な行動力・判断力・思考能力を養う教育を目
指します。
■医療情報学部医療情報学科メディカルヘルスケア専攻
メディカルヘルスケア専攻の理念
生活習慣病の増加および少子高齢化に伴い、医療の重要性がますます注目されるわが国にお
いて、医療の崩壊を防ぎ、質の高い医療サービスを提供することは今後の医療を支えるうえで
重要な課題です。そのためには、診療情報および医療情報における技術開発、さらには健康と
人間生活との関わりをより深く理解することが必要です。これらの課題を解決するために、当
専攻では社会のニーズに合った教育プログラムを通して、専門性の高い医学・診療情報・医療
情報・健康科学などの医療分野および高度な情報処理などの知識と情報技術の修得を目指しま
す。さらに、併設の健康情報科学研究センターや先端医療・健康情報教育センターによる実践
的学習、病院での現場実習などを取り入れて、主体的な行動力・判断力・学習能力・思考能力
を養う教育を実施しています。当専攻では、幅広い診療情報・医療情報・健康情報に関する知
識を実践し、医療と情報を共にマネジメントでき今後の医療業界をリードする高度な医療人材
を育成します。
教育目標
メディカルヘルスケア専攻においては、医療環境の変革に対応し,また多岐に渡りつつある
医療分野の教育に対処すべく2つの履修コース構成を構築し,次のような人材を養成します。
① 医療情報分野への強い興味と探求心を持つとともに、医療情報コミュニケーション技
術を修得し、医療分野において貢献する意欲のある人
② 医療ネットワークや医療情報システムに精通し、医療を取り巻く環境や安全の改善に意
欲のある人
③ 医療や健康に関わる情報管理に精通し、食と健康と情報技術分野を自由に横断できる人
なお、各コースは3学年より将来の希望に沿って分かれますが、専攻内の全ての講義は各コー
スとも受講可能であり、さらに幅広い資格試験を受けることができます。
求める学生像
・医療情報分野への強い興味と探求心を持ち、新しい領域に挑戦する意欲のある人
・医療、福祉、健康、および情報処理分野等を通じて社会に貢献する意欲のある人
・医療情報に関わる医療技術の応用、ならびに医療を取り巻く環境や安全に関心のある人
大学入学までに身につけて欲しいこと
医療問題や健康に関わる記事が毎日のように報道されています。日頃から、新聞・雑誌・書
籍等を読み問題意識を養ってください。コンピュータの基礎および基本的操作方法、医学・医
療の基礎として生命科学、コミュニケーション力を身に付けるために語学力(国語・英語)な
どを学び基礎学力と論理的な思考力を養ってください。
メディカルヘルスケア専攻
コースの概要・特色
●診療情報管理コース
疾病分類や医療の質の向上に必要な病院の情報コミュニケーション技術(ICT)化を推進し、
医療機関および教育機関で活躍できる人材の育成を目標とします。そのために診療情報・医
療情報・医学の専門的知識を修得し、診療情報管理や高度医療医事管理およびその利用に関
する知識と技術を学びます。また、電子カルテなど病院特有の情報システム運用・管理を担
当し、情報技術を駆使できる人材や経営資源およびICTを活用し経営管理ができる人材の育
成も目標とします。
●健康情報科学コース
食を基盤とした健康情報分野で活躍できる人材を育成します。そのために医学・健康・食
について実践的な知識を幅広く学びます。具体的な例として、市民を対象にした食の臨床試
験から得られた血液データや遺伝子データについて、これらの健康情報を分析し、市民一人
ひとりの健康を管理するシステムについて学びます。さらに、これらの情報と知識を通して
健康増進と維持に役立てる力(ヘルスリテラシー)を身に付け、医療機関や食品企業で活躍
できる人材の育成を目標とします。
■医療情報学部医療情報学科臨床工学専攻
臨床工学専攻の理念
安全かつ高度な医療を継続して提供することは国民の健康維持および増進にとって重要な課
題です。そのためには、医療機器の開発と高度化は欠かせませんが、同時にシステムの高度化、
多様化が一段と進み、その運用、管理、安全に必要とされる知識と技術の修得が必須となって
います。これらの課題を解決するために、当専攻では専門性の高い臨床工学・医学などの医療
分野を学び、さらに本学独自の高度情報処理技術を修得し、医療安全に対する高い意識を持つ
臨床工学技士の育成を目指します。さらに、医療の現場では専門的な知識のもと的確な判断と
迅速な行動がなされるように主体的な行動力・的確な判断力・継続する学習能力・柔軟な思考
能力を養う教育を実践し、今後の臨床工学分野をリードできる人材を育成します。
教育目標
臨床工学専攻においては臨床工学および情報の修得を目標として次のような人材を養成しま
す。
① 豊かな人間性を備え、病者の痛みがわかる医療人
② 多種多様な医療機器の原理を理解し保守管理ができる人
③ 人体の機能構造を理解し安全かつ効果的な医療機器の運用ができる人
④ 高度化・多様化する医療技術に対応できる基礎的知識と技術を有し、かつチーム医療の
一員として円滑で効果的な医療を推進する意欲がある人
⑤ 医療情報技術を駆使し安全に病院内における医療機器管理ができる臨床工学技士
求める学生像
臨床工学技士は病院内で医療機器の管理を行う業務のほか血液浄化等患者に直接接すること
のある職種です。また手術室においては医師や看護師とともに患者の生命維持に従事します。
本学ではこのような業務に携わる臨床工学技士を育成するにあたり以下のような学生を求めま
す。
・医療人として高い倫理観と明確な目的意識のある人
・常に自己研鑚に励み、コミュニケーション能力のある人
大学入学までに身につけて欲しいこと
臨床工学専攻では4年間を通して多くの科目が必修として設定されています。課された講義
や実習に真摯に取り組むために必要となる健康な身体を育んでください。また専門的な科目の
内容を理解するためにはしっかりした国語力、また入学後必要な英語については高校レベルの
力はしっかりと身に付けていることが大切です。また1年生から専門的な科目も始まりますの
で高等学校の数学Ⅰレベルの数学についても身に付けてください。
臨床工学専攻
コースの概要・特色
●臨床工学技士コース
臨床工学専攻は4年終了時に受験する臨床工学技士国家試験に向けた教育カリキュラムと、
本学ならではの情報教育、基礎教養科目により構成されています。臨床工学に関する教育カ
リキュラムでは物理・数学・生物といった基礎科目から学習し、解剖学や生理学から臨床医
学に関する医学系の科目、電気工学から医療機器につながる工学系の科目へと進んでいきま
す。また学内での実験実習に続き、病院での臨床実習に移り、臨床工学技士への心構えと実
践的経験を養っていきます。情報教育は本学の特色であり情報に関する見識を深めることに
より将来さらに予想される医療機器の情報技術の高度化へ対応するものです。基礎教養科目
は語学や人文社会といった幅広い科目を学習することにより全人的な教養を備え、医療機関
における様々な局面への対応力を養います。
■情報メディア学部
多種多様なデジタルコンテンツの作成と情報通信技術(ICT)は、現代の重要なインフラで
あるネットワークに必要とされる技術です。情報メディア学部では、幅広い教養を備え、これ
らの技術を使いこなし主体的に活躍出来るクリエイターやエンジニアの育成を目的とします。
■情報メディア学部情報メディア学科
情報メディア学科の理念
情報メディア学科は、映像、アニメ、3DCG、グラフィック、感性、ウェブ、ネットワークな
どの分野で、新しい時代の中核となる技術を学びます。これらの技術を元に、デザインとテク
ノロジーを融合したビジネスやデジタルコンテンツを創造し得る人材を育成します。
教育目標
① ICTを積極的に活用し、デジタルコンテンツを制作できる人材の育成
② ひとつの専門技術を持ち、多くの周辺技術を理解できる人材の育成
③ 発想力・企画力・計画力・実行力・評価力を備える人材の育成
④ 社会、文化、倫理的な側面を理解し、行動できる人材の育成
⑤ IoT(モノのインターネット)やゲームプログラミングの開発に従事できる人材の育成
⑥ ウェブアプリケーションやモバイルシステムを開発できる人材の育成
⑦ ネットワークの構築、運営、管理、セキュリティに代表されるインターネット基盤技術
を修得した人材の育成
求める学生像
・表現力を新たに身につけたい人、表現力をもっと磨きたい人
・情報通信技術(ICT)を積極的に活用して、映像、アプリケーション、ゲームなどの作品を作り
たい人
・コンピュータを使って画像、音声など様々な情報を処理することに興味のある人
大学入学までに身につけて欲しいこと
大学では高等学校での学習内容を土台として講義が展開されます。「国語」、「数学」、「英
語」といった基礎科目はあらゆる講義の基盤となるだけでなく、物事を論理的に思考すること
にも役立つ重要な科目です。とりわけ、「国語」の「文章表現力」や「口頭表現力」は、コミ
ュニケーションの基本であり大学の講義をはじめ社会に出ても必要な力です。「数学」はICT
関連技術やICTを用いたデザインを、論理的に理解・表現するために必要です。「英語」の基
礎学力は、最先端のICT技術をいち早く知る上でも、プログラム言語の理解や国際的なコミュ
ニケーションのためにも必要です。
また、「情報」も当学科でのプログラムの専門教育を受ける上での土台となる科目です。高
等学校で学んだ範囲を確実に身に付けておくことが大学での勉学につながります。
メディアデザイン専攻の理念
メディアデザイン専攻は、映像、アニメ、3DCG、グラフィック、ウェブ、感性などの分野や、
それらを組み合わせたメディアアート分野について学びます。また、これらの技術の社会や文
化および倫理的な側面を理解し活用する力を育みます。デザインとICT関連技術を核にしたテ
クノロジーとの融合に着目し、新しい時代のデジタルコンテンツを企画・創造し得る人材を育
成します。
メディアデザイン専攻
コースの概要・特色
●映像・アニメーションコース
ショートフィルムなどの実写映像制作技術、アニメーションの原理・技術、さらに新時代
の映像制作技術と表現の考え方を学びます。
●ウェブデザインコース
新しい技術を取り入れたウェブサイトの制作方法や、人を惹きつける斬新なウェブデザイ
ンの考え方について学びます。
●グラフィックデザインコース
使いやすさ、見やすさを考慮した上で、ポスターなどの広告のデザイン、コンピュータを
使った本のデザイン技法と考え方などを学びます。
●3DCGコース
3DCGの静止画・動画制作の基礎と応用を学ぶとともに、モーションキャプチャなどを用い
た高度な作品作りを学びます。
●メディアアートコース
映像やグラフィック、CG などと ICT 技術を組み合わせ、対話的な作品やプロジェクショ
ンマッピング等の見る人に興味と驚きを与える新しい作品制作の考え方と表現技術を学びま
す。
メディアテクノロジー専攻の理念
メディアテクノロジー専攻は、スマートフォン、インターネット、ヒューマンインタラクシ
ョンなどの、全ての物がインターネットにつながる時代の中核となる技術を学びます。これら
の技術を発展させ、技術とデザインと融合した新しいデジタルビジネスを生み出し得る高度IT
人材を育成します。
メディアテクノロジー専攻
コースの概要・特色
●メディアプログラミングコース
DTMやCADのソフトウェアの操作法や、モーションキャプチャ、映像、サウンドなどのデジ
タルコンテンツを処理するプログラムを学びます。
●ゲームプログラミングコース
ゲームプログラムの基礎から応用まで、さらに制御技術と新しいアイデアをゲームに反映
するプログラムを学びます。
●モバイルアプリケーションコース
スマートフォンや携帯端末上で動作するアプリケーションシステムを構築するために必要
な知識とプログラミング技術を学びます。
●インターネットアプリケーションコース
インターネットやLAN上で動作するアプリケーションシステムを構築するために必要な知
識とプログラミング技術を学びます。
●インターネットセキュリティコース
ネットワークの設計、管理、運用、ネットワークプログラミング、さらに現在もっとも必
要とされているセキュリティ技術を学びます。
(参考)
※ 経営情報学部 医療情報学科は、平成25年度入学生より募集を停止しています。
■ 医療情報学科
学科の理念
少子・高齢化を迎えたわが国では、医療の効率化をはかり、質の保証された高度医療サービスをいかに提
供できるかが重要な課題です。このため医療分野への IT の導入が強く求められています。当学科では、医療
情報を取り扱うに相応しい高い倫理観と幅広い医療情報や医療システムに関する知識を持ち、医療分野の IT
化をリードする人材を育成します。
教育目標
幅広い教養、専門性の高い医療・医療情報の知識、実践性の高い情報処理技術を身につけるための教育訓練
プログラムを通して、医療情報分野における専門職業人の育成を目標とします。医療情報に関する能力やスキ
ルを有するだけではなく、主体的な行動力・判断力・学習能力・思考能力を養う教育をめざしています。
①
幅広い医療分野の知識修得
②
医療分野での IT 活用・応用技術の修得
③
医療情報関連の各種資格取得
以上の目標を達成するため、医療情報学科では 4 つの履修コースを設けています。
●診療情報マネジメントコース
疾病分類や医療の質の向上に必要な病院の情報コミュニケーション技術(ICT)化を推進し、医療・教育
機関や海外医療施設で活躍できる人材の育成をめざします。医療・医学の専門的知識を修得し、診療情報
管理や高度医療事務の知識と技術を学びます。
※
診療情報管理士、診療報酬請求事務、メディカルクラーク、医療秘書、他
●医療情報システムコース
電子カルテなど病院特有の情報システム運用を担当し、情報技術を駆使できる人材の育成を目標とします。
病気の診断、治療、病院情報、病院管理、病院経営など幅広い知識と技能を学びます。
※
医療情報技師、日商簿記、基本情報技術者、高校教員免許(情報)、他
●医療情報テクノロジーコース
情報処理や画像処理などの処理技術を駆使した新しい医療情報システムの開発や、環境および安全性を考
慮した医療機器の安全管理ができる人材の育成を目標とします。情報処理技術、医療情報管理技術、生体
計測技術、安全設計などの知識と技術を学びます。
※
第2種メディカルエンジニア、医療情報技師、基本情報技術者、他
●バイオサイエンスコース
医療・医薬の分野において、バイオテクノロジー技術を用いた健康とエコロジーの研究・開発に必要な、
生命に関わる幅広い解析方法・応用力を修得します。また医療への応用に必要なバイオインフォマティク
スの技術を学びます。
※
バイオ技術認定、バイオインフォマティクス技術者、基本情報技術者、他
※、取得可能資格)
求める学生像
・医療情報分野への強い興味と探究心を持ち、新しい領域に挑戦する意欲のある人
・医療、福祉、介護を通じて社会に貢献する意欲のある人
・医療情報に関わる医療技術の応用、ならびに医療を取り巻く環境や安全に関心のある人
大学入学までに身につけて欲しいこと
医療問題が毎日のように報道されています。日頃から、新聞・雑誌・書籍等を読み問題点を把握してくださ
い。コンピュータの基礎および基本的操作方法、医学・医療の基礎として生命科学、コミュニケーション力を
付けるために語学力(国語・英語)などを学び基礎学力と論理的な思考力を養ってください。