直近の2事業年度における財産の状況に関する事項

直近の2事業年度における財産の状況に関する事項
貸借対照表(単位:百万円)
科 目
42
平成26年度…
平成27年度…
(27年3月末)
(28年3月末)
( 資 産 の 部 )
現
金
預
け
金
買 入 金 銭 債 権
金 銭 の 信 託
有
価
証
券
国
債
地
方
債
短
期
社
債
社
債
株
式
そ の 他 の 証 券
貸
出
金
割
引
手
形
手
形
貸
付
証
書
貸
付
当
座
貸
越
そ の 他 資 産
未 決 済 為 替 貸
信金中金出資金
前
払
費
用
未
収
収
益
そ の 他 の 資 産
有 形 固 定 資 産
建
物
土
地
リ ー ス 資 産
建 設 仮 勘 定
その他の有形固定資産
無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア
リ ー ス 資 産
その他の無形固定資産
前 払 年 金 費 用
繰 延 税 金 資 産
債 務 保 証 見 返
貸 倒 引 当 金
(うち一般貸倒引当金)
(うち個別貸倒引当金)
そ の 他 の 引 当 金
2,664
48,836
1,701
-
78,934
2,913
28,004
-
43,224
106
4,684
80,853
894
6,780
69,709
3,470
1,003
20
580
5
310
86
887
368
393
-
-
126
19
3
-
16
61
-
106
△ 743
(△ 180)
(△ 562)
△8
2,608
49,302
100
-
79,358
3,026
22,328
-
44,474
55
9,472
83,162
713
6,668
72,082
3,697
1,352
20
910
4
296
121
867
360
393
-
-
113
19
2
-
16
227
-
111
△ 1,048
(△ 253)
(△ 794)
△8
資 産 の 部 合 計
214,318
216,054
科 目
( 負 債 の 部 )
預
金
積
金
当
座
預
金
普
通
預
金
貯
蓄
預
金
通
知
預
金
定
期
預
金
定
期
積
金
そ の 他 の 預 金
譲 渡 性 預 金
そ の 他 負 債
未 決 済 為 替 借
未
払
費
用
給 付 補 塡 備 金
未 払 法 人 税 等
前
受
収
益
払 戻 未 済 金
払 戻 未 済 持 分
そ の 他 の 負 債
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
そ の 他 の 引 当 金
繰 延 税 金 負 債
債
務
保
証
負 債 の 部 合 計
( 純 資 産 の 部 )
出
資
金
普 通 出 資 金
優 先 出 資 金
優先出資申込証拠金
資 本 剰 余 金
資 本 準 備 金
その他資本剰余金
利 益 剰 余 金
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
特 別 積 立 金
当期未処分剰余金
処 分 未 済 持 分
会 員 勘 定 合 計
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計
純 資 産 の 部 合 計
負債及び純資産の部合計
平成26年度…
平成27年度…
(27年3月末)
(28年3月末)
201,329
832
80,477
1,509
69
106,869
10,164
1,406
-
223
31
110
6
1
34
1
-
37
-
81
32
469
106
202,243
202,448
785
82,283
1,444
53
106,466
10,057
1,357
-
184
29
75
5
1
32
7
-
33
-
96
49
683
111
203,574
638
638
-
-
-
-
-
9,954
631
9,322
8,654
668
△0
10,591
1,482
1,482
12,074
214,318
641
641
-
-
-
-
-
10,131
638
9,493
8,884
609
-
10,773
1,706
1,706
12,479
216,054
●貸借対照表の注記 (注)
(1) 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
(2) 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法( 定額法)、子会社・
子法人等株式及び関連法人等株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則
として決算日の市場価格等に基づく時価法( 売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を
把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っておりま
す。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
(3)
有形固定資産の減価償却は、定率法(ただし、平成10 年4 月1 日以後に取得した建物(建物附属設
備を除く。)については定額法) を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 34 年
その他 4 年~20 年
(4) 無形固定資産の減価償却は、定額法により償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについ
ては、金庫内における利用可能期間(5 年) に基づいて償却しております。
(5)
外貨建資産は、決算日の為替相場による円換算額を付しております。
(6) 貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)に係る債権
及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお
書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込
額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る
可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、
担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払い能力
を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。
上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計
上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立
した資産監査部署が査定結果を監査しております。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保
証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額して
おり、その金額は311 百万円であります。
(7) 資産の部に計上した「その他の引当金」には、元職員との債務弁済契約に基づく弁済金から担保処分
可能見込額を除いた額を計上しております。
(8) 退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産
の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を
当事業年度末までの期間に帰属させる方法については期間定額基準によっております。なお、過去勤務
費用及び数理計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。
過去勤務費用 その発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10 年)によ
る定額法により損益処理
数理計算上の差異 各事業年度の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(12
年)による定率法により算出した額を、それぞれ発生の翌事業年度から
損益処理
ただし、当事業年度末においては、年金資産の見込額が、退職給付債務に未認識数理計算上の差異及び
未認識過去勤務費用を加減した金額を超過しているため、当該超過額を「前払年金費用」として227
百万円計上しており、退職給付引当金を計上しておりません。
(9) 当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加
入しており、当金庫の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当該年金
制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占める当金庫の割合並びにこ
れらに関する補足説明は次のとおりであります。
① 制度全体の積立状況に関する事項(平成27 年3 月31 日現在)
年金資産の額 1,659,830 百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額 1,824,563 百万円
差引額 △164,732 百万円
② 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(自平成27 年3 月1 日至平成27 年3 月31 日)
0.0958%
③ 補足説明
上記①の差引額の主な原因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高247,567 百万円であります。本
制度における過去勤務債務の償却方法は期間19 年0 カ月の元利均等定率償却であり、当金庫は、当事
業年度の財務諸表上、当該償却に充てられる特別掛金18 百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定される
ため、上記②の割合は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。
(10)役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給
見積額のうち、当事業年度末までに発生していると認められる額を計上しております。
(11)負債の部に計上した「その他の引当金」には、負債計上を中止した預金について預金者からの払戻請
求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額、信用保証協会への負
担金の支払いに備えるため、将来の負担金支払見込額を含めて表示しております。
(12)消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
(13)理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額
100 百万円
(14)理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債務総額
-百万円
(15)子会社等の株式又は出資金の総額
10 百万円
(16)子会社等に対する金銭債権総額
-百万円
(17)子会社等に対する金銭債務総額
26 百万円
(18)有形固定資産の減価償却累計額
2,504 百万円
(19)有形固定資産の圧縮記帳額
83 百万円
(20)貸出金のうち、破綻先債権額は385 百万円、延滞債権額は1,801 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込がないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。) のうち、法人税法施行令(昭和40 年政令
第97 号) 第96 条第1 項第3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4 号に規定する事由が生じて
いる貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図
ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
(21)貸出金のうち、3ヶ月以上延滞債権額は8 百万円であります。
なお、3ヶ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している
貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
(22)貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は0 百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息
の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先
債権、延滞債権及び3ヶ月以上延滞債権に該当しないものであります。
(23)破綻先債権額、延滞債権額、3ヶ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は2,195 百万円
であります。
なお、
(20)から(23)に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
(24)手形割引は、業種別監査委員会報告第24 号に基づき金融取引として処理しております。これにより
受け入れた銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法
で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は713 百万円であります。
担保に供している資産は次のとおりであります。
(25)
為替決済の担保として定期預金4,000 百万円、日本銀行歳入代理店等取引に対する担保として有価
証券200 百万円を差し入れております。
出資1口当たりの純資産額9,721 円66 銭
(26)
(27)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当金庫は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及び負債の総合的管理(ALM)をし
ております。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対する貸出金です。
また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的及び政策投資目的
で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されて
おります。
利率が為替レートに連動して決定される債券については、為替の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リスクに晒されており、また、変動金利
の預金については、金利の変動リスクに晒されております。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
(Ⅰ)信用リスクの管理
当金庫は、融資管理諸規程及び信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、個別案件
ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問題債権への対応など与信管理に
関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、また、定期的に経営陣による審査会や
理事会を開催し、審議・報告を行っております。
与信管理の状況については、監査部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、経理部において、信用情報や時価の把握を定期的に
行うことで管理しております。
(Ⅱ)市場リスクの管理
(ⅰ)金利リスクの管理
当金庫は、ALM によって金利の変動リスクを管理しております。
ALM に関する規程(統合的リスクの管理手法等)において、リスク管理方法や手続等の詳細を
明記しており、常勤理事会において決定されたALM に関する方針に基づき、ALM 委員会におい
て実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。
日常的には経営企画部において金融資産及び負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分
析や金利感応度分析等によりモニタリングを行い、月次ベースでALM 委員会に報告しておりま
す。
(ⅱ)為替リスクの管理
当金庫は、為替の変動リスクに関して、
個別の案件ごとに管理しております。
(ⅲ)価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM 委員会の方針に基づき、理事会の監督の
下、統合的リスク管理規程に従い行われております。
このうち、経理部では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、投資限度額の設定のほか、
継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。
経理部で保有している株式の多くは、純投資目的で保有しているものであり、個別銘柄の市場
価格や財務状況などをモニタリングしています。
これらの情報は経理部を通じ、理事会及びALM 委員会において定期的に報告されております。
(ⅳ)市場リスクに係る定量的情報
当金庫において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は「預け
金」、
「有価証券」のうち債券、
「貸出金」、
「預金積金」であります。
当金庫では、これらの金融資産及び金融負債について、
「保有期間1 年、過去5 年の観測期間で
計 測 さ れ る99 パ ー セ ン タ イ ル 値( た だ し、99 パ ー セ ン タ イ ル 値 が50bp を 下 回 る 場 合 は
50bp)」を用いた時価または経済価値の変動額を市場リスク量とし、金利の変動リスクの管理に
あたっての定量的分析に利用しております。
当該変動額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を(固定金利群と変動金利群に
分けて)、それぞれ金利期日に応じて適切な期間に残高を分解し、期間ごとの金利変動幅を用いて
おります。また、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金
のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する預金をコア預金と定義し、当金庫では、
平成23 年6 月末より内部モデルにより実質的な滞留期間を算出し、金利リスク量を算定してお
ります。
なお、金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定した場合、
99 パーセンタイル値(た
だし、99 パーセンタイル値が50bp を下回る場合は50bp)を用いた時価、または経済価値は、当
事業年度末現在において2,843 百万円減少するものと把握しております。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク
変数との相関を考慮しておりません。また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場
合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、当金庫では、
「有価証券」のうち債券、株式、投資信託について、外国為替の変動、信用スプ
レッドの変動、個別株式・株式市場の変動に起因する価格変動リスク量をVaR により月次で計測
し、取得したリスク量がリスク限度額の範囲内となるよう管理しております。
当金庫のVaR は分散共分散法(保有期間3 か月、信頼区間99%、観測期間240 営業日)によ
り算出しており、平成28 年3 月31 日(当事業年度の決算日)現在で、当金庫の価格変動リスク
量(損失額の推計値)は全体で310,966 千円です。
ただし、
VaR は過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク
量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉
できない場合があります。
また、当金庫では、算出したリスク量と実際の評価損益を比較するバックテストを実施し算出
に使用したモデルの妥当性を確認しております。実際の評価損がVaR を超過した回数が、モデル
に問題ないと認められる回数以上発生した場合には、超過回数に応じたマルチプリケーション
ファクターによる掛目を乗じて、リスク量を補正しております。
(Ⅲ)資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫は、ALM を通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達手段の多様化、市場環境を考慮し
た長短の調達バランスの調整などによって、流動性リスクを管理しております。
(Ⅳ)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定され
た価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異
なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、金融商品のうち預け金、貸出金については、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を
開示しております。
(28)金融商品の時価等に関する事項
平成28 年3 月31 日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。
(時価等の算定方法については(注1)参照)。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上
場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目(総資産の1% 以内)については記載を省略しております。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
⑴ 預け金(*1)
49,302
時 価
差 額
49,410
108
⑵ 有価証券
6,004
7,198
1,193
その他有価証券
満期保有目的の債券
73,333
73,333
-
⑶ 貸出金(*1)
83,162
貸倒引当金(*2)
△1,047
金融資産計
⑴ 預金積金(*1)
金融負債計
82,115
85,977
3,862
210,755
215,920
5,164
202,448
202,514
65
202,448
202,514
65
(*1) 預け金(仕組預け金を除く)
、貸出金(仕組貸出を除く)、預金積金の「時価」には、
「簡
便な計算により算出した時価に代わる金額」が含まれております。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
43
⑴ 預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価とし
ております。
満期のある預け金のうち、仕組預け金については、取引金融機関から提示された価格としておりま
す。それ以外のものについては残存期間に基づく区分ごとに、無リスク利子率で割り引いた現在価
値を時価に代わる金額として記載しております。
⑵ 有価証券
株 式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっておりま
す。投資信託は、公表されている基準価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。
なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については(29)から(31)に記載しております。
⑶ 貸出金
貸出金は、以下の①~③の合計額から、貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控
除する方法により算定し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
① 破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、
将来キャッシュ・フローの見積りが困難な
債権については、貸借対照表中の貸出金勘定に計上している額( 貸倒引当金控除前の額。以下「貸
出金計上額」という。)
② ①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額
③ ①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を無
リスク利子率で割り引いた価額(仕組貸出については、取引金融機関から提示された価格)
金融負債
⑴ 預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。
また、定期預金の時価は、一定期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価
値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いておりま
す。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額は次のとおりであ
り、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
区 分
子会社・子法人等株式(*)
10
関連法人等株式(*)
―
非上場株式(*)
10
合 計
20
(*) 子会社・ 子法人等株式及び非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困
難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1 年以内 1 年超5年以内 5 年超10 年以内
10 年超
預け金(*1)
25,718
21,584
2,000
―
有価証券
4,642
18,064
38,492
13,259
満期保有目的の債券
―
―
500
5,500
その他有価証券のうち満期があるもの 4,642
18,064
37,992
7,759
貸出金(*2)
15,927
28,177
17,355
16,852
合 計
46,287
67,825
57,847
30,111
(*1) 預け金のうち、要求払預け金は 「1 年以内」に含めております。
(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めないもの、
期間の定めがないものは含めておりません。
(注4)借用金及びその他有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
1 年以内 1 年超5 年以内 5 年超10 年以内
10 年超
借用金
―
―
―
―
預金積金(*)
186,625
15,341
3
479
合 計
186,625
15,341
3
479
(*) 預金積金のうち、要求払預金は「1 年以内」に含めております。
(29)有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、
「 国債」、
「 地方
債」、
「短期社債」、
「社債」、
「株式」、
「その他の証券」が含まれております。以下(31)まで同様であります。
満期保有目的の債券
貸借対照表計上額
種 類
(百万円)
時価が貸借対照表計上額を超えるもの
国 債
1,804
地方債
3,700
短期社債
―
社 債
―
その他
500
小 計
6,004
時価が貸借対照表計上額を超えないもの
国 債
―
地方債
―
短期社債
―
社 債
―
その他
―
小 計
―
合 計
6,004
その他有価証券
貸借対照表計上額
種 類
(百万円)
貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの 株 式
34
債 券
63,698
国 債
1,222
地方債
18,628
短期社債
―
社 債
43,847
その他
5,145
小 計
68,878
貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの 株 式
―
債 券
626
国 債
―
地方債
―
短期社債
―
社 債
626
その他
3,827
小 計
4,454
合 計
73,333
(30)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
44
時価
(百万円)
2,205
4,484
―
―
508
7,198
―
―
―
―
―
―
7,198
差額
(百万円)
400
783
―
―
8
1,193
―
―
―
―
―
―
1,193
取得原価
(百万円)
27
61,420
1,017
17,799
―
42,603
5,032
66,480
―
628
―
―
―
628
3,866
4,494
70,974
差額
(百万円)
7
2,277
204
828
―
1,244
113
2,398
―
△1
―
―
―
△1
△38
△39
2,358
(31) 当事業年度中に売却したその他有価証券
売却額
売却益の合計額
(百万円)
(百万円)
株 式
53
9
債 券
17,652
443
国 債
―
―
地方債
9,447
342
短期社債
―
―
社 債
8,204
100
その他
26
4
合 計
17,731
456
売却損の合計額
(百万円)
3
24
―
―
―
24
1
29
(32)当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた
場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約す
る契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、20,764 百万円であります。このうち契約
残存期間が1 年以内のものが4,167 百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが
必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多く
には、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受けた
融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時に
おいて必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に(1 年毎に)予め定め
ている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を
講じております。
(33)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、
それぞれ以下のとおりであります。
繰延税金資産
貸倒引当金損金算入限度超過額
貸出金償却否認額 減価償却損金算入限度超過額
その他資産償却否認
役員退職慰労引当金
繰越欠損金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
前払年金費用
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金負債の純額
174百万円
80 49 ― 26 10 53 395 353 42 62 663 726 683百万円
損益計算書(単位:千円)
科 目
平成26年度…
平成27年度…
(26年4月1日~
27年3月31日)
(27年4月1日~
28年3月31日)
経
常
収
益
資 金 運 用 収 益
貸 出 金 利 息
預 け 金 利 息
有価証券利息配当金
その他の受入利息
役 務 取 引 等 収 益
受 入 為 替 手 数 料
その他の役務収益
そ の 他 業 務 収 益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
金融派生商品収益
その他の業務収益
そ の 他 経 常 収 益
貸倒引当金戻入益
償 却 債 権 取 立 益
株 式 等 売 却 益
金銭の信託運用益
その他の経常収益
経
常
費
用
資 金 調 達 費 用
預
金
利
息
給付補塡備金繰入額
その他の支払利息
役 務 取 引 等 費 用
支 払 為 替 手 数 料
その他の役務費用
そ の 他 業 務 費 用
外 国 為 替 売 買 損
国債等債券売却損
国債等債券償還損
国 債 等 債 券 償 却
金融派生商品費用
その他の業務費用
経
費
人
件
費
物
件
費
税
金
そ の 他 経 常 費 用
貸倒引当金繰入額
貸 出 金 償 却
株 式 等 売 却 損
株 式 等 償 却
金銭の信託運用損
そ の 他 資 産 償 却
その他の経常費用
3,219,924
2,632,980
1,727,105
143,374
737,391
25,109
286,135
144,068
142,067
220,758
200,953
-
-
19,804
80,050
-
23,390
51,502
-
5,157
2,905,117
104,501
100,108
4,392
-
226,654
26,548
200,106
2,050
-
-
-
-
-
2,050
2,337,403
1,481,931
820,991
34,479
234,506
171,588
1,589
-
-
-
10
61,318
3,378,948
2,543,015
1,643,517
157,551
717,894
24,051
310,143
143,054
167,088
476,536
447,501
-
-
29,035
49,251
-
26,888
9,065
-
13,297
3,034,940
99,350
95,544
3,805
-
237,598
26,565
211,033
40,591
682
25,880
11,964
-
-
2,064
2,216,951
1,414,447
766,652
35,851
440,448
388,709
1,406
3,793
-
-
30
46,508
科 目
経
常
利
益
特
別
利
益
固 定 資 産 処 分 益
その他の特別利益
特
別
損
失
固 定 資 産 処 分 損
減
損
損
失
70 周年記念事業寄付金
その他の特別損失
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
法 人 税 等 合 計
当 期 純 利 益
繰越金(当期首残高)
70 周年記念事業積立金取崩額
当期未処分剰余金
平成26年度…
平成27年度…
(26年4月1日~
27年3月31日)
(27年4月1日~
28年3月31日)
314,807
-
-
-
94,222
1,972
823
91,426
-
220,585
1,006
28,649
29,655
190,930
386,211
91,426
668,568
344,007
-
-
-
2,170
2,170
-
-
-
341,837
10,245
128,867
139,112
202,724
406,307
-
609,032
(注)
⑴ 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
⑵ 子会社との取引による収益総額
648 千円
子会社との取引による費用総額
41,040 千円
⑶ 出資1 口当たり当期純利益金額
158 円71 銭
剰余金処分計算書(単位:千円)
科 目
当 期 未 処 分 剰 余 金
積 立 金 取 崩 額
剰 余 金 処 分 額
利 益 準 備 金
普通出資に対する配当金
(配当率・年)
特 別 積 立 金
70 周年記念事業積立金
繰 越 金( 当 期 末 残 高 )
平成26年度…
平成27年度…
(26年4月1日~ (27年4月1日~
27年3月31日) 28年3月31日)
668,568
-
262,260
6,956
25,304
(4.0%)
200,000
30,000
406,307
609,032
-
258,981
3,747
25,233
(4.0%)
200,000
30,000
350,051
平成27 年度における貸借対照表、損益計算書及び剰余 金
処分計算書(以下、
「 財務諸表」という。)の適正性、及び財務
諸表作成に係る内部監査の有効性を確認しております。
平成28 年6 月20 日
一関信用金庫
理 事 長
●監査法人による外部監査を受けております。
45
平成26 年度及び27 年度の貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書は、信用金庫法第38 条の2第3項の規定に
基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。