2.建物からの化学剤漏れだし防止対策 1.立ち入り規制

1.立ち入り規制
200m
化学弾無害化処理施設
400m
1000m
無害化処理施設
2000m
危険区域 半径200m
立入制限区域 半径400m
トヨタ自動車九州(株)
苅田工場
処理施設周辺の航空写真
処理施設周辺管理区域図
★危険区域
米国の安全保安基準を基に化学弾無害化処理施設を中心に半径200mの範囲を危険区域と定め、
関係者以外の一切の立ち入りを禁止しています。
★制限区域
安全の確保を確実に実施するため、危険区域の2倍の範囲(半径400m)を制限区域と定め、関係者
以外の立ち入りを制限しています。
2.建物からの化学剤漏れだし防止対策
気圧 大
1段目
活性炭フィルター
活性炭
気圧 小
2段目
モニタリング
活性炭
活性炭フィルター
活性炭
機 器
モニタリング
活性炭
シェルター
活性炭フィルター
①建物内の気圧を屋外よりも小さくする事により、化学剤が外部へ出る事を防止。
②空気の排気口に2段構造の活性炭を取り付けて化学剤の漏れ出しを防止。
③活性炭の中間で排気ガスの24時間モニタリングを実施。万一検知されても2段
目の活性炭により化学剤は吸着され、決して外部へ漏れない。
MINICAMS
24時間モニタリングが可能
排気ガス中のマスタード・ルイサイトを測定
3.環境監視の実施
★海 上
①化学弾が発見されたすべての場所の土と海水に化学剤が含まれていないか調査をしています。
★処理施設
②毎日1回、爆破チャンバーから化学剤が漏れていないか調査します。
③処理施設で使用した水はタンクに溜めて、毎日1回、化学剤が含まれていないか調査しています。
④毎月1回、処理施設内の机や床等にヒ素が付着していないか調査しています。
⑤毎月1回、処理施設周辺の海水・土・大気に化学剤が含まれていないか調査しています。
③廃液検査
②化学剤漏洩調査
①化学剤含有調査
化学剤分析状況
④ヒ素の付着調査
⑤施設周辺環境調査
4.化学剤分析器・検知器・防護服
耐化学剤防護服
モービル式GC-MS
DAAMS化学分析器
空気・水・底質中の
マスタード・ルイサイト
等の化学剤を分析します。
GC - MS化学分析器
海水・土壌及び廃液中の
マスタード・ルイサイト
2-クロロアセトフェノン
ジフェニルアルシン酸
等の化学剤を分析します。
タイプA
タイプB
タイプC
タイプD
携帯型化学剤検知器
LCD
CAM2
TIMs
AP2C
持ち運び可能な化学剤検
知器です。防護服や潜水
服に化学剤が付着してい
ないか調査します。
汚染レベルにより色々なタイプの防護服を使い分けています。
汚染レベル大 A→B→C→D 汚染レベル小