平成26年第9回海老名市農業委員会定例総会議事録

平成26年第9回
海老名市農業委員会定例総会議事録
日
時
平成26 年9月2 9日( 月)
13時3 0分∼1 4時4 0分
会
場
海老名市 役所6階
議員 全員 協議会室
平成26年第9回海老名市農業委員会定例総会議事録
平成26年9月29日「平成26年第9回海老名市農業委員会定例総会」を海老名
市役所議員全員協議会室に招集した。招集委員は20名、応招委員は19名で次のと
おりである。
1番
9番
青木
瀬戸
13番
田野口
17番
古泉
賢一
正己
孝志
清
2番
松本
孝夫
3番
藤澤
菊枝
4番
鈴木
守
6番
市川
洋一
7番
田邉
伸夫
8番
大島
政光
10番
加藤
晃
11番
塩脇
勉
12番
加藤
忠晴
14番
橋本
信行
15番
牛村
功
16番
落合
宗任
18番
大塚
泰生
19番
池亀
健
20番
鴨志田
衛
事務局の出席は次のとおりである。
事務局長
中村
寿男
主事
籔本
浩平
主事補
湊
大輝
会議事項は次のとおりである。
日 程 第 1 . 議 案 第 38号
農地法第3条の規定による許可申請について
日 程 第 2 . 議 案 第 39号
農地法第5条の規定による許可申請について
日 程 第 3 . 議 案 第 40号
引き続き農業を行っている旨の証明について
日 程 第 4 . 議 案 第 41号
相続税の納税猶予に係る特例農地等の利用状況確認に
ついて
審議事項は次のとおりである。
⑴ 農地転用届出による専決処分について
⑵ 農地法第3条の3第1項の規定による届出について
会長が開会を宣言した。(開会の時間:
【議
長】
午後1時30分)
ただいまの出席委員は19名で、海老名市農業委員会会議規則第6条の
規定により、本会議は成立しております。
次に農業委員会規則第13条第2項により議事録署名委員を指名しま
す。
議事録署名委員は、18番委員、19番委員にお願いします。
次に報告事項を事務局から説明します。
【事務局長】
(先月の活動状況・農地の異動状況・県許可の状況を報告した。)
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、6ページ、これより付議事項に入ります。
1
議案書の6ページ、日程第1、議案第38号
農地法第3条の規定によ
る許可申請についてを議題といたします。
受付番号10番、11番ですけれども、同一世帯の案件ですので、事務
局から一括して提案説明をお願いします。
【主
事】
農地法第3条では、農地または採草放牧地についての権利を移転または
設定する場合には、原則として農業委員会の許可を受けなければならない
旨を規定しています。これは、権利の設定、移転の機会を捉え、農地等が
資産保有目的、投機目的等の対象として農業者以外の者によって取得され
ないようにするとともに、生産性の高い農業経営者によって効率的に利用
されることにより、農業生産力の維持、拡大を図ることを趣旨としたもの
です。
議案書6ページ、受付番号10、申請地は、上郷字■■■■■■■、台
帳地目、田、現況地目、田、■■■平米、譲受人は、上郷■■■■■■
■、■■■■、持分2分の1、■■■■、持分2分の1、譲渡人は、上郷
■■■■■■■、■■■■、権利の種類は、所有権の移転、目的は、世帯
内贈与です。
引き続いて、受付番号11、申請地は、上郷字■■■■■■■、台帳地
目、田、現況地目、田、■■■平米、譲受人は、上郷■■■■■■■、■
■■■、持分2分の1、■■■■、持分2分の1、譲渡人は、上郷■■■
■■■■、■■■■、権利の種類は、所有権の移転、目的は、世帯内贈与
です。申請地は、市街化調整区域の田です。現地の案内図は、資料1をご
らんください。
以上でございます。
【議
長】
それでは、地区委員の意見をいただきたいと思います。10番委員、お願
いします。
【10番委員】
■■■■さんは、上郷で今、生産組合長をやっておりまして、自作地が
1町7反ですか、最近、大分田んぼ等をふやしておりまして、この5、6
年で相当量がふえています。市役所を退職されまして、夫婦2人で真面目
に一生懸命農業をやっておられます。■■さんは■■さんの奥様、■■さ
んは■■さんの長男ということで、長男の方もまだ学生なのですが、休み
2
になると来て、家の手伝いをしながら田んぼをやっているということであ
ります。特に問題はないと思われます。
【議
長】
それでは、事務局、補足説明をお願いします。
【主
事】
申請人の■■■■さんの農家としての状況は、農家台帳によると、■■
さん、妻の■■さん、母の■■■さん、息子の■■さんの4人が農業従事
者だそうです。農業経営主は■■さんで、農作業経験年数は39年、農業
従事日数は、年間200日、妻の■■さんの農作業経験年数は17年、農
業従事日数は、年間200日、母の■■■さんの農作業経験年数は68
年、農業従事日数は、年間200日、息子の■■さんの農作業経験年数は
5年、農業従事日数は、年間60日だそうです。農家としての耕作面積
は、 田 を1 万4,500平 米 、畑 を2,945平 米、 合 計 、1 万7,445平 米耕 作 され
ています。機械は、トラクター、田植機、コンバインなどを所有していま
す。また、地域集落の取り決めに従い、支障の出ないよう耕作を行う旨、
申請書に記載があります。機械の面、労働力の面、技術の面のどれから見
ても、譲受人として問題ないと思われます。そのほか、許可をすることが
できない場合が定められている農地法第3条第2項各号に該当する項目は
ありません。これらから、この2案件に関して、特に問題ないと思われま
す。
以上でございます。
【議
長】
それでは、金曜日ですか、現地調査、ご苦労さまでした。現地調査班の
ご意見をいただきたいと思います。14番委員、お願いします。
【14番委員】
現地調査に9月26日に行ってきました。ただいま事務局からいろいろ
な話が出ておりますが、私は現地調査なので、細かい家族の問題とか、そ
れは会っていませんのでわかりません。事務局が言われたとおりであれば
適正だと思います。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等が
ありましたらお願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号10と11につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
3
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
次に、7ページ、日程第2、議案第39号
農地法第5条の規定による
許可申請についてを議題といたします。
受付番号11につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【主
事】
農地法第5条では、農地を転用する目的で権利を設定、移転する場合に
は、原則として県知事または農林水産大臣の許可を受けなければならない
旨、規定されています。これは、優良な農地を確保して、農業生産力を維
持し、農業経営の安定を図ることを趣旨としたものです。
議案書7ページ、受付番号11、申請地は、大谷南■■■■■■■■
■、登記簿地目、畑、面積、■■■平米です。現況は、市街化調整区域の
畑です。転用者は、大谷北■■■■■■■■、■■■■■■■■、■■■
■■、■■■■、土地所有者は、中新田■■■■■■■■、■■■■■、
転用の目的は、資材置場、権利の種類は、賃借権の設定です。現地の案内
図は、資料2−1です。資料は、案内図のほかに、現地の写真、土地利用
計画図、断面図をお配りしています。
以上でございます。
【議
長】
それでは、大谷地区でございます。6番委員、地区委員のご意見をお願
いします。
【6番委員】
場所は、海老名サービスエリアの東名の下り車線の南側の、杉久保境ま
で行かないのですけれども、その間にある調整地区でして、写真にあるよ
うに、今、耕作はされています。■■■■は資材置場が幾つかあるので、
統廃合したいということで、ここを新たに借り受けて、資材置場にすると
いうようなことで了解をしています。
以上です。
【議
長】
それでは、事務局、補足説明をお願いします。
【主
事】
本件は、市内のほか、神奈川県、東京都内で電気工事業を行っている■
■■■■■■■が、事業拡大に伴い、申請地を資材置場として使用したい
という申請です。
資料2−1をごらんください。申請地は、東名高速下り線の海老名サー
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ビスエリアや海老名市資源化センターのすぐ近くに立地しており、現況
は、写真のとおり、市街化調整区域の畑です。申請地の立地基準は、第2
種農地です。これは、申請地南側にある市道928号線の申請地前面部分
には上水道管、下水道管がそれぞれ埋設されており、かつ、申請地からお
おむね500メートル以内に教育施設1つが存在することから判断される
ものです。第2種農地は、周辺のほかの土地ではその事業の目的を達成で
きない場合に農地転用の許可を受けることができる立地区分ですが、今回
の申請は、■■■■■■■■の事務所や、現在使用している資材置場に近
く、かつ、地権者と合意に至った土地がここだけであるとのことから、場
所の代替性がないと考えられます。
資料2−2の土地利用計画図をごらんください。申請地全体を整地、転
圧した後、砕石敷きとし、周囲に囲いを設置し、資材置場とする計画で
す。
資料2−3の断面図をあわせてごらんください。A−A断面図です。整
地、転圧した申請地の高さは、前面道路より30センチから50センチ下
がりますので、入り口部分には少し盛り土をし、スロープを設け、車両の
出入りができるようにする計画です。南側の前面道路との境界部分以外の
3方は、全てコンクリートブロック2段から3段積みで囲い、隣地との区
切りをします。北側水路との境界部分は、境界線から30センチ下がった
ところにコンクリートブロック積みをする計画です。東西のコンクリート
ブロック積みの上には、高さ50センチのネットフェンスを設置する計画
です。隣地への被害防除については、申請地の東、西、北側の境界には、
コンクリートブロック2段から3段積みが設置され、土砂等の流出が防止
される計画です。排水処理については、雨水は敷地内に自然浸透させる計
画です。汚水は発生しない計画です。以上、転用が不確実とされる要因は
確認できず、隣接する農地、周囲の土地への被害防除策も図られているこ
とから、転用やむなしと思われます。
以上でございます。
【議
長】
【14番委員】
それでは、現地調査班、14番委員よりご意見をお願いします。
これも行ってきましたが、家庭菜園、いろいろなものをつくっておりま
5
したが、小さい区画でした。図面のほうを見ても、フェンスとか、いろい
ろな囲いをしたりするようになっておりますので、それを確実にできれ
ば、そんなに周りに迷惑がかかるようなものではないかと思います。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等が
ありましたらお願いします。
【6番委員】
補足をさせておいていただきたいと思います。この両側隣地があるので
すが、片側は■■さんという方の農地で、一応印鑑は押していただいてい
ます。片側は■■さんという方の農地なのですけど、印鑑が今押せていま
せん。ただし、現場にも同行してもらって説明を受けているということで
すし、私も■■さんと確認のために話を聞きまして、今相続をしている最
中ですということで、誰になるかというのが決まっていないですし、今は
判子だけは押せませんと、ただ、了解はしていますということでした。い
ま一つ、条件としては、前の公道で邪魔にならないようにしてほしいとい
うことを言っておられました。それだけは確認の意味で補足させておいて
いただきます。
【議
長】
ほかにご意見ありますか。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号11につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
次に、受付番号12につきまして、事務局から提案説明をお願いしま
す。
【主
事】
受付番号12、申請地は、今里■■■■■■■■、登記簿地目、畑、面
積、■■■■■■■■■■■■■■平米です。現況は、市街化調整区域の
畑です。転用者は、今里■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■
■■■、■■■■■、■■■■、所有者は、今里■■■■■■■■、■■
■■、転用の目的は、駐車場、権利の種類は、賃借権の設定です。申請地
の筆4 97 平米 のうち 、今 回 の申 請地 で ない 残りの 部分84.20平米 に つい
ては、平成23年に農地転用の許可を受け、既に駐車場になっています。
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現地の案内図は、資料3−1です。資料は、案内図のほかに、現地の写
真、土地利用計画図、断面図、駐車場全体の配置図をお配りしています。
以上でございます。
【議
長】
それでは、今里地区でございます。2番地区委員のご意見をお願いしま
す。
【2番委員】
この駐車場の予定地なのですけれども、この資料の3−1、案内図を見
てもらうとわかるのですが、撮①と書いてあるところに建物があります。
ここの従業員の駐車場が足りないということで、ここに駐車場をつくりた
いと。それと、農地も、今、ちょっと荒れているような形になっているの
ですけれども、お母さんが年をとっちゃって、畑をやる人がいない、何か
に利用したいというようなことだったのですけれども、そのときにこうい
う話があったので、駐車場に変更したいということでした。周りは農地が
ありませんので、駐車場ということであれば、別段問題なかろうかという
ことだと思います。よろしく審議をお願いします。
【議
長】
それでは、事務局、補足説明があればお願いします。
【主
事】
本件は、市内で物流倉庫業を行っている■■■■■■■■■■■■■が
従業員用の駐車場を拡張したいという申請です。車で通勤する従業員がふ
えたことにより、現在使用している駐車場だけでは足りなくなり、今回の
申請に至ったとのことです。
資料3−1をごらんください。申請地は、東名高速道路と南伸道路の交
差するところの少し北側で、現況は、写真のとおり、市街化調整区域の畑
です。申請地の立地基準は、第3種農地です。これは、市街化区域から住
宅の用に供する土地が申請地まで連たんすることから判断されるもので
す。第3種農地は、農地転用が原則許可となる立地区分です。
資料3−2は、申請地部分の土地利用計画図、資料3−3は、既存駐車
場部分の土地利用の図です。
まず、資料3−3の駐車場全体配置図の既存駐車場部分の図面をごらん
ください。この図は、上が北ですが、現在の駐車場を南西側に拡張しま
す。出入りは、今回の申請地の東側部分からするようになります。
次に、資料3−2の土地利用計画図をごらんください。先ほどごらんい
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ただいた資料3−3の図とは方位の向きが違っています。この図では、左
が北です。申請地への出入りをするのは、図の上側の部分に「CB約8m
既存撤去」と記入されている部分になります。申請地全体を整地、転圧し
た後、砕石敷きとします。一部既存のコンクリートブロックを撤去し、出
入りできるようにし、西側には新しく囲いを設置し、既存のものと一体の
駐車場とする計画です。既存と新設のコンクリートブロック積み土どめ
で、申請地を含む駐車場全体は囲われ、周囲の土地へ土砂や砕石が流れる
おそれはなく、また、排水処理については、雨水は敷地内に自然浸透させ
る計画です。汚水は発生しない計画です。また、隣接する農地はありませ
ん。以上、転用が不確実とされる要因は確認できず、周囲の土地への被害
防除策も図られていることから、転用やむなしと思われます。
以上でございます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等あ
りましたらお願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号12につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
次に、8ページですが、8ページにつきましては、先ほど説明がありま
したとおり、審議保留ということで、削除といたします。
9ページに移ります。
9ページの受付番号13につきまして、事務局から提案説明をお願いし
ます。
【主
事】
受付番号13、申請地は、下今泉五丁目■■■■、登記簿地目、田、■
■■平米、ほか4筆、議案書のとおりで、合計、■■■■■平米です。全
て現況は市街化調整区域の田です。転用者は、勝瀬175番地の1、海老
名市長、内野優、土地所有者は、■■■■の筆が、下今泉■■■■■■■
■、■■■■、■■■■と■■■■■の筆が、下今泉■■■■■■■■、
■■■、■■■■■と■■■■■の筆が、下今泉■■■■■■■■、■■
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■■、転 用 の目 的は、 公共施 設 緑地( 仮称: 下今泉宮 ノ前公 園 )、権 利の
種類は、賃借権の設定です。現地の案内図は、資料5−1です。資料は、
案内図のほかに、現地の写真、土地利用計画図、断面図、土どめとフェン
スの構造図をお配りしています。
以上でございます。
【議
長】
そ れ で は 、 地 区 委 員 さ ん の ご 意 見 を い た だ き た い と 思 い ま す 。11番委
員、お願いします。
【11番委員】
今回の場所は、資料5−1にあるとおり、国道246号線、市道310
号線、下今泉の自治会館、浅間神社に囲まれた、市街化調整区域とはい
え、ほかの農地には接しておりません。そのため、転用に伴うほかの農地
への影響はないのではないかと思います。この周辺は昔は農家ばかりでし
たのですが、最近はアパートなどが建ち、人口もふえたことや、西側市道
の310号線も昨年両岸歩道に整備されたことなどから、子供や高齢者の
方、地域の方々が集まる公園としては、よい場所ではないかと思います。
また、下今泉は以前はトリム広場があり、自治会の盆踊りや避難訓練など
に使用しておりましたが、今、これもなくなってしまいまして、自治会活
動が使用できる広場というのがありませんでした。今回の場所は、自治会
館にも接しておりまして、自治会活動の幅も広がるのではないかと思いま
す。
以上でございます。
【議
長】
それでは、事務局、補足説明をお願いします。
【主
事】
本件は、海老名市が下今泉地区に公共施設緑地を設置したいという申請
です。下今泉の自治会から申請地の地権者の同意を付した公園設置要望が
あり、下今泉五丁目地区にはほかの公園広場がなく、また、申請地は、下
今泉自治会館と隣接していることから、地域住民の集会や憩いの場、緊急
時の避難所として利便性が高いと判断し、申請に至ったとのことです。
資料5−1をごらんください。申請地は、国道246号線の下今泉交差
点の北東、下今泉自治会館の西隣で、現況は、写真のとおり、市街化調整
区域の田です。申請地の立地基準は、第3種農地です。これは、申請地が
市街化区域に隣接することから判断されるものです。第3種農地は、農地
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転用が原則許可となる立地区分です。
資料5−2は、土地利用計画図、資料5−3は、断面図です。あわせて
ごらんください。
申請地全体に盛り土をし、整地、転圧した後、ダスト舗装とします。ダ
ストは、砕石を2.5ミリ未満に細かく砕いたものだそうです。
資料5−3の断面図をごらんください。DD断面です。敷地を南北に切
った断面です。敷地中央の市道264号線の脇には水路がありますが、こ
れにはふたをする計画です。敷地南側の国道246号線側道との境部分に
も水路があります。こちらの水路への土砂等の流出を防止するため、土ど
めを設置し、その上には水路へのごみの入り込み防止のため、高さ1メー
トル20センチのフェンスを設置します。
資料5−4は、設置する土どめ、フェンスの構造図です。
また、資料5−3をごらんください。そのほかの境界の部分について
は、申請地への盛り土の計画高は周囲の土地より低いので、隣接地への土
砂の流出はないという計画です。AA、BB、CC断面図では、周囲の土
地より盛り土の計画高が低いことが確認できます。排水処理については、
雨水は敷地内に自然浸透させる計画です。汚水は発生しない計画です。申
請地に隣接する農地はありません。以上、転用が不確実とされる要因は確
認できず、周囲の土地、水路への被害防除策も図られていることから、転
用やむなしと思われます。
以上でございます。
【議
長】
それでは、現地調査班のご意見をいただきたいと思います。14番委員、
お願いします。
【14番委員】
今、事務局と地元の話を聞いて、この図面を見れば、これで適切かなと
思います。農地をせっかくつぶして公園という形ですので、有効利用して
いただきたい。また、災害とかの際には役に立つと思いますので、よろし
いと思います。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご意見、ご
質問ありましたらお願いします。
【9番委員】
1点だけ。案内図上で申請地が一部違っているかなという点があるので
10
すけれども。
【議
長】
【9番委員】
どこですか。
第3種農地の申請地の下の三角のほうの右の部分ですね、ここ、ちょっ
と入っちゃっているけど。
【議
長】
上と下とね。
【2番委員】
小さい三角が要らないと。
【9番委員】
そうですね。ちょっと細かいんですけど。
【議
長】
これは事務局、文書の訂正ですから。
【主
事】
ご指摘ありがとうございます。私どもも今気づいたところですが、9番
委員のおっしゃるとおり、違う筆が1筆入ってしまっています。資料5−
1の左下の図、申請地で、斜線が引いてあって、書いてあるところの筆の
形がちょっと違っていまして、正しくはその上の図の形でございまして、
1筆多く塗ってしまっていました。申しわけありません。
【2番委員】
農地として残っているの。
【9番委員】
自治会館の入り口だよね。
【議
入り口になっちゃっているということは、農地じゃなくなっちゃってい
長】
るということ。
【14番委員】
駐車場になっている。
【2番委員】
みんな現場を見て、わかっているんだ。
【議
それでは、ほかにご意見ありますか。
長】
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号13番につきまして、承認の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
10ページに移ります。
受付番号14につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【主
事】
受 付 番 号 1 4 、 申 請 地 は 、 大 谷 南 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 、 登 記 簿 地 目、
畑、面積、■■■平米のうち■■■■■■平米、同■■■■■■、登記簿
地目、畑、■■■平米のうち■■■■平米です。現況は、市街化調整区域
11
の畑です。転用者は、大谷南■■■■■■■■■、■■■■、土地所有者
は、大谷南■■■■■■■■■、■■■、転用の目的は、自己住宅(農家
分家)、権 利の種 類は、 使用貸借 権 の設 定です 。現地の 案内図 は、資 料6
−1です。資料は、案内図のほかに、現地の写真、土地利用計画図、建物
の平面図、立面図、それと、本日追加で配付した断面図と求積図をお配り
しています。
以上でございます。
【議
長】
それでは、大谷地区、6番委員より地区委員さんのご意見をお願いしま
す。
【6番委員】
場所は、海老名ドライバーズスクールの崖の上というのですか、沖の坂
のちょうどすぐ上に当たります。ここで■■■さんはずっと搾乳関係をや
っていまして、海老名で数軒となってしまった、牛を飼っておられるとこ
ろです。市街化の土地をほとんど持っておられないということで、息子さ
んが独立というか、結婚されるに当たって、農家分家を出したいというこ
とです。家の地続きなのですが、そこのところの一角に分家を建てたいと
いうことで申請がございましたので、よろしくご審議いただきたいと思い
ます。
【議
長】
それでは、事務局、補足説明をお願いします。
【主
事】
本件は、転用者の■■■■さんが、自身が住むための住宅を建てたいと
いう申請です。■■■■さんは、■■■さんの息子で、結婚を機に分家住
宅を建てたいとのことです。
資料6−1をごらんください。申請地の立地基準は、第2種農地です。
これは、申請地を含めた農地の広がりが10ヘクタール未満であることか
ら判断されるものです。第2種農地は、周辺のほかの土地ではその事業の
目的を達成できない場合に農地転用の許可を受けることができる立地区分
ですが、今回の申請地は、転用者の両親の住まいの隣で、両親の近くに住
みたいという転用者の希望があること、また、■■さん世帯の持つほかの
土地には市街化区域内の農地や第3種農地がないことから、場所の代替性
がないと考えられます。第2種農地は、農地転用が代替性がない場合に許
可となる立地区分です。
12
資料6−2は、土地利用計画図で、本日、追加でお配りした資料6−6
は、断面図です。
まず、資料6−2の土地利用計画図をごらんください。申請地は、既存
の宅地と海老名市道に挟まれた角の畑で、申請地の中央あたりに住宅を建
築し、敷地北側は駐車場とする計画です。申請地全体を整地、転圧した
後、住宅の建物を建て、周囲をコンクリートブロックとフェンスで囲いま
す。申請地の西側と北側は、市道に面しますが、今年度中に市道の拡幅工
事を行う計画があり、そちら側はまだ囲いの計画を立てることができない
のだそうです。よって、申請図面にも、西側、北側の敷地境界部分には囲
いの計画が入っていません。
資料6−6の断面図をごらんください。コンクリートブロックとフェン
スを設置する部分の敷地境界については、隣地との高低差がありません
が、隣地、特に南側は農地ですが、隣の土地との区切りのためにコンクリ
ートブロックとフェンスを設置するという計画です。
また、資料6−3、6−4には、建物の平面図、資料6−5には、建物
の立面図をお配りしています。
敷地周囲の囲いによって周辺の土地への土砂の流出が防止され、雨水、
汚水とも、排水については敷地内に宅地内浸透をする計画です。以上、転
用が不確実とされる要因は確認できず、隣接する農地、周囲の土地への被
害防除策も図られていることから、転用やむなしと思われます。
以上でございます。
【議
長】
【14番委員】
それでは、現地調査班、14番委員よりご意見をお願いします。
そこだけきり建てれないということなので、許可をおろしてもらうよう
になるのだと思いますが、道路も結構狭いのですね。私なんかは海老名に
いるんだけど、初めて通ったところなので、なかなか大変だなという感想
です。そばに農業者の農地はそんなにないので、迷惑もかからないと思い
ます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等あ
りましたらお願いします。
(「なし」の声あり)
13
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号14につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員です。よって承認といたします。
次に、11ページに移ります。
日程第3、議案第40号
引き続き農業を行っている旨の証明について
を議題といたします。
受付番号24につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【 主 事 補】
こ の 証 明 は 、 農 地 の 相 続 税 納 税 猶 予 を 受 け て い る 方 が 、 3 年 ご と に引
き続きこの特例を受けたい旨の継続届出書を税務署に提出する際、必要な
ものです。過去3年間において、相続税の納税猶予を受けている農地を農
地としてやってきたかという部分を農業委員会が証明します。
それでは、議案書11ページをごらんください。
受付番号24、被相続人は、社家■■■■、■■■■、相続人は、社家
■■■■、■■■■、引き続き農業を行っている期間は、平成23年6月
29日から平成26年9月29日までです。特例農地等の明細ですが、社
家字■■■■■、現況地目、畑、台帳地目、畑、■■■■■平米、ほか3
筆、議案書のとおりです。2筆が農業振興地域内の田、2筆が市街化調整
区域内の生産緑地の畑で、田、■■■■■平米、畑、■■■■■平米、合
計、■■■■■平米です。事務局で9月16日に現地調査をしたところ、
農地として適正に管理されていました。特に問題はないと思われます。
以上でございます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等が
ありましたらお願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号24につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
続きまして、議案書の12ページ、日程第4、議案第41号
14
相続税の
納税猶予に係る特例農地等の利用状況確認についてを議題とします。
受付番号5につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【 主 事 補】
税 務 署 か ら の 調 査 で 、 相 続 税 の 納 税 猶 予 適 用 後 2 0 年 が 経 過 す る こと
による納税猶予の特例適用農地の利用状況の確認に対して回答するもので
す。20年というのは、相続を受けてからではなく、相続税の納税猶予の
申告期限から20年です。平成21年12月14日までの間に相続を受け
た方のうち、市街化調整区域内のみについて相続税の納税猶予の特例適用
を受けている方は、相続税の納税猶予額は20年営農を続けることで免除
になります。表中の申請面積とあるのは、20年前に相続税納税猶予を申
請したときの面積です。途中で変更があった場合は、例えば土地の地籍調
査により、筆が合わさったり、面積が構成されたりした場合、また、特例
適用農地のつけかえなどが当てはまりますが、その場合には、この利用状
況調査でも、変更後の筆や変更後の面積で確認することになっています。
税務署で把握している変更後のものがここに申請面積として入れてありま
す。
それでは、議案書の12ページをごらんください。
受付番号5、相続人は、本郷■■■■■■、■■■■、相続開始年月日
は、平成6年9月24日、特例農地等の明細ですが、本郷字■■■■■■
■■■、現況地目、畑、台帳地目、畑、確認面積、■■■平米、ほか12
筆、議案書のとおりです。以上、全て市街化調整区域内の畑で、合計、■
■■■■■■■平米です。9月16日に事務局で現地確認をしたところ、
全て農地として適正に管理されていました。
以上でございます。
【議
長】
説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問ありましたらお
願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号5につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
15
次に、13ページに移ります。
受付番号6につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【 主 事 補】
受 付 番 号 6 、 相 続人 は 、 中 河 内 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 、 ■ ■ ■ ■ 、 相 続 開 始年
月日は、平成6年12月27日、特例農地等の明細ですが、中河内字■■
■■■■■■、現況地目、田、台帳地目、田、確認面積、■■■平米、ほ
か10筆、議案書のとおりです。以上、全て市街化調整区域内の田畑で、
田、■■■■■平米、畑、■■■■■■■■平米で、合計、■■■■■■
■■平米です。9月22日に事務局で現地確認をしたところ、全て農地と
して適正に管理されていました。
以上でございます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。質疑に入ります。ご意見がありました
らお願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、採決に移ります。
受付番号6につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
次に、14ページ、同じく、受付番号7につきまして、事務局から提案
説明をお願いします。
【 主 事 補】
受 付 番 号 7 、 相 続人 は 、 茅 ヶ 崎 市 本 村 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 、 ■ ■ ■ ■ ■■
■■、■■■、相続開始年月日は、平成6年12月27日、特例農地等の
明細ですが、中河内字■■■■■■■、現況地目、畑、台帳地目、田、確
認面積、■■■平米、ほか1筆、議案書のとおりです。以上、全て市街化
調整区域内の畑で、合計、■■■■■平米です。9月16日に事務局で現
地確認をしたところ、全て農地として適正に管理されていました。
以上でございます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等あ
りましたらお願いします。
これは13ページの同世帯、親子なのか。兄弟なんだね。
【2番委員】
前もそうなんだけど、今回も、■■■平米のうち■■■平米、4平米違
16
うんだけど、これは何だろう。前は、■■■平米のうち■■■■■■平
米。
【 主 事 補】
そ ち ら に つ き ま し て は 、 受 付 番 号 6 で す と 、 筆 全 体 は ■ ■ ■ 平 米 なの
ですけれども、そのうち適用を受けるという申請をした面積が■■■■■
■平米になっていまして、受付番号7ですと、■■■平米のうち■■■平
米となっていました。現地を確認してみたところ、ハウスなのですけれど
も、そこにボイラーが置いてありまして、恐らくその面積の分だけ引いた
ものになっているのだと思います。
【議
長】
ボイラーが建っているところの面積が引かれたと。
【2番委員】
それは、それだけ納税猶予から外してあるわけ。
【議
農業用ボイラーでもだめなの。ハウスのボイラーでしょう。
長】
【 主 事 補】
も と も と 申 請 を さ れ た と き か ら 、 そ こ の 部 分 だ け は 外 し て 申 請 を され
てありましたので、筆全体は■■■平米なのですけれども、もともと納税
猶予を受けられたときが前に既に■■■■■■平米ということで。
【2番委員】
本人の申請なんだ。本人の申請どおりこれがこうなっているということ
か。真面目なんだね。
【議
長】
ほかにご質問がないようでしたら、採決に移りたいと思います。
受付番号7につきまして、賛成の方の挙手をお願いします。
(挙
【議
長】
手)
挙手全員でございます。よって承認といたします。
15ページに移ります。
6.そのほか、法に基づく許認可等の審議によらない案件を議題といた
します。
(1)農地転用届出による専決処分についてを案件といたします。農地
法第4条の受付番号25と、議案書の16ページから18ページ、農地法
第5条の受付番号94から101までの8件について、一括して事務局か
ら説明をお願いします。
【 主 事 補】
農 地 を 転 用 す る 場合 、 転 用 目 的 で 権 利 を 設 定 、 移 転 す る 場 合 に は 、原
則として県知事または農林水産大臣の許可を受けなければならない旨が規
定されていますが、市街化区域内の農地をあらかじめ農業委員会に届け出
17
て転用する場合には、許可を要しないこととなっています。それを定めて
いるのが、農地法第4条第1項第7号と農地法第5条第1項第6号です。
議案書15ページをごらんください。農地法第4条第1項第7号の規定
による届出です。届出期間につきましては、平成26年8月1日から8月
31日までの間に届出がされたものです。受付番号25の1件で、畑、5
74平米です。
引き続きまして、議案書16ページから18ページまでをごらんくださ
い。農地法第5条第1項第6号の規定による届出です。届出期間につきま
しては、同じく、平成26年8月1日から8月31日までの間に届出がさ
れたも ので す。 受付番 号9 4 から 10 1 まで の8件 で、 田、1,753平 米、
畑、1,184.74平米、合計、2,937.74平米です。以上、これらにつきまして
専決処分で受理したことを報告いたします。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。質疑に入ります。ご質問等がありまし
たらお願いいたします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、了承といたします。
次に、19ページに移ります。
(2)農地法第3条の3第1項の規定による届出についてを案件といた
します。
受付番号9につきまして、事務局から提案説明をお願いします。
【 主 事 補】
相 続 な ど 、 農 地 法 の 許 可 を 要 し な い 農 地 の 権 利 取 得 に つ き ま し て 、権
利を取得した者は、農業委員会にその旨を届け出なければならないことに
なっています。農業委員会としましては、耕作者のあっせん希望があった
場合のみ、現地調査をいたします。
議案書19ページをごらんください。受付番号9は、中野の■■■■さ
んの死亡による相続です。受付番号9、権利を取得した者は、中野■■■
■■■■■■、■■■■、権利を取得した日は、平成26年3月8日、権
利を取得した事由は、相続、取得した権利は、所有権、農業委員会による
あっせん等の希望は、なしです。届出に係わる土地の所在ですが、3筆、
議案書のとおりです。
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以上でございます。
【議
長】
それでは、説明が終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等あ
りましたらお願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので、了承といたします。
次に、7番、その他についてですけれども、皆さん、何かありました
ら、ご意見ありましたら、お願いします。
(「なし」の声あり)
【議
長】
ないようですので。
事務局はありますか。
それでは、以上で本日の定例会を終了しますが、2番委員より閉会の挨
拶をお願いします。
【2番委員】
平成26年第9回海老名市農業委員会の定例総会を閉じさせていただき
ます。慎重審議、ありがとうございました。
(終了
19
午後2時40分)