第63期 中間事業報告書

第63期
平成17年4月 1日
平成17年9月30日
中期経営計画の最終年度。事業の拡大、収益性の向上に努めてまいります。
株主の皆様へ
弊社業務に関しましては、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
ここに、平成17年度中間期(平成17年4月1日から9月30日まで)の事業概況をご報告申しあげます。
当社は、「リスクと資産形成に関する総合サー
ビスグループ」という新しい事業像の実現を目指
して平成14年に誕生し、4年目を迎えました。当
の皆様のご支援によるものと
深く感謝いたしております。
平成17年度は、中期経営計
社は、損保ジャパンとしてのスタートに先立ち、
画の最終年度にあたる重要な
平成14年度に中期経営計画を策定しております。
年度であります。今後も、収
本年度はその最終年度にあたり、中期収益目標の
入保険料の拡大、経営全般の
達成に向け、フローの拡大とローコスト・オペレー
合理化・効率化を推し進め、
ションの実現をテーマとして株主価値の向上を図っ
経営基盤ならびに収益力の一
ております。
層の強化に努めていく所存で
平成17年度中間期は、主力の自動車保険
ございます。今後ともより一
『ONE−do』や、賠償責任保険などの販売が堅調
層のご愛顧ならびに、ご支援
に推移し、
「フローに強い損保ジャパン」として正
を賜りますよう、なにとぞよ
味収入保険料の拡大を実現いたしました。これも
ろしくお願い申しあげます。
平成17年12月
取締役社長
ひとえに、株主の皆様をはじめ、お客様、代理店
当社は、損保ジャパン発足以降にお支払いした保険金内容を調査した結果、一部のご契約において「付随
的な保険金のお支払い漏れ」があることが判明しました。該当するお客様へは速やかに謝罪、ご説明のうえ、
追加お支払いをさせていただいております。
お客様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申しあげます。本件につきましては、
金融庁より保険業法132条第1項の規定に基づく業務改善命令を受けております。これを真摯に受け止め、
速やかに業務改善計画を策定・実行し、二度とこのような事態を発生させないよう内部管理態勢等を
充実・強化する所存です。徹底した再発防止策を実施し信頼回復に努めてゆくとともに、お客様の視点に
立った商品・サービスを提供してまいります。
C O N T E N T S
株主の皆様へ
1
中間単体財務諸表(要約)
9
経営理念・行動指針
2
中間連結財務諸表(要約)
11
経営目標・経営戦略
3
会社概要・役員一覧
13
営業の概況
5
株式の状況・株主メモ
14
トピックス
8
株主優待・アンケートのお願い
裏表紙
※本冊子に記載されている将来の計画や戦略、業績見通しに関する記述は、当社が現時点で合理的と判断した一定の前提に基づいたものであり、実際の業績は見通しと異なる
ことがありえることをご承知おきください。
1
経営理念
損保ジャパングループは、
● 個人のくらしと企業活動に関わるリスクに、卓越した「解」を提供することを誇りとします
● お客様の期待を絶えず上回るサービスの提供を通して、株主価値を創造し、社員とともに成長します
● 先進的な戦略と積極的な行動により、日本を代表する、高いプレゼンスのある企業グループでありつづけます
行動指針
私たちは、お客様のリスクを理解し、最適な対策の提案と
万一の場合に最高品質のサービスを提供します
私たちは、株主価値創造に向けた具体的な行動は何かを
理解し、実践します
私たちは、高い目標を自ら設定し、徹して超えること
により、他より一歩先に果敢に行動します
私たちは、オープンで活力溢れる職場をつくり、自らを
磨き成長します
私たちは、高い倫理観と合理的な判断に基づき、公正、
かつ誠実に行動します
2
経営目標・経営戦略
株主価値の最大化に向けて
目指す事業像
社会・経済環境が大きく変化していくこれからの時代
する総合サービスグループ」とし、常にお客様の立場に
は、お客様ひとりひとりがご自身やご家族のリスク管理、
立って最高品質の商品・サービスを提供し続けることを
人生設計を考えていくことがこれまで以上に求められる
使命としております。
ことになります。また、法人のお客様においても多様
当社は、この目指す企業像に到達するために、お客様
化・複雑化するさまざまなリスクに対応していくこと
から一層信頼され、満足いただける企業になろうと考え
は、事業経営を行ううえで一層重要になっていきます。
ます。お客様ひとりひとりの信頼が事業の源泉であり、
平成14年7月に誕生した損保ジャパンは、お客様のリ
その信頼をより強固にするために、平成16年度から
スク管理や人生設計、また事業の安定と向上における最
「感動創造宣言」の取り組みを開始し、お客様の期待を
適なサポーターとして常に身近に存在し続ける企業にな
絶えず上回るサービスの提供に努めております。
ることを目標として定めました。この思いを表現して、
損保ジャパンの目指す企業像を「リスクと資産形成に関
「リスクと資産形成に関する総合サービスグループ」として、
日本を代表する高いプレゼンスのある事業体
お客様への総合サービスの提供
お客様志向の徹底
環境変化に対応する
ビジネスミックスの構築
将来にわたる収益力の
安定的強化
お客様に対するトータルサービス力の強化
グループ・トータルでの安定的な収益力強化
3
収益性の高い事業への選択と集中
当社は、最大の収益源である自動車保険に力を入れていま
生保事業とDC事業は、損保事業で構築した販売基盤を活用
す。少子高齢化が進んでいますが、乗用車の保有台数は今後
でき、シナジー効果を発揮しやすい事業です。中国は成長性と
も増加することが見込まれており、商品、サービス、販売方
潜在力が最大のマーケットと認識しており、平成17年6月に
法を革新し続けることで事業を拡大する余地があると考えて
日系保険会社としてはじめて大連で現地法人を設立しました。
現在、当社は平成17年度末に目標をおいた中期経営計画の
います。さらに、自動車保険により築いた販売基盤を通じて
達成に向けて事業を展開しています。平成18年度よりスター
他の商品の拡販にもつなげていきます。
事業展開においてはROE(株主資本利益率)を重視し、当
トする次期中期経営計画では、現行の中期経営計画で実現し
社のコア・コンピタンスである「販売基盤」「事故対応力」「商
たスリムな事業構造を基盤として、さらなるトップライン拡
品開発力」「システム構築力」を最大活用して、収益性の高い
大に向けてアクセルを踏み込み、持続的な株主価値の最大化
事業への選択と集中をはかります。具体的には生保事業、確定
を目指します。
拠出年金(DC)事業、中国での事業展開を一層進めます。
▼ 持続的な成長を実現する事業ポートフォリオの構築
ヘルスケア事業等
フィービジネス
海外保険事業
DC事業等
アセットマネジメント事業
生命保険事業
損害保険事業
利
資産運用
益
時 間
2007年度
中期経営計画の収益目標指標
(自賠責保険の政府出再廃止およびフォートレス・リー社の再保険契約の影響を控除)
2011年度
最
適
事
業
ポ
ー
ト
フ
ォ
リ
オ
構
築
主要計数
持
続
的
な
株
主
価
値
向
上
正
味
収
入
保
険
引
受
保
険
経
当
引
険
収
受
常
期
保
支
利
利
純
利
料
平成17年度目標
1兆2,750億円
残
1,275億円
益
540億円
益
1,040億円
益
600億円
諸比率
損 害 率( 含 む 損 調 費 )
事
業
費
平成17年度目標
57.0%
率
33.0%
コンバインド・レシオ(注1)
90.0%
連 結 修 正 R O E(注2)
15.0%
(注1)コンバインド・レシオ=損害率+事業費率
(注2)分母を「資本の部−その他有価証券評価差額金」とするROE
4
営業の概況
損保事業の強みを核として、生保事業・DC事業を加速的に強化し、
損保ジャパングループの収益を極大化していきます
損害保険事業
自動車販売の回復による自動車保険の増収、医療保険の市場拡大などにより、
業績 保険引受、資産運用とも改善し、増収増益を達成
保険料収入は増加傾向にあります。そのような中、当社は新商品の投入、提携戦
正味収入保険料は、主力の自動車保険が増収に転じ、昨年7月に発売した終身
略などによって『フローの拡大による持続的な成長』と『ローコスト・オ
医療保険『Dr.ジャパン』の増収効果などで1.6%増収して、6,959億円となり
ペレーション実現』により企業価値の最大化に取り組んでおります。
ました。
●新商品の販売拡大
保険引受面では、前期に比べて自然災害の発生が減少して支払備金の繰入が大
平成16年、市場金利に連動した保険料の自動引き下げという業界初の機能を
幅に減少したことや、年金制度改革等の効率化策により事業費率が30.5%と
備えた終身医療保険『Dr.ジャパン』を新発売、また平成16年に業界初の「完全
0.4ポイント改善したことなどにより、保険引受利益は498億円増加し、167
キャッシュレス方式」により利便性向上と契約事務効率化を実現した自動車保険
億円となりました。正味損害率は、前期に発生した自然災害や自動車損害賠償責
『ONE-do』を新発売、平成17年にはわかりやすい満期案内やご継続漏れ防止機
任保険における政府再保険の廃止の影響などにより57.9%となり、2.3ポイン
能の追加など、当社は革新的で利便性の高い新商品を先駆けて展開しております。
●各業界の一流プレーヤーとの提携による販売力・顧客網の拡大
ト上昇しました。コンバインド・レシオは、88.4%となり、2.0ポイント上昇
しました。
「最強・最優の生損総合保険グループ」を目指した第一生命との包括業務提携
資産運用面では、運用効率の改善をさらに進めた結果、利息および配当金収入は
に基づく販売の推進など、顧客基盤の拡大に向けた取り組みをさらに積極的に
前中間期より増加したほか、市場リスク圧縮のため保有株式の売却を進めました。
展開いたしました。
これらの結果、経常利益は519億円、中間純利益は391億円となり、中間純
利益は過去最高を更新しました。
生命保険事業
損保ジャパングループでは、損保ジャパンひまわり生命による主に代理店網を通
じた対面販売と、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命による非対面募集の2つ
のビジネスモデルを同時に展開し、独自の競争力を武器に生命保険分野での確固た
るポジションを確立しております。また、第一生命からは『新「堂堂人生」』などの
多様な商品供給を受け、お客様のニーズに合った最適な商品をご提供しています。
〈自賠責保険の政府出再廃止およびフォートレス・リー社に係る
再保険契約※の影響を除いた数値〉
正味収入保険料は6,407億円、保険引受利益は71億円となりま
した。平成17年度中間期の正味損害率は56.1%となり、0.7ポ
イント上昇しました。正味事業費率は33.1%となり、0.4ポイ
ント改善しました。コンバインド・レシオは89.2%となり、
0.3ポイント上昇しました。
アセットマネジメント事業・フィービジネスの拡大
確定型拠出年金事業を損保・生保に続く第3のグループ重要事業と位置づけ、
「損保ジャパンDC証券」から包括的業務運営サービスのご提供、全国主要拠点に
配置している専任「DC推進者」から専門的な情報提供や企業型DC制度導入の
サポートを行っております。また、健康増進・疾病予防に関する支援サービスや、
多様化する企業のリスク管理に対する適切なソリューションのご提供など、サー
ビス事業に注力しています。
5
※フォートレス・リー社の再保険契約
フォートレス・リー社を代理店とする海外再保険契約については、将来支払いが予
想される金額を適正に見積り支払備金に積み立てており、今後、支払われる保険金
は、支払備金を取り崩して充当します。しかし、新たな損害が発生しなくとも、保
険金の支払いが進むにつれ、正味損害率やコンバインド・レシオなど一部の指標が
上昇する要因となります。
▼ 数字で見る損保ジャパン
業 績
収益性・効率性
● 正味収入保険料 ●
7,000
(単位:億円)
400
7,500
6,827
6,882
6,959
300
(単位:%)
34.0
313
167
33.0
60.0
100
32.5
57.9
0
6,000
● 正味事業費率 ●
(単位:%)
65.0
200
6,500
● 正味損害率 ●
● 保険引受利益 ●
(単位:億円)
32.0
△100
55.0
54.8
55.5
△200
31.0
5,500
30.9
30.5
△300
5,000
△331
△400
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
● 経常利益 ●
● 中間純利益 ●
500
628
600
519
500
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
400
30.0
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
● コンバインド・レシオ ●
(正味損害率+正味事業費率)
(単位:%)
(単位:億円)
(単位:億円)
700
50.0
100.0
391
363
95.0
400
300
300
90.0
200
87.3
200
100
0
△100
100
105
88.4
86.4
85.0
△101
△200
0
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
80.0
平成15年度 平成16年度 平成17年度
(中間)
(中間)
(中間)
(注1)自賠責保険の政府出再廃止およびフォートレス・リー社の再保険契約の影響を含みます。
(注2)金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。割合(%)は小数第2位を四捨五入し、第1位までを表示しています。
6
営業の概況
健全性
高度かつ厳格なリスク管理により、高い健全性を維持
ソルベンシー・マージン比率は、巨大災害の発生や保
● ソルベンシー・マージン比率 ●
(単位:%)
1,200
1,036.3
1,056.0
1,070.9
1,046.5
有資産価値の大幅な減少といった「通常の予測を超える
危険」に対する、「損害保険会社が保有している資本・準
備金等の支払い余力」の割合を示す指標です。行政当局
1,000
が経営の健全性を判断する指標の一つであり、その数値
が200%以上であれば、「保険金等の支払い能力の充実の
800
状況が適当である」とされています。平成17年度中間期
600
のソルベンシー・マージン比率は1,046.5%であり、引
平成15年度
(期末)
平成16年度
(中間期末)
平成16年度
(期末)
平成17年度
(中間期末)
(注)割合(%)は、小数第2位を四捨五入し、第1位までを表示しています。
● 格付け取得状況 ●
格付け
スタンダード&プアーズ
(Standard & Poor's)
AA-
「保険財務力格付け」
保険財務力が非常に強い。
最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。
Aa3
「保険財務格付け」
支払能力が優れている保険会社に対する格付け。
Aaa格とAa格を合わせて、一般に優良保険会社
と呼ばれる。
ムーディーズ
(Moody's)
格付投資情報センター
(R&I)
日本格付研究所
(JCR)
A.M.Best
AA
a -1+
「長期優先債務格付け」
債務履行の確実性は極めて高く、優れた要素がある。
「短期債務格付け」(コマーシャルペーパー)
債務履行の確実性は高い。
AA+
「長期格付け」
(保険金支払能力)
債務履行の確実性は非常に高い。
J-1+
「短期格付け」
債務履行の確実性が最も高い。「J-1」の中でも
特に債務履行の確実性の高いものについては
「J-1+」で表す。
A+
「保険財務格付け(ベスト格付け)
」
保険契約者に対する継続的な債務の極めて優れ
た履行能力がある。
※格付け会社のホームページ等から抜粋
7
(平成17年9月30日現在)
格付け定義※
格付け会社
き続きリスクを十分カバーし得る支払い余力を備えた水
準にあります。
近年、格付け会社による金融機関の格付けが注目され
ていますが、これは会社がその債務(保険会社の場合は
保険金の支払いなど)を履行する能力がどの程度あるか
を示したものであり、会社の財務健全性を表す指標の一
つといえます。当社は、平成17年9月30日現在、極め
て高い格付けを付与されており、優れた健全性を示して
います。
また、当社は高度かつ厳格な独自のリスク管理手法に
より、健全性の維持に努めています。みずほ第一フィナ
ンシャルテクノロジー社と共同で開発した統合リスク管
理モデルを活用し、全運用資産と保険商品の金利負債に
ついて、統一した基準によりリスク量の計測を行ってい
ます。保険会社に求められるリスク管理が高度化してい
る環境下、健全性の維持に向けて適切に対応してまいり
ます。
トピックス
TOPICS
1 健康増進・疾病予防サービス会社「ヘルスケア・フロンティア・ジャパン」の発足
高齢化の進展や生活習慣病の増加によって21世紀にふさわしい医療制度への改革論議が高ま
っています。このような中、当社はオムロンヘルスケア株式会社との合弁形態により、健康増
進・疾病予防サービスを提供する新会社「株式会社ヘルスケア・フロンティア・ジャパン」(東
京都千代田区、取締役社長:百瀬 剛)を発足し、平成17年10月1日より営業を開始しました。
新会社は、健保組合をはじめ公的保険者や企業へのソリューションとして、かかりつけ医
や産業医と協力し、被保険者・従業員や家族の皆様が自律的に生活習慣を改善できるようア
ドバイスを行い、国民の生涯を通じた健康自立を支援する新しい仕組み・サービスを提供し
ヘルスケア・フロンティア・ジャパンのロゴ
てまいります。
TOPICS
2 CSRに関する積極的な取り組み
企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)に対する
関心が高まる中、当社は環境・経済・社会の3つの側面(トリプルボトムライ
ン)に配慮しながら、持続可能な社会の実現に貢献し企業価値をさらに高めて
いくために、さまざまな活動を展開しています。また、健全な森林を育てるた
めに国産の間伐材を活用した紙を一部の商品パンフレットや名刺などに使用し
ています。今回からこの事業報告書でも使用し始めました。なお、当社の
CSR活動の詳細は、「CSRコミュニケーションレポート2005」でご紹介し
ています。
「CSRコミュニケーションレポート2005」
新たな商品は常にお客様のニーズから。新商品好評発売中!
お客様の利便性向上という
新機軸を採用した新商品
ニーズ細分型自動車保険
『ONE−do』
市場金利が回復して標準
予定利率が上がると、保
険料が下がる
終身医療保険
『Dr.ジャパン』
選べる補償と満期の
楽しみをご提供
積立傷害保険
『ゆとりーど』
8
中間単体財務諸表(要約)
中間貸借対照表(平成17年9月30日現在)
科
目
(単位:百万円)
金
科
額
目
金
資 産 の 部
現
コ
金
ー
買
買
及
ル
現
入
金
ロ
金
貯
ー
勘
銭
の
債
信
価
貸
不
預
先
銭
1 有
び
証
付
動
産
及
び
動
負 債 の 部
金
181,760
ン
20,000
支
定
29,998
責
権
14,226
そ
託
29,000
退
券
4,184,356
賞
金
455,770
価
産
232,492
繰
延
税
金
負
債
の
部
そ
の
他
資
産
406,470
貸
倒
引
当
金
△22,084
金
△130
投
資
損
失
引
当
保
険
契
約
準
払
任
の
職
給
格
準
備
負
付
引
引
変
備
備
他
与
当
当
動
準
備
金
資
(
金
( 3,338,488)
債
203,529
金
87,868
金
14,232
20,771
負
債
127,415
合
計
4,385,624
金
剰
本
余
備
そ の 他 資 本 剰 余 金
(
剰
余
金
益
準
備
金
(
26,400)
意
積
立
金
(
242,483)
中 間 未 処 分 利 益
(
50,102)
5,531,861
その他
4,484億円
8.1%
不動産及び動産
2,324億円
4.2%
貸付金
4,557億円
8.2%
●総資産の内訳
9
現金及び預貯金
1,817億円
3.3%
総計
金銭の信託
290億円
0.5%
己
△2,794
計
1,146,237
負 債 及 び 資 本 の 部 合 計
5,531,861
本
の
株
735,813
式
2 資
計
2)
318,986
任
自
合
24,229)
利
株 式 等 評 価 差 額 金
部
24,232
(
益
準
70,000
金
金
利
の
593,317)
金
本
本
資
産
3,931,806
金
資 本 の 部
資
資
額
部
合
1 有価証券
有価証券への投資を増加させたことや、有価証券の含み益が増加し
たことなどにより、前期末から3,177億円増加しました。
2 資本の部合計
5兆5,318億
円
中間純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことや、株式等評価差
有価証券
4兆1,843億円
75.6%
額金が増加したことなどにより、前期末から2,026億円増加しました。
平成17年4月 1日から
中間損益計算書(平成17年9月30日まで
)
科
目
(単位:百万円)
金
額
経 常 損 益 の 部
3
4
4
5
経 常 収 益
保 険 引 受 収 益
(う ち 正 味 収 入 保 険 料 )
(う ち 収 入 積 立 保 険 料 )
(うち積立保険料等運用益 )
資 産 運 用 収 益
(うち利息及び配当金収入 )
(う ち 有 価 証 券 売 却 益 )
(うち積立保険料等運用益振替 )
そ の 他 経 常 収 益
経 常 費 用
保 険 引 受 費 用
(う ち 正 味 支 払 保 険 金 )
(う ち 損 害 調 査 費 )
(うち諸手数料及び集金費 )
(う ち 満 期 返 戻 金 )
(う ち 支 払 備 金 繰 入 額 )
(うち責任準備金繰入額 )
資 産 運 用 費 用
(う ち 有 価 証 券 売 却 損 )
(う ち 有 価 証 券 評 価 損 )
営業費及び一般管理費
そ の 他 経 常 費 用
経 常 利 益
自動車保険が『ONE−do』による契約件数の増加等により0.7%の増収となっ
たほか、傷害保険が『Dr.ジャパン』をはじめとする第三分野商品の好調な販売
847,758
800,267
( 695,973)
( 77,299)
( 21,829)
41,813
( 44,154)
( 17,090)
(△ 21,829)
5,676
795,842
682,096
( 372,009)
( 30,788)
( 114,695)
( 118,245)
(
6,677)
( 39,212)
3,677
(
244)
(
1,570)
109,232
835
51,916
特 別 損 益 の 部
特 別 利 益
特 別 損 失
税 引 前 中 間 純 利 益
法 人 税 及 び 住 民 税
法 人 税 等 調 整 額
間
純
利
益
6 中
前
期
繰
越
利
益
合併による未処分利益受入額
中 間 未 処 分 利 益
3 正味収入保険料
12,289
5,945
58,260
365
18,767
39,126
10,721
254
50,102
により6.2%の大幅な増収となるなど、全種目合計で1.6%の増収となりました。
4 正味支払保険金・支払備金繰入額
正味支払保険金は、自賠責保険が政府出再廃止影響により大幅な増加となっ
たほか、火災保険で支払が増加するなど、全種目合計で6.2%増加しました。
一方、支払備金繰入額は、自然災害の影響が大きかった前中間期から639
億円の減少となりました。
5 経常利益
当中間期は自然災害の影響が少なかったことから、保険引受面で大
幅な増益となった結果、経常損益は、前中間期の101億円の経常損
失から、519億円の経常利益となりました。
6 中間純利益
中間純利益は、前中間期から285億円増加の391億円となりました。
●正味収入保険料の内訳
その他
868億円
12.5%
自動車損害
賠償責任保険
1,213億円
17.4%
自動車保険
3,366億円
48.4%
火災保険
693億円
10.0%
総計
6,959億
円
海上保険
140億円
2.0%
傷害保険
678億円
9.8%
10
中間連結財務諸表(要約)
中間連結貸借対照表(平成17年9月30日現在)
科
目
金
(単位:百万円)
科
額
目
金
資 産 の 部
現
コ
金
ー
買
買
及
ル
現
入
金
先
ー
債
信
価
証
付
動
そ
産
の
延
税
連
結
調
貸
倒
資
及
び
他
繰
投
貯
勘
銭
の
貸
不
預
ロ
金
銭
有
び
整
引
216,913
ン
20,000
険
契
支
14,226
そ
託
29,032
退
券
4,845,917
賞
金
464,367
価
産
234,568
繰
延
税
金
負
債
の
部
431,825
3,711
勘
定
29,649
金
△23,088
金
△130
責
任
の
部
合
6,296,990
計
その他
5,061億円
8.0%
不動産及び動産
2,345億円
3.7%
貸付金
4,643億円
7.4%
●総資産の内訳
11
現金及び預貯金
2,169億円
3.4%
総計
金銭の信託
290億円
0.5%
6兆2,969億
円
有価証券
4兆8,459億円
77.0%
準
の
職
与
格
備
他
給
付
動
金
負
引
引
変
備
備
29,998
当
当
4,716,475
金
金
(
651,755)
等
( 4,064,720)
債
221,625
金
88,845
金
14,887
金
20,817
負
債
127,784
合
計
5,190,435
準
備
少 数 株 主 持 分
少
数
株
主
持
分
409
資 本 の 部
資
本
金
70,000
資
本
剰
余
金
24,232
利
益
剰
余
金
284,311
株 式 等 評 価 差 額 金
735,763
為 替 換 算 調 整 勘 定
△5,367
式
△2,794
計
1,106,144
負債、少数株主持分及び資本の部合計
6,296,990
資
産
準
払
自
資
約
定
産
当
保
権
産
当
失
負 債 の 部
金
資
資
金
引
損
動
額
己
本
の
株
部
合
平成17年4月 1日から
中間連結損益計算書 (平成17年9月30日まで
) (単位:百万円)
科
目
金
額
経 常 損 益 の 部
経 常 収 益
保 険 引 受 収 益
( う ち 正 味 収 入 保 険 料)
( う ち 収 入 積 立 保 険 料)
( うち積立保険料等運用益 )
( う ち 生 命 保 険 料)
資 産 運 用 収 益
( うち利息及び配当金収入 )
( う ち 有 価 証 券 売 却 益)
( うち積立保険料等運用益振替 )
そ の 他 経 常 収 益
経 常 費 用
保 険 引 受 費 用
( う ち 正 味 支 払 保 険 金)
( う ち 損 害 調 査 費)
( うち諸手数料及び集金費 )
( う ち 満 期 返 戻 金)
( う ち 生 命 保 険 金 等)
( う ち 支 払 備 金 繰 入 額)
( うち責任準備金等繰入額 )
資 産 運 用 費 用
( う ち 有 価 証 券 売 却 損)
( う ち 有 価 証 券 評 価 損)
営業費及び一般管理費
そ の 他 経 常 費 用
経 常 利 益
954,189
900,070
( 708,220)
( 77,299)
( 21,829)
( 87,527)
50,502
( 51,538)
( 17,124)
( △ 21,829)
3,616
902,720
770,810
( 379,513)
( 31,262)
( 128,251)
( 118,245)
( 17,533)
(
6,408)
( 89,124)
3,907
(
265)
(
1,570)
126,715
1,286
51,469
平成17年4月 1日から
中間連結剰余金計算書(平成17年9月30日まで
)(単位:百万円)
科
目
資 本 剰
資 本 剰 余 金 期 首 残
資 本 剰 余 金 増 加
資本剰余金中間期末残
利 益 剰
利 益 剰 余 金 期 首 残
利 益 剰 余 金 増 加
利 益 剰 余 金 減 少
利益剰余金中間期末残
金
余 金 の 部
高
高
高
余 金 の 部
高
高
高
高
額
24,229
2
24,232
00,000
254,744
38,607
9,040
284,311
平成17年4月 1日から
中間連結キャッシュ・フロー計算書(平成17年9月30日まで
)(単位:百万円)
科
目
金
額
Ⅰ. 営業活動によるキャッシュ・フロー
126,631
Ⅱ. 投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 78,997
Ⅲ. 財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 8,977
Ⅳ. 現金及び現金同等物に係る換算差額
1,429
Ⅴ. 現金及び現金同等物の増加額
40,085
Ⅵ. 現金及び現金同等物期首残高
234,444
Ⅶ. 現金及び現金同等物中間期末残高
274,530
特 別 損 益 の 部
特
特
税
法
法
少
中
別 利 益
別 損 失
金等調整前中間純利
人 税 及 び 住 民 税
人 税 等 調 整
数
株
主
利
間
純
利
益
等
額
益
益
12,290
5,981
57,778
2,873
16,360
6
38,536
12
会社概要・役員一覧
会社概要(平成17年9月30日現在)
□名
称:株式会社損害保険ジャパン
Sompo Japan Insurance Inc.
□創
□資
業:1888年(明治21年)10月
本
金:700億円
□本社所在地:〒160-8338
□取締役社長:平野
東京都新宿区西新宿一丁目26番1号
浩志
□従 業 員 数:14,542名
役員一覧(平成17年12月1日現在)
13
代 表 取 締 役 社 長
平野
浩志
常
務
執
行
役
員
木下啓史郎
執
行
役
員
遠藤
健
代表取締役副社長執行役員
土肥
之芳
常
務
執
行
役
員
富田
健一
執
行
役
員
浅野
俊雄
代表取締役副社長執行役員
湊
亮策
取締役常務執行役員
島田雄二郎
執
行
役
員
崎
松賠
敏夫
代表取締役副社長執行役員
西川
茂樹
常
員
工藤
博司
執
行
役
員
梅崎
俊郎
専
務
執
行
役
員
松本
恒夫
取締役常務執行役員
小口
弘史
執
行
役
員
福井
光彦
専
務
執
行
役
員
中村
幸雄
常
務
執
行
役
員
原
徹
執
行
役
員
安齋
英明
専
務
執
行
役
員
伊藤
良雄
常
務
執
行
役
員
亀山
和則
執
行
役
員
中野
久
専
務
執
行
役
員
高宮
洋一
常
務
執
行
役
員
杉下
孝和
執
行
役
員
石井
雅実
専
務
執
行
役
員
北
健治
取締役常務執行役員
望月
純
執
行
役
員
吉滿
英一
常
務
執
行
役
務
執
行
役
員
西村
三生
取締役常務執行役員
數間
浩喜
執
行
役
員
大岩
武史
取締役常務執行役員
佐藤
正敏
常
務
執
行
役
員
村上
修一
執
行
役
員
櫻田
謙悟
常
務
執
行
役
員
鈴木
秀夫
常
務
執
行
役
員
星野
良祐
執
行
役
員
稲垣
博司
常
務
執
行
役
員
米山
修
執
員
長岡
徹高
常任監査役( 常
勤) 鈴木
一郎
常
務
執
行
役
員
布施
光彦
執 行 役 員 (休
職)
中村
一範
監
査
役( 常
勤) 安藤
庸生
取締役常務執行役員
小松
孝明
執 行 役 員 (休
職)
立花
一成
監
査
役 ( 非常勤 ) 八 木
良樹
常
務
執
行
役
員
大川純一郎
執
行
役
員
篠崎
曉
監
査
役 ( 非常勤 ) 辻
常
務
執
行
役
員
渡辺
執
行
役
員
光内
俊雄
監
査
役 ( 非常勤 ) 長 谷 川 俊 明
昭司
行
役
亨
株式の状況・株主メモ
株式の状況(平成17年9月30日現在)
株主メモ
●株式の総数、株主数
発行する株式の総数
発行済株式の総数
株主数
2,000,000,000株
987,733,424株
39,366名
決
算
期 3月31日
配
当
金 3月31日の最終の株主名簿および
実質株主名簿に記載された株主様に
定時株主総会終了後年1回お支払い
●大株主(上位10名)
株 主 名
持株数
いたします。
持株比率
ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン
78,362(千株)
7.9(%)
株式会社みずほコーポレート銀行
48,824
4.9
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
43,423
4.4
第一生命保険相互会社
40,908
4.1
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
39,864
4.0
明治安田生命保険相互会社
24,000
2.4
ステート ストリート バンク アンド トラスト
カンパニー 505103
20,653
2.1
損保ジャパン従業員持株会
19,331
2.0
ジェーピーエムシービー ユーエスエー レジデンツ
ペンション ジャスデック レンド 385051
11,541
1.2
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4)
11,516
1.2
定 時 株 主 総 会 4月1日から4か月以内に開催いたし
ます。
基
準
日 3月31日
その他必要ある場合は、取締役会の
決議によりあらかじめ公告いたします。
名義書換代理人 東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 所 〒135-8722
( 郵お 便よ 物び 送連 付絡 先先 )
東京都江東区佐賀一丁目17番7号
みずほ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-288-324(フリーダイヤル)
(9:00〜17:00 土・日・祝日を除く)
●所有者別株式分布状況
政府・地方公共団体
3万株
0.00%
個人・その他
1億2,592万株
12.75%
外国法人等
3億8,884万株
39.37%
同 取 次 所 みずほ信託銀行株式会社
全国各支店
みずほインベスターズ証券株式会社
発行済
株式総数
9億8,773万
株
本店および全国各支店
金融機関
3億6,794万株
37.25%
■決算公告について
当社は、定款紙への決算公告掲載に代えて、貸借対照表およ
その他の国内法人
9,948万株
10.07%
証券会社
552万株
0.56%
び損益計算書を当社ホームページ(http://www.sompojapan.co.jp)に掲載しております。
14
株 主 優 待 の ご 案 内
■ 株主優待の内容(平成17年9月30日現在)
毎年3月31日の最終の株主名簿および実質株主名簿に記載さ
れた株主様に対し、以下の基準にて株主優待を実施いたします。
1.所有株式1,000株(1単元)以上保有の法人株主様
「損保ジャパン東郷青児美術館」無料招待券を2枚進呈
2.所有株式1,000株(1単元)以上保有の個人株主様
〈1〉
「損保ジャパン東郷青児美術館」無料招待券を2枚進呈
〈2〉
「介護・健康相談サービス」の実施
株主様専用のフリーダイヤルを設置し、専門の相談員
による無料電話相談サービスを実施いたします。
0120-707-108(フリーダイヤル)
相談時間:月〜金曜日 9:30〜17:30
(但し、祝祭日・12/31〜1/3を除く)
平成17年度「損保ジャパン東郷青児美術館」展示スケジュール
●「東郷青児と広告デザイン展」
平成17年12月17日(土)〜平成18年 1月14日(土)
2006」
平成18年 1月20日(金)〜平成18年 3月 1日(水)
● 第25回損保ジャパン美術財団「選抜奨励展」
平成18年 3月16日(木)〜平成18年 4月13日(木)
●「DOMANI・明日展
※休館日:月曜日(祝祭日の場合は開館)
平成17年12月26日(月)〜平成18年 1月 4日(水)
平成18年 1月15日(日)〜平成18年 1月19日(木)
平成18年 3月 2日(木)〜平成18年 3月15日(水)
※上記予定は変更することがあります。
ホームページアドレス
http://www.sompo-japan.co.jp
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1 電話 03-3349-3111
古紙パルプ配合率90%再生紙を使用しています
この中間事業報告書は、間伐紙(国産材の間伐材10%+市場回収再生紙90%)と大豆油インクを使用して印刷しています。