すべての 人 に 、ボ ル ボクラス の 安 全 を VOLVO SAFETY BOOK 「車は人によって運転され、使用される。 「ビジョン2020」、それは、 したがって、ボルボの設計の基本は、 何よりも安全性を最重視してきた 常に安全でなければならない。」 ボルボの挑戦であり、果たすべき使命です。 ボ ル ボ が 掲 げ る、新 た な 目 標、ビ ジョン 2020。 ボルボの創業者、アッサル・ガブリエルソンとグスタフ・ ラーソンの言葉です。1927 年の創業当時から、その 「2020 年までに、新しいボルボ車において、交通事故 言葉はボルボの企業理念として掲げられ、85 年以上 による死亡者や重傷者をゼロにする」。それは、ボルボ を経た現在でも変わることなく、ボルボの車づくりに の安全性追求のひとつの集大成でもあります。事実、 活かされています。その根底となるのは、なによりも ボルボ車での負傷リスクは、2000 年以降現在まで、 人を見つめ、尊重するということ。安全性を追求する すでに 50%低減 ※しているのです。蓄積された膨大 こと、それはあなたの幸せを追求することでもあり なデータや、独自に開発された幾多の安全テストか ます。その思いが、世界で「ボルボはセーフティの代 ら生み出された技術やノウハウ。そして未来を見据 名詞」として確固たる地位を築いてきました。 え、社会の変化や交通状況を鑑みて設定される、新 たな開発テーマ。常に革新を積み重ねてきたボルボ の安全性追求の歴史のもと、いま一歩一歩、私たち は確実にその目標に近づこうとしています。 ※ボルボ調べ 「人」を見つめ続けること。 それこそが、ボルボ・セーフティが世界をリードしてきた原動力です。 2 3 CONTENTS 6|IntelliSafe インテリセーフ 8|Prevent & Assist プリベント & アシスト IntelliSafe 10 インテリセーフ 10 28|Protect プロテクト 40|Fact of Volvo Safety ファクト オブ ボルボ セーフティ 44|Volvo Future Safety ボルボ フューチャー セーフティ 46|Volvo Safety History ボルボ セーフティ ヒストリー 47|V olvo Safety Awards ボルボ セーフティ アワード 50|Designed around your life デザイン アラウンド ユア ライフ ボルボの先進的なセーフティ&ドライバーサポート機能は、 ドライバーの安全運転を前提とした運転補助を目的とするシステムです。交通、天候及び路面状 4 況により、その制御性能等が影響を受ける場合があります。いかなる時にもシステムだけに頼った運転は避け、 ご自身の判断により、必要に応じたステアリ ング、 ブレーキ等の操作を行ってください。 またこれらの機能を正確に作動させるためにも、 ご使用の際には、必ずオーナーズマニュアルをお読みください。 5 あなたを常に見つめる包括的なセーフティアプローチ、 それがボルボ独創の安全思想「インテリセーフ」です。 常に新たなセーフティの次元を切り拓いてきたボルボ。 予期せぬ事故を未然に防ぐ「プリベント・セーフティ」。 ドライビングのストレスを軽減させる「ドライバー・アシスト」。 そして、万一の衝突事故においてもあなたとあなたの大切な人を守る 「プロテクト・セーフティ」。 ドライビングのシチュエーションすべてを見つめて、 あなたを常にサポートする革新的なセーフティ・テクノロジー。 そのすべてを包括するのが、 ボルボのIntelliSafe(インテリセーフ)なのです。 6 7 Prevent & Assist 究極の目標は、事故を未然に防ぐこと。 そのために、 ドライバーを支え、そのミスすらもカバーするクルマになるために。 テクノロジーの進化は、その思いに着実に近づいています。 「人」を設計の中核に据えるボルボは、 どんな人でも必ずミスをするという事実からも目をそむけません。 人が起こすミスを、車がリカバリーできたらという思いはいま、 人やサイクリストまでを検知し、衝突を回避・軽減する革新的なオートブレーキ・システムをはじめ、 いままで避けられないものとされていたリスクを未然に防ぐための 先進のプリベント・セーフティとして結実しています。 さらに、 ドライバーの負担を軽減し、安全なドライビングを促すために、 各種の高精度なセンサーとそれに基づく統合的な制御により実現された、 かつてないドライバー・アシスト機能。 人の感性にまで踏み込んだ時、事故のリスクは大きく低減されていくのだと、ボルボは考えています。 8 9 最も守らなければならない 歩行者やサイクリストをも検知し、 リスクを遠ざける。 それが、世界を先駆けるボルボのプリベント・セーフティです。 歩行者・サイクリスト 以前と比べて格段に減少しているかもしれ 検知機能付追突回避・軽減 ません。そのような状況の中、最も無防備な フルオートブレーキ・システム 歩行者へのセーフティ対策は、人命を守る という観点からも、いっそう着目されなけれ 充分に注意していたはずなのに、急に視界 ばなりません。歩行者との事故を未然に防 に歩行者が現れる。前を行く自転車がふら ぐために、車にできる最善の対策を追求す つき始める。このような状況を体験された る、その最新の成果が、歩行者・サイクリスト 方も少なくないはずです。 検 知 機 能 付 追 突 回 避・軽 減フルオートブ クルマ、人、自転車が混在する交通環境の レーキ・システムです。 下で、事故を未然に防ぐという目的の中で ※1:2013年、警察庁発表資料 も、無防備な歩行者やサイクリストは、最も ※2:2014年、NHTSA発表資料 重 要 視され なけ れ ば ならない 存 在です。 歩 行 者 ・ サイクリスト 検 知 機 能 付 追 突 自転車が混在する交通環境。 回 避・軽減フルオートブレーキ・システム。 自転車への追突は、 常に人を中心に発想するボルボならではの 重大事故の原因となります。 製品哲学が、この新たなテクノロジーには 走行中の自転車に後方から、自動車が衝突 込められています。 する「追突(進行中)事故」は、致死率が他 歩行者事故の多い日本こそ、 最先端の安全と安心を。 な結果に繋がっています。さらに、その原因 は、ドライバーの脇見と漫然運転が合わせ 日本では、歩行者事故の割合は、交通事故 て 80%※を超えるという統計もあります。そ 死亡者数全体の 36%にのぼります (アメ してその数字は、ドライバーが危険予測運 ※1 リカでは 14% )。それは、車や二輪車、歩 転を励行することにより事故を回避できる 行者が錯綜するといった日本特有の交通環 ことを意味しています。このような状況に対 境もその一因と言えるのかもしれません。ま 応し進化を遂げたのが、サイクリスト検知機 た昨今、様々なセーフティ機能を搭載する 能なのです。 車が普及し、車が乗員へ与えるダメージは ※(財)交通事故総合分析センター調べ ※2 10 の自転車事故に比べて突出して高く、重大 11 ミリ波レーダー、デジタルカメラ、赤外線レーザー、 3つの先進技術が、 車両だけでなく歩行者、サイクリストも検知。 追突リスクおよび追突被害を軽減します。 最先端のセンサー技術を駆使、 モニタリングします。身長 80cm 以上の歩 危険を検知すると警告を発し、 行者を検知し、歩行者の次の進路までをも 最終的に車両が 予測します。そして、前の車が突然ブレーキ 自らフルブレーキを作動します。 をかけたり、または歩行者が飛び出してくる などの危険を検知すると、警告音を発し、 時速 4km 以上で作動する歩行者・サイクリ フロントガラスに赤い警告灯が点滅。さら スト検知機能付追突回避・軽減フルオートブ に、ブレーキサポート機能は、ドライバーの レーキ・システム。前方走行車両との車間距 緊急制動に備え、ブレーキの油圧を瞬時に 離や歩行者の動きをモニタリングします。 プレチャージ。ブレーキ操作にすばやく反応 前方 150m の範囲内で、1 秒間に 2 万回 するように待機します。もしドライバーがこ 以上も前方の対象物を精密に捉える 76GHz の警告に反応せずに、衝突が避けられない デュアルモード・ミリ波レーダーをフロント と判断した場合は、瞬時にフルオートブレー グリルに装備。加えて、ルームミラー付近に キが作動。時速 35km 以下の場合は、衝突 設置されたデジタルカメラが、前方車両、そ を回避。それを超える速度では、衝突のダ して日中の走行時において、前方の歩行者 メージを軽減します。 やサイクリストなどの対象物を、最大 15 まで 以下の場合、追突回避が可能。車両速度が 先進のセンサー技術が、 時速 80km までであれば追突被害を軽減 サイクリストも検知。 追突リスクを軽減します。 させます。検知できる自転車は大人用の二 日中の走行時において、先進のセンサー技 ア ・ リフレクターが装備されていることが条 術が、サイクリストを検知。追突リスクを軽 件となります。 輪車で、 少なくとも地上 70cm の高さにリ 減します。高速画像処理機能を含む新しい 70m 0m 0m 60m 150m 中距離レーダー (ミリ波レーダー) 長距離レーダー (ミリ波レーダー) 最大レンジ:60m 最大レンジ:150m ミリ波レーダー 広角カメラ 60 度 38.3 度 赤外線レーザー ミリ波レーダー リアビューカメラ 高度なソフトウェアにより、従来の歩行者検 知及びオートブレーキ技術を拡張して、サイ クリスト特有の状況にも対応します。高度な センサーシステム(ミリ波レーダー、デジタ ルカメラ、赤外線レーザー)が車両前方を継 続的にスキャン し、車両と同じ方向に走っ ている自転車が自車の進路内に入り、自転 ミリ波レーダー 超音波センサー デジタルカメラ ◎検知可能上限速度 人:時速 80km まで 車:時速 200km まで は、時速4-200kmの範囲で作動し、時速35km以下では衝突を回避、それ以 に、光りと音による警告と同時にフルブレー ※歩行者及びサイクリストの検知は時速4-80kmの範囲で作動し、夜間は解除 キを作動させます。車両速度が時速 50km イクリスト検知機能は、日中、自車の前方で、同じ進行方向に向かっている自 以下で、自転車との相対速度が時速 15km ※作動条件、具体的な作動について、詳しくはボルボ・ディーラーにお問い合わせください。 12 ※歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム 車との衝突が避けられないと判断した場合 13 上の速度では前方の車両や対象物との速度差に応じ衝突を回避・軽減します。 されます。歩行者検知機能は、80cm以下の歩行者、動物は検知しません。サ 転車を検知します。自転車は大人用の二輪車で、少なくとも地上70cm以上 の高さに後部反射板が装備されている場合に限ります。*詳しくは、ボルボ・ ディーラーにお問い合わせください。 あらゆる走行速度で、 前方走行車両との 安全な距離を保ちます。 全車速追従機能付 ACC | LKA | アダプティブ・クルーズ・コントロール レーン・キーピング・エイド 交通の流れにとけ込んだスムースなクルー フロントウインドーのデジタルカメラが車線 ジングと、ドライビングの疲労軽減を実現す を 検 出。時 速 65km を 超えると作 動し、 るテクノロジー。設定された走行速度内で 自 車が走行車線を逸脱したと判断すると、 前方走行車両との安全な車間距離を保つ、 車線内にとどまるようにステアリングを穏や 第 3 世代に進化した ACC(アダプティブ・ かに自動補正します。その後も車線逸脱が クルーズ・コントロール)。時速 30km まで 発生する場合は、ステアリングが振動して、 の渋滞時等の低速走行では、前方を走行す ドライバーに警告。車線逸脱による事故を る車両の速度に合わせ、停止まで自動追従。 予防するための機能です。 停止後 3 秒以内であればオートで再発進。 ※V40シリーズ、S60/V60 T5エンジン搭載車に装備。その他の さらに、停止後に追従を再開する場合、ステ アリングのボタンを押すかアクセルを 1 度 踏めば、交通の流れに合わせて自動で加減 速をします。時速 30km 以上では、希望の 走行速度と前方車両との最低時間差を選択 車線を越えた走行を監視し、 不測のリスクを低減します。 モデルはLDW(レーン・デパーチャー・ウォーニング)を装備。 LDW | レーン・デパーチャー・ウォーニング 車線を越える走行や一時的な不注意が原因 するだけで、必要に応じて速度を調節。レー で発生する衝突を回避するセーフティ・テク ダーが前方に低速走行車を検知すると、その ノロジーです。時速 65km を超えると作動 車の速度に自動的に合わせます。また、進行 し、走行中、デジタルカメラが車線を記録し、 に支障がない場合は、設定走行速度に復帰 路上の自車位置を監視します。ドライバー します。また、 オーバー・テイキング・アシスト が意図せず車線を越えたと判断した場合、 (追い越しアシスト)機能により、先行車を追 警告音を発します。ウィンカーを出して意図 い越すようにステアリングを操作しながらウ 的に車線を越えた場合は、レーン・デパー インカーを出すと、あらかじめ加速を始め、 チャー・ウォーニングは作動しません。 よりスムースな追い越しが可能となります。 14 15 ドライバーに適切な情報や注意を与え、 対向車や先行車両への眩惑を、 セーフティドライビングをサポートします。 かしこくスムースに防ぎます。 Full-AHB | RSI | フル・アクティブ・ハイビーム ロード・サイン・インフォメーション フル・アクティブ・ハイビームは、カメラセン カメラセンサーにより道路の制限速度標識 サーを利用して対向車のヘッドライトや先 等を常にチェックし、メーターパネル内に 行車両のテールライトを検知し、対象となる シンボルとして表示します。速度警告機能で 車両の両サイドではハイビームを維持し、車 は、制限速度を時速 5km 以上、上回った 両に直接向けられる部分のみを遮光して、 時に、シンボルが一時的に点滅し、警告を 眩惑を防ぎます。対向車や先行車両のドラ 発するように設定することもできます。ドラ イバーに、まぶしい思いをさせることなく、 イビングに必要な情報の見逃しを防ぎ、安 常に明るく広い視界を確保できます。時速 全な走行をサポートします。 20-150km で作動。対向車は 400-700m、 ※すべての標識に対応するものではありません。 先行車は 300m までの範囲で反応します。 ※フル・アクティブ・ハイビームは60シリーズのみの設定となります。 他のモデルは、 アクティブ・ハイビームとなります (一部車種はオプ DAC | ション設定)。 ドライバー・アラート・コントロール AHB | アクティブ・ハイビーム 16 道路上の車線とステアリングホイールの操 作をデジタルカメラなどを使用して総合的 にチェック。 ドライバーの運転傾向に眠気や ヘッドライトスイッチをオートモードに設定 注意力散漫といった、通常のドライビングス して、ハイビームを選択した場合、カメラセ タイルから逸脱した操作を検知した場合、 ンサーが、対向車のヘッドライトや先行車両 警告音を発し、メーターパネルにコーヒー のリアライトを検知し、自動的にハイビーム カップのサインが表示され、休憩を促すメッ からロービームへ切り替えます。センサー セージを表示します。時速 65km 以上で作 が、そのようなライトを検知しなくなると約 動。時速 60km を超えて走行している間は、 1 秒後にハイビームに戻ります。 作動を続けます。 17 車の後方に生まれる ドライバーからは確認できない場所も、 死角をモニタリングします。 あなたに代わって、見つめます。 BLIS | LCMA | CTA | ブラインドスポット・インフォメーション・システム レーン・チェンジ・マージ・エイド - 急接近車両警告機能 クロス・トラフィック・アラート リアビューカメラ ドライビング中の死角情報のリスクをモニタ 主に高速道路などで発生する、車線変更時 ガレージやパーキング・スペースなど視界が リアビューカメラは、バックでの駐車が苦手 リングし、ドライバーに警告します。リアバン の事故を予防する装備です。時速 10km 以 さえぎられた駐車スペースから後ろ向きで な方にうれしい機能。 リバースギアに入れる パ ーに 装 着され た 2 つ の 76GHz ミリ波 上で自動的に作動。後方 70m 以内の道路 車を出すとき、左右から接近してくる、車両 とダッシュボード上のセンサススクリーンが レーダーによって、車両の側面と後方をス 状況をリアバンパーの両側面に装着された などを検知、ドライバーへ警告を与えます。 後方画像を映しだし、さらにディスプレイ上 キャン。両側のドアミラーから後方 9.5m ま 2 つのミリ波レーダーがモニタリング。衝突 リアバンパー左右のミリ波レーダーはそれ に、ステアリングの向きにしたがって、誘導 での死角を監視し、死角に入った車両を検 までの時間が 3.5 秒未満で、車両の両側か ぞれ半径 30m、80 度の扇状の範囲で車両 ラインを表示。よりスムースなパーキングも サポートします。 出。他車が死角に入っている場合や後方か ら急接近する車をインジケーターが点滅して を検知、この機能は、リバースギアに入れる ら接近してきた際に、ドアミラーポストの 警告、 ドライバーにその存在を知らせます。 と自動的に作動します。 LED ランプによるインジケーターでその存 ※70シリーズ、80シリーズには設定されていません。 ※70シリーズ、80シリーズには設定されていません。 在を知らせます。 ※70シリーズ、80シリーズはカメラ方式を採用。 18 19 スポーツモード付 ESC | RAB および HBA を搭載した エレクトロニック・スタビリティ・コントロール アンチロック・ブレーキシステム| センサーが車の進行方向と車輪の回転速度 RAB:レディ・アラート・ブレーキ HBA:ハイドロリック・ブレーキアシスト を監視。ステアリングホイールの動きや実 際の車輪の回転速度を比較し、横滑り傾向 大口径のアンチロック・ディスクブレーキと を検出。エンジン出力を軽減、1 つまたは複 最 適 化され た 油 圧システムを採 用。あら 数のホイールのブレーキを制御することに ゆる状況下で短距離での停止を助けます。 よって対処します。エンジンブレーキによる ブレーキパッドは耐久性と耐フェード性にす ホイールの一時的なロックも防ぎます。より ぐれた素材を採用。ブレーキペダルに加え 爽快な走りを演出するスポーツモードも選 られる踏力とその圧力勾配をモニタリング 択可能です。 し、急制動を予期。RAB がブレーキパッドを ※モデルにより設定が異なります。 ディスクに近づけて急制動に備え、HBA は、 ドライバーのブレーキペダル操作が足りな かった場合、ブレーキ圧を最高レベルに高 めて制動距離を短縮します。さらに、フェー ディングブレーキ・サポートシステムは、強 いブレーキ力が長時間かかった場合、その 後に必要とされるペダル力を自動的に補完。 EBD(エレクトロニック・ブレーキフォース・ ディストリビューション)は、荷物やドライビ ング状況に応じて最適な結果を得るために、 Other Assist アドバンスト・スタビリティ・コントロール/ フロントおよびリアホイールの制動力を配 コーナー・トラクション・コントロール 分します。 従来の ESC センサーに加えて、ロールレー トジャイロスコープと縦加速センサーが、横 RSC |ロール・スタビリティ・コントロール 滑りが発生した場合、その早い段階から検 センサーが車体の傾きを監視し、車の角度 知。いち早く横滑りを正確にアクティブ制 と横転の危険性を検知。あらかじめ設定さ 鍛え抜かれた、走りの基本性能。 御、走行時の安定性を高め、いっそうダイナ れた危険水準に達すると瞬時に作動し、必 ボルボなら、走る歓びは、高い安全性能とともにかなえられます。 ミックな走りをサポートします。さらに、コー 要に応じてエンジン出力を抑えるとともに、 ナー・トラクション・コントロールが、時速 1 つまたは複数のホイールに適度なブレー ハイウェイでも、 ワインディングロードでも、 どんなときも、 90km まで機能。コーナリング中のアクセ キをかけて遠心力を減少、挙動が安定する あなたの期待を超える、快適な走りを。それが、ボルボのドライビング・ダイナミクス。 ル操作に応じて左右のフロントホイール間 ようトラクションをコントロールします。万一 そのダイナミックな運動性能は、 とっさの危険回避などにも効果を発揮します。 のトルクのバランスを調節し、アンダーステ の横転の危険を、車両自らが回避する先進 そして、あなたのドライビングシーンをあらゆる角度から見つめた、 さまざまなドライビングサポート。 アを軽減。狙い通りのステアリング操作を実 の技術です。 快適でストレスのないドライブはセーフティな走りの基本でもあります。 現しながら、より強い駆動力を発揮します。 ※XC60シリーズに装備。 なによりも運転するのが楽しく魅力あふれるクルマであること。 退屈はけっして、安全なドライビングを生み出さないからです。 ※モデルにより設定が異なります。 21 あなたのドライブシーンを、あらゆる角度から。 その配慮は、乗ってみて初めて実感されることも、 きっとあるのかも知れません。 人にはそれぞれ苦手なことがあります。 駐車時に必要に応じて。 先進のテクノロジーで スマートにアシスト。 それは、運転においても、 駐車や坂道発進が苦手という方も きっといらっしゃるはず。 さまざまな状況下で、 良好な視界を確保します。 自動防眩機能付ルームミラー&ドアミラー そんなストレスを解放させることも、 パーク・アシスト・パイロット 自動防眩機能付ルームミラーおよびドアミ セーフティ・ドライビングの一助になるはずです。 パーク・アシスト・パイロットは、縦列駐車の ラーは、センサーが後続車両のヘッドライ さらに、様々な場面でも 際に、あなたをサポートしてくれる画期的な トなどの光を一定以上検知すると、自動的 機能です。フロントとリアの超音波センサー に眩しさを軽減します。後続車のライトの眩 安全な運転を実現するために、 こだわるボルボ。 その根底には、 ドライビングシーンを、 運転する人の視点で、実際の場面や状況を 見つめ続けるという姿勢があります。 に加えて、車両に対して垂直に向いたフロ しさで、ドライバーの視界が奪われることが ントバンパーの 2 つのセンサーを使用。シ なくなり、安全でストレスフリーな視界を確 ステムが適切な駐車スペースを検出すると 保します。 音とディスプレイ表示で誘導。 ドライバーは、 ※モデルにより設定が異なります。 システムの指示を受けながら、アクセルとブ レーキ操作のみで、あとはボルボ先進のテ クノロジーが、ステアリングを自動で操作、 限られたスペースに円滑に、かつ安全に駐 車できます。 ワンタッチ前方可倒式リア・ヘッドレスト リアシートに乗員がいない時は、リア左右 ヘッドレストを運転席からワンタッチで前方 に倒すことができ、後方視界を広げることが できます。また、前方に倒れているので、リ アシート乗車の際に乗員がヘッドレストを起 こし忘れることがありません。 ※モデルにより設定が異なります。 ※40シリーズ、60シリーズT5エンジン搭載車にアクセサリー設定。 レインセンサー レインセンサーのスイッチを入れると、雨粒 パークアシスト|フロント /リア がフロントガラスにかかった瞬間に、フロン トガラスのワイパーが動き出します。また、 リバースギアに入れると作動するパークア ワイパーの動きは雨量に応じて自動調節さ シスト(リア)は、狭い駐車スペースでも安 れます。さらにレインセンサーの感度は、ワ 心して利用できます。リアスピーカーから一 イパーレバーのダイヤルで調節できます。 定間隔で警告音が聞こえ、障害物に近づく につれて途切れのない音で鳴りだします。 同様に、パークアシスト(フロント)は車両 苦手な坂道発進も安心です。 の前方で機能し、フロントスピーカーから警 電動パーキングブレーキ 告音が鳴ります。さらに、駐車時にどれぐら 急な坂道での発進を容易にするスイッチ式 い前後のスペースに余裕があるのかを、セ 電動パーキングブレーキ。スイッチを押すと ンサススクリーンに表示します。 パーキングブレーキがかかります。またドラ イバーがシートベルトを着用している場合、 車の発進とともに、スイッチ操作なしでも、 自動的にブレーキが解除されます。 ※モデルにより設定が異なります。 22 23 夜間にこそ、安全で快適な視界確保は必須条件。 ナイトドライビングで、 あなたの行く道を照らす、ボルボのライト・システム。 暗闇のなかでは、人の視覚的な能力は、 ほとんどそがれてしまう。 いうまでもなく、 本来、人は明かりの下で生活する生きものです。 快適で、安全な夜間走行のために。 あなたの思いを先回りして照射する。 もちろんそこには、 対向車への眩惑を防ぐなどの 配慮もなされています。 ナイトドライビングの視覚と安全を確保する ボルボのライティングシステムです。 暗路でも、的確に あなたの道を照らします。 ヘッドライトの寿命を考慮し、日中は、デイ ライト・センサーにより、角度調整機能が 自動的にオフになります。さらに、60 シリーズ アクティブ・ベンディング機能付 では LED を採用したコーナリング・ライト機 デュアル・キセノンヘッドライト 能が、急なカーブでステアリングホイールを デュアル・キセノンヘッドライトは、従来型の 回した方向、または方向指示器を出してい ハ ロゲン ヘッドライトに 比 べ、視 界 が 約 る方向の斜め前方を一時的に照射します。 230%広がり、夜間の視界もしっかり確保し ※モデルにより設定が異なります。 夕暮れ、日が落ちて行く美しい時。 それは快適で安全なナイトドライビングの幕開けでもあります。 ます。さらに、アクティブ・ベンディング機能 はマイクロプロセッサ制御により、コーナリ ング時の方向に合わせて自動で左右に最大 30 度向きを変え、コーナーの先を照射。ハ 後続車に気づきを促し、 追突されるリスクを軽減させます。 イウェイやタイトなコーナーが続く細い道、 アダプティブ・ブレーキライト それぞれに最適な照射効果をもたらします。 時速 50km を超えると作動。通常のブレー キングと緊急制動とを判別し、緊急時、後続 車に追突の危険を伝達する機能です。緊急 制動と判断した場合、すべてのブレーキライ トが 毎秒 4 回の点滅を開始。時速 10km 未満になると、ハザードライトが点滅し、ブ レーキライトは点灯したままになります。 24 25 単なる操作性という言葉では語れない、 新しい車とドライバーのコミュニケーション。 必要な機能や情報を活かしきるテクノロジーです。 カーナビゲーションの確認、 オーディオの選択やエアコンの調節。 その操作のたびにドライバーの視線や意識は、 運転からそがれてしまいます。 そのためにボルボは、車内の各機能の操作体系を根本的に 見直し、 まったく新しいインターフェイスを創出しました。 さらに、運転席から見ることのできない 新発想のドライバーコントロール・ インターフェース、それがSensus。 操作、アクセル操作などを検知した時に、緊 急のインフォメーション以外の各種警告や 車両情報の表示を遅らせます。これは、イン 交通状況を確認するカメラが、 あなたが確認したいと思う情報を伝えます。 あなたの意志や思いとひとつになること。 それがボルボの目標です。 Sensus |センサス フォメーションの確認に気を取られ、ドライ 先進的で直感的な操作性を実現するセンサ バーが注意散漫になることを避けるための ス。新たに採用された音声認識のボイスコ 機能。状況が落ち着いたと判断してから、あ ントロールまたはステアリングスイッチによ らためて情報を表示します。 り、ナビゲーションをはじめとする車載シス テムをステアリングホイールから手を放さ ドライバーからは ずに簡単に操作できます。また、 ハンズフリー 確認できない場所も、 システムと端末を接続し、通話もできます。 あなたに代わって、見つめます。 最新の 3D ナビゲーションはマップケアで毎 年最新の地図データにアップデート。常に フロントビューカメラ 変化する情報に対応しています。 フロントビューカメラは、フロントグリルに 設置され、運転席からは見えない、車両前 デジタル液晶メーターパネル 方左右コーナーを 180 度で、確認できます。 8 インチのデジタル液晶メーターパネルは、 カメラはボタンを押すことで起動し、前方画 視認性に優れ、ドライバーが必要な情報を 像が左右に 2 分割され、センサススクリー 読 み 取りやすく表 示します。 「Elegance」 ンに映し出されます。左右が高い壁で囲ま 「Eco」 「Performance」の 3 種類のテーマ れた狭い道路から出る際など、出会いがし で、手軽に表示を切り替え可能。また「コン らの事故の危険を軽減させます。 トラストモード」を使用すると、夜間走行中 ※モデルによりアクセサリー設定。 にリラックスできるドライビング環境を演出 するために、落ち着いたカラーディスプレイ にすることができます。 あなたの状況や状態を見守り、 必要な時に ふさわしい情報を表示します。 IDIS |アイディス インテリジェント・ドライバー・インフォメーション・システム 車載システムが絶えずあなたの運転を分 析。一定以上のステアリング操作、ブレーキ 26 27 Protect あなたをスマートに、そして強く守る。 世界をリードする、ボルボ先進の衝突安全技術。 しかし、その真の実力を気付かないで いられる事を望む機能でもあります。 万一の衝突の際、 すべての乗員の安全を可能な限り確保すること。 それは、自動車メーカーの責務であると、ボルボは考えます。 ボルボのセーフティ・テクノロジーは、事故の瞬間に連携して作動し、 全力であなたを守ろうとします。そしてその実力は、 まさに、長年にわたるボルボの安全性追求の賜物であり、 また進化を続ける衝突安全技術の、最新の成果です。 しかし、その優れた機能が、実力を発揮する場面が訪れないことこそ、 ボルボの本当の願いでもあるのです。 28 29 万一の場合でも、最善の技術で、 WHIPS | あなたと同乗者を守り抜く。 後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート 後方から追突された場合、その衝撃によっ その決意が、ボディに貫かれています。 てドライバーや乗員が「むち打ち症」を負う ことがあります。フロントシートに組み込ま ボルボが独自に結成した事故調査隊による れたボルボの WHIPS は、そうしたリスクを 4万件にも及ぶデータや、 軽減する装備です。追突時の乗員の身体の 毎年400回を越えるクラッシュテストなどにより、 動きに合わせてフロントシートがボールを 世界をリードしてきたボルボの安全性追求。 キャッチする手の動きのようにリクライニ ボルボでは、 ただ単にセーフティ装備の数を ングすることにより、追突時の衝撃を吸収し 誇ることはありません。 万一の時、 最も重要なことは、 ます。WHIPS は、むち打ち症のような長期 それらのセーフティ装備が、 いかに連携して、 統合的に働き、 傷害のリスクを低減する、世界屈指の実効 最適な相互作用を発揮させることができるかに 性を有するシステムのひとつです。 かかっているからです。 あなたと、 あなたの大切な人を、 万一の際に守り抜く。 その技術者の思いが、 ボルボのボディの隅々に息づいています。 あらゆる角度からの 衝撃を効果的に吸収・分散させ、 乗員へのダメージを軽減させます。 ボルボ独自の安全ボディ構造 SIPS | 側面衝撃吸収システム 高速走行時や車重が重い車両との正面衝 側面からの衝突は、元来車両の特性上、衝 突、そして、より激しい衝撃が想定されるス 撃吸収ゾーンを十分に取ることができない モール・オフセット前面衝突を重要視した、 ため、乗員の身体に大きなダメージを与え 特許取得のフロント構造。数種類の異なる てしまいます。そこで、いち早く側面衝突に 強度をもったスチールで構成され、大きな 対する安全性の確保に取り組んだボルボ独 クランプル(衝撃吸収)ゾーンで衝突エネ 自のセーフティ・システムが、 SIPSです。 スチー ルギーを吸収し、高度な衝突安全性を実現 ル製フレームワーク (フロントシートを含む) します。また、コンパクトなエンジンと横置 は、側面衝突の衝撃をボディ全体で効果的 きエンジンレイアウトは、ボディが衝撃を吸 に吸収 ・ 分散させることにより、乗員への 収する際の変形を最適化した設計が施され 衝撃を最小限にとどめる効果を発揮。極め ています。さらに、バルクヘッド近くの強固 て強固なサイド構造は、より大型の車両との なクロスメンバーは、エンジンルーム内の部 衝突も含め、激しい側面衝撃にも耐えるこ 品が室内へ侵入することを防ぎます。また、 とができます。さらに、窓側に座っている乗 ボルボの安全ボディは、通常スチールの 5 倍 員を守る IC(インフレータブルカーテン) と、 近い強度を誇る強靭なボロン・スチールな フロントシートのサイド ・ エアバッグ、強化 ど超高張力鋼と数種類の異なる強度をもっ されたシート構造が連動し、乗員を保護し たスチールで構成され、レーザー溶接と車 ます。 体用接着剤を多用しています。 ※強度の異なる数種類のスチールを組み合わせた特許取得の衝撃吸収システム構造 30 ■:MS(普通鋼) ■:HSS(高張力鋼) ■:VHSS(超高張力鋼) ■:EHSS(極超高張力鋼) ■:UHSS(ウルトラ高張力鋼) ■:マグネシウム合金 ■:アルミニウム 連携して、相乗効果を生む。 ボルボのレストレインツ(乗員拘束) ・テクノロジーは、 さらに進化を遂げています。 状況に応じた防護性能を。 先進のエアバッグ・システムで、 乗員の安全を確保します。 デュアルモード・エアバッグ| 運転席 / 助手席 万一の事故に、乗員を守るエアバッグの発明は、 2 つの膨張パターンが設定されたフロント 安全装備の歴史においてまさに画期的なものでした。 シート用デュアルモード・エアバッグ。軽い ボルボでは、そのエアバッグによる 衝撃では 70% の膨張率が維持され、それ 防護性能の実効性を向上させ続けています。 以上の衝撃では初めから 100% の圧力で そして、 シートベルトとの的確な連携により、 膨張します。衝突時に加わる衝撃が極めて どのような衝突状況で、 どのような強度の衝撃が加わり、 小さい場合、エアバッグは開かず、シートベ その時どのように乗員を拘束し、エアバッグを ルト・プリテンショナーを介してドライバー や同乗者を拘束します。 作動させればいいのか。膨らみ方から設置場所に至るまで 配慮されたインテリジェントなアプローチ。 サイド・エアバッグ|フロント 2 席 もちろんそこには、ボルボが、長年蓄えてきた 側面からの衝突時、サイド・エアバッグが一 実際の事故からの膨大なデータが活かされています。 瞬で展開し、胸部と臀部を保護。サイド・エ アバッグはフロントシートの背もたれの外 側側面に取り付けられており、つねに乗員 のすぐ横で安全に展開するようになってい ます。 衝撃を予想して、 事前に準備を整える 先進テクノロジー。 ます。プリ・プリペアード・レストレインツは、 フロントガラスに設置されるレーザーセン IC | サーを活用し、自車の前方にある、対象物 インフレータブルカーテン - 頭部側面衝撃吸収エアバッグ を絶えず監視します。衝突時に予想される 窓際に座っている乗員の頭部が、窓ガラス プリ・プリペアード・レストレインツ 衝撃力に備えて、事前にシートベルトやエア の内側に衝突することがないよう保護。IC シートベルトやエアバッグなど、ボルボのレ バッグの準備や適合化を図ることで、低 - 中 は数秒間膨らんだ状態を保ち、乗員が車外 ストレインツ(乗員拘束) ・テクノロジーは、 衝撃の正面衝突に際して、その衝撃に応じ に放出される危険性も大幅に減少させます。 乗員にかかる負担を最小限に抑えながら、 た保護が可能になります。 最大限の保護を提供するよう設計されてい ※モデルにより設定が異なります。 ROPS |横転保護システム 万一、車が横転してしまった際には、車両の 傾斜角を監視するジャイロスコープにより ROPS が作動。シートベルト・プリテンショ ナーを作動させ、乗員をよりしっかりと拘 束。同時に、 インフレータブルカーテン(IC) が展開し、乗員が車外に放出される危険性 を大幅に減少させます。 ※モデルにより設定が異なります。 32 33 最も無防備な歩行者を守るために、 採用されたかつてないエアバッグ・テクノロジーは、 ボルボが生んだ世界初の技術です。 ドライバーの足元を保護する、 新たなエアバッグ。 ニー・エアバッグ ボルボ V40 では、ニー・エアバッグを装備。 シートベルトと連携して乗員の生命を守るエアバッグ。 ドライバーの膝元に装着され、主に正面衝 そのエアバッグを搭載した 突の際に、膝や足がダッシュボード下部と衝 ボルボ車が初めて製造されたのは1987年。 突することを防ぎ、負傷の可能性を低減さ 車内の安全装備として、重要な役割を果たすこのシステムに、 せます。 さらに、 ステアリングのデュアルモー 新たな展開と可能性をもたらしたのもボルボです。 ド・エアバッグと連動し、同時に展開するこ その特筆すべきテクノロジーが、 とで身体の移動を抑え、上半身を望ましい 位置に保つことで、胸部の衝撃を緩和する 街をゆく歩行者との事故のために、 エアバッグの効果を相乗的に向上させるこ この技術を応用するという とに もつ な がります。コンパクトカー に、 まったく新しい発想によって生み出されました。 いっそうの安全確保を実現するためのエア 人を守るという理念のもと、 バッグ・テクノロジーです。 ボルボには、既成概念という枠はありません。 歩行者を守るエアバッグを、 世界で初めて開発。 の衝突によって引き起こされています。時速 20-50km で作動する歩行者エアバッグは、 フロントバンパーに埋め込まれた 7 つのセ 歩行者エアバッグ ンサーにより、車体が人間の脚との接触を ボルボは、またひとつ世界初の画期的な 感知すると、アルミニウム製のボンネットを セーフティ・テクノロジーを生み出しました。 10cm 持ち上げて、エアバッグが 2,000- ボルボ V40 に採用された「歩行者エアバッ 3,000 分の 1 秒という速さでフロントガラ グ」です。 交通事故の死亡者数全体のうち、 スを覆うように展開。歩行者が、頭部に致命 歩行者事故の割合はヨーロッパで 14%、ア 傷を負うリスクを軽減させます。すべてのシ メリカで 14%、中国で 25% 、日本では実 ステム動作が完了する時間は、わずか 200- ※1 に 36% ※2 以上にのぼります。車と歩行者 の事故による最も深刻な頭部外傷は、ボン ネットの下にある硬いエンジンなどの部品 300 分の 1 秒です。 ※ 1:ボルボ調べ ※ 2:2013 年、警察庁発表資料 と、フロントガラスの下縁部や A ピラーへ 34 35 乗る人すべてにとっての、快適な室内環境は、 セーフティ・ドライビングの舞台。 とりわけ、チャイルド・セーフティは、ボルボならではの真骨頂です。 より、衝突の際にお子様の首と胸にかかる が含まれていないかどうかを絶えず監視。 衝撃を低減。側面衝突の際には、IC(イン 必要に応じて、外気をシャットアウトするた フレータブルカーテン)との相乗効果で、お めエアベントを一時的に閉じます。さらに、 子様をしっかりと守ります。 高性能なマルチ・カーボンフィルターは、有 ※モデルにより設定が異なります。 「車内では、大人と子供は 害なガスや不快な臭いをはじめ、PM2.5 に対しても 95%以上のフィルタリング効果 完全に平等でなければならない。」 パワー・チャイルドロック が実証されています。これにより、渋滞やト 1960年代から、変わることのない パワー・チャイルドロックは、リアドア / ウイ ンネルの中を走行する際でも、室内にクリー ボルボ・チャイルド・セーフティの思想です。 ンドーを必要に応じて、運転席からボタン ンな空気環境をつくり出します。 ボルボは、世界で初めて後ろ向きチャイルドシートの 操作でロックすることができます。不注意に 開発を進め実用化しました。 よるお子様の車外放出を防ぎます。 車の開発・設計段階からプログラムに組み込まれる ※モデルにより設定が異なります。 車内自動換気システム 外気温度が 10 度以上の日に、 リモートコン トロールでドアロックを開錠すると同時に、 ボルボのチャイルド・セーフティ。 常に先進の安全性で 乗員すべてを守る思想の現れです。 お子様にも、ボルボならではの 安全と快適さを。 最長 1 分間作動し換気します。さらにイン クリーンで心地よい空調が、 セーフティドライビングの基本。 テリアは、人体に有害な臭気を避けるよう ECC | 発性物質も素早く車外へ排出し、クリーン に配慮され、内装マテリアルから発する揮 電子制御フルオートマチック・エアコンディショナー な車内環境を創出します。また、アクセサ 扱いやすい操作スイッチのレイアウトを備 リーの「ラゲッジトレー」を組み合わせるこ えた ECC は、外部の気象条件にかかわら とにより、CZIP(クリーンゾーン・インテリ ず、お望みの車内温度を一定に保ちます。 ア・パッケージ)環境※となり、アレルギー物 運転席、助手席各々に調整できます。 質を可能な限り抑制した、クリーンなインテ リア環境を実現します。 アクティブ・キャビン・フィルター チャイルド・セーフティ・シート センサーが、車内に入ってくる空気に一酸 お子様の成長に応じて、最大限の保護を提 化炭素や地上レベル・オゾン、窒素酸化物 ※純正フロアマットもしくはアクセサリーのフロアトレーの使用が 前提となります。 供するボルボのチャイルド・セーフティ・プロ グラム。新生児から 1 歳前後までのお子様 向け「ベビーシート」と、生後 9 ヶ月からの 後ろ向きチャイルドシートとして、成長して からは前向きのブースタークッションとして 長期間使える「コンバーチブル・チャイルド・ シート」をご用意しています。 世界初の 後ろ向きチャイルドシート 万一の衝突時を考えると、車に インテグレーテッド・ チャイルド・クッション| 2 段階調整式、体重 15-36kg、身長 95-140cm ※写真はコンバーチブル・チャイルド・シート 36 お子様の成長段階に合わせて、2 段階で高 さ調整が可能なチャイルド ・ クッション。身 乗る際に最も安全な方法は「後 ろ向き」に座ることです。1964 年 、後ろ向きチャイルドシートの プロトタイプを開発し、1967 年 にチャイルドバックレスト付回転 フロントシートを販売。1972 年 長に合わせて座面を高くすることで、体重約 には後ろ向きのチャイルドシー 15-36kg の小さいお子様でも正しくシート ト、1990 年には 後 席シートに ベルトを装着可能。また視点が高くなること 内蔵されたインテグレーテッド・ で、窓の景色もより楽しめます。適切な着座 チャイルド・クッションを導入。い と先進のシートベルト・ロードリミッターとに ずれも世界初の試みで、チャイ ルド・セーフティ・プログラムは 50 年を超えたボルボの安全性 への取組みの一つです。 車から離れる場面でも、安心を約束する パーソナル・セキュリティ。 そのゆとりが、セーフティ・ドライビングを心理面から支えます。 ボルボは羨望を抱かれる車。 オーナーの愛情に応える万全の対策も 施されています。 走行中はもちろん、駐車している時にも、 安心できるパーソナル・セキュリティ、 そして、乗降時への思いやり。 それは、もちろん、 もうひとつの「安全」にほかなりません。 ボルボは、あらゆる場面で、 セーフティという観点を忘れません。 クルマとコミュニケートする、 先進のセキュリティキー。 プライベート・ロッキング/ リモートコントロール・ 全ウインドーラミネーテッド・ガラス セントラル・ドアロック ワゴンモデルのすべてのウインドーにラミ PCC |パーソナル・カー・コミュニケーター ワゴンモデルに採用されたプライベート・ ネーテッド・ガラスをご用意。車上荒らしに スマートなキーレスドライブと、愛車のセキュ ロッキング機構は、テールゲートとグローブ 対するリスクを低減し、室内の荷物を守りま リティ・ステータスをコミュニケートする機 ボックスを、ドアの開閉状態にかかわらず、 す。また防音性を高めるだけでなく、紫外線 能。たとえば、車を降りた後、ロックしたか不 ロックしておくことができます。また、サルー の透過を防ぐ UV カット機能も装備。さら 安になっても PCC が教えてくれます。イン ンでは、簡単なボタン操作で、すべてのドア に、フロント・ドアウインドーには特殊撥水 フォメーションボタンを押し、緑色のライトが とトランクを同時にロック / アンロック。運 加工が施され、雨の中での視認性を向上さ 点灯すれば、車が正常にロックされているこ 転席のドアだけを先に開錠するような設定 せます。 とを、黄色なら鍵がかかっていないことを、 も可能です。またパーソナル・セキュリティを ※モデルにより設定が異なります。 赤色なら車両がロックされた後、アラームが さらに強化するために、あなたが車を走ら 作動したことを表します。 せると同時にドアをロックさせる設定にする ※モデルにより設定が異なります。 ことも可能です。もちろん、フロントシートか グラウンドライト らのボタン操作で、ロックさせることもでき アプローチライトは、リモートコントロール ます。 で、ルームランプとスモールライト、ドアミ アプローチライト / ホームセーフライト / ラーに組み込まれたグラウンドライトを点灯。 車のまわりを照らすことで、夜も安心して車 にアプローチできます。また、乗降時にホー ムセーフライトを作動させると、ヘッドライト を一定時間点灯したままにして、明るい光 が玄関口まであなたをエスコートします。 38 ボルボは、1970年に、独自に事故調査隊を発足、 安全な車の研究開発に役立てています。 どのような交通状況で、どのような操 スウェーデンのイェーテボリ市から半 作を行った時に、どのような外的要 径 100 キロ圏内で起こったボルボ 因で、どのように車が衝突し、それは 車が関与した事故について調査・分 どのような結果となったのか。それら 析を行ない、事故当事者ならびに警 を詳しく検証することこそが、真に実 察、救急医療機関、保険会社等への 効性を持ったセーフティ・テクロノ 調査のもと、総合的に事故原因とそ ジーの進化につながるのだとボルボ の影響を検証しています。それら貴 は確信しています。まず現実の事故 重なデータの蓄積を基に、ボルボな に学ぶ。ボルボは 1970 年に独自の らではのセーフティ・テクノロジーは 事 故 調 査 隊を 発 足させ、これまで 育まれ、それはまた革新的な安全装 40,000 件にも及ぶ実際に起こった事 備を生み出していく大きな礎となっ 故の調査、 そして研究を行っています。 ています。 Fact of 実車によるクラッシュテストを、 毎年400回以上、実施しています。 ボルボ独自の事故調査隊 Volvo Safet y 衝突の際にシートベルトが胎児に与える影響までもコン ピュータでシミュレーションしています。 VOLVO SAFETY CENTER 横転事故を再現。 あらゆる角度からの衝突を再現。 40 強固な岩盤への衝突を再現。 新たなセーフティ・テクノロジーの開 118 メートルの走路では、正面衝突 発、そしてその有用性の検証には考 や側面衝突などあらゆる事故状況を えうる最善の方法が求められます。 再現できます。また追突試験だけで ボルボは、男性や女性、子供のダミー なく、横転や電柱への衝突などリア 人形はもちろん、妊娠した女性に対 ルな事故を想定したテストも行われ する安全性を確かめるために、実際 ています。もちろん、テスト精度の高 にお腹に子供を持つ女性のダミー人 さも特筆できます。例えば走行中の 形も開発し、さまざまなテストを行っ 車に時速 50km で側面衝突する試 ています。また、スーパーコンピュー 験では、あらかじめ想定した衝突ポ タによるシミュレーション・プログラ イントとの誤差はわずか 2.5cm で ムを活用しての検証はもとより、ボル す。これは時間に換算すると 0.002 ボの衝突試験場「セーフティ・セン 秒程度。限りなく現実の事故に近い ター」では、毎年 400 回以上の実車 状況を再現した衝突実験が、真に有 によるクラッシュテストを実施。154 益な安全性追求の基本となっている メートル の 固 定 式 走 路と 0 度 から のです。 90 度 の 角 度 で 無 段 階 で 可 動 する 41 いまや常識とされる、3点式シートベルト。 これも、ボルボによって発明されたテクノロジーのひとつです。 半世紀前にボルボが開発した 3点式シートベルト。 その特許は、 無償公開されました。 る簡単なラップ・ベルトのみでした。 ボルボは 1958 年、世界で初めて特 許を申請。やがて安全は独占される ものではないとの考えから、この特 他のシステムと連携し、 さらに高度な安全性を 実現します。 ングとその方法は、乗員の身長や体 格と、衝突事故の種類によって決ま り、瞬時に判断されます。正しい決定 を下すためには、車載コンピュータは 許を無償で公開し、世界すべての自 シートベルトの安全性を向上させる 事前にプログラム化された数千の想 今でこそ世界中のクルマが採用する 動車メーカーが装備できるようにし もう一つの重要な機構は、近年のボ 定 衝 突シナリオとボ ル ボ が 分 析を 3 点式シートベルトですが、これも ました。こうしたボルボの安全性追 ルボのシートベルトで採用されてい 行った実際の事故データが用いられ 50 年以上も前にボルボが開発し、 求の姿勢は、今までも、そしてこれか るフォース・リミッターです。シートベ ます。想定衝突シナリオには、強い衝 特許を取得した安全技術です。それ らも脈々と受け継が れていきます。 ルトが引き出される速度を監視する 撃を伴う正面衝突やトラックとの正 以前に見られたものは、腰に着用す 1959 年の導入以来、すべてのボル センサーを使い、フォース・リミッター 面衝突の際の潜り込み、さらには発 ボの乗員保護において常に中心的な が「動質量」といわれる乗員の前方 生 原 因が 特 定しにくい 側 面 衝 突ま 役割を果たしてきた 3 点式シートベ への移動量を感知します。これによ で、さまざまな衝突場面が開発段階 ルト。それは、革新を続けるハイテク り、乗員を座席に拘束する力を調整 で活用され、事故の種類によって複 安全システムの一部を担うという点 し、 「動質量」吸収の最適化を実現し 数のシステムの作動速度と作動段階 で、50 年前から飛躍的な進化を遂げ ます。乗員の身体が過剰な力で拘束 が規定されます。情報は車両全体に ています。シートベルトをより快適、 されると、損傷を負う可能性が発生 取り付けられた複数のセンサーから 3点式シートベルトを発明したニルス・ボーリン Fact of かつフレキシブルな装備に改良した します。その一方でフォース ・ リミッ 発信され、車体中央にあるメイン・セ イナーシャリール(自動ロック)構造 ターが 過剰に低い 値で設定される ンサーがデータを照合し、それに従っ のシートベルトは、1969 年に標準 と、乗員の身体は前に投げ出され、 てシートベルトを含む複数の安全シ 装備。これはその改良点が、外観か エアバッグ やダッシュボ ード、メー ステムがどのように相互作用すべき ら認識できる最も大きな改良でした。 ターパネルとぶつかり、怪我を引き かを決定します。すべての安全システ 目に見えない改良もまた、電子制御 起こす要因となります。フォース・リ ムが、あたかもチームのような連携 技術やエンジニアリングの急速な進 ミッターは状況に合わせて作動し、例 を見せ、その実力を相乗的に発揮す 歩の速度に合わせて、継続されてき えば、衝突発生直後におけるシート る。その中核として、ボルボのシート ました。一つの例がシートベルト・プ ベルトの衝撃エネルギー吸収値を高 ベルトも、他のあらゆるセーフティ・ リテンショナーです。この装置は衝突 く設定し、エアバッグが作動したら値 システム同様、より高い安全性を目 センサーの信号をキャッチすると自 を低くし、エアバッグに衝撃エネル 指して進化の歩みをとどめることは 動的にベルトを巻き取り、乗員を固 ギーの一部を吸収させることができ ありません。 定、より効果的な保護が可能になり ます。プリテンショナー装置、エアバッ ました。 グ、フォース・リミッターの作動タイミ Volvo Safet y 42 43 ボルボの画期的自動運転プロジェクト 「ドライブ・ミー (持続可能なモビリティのための自動運転)」 さらなる安全へ、かつてない快適へ。 「実験車は現在、車線追従、速度適 て参加しているところです。顧客は 転車を日常的な利用条件下で公道を 応、合流をすべて自動で行うことがで イェ ー テ ボ リ 市 内 お よ び 周 辺 約 走らせるプロジェクトです。交通事故 きます。これは最終的に、 『ドライブ・ 50km の決められた道路で、日常的 スウェーデン・イェーテボリで2017年までに実施予定の、 による死亡者・重傷者ゼロを掲げる ミー』車が実験ルート全体を高度な な利用条件のもとに 100 台の実験 自動運転プロジェクト「ドライブ・ミー」。 ボルボにとって、未来の自動車は事 自動走行モードで走れるようにする 車を走らせます。これらの道路は、通 100台ものボルボ車が一斉に、自動運転で街を走るという、 故を起こさないというビジョンに向 という、当社の目標に向けた重要な 勤の車が走る標準的な幹線道路で、 スウェーデン政府、学術機関も含めた、 けての画期的な実験です。さらに渋 一歩です。オートパイロット技術によ 高速道路の区間や、渋滞発生区間も 大規模な公道実証テストです。 滞を軽減させることによる大気汚染、 り、ドライバーは運転を車にまかせ、 含まれます。 「ボルボ・カーのホーム CO2 の削減といった環境課題や車を すべての運転操作を代行させること タウンであるイェーテボリで、世界で 運転するという概念が根本的に変化 が可能になります。」とボルボ・カー・ 初めて自動運転車が日常の利用条件 クルマが、大きな進化を遂げようとしています。 ボルボのホームタウン、 「ドライブ・ミー」は 100 台の自動運 Volvo Fut ure Safet y していくことによるカーライフの姿を グループ技術スペシャリストであるエ 下で走ることは、われわれの技術の 検証することで、自動運転による社会 リック・コーリンは語ります。 「ドライ リーダーシップと、どこよりも早く自 への利益を明らかにするという目的 ブ・ミー」プロジェクトのユニークな 動 運 転 車 を 完 成 さ せ ると い うス Drive Me を持っています。 点は、立法府の議員、運輸担当の行 ウェーデンの意気込みをはっきりと S E L F - D R I V I N G C A R S F O R S U S TA I N A B L E M O B I L I T Y 政機関、市、自動車メーカー、最終的 示すことになります。」とエリック・ な顧客というキープレイヤーがすべ コーリンは話します。 無人の 自動運転で、駐車 スウェーデンでは、携帯電話の アプリを使用して、駐車場に自 動 駐 車する技 術 も発 表されて います。 この技術では、ドライバ ーが乗車していなくても、車が センサーを使用して自動的に駐 車場の空きを見つけて駐車する ことができます。 また、再び出か ける際には、自動でドライバー の前まで車が迎えに来ます。 45 Volvo Safety History Volvo Safety Awards (1975年以降) "Cars are driven by people. The guiding principle 2000 •デュアルモード・エアバッグ ボルボが受賞したセーフティ・アワードの数々。 •SIPSバッグが最も重要な自動車製品のひとつに behind everything we make at Volvo therefore, •チャイルド・シート用ISO FIX対応アタッチメント それは安全な車づくりへの期待の大きさだと、 選出される (カナダ) is - and must remain - safety." •ボルボ・セーフティ・センター ボルボは考えます。 1995 •SIPSバッグに対しパウル・ピーチュ賞 Assar Gabrielsson & Gustav Larson 1927. 2001 •ボルボ・セーフティ・コンセプト・カー 「車は人によって運転され、使用される。 したがって ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない。」 ボルボ創業者 A. ガブリエルソン & G. ラーソン (Paul-Pietsch-Preis) (ドイツ) 2002 •コンパティビリティ配慮のロア・クロスメンバー 1975 •Velocidad誌(スペイン) •事故調査隊隊長ハンス・ノーリン、 スウェーデン・ •RSC(ロール・スタビリティ・コントロール) セーフェスト・カー・オブ・ザ・イヤー賞 ストックホルム王立学会より医学博士号 •横転保護システム(ROPS)の改良 •安全設計(昼間走行用ヘッドライト、 •IIHSがヘッドレストの安全性が最も高いと認めた •妊婦型バーチャル衝突ダミーの「リンダ」採用 ダブルトライアングルブレーキングシステム)に対し 5車種のうち (164車種対象) ボルボが3車種を占める 1944 •セーフティケージ構造 2003 •特許取得の新フロント構造を考案し、 スウェーデン自動車クラブMより金メダル •ボルボ850が最も安全な車として 衝突の衝撃を緩和 •Ralph H.Isbrandt賞(最も優れた技術論文に ADAC(ドイツ・モータリング協会)から表彰される 1954 •フロントウインドーデフロスター •インテリジェント・ドライバー・インフォメーション・ 贈られる賞)/SAE(全米自動車技術者協会) •ボルボ850、940、950がそれぞれのクラスで 1956 •フロントウインドーシールドウォッシャー システム(IDIS) をボルボS40およびV50に採用 1976 •NHTSA(全国高速道路安全局/アメリカ) より 最も安全な車として 1957 •フロント2点式(ショルダー) シートベルト •リアシートベルト非装着警告灯 クラス別最優秀セーフティ・カー賞 アメリカ高速道路損害データ協会から表彰される 1958 •リア2点式(ショルダー) シートベルト •バンコクのボルボ交通事故調査隊を編成 •国際基準をはるかに超えた安全設計に対し 1997 •欧州新車評価機関(EURO NCAP)が実施した 1959 •3点式フロントシートベルト 2004 •ブラインドスポット・ ドン・セーフティ・トロフィー(イギリス) 衝突安全テストにおいてボルボS40が 1960 •衝撃吸収インストルメントパネル インフォメーション・システム(BLIS) 1977 •3点式シートベルトの開発に対しIAATM賞 トップの評価を受ける 1965 •ブレーキ倍力装置および油圧制御装置 •撥水ガラス •S40&V40シリーズに対し 1966 •リア・デフロスター 2005 •ドア内蔵型 インフレータブル・カーテン (C70用) 1979 •シートベルトの先駆的研究・開発に対し マイケル王子ロード・セーフティ賞 •ダブルトライアングルブレーキ 2006 •ブレーキサポート機能付追突警告機能 1998 •ボルボS80のWHIPSに対し •クランプルゾーン (衝撃吸収前後ボディ構造) ® (低速用追突回避・ •「CITY SAFETY 」 1980 •事故調査からのフィードバックによる 「Smart Car Award」 (スウェーデン) •ルーフ内部にロールオーバー・バー装備 軽減オートブレーキ・システム) を発表 •米国新車評価プログラム(NCAP)が実施した •強化合わせガラス (事故と交通医学国際協会/オーストラリア) NHTSA安全賞 安全運転設計に対しNHTSA安全賞 1967 •リア3点式シートベルト装備 2007 •2段階調整式インテグレーテッド・ 1984 •より安全な車をめざす研究開発に対しISATA賞 衝突安全テストでボルボS70が最高評価を受ける 1968 •フロントヘッドレスト装備 チャイルド・クッションと延長された •欧州新車評価機関(EURO NCAP)が実施した 1969 •フロント3点式シートベルトに IC(インフレータブルカーテン)、 1985 •ドイツ特許登録機関(西ドイツ)が 側面衝突安全テストでボルボS70が そして子供の為に最適化されたフォースリミッター ボーリンのシートベルト特許を、ベンツ、エジソン、 最高評価を受ける 1971 •シートベルト非装着警告灯(運転席側) •異なるグレードの高硬度鋼を ディーゼルとともに「人類に大きく貢献した 1999 •アメリカ運輸省道路交通安全局(NHTSA)の 1972 •リア3点式シートベルトに 使用した新しい、 より頑強な側面構造 8つの最も重要な発明」に選定 側面衝突安全評価テストでボルボS80が運転席、 イナーシャリール装備 •ドライバー・アラート・コントロールと 1987 •「クラッシュセーフティ」の研究に対し •後部座席の両方で史上初の最高評価を受ける •チャイルド・シートの販売 レーン・デバーチャー・ウォーニングを含む、 2000 •ボルボ・セーフティセンターに対し •チャイルドセーフティロック装備(リア) イナーシャリール装備 (国際自動車技術自動化シンポジウム/イタリア) NHTSA安全賞 ドライバー・アラート・システム 1989 •メカニカル・シートベルト・プリテンショナーに対し マイケル王子ロード・セーフティ賞(イギリス) 1973 •サイド・ドアプロテクションバーの装備 •アルコガード マイケル王子ロード・セーフティ賞(イギリス) •IIHSが実施した正面衝突安全テストで 1974 •衝撃吸収式ステアリングの装備 ® 2008 •「CITY SAFETY 」をXC60に搭載 •ボルボ740が103車種のうちの最も安全な車として ボルボS80が最高評価(中型高級車部門) を受ける •衝撃吸収式バンパーの装備 •ビジョン2020 : 2020年までに IIHS(米国自動車保険協会/アメリカ)から •欧州新車評価機関が実施した衝突安全テスト •ヘッドライトウォッシャーワイパー 新しいボルボ車において、交通事故による 表彰される (Euro NCAP) でボルボS80が最高評価を受ける 1975 •デイ・ランニングライトの装備 死亡者や重傷者をゼロにする計画を発表 •ボルボの研究員ニルス・ボーリン •NHTSAが実施した正面衝突安全テスト 2009 •幼児と12歳以下の子供向けの 安全衛生栄誉殿堂(アメリカ)入り (US NCAP) でボルボS80が運転席、 1978 •チャイルドクッション装備 新しい乗員拘束システム 1990 •インテグレーテッド・チャイルド・クッションに対し 助手席の両方で最高評価を受ける 1982 •シート下部にサブマリニング現象防止構造 ® •「CITY SAFETY 」認可取得、国内初導入 マイケル王子ロード・セーフティ賞(イギリス) 2001 •セーフティ・コンセプト・カー(SCC)がイギリスの •ドア警告灯 (衝突回避の為に完全停止する •リア・センターシートの3点式シートベルトと 「マイケル王子ロード・セーフティ賞」 •リアフォグランプ オートブレーキとして日本初) インテグレーテッド・チャイルド・クッションに対し および「オートカー・デザイン賞」を受賞 •広角ドアミラー Autocar&Motor誌の安全賞(イギリス) 2002 •セーフティ・コンセプト・カー(SCC)が •後輪車軸前の燃料タンクの配置 •「HUMAN SAFETY 」 1984 •ABS(アンチロック・ブレーキングシステム) (歩行者検知機能付追突回避・ 1991 •ボルボ240ワゴンがアメリカ市場で 米国オートモーティブニュースの 1985 •ETC(電子式トラクションコントロール) 軽減フルオート・ブレーキシステム) を発表 最も安全な車としてIIHSから表彰される 「2002年コンセプトカー・オブ・ザ・イヤー」を 1986 •ハイマウントストップランプ ® 2010 •「HUMAN SAFETY 」をS60に採用 •Prevention Magazine誌(アメリカ) で、 受賞し、 スミソニアン博物館に授与され、 1987 •エアバッグ(運転席) ® 2011 •「HUMAN SAFETY 」を国内導入、S60/ 最も安全な輸入車と表彰される 永久コレクションとなる 1989 •シートベルト・プリテンショナー V60/XC60/V70/XC70/S80に採用 1992 •SIPS安全設計に対し •ニューヨークモーターショーに参考出展された 1990 •リアセンター3点式シートベルト/ ® •「CITY SAFETY 」をS60/V60/XC60/ スウェーデン自動車クラブMより金メダル XC90のロール・スタビリティ・ V70/XC70/S80に標準装備 •紫外線ヘッドランプの研究開発に対し コントロール(RSC) システムが マイケル王子ロード・セーフティ賞 「世界交通安全シンポジウム・ マニュファクチャラーズ賞」を受賞 インテグレーテッド・チャイルド・クッション ® 1991 •SIPS:Side Impact Protection System 2012 •歩行者エアバッグを発表、V40に採用 (側面衝撃吸収システム) ® •「HUMAN SAFETY 」装着車の累計販売台数が •第二回世界交通安全会議安全賞 •シートベルト自動高さ調整機構 日本国内で1万台を突破。 (アメリカ/ニューヨーク) 2004 •ボルボ社がイギリスの保険自動車保安賞(BICSA)の •TRACS(トラクションコントロールシステム) ® 2013 •「CITY SAFETY 」の作動速度域を 1993 •SIPSバッグに対しマイケル王子 ベスト・マニュファクチャラー賞を受賞 1992 •助手席エアバッグ 時速50kmに拡大。 •ボルボ社が北京モーターショーにおいて安全性で 1994 •SIPSバッグ(サイドエアバッグ) •「HUMAN SAFETY 」に「サイクリスト検知機能」を採用。 1994 •SIPSバッグに対しポピュラー・メカニクス・マガジン誌 最も優れた車に贈られる 1997 •ROPS(横転保護システム) •ボルボの自動ブレーキ装着車、 (アメリカ) よりデザイン&エンジニアリング賞 オート・モール・アワードを受賞 1998 •IC(インフレータブルカーテン) 世界で累計販売台数100万台を突破。 •SIPSバッグが最も重要な科学・ 2005 •ボルボがフロスト&サリヴァン (アメリカ)の 2014 •2015年モデルより 「インテリセーフ10」を全車に標準装備。 エンジニアリングに選出される (アメリカ) •WHIPS(後部衝撃吸収リクライニング機構) 46 ® ※ここで案内されている安全装備はボルボ社安全装備開発と導入の歴史です。 実際のボルボ車への採用時期は販売する国および導入モデルによって異なる場合があります。 ロード・セーフティ賞 47 CEO(最高経営責任者)チョイス・アワードを受賞 Volvo Safety Awards 2005 •ボルボの車両安全に対する思想と業績が 2009 •Auto Hoje誌(ポルトガル) 2011 •ボルボS60がクラクション紙(ロシア)の 産業道路役員協会(イギリス) で欧州最高であるとの •パウル・ピーチュ賞(ドイツ) ゴールデンクラクション・テクニカル・ 栄誉を受ける •What Car?誌 SUVオブ・ザ・イヤー賞(イギリス) ブレークスルー賞を受賞 •ボルボがヨーロッパで最高の安全を提供している •ボルボXC60がSUVオブ・ザ・イヤー賞(チリ) •ボルボXC60がオートインドベストブランド ブランドを選定するフロスト& •ボルボXC60がGolden Klaxon アワード2011(インド)の サリヴァン・カスタマー・チョイス・アワード (アメリカ) で ベスト・クロスオーバー賞(ロシア) ベスト・セーフティ賞を受賞 ベスト・セーフティ・アワードを受賞 •FuturAuto賞(ベルギー) •マサチューセッツ工科大学/ 2006 •ボルボのBLISがオートカー・マガジン誌(イギリス) •ボルボXC60がSUV& ニューイングランドモータープレス協会(アメリカ)の オートカー・セーフティ・アワードを受賞 クロスオーバー・オブ・ザ・イヤー賞(シンガポール) ヤンキーカップ・テクノロジー・アワードを受賞 •ボルボのビルトイン・チャイルドシートが •ボルボXC60がSUV/クロスオーバー・ •ボルボXC60がAutoBild誌 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(オーストラリア) オブ・ザ・イヤー賞(アイルランド) ゴールデン・ステアリング(インド)の のドライブ・カー・オブ・ザ・イヤーで •ボルボXC60がベルギー・モーター・ テクノロジー・オブ・ザ・イヤー2010を受賞 エクセレンス・フォー・セーフティ・フューチャー賞を ジャーナリスト協会の •ボルボC30/S60/XC60/S80/XC90が 受賞 フューチャー・オート2009を受賞 米国IIHSの衝突安全テストで 2007 •ボルボの先進的な •Auto Illustrierte誌(スイス)読者調査で、 トップセーフティピック賞を受賞 デュアルモード・エアバッグ・システムが ハイ・セーフティ・スタンダード賞を受賞 2012 •ボルボS60がET Zigwheels Awards 2011 アメリカの世界交通シンポジウム賞を受賞 •ボルボXC60に標準装備されたシティ・セーフティが (インド)のオートモーティブ・テクノロジー・ •ボルボのデュアルモード・エアバッグ・システムが Paul Pietsch Award 2009を受賞(ドイツ) オブ・ザ・イヤーを受賞 ポピュラー・サイエンス・マガジン誌(アメリカ)の •ボルボXC60がAuto Hoje(ポルトガル)の •ボルボS60がバンコク国際モーターショー(タイ) で ベスト・オブ・ホワッツ・ニュー賞を受賞 イノベーション・アンド・テクノロジー賞を受賞 カー・オブ・ザ・イヤー ベストセーフティ・ •ボルボの先進的な子供用エアバッグ・システムが •ボルボがオートカー・マガジン誌(ギリシャ)の テクノロジー賞を受賞 世界交通安全シンポジウム(アメリカ) で セーフティ&テクノロジー賞を受賞 •ボルボV60がアリアンツアジア 自動車メーカー部門で最高賞を受賞 •ボルボXC60がAllianz Versicherungs社 自動車VCA賞(マレーシア)の •ボルボの画期的なパーソナル・カー・ (ドイツ) より安全賞“ジーニアス”を受賞 ベストパフォーミング・ファミリーカー賞を受賞 コミュニケーター(PCC)が、 •ボルボの3点式シートベルトが開発50周年を迎え、 •S60が米国NHTSAの イギリスの保険自動車保安賞(BICSA)の 世界交通安全シンポジウム(アメリカ) で表彰 安全性評価で史上最高評価を獲得 イノベーション・アワードを受賞 •ボルボのシティ・セーフティが •ボルボの安全技術 •ボルボの先進的な子供用エアバッグ・システムが ニュー・ビジネスカー技術者賞(イギリス) で ACC/CW/BLIS/LDW/PACにより ポピュラー・サイエンス・マガジン誌(アメリカ)の ベスト・カー・デバイス賞を受賞 高速道路上での追突リスクが最大42%まで軽減 ホワッツ・ニュー・アワード最高賞を受賞 •ボルボのシティ・セーフティが (EuroFOTによる欧州全域にわたる •ボルボのドライバー・アラート・コントロールが ドライブ・カー・オブ・ザ・イヤー(オーストラリア) で 大規模な研究で実証) スウェーデン自動車協会の ベスト・セーフティ・イノベーション賞を受賞 •ボルボS60が米国IIHSの新たな クリスマス・ギフト・タイヤ賞を受賞 •ボルボXC60がインターナショナル・ オフセット衝突テストで最高評価を獲得、 2008 •ボルボのセーフティシステムが運輸省と カー・オブ・ザ・イヤー(アメリカ) で トップセーフティピックプラス賞を受賞 全米高速道路交通安全委員会(NHTSA) (アメリカ) インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤーを受賞 •ボルボV40がユーロNCAP衝突安全テストで の交通安全達成賞を受賞 •Autoweek誌 史上最高スコアを更新 •ボルボのセーフティシステムが Innovation of the Year賞(オランダ) 2013 •ボルボXC60が米国IIHSの新たな フリート・ワールド栄誉賞2008(イギリス)の •ボルボC30/XC60/S80/XC90が オフセット衝突テストで最高評価を獲得、 技術部門で最優秀賞を受賞 米国IIHSの最新2010年安全評価で トップセーフティピックプラス賞を受賞 •ボルボのセーフティシステムがロシアの トップセーフティピック賞を受賞 •歩行者保護に関する先駆的な取り組みが 主要保険会社によるゴールデン・サラマンダー賞を 2010 •ボルボの歩行者安全技術が、 Global NCAPイノベーション賞を受賞 受賞 ベルギー・モーター・ジャーナリスト協会の •S80が米国IIHSの •ボルボXC60がWhat Car?誌(イギリス) フューチャー・オート賞を受賞 トップセーフティピックプラス賞を受賞 カー・オブ・ザ・イヤーを受賞 •東欧自動車コンテスト「AUTOBEST2010」 •ボルボXC60がL'Automobile Magazine誌 (ロシア) でセーフティ・ベスト賞を受賞 (フランス)のイノベーション・ •ボルボのシティ・セーフティが フォー・セーフティ賞を受賞 欧州新車評価機関(Euro NCAP)の •自動車安全研究所セントロ・サラゴサ アドバンスド・リワード2010を受賞 (スペイン、ポルトガル) •ボルボの歩行者検知システムが •Auto Trophy(ドイツ) Årets bil i Danmark 2011(デンマーク)の •L'Automobile Magazine誌(フランス) 特別賞を受賞 •Autocar誌(ギリシャ) •ボルボXC60がIfeng.Com(中国)の •Thatcham Fleet World Honours賞 (UK) ベスト・セーフティ・オブ・ザ・イヤー2010を受賞 •米国高速道路交通安全局(NHTSA) •ボルボS80が上海モーニングポスト紙(中国)の Traffic Safety スター・オブ・セーフティ賞を受賞 Achievement Award賞(アメリカ) •ボルボC30/XC60/S80/XC90が •Auto Reveu賞(オーストリア) 米国IIHSの衝突安全テストで トップセーフティピック賞を受賞 48 ボルボのすべては、 あなたのためにデザインされています。 ボルボのクルマづくり。それはまずあなたを思い浮かべることから始められます。 ライフスタイル、美意識、家族や社会への責任、そして思い描く夢 ―。 なによりも「人」を尊重する、それはボルボの創業以来の伝統であり、 決して揺らぐことのない哲学、だからこそ、意匠、設計、製造、 セールス、サービスすべてにおいて、あなたを中心に発想する。 それは、私たちにとって、変えることがあってはならない姿勢なのです。 あなたのために。それはまず、優れた機能と美を、エレガントに融合させる スカンジナビアン・デザインに、感じ取っていただけるでしょう。 羨望の眼差しを集める、先進的でエモーショナルなエクステリア。 最高の素材と仕上げで、上質な時を演出するインテリア。 それは、比類なきモダン・スカンジナビアン・ラグジュアリーの世界です。 そして、研ぎ澄まされたドライビングプレジャー。 直感的で扱いやすいテクノロジーと研ぎ澄まされたドライビング・ダイナミズムは、 あなたに走る歓びを心から満喫させてくれることでしょう。 センサスに代表される、運転しやすく快適な操作性。 優れたエネルギー効率を誇るエンジンと未来を見据えた環境への配慮。 すべては、 ステアリングを握るあなたのためのものです。 常に進化を続け、世界をリードする、 ボルボならでは“IntelliSafe”。 もはや伝統とも言える耐久性や生産品質は、語るに及びません。 オーナーでしか実感できない、所有するという歓びと価値を、 ボルボは、あなたに提供します。 Designed around your life それは、ボルボから「あなた」への約束です。 50 3 ※掲載装備、機能の設定(標準装備、メーカーオプション、アクセサリー)はモデルによって異なります。詳しくは、ボルボ・ディーラーにお問い合わせください。 volvocars.jp ◦写真はボルボ・コンセプト・エステート
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