アントワンの式による気液平衡関係推算方法(Microsoft EXCELを利用)

アントワンの式による気液平衡関係推算方法(Microsoft EXCEL を利用)
※注意:以下の文章ならびに表にある[分圧]は,すべて[単独の蒸気圧]と置き換えること!!
① 第1・第2成分のアントワン定数を定義する。
② 温度・液相のモル分率 x1, x2・第1&第2成分の分圧 p1, p2・全圧 P・気相のモル分率 y1, y2 の欄を
作り、液相のモル分率 x1 を入力する。なお、x2=1−x1 とする。
③ 第1・第2成分の分圧 p1,p2 の列にアントワンの式(P=10(A-(B/(C+t))) )を入力し、全圧を得るための
式も作成する・・・・・[注]アントワン定数は絶対セル指定(例えば n-Heptane のアントワン定数 A
は、$B$3 と指定)する。つまり E7 のセルには、=10^($B$3-($C$3/($D$3+A7))) を入力する。
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④ ツールバーメニューより、[ツール]→[ゴールシーク]の順に選択する。
⑤ ゴールシーク機能のウインドウが表示されたならば、[数式入力セル]を全圧のセル(この例では
F7)、また[変化させるセル]を温度のセル(この例では A7)、そして「目標値」を操作圧力(実験時
の大気圧・・・この例では 760[mmHg])とし、OK ボタンをクリックする。
⑥ 計算結果が収束すると、右図のようなウィンドウが表示
される。正しければ OK をクリックする。すると、[温度]
のセル(この例では A7)に気液平衡状態における温度
が自動的に表示される。
⑦ 気相のモル分率は、液相のモル分率と分圧との積を、全圧で除すことで求まる。
⑧ 各液相モル分率について、x1 を入力し、上記④〜⑦の操作を繰り返し行い、各液相成分におけ
る平衡温度ならびに気相成分を求め、x−y 線図を作成し、階段作図に供する。
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