純売上高が10.1%増、事業純利益1が4.1%増(CER:為替レート変動の

PRESS RELEASE
本資料は、サノフィ(フランス、パリ)が11月3日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集し、
11月11日に配信するものです。本資料の正式言語はフランス語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。
フランス本社は、2011年5月6日付でサノフィ・アベンティスからサノフィに社名変更しました。
日本語で承認されている主な製品名および一般名についてはカタカナ表記をしています。
純売上高が10.1%増、事業純利益1が4.1%増(CER:為替レート変動の影響を除く2)
-成長プラットフォーム、ジェンザイム社の買収、コスト削減が業績を牽引-
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
(調整前)
前年同期比
(CER)
2011 年度
年初から 9 カ月間
前年同期比
(調整前)
前年同期比
(CER)
純売上高
€8,753m
+5.0%
+10.1%
€24,881m
+1.4%
+4.1%
事業純利益 1
€2,398m
-3.0%
+4.1%
€6,718m
-8.9%
-6.3%
€1.79
-5.3%
+1.6%
€5.09
-9.9%
-7.3%
1 株当たり事業利益 1
当グループの業績をわかりやすく示すため、損益計算書について説明します。事業純利益 1 は、GAAP(一般会計原則)に調整を
加えた財務指標です。2011 年度年初から 9 カ月間の連結損益計算書については、付録 7 に記載しています。事業純利益から連
結純利益への調整については、付録 6 に記載しています。2011 年度年初から 9 カ月間の連結純利益は、前年同期の 50 億
3,000 万ユーロに対し、42 億 5,400 万ユーロでした。2011 年度年初から 9 カ月間の連結 1 株当たり利益は、前年同期の 3.85
ユーロに対し、3.23 ユーロでした。
グループの 2011 年度第 3 四半期業績について、サノフィ最高経営責任者(CEO)のクリストファー・A・ヴィーバッハーは、
「第 3 四半期に売上高と利益が回復し、当社が特許失効の危機を少しずつ克服する上で重要な節目となりました。ジェンザ
イム社の統合は順調に進行しています。成長プラットフォーム 3 は、今期も 2 桁成長を達成し、ジェネリック医薬品による売上
の侵食を上回りました。研究開発においては 5 つの新製品に関する申請を行い、また、厳格なコスト管理についても引き続き
大きな進展を達成しています」と述べています。
2011 年度第 3 四半期の業績

総売上高 4 は、10.1%増 5 の 87 億 5,300 万ユーロ。ジェンザイム社を除くと、ジェネリック医薬品との競合に
よって 4 億 7,100 万ユーロの売上高が失われたにもかかわらず、前年同期並み

成長プラットフォームは、糖尿病領域、ワクチン事業、コンシューマー・ヘルスケア事業の好業績を受けて
11.1%増(新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンを除く)。成長プラットフォームとジェンザイム社が総売上高
に占める割合が 68.5%に

Lantus®(ランタス)が 14.6%の売上高伸長を達成した米国と 23.4%の売上高伸長を達成した新興市場 6 の好
業績に牽引され、糖尿病領域の売上高が 12.4%増



米国での季節性インフルエンザワクチンの堅調な需要と早期出荷を反映し、ワクチン領域が 16.7%増

ジェンザイム社の売上高は 6.9%7 増の 7 億 6,800 万ユーロ
新興市場 6 の売上高は、6.8%増(ジェンザイム社を含めると 12.0%)の 25 億 6,500 万ユーロ。BRICs 諸国の
売上高は、20.2%増(ジェンザイム社を含めると 24.2%)
コンシューマー・ヘルスケア事業は、米国での Allegra®(アレグラ)OTC の順調な発売(4,300 万ユーロ)に支え
〒 163-1488 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 3-20-2 東 京 オ ペ ラ シ テ ィ タ ワ ー
www.sanofi-aventis.co.jp
サノフィ・アベンティスは、サノフィ・グループの一員です
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られ、20.3%増の 6 億 6,500 万ユーロの売上高を計上

メリアル社の売上高は、米国での Frontline® Plus(フロントライン プラス)のジェネリック医薬品との一時的な競
合の影響により、5.2%減の 4 億 7,000 万ユーロ

1 株当たり事業利益 1 は、複数の独占権失効の影響にもかかわらず、1.6%増(為替レート変動の影響を除く)の
1.79 ユーロ
今後の見通し

以下のとおり最近 5 つの新製品に関する申請を行いました:EU において Lyxumia® (一般名:
lixisenatide(リキシセナチド))、米国で AubagioTM (一般名:teriflunomide)と ZaltrapTM (一般
名:aflibercept)、米国と EU で Visamerin®/Mulsevo® (一般名:semuloparin)、および EU で
KynamroTM(一般名:mipomersen)を申請しました

グループは、重大な予期せぬ要因が発生しない限り、2011 年度 1 株当たり事業利益 1 を前年度 8 と比
較し 2%~5%減と予測しています(為替レート変動の影響を除く)。
(1)財務指標の定義は付録 8 を参照 (2)為替レート変動の影響を除く (3)付録 4 を参照 (4)特に指定のない限り、純売上高の増加は為替
レート変動の影響を除いて(CER)算出(定義は付録 8 を参照) (5)2010 年度第 3 四半期のデータには、連結されたメリアル社の売上高(5
億 1,800 万ユーロ)が含まれる (6)定義は 8 ページを参照 (7)グループ構成の変動要因と為替レート変動の影響を除く (8)7.06 ユーロ
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2011年度第3四半期および年初から9カ月間の純売上高
特に指定のない限り、当プレスリリースの売上高伸長データは為替レート変動の影響を排除して1算出しています。
2011 年度第 3 四半期における純売上高は、前年同期比(調整前)5.0%増の 87 億 5,300 万ユーロとなりました。為
替レートの変動(主にユーロ/米ドルレートの悪化)により、5.1 ポイントの悪影響を受けました。新興市場のさまざまな
通貨(特にベネズエラ・ボリバルとトルコ・リラ)も悪影響を受けました。為替レート変動の影響を排除し、グループ構成
の変更(特に、4 月 1 日付でジェンザイム社を連結したこと)を考慮した場合、純売上高は 10.1%の増加となりました。
2011 年度年初から 9 カ月間の純売上高は、前年同期比(調整前)1.4%増の 248 億 8,100 万ユーロでした。為替
レートの変動により、2.7 ポイントの悪影響を受けました。対ユーロで米ドル安、ベネズエラ・ボリバル安、およびトル
コ・リラ安となったため、日本円とオーストラリア・ドルの好影響が減少しました。為替レート変動の影響を排除し、グ
ループ構成の変更(特に、4 月 1 日付でジェンザイム社を連結したこと)を考慮した場合、純売上高は 4.1%の増加と
なりました。
成長プラットフォーム(付録4を参照)
第 3 四半期にグループの成長プラットフォームは 10.4%増(新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売上高を
除くと 11.1%増)となりました。ジェンザイム社を含めると、グループの成長プラットフォームが連結売上高に占める割
合は、前年同期の 60.2%から増加し 68.5%となりました。年初から 9 カ月間については、成長プラットフォームとジェ
ンザイム社が連結売上高に占める割合は、前年同期の 56.4%に対して 64.5%でした。成長プラットフォームの年初
からの売上高は、新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売上高を除くと 11.9%増となりました。
医薬品事業
第 3 四半期における医薬品事業の純売上高は、ジェンザイム社(2011 年 4 月 1 日付で連結)の好影響(7 億
6,800 万ユーロ)に加え、米国での Lovenox®、Ambien® CR、および Taxotere®(タキソテール)、EU での Plavix®
(プラビックス)と Taxotere®(タキソテール)のジェネリック医薬品との競合、ならびに米国の医療制度改革と EU の緊
縮措置の影響を反映し、10.0%増の 69 億 4,000 万ユーロとなりました。2011 年の年初からの純売上高は、5.5%増
の 206 億 7,000 万ユーロでした。
主力製品 9
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2011 年度
年初から 9 カ月間
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
968
+14.6%
2,862
+14.1%
53
+22.2%
155
+24.2%
517
+3.8%
1,511
-4.5%
Lovenox
494
-12.7%
1,613
-26.1%
®
314
-5.6%
977
-2.1%
310
+179.2%
746
+182.9%
186
-64.8%
772
-54.1%
66
+52.2%
197
+88.1%
141
+256.1%
(単位:100 万ユーロ)
Lantus® (ランタス)
®
Apidra (アピドラ)
®
Plavix (プラビックス)
®
Aprovel
Eloxatin
®
®
Taxotere (タキソテール)
Multaq
®
Jevtana
1
9
®
45
+14.6%
財務指標の定義は付録 8 を参照
製品別連結純売上高の地域的分布は付録 2 を参照
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Cerezyme® (セレザイム)
141
+7.0%*
307**
+29.9%*
101
+27.2%*
200**
+34.5%*
135
+6.7%*
272**
+10.5%*
80
+11.3%*
169**
+14.5%*
®
Myozyme (マイオザイム)
/ Lumizyme®
®
Renagel /Renvela
(レナジェル)
®
®
Synvisc (サイビスク)
糖尿病領域
糖尿病領域の第 3 四半期の純売上高は、Lantus®(ランタス)が米国(14.6%増の 5 億 8,000 万ユーロ)と新興市場
(23.4%増の 1 億 4,900 万ユーロ)で大幅に伸長したことを反映し、12.4%増の 11 億 6,100 万ユーロとなりました。
西欧諸国での Lantus® (ランタス)の売上高は、7.1%増の 1 億 8,200 万ユーロとなりました。第 3 四半期に、
Lantus® SoloSTAR®(ランタス注ソロスター)は、2009 年度第 4 四半期と比較して 14.9 ポイント増加し、米国におけ
る Lantus®(ランタス)の売上高全体の 47.2%を占めました。Lantus®(ランタス)は、日本でも堅調な成長を維持しま
した(15.1%増)。新興市場では、最大の地方市場である上海(2010 年 12 月)と北京(2011 年 7 月)で保険償還制
度に組み入れられたことの好影響を受け、中国で Lantus®(ランタス)の売上高が倍増(103.5%増)しました。中南米
では、Lantus®(ランタス)の売上高が 31.4%増となりました。Lantus®(ランタス)の年初からの売上高は、14.1%増の
28 億 6,200 万ユーロとなりました。
超速効型インスリンアナログ製剤である Apidra®(アピドラ)の第 3 四半期純売上高は、22.2%増の 5,300 万ユーロ
となりました。米国での売上高は、新たな営業アプローチの好影響を反映し、40%増の 2,000 万ユーロとなりました。
年初からの Apidra®(アピドラ)の純売上高は、24.2%増の 1 億 5,500 万ユーロとなりました。Apidra®(アピドラ)3mL
カートリッジの一時的な不足により、一部市場では 2012 年初頭まで供給に影響が生じるおそれがあります。Apidra®
(アピドラ)バイアルには影響はありません。
Amaryl®(アマリール)は、新興市場で 10.9%増を達成したにもかかわらず、日本でのジェネリック医薬品との競合を
受けて 7.4%減の 1 億 600 万ユーロとなりました。Amaryl®(アマリール)の年初からの売上高は、7.6%減の 3 億
2,300 万ユーロでした。
糖尿病領域の年初からの売上高は、11.8%増の 34 億 4,200 万ユーロでした。
がん領域
Eloxatin®の第 3 四半期純売上高は、米国で売上高が十分に回復した(前年同期の 5,600 万ユーロに対して 2 億
4,500 万ユーロ)ことを反映し、179.2%増の 3 億 1,000 万ユーロとなりました。同製品の年初からの純売上高は、
182.9%増の 7 億 4,600 万ユーロでした。9 月、米国ニュージャージー州地方裁判所は、Eloxatin®特許訴訟の判決
から生じた契約紛争に関してサノフィ米国法人を支持し、Sun Pharmaceuticals 社に不利な判決を下しました。Sun
Pharmaceuticals 社はこの判決に異議を唱えていますが、これにより、米国市場における Eloxatin® の独占権が
2012 年 8 月 9 日まで保護されることになります。
予想していたとおり、Taxotere®(タキソテール)の第 3 四半期純売上高は、米国(85.3%減の 2,700 万ユーロ)と西
欧諸国(78.4%減の 4,100 万ユーロ)でのジェネリック医薬品による売上の侵食を反映し、64.8%減の 1 億 8,600 万
ユーロとなりました。Taxotere®(タキソテール)の年初からの売上高は、54.1%減の 7 億 7,200 万ユーロでした。
Taxotere®(タキソテール)の米国と西欧諸国以外の期中売上高は、3 億 7,700 万ユーロでした。
Jevtana®の第 3 四半期純売上高は、4,500 万ユーロとなりました。米国での売上高は 2,600 万ユーロ、西欧諸国
での売上高は 1,500 万ユーロでした。Jevtana®の販売は現在、ほとんどの西欧諸国で進められています。Jevtana®
の年初からの売上高は、1 億 4,100 万ユーロでした。
*
**
グループ構成の変動要因と為替レート変動の影響を除く
2011 年 4 月 1 日以降の純売上高
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Plavix®(プラビックス)/Iscover®の世界的プレゼンス 1
第 3 四半期における Plavix®(プラビックス)の世界的プレゼンスは、6.5%増の 17 億 3,800 万ユーロとなりました。
米国の売上高(ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(以下、BMS 社)に連結)は、9.0%増の 11 億 8,500 万ユーロとな
りました。Plavix® (プラビックス)は、日本と中国で当期も好業績を達成し、売上高はそれぞれ 20.1%増の 1 億
6,200 万ユーロ、28.5%増の 7,200 万ユーロとなりました。欧州では、ジェネリック医薬品との競合により、21.0%減の
1 億 4,300 万ユーロとなりました。年初から 9 カ月間における Plavix®(プラビックス)の世界的プレゼンスは、6.1%増
の 52 億 4,000 万ユーロとなりました。年初から 9 カ月間における日本と中国での売上高は、それぞれ 23.0%増の
4 億 6,300 万ユーロ、29.1%増の 2 億 300 万ユーロでした。2011 年 10 月 18 日、Apotex 社に対する Plavix®(プ
ラビックス)特許侵害訴訟の損害賠償金段階において、米国上訴裁判所は、サノフィと BMS 社に対する 4 億 4,220
万ドルの損害賠償金を支持しました。
Plavix®(プラビックス)/Iscover®の世界的プレゼンス:地域的分布
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2011 年度
年初から 9 カ月間
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
欧州
143
-21.0%
445
-31.3%
米国
1,185
+9.0%
3,600
+11.1%
410
+11.9%
1,195
+12.7%
1,738
+6.5%
5,240
+6.1%
(単位:100 万ユーロ)
その他
合計
Aprovel®/Avapro®/Karvea®/Avalide®の世界的プレゼンス 1
第 3 四半期における Aprovel®の世界的プレゼンスは、Losartan のジェネリック医薬品が普及していることの影響を
受けて、15.2%減の 4 億 3,400 万ユーロとなりました。年初から 9 カ月間における Aprovel®の世界的プレゼンスは、
11.0%減の 13 億 8,400 万ユーロとなりました。新興市場における同製品の連結売上高は、当期に 8.6%増の 2 億
7,600 万ユーロとなりました。
Aprovel®/Avapro®/Karvea®の世界的プレゼンス:地域的分布
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2011 年度
年初から 9 カ月間
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
欧州
207
-9.6%
627
-12.8%
米国
86
-28.5%
295
-21.0%
その他
141
-12.5%
462
+0.2%
合計
434
-15.2%
1,384
-11.0%
(単位:100 万ユーロ)
その他の医薬品
Lovenox®の第 3 四半期純売上高は、米国におけるジェネリック医薬品との競合の影響(42.4%減の 1 億 3,300 万
ユーロ)を受けて、12.7%減の 4 億 9,400 万ユーロとなりました。Lovenox®は、米国以外では堅調な業績を維持し、
西欧諸国では 8.7%増の 1 億 9,900 万ユーロ、新興市場では 11.6%増の 1 億 3,700 万ユーロの売上高を計上し
ました。Lovenox®の年初からの売上高は、26.1%減の 16 億 1,300 万ユーロでした。米国以外で計上された売上高
は、8.3%増の 10 億 9,800 万ユーロであり、Lovenox®の売上高全体の 68.1%を占めました。2011 年 9 月、米国食
品医薬品局(FDA)は、Amphastar Pharmaceuticals 社によるエノキサパリンを承認しました。10 月、サノフィは、
ジェネリック医薬品事業のウィンスロップ社を通じて、米国で Lovenox®のオートジェネリック医薬品を発売しました。
1
財務指標の定義は付録 8 を参照
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Multaq®の第 3 四半期純売上高は、6,600 万ユーロであり、そのうち 4,600 万ユーロが米国で、1,700 万ユーロが
西欧諸国で計上されました。Multaq®の年初からの売上高は、1 億 9,700 万ユーロでした。9 月に、欧州医薬品庁
(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、審査に従って修正した Multaq®の適応症において、その対象として新たに定
義された発作性および持続性心房細動患者の治療ベネフィットがリスクを上回ることを確認しました。Multaq®は、発
作性または持続性心房細動の見られる臨床的に安定した成人患者において電気的除細動が成功した後の洞調律
維持を適応とします。安全性プロファイルを考慮し、Multaq®は、必ず代替療法を検討した後で処方し、左心室収縮
期機能不全が見られる患者や、現在心不全がある、あるいは心不全の既往歴がある患者に投与してはなりません。
現在、Multaq®のベネフィット/リスク評価が他の規制当局によって進められています。
Ambien®ファミリーの第 3 四半期純売上高は、米国における Ambien® CR のジェネリック医薬品との競合(米国に
おける Ambien® の売上高は 81.0%減)により、43.6%減の 1 億 2,100 万ユーロとなりました。日本における
Myslee®(マイスリー)の第 3 四半期売上高は、7.3%増の 6,900 万ユーロでした。Ambien®ファミリーの年初からの
売上高は 3 億 5,300 万ユーロであり、そのうち 6,400 万ユーロが米国での Ambien® CR によるものです(米国での
Ambien® の売上高は 82.5%減)。日本における Myslee® (マイスリー)の年初からの売上高は、9.5%増の 1 億
9,800 万ユーロとなりました。
処方薬としての Allegra®(アレグラ)の第 3 四半期純売上高は、1 億 300 万ユーロであり、そのうち 7,500 万ユーロ
(4.0%増)が日本で計上されました。米国では、Allegra®(アレグラ)は 2011 年 3 月に OTC 市場へ移行しました(売
上高はコンシューマー・ヘルスケア事業に計上)。Allegra®(アレグラ)の年初からの売上高は、4 億 3,800 万ユーロ
であり、そのうち 80%(25.8%増の 3 億 4,900 万ユーロ)が日本で計上されました。
Copaxone®の第 3 四半期純売上高は、2010 年度第 4 四半期に一部の国(特に英国)で共同販促契約が終了し
たことを反映し、6.4%減の 1 億 1,700 万ユーロとなりました。同製品の年初からの売上高は、10.1%減の 3 億
5,000 万ユーロでした。
ジェンザイム社 10
前年同期比
前年同期比
(単位:100 万ユーロ)
®
Cerezyme (セレザイム)
Myozyme® (マイオザイム)/
Lumizyme®
Fabrazyme®
(ファブラザイム)
Renagel® (レナジェル)
/Renvela®
®
Synvisc (サイビスク)
ジェンザイム社合計
2011 年度
(グループ構成の変動
2011 年
(グループ構成の変動
第 3 四半期
要因と為替レート変動の
4 月 1 日以降の
要因と為替レート変動の
純売上高
影響を除く)
純売上高
影響を除く)
141
+7.0%
307
+29.9%
101
+27.2%
200
+34.5%
32
+24.9%
62
+14.0%
135
+6.7%
272
+10.5%
80
+11.3%
169
+14.5%
768
+6.9%
1,564
+11.5%
ジェンザイム社は、第 3 四半期に前年同期比 6.9%増の 7 億 6,800 万ユーロの売上高を計上しました。
Cerezyme®(セレザイム)の第 3 四半期純売上高は、7.0%増の 1 億 4,100 万ユーロでした。期中に製品の供給量
が低下したことにより、四半期売上高に影響が生じました。
10
従来、ジェンザイム社に含まれていた範囲。ジェンザイム社の売上高伸長は、グループ構成の変動要因と為替レート変動の影響を排
除して算出
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Myozyme®(マイオザイム)/Lumizyme®の純売上高は、27.2%増の 1 億 100 万ユーロとなりました。第 3 四半期の
伸長は、米国で Lumizyme®が今期も成長を維持し、全地域で売上高が増加したことによるものです。
第 3 四半期の Fabrazyme®(ファブラザイム)の純売上高は、前年同期比 24.9%増の 3,200 万ユーロとなりました。
この増加は、前年同期と比較して同製品の供給量が改善したことによるものです。
Renvela®/Renagel®(レナジェル)の第 3 四半期売上高は、6.7%増の 1 億 3,500 万ユーロでした。第 3 四半期の
伸長は、引き続き米国で市場占有率が拡大して、9 月時点で史上最高の 53.1%を記録し、欧州において、特に慢
性腎炎疾患で Renvela®が採用されたことによるものです。
Synvisc®(サイビスク)/Synvisc One®の純売上高は、米国と日本での継続的な伸長により、11.3%増の 8,000 万
ユーロとなりました。
ジェンザイム社は 10 月上旬、Cerezyme®(セレザイム)の生産性が一時的に低下し、製品出荷判定プロセスおよび
手続きが変更されたことにより、Cerezyme®(セレザイム)の出荷までにかかる時間が全体的に長くなったことを発表
しました。これらの変更により、ジェンザイム社は、2011 年 10 月から 2012 年 1 月まで、世界的に供給割り当てを一
時的に減らさざるを得なくなりました。ジェンザイム社では、2012 年 2 月以降は Cerezyme®(セレザイム)の供給見
通しが改善すると予測しています。
ジェンザイム社は、Fabrazyme®(ファブラザイム)について、2011 年を通じ、減量した投与量にて、現在の患者さん
に安定供給を続けています。既存患者さんと新規患者さんのために、Fabrazyme®(ファブラザイム)の通常の供給レ
ベルを回復するには、フラミングハムにあるジェンザイムの新しい生産施設での追加生産が必要です。同社は、過去
数カ月間にわたり、フラミングハムで生産した Fabrazyme®(ファブラザイム)を患者さんに供給するために薬事マイ
ルストーンを達成することを目指し、大きな進展を遂げました。これまでの進展により、2012 年度第 1 四半期にも、フ
ラミングハムで生産した製品の供給を開始できる見込みです。通常の供給レベルを完全に回復するには、世界各国
での規制当局の承認取得と在庫の確保が必要なため、まだ時間を要します。
また、ジェンザイム社は、オールストンの生産施設でも進展を達成しており、これまでに同意判決のすべての要件を
満たすことができました。ジェンザイム社は、同意判決の要件に従い、オールストン施設におけるすべての充填・製品
化工程を停止しました。さらに、ジェンザイム社は、過去に発表したアイルランド・ウォーターフォードの生産施設の拡
張を完了しました。これにより、承認を取得し次第、同施設での充填・製品化工程の能力が 3 倍に増強されます。
コンシューマー・ヘルスケア事業
コンシューマー・ヘルスケア(CHC)事業の第 3 四半期売上高は、米国での Allegra®(アレグラ)OTC(4,300 万ユー
ロ)と、買収の好影響(主に中国の BMP Sunstone 社)に支えられ、20.3%増の 6 億 6,500 万ユーロとなりました。コ
ンシューマー・ヘルスケア事業の年初からの売上高は、25.3%増の 20 億 2,100 万ユーロとなりました。米国におけ
る Allegra®(アレグラ)OTC の年初からの売上高は、Chattem 社による処方薬から OTC 医薬品への転用を反映し、
1 億 8,600 万ユーロとなりました。
8 月、アベンティス ファーマ社(インドのサノフィ子会社)は、Universal Medicare Private 社のインドにおけるブラン
ド栄養補助製品のマーケティング・流通事業を取得する契約を締結したことを発表しました。これにより、アベンティス
ファーマ社は、インドにおける持続可能な成長戦略を進展させ、インドにおけるコンシューマー・ヘルスケアの基盤を
整えることができます。この取引は、一定の先行条件が満たされることを前提として、2011 年度第 4 四半期に完了す
る予定です。
ジェネリック医薬品事業
ジェネリック医薬品事業の第 3 四半期売上高は、米国と新興市場に牽引され、9.2%増の 4 億 1,000 万ユーロとなり
ました。新興市場の売上高は、14.4%増の中南米に支えられ、9.9%増の 2 億 6,400 万ユーロとなりました。米国の
業績(40.9%増の 2,900 万ユーロ)は、最近発売された Taxotere® (タキソテール)(売上高 2,900 万ドル)と
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Ambien® CR(売上高 1,100 万ドル)のオートジェネリック医薬品によるものです。ジェネリック医薬品事業の年初から
の売上高は、14.5%増の 12 億 5,800 万ユーロでした。
ワクチン事業
ヒト用ワクチン事業の第 3 四半期の連結純売上高は、米国での季節性インフルエンザワクチンの業績に牽引され、
16.7%増(前年同期に計上した新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売上高 3,300 万ユーロを除くと 19.9%
増)の 13 億 4,300 万ユーロとなりました。ヒト用ワクチン事業の年初からの連結純売上高は、前年同期に計上した新
型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売上高を除くと 12.7%増、新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチンの売
上高を含めると 4.7%減の 26 億 5,100 万ユーロとなりました。
季節性インフルエンザワクチンの第 3 四半期純売上高は、米国(売上高 58.1%増の 4 億 1,000 万ユーロ)での堅
調な需要と早期供給に支えられ、42.6%増の 6 億 200 万ユーロとなりました。米国では、昨年は Fluzone® High
Dose(高用量)、今年は Fluzone® Intradermal(皮内接種)(5 月に FDA 承認を取得)を発売し、さらなる差別化を
実現しました。Fluzone® Intradermal(皮内接種)は、革新的な皮内送達マイクロインジェクションシステムを用いたイ
ンフルエンザワクチンとして米国で初めて認可されたワクチンです。Fluzone® Intradermal(皮内接種)の初回供給
分は 9 月に出荷されました。2011 年度の限定発売は、主に患者と医療専門家の教育に重点を置いています。季節
性インフルエンザワクチンの年初からの売上高は、42.5%増の 7 億 6,000 万ユーロとなりました。
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワクチンの第 3 四半期売上高は、Pentaxim®の成功と日本でのインフ
ルエンザ菌 b 型(ヒブ)による感染症の予防ワクチンの売上高回復を反映し、15.3%増の 2 億 5,600 万ユーロとなり
ました。Pentaxim®(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、およびインフルエンザ菌 b 型(ヒブ)5 種混合ワクチン)の
売上高は、新興市場での持続的な成長と最近の中国での発売を反映し、18.5%増の 5,300 万ユーロとなりました。
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワクチンの年初からの売上高は、Pentaxim®の売上高(26.0%増の 1
億 7,400 万ユーロ)と Pentacel®の売上高(6.5%増の 2 億 2,300 万ユーロ)を含め、7.8%増の 7 億 5,000 万ユー
ロでした。
Menactra®の第 3 四半期売上高は、米国での好業績を受けて、10.2%増の 1 億 9,500 万ユーロとなりました。米国
では、Menactra®は、予防接種諮問委員会(ACIP)によって思春期未成年人口における追加接種が推奨されたこと
の好影響を受けました。Menactra®の年初からの売上高は、2.4%減の 3 億 3,400 万ユーロでした。
成人用ブースターワクチンの第 3 四半期純売上高は、前年同期の売上高が米国での百日咳の流行を受けての高レ
ベルとなっていたため、10.3%減の 1 億 2,200 万ユーロとなりました。Adacel®の当期売上高は、6.5%減の 9,300
万ユーロとなりました。成人用ブースターワクチンの年初からの売上高は、Adacel®の売上高(7.9%増の 2 億 2,400
万ユーロ)を含め、4.2%増の 3 億 2,800 万ユーロとなりました。
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワクチンの第 3 四半期の純売上高は 5.2%増の 9,800 万ユーロ、年初
から 9 カ月間の純売上高は 5.5%減の 2 億 6,900 万ユーロでした。
ワクチン事業の連結売上高
(単位:100 万ユーロ)
インフルエンザワクチン(Vaxigrip®
と Fluzone®を含む)
上記のうち、季節性インフル
エ ンザワクチン
上記のうち、新型インフル
エンザワクチン
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
2011 年度
年初から 9 カ月間
前年同期比
(為替レート変動の
影響を除く)
602
+33.1%
760
-21.0%
602
+42.6%
760
+42.5%
0
-100.0%
0
-100.0%
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ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b
型(ヒブ)ワクチン(Pentacel®と
Pentaxim®を含む)
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
(Menactra®を含む)
成人用ブースター(追加接種)ワク
チン(Adacel®を含む)
トラベラーズワクチンおよびその他
風土病用ワクチン
その他のワクチン
合計
256
+15.3%
750
+7.8%
212
+4.9%
395
-4.0%
122
-10.3%
328
+4.2%
98
+5.2%
269
-5.5%
53
+19.2%
149
+31.8%
1,343
+16.7%
2,651
-4.7%
第 3 四半期に、欧州におけるメルク社とのジョイントベンチャーであるサノフィパスツール MSD(サノフィに非連結)は、
前年同期比(調整前)で 13.5%減の 2 億 6,000 万ユーロの純売上高を計上しました。Gardasil®の売上高は、前年
同期比(調整前)34.7%減の 4,100 万ユーロでした。サノフィパスツール MSD の年初からの純売上高は、Gardasil®
の売上減少を反映し、前年同期比(調整前)14.3%減の 5 億 6,800 万ユーロとなりました。
動物用医薬品事業
メリアル社の第 3 四半期売上高は、期中に米国で Frontline® Plus(フロントライン プラス)のジェネリック医薬品との競
合が一時的に生じたことを反映し、5.2%減の 4 億 7,000 万ユーロとなりました。
6 月 21 日、ジョージア州中部地区連邦地方裁判所は、PetArmor™ Plus 製品がメリアル社の特許を侵害していると
して、メリアル社に有利な判決を下し、Cipla 社と Velcera 社が米国での同製品を販売することを禁止しました。裁判
所命令により、米国でジェネリック医薬品メーカーが保有している在庫の差し押さえが 2011 年 8 月 21 日に執行され
ました。ただし、すでに小売店に販売されているジェネリック製品は回収対象とならないため、流通経路に残っている
可能性があります。
コンパニオン・アニマル・セグメントの第 3 四半期売上高は、Frontline®(フロントライン)ファミリーの売上高が 15.3%
減となったことを反映し、10.4%減の 2 億 9,500 万ユーロとなりました。7 月、メリアル社は、犬の局所ノミやダニを駆除
する新規合剤の寄生虫駆除剤である Certifect®を米国で発売しました。
産業動物セグメントの第 3 四半期売上高は、米国で牛呼吸器疾患用の抗生剤 Zactran®が発売されたことに牽引さ
れた反芻動物セグメントの堅調な業績を受けて、5.4%増の 1 億 7,500 万ユーロとなりました。
年初からの純売上高は、2.7%増の 15 億 6,000 万ユーロでした。コンパニオン・アニマル・セグメントの年初からの売
上高は、Frontline®(フロントライン)ファミリーの売上高がわずかに減少(1.8%減)し 6 億 3,200 万ユーロとなったにも
かかわらず、前年同期並みの 10 億 2,900 万ユーロでした。産業動物セグメントの年初からの売上高は、Vaxxitex®ワ
クチンの成功の好影響を受けた家禽セグメントの業績と反芻動物セグメントの堅調な業績に牽引され、8.3%増の 5 億
3,200 万ユーロとなりました。新興市場における年初からの売上高は、11.4%増の 3 億 5,900 万ユーロとなりました。
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地域別純売上高
(単位:
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比(為替レート
変動の影響を除く)
2011 年度年初
から 9 カ月間
前年同期比(為替レート
変動の影響を除く)
米国
2,902
+15.5%
7,482
+5.8%
西欧諸国*
2,291
-0.1%
6,922
-4.4%
新興市場**
2,565
+12.0%
7,484
+7.3%
-東欧およびトルコ
649
+0.5%
1,999
+1.5%
-アジア
631
+21.1%
1,782
+15.8%
-中南米
802
+18.5%
2,283
+7.0%
-アフリカ
240
+7.0%
710
+8.2%
-中東
217
+8.2%
635
+6.7%
その他***
995
+14.6%
2,993
+14.4%
-日本
657
+22.9%
2,025
+21.2%
8,753
+10.1%
24,881
+4.1%
100 万ユーロ)
合計
* フランス、ドイツ、英国、イタリア、スペイン、ギリシャ、キプロス、マルタ、ベルギー、ルクセンブルク、ポルトガル、オランダ、オーストリア、
スイス、スウェーデン、アイルランド、フィンランド、ノルウェー、アイスランド、デンマーク
** 米国、カナダ、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く各国
*** 日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
新興市場の第 3 四半期純売上高は、12.0%増(ジェンザイム社を除くと 6.8%増)の 25 億 6,500 万ユーロとなりました。
東欧およびトルコ以外では、新興市場の売上高は 16.4%増(ジェンザイム社を除くと 11.5%増)となりました。BRICs 諸国
の売上高は、20.2%増の 9 億 100 万ユーロとなりました(ジェンザイム社を除く)。アジアは 17.5%増、中南米は 12.0%
増と、引き続き売上高の 2 桁成長を達成しました(ジェンザイム社を除く)。中国の売上高は、Plavix®(プラビックス)の好
業績(28.5%増の 7,200 万ユーロ)、Lantus®(ランタス)の倍増(103.5%増)、および BMP Sunstone 社の貢献に支えら
れ、47.2%増の 2 億 6,900 万ユーロとなりました(ジェンザイム社を除く)。ブラジルの売上高は、コンシューマー・ヘルス
ケア事業とワクチン事業に牽引され、19.2%増の 4 億 900 万ユーロとなりました(ジェンザイム社を除く)。東欧およびトル
コの売上高は、価格引き下げと Taxotere®(タキソテール)のジェネリック医薬品との競合の影響を受けたトルコの売上高
減少と、一部諸国での売上高減少を反映し、5.4%減の 6 億 4,900 万ユーロとなりました(ジェンザイム社を除く)。ロシア
の売上高は、ワクチン事業とジェネリック医薬品事業の売上高減少を反映し、0.5%減の 1 億 6,600 万ユーロとなりました。
新興市場の年初からの売上高は、ジェンザイム社と新型インフルエンザ A 型(H1N1)ワクチン(3 億 6,100 万ユーロ)を
除くと、9.1%増の 74 億 8,400 万ユーロとなりました。
米国の第 3 四半期純売上高は、ジェンザイム社の買収(売上高は 3 億 7,800 万ユーロ)を反映し、15.5%増(ジェンザイ
ム社を除くと 0.5%増)の 29 億 200 万ユーロとなりました。米国の売上高は、Taxotere®(タキソテール)、Lovenox®、およ
び Ambien® CR のジェネリック医薬品の影響を反映しており、Lantus®(ランタス)と Eloxatin®の成長によって一部相殺さ
れました。米国の年初からの売上高は、5.8%増(ジェンザイム社を除くと 5.3%減)の 74 億 8,200 万ユーロでした。
西欧諸国の第 3 四半期純売上高は、前年同期並みの 22 億 9,100 万ユーロでした。ジェンザイム社を除くと、西欧諸国
の売上高は、Taxotere®(タキソテール)と Plavix®(プラビックス)のジェネリック医薬品との競合と緊縮措置の影響を反映
し、9.2%減となりました。西欧諸国の年初からの売上高は、4.4%減(ジェンザイム社を除くと 10.7%減)の 69 億 2,200 万
ユーロでした。
日本の第 3 四半期純売上高は、Plavix®(プラビックス)(20.1%増の 1 億 6,200 万ユーロ)、Lantus®(ランタス)(15.1%
増)、ヒブワクチン、およびジェンザイム社の貢献に支えられ、22.9%増(ジェンザイム社を除くと 11.4%増)の 6 億 5,700
万ユーロとなりました。日本の年初からの売上高は 21.2%増(ジェンザイム社を除くと 13.1%増)の 20 億 2,500 万ユーロ
であり、そのうち 4 億 6,300 万ユーロが Plavix®(プラビックス)(23.0%増)、3 億 4,900 万ユーロが Allegra®(アレグラ)
(25.8%増)によって計上されました。
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研究開発の最新情報
サノフィは、7 月下旬以降、米国と EU において、以下の 5 つの製品について規制当局に承認申請を行いました。

7 月、Isis Pharmaceuticals 社からライセンスを取得している KynamroTM 11(一般名:mipomersen)を、
ホモ接合体家族性高コレステロール血症(hoFH)および重症のヘテロ接合体家族性高コレステロール血症
(heFH)患者の治療薬として、EU で承認申請を行いました。hoFH を適応とする米国での承認申請は、今
年度第 4 四半期に行う予定です。

8 月、AubagioTM(一般名:teriflunomide)を、再発性多発性硬化症の治療薬として、米国で承認申請しま
した。FDA は 10 月に審査を行うこととして申請を受理しました。EU での承認申請は、2012 年度第 1 四半
期に行う予定です。

9 月下旬、Visamerin®/Mulsevo®(一般名:semuloparin)を、化学療法を開始するがん患者における静
脈血栓塞栓症イベントの予防薬として、EU と米国で承認申請を行いました。

2011 年 10 月下旬、Zealand Pharma 社からライセンスを取得している Lyxumia®(一般名:lixisenatide
(リキシセナチド))を、2 型糖尿病の治療薬として、EU で承認申請を行いました。

10 月、Regeneron 社との提携による Zaltrap™(一般名:aflibercept)を、転移性結腸直腸がんの第二次
療法として、米国で承認申請を行いました。EU での承認申請は、2011 年度第 4 四半期を予定しています。
以前に発表したとおり、サノフィは、LemtradaTM(一般名:alemtuzumab12)を、再発寛解型多発性硬化症の治療薬
として、2012 年度第 1 四半期に米国と EU で承認申請を行う予定です。同製品は、FDA から優先審査の指定を受
けています。
前回 7 月 28 日付で行った研究開発情報の発表以降、上記の承認申請の実施のほか、Lyxumia® (一般名:
lixisenatide(リキシセナチド))に関する肯定的な第 III 相データが得られ、また、いくつかの化合物やワクチンが第 I
相または第 II 相に移行し、ワクチン領域で 1 件の提携が締結されたことを受け、ポートフォリオが進展しました。
11 月初め時点の研究開発ポートフォリオは、臨床開発段階にある 66 の新規物質プロジェクトとワクチンから構成さ
れ、そのうち 16 は第 III 相にあるか、または保健当局に承認申請を行っている段階にあります。
後期段階のポートフォリオの進展
9 月、GetGoal 臨床プログラムに含まれる 9 つの試験の 1 つである GetGoal-F1 試験の第 III 相結果を欧州糖尿病
学会(EASD)にて発表しました。試験の目的は、1 段階および 2 段階の用量増加による投与法において、メトホルミ
ンでコントロール不十分な患者の HbA1c の低減に関して Lyxumia®(一般名:lixisenatide(リキシセナチド))の有
効性と安全性をプラセボと比較評価することでした。
この試験では、プラセボと比較し、HbA1c の有意な低下という主要有効性評価項目が達成されました。さらに、この
試験の結果により、lixisenatide(リキシセナチド)の簡便な治療開始(1 段階用量増加)が支持されました。
並行して、関節リウマチにおける第 IIb 相 MOBILITY 試験の有望な結果を受け、Regeneron 社との提携による
sarilumab(SAR153191)が MOBILITY 試験の第 III 相パートに進みました。
10 月、多発性硬化症の 1 日 1 回投与の経口薬である Aubagio™(一般名:teriflunomide)に関する第 III 相
TEMSO 試験がニューイングランド・ジャーナル・オブ・ メディスン誌( NEJM)で発表されました。結果から 、
teriflunomide の投与により、年間再発率の有意な減少、障害進行の抑制、および脳病巣の新規発生や悪化を含む
疾患活動性の磁気共鳴映像法(MRI)測定結果が改善したことが明らかになりました。Teriflunomide の安全性プロ
ファイルは十分に確認されており、実薬を投与された患者群で見られた有害事象の割合はプラセボ群と同等でした。
10 月、Lemtrada™(一般名:alemtuzumab)および Aubagio™(一般名:teriflunomide)の第 III 相試験の結果を
欧州・北米多発性硬化症治療研究会議(ECTRIMS/ACTRIMS)にて発表しました。
11
12
Zaltrap™、Lemtrada™、Aubagio™、Kynamro™、および Lyxumia®は、治験薬について保健当局に提出した登録商標
ジェンザイム社は、バイエル ヘルスケア社と共同で多発性硬化症において alemtuzumab を開発
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
Lemtrada™(一般名:alemtuzumab):再発寛解型 MS 患者において Lemtrada™と Rebif®(高用量皮下
注射インターフェロンベータ-1a)を比較する第 III 相無作為化臨床試験 2 本のうちの 1 本である CAREMS I 試験の新しいデータにより、Lemtrada™による治療を受けた患者の 78%で 2 年間再発が見られず、
インターフェロンベータ-1a に対して統計学的に有意な改善が見られ(2 年目の時点で 78%対 59%、
p<0.0001)、この副次的評価項目が達成されたことが明らかになりました。

Aubagio™(一般名:teriflunomide):第 III 相 TEMSO 試験の新しいデータにより、teriflunomide を 1 日 1
回投与すると、入院につながる年率換算再発率が有意に低下することが明らかになりました。新しいデータ
では、最初のランダム化から 6 年間にわたる teriflunomide の安全性プロファイルと有効性も確認されまし
た。新しい事後分析の結果から、teriflunomide による治療を受けた患者の入院につながる年率換算再発
率、入院のリスク、年率換算救急医療機関受診率が低下することがわかりました。
以下の 2 種類の化合物が第 II 相に移行しました。
 SAR245409/XL765:乳がんにおける PI3K および mTOR を阻害する経口二重阻害剤

SAR302503:骨髄線維症および真性多血症(真性赤血球増加症)の治療用の JAK-2 阻害剤
以下の 2 種類の化合物が第 I 相に移行しました。
 SAR164653:糖尿病の心血管系合併症の予防用のカテプシン A 阻害剤

StarGen™:Oxford BioMedica との提携によるシュタルガルト病の遺伝子治療
9 月、現在第 I 相にある特発性肺線維症治療を目的とした二重特異性 IL4/IL13 モノクローナル抗体である
SAR156597 について、FDA よりオーファンドラッグ指定を受けました。
1 件の第 I 相プロジェクト(SAR 152954-睡眠障害治療を目的として開発を行っていた H3 拮抗剤)が中止されまし
た。
9 月、サノフィパスツールとカリフォルニア大学サンディエゴ校は、アクネ(にきび)の炎症に関与するプロピオニバク
テリウム・アクネス因子の特異的な中和化に焦点を当てた免疫学的なアプローチによる、にきびの予防と治療法に関
して、共同で研究開発を進める合意を締結しました。
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2011 年度第 3 四半期の業績
事業純利益 1
第 3 四半期におけるサノフィの純売上高は、成長プラットフォームの業績、ジェンザイム社の買収(7 億 6,800 万
ユーロ)、EU の緊縮措置の影響、ジェネリック医薬品との競合による 4 億 7,100 万ユーロの売上高減少を反映して、
調整前では前年同期比 5.0%増、為替レート変動の影響を排除した場合は 10.1%増の 87 億 5,300 万ユーロとなり
ました。「その他収益」は、米国での Plavix®(プラビックス)の売上高増がドルの悪影響によって相殺され、5.4%減の
4 億 1,900 万ユーロでした。為替レート変動の影響を排除した場合、「その他収益」は 2.3%増でした。
売上総利益は、為替レート変動の影響を排除した場合は 6.7%増、調整前では 1.2%増の 64 億 1,700 万ユーロで
した。純売上高に対する売上原価の比率は、ジェネリック医薬品との競合の影響(1.8 ポイントに相当)、ワクチンの好
調な売上による事業構成の影響、為替レート変動の影響を反映し、2.2 ポイント増の 31.5%となりました。
研究開発費は、8.7%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 12.8%増)の 12 億 2,100 万ユーロとなりました。
為替レート変動の影響を排除した場合、研究開発費(ジェンザイム社を除く)は 0.8%減となりました。純売上高に占
める研究開発費の割合は、前年同期比で 0.4 ポイント増加し、13.9%となりました。
販売費および一般管理費は、5.5%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 10.4%増)の 21 億 1,400 万ユー
ロとなりました。為替レート変動の影響を排除した場合、販売費および一般管理費(ジェンザイム社を除く)は、厳格な
コスト管理を反映して、2.0%減となりました。純売上高に占める販売費および一般管理費の割合は、前年同期比で
0.2 ポイント増加し、24.2%となりました。
その他の当期営業収益(費用控除後)は、前年同期の 3,300 万ユーロに対し、4,000 万ユーロとなりました。この項
目には、ヘッジ処理から生じた若干の外国為替差損(前年同期は差益)も含まれます。
関連会社持分利益は、為替レート変動の影響を排除した場合、前年同期比 2.7%増(調整前では 5.5%減)の 2 億
7,600 万ユーロとなりました。Plavix®(プラビックス)および Avapro®に関する提携の下で、BMS 社の管理地域から
の税控除後利益に占める当グループの持分は、1.9%増の 2 億 6,400 万ユーロとなりました。
非支配持分純利益は、前年同期並みの 5,400 万ユーロでした。このうち 5,100 万ユーロは、サノフィの管理地域か
ら BMS 社に支払われる税控除前利益でした。
事業営業利益は、為替レート変動の影響を排除した場合は 2.8%増、調整前では 4.0%減の 33 億 4,400 万ユーロ
となりました。純売上高に占める事業営業利益の割合は、前年同期比で 3.6 ポイント減少し、38.2%となりました。
純財務費用は、前年同期の 1 億 2,700 万ユーロに対し、1 億 2,100 万ユーロとなりました。これには、時価で評価し
たギリシャ国債に関して認識された 2,900 万ユーロの減損が含まれます。負債総額の期中平均コストは 2.4%でした。
実効税率は前年同期の 28.3%に対し、27.5%でした。この減少は、低税率国によって生じる好影響を反映したもの
です。
事業純利益 1 は、為替レート変動の影響を排除した場合は 4.1%増、調整前では 3.0%減の 23 億 9,800 万ユーロ
となりました。
2011 年第 3 四半期の 1 株当たり事業利益 1(EPS)は、為替レート変動の影響を排除した場合は 1.6%増、調整前
では 5.3%減の 1.79 ユーロとなりました。2011 年度第 3 四半期の期中平均発行済み株式数は、株式の買い戻し控
除後の株式配当支払の結果、前年同期の 13 億 480 万株から 13 億 3,940 万株に増加しました。
1
財務指標の定義は付録 8、事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整は付録 6 を参照
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2011 年度年初からの業績
事業純利益 1
2011 年度年初から 9 カ月間におけるサノフィの純売上高は、成長プラットフォームの業績、4 月 1 日付のジェンザイ
ム社の連結、EU の緊縮措置の影響、ジェネリック医薬品との競合による 18 億 1,900 万ユーロの売上高減少を反映
して、調整前では前年同期比 1.4%増、為替レート変動の影響を排除した場合は 4.1%増の 248 億 8,100 万ユーロ
となりました。「その他収益」は、為替レート変動の影響を排除した場合は 5.9%増、調整前では 0.3%増の 12 億
5,400 万ユーロでした。
売上総利益は、為替レート変動の影響を排除した場合は前年同期並み(0.2%増)、調整前では 2.8%減の 184 億
3,000 万ユーロでした。純売上高に対する売上原価の比率は、主にジェネリック医薬品との競合により、前年同期か
ら 3.1 ポイント増加し、30.9%となりました。
研究開発費は、3.8%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 6.4%増)の 35 億 1,800 万ユーロとなりました。
研究開発費(ジェンザイム社を除く)は、変革イニシアチブを反映して、為替レート変動の影響を排除した場合、2.6%
減となりました。純売上高に占める研究開発費の割合は、前年同期比で 0.3 ポイント増加し、14.1%となりました。
販売費および一般管理費は、5.8%増(為替レート変動の影響を排除した場合は 8.7%増)の 63 億 1,500 万ユーロ
となりました。販売費および一般管理費(ジェンザイム社を除く)は、EU での Jevtana® 発売コスト、米国での
Allegra®(アレグラ)OTC 発売コスト、米国での Lantus®(ランタス)の販売促進の強化にもかかわらず、為替レート変
動の影響を排除した場合、0.2%減となりました。純売上高に占める販売費および一般管理費の割合は、前年同期
比で 1.1 ポイント増加し、25.4%となりました。
その他の当期営業収益(費用控除後)は、前年同期の 1 億 3,500 万ユーロに対し、6,300 万ユーロとなりました。こ
れには、北米での Copaxone®の売上に対して 2010 年度第 1 四半期にテバ社から支払われた 8,700 万ユーロ(こ
の支払いは 2010 年度第 1 四半期末に終了しました)と、ジェンザイム社に関連する買収費用(2011 年度の 6,500
万ユーロ)が含まれます。この項目には、ヘッジ処理から生じた若干の外国為替差益(前年同期は差損)も含まれま
す。
関連会社持分利益は、前年同期比 8.0%増の 8 億 4,600 万ユーロとなりました。Plavix® (プラビックス)および
Avapro®に関する提携の下で、BMS 社の管理地域からの税控除後利益に占める当グループの持分は、10.6%増
の 8 億 1,200 万ユーロとなりました。非支配持分純利益は、5.9%減の 1 億 9,000 万ユーロとなりました。サノフィの管理地域から BMS 社に支払われる
利益は、欧州におけるクロピドグレルのジェネリック製品との競合を受けて、3.8%減の 1 億 7,600 万ユーロとなりまし
た。
事業営業利益は、為替レート変動の影響を排除した場合は 7.3%減、調整前では 9.8%減の 93 億 1,600 万ユーロ
となりました。純売上高に占める事業営業利益の割合は、前年同期比で 4.7 ポイント減少し、37.4%となりました。
純財務費用は、前年同期の 2 億 6,700 万ユーロに対し、2 億 9,900 万ユーロでした。純財務費用には、2010 年度
に計上した Novexel 社株式の売却益 4,700 万ユーロと、時価で評価したギリシャ国債に関して認識された 2,900
万ユーロの減損が含まれます。
実効税率は前年同期の 28.3%に対し、27.5%でした。
事業営業利益 1 は、為替レート変動の影響を排除した場合は 6.3%減、調整前では 8.9%減の 67 億 1,800 万ユー
ロとなりました。
2011 年度年初から 9 カ月間の 1 株当たり事業利益 1(EPS)は、為替レート変動の影響を排除した場合は 7.3%
減、調整前では 9.9%減の 5.09 ユーロとなりました。
1
財務指標の定義は付録 8、事業純利益から当社株主に帰属する連結純利益への調整は付録 6 を参照
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事業純利益から連結純利益への調整(付録 6 を参照)
2011 年度年初から 9 カ月間の事業純利益と当社株主に帰属する連結純利益間の主な調整項目は、以下のとおり
です。
-
買収企業(主にアベンティス社の 14 億 1,900 万ユーロ、ジェンザイム社の 4 億 7,600 万ユーロ、メリアル社の 2
億 5,900 万ユーロ)および取得した無形固定資産(ライセンス・製品:1 億 3,800 万ユーロ)へのパーチェス法の
適用に関連した無形資産に対する償却費、25 億 500 万ユーロ。2011 年度第 3 四半期の無形固定資産に対
する償却費は 8 億 400 万ユーロでした(主にアベンティス社の 3 億 6,000 万ユーロ、ジェンザイム社の 2 億
3,400 万ユーロ、メリアル社の 9,400 万ユーロ)。このうち 4,400 万ユーロは、取得した無形固定資産(ライセン
ス・製品)に関連するものです。この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません。
-
無形固定資産に対する 7,600 万ユーロの減損(2011 年度第 3 四半期の共同研究の終了に関連する 700 万
ユーロを含む)。この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません。
-
CVR に関連した条件付対価の公正価値の低下(2 億 5,200 万ユーロ:うち 2 億 5,700 万ユーロが第 3 四半期
に計上)、TargeGen 社との合併に関連した条件付対価の公正価値の上昇(4,700 万ユーロが第 1 四半期に計
上)、バイエル社の条件付債務の影響(3,800 万ユーロ:うち 2,400 万ユーロが第 3 四半期に計上)を反映した
1 億 6,700 万ユーロの収益。
-
買収へのパーチェス法の適用により、公正価値で再評価した買収企業(主にジェンザイム社)の在庫額の減少
から生じる損失、4 億 400 万ユーロ(うち 1 億 4,000 万ユーロが第 3 四半期に計上)。この項目によって、グ
ループにキャッシュ面の影響が生じることはありません。
-
主に欧州の研究開発、生産、オペレーション部門の継続的な変革に関連する 5 億 3,700 万ユーロの事業再編
費用(第 3 四半期の 7,000 万ユーロを含む)。
-
IFRS 第 5 号に従い、これまで売却または交換するために保留している資産として分類していたメリアル社の資
産に関する計画の変更により、2011 年度第 1 四半期に計上された一括償却費、5 億 1,700 万ユーロ。この費
用は、売却または交換するために保留している資産として分類されなければ 2009 年 9 月 18 日から 2010 年
12 月 31 日までの期間に計上されるはずであったメリアル社の資産の減価償却および償却に対応しています。
この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じることはありません。
-
上記項目から生じた 14 億 2,900 万ユーロの税効果(無形固定資産に対する償却費から生じた 9 億 1,300 万
ユーロとメリアル社資産に対する今期限りの償却費から生じた 1 億 9,100 万ユーロ、買収企業の在庫額の減少
から生じた 1 億 2,000 万ユーロ、および事業再編費用に関連した 1 億 7,400 万ユーロの繰延税金から構成さ
れる)。2011 年度第 3 四半期の税効果は 4 億 2,700 万ユーロでした(無形固定資産に対する償却費から生じ
た 3 億 5,400 万ユーロ、買収企業の在庫額の減少から生じた 4,200 万ユーロ、および事業再編費用に関連し
た 2,400 万ユーロの繰延税金を含む)(付録 6 を参照)。
-
「関連会社持分利益」に含まれる、主に無形固定資産の償却に関連した 2,100 万ユーロの費用(税控除後)(う
ち 700 万ユーロが 2011 年度第 3 四半期に計上)。この項目によって、グループにキャッシュ面の影響が生じる
ことはありません。
純負債
2011 年度年初から 9 カ月間の事業再編費用を除いた営業活動からの純キャッシュは、前年同期比 5.1%減の 76
億 8,800 万ユーロとなりました。それを資本支出(11 億 8,100 万ユーロ)、サノフィが支払った配当(13 億 7,200 万
ユーロ)、株式の買い戻し(5 億ユーロ)、および事業再編費用(5 億 1,700 万ユーロ)のための財源に充当しました。
期中に実施した買収・提携(140 億 5,600 万ユーロ)は、主にジェンザイム社(135 億 2,800 万ユーロ)と BMP
Sunstone 社(3 億 7,700 万ユーロ)でした。その結果、純負債は、2010 年 12 月 31 日時点の 15 億 7,700 万ユー
ロから 2011 年度第 3 四半期末の 119 億 3,800 万ユーロ(181 億 5,200 万ユーロの負債、62 億 1,400 万ユーロの
現金および現金等価物を控除)へと増加しました。
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付録
付録一覧
付録 1:
2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の製品別連結純売上高
付録 2:
2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の地域別・製品別連結純売上高
付録 3:
事業セグメント別連結純売上高
付録 4:
成長プラットフォームの純売上高
付録 5:
2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の損益計算書
付録 6:
事業純利益から当社株主に帰属する純利益への調整
付録 7:
2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の連結損益計算書
付録 8:
定義
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付録 1:2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の製品別連結純売上高
医薬品
2011 年度
前年同期比
第 3 四半期
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
Lantus®(ランタス)
968
+14.6%
+7.6%
Apidra®(アピドラ)
53
+22.2%
+17.8%
(単位:100 万ユーロ)
Insuman®
Amaryl®(アマリール)
糖尿病領域合計
32
+6.5%
+3.2%
106
-7.4%
-12.4%
1,161
+12.4%
+5.8%
Lovenox®
494
-12.7%
-16.1%
Plavix®(プラビックス)
517
+3.8%
+2.4%
Taxotere®(タキソテール)
186
-64.8%
-65.4%
®
314
-5.6%
-6.8%
®
310
+179.2%
+158.3%
66
+52.2%
+43.5%
45
-
-
Stilnox®/Ambien®/Ambien CR®/Myslee®(マイスリー)
121
-43.6%
-44.5%
Allegra®(アレグラ)
103
-22.8%
-24.3%
Copaxone®
117
-6.4%
-6.4%
Tritace®
93
-6.8%
-9.7%
Depakine®
91
+2.2%
-2.2%
Xatral®
34
-52.8%
-52.8%
Actonel®
39
-31.0%
-32.8%
Nasacort®
14
-64.3%
-66.7%
1,392
-2.7%
-7.8%
コンシューマー・ヘルスケア
665
+20.3%
+15.5%
ジェネリック医薬品
410
+9.2%
+5.1%
Aprovel
Eloxatin
Multaq®
Jevtana
®
その他の製品
ジェンザイム
768
n/a
n/a
医薬品合計
6,940
+10.0%
+5.2%
ワクチン
1,343
+16,7 %
+9.5%
動物用医薬品
合計
470
-5.2%
-9.3%
8,753
+10.1%
+5.0%
ワクチン
2011 年度
前年同期比
第 3 四半期
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワクチン
256
+15.3%
+8.5%
インフルエンザワクチン*
602
+33.1%
+25.4%
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
212
+4.9%
-3.3%
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
122
-10.3%
-16.4%
(単位:100 万ユーロ)
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワクチン
98
+5.2%
+1,0%
その他のワクチン
53
+19.2%
+10.8%
1343
+16.7%
+9.5%
ワクチン合計
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
動物用医薬品
(単位:100 万ユーロ)
2011 年度
前年同期比
第 3 四半期
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
Frontline®(フロントライン)などのフィプロニル製品
173
ワクチン
147
+0%
アベルメクチン
88
+1.1%
-3.3%
その他
62
+8.3%
+3.3%
470
-5.2%
-9.3%
合計
-15.3%
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-19.5%
-3.3%
医薬品
2011 年度
年初から
前年同期比
9 カ月間の
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
Lantus®(ランタス)
2,862
+14.1%
+9.4%
Apidra®(アピドラ)
155
+24.2%
+21.1%
-2.0%
(単位:100 万ユーロ)
Insuman®
96
-1.0%
323
-7.6%
-9.0%
3,442
+11.8%
+7.7%
Lovenox®
1,613
-26.1%
-27.5%
Plavix®(プラビックス)
1511
-4.5%
-4.2%
®
Taxotere (タキソテール)
772
-54.1%
-53.7%
Aprovel®
977
-2.1%
-2.5%
Eloxatin®
746
+182.9%
+166.4%
Multaq®
197
+88.1%
+80.7%
141
-
-
Stilnox®/Ambien®/Ambien CR®/Myslee®(マイスリー)
353
-47,0%
-46.4%
Allegra®(アレグラ)
438
-7.9%
-3.7%
Copaxone®
350
-10.1%
-9.6%
287
-7.0%
-8.6%
Amaryl®(アマリール)
糖尿病領域合計
Jevtana
Tritace
®
®
Depakine®
287
+4.7%
+3.6%
Xatral®
163
-25.8%
-27.6%
Actonel®
130
-29.1%
-28.6%
88
-37.7%
-39.7%
その他の製品
4,332
-3.9%
-5.2%
コンシューマー・ヘルスケア
2,021
+25.3%
+22.9%
ジェネリック医薬品
1,258
+14.5%
+12.9%
ジェンザイム*
1564
n/a
n/a
20,670
+5.5%
+3.0%
ワクチン
2,651
-4,7 %
-9.2%
動物用医薬品
1,560
+2.7%
+0.3%
24,881
+4.1%
+1,4%
Nasacort®
医薬品合計
合計
* 2011 年 4 月 1 日以降の純売上高
ワクチン
2011 年度
年初から
前年同期比
9 カ月間の
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワクチン
750
+7.8%
+4.3%
インフルエンザワクチン*
760
-21.0%
-24.9%
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
395
-4.0%
-10.8%
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
328
+4.2%
-1.2%
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワクチン
269
-5.5%
-7.2%
その他のワクチン
149
+31.8%
+22.0%
2,651
-4.7%
-9.2%
(単位:100 万ユーロ)
ワクチン合計
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
動物用医薬品
2011 年度
年初から
前年同期比
9 カ月間の
(為替レート変動の
前年同期比
純売上高
影響を除く)
(調整前)
Frontline®(フロントライン)などのフィプロニル製品
632
-1.8%
-4.4%
ワクチン
472
+6.4%
+4.7%
アベルメクチン
286
+4.7%
+2.5%
その他
170
+7.3%
+3.7%
合計
1,560
+2.7%
+0.3%
(単位:100 万ユーロ)
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付録 2:2011 年度第 3 四半期および年初から 9 カ月間の地域別・製品別連結純売上高
医薬品
2011 年度第 3 四半期
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
前年同期比
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響
変動の影響
変動の影響
変動の影響
を除く)
西欧諸国
を除く)
米国
を除く)
新興市場
前年同期比
を除く)
その他
Lantus®(ランタス)
182
+7.1%
580
+14.6%
149
+23.4%
57
+16.3%
Apidra®(アピドラ)
17
+0.0%
20
+40.0%
11
+10.0%
5
+100.0%
-50.0%
56
+10.9%
41
-22.2%
7
+16.7%
-1
®
Amaryl (アマリール)
Insuman®
糖尿病領域合計
8
-20.0%
1
26
+4.0%
0
235
+5.9%
601
+15.1%
223
+19.1%
102
-0.9%
Lovenox®
199
+8.7%
133
-42.4%
137
+ 11.6%
25
+9.5%
®
Plavix (プラビックス)
105
-19.8%
57*
+5.5%
176
+12.7%
179
+13.7%
41
-78.4%
27
-85.3%
74
-22.4%
44
-28.6%
Aprovel®
180
-10.8%
15*
+15.4%
88
+3.3%
31
-6.9%
®
7
-36.4%
245
42
+15.8%
16
+6.7%
Multaq®
17
+88.9%
46
+45.7%
2
+100.0%
1
-
Jevtana®
15
-
26
-31.7%
4
-
0
-
13
-13.3%
21
-81.0%
17
0.0%
70
+7.7%
+4.2%
Taxotere®(タキソテール)
Eloxatin
®
®
®
®
Stilnox /Ambien /Ambien CR /Myslee (マイ
スリー)
®
Allegra (アレグラ)
+378.6%
3
-25.0%
-1
-102.7%
26
+20.8%
75
112
-2.6%
0
-
0
-100.0%
5
0.0%
Tritace®
42
-6.8%
0
-
44
-4.0%
7
-22.2%
Depakine®
36
-2.7%
0
-
53
+7.7%
2
-25.0%
Xatral®
14
-12.5%
4
-88.9%
14
-11.8%
2
-66.7%
Actonel®
13
-50.0%
0
-
19
-16.7%
7
-20.0%
4
-20.0%
4
-86.2%
5
0.0%
1
-50.0%
コンシューマー・ヘルスケア
152
+2.0%
128
+59.1%
317
+21.3%
68
+4.8%
ジェネリック医薬品
110
+7.8%
29
+40.9%
264
+9.9%
7
-50.0%
その他
568
-9.4%
128
-18.5%
519
+3.1%
177
+4.8%
-0.4%
1,841
+16.5%
2,141
+14.5%
900
Copaxone
®
Nasacort®
ジェンザイム
医薬品合計
192
2,058
378
117
81
+12.2%
* BMS 社が管理する米国法人に対する有効成分の販売
ワクチン
2011 年度第 3 四半期
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響
変動の影響
変動の影響
変動の影響
を除く)
米国
を除く)
新興市場
前年同期比
を除く)
その他
11
-31.3%
111
+4.3%
101
0.0%
33
-1200.0%
78
+20.0%
410
+41.7%
109
+14.3%
5
+33.3%
1
0.0%
173
+8.6%
34
-8.1%
4
-16.3%
13
-6.7%
98
-7.0%
7
-41.7%
4
-25.0%
7
+133.3%
28
+36.4%
55
-8.1%
8
-20.0%
5
+25.0%
40
+22.2%
4
-33.3%
4
+118.6%
115
+11.5%
860
+20.5%
310
-0.3%
58
+152.2%
チン
インフルエンザワクチン*
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワク
チン
その他のワクチン
ワクチン合計
前年同期比
(為替レート
を除く)
西欧諸国
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワク
前年同期比
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
動物用医薬品
2011 年度第 3 四半期
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
Frontline®(フロントライン)などのフィプロニル製
品
西欧諸国
38
前年同期比
前年同期比
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響
変動の影響
変動の影響
変動の影響
を除く)
を除く)
米国
新興市場
を除く)
-9.3%
100
-19.4%
21
0.0%
前年同期比
を除く)
その他
14
-20.0%
ワクチン
42
-6.7%
33
-5.3%
67
+6.2%
5
+25.0%
アベルメクチン
17
13.3%
40
-6.5%
16
-5.6%
15
+25.0%
その他
21
-4.5%
28
+72.2%
10
0.0%
3
-63.6%
118
-4.8%
201
-7.6%
114
+2.6%
37
-14.3%
動物用医薬品合計
Page 19 of 28
医薬品
2011 年度年初から 9 カ月間の
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
西欧諸国
前年同期比
前年同期比
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響
変動の影響
変動の影響
変動の影響
を除く)
を除く)
米国
を除く)
新興市場
前年同期比
を除く)
その他
Lantus®(ランタス)
544
+5.9%
1,709
+13.9%
445
+24.3%
164
+20.5%
Apidra®(アピドラ)
56
+14.3%
53
+21.7%
32
+26.9%
14
+100.0%
Amaryl®(アマリール)
25
-21.9%
3
-40,0%
170
+8.4%
125
-21.1%
Insuman®
76
-5.0%
0
21
+16.7%
-1
糖尿病領域合計
707
+4.8%
1765
13.9%
668
+19.6%
302
Lovenox®
618
+5.8%
515
-55.1%
411
+12.3%
69
+6.6%
Plavix®(プラビックス)
324
-36.4%
161*
-1.2%
523
+9.7%
503
+16.5%
®
Taxotere (タキソテール)
166
-70.9%
229
-64.0%
230
-23.2%
147
-17.5%
Aprovel®
575
-8.5%
38*
+26.7%
276
+8.6%
88
+1.3%
Eloxatin®
31
-11.8%
546
+535.5%
121
+13.9%
48
+6.7%
Multaq
51
+155.0%
137
+70.9%
5
+400.0%
4
+0.0%
Jevtana®
26
-
107
+173.2%
8
-
0
40
-4.8%
64
-82.5%
48
-5.9%
201
+9.0.%
+26.3%
®
Stilnox®/Ambien®/Ambien CR®/Myslee®(マイ
スリー)
®
Allegra (アレグラ)
+0.7%
11
-21.4%
4
-97.4%
74
+18.2%
349
Copaxone®
334
-7.5%
0
-
0
-100.0%
16
+7.1%
Tritace®
130
-9.8%
0
-
139
-1.4%
18
-25.0%
Depakine®
108
-2.7%
0
-
169
+11.0%
10
-9.1%
Xatral®
45
-11.8%
69
-39.0%
46
-9.6%
3
-25.0%
Actonel®
43
-48.1%
0
-
61
-13.9%
26
-13.8%
Nasacort®
19
-13.6%
49
-50.5%
17
0.0%
3
-25.0%
コンシューマー・ヘルスケア
495
+3.1%
442
+100.9%
901
+20.1%
183
+6.9%
ジェネリック医薬品
337
+8.0%
95
+61.9%
801
+15.1%
25
-30.3%
1,831
-8.3%
389
-18.5%
1,558
+4.8%
554
+1.9%
その他
ジェンザイム**
411
医薬品合計
6302
757
-4.3%
232
5,367
+5.4%
6,288
164
+13.6%
2713
+13.7%
* BMS 社が管理する米国法人に対する有効成分の販売 ** 2011 年 4 月 1 日以降の純売上高
ワクチン
2011 年度年初から 9 カ月間の
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
ポリオ・百日咳・インフルエンザ菌 b 型(ヒブ)ワク
チン
インフルエンザワクチン*
髄膜炎菌性髄膜炎・肺炎ワクチン
成人用ブースター(追加接種)ワクチン
トラベラーズワクチンおよびその他風土病用ワク
チン
その他のワクチン
ワクチン合計
前年同期比
前年同期比
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響
変動の影響
変動の影響
変動の影響
を除く)
西欧諸国
を除く)
米国
新興市場
を除く)
前年同期比
を除く)
その他
28
-44.0%
320
-0.3%
316
+11.8%
86
+118.4%
78
-31.6%
410
+36.5%
256
-52.8%
16
-17.6%
2
-50.0%
303
-5.4%
81
+6.5%
9
-17.1%
55
+34.1%
240
+1.6%
19
-29.6%
14
+40.0%
18
+20.0%
69
+19.4%
153
-14.8%
29
-12.9%
11
10.0%
116
+35.5%
12
-7.7%
10
+95.2%
192
-17.9%
1458
+10.4%
837
-25.4%
164
+40.7%
* 季節性および新型インフルエンザワクチン
動物用医薬品
2011 年度年初から 9 カ月間の
純売上高
(単位:100 万ユーロ)
前年同期比
前年同期比
前年同期比
(為替レート
(為替レート
(為替レート
(為替レート
変動の影響を
変動の影響を
変動の影響を
変動の影響を
西欧諸国
除く)
Frontline®(フロントライン)などのフィプロニル製品
176
+2.3%
ワクチン
除く)
米国
新興市場
除く)
前年同期比
その他
355
-3.9%
62
+6.8%
39
除く)
-12.5%
141
-1.4%
93
+3.1%
227
+15.1%
11
-15.4%
アベルメクチン
47
+6.8%
146
-1.3%
43
+7.3%
50
+23.7%
その他
64
-4.5%
63
+27.8%
27
0.0%
16
0.0%
428
+0.5%
657
+0.1%
359
+11.4%
116
+1.9%
動物用医薬品合計
Page 20 of 28
付録 3:事業セグメント別連結純売上高
2011 年度
2010 年度
年初から
年初から
9 カ月間
9 カ月間
6,595
20,670
20,071
1,343
1,226
2,651
2,918
470
518
1,560
1,555
8,753
8,339
24,881
24,544
2011 年度
2010 年度
第 3 四半期
第 3 四半期
医薬品事業
6,940
ワクチン事業
(単位:100 万ユーロ)
メリアル社事業
合計
.
付録 4:成長プラットフォームの純売上高
(単位:100 万ユーロ)
2011 年度
第 3 四半期
前年同期比
2011 年度
前年同期比
(為替レート変動の
年初から
(為替レート変動の
影響を除く)
9 カ月間
影響を除く)
2,565
+12,0%
7,484
+7,3%
1,478
+4.0%
4,474
+5,5%
糖尿病領域
1,161
+12.4%
3,442
+11.8%
ワクチン
新興市場
1/2
糖尿病領域、ワクチン、CHC、
新製品を除く新興市場
1,343
+16.7%
2,651
-4.7%
コンシューマー・ヘルスケア(CHC)
665
+20.3%
2,021
+25.3%
動物用医薬品
470
-5.2%
1,560
+2.7%
111
+34.5%
338
+134.0%
5,228
+10.4%
14,486
+8.2%
新製品
3
成長プラットフォーム合計
1
米国、カナダ、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く各国
2
新興市場における糖尿病領域、ワクチン、コンシューマー・ヘルスケア事業、新製品の売上高を含む
3
Multaq®と Jevtana®を指す
Page 21 of 28
付録 5:事業純利益計算書
2011 年度第 3 四半期
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
医薬品
2011 年度
第 3 四半期
2010 年度
第 3 四半期
ワクチン
前年度比
2011 年度
第 3 四半期
動物用医薬品
2010 年度
第 3 四半期
前年度比
2011 年度
第 3 四半期
2010 年度
第 3 四半期
(1)
前年度比
6,940
6,595
5.2%
1,343
1,226
9.5%
470
518
406
429
(5.4%)
8
9
(11.1%)
5
5
売上原価
(2,094)
(1,843)
13.6%
(502)
(451)
11.3%
(159)
(150)
純売上高に占める割合
(30.2%)
(27.9%)
(37.4%)
(36.8%)
(33.9%)
(29.0%)
売上総利益
5,252
5,181
849
784
316
373
純売上高に占める割合
75.7%
78.6%
63.2%
63.9%
67.2%
72.0%
研究開発費
(1,031)
(954)
(154)
(131)
(36)
(38)
純売上高に占める割合
(14.9%)
(14.5%)
(11.5%)
(10.7%)
(7.7%)
(7.3%)
販売費および一般管理費
(1,827)
(1,707)
(140)
(144)
(147)
(153)
純売上高に占める割合
(26.3%)
(25.9%)
(10.4%)
(11.7%)
(31.2%)
(29.5%)
(1)
54
2
10
(4)
(6)
269
267
7
25
(55)
(53)
事業営業利益
2,607
2,788
純売上高に占める割合
37.6%
42.3%
その他
2011 年度
第 3 四半期
グループ合計
2010 年度
第 3 四半期
2011 年度
第 3 四半期
2010 年度
第 3 四半期
前年度比
8,753
8,339
5.0%
419
443
(5.4%)
(2,755)
(2,444)
12.7%
(31.5%)
(29.3%)
6,417
6,338
73.3%
76.0%
(1,221)
(1,123)
(13.9%)
(13.5%)
(2,114)
(2,004)
(24.2%)
(24.0%)
40
33
276
292
(54)
(54)
3,344
3,482
38.2%
41.8%
財務収益
(121)
(127)
法人税
(825)
(883)
法人税率**
27.5%
28.3%
その他収益
その他の当期営業収益/
費用
関連会社持分利益*
非支配持分純利益
1.4%
8.1%
7.0%
(6.5%)
564
544
42.0%
44.4%
8.3%
17.6%
(2.8%)
3.7%
1
(1)
130
175
27.7%
33.8%
(9.3%)
6.0%
(15.3%)
(5.3%)
(3.9%)
43
(25.7%)
43
(25)
(25)
事業純利益
2,398
2,472
純売上高に占める割合
27.4%
29.6%
1.79
1.89
1 株当たり事業利益***
(単位:ユーロ)
* 税控除後
** 税引前事業利益、関連会社、非支配持分に基づいて算出
*** 2011 年度第 3 四半期の 13 億 3,940 万株、前年同期の 13 億 480 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
(1)
2010 年度には、メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を 2 つの別組織として維持するという発表を受け、これまで「交換するために保留」と
記載されていたメリアル社事業の実績は、IFRS 第 5 号 36 項に従って再分類され、継続事業からの利益に含まれることになった
Page 22 of 28
1.2%
8.7%
5.5%
(4.0%)
(3.0%)
2011 年度
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
医薬品
2011 年度年初
から 9 カ月間
2010 年度年初
から 9 カ月間
ワクチン
前年度比
2011 年度年初
から 9 カ月間
2010 年度年初
から 9 カ月間
動物用医薬品
前年度比
2011 年度年初 2010 年度年初
から 9 カ月間 から 9 カ月間
20,670
20,071
3.0%
2,651
2,918
(9.2%)
1,560
1,555
1,222
1,215
0.6%
18
21
(14.3%)
14
14
売上原価
(6,167)
(5,374)
14.8%
(1,052)
(1,003)
4.9%
(486)
(453)
純売上高に占める割合
(29.8%)
(26.8%)
(39.7%)
(34.4%)
(31.2%)
(29.1%)
15,725
15,912
1,617
1,936
1,088
1,116
76.1%
79.3%
61.0%
66.3%
69.7%
71.8%
研究開発費
(2,994)
(2,897)
(418)
(378)
(106)
(113)
純売上高に占める割合
(14.5%)
(14.4%)
(15.8%)
(13.0%)
(6.8%)
(7.3%)
販売費及び一般管理費
(5,441)
(5,080)
(404)
(428)
(469)
(459)
純売上高に占める割合
(26.3%)
(25.3%)
(15.2%)
(14.6%)
(30.1%)
(29.5%)
41
222
1
8
(11)
828
758
5
17
非支配持分純利益
(191)
(203)
事業営業利益
7,968
8,712
純売上高に占める割合
38.5%
43.4%
その他収益
売上総利益
純売上高に占める割合
その他の当期営業収益/
費用
関連会社持分利益*
(1.2%)
3.3%
7.1%
(16.5%)
10.6%
(5.6%)
1
(8.5%)
801
1,156
30.2%
39.6%
(1)
その他
前年度比
グループ合計
2011 年度年初 2010 年度年初
から 9 カ月間 から 9 カ月間
0.3%
7.3%
(2.5%)
(6.2%)
2.2%
(1)
(2)
503
544
32.2%
35.0%
(7.5%)
財務収益
法人税
2010 年度年初
から 9 カ月間
24,544
1.4%
1,254
1,250
0.3%
(7,705)
(6,830)
12.8%
(30.9%)
(27.8%)
18,430
18,964
74.1%
77.3%
(3,518)
(3,388)
(14.1%)
(13.8%)
(6,315)
(5,969)
(25.4%)
(24.3%)
(95)
63
135
13
8
846
783
(190)
(202)
9,316
10,323
37.4%
42.1%
(299)
(267)
44
(89)
(2,299)
(2,679)
法人税率**
27.5%
28.3%
事業純利益
6,718
7,377
純売上高に占める割合
27.0%
30.1%
5.09
5.65
1 株当たり事業利益***
(単位:ユーロ)
* 税控除後
** 税引前事業利益、関連会社、非支配持分に基づいて算出
*** 2011 年度年初から 9 カ月の 13 億 1,890 万株、前年同期の 13 億 550 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
(1)
2010 年度には、メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を 2 つの別組織として維持するという発表を受け、これまで「交換するために保留」と
記載されていたメリアル社事業の実績は、IFRS 第 5 号 36 項に従って再分類され、継続事業からの利益に含まれることになった
Page 23 of 28
前年度比
24,881
32
1
(30.7%)
2011 年度年初
から 9 カ月間
(2.8%)
3.8%
5.8%
(9.8%)
(8.9%)
付録 6:事業純利益から当社株主に帰属する純利益への調整
(単位:100 万ユーロ)
2011 年度
第 3 四半期
2010 年度
第 3 四半期(1)
事業純利益
2,398
2,472
無形固定資産の償却(2)
(804)
(879)
(7)
(171)
無形固定資産の減損
条件付債務の公正価値での再評価
在庫に対する買収の影響から生じる費用
事業再編費用
前年度比
(3.0%)
233
(140)
(2)
(70)
(302)
その他の損益および訴訟費用(3)
PP&E*の減価償却中止(IFRS 第 5 号)
以下の税効果:
無形固定資産の償却
19
427
478
354
319
公正価値で再評価した買収企業の在庫額の減少から生
じる損失
42
事業再編費用
24
104
7
55
その他項目
上記の非支配持分帰属分
関連会社と合弁会社の事業再編費用、関連会社と合弁会
社に対する買収の影響から生じる費用
当社株主に帰属する純利益
連結 1 株当たり利益(4) (単位:ユーロ)
1
(7)
(7)
2,030
1,609
26.2%
1.52
1.23
23.6%
(1)
メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を 2 つの別組織として維持するという発表を受け、これまで「交換するために保留」と記載さ
れていたメリアル社事業の実績は、IFRS 第 5 号 36 項に従って再分類され、継続事業からの利益に含まれることになった
(2)
このうち、合併の一部としての無形固定資産の再評価によって生じた償却費は、2011 年度第 3 四半期は 7 億 6,000 万ユーロ、前年同期
は 8 億 3,100 万ユーロとなった
(3)
2011 年度には、これまで「売却または交換するために保留している資産」と分類されていた 2009 年度および 2010 年度のメリアル社の
PP&E*と無形固定資産の減価償却および償却に対する「キャッチアップ」が含まれる(IFRS 第 5 号 27 項)
(4)
*
2011 年度第 3 四半期の 13 億 3,940 万株、前年同期の 13 億 480 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
有形固定資産
-
事業純利益から連結純利益への調整は 15 ページを参照
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2011 年度
年初から
9 カ月間
(単位:100 万ユーロ)
事業純利益
2010 年度
年初から
9 カ月間(1)
6,718
7,377
(2,505)
(2,681)
無形固定資産の減損
(76)
(279)
条件付債務の公正価値での再評価
167
無形固定資産の償却(2)
在庫に対する買収の影響から生じる費用
(404)
(136)
事業再編費用
(537)
(492)
その他の損益および訴訟費用(3)
(517)
PP&E*の減価償却中止(IFRS 第 5 号)
前年度比
(8.9%)
58
以下の税効果:
1,429
1,203
無形固定資産の償却
913
918
公正価値で再評価した買収企業の在庫額の減少から生
じる損失
120
43
事業再編費用
174
167
その他項目
222
75
上記の非支配持分帰属分
2
関連会社と合弁会社の事業再編費用、関連会社と合弁会
社に対する買収の影響から生じる費用
当社株主に帰属する純利益
連結 1 株当たり利益(4) (単位:ユーロ)
(21)
(22)
4,254
5,030
(15.4%)
3.23
3.85
(16.1%)
(1)
メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を 2 つの別組織として維持するという発表を受け、これまで「交換するために保留」と記載さ
れていたメリアル社事業の実績は、IFRS 第 5 号 36 項に従って再分類され、継続事業からの利益に含まれることになった
(2)
このうち、合併の一部としての無形固定資産の再評価によって生じた償却費は、2011 年度年初から 9 カ月間は 23 億 6,700 万ユーロ、前
年同期は 25 億 3,200 万ユーロとなった
(3)
2011 年度には、これまで「売却または交換するために保留している資産」と分類されていた 2009 年度および 2010 年度のメリアル社の
PP&E*と無形固定資産の減価償却および償却に対する「キャッチアップ」が含まれる(IFRS 第 5 号 27 項)
(4)
*
2011 年度年初から 9 カ月間の 13 億 1,890 万株、前年同期の 13 億 550 万株という期中平均発行済み株式数に基づく
有形固定資産
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付録 7:連結損益計算書
2011 年度
第3
四半期
2010 年度
第3
四半期(1)
2011 年度
年初から
9 カ月間
2010 年度
年初から
9 カ月間(1)
8,753
8,339
24,881
24,544
419
443
1,254
1,250
売上原価
(2,895)
(2,433)
(8,109)
(6,929)
売上総利益
6,277
6,349
18,026
18,865
研究開発費
(1,221)
(1,120)
(3,518)
(3,380)
販売費および一般管理費
(2,114)
(2,001)
(6,315)
(5,956)
その他の当期営業収益
90
96
281
339
その他の当期営業費用
(50)
(63)
(218)
(204)
無形固定資産の償却
(804)
(879)
(2,505)
(2,681)
無形固定資産の減損
(7)
(171)
(76)
(279)
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
その他収益
条件付債務の公正価値での再評価
233
事業再編費用
(70)
167
(302)
その他の損益、訴訟費用
営業利益
(537)
(492)
(517)
2,334
1,909
4,788
6,212
財務費用
(153)
(116)
(387)
(330)
財務収益
32
(11)
88
63
2,213
1,782
4,489
5,945
(398)
(405)
(870)
(1,476)
269
285
825
761
2,084
1,662
4,444
5,230
54
53
190
200
2,030
1,609
4,254
5,030
1,339.4
1,304.8
1,318.9
1,305.5
1.52
1.23
3.23
3.85
関連会社および合弁会社持分利益を除
く税引前利益
法人税
関連会社および合弁会社持分利益
純利益
非支配持分純利益
当社株主に帰属する純利益
期中平均発行済み株式数
(単位:100 万株)
1 株当たり利益 (単位:ユーロ)
(1)
メリアル社とインターベット/シェリング・プラウ社を 2 つの別組織として維持するという発表を受け、これまで「交換する
ために保留」と記載されていたメリアル社事業の実績は、IFRS 第 5 号 36 項に従って再分類され、継続事業からの利益
に含まれることになった
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付録 8:定義
メリアル社業績の再表示
IFRS第5号36項に従い、メリアル社が2011年度第1四半期に売却または交換するために保留する条件を満たさなくなっ
たことを受け、過去に発行された損益計算書で「売却または交換するために保留するための資産」として分類されていたメ
リアル社の業績は、表示された全期間について再分類され、継続事業からの利益に算入されることになりました。
GAAP(一般会計原則)と異なる財務指標の定義
純売上高(為替レート変動の影響を除く)
「純売上高(為替レート変動の影響を除く)」での変化に言及する場合は、為替レート変動の影響が排除されていることを
意味します。
為替レートの影響は、以前の期間に使用された為替レートで該当期間の売上高を再計算することによって、排除されます。
2011 年度第 3 四半期および 2011 年度年初から 9 カ月の純売上高(調整前)から純売上高(為替レート変動の影響を
除く)への調整
2011 年度
(単位:100 万ユーロ)
純売上高
為替レートの影響
純売上高(為替レート変動の影響を除く)
2011 年度
年初から
第 3 四半期
8,753
(426)
9,179
9 カ月間
24,881
(670)
25,551
純売上高(グループ構成の変動要因を除く)
以下のとおり、前期の純売上高を修正することにより、グループ構成の変動の影響が排除されます。

買収の影響は、買収の対象となった企業から提供された売上高に関する情報に基づき、現在の期間(企業また
は製品の権利が取得された期間)に相当する、買収された企業または製品の前期部分の売上高を含めることに
よって、排除されます。

同様に、企業または製品の権利を売却した場合には、該当する前年同期部分の売上高が排除されます。

連結方式の変更については、現在の期間に使用された方式に基づいて、前期部分が再計算されます。
®
®
®
®
Plavix (プラビックス)/Iscover 、Avapro /Aprovel の世界的プレゼンス
製品の「世界的プレゼンス」に言及する場合、その製品の連結純売上高から提携企業の製品売上高を除外し、
Plavix®(プラビックス)/Iscover®(クロピドグレル硫酸塩)やAprovel®/Avapro®/Karvea®(イルベサルタン)に関する
BMS社との提携を通じて記録された単独売上高を、提携パートナーから提供された情報に基づいて加えたも
のを意味します。
事業純利益
サノフィは、IFRS 第 8 号の適用に対応して、GAAP(一般会計原則)と異なる主要指標を発表します。この「事業純利益」
という指標は「特別項目を除いた調整後純利益」を置き換えたものです。
事業純利益は、当社株主に帰属する純利益から以下の項目を除外したものと定義されます。








無形固定資産の償却
無形固定資産の減損
合併に関連する条件付債務の公正価値での再評価
買収に関連するその他の影響(関連会社に対する買収の影響など)
事業再編費用*
その他の損益(非流動資産の売却損益*を含む)
訴訟に関わる費用または引当金*
上記の各項目に対する税効果と主要な税務訴訟の影響
*連結損益計算書のNote B.20.で定義されているとおり、事業再編費用と売却・訴訟に関わる損益の勘定科目で報告され
ます。
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サノフィについて
サノフィは、グローバルに多角的事業を展開するヘルスケアリーダーとして、患者さんのニーズにフォーカスした
医療ソリューションの創出・研究開発・販売を行っています。サノフィは、ヘルスケア分野において 7 つの成長基
盤を中核としています。それは糖尿病治療、ワクチン、革新的新薬、希少疾患、コンシューマー・ヘルスケア、新
興市場、動物用医薬品です。サノフィはパリ(EURONEXT:SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場し
ています。
今後の見通しに関する記述
当プレスリリースには、1995 年民間有価証券訴訟改正法(修正を含む)でいう「今後の見通しに関する記述」が含まれています。今後の
見通しに関する記述とは、歴史的事実を述べるものではない記述です。これらの記述には、計画と予測ならびにそれらの根拠となる前提、
将来の財務結果、事象、事業、サービス、製品の開発および可能性に関する計画、目標、意向および期待に関する記述、ならびに、将
来の実績に関する記述が含まれます。一般的に、今後の見通しに関する記述は、「予想」、「期待」、「見込み」、「予定」、「予測」、「計画」
などの表現によって識別されます。サノフィの経営陣はそのような今後の見通しに関する記述に反映された予想を妥当と考えますが、投
資家は今後の見通しに関する情報と記述がさまざまなリスクと不確実性の影響を受けやすく、それらの多くが予測困難であり、通常サノ
フィが制御できず、そのために実際の結果と進展が、今後の見通しに関する情報と記述の中で表現された、暗示された、または予測され
たものとは大幅に異なる可能性があることに注意してください。そのようなリスクと不確実性には、研究開発、市販後を含む今後の臨床
データおよび解析、薬剤・機器・生物学的製剤などの製品候補について提出される申請の承認の是非および時期に関する FDA や
EMA などの規制当局の決定、ならびにそのような製品候補の利用可能性や商業的可能性に影響を及ぼすラベリングその他の問題に
関する当局の決定に付随する不確実性、製品候補が承認された場合に商業的に成功するという保証の欠如、代替治療薬の将来的な
承認および商業的成功とグループが外部成長の機会から利益を得る可能性に付随する不確実性、ならびにサノフィの 2010 年 12 月
31 日終了事業年度フォーム 20-F 年次報告書の「リスク要因」および「今後の見通しに関する記述」項目を含む、サノフィが作成した
SEC および AMF に対する公の届け出の中で議論されているかまたは特定されているものが含まれます。サノフィは、適用法によって義
務付けられている場合を除き、今後の見通しに関する情報または記述の更新または見直しを行う義務を負うものではありません。
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