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議会運営委員会行政視察

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議会運営委員会行政視察
氏名
日
時
平松 昭徳
平成 25 年 10 月 3 日(木)
視 察 先
埼玉県 飯能市
視察目的
① タブレット端末導入による議会運営について
②
議会改革への取り組みについて
(市の概要)
・飯能市は、人口 8,200 人、3,300 世帯あり、埼玉県の西南部に位置し、市域の約 76%が山地部となってい
る。都心から 50km 圏内のベットタウンで、市民の人は、昼間は東京、夜だけ帰ってくる「埼玉都民」と言
われている。飯能市議会は、現在、議員数 19 人、党派は公明党、日本共産党、無所属、会派は 7 つの会派
が 2~4 人で構成されている。今回の視察では、平成 24 年 4 月から導入された「タブレット端末導入」と「議
会改革への取り組み」について、「議会改革推進会議」座長の椙 田 議員より説明を受けました。
① タブレット端末導入による議会運営について・・・
・タブレット導入の経緯:市の取り組みとして環境マネジメントシステム(ISO14001 適合)環境に配慮
した活動推進を実施しているが、紙使用量削減が目標に達していなく、執行部の対応策としてペーパーレス
会議推進にて、行政経営会議等が平成 23 年度からPC(パソコン)で行われるようになった。そこで、議
会としても、情報端末機器を導入しペーパーレス化に協力するということで、①議会改革検討会にて会議の
あり方を検討、②情報端末機種の比較検討(ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなど)、③タブ
レットの有効活用について検討を行い、平成 24 年 4 月よりタブレットを導入をした。目的は、全員協議会
にペーパーレス化、議員↔事務局の情報伝達、危機管理上の緊急連絡、政務調査活動、各種資料の閲覧など
の推進を図る。セキュリティ対策、端末:事務局でロック、データ消去等を遠隔制御のため、紛失、盗難時
でも安心できる。システム:既存庁内LANやインターネットへの接続がないため、情報が流出するおそれ
がない。導入費用については、タブレット費用(初期設備費:205 万円+年間維持管理費:141 万円)
:346
万円。年間のペーパーレス化削減額:228 万円。年間の効果:87 万円(228 万円-141 万円)
。初期設備費
用回収残高:118 万円(205 万円-87 万円)になり約 2 年半で回収できる見込みである。タブレット1台当
たりの通信費は、5,700 円/月で 68,000 円/年になり、これを公費 4/6、政務調査費 1/6、自己負担 1/6 の割合
で費用負担をするため個人負担は 11,300 円になる。端末機器費用はキャンペーンで実質負担額 0 円だった
そうです。導入効果は、会議録冊子廃止による製本費削減や協議会資料の紙使用量削減、そのほかに情報伝
達の迅速化、政務調査活動充実、危機管理対応の向上などがあげられるそうです。利用のルール化は、使用
制限や禁止・遵守事項、セキュリティ対策等、必要な事項を規定。また、使用対象会議、ペーパーレス化対
象会議等など使用範囲規定。そして、情報端末機の使用に関してのトラブルや有効活用などすべてを協議す
る場としての「IT会議」を設置し、事務局と線を引き、この情報端末機に関しては、すべての議員の責任
で進める。そうしないと事務局が責められ、新しいことができなくなり、改革が止まってしまう。タブレッ
ト端末を短期間で導入したのは、まだ他の議会で導入されていなく、「日本で最初」を狙っていた。使用基
準を最初に作れば飯能市がスタンダード(ベース)になる。先進地ということで行政視察も増える。たしか
に飯能市の行政視察受入をみると、全国様々な地域から来ており、視察内容も「タブレット端末の導入つい
て」が月に何件もある。さすがに読み通りである。タブレレット利用状況は、全員協議会ではもちろんのこ
と、議会運営委員会、代表者会議、行政経営会議などに使用され、一般質問でも多くの議員が活用している
そうです。タブレット導入後の課題は、①利活用の推進(災害時の有効活用、本会議・委員会運営に利用な
ど)、②システム等の見直し(高機能・高効率なシステムの研究、使用基準の見直し)などがある。
② 議会改革の取り組みについて・・・
・平成 20 年 6 月に「議会のあり方研究会」を設置して、議会の機能強化を課題とし、全員協議会、議員定
数、議員報酬、政務調査費、審議会、議長の任期、議長選挙、議会基本条例等について話し合いを行った。
また平成 22 年 6 月には、「議会改革検討会」を設置し、議会基本条例の制定に向けた検討を行い、平成 24
年 6 月に「飯能市議会基本条例」を制定し、それに伴い平成 24 年 7 月には、「反問権」・「自由討議」・
「議会報告会」それぞれの実施要領の策定をした。議員定数の削減についても、平成 17 年に 26 人→23 人(3
人減)、平成 21 年に 23 人→21 人(2 人減)、平成 25 年には 21 人→19 人(2 人減)と改選ごとに削減を行
っている。田原市議会からの質問で「正副議長選挙の立候補制を導入した経緯は」についてありました。立
候補制導入以前は、代表者会議において各会派から立候補者の報告後、立候補者の調整を行い、投票を実施
していた。議運の行政視察で伊賀市では、「立候補し所信表明演説を行って投票を行う」ということが報告
された。「時間がかかること、誰が立候補しているかわからないこと、公約等を掲げて手を挙げれば市民に
わかりやすい」との意見が出た。平成 22 年 6 月定例会から立候補制を実施した。議長の辞職許可後に代表
者会議を開催、各会派から立候補者を確認する。本会議を再開。→議長選挙を日程に追加。→本会議を休憩。
→休憩中に本会議場の登壇席で所信表明的な発言(2 分間以内程度)を行う。→本会議を再開。→投票。→
議長選出。(副議長選挙も同様) 立候補制の効果、成果等:○選出過程が透明になり、市民や執行部に対
してわかりやすい。○候補者選出の調整がなくなり、投票までの時間が短くなった。○所信表明的は発言で、
候補者の声を議会以外にも届けることができたそうです。
(視察後の所感等)
・飯能市の「タブレット端末導入」を含めた「議会改革の取り組み」の話を聞き、議会改革はすぐにできる
ものでなく、地道におこなっていくことにより成果が出てくるものだと感じた。そして議員、一人ひとりが
真剣に取り組まなければ途中で改革が止まってしまうとも感じました。飯能市議会改革の取り組みの一覧表
を見ても「議会のあり方研究会」、「議会改革検討会」、「政務調査費分科会」、「政務調査費審査会」な
どの検討委員会が設置され、議員が一丸となって議会改革に取り組んでいることが現れています。そして、
平成 24 年 7 月には、議会改革を一層推進するため、「議会改革検討会」の名称を「議会改革推進会議」に
改めたことなど、議会としての意気込みが伝わってくる。また、取り組みのなかには議会を傍聴に来る市民
の立場からの改革、傍聴者が一般質問している議員の顔の表情を見ることができるようにした「議場のスク
リーン設置」なども行われており気配りを感じます。今回の視察において「議員定数」については、学ぶべ
きことが多かった。それは、改選半年前に「議員削減」の要望書や請願書が自治会連合会や労働組合連合会
から提出されていること。飯能市の議会は毎期、議員定数についての議論がされている。議会改革をうたう
議会ならば、議員自らが議員定数を検討していかなければならないと思う。議論、検討した上ならば、次の
改選期に現状の議員定数になっても良いと考えます。こうして先進地視察で、改革を実施してきた議員の方
から話を聞くと、苦労話や本音の部分、時には失敗談を聞くことにより大変さを感じた。今後は、自分の所
属する議会に、いかに展開していくかを考えさせられました。
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