CASE STUDIES 2015年3⽉月版 Talend株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの人事データ集約処理をTalend で自動化適用分野：三菱菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社様 ■ 業種：金融 ■ 地域：日本 ■ URL： http://www.it.mufg.jp/ ■ 導入効果・半日を要していた作業を 自動化により30分に短縮・人的ミスの低減に加え、 人的コストの削減に成功「以前、ユーザデータの移行には 週半日程度を費やしていましたが、 Talendでの処理が始まってからは、僅か30分で完了するようになりました。また、従前かなりの人手が介入しなければならなかった処理を、ほぼ自動化することができ、人的なミスの削減にもつながりました。結果として当該作業に係る人的コストを大幅に削減できたものと思います。」 ITプロデュース部斉藤部長様 ETL/ELT データ移⾏行データ連携三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社様（以下同社）は、三菱東京UFJ銀行様をはじめとする三菱UFJフィナンシャル・グループ様（以下MUFG）各社の先進的かつ高品質な 金融サービスをIT面から支える技術者集団です。同社が併せ持つ高度なITスキルと広範な金融業務に関するノウハウを結集することによって、グループのこうした金融サービス業務を実現するとともに、グループの中核をなす三菱東京UFJ銀行の推進するIT戦略に大きく 貢献しています。 ■ 導入前の課題：手作業に頼っていたユーザ情報登録作業の改善 •  三菱東京UFJ銀行様を始めとするMUFGでは、情報共有のインフラとして、Notesを利用。 •  新しいサービスをWEBベースのポータルサイトで提供するプロジェクトを推進していた。 •  Notesに存在する6万件の登録済みユーザ属性等を判断して選別し、ポータルユーザ用 DB に登録する必要に迫られる。 •  Notes 上のデータに加え、関連データの取り込み、変換処理等を Excel のマクロベースで開発するも、作業ステップに応じて担当者が複雑な操作を実施しなければならず、毎週半日をかけて移行作業を実施。 ■ Talend 選定のポイント：オープンソースであるからこそ安心であり機能が充実している •  移行のための時間と作業の冗長性を縮減するため、同社では、データ統合ツールの採用検討を開始。 •  2010年の7月～8月にかけてTalend Integra@on Suite の機能検証を実施。 •  机上で複数のデータ統合ツールを検討、最終的にはTalendのみ機能検証実施。 •  Talend の選択理由として、同社 ITプロデュース部斎藤部長様は以下を挙げています。 ① 様々なノードへのコネクタが無償で同梱されていること ② GUIで直観的にフローが作成できるので、開発コストが軽減できること ③ オープンソースであることの安心感 ④ JVM上で動作するので、ハードウェアやOS に対する依存性が低いこと ⑤ コミュニティのフォーラムが充実しており、情報集が容易であることポータルサイト Notes サーバー従来⼿手作業で半⽇日を要していた作業をユーザ 30分に短縮ユーザ情報データ Webサーバサイトポータルユーザ登録データの⽣生成各種マスター類異異例例ユーザデータデータ検証 ■ 導入効果：半日の手作業を自動化により30分に短縮、人的ミスとコストの削減 •  2010年11月～2011年1月までの僅か3ヶ月で Talend を利用した自動化ジョブ作成プロジェクト完了。 •  週半日を費やしていた作業が30分で完了できるようになった。 •  かなりの人手を要していた作用の自動化により、人的ミスの削減と係る人的コストの大幅な削減を達成。 1 マブチモーター様は基幹系システムとパッケージソフトウェアの連携を Talendで実現適用分野： ■ 導入効果・品目9.5万件・構成1 80万件の日次データ転送、生産管理システムから基幹系システムへの月30万件のトランザクション転送を実現。・従来5分以上を要していた 125万件データから3千件程度の条件抽出が20秒に短縮。・同ソリューションをグローバル展開。・　現在は30本以上のジョブが Talend で稼働中。「いくつかのデータ連携ソリュー ションを検討しましたが、限りある 予算の中で、オープンソースソフトウェアである Talend Open Studio をダウンロードして試してみる事にしました。驚いたことに、基幹系システムとパッケージソフトがその日の内に接続できてしまったのです。これは大きなインパクトでした。」情報システム室主事　野澤忍様 ■ Talend 選定のポイント：オープンソースであるからこそ安心であり機能が充実している •  複数のETL機能を持ったソリューションを検討中にTalend Open Studioを試用したところ、基幹系システムとパッケージソフトがその日の内に連携完了。 •  オープンソース製品に対する不安はあったものの、「Talendは、他のETLのエンジン処理とは異なりJavaの実行ソースコードを生成する方式なので、何かあっても対応可能と割り切りました。」と、情報システム室主事野澤様がTalend 採用の理由を説明されています。さらに、採用の理由として以下を挙げられています。 ①  500以上の豊富なコンポーネントが無償で提供されている。滅多にないが、既存のコンポーネントで対応出来ない場合は、独自コードの記述も可能。 ②  既存データのスキーマを自動的に取得することができる。 ③  ビジュアルな開発環境で、Java の基礎知識で対応可能。生産性が高く、5分で出来る。 ④  成果物はJavaソースとBatch shファイルなので、解析・変更可能、また、コピーしてどこでも実行可能。約125万件のトランザクションデータを格納 Talend 品⽬目9.5万件、構成180万件の⽇日時データ転送条件検索索新規導⼊入抽出機能基幹系 AS/400 部品表パッケージ（3千件抽出に20秒) ⽣生産管理理システムソフトウェア・会計・購買・在庫 … BI ソフトウェア ■ 導入効果：5分以上要していたデータの条件検索・抽出が約20秒で完了「生産管理システムには約125万件のトランザクションデータが格納されていますが、3千件程度のデータを条件検索・抽出するのに、約20秒で完了しています。以前は、この処理に5 分以上を要していました。また、期せずして十数万件ものデータを排出してしまい、例えば Excel に落とすということもできませんでした。 Talend Enterprise Data Integra@on で重複排除を同時に行なうことでこの問題も解決されました。」と野澤様は評価されています。 http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/ データ連携マブチモーター株式会社様は、小型直流モーター市場では世界市場の半分以上を占める大手電気部品メーカーです。ミラーやドアロック等の自動車向け電装機器、音響・映像機器の CD/DVD用モーター、プリンターやディジタルカメラといった光学・精密機器等、その製品は現在のハイテク産業に不可欠なものとなっています。また、生産の100%をアジアの海外 拠点で実施しているグローバルカンパニーです。 ■ 導入前の課題：基幹系システム内部のブラックボックス化とデータの散在化 •  同社では、十数年前に構築した基幹系システム（AS/400）を自社で保守・機能追加を行なってきたが、システムの内部構造が複雑化、新規機能追加にスキルが必要な状況になっていました。 •  基幹系システムではサポートしきれない業務要件の増加に伴い、各部門独自のシステムが増加する傾向にあり、これらは情報システム部門で適宜引き取りをしているものの、内部のブラックボックス化とデータの散在化が始まっていました。 •  基幹系システムの一部の機能の置き換え手段として、パッケージソフトウェアの導入も始まり、基幹系システムとのインタフェース要件が増加しました。 ■ 業種：製造業 ■ 地域：日本 ■ URL： ETL/ELT 2 セントラル短資ＦＸ株式会社様分散データの集積と新経営指標の算出プロジェクト適用分野： http://www.central-tanshifx.com ■ 導入効果・Talend Integra@on Suite を用いたデータ集積と当局向け指標算出。・直感的で容易に処理構築と運用・保守が可能。・約１ヵ月半で導入から本番稼働まで完了。当然限られている予算と期間にあって、使い慣れているJavaで操作できること、また、オープンソースであることの透明性、納得のいく価格システムがTalend 採用の決め手でした。経営企画部 ご担当者　様データクレンジングセントラル短資ＦＸ株式会社様は、主にインターネットを活用した「外国為替証拠金取引サービス」を提供されています。資金・為替の銀行間取引において100年の伝統を有するセントラル短資グループの一員です。総口座数は、10万超、預り証拠金総額は400億円近くに上る国内有数の外国為替証拠金取引（FX）サービス会社様となっております。 ■ 導入前の課題：金融庁の監督指針強化による、取引データ等のレポートの自動化 •  金融庁の監督指針がより強化され、協会のガイドライン策定に伴い、過去の取引データに基づく取引レート滞在率や、約定率等を定期的に算出する事が必要となりました。このような指標を算出するためのデータ基盤をより強化する必要に迫られていました。 •  経営からは当局の要請に遅滞なく応えることに加え、手作業を排除しシステムによる自動化を実現することで、オペレーショナルリスクを避けることを強く求められていました。 ■ Talend 選定のポイント：オープンソースであることの透明性、納得のいく価格システム •  指標算出に必要なデータの収集と分析・報告を行うためのソリューション選定を開始、各社のデータ統合ツールやBIツール、スクラッチでの開発等、多岐に亘り検討した結果Talendのソリューションを基盤として採用された大きな理由について同社ご担当様は下記を挙げています。 ①  多岐に亘るソースデータに容易に接続が可能で、直感的なオペレーションで処理を定義できる。 ②  エンジンベースのブラックボックスなツールではなく、Java のソースコードを生成するオープンで理解し易いソリューションである。 ③  GPL版（ダウンロード版）で事前に機能の確認ができた。 ④  他のオープンソース製品に比べると中が見やすく、出来上がりのフローロジックが分かりやすい。 ⑤  検討の初期段階でTalendによる製品のレクチャーや、サポートを受ける事で、内容を十分に理解することができた点も、選択の決め手となりました。 ⑥  限られている予算と期間にあって、使い慣れているJavaで操作できること、また、オープンソースであることの透明性、納得のいく価格システムだった。 Talend FX 取引システム指標算出に必要な⽉月次数千万件データ抽出当局向けの処理理を実施報告書作成処理全体の自動化を実現 ■ 導入効果：ＥＴＬ処理開発効率と、処理自体のカスタマイズ性の向上 •  7月よりTalend Integration Suite の導入を開始。同時に、要件定義→開発→テストと工程が進み、予定どおり約１ヵ月半で本番稼働にまでこぎつけることができました。 •  生成されたJavaのコードを自分で確認し、ロジックを追加できるので、インプリメンテーションの段階で自由度が高く、且つその処理内容についても合理性があった。 •  Talendの導入により、自らETL処理開発する際の効率や処理自体のカスタマイズ性が大きく向上しました。 •  同社のTalend Integration Suite は、 Windows Server （32GB）で稼働しており、指標等の算出に必要なソースデータは、Oracle DB、テキストファイル等多岐に亘るものの、月次数千万件のデータを処理する能力を備えています。 ■ 業種：金融 ■ 地域：日本 ■ URL：データ統合 3 ドイツポストDHL社は、Talend Enterprise ESB を活用して SOA基盤を構築 適用分野： ESB ETL/ELT ドイツポストDHL社は、郵便事業およびロジスティクスサービスを提供している世界屈指の企業です。ドイツポストグループ全体の2010年の売上は 510 億ユーロ、220の国と地域に47 万人以上の従業員を擁しています。 ■ 導入前の課題： ■ 業種：物流 ■ 地域：ドイツ ■ URL： http://www.dhl.com/en.html ■ 導入効果「ドイツポストDHLは、秘匿性や信頼性を損なわずに従来の配達業務からインターネットメディアへ移行していく必要がありました。これを現実的に達成する上で、新しいIT基盤が必要であることは疑いようがありません。当社において新しいビジネスを確立するためにはこれまでよりも、いっそうITの活用を重視する必要があると考えています」 André Feld Head of technology management Deutsche Post ドイツポストDHL社は、他社がこの分野に多数進出する中にあって、競合他社が手掛ける前に新しいサービスをリリースする必要がありました。このためには、毎年250億もの企業からの郵便注文を管理するシステムや5,000名以上のオンラインユーザが利用する顧客管理システム等の間でリアルタイムに情報を交換できるシステムの IT 基盤を投資対効果を十分に考慮しながら構築する必要がありました。同社は、 S O A の実装に向け、 Ta l e n d Enterprise ESB の採用を検討しました。 ■ Talend選定のポイント：・順次機能拡張が可能 - 大きなリソースを必要としない、ライトウェイトなエンド・ポイントへの導入が可能 - 予算や技術的環境を考慮しつつ、SOA の適用を順次拡大していくことができる - 高いコストメリットを有し、スモールスタートしつつ、計画的な拡張が可能・無停止での動的な機能適用が可能 - ランタイム時にコンフィギュレーションを設定可能 - プラグイン方式のアーキテクチャ - SPOF（単一障害点）が無く、高可用性を確保できる・スタンダード技術の採用 -　業界標準に基づき、特定のベンダー技術に拘束されることがない -　複数のメッセージングシステムおよびプロトコルを提供 -　既存のソフトウェアおよびハードウェア環境での稼働が可能であった ■ 導入効果：・ 6,000以上もの通常業務処理、200 以上のミッションクリティカルな業務処理を実装。・ Talend Entrerprise ESB を利用したシステムにより、毎年 50 億ユーロもの利益を生み出していると試算されています。・ Talendは、ドイツポストDHL社と長期利用契約を結ぶなど、その成果が評価されました。・さらに、本ケースは全てのヨーロッパの郵便事業者のリファレンスになっています。 4 MyBuysがTalend を活用してECサイト向けレコメンデーションサービスを実現適用分野： ■ 業種： WEBサービス ■ 地域：米国カリフォルニア州 ■ URL： http:// www.mybuys.com/ ■ 導入効果・2ヶ月未満での稼働開始。・5分の1以下の構築時間。・可変長あるいは固定長のフラットファイル、XML やウェブサービスから Oracleデータベースへのデータ統合、データクレンジング。我々のパーソナライゼーション・エンジンは、オンライン・ストア側から最新のデータを受け取ることで最良のレコメンデーションを提供することができます。 Talend Enterprise Data Integrationはそのための堅牢でハイパフォーマンスなデータ統合を絶えず実行してくれます。 MyBuysはTalendを基盤としており、彼らが信頼できることを知っています。 Phil Mueller Professional Services Manager マスタデータ管理データ連携データ統合 MyBuysは、電子商店のようなECサイトに対し、個別消費者向けにパーソナライズされた商品のレコメンデーション機能を提供するWEBサービス企業です。同社は、個々の買い物客の行動に基づく高度なプロファイルを作成し、特許を受けたアルゴリズムとリアルタイム最適化手法を用いて、ウェブサイト上またはeメールによる最適なレコメンドを提供します。 ■ 導入前の課題：個別プロセスに対する対処・改修の負荷 •  MyBuysは、BPM（ビジネスプロセス管理）ツールを採用していましたが、新しいECサイトとの契約ペースが上がるにつれ、よりスケーラビリティに富むソリューションが不可欠であることに気付きました。 •  ECサイト毎に、異なるデータ構造と共通化されたプロセス、そして個々に特定化されたプロセスが有り、これらに全て対応する必要がありました。サイトごとに異なるプロセスも、標準化することにより、ひとつの改修で対処できる仕組みにしたかったのです。 ■ Talend選定のポイント：全社規模での活用を前提とした高品質かつ高機能性が、合理的なサブスクリプションモデルで提供される •  MyBuysのプロフェッショナルサービス部門は、データ統合が正しいアプローチであると認識し、複数の商用データ統合製品とオープンソース製品を検討しました。結果、Talend Enterprise Data Integrationは、企業利用レベルの品質と機能を導入しやすいサブスクリプションモデルで提供されているということに気付きました。 •  BPMツールの保守契約終了が迫っていたため、新しいソリューションを展開するための時間はごく僅かしかありませんでした。「2ヵ月以内で、我々は既存のデータ統合プロセスを全て再開発する必要がありました」（Phil Mueller氏）。 (他社) e-‐‑‒コマースシステム商品カタログデータフラットファイル XML 消費者A 消費者B データクレンジング⽤用⾃自社開発ルーチン⾃自社レコメンデーションエンジン (Oracle) 消費者による、購買⾏行行動,⾏行行動プロフィール ■ 導入効果：2ヶ月未満での稼働開始、5分の１以下の時間での新規展開 •  Talend Enterprise Data Integrationでは、以前の技術では構築に5〜6時間かかっていたデータフローを、1時間未満で開発しテストすることができました。 •  我々は、採用以前にGPL版のTalend Open Studioをダウンロードし、数週間にわたって徹底的に検証しました。そのおかげで、新たに学習すべきことは実質的に無く、予想外の障害に出会うこともありませんでした」（Phil Mueller氏）。 •  分析プロセスの基礎を築き、データ統合アーキテクチャを確立した現在では、新しいクライアントのためのデータ統合作業はほんの2〜3日で終了します。 •  提供されるデータの品質に大きく左右されますが、Talend Enterprise Data Integration の持つデータクオリティ機能と、データクレンジングのために自社開発したJavaの外部ルーチンを呼び出す機能が、データ品質の課題を著しく軽減してくれています。 5 PriceMinister社は、日々発生する2,000以上の価格や在庫データの処理をTalendで高速に自動化適用分野： ■ 業種： ECサイト ■ 地域：フランス ■ URL： h;p:// www.priceminister.com/ ■ 導入効果・ 2,000以上のデータファイルを日々確実かつ高速に処理・販社へのデータ交換方式の提供は1日以内・様々なプロジェクトにおける成果物の共有化「他の多くの製品では不可能と思われる、2,000以上のデータファイルを日々、高い信頼性とパフォーマンスをもって、かつリーズナブルなコストで処理できるのです。重要なことは、 Talendのソリューションが、当社のシステムに非常によく適合しているということです。1億以上の商品を扱う我々にとって、システムに過負荷をかけず、販社やお客様が期待するレスポンスタイムを維持することが非常に重要なのです」 JusDn Ziegler Co-‐founder and InformaDon Systems Manager データクレンジング ETL/ELT PriceMinister社（現：楽天子会社）は2000年にフランスで創業した e-コマースの会社であり、フランスでは第2位のランクをキープ。英国、スペイン等ヨーロッパ全域で事業展開を図り、現在では、1億7千万の商品と900万の会員を擁しています。同社の新製品および中古品販売サイトには、月間2,000万以上の訪問、自動車販売サイトには30万の訪問と330万のページビューがあります。また、不動産・旅行部門には200万の訪問者を数えるに至っています。 ■ 導入前の課題：日次で2,000以上発生するデータファイルの更新を手作業で実施・ PriceMinister社は、およそ3,000万の販社の合計1億におよぶ在庫情報や200万件もの価格に対する日々の変更情報をオンラインストアに反映しなければなりませんでした。これには、一日におよそ2,000以上のデータファイルを正確にサイトに反映しなければならず、自動的にデータをフィードし更新するシステムが不可欠でした。・同社はこのシステムを自社開発したプログラムで行って来ましたが、維持管理コストの負荷は膨大なものでした。・販社とのデータ交換フォーマットを統一し利用してもらうことも考えましたが、販社側の負担を考えるとこの方式を採用することはできませんでした。 ■ Talend 選定のポイント：日々発生する価格・在庫データファイルを高速に自動処理することが可能・ Talendを検討する切掛けとなったのは販社からXMLフォーマットへの要望が増えていたことです。XMLフォーマットによるデータフィードが、自社のプログラムでは対応できませんでした。これにより、機会損失が発生することもあったことから、当初はXMLに対応可能な Talendを補完的な位置付けで導入し、このような要望に応えていきました。・ Talendを実際に利用し始めて数ヶ月経過した段階で、同社は、Talendを利用することで、従来に比べ、データ統合処理を格段と早く実装できる事に気が付きました。・これはスピード感がビジネスの根幹である同社にとって極めて重要なポイントでした。さらに、2,000以上ものデータファイルを日々正確・高速に処理できる機能をリーズナブルなコストで提供できる製品は他に存在しなかったのです。・現在では、TalendはPriceMinister社を経由して販売される1億以上の製品情報を格納しているOracleと検索エンジン「FAST」に接続されています。販社毎に異異なる多様な商品情報フォーマット (将来的にはデータ品質管理理機能を付加）販社Ａサーチエンジン (FAST) 販社Ｂ⽇日次 2,000以上のデータファイルを統合、製品情報の更更新を実施販社Ｃ製品情報 (Oracle) ■ 導入効果： 1日以内に新規販社とのデータ交換方式を作成・提供・ほぼ一日で新規販社とのデータ交換方式を実現できることで、販社の満足度が向上。・プロジェクトで作成されたソリューションが容易に別のプロジェクトでも再利用可能。・同社では全社的な標準データ統合基盤として利用。 6 Sony Online Entertainment社は、Talend CDC機能を活用してリアルタイムDWH・BIを実現適用分野： ■ 業種：エンターテイメント ■ 地域：米国 ■ URL： http://www.soe.com/ ■ 導入効果・ 50のソーステーブルから 15分毎に差分データを CDC で収集・ 20～30日を要していた収集 データの多次元化処理を 数時間に短縮・ 3日以上を要していた決算 データの収集を40分に短縮、 100倍以上の効率性を 確保し、決済手数料は 1/5 に圧縮マーケティングの観点では、リアルタイムデータ処理は、評価できないほどの価値があります。伝統的な、バッチを指向するBIでは、我々は能率的にデータを追跡することができません。プレイヤーはすでに先に進んでいます。しかし、ゲーム中のイベントログを処理する能力のおかげで、リアルタイムにデータへのアクセスでき、データベースにそれを書き込みでき、次に、リアルタイムに市場向けアイテムを提供することができるのです」 SOE BI ディレクタ Anand Rao ETL/ELT CDC DWH/BI Sony の子会社である Sony Online Entertainment LLC. (SOE) は、米国サンディエゴに拠点を置く、世界規模でのゲーム開発、および数百万人の会員を持つオンラインゲームにおける世界的リーダーです。 ■ 導入前の課題：カスタム開発に頼っていたデータ収集が大幅な業務の遅延を招く •  SOE は、ゲームマネージメントのシステムを社内開発に依存しており、膨大な生データの収集に加え、多次元分析に必要なキューブを作成するための大量な集約作業が必要でした。これは、20～30日にのぼる作業を必要としていました。 •  このため、ゲーム会員の利用動向やアイテム購買傾向をリアルタイムに把握する事は不可能でした。また、カード会社等への決済手数料を節減するための会員との決済処理を集約する作業が都度発生し、3日以上の時間を要していました。 ■ Talend 選定のポイント：ダウンロード実績とターゲットDB のネイティブサポートが決め手 •  「ゲームデータベースのために、DBMSはEnterprise DB を利用しデータ統合処理は Talend を採用しました。これらのオープンソースソリューションは、活発なコミュニティ活動と膨大なダウンロード実績を誇っています。Talend が Enterprise DB をネイティブにサポートすること、及び両ベンダ間の密接なパートナーシップが決定のための重要な要因となりました」 •  「私たちは、PRJを迅速に開始することが出来、全社一丸となったチームによる共同作業を開始することが出来たのです」（SOE の BI ディレクタ： Anand Rao 氏) OLTP システム DWH CDC による差分（Enterprise DB) 50の異異なるデータのソース検出と抽出テーブル差分データの疑似リアルタイム Talend 転送 XML XML形式の XMLデータをゲームデータ Apache ActiveMQ を使い多次元データ決済データのベースを更更新 BI⽤用集約処理理多次元データベース ■ 導入効果：半日の手作業を自動化により30分に短縮、人的ミスとコストの削減 •  Talend のデータ処理プロセスは、OLTPシステムの50のソーステーブルから、レポーティング用DWH（Enterprise DB ）に連携。CDC: Change Data Capture機能を利用し差分データのリアルタイム抽出と転送を実施しながら要件に応じた処理をDWHに対して実行しています。現時点でTalendは、15 分毎にデータを収集していますが、今後はより鮮度向上を行う予定です。 •  XML 形式のゲームデータをBI レポーティング用の多次元データベースにロードするために、Apache Ac@veMQ を使用して20～30日要していた収集データの多次元化・分析処理が僅か数時間にまで短縮されました。 •  決済データの集約作業に3日以上を要していたものを40分に短縮。100倍以上の効率性を得られることができたのです。 •  決済データ集約処理の効率化によるカード会社へ支払う決済手数料は 1/5 に削減できました。 7 Virgin Mobile社は、多様な業務データをDWHに統合し、経営判断や意思決定の迅速化を実現適用分野： ETL/ELT DWH/BI Virgin Mobile社は、英国の多国籍企業 Virgin Group の創始者であるリチャード・ブランソン氏が創立、英国、米国、フランス、オーストラリア等でビジネスを展開。1,000万人以上の加入者有する仮想移動体通信事業者（MVNO: Mobile Virtual Network Operator）です。 ■ 業種：通信 ■ 地域：フランス ■ URL： http:// www.virginmobile.fr/ ■ 導入効果・業務システムの年間18億件、 日々500万件の請求チケットデータをDWHに統合。・市場動向の変化に迅速に 対応、顧客ロイヤリティを 向上させるための情報が 利用可能。「結果として、我々はTalendが本当 ■ 導入前の課題：実績管理のための DWH と膨大な業務システムとの連携 Virgin Mobile France チームは、自社システムのトランザクション処理能力には満足していましたが、パフォーマンスモニタリングとレポーティングの能力には不足を感じていました。 •  競争の激しい業界において、収益性を維持しながら自身の成長を実現するためには、会計、マーケティング、プロバイダ管理といった異なる領域を網羅する実績管理システムが不可欠であると考えたのです。 •  Webアプリケーション、CRM、バックオフィス業務等、LAMP（Linux、Apache、MySQL、 Perl）ベースの様々システムから必要なデータを抽出・変換してDWHへ統合。更には、これを利用した販売実績管理、マーケティングデータ、コール数や契約変更内容等の顧客サービスデータ、そして財務会計データを分析するためのソリューションが不可欠でした。 •  ■ Talend 選定のポイント：高い品質とサポートサービス、コラボレーション開発が可能 •  業務システムからデータを取り出し、DWHに統合するためのソリューションとして、2つの理由から Talend Enterprise Data Integrationを選択しました。とVirgin Mobile社の Lionel Beaudet氏は言います。 ①  我々は高品質で迅速に対応してくれるサポートサービスを受けることができます。ソリューションの実装を行ったのはLogica社ですが、その後の維持管理は我々がインハウスで行っています。 ②  このソリューションの持つコラボレーション機能により、我々はプロジェクトにひとつのチームとして作業することが可能です。これは大幅な時間の節約をもたらします。に企業規模で必要な機能－プロフェッショナルなソリューション、高品質な技術サポート、MySQLを始めとする我々の環境への高度なインテグレーション－を備えた、唯一のOSS データ統合ソリューションであると断言することができます。さらに、 Talendの習得は短期間かつ容易であり、カスタマイズに関する多くのオプションが提供されました」 Talend LAMPベースの様々な業務システム DWH Webアプリケーション Lionel Beaudet, Technical Manager 年年間18億件のコールデータ CRM ⽇日々500万件の請求チケットバックオフィスシステム・販売実績管理理・マーケティング管理理・顧客サービスデータ・会計データ ■ 導入効果：二つの戦略的効果を得ることに成功 •  経営者は、ビジネス状況に関するより良い情報を得ることができ、市場動向の変化に迅速に反応して、プライオリティの判断を下せるようになった。 •  マーケティング部門は、市場シェアの獲得と顧客のロイヤリティを向上するために必要な情報を得ることができるようになった。 8 UNHCR:国連難民高等弁務官事務所は、Talend を活用して人道的活動に要する様々な情報を統合適用分野： ■ 業種：国連機関 ■ 地域：全世界 ■ URL： http://www.unhcr.org/ ■ 導入効果・世界の難民キャンプで個別に開発作成されたデータをクレンジング、整合し、統一 データベースに格納・オンライン接続時に直ちに 最新データをダウンロード・地図情報システムとの連動によるデータの可視化人道的活動の中で、非常に大量のデータが集められます。残念ながら、データフォーマットの多様さのために、これまでデータ統合は手作業で行われ、多くの場合それらのデータを完全に活かすことは困難でした。今日、 Talendによって、状況は一変しています。Talendは、我々のデータを最大限に活用するための理想的なツールです。 Edouard Legoupil, UNHCR’s Geographical Informa@on System Expert for West Africa データクレンジング ETL/ELT データ同期国連難民高等弁務官事務所（UNHCR：United Nations High Commissioner for Refuge）は国連総会決議によって1950年12月14日に設立され、世界中の難民保護と難民問題の解決へ向けた国際的な活動を先導、調整する任務を負っています。現在は約6,300人の職員が、約120か国で3,170万人の支援に従事しています。 ■ 導入前の課題：個々に作成された多種多様なスプレッドシートの統合 •  世界各地の難民キャンプ等で個別に作成された異なるフォーマットの大量なスプレッドシート上で管理されるデータの整理統合をコピー＆ペースト等の手作業で実施。 •  膨大な時間を要するばかりか、人的ミスも多発していた。 •  常にインターネットへの接続環境が提供されるとは限らない地域において、統合データベースとPC上のデータの同期を取ることは困難であった。 ■ Talend 選定のポイント：データのクレンジング、統合と同期処理を優れたTCOで実現 •  個々のキャンプでコンサルタントやパートナーによって、異なる時期に作成された統一されていないスキーマのデータをTalendでデータをクレンジングし、統一したフレームを生成。 •  UNHCRが活動する地域は、インターネット回線への常時接続を期待するのは非現実的なので、オフラインの状況下ではローカルデータベース（Google Gears と組み合わされた MapFish）に活動する地域に限定したデータをTalendが事前にロード。データの同期は職員がインターネットに再接続すると直ちに行われる仕組みを構築することができた。ローカルＤＢとの同期処理理地図情報との統合スプレッドシートデータのクレンジングスプレッドシートデータの統合と DB への格納 ■ 導入効果：煩雑な手作業の自動化により、時間の節約と人的ミスを根絶 •  情報を単一のデータベースに整理統合することが可能になった。 •  従来、手作業で行っていたデータのクレンジング、統合作業が自動化され、時間の節約と正確性の確保を実現。 •  Talend によりデータを評価するためのダッシュボードを作成するなどの応用も簡単にできるようになりました。 •  プロジェクトは、西アフリカ地域だけで小さく開始。プロトタイプを経て、現在では世界40ヶ所以上のキャンプ（スーダン、チャド、エチオピア、ケニア、ルワンダ、タンザニア等）に拡大しています。 9 世界規模の見本市を主催するReed ExhibiDons社が Salesforce.com連携における課題解決に向けTalendを選択適用分野： ■ 業種：イベントおよび国際見本市主催 ■ 地域：欧州、米国、アジア地域等37ヶ国 ■ URL： http:// www.reedexpo.com/ ■ 導入効果・プロセスとデータの整流化・例外/誤データの削減・重複データの排除 ETL/ELT データクレンジング SFDC連携欧州、米国、アジア地域等37ヶ国、38オフィス、2,700社員、44業種業態で累計700万イベントを主催し、$数billionのビジネス機会をアレンジするReed Exhibitions社。同社では、セールス＆MKTG部門が主体となるSalesforce.comや財務会計を含む400以上のシステムが稼動しています。システム間連携における重複データの排除やオペレーション負荷の軽減に向け同社が選択したのは、Talendのソリューションでした。 ■ 導入前の課題：システム間連携における重複データやオペレーション負荷・ Salesforce.com、財務会計間のリアルタイム連動を含め、グローバルでの重複データやオペレーション負荷の削減が急務に。 ■ Talend選定のポイント：柔軟な接続と拡張性等を評価・システムへの柔軟な接続・連動性、スケールアップ＆スケールアウトへの拡張性、経済性、データプロファイリング機能の有無等を評価し、Talendを選定。・比較対象ソリューション：Informatica（既存ユーザ）, CastIron, Oracle Data Integrator ■ 導入効果： Talend Integration Suiteで統合プロセスを全社化・ 2009年Talend Enterprise DIおよびDQを導入して以下を実現・プロセスとデータの整流化・例外/誤データの削減・重複データの排除 ■ ユーザーコメント：私たちは、既存の異種システムおよび受注プロセスを処理するために各種フォーマットのデータをサポートしながら、他のリソースとリアルタイムかつ効率的に働くことができるソリューションにより、顧客のニーズとコンプライアンスを満たすために自動的にデータを移動する必要がありました。TalendのOSSソリューションは、そんな私たちの基準を完全に満たしていました。御参考：2009年 Press Release 10 Lufthansa が IBM InfoSphere DataStage を Talend にリプレース適用分野：データ連携データ移⾏行マスターデータ管理 Lufthansa Technik Logistik Servicesは、Lufthansa Technik AGとLufthansa Cargo AG (LCAG)の合弁事業として1998年に設立されました。航空セクター向けのロジスティクス・ ■ 業種：航空 ■ 地域：ドイツ ■ URL： http://www.lufthansa.com/ ■ 導入目的・DWH構築・MySQL接続・SAPデータの読み取り/書き出し・大規模マスタデータの変換/ロード・航空機データの迅速な処理サービス提供を専門とし、飛行設備のメンテナンス、修理およびオーバーホール業務におけるロジスティクスのバリューチェーン全体に関する責任を負っています。また、ワンストップ・ショップソリューションのような、顧客個別のロジスティクスサービスも提供。過去4年間で、売上高は既に2倍となっており、1億ユーロを超えています。現在、同社は、Lufthansa Technikの100%子会社となり、850名の従業員を擁しています。 ■ 導入の経緯： IBM DataStageのリプレースを機にTalendを検討・「データウェアハウスにデータをロード」するためのデータ統合ツールとして使用していた IBM DataStageのリプレースを決定・データ統合の用途で既に使用していたTalendに注目。リプレース対象として検討を開始 ■ Talend選定のポイント：ダッシュボード、イベントスケジューラ、リモート実行機能を評価当初、TalendはPentahoと競合比較されましたが、PoC（機能検証）で良好な結果が得られたため、同社は、提供機能の完全性・網羅性と容易な操作性により、最終的にTalendを選択しました。Lufthansa Technik Logistik社では、Talendの提供機能の中で、以下を評価しました。・ダッシュボード機能・イベントスケジューラ機能・リモート実行機能また、Talendおよびその主要提携先であり、PoCを成功に導いたシステムインテグレーターのSole Solutions社によるオープンコミュニケーションにも高い評価を下しています。 ■ 今後の展望： MySQL接続、SAPデータ対応、大規模マスタデータの変換等に活用現在、進行中のプロジェクトですが、Lufthansaでは、以下に示すさまざまなデータ処理に Talendを使用する予定となっています。・ MySQLへの接続および、（FTPインターフェースと同様に）SAPデータを読み書きするための主要インターフェース・大規模なマスタデータ（製造工程データ、請求データ、物流データ）の変換とロード・航空機データ（例：航空機のための予備部品の配送）の迅速な処理 11 世界有数のビールメーカーハイネケン社が、 Salesforce.comとSAPの連携に Talendを選定適用分野：データ連携データ移⾏行ハイネケン社は世界有数のビールメーカーです。グループ全体では、世界71ヵ国で約 70,000人の従業員を擁しています。170の世界共通プレミアムビール、地域限定ビール等を ■ 業種：飲料 ■ 地域：オランダ ■ URL： http://www.heineken.com/ ■ 選定ポイント・SAPおよびSalesforce.com コネクタの完備　・他社製品では満たせなかった全プロジェクトニーズの対応・コンサルティング会社による Talendへの深い信頼提供。2010年の収益は160億ユーロにおよんでいます。 ■ 導入の経緯：既存CRMをSalesforce.comへ刷新。データ移行ソリューションが不可欠に・自社で使用する既存のCRMアプリケーションを刷新し、ハイネケン社・グループ全体で使用する標準CRMとして、Salesforce.com(SFDC)へ移行することを決定・新システムでは、SAPとSFDCの間でのデータ交換および同期を実現することが必要に・ SFDCおよび彼らのERP（SAP）へのデータ移行のためのソリューションを模索 ■ Talend選定のポイント： SAPおよびSFDCコネクタ完備など全プロジェクトニーズに対応最初はグループ全体で10年間使用しているという理由で、OpenText社のGenio ETLの採用を検討。しかし、Genio ETLでは、今回のプロジェクトにおけるすべての技術的な要件を満たすことはできなかったため、移行プロジェクトへの適用を一時断念。2011年12月、コンサルティング会社であるEI-Technologies社は、Talendをベースとしたシステムアーキテクチャを提案しました。最終的に2012年3月、Talend採用の契約が締結されました。 Talend選択の主要はポイントは以下の通りです。・ SAPおよびSalesforce.comコネクタを完備　・ Genio ETLでは満たせなかった本プロジェクトにおける全ての要件に対応・コンサルティング会社によるTalendへの深い信頼 CRM （Salesforce.com）準リアルタイム・⽇日次連携をTalendで実施得意先属性情報の変更更やオーダー、キャンペーン情報を準リアルタイムに抽出得意先マスタ、商品マスタデータを差分登録連携ハブ（Talend）運⽤用監視 12 得意先属性の更更新を反映、またキャンペーンに紐紐付くオーダー情報を反映得意先マスタ、商品マスタデータを抽出 ERP （SAP R/3）フランステレコム（現：Orange FoundaDon）は Talend の ESB 製品を選択適用分野： ESB データ移⾏行フランスに本社を構えるフランステレコム社（現Orange Founda@on社）は、ヨーロッパで3番目、全世界でも最も大規模な通信事業者のひとつです。現在同社では、全世界に180,000人の社 ■ 業種：通信事業 ■ 地域：フランス ■ URL： http://www.orange.com/ ■ 選定ポイント・柔軟性が高くオープンなソリューション・標準仕様（スタンダード）の利用・オープンソースモデル・コスト削減・既に利用経験があるTalend Enterprise Data Integra@on の補完員を擁し、その半分以上はフランス以外となっています。2011年6月時点で、同グループは、1 億5,800万人を超えるモバイル顧客と、1,400万人のブロードバンドインターネット（ADSL）顧客を含む2億1,700万人を超える世界規模の顧客ベースを保有しています。また、2010年のグループ収益は455億€となっています。 ■ 導入の経緯：リポジトリアクセスのための自社ソリューション拡張フランステレコム社は、Talend Enterprise Data Integration の既存ユーザーです。同社が、従業員の給与、トレーニング、キャリア情報等に関する統一されたビューを得るために、HRプロジェクトを管理するESB製品を必要とした際、Talendはごく自然な選択肢となりました。そして、 Talend Enterprise ESB導入のトリガとなったのは、以下の要件でした。・ HRイントラネットポータルプロジェクトに属する社員やマネージャに対する消耗品サービスのような、リポジトリへのアクセスを提供する自社のソリューションの拡張・上記拡張により、社員がリクエストを送信し、マネージャがリクエストを承認することができるようにすること ■ Talend選定のポイント：柔軟でオープンスタンダードなソリューション、コスト削減等を評価ポータル経由で社員やマネージャに対してこれらのサービスを利用可能とするために、同社では、ESBツールを必要としていました。フランステレコムの公式ESBソリューションは webMethodsでしたが、下記の理由で彼らはTalend Enterprise ESBを選択しました。・・・・・柔軟性が高くオープンなソリューション標準仕様（スタンダード）の利用オープンソースモデルコスト削減既に利用経験がある Talend Enterprise Data Integra@on の補完 ■ インテグレーションパートナー：Sopra社の役割 Sopra社は、Talendのコンサルティングパートナーの一社で、フランステレコム社HR部門において全ての開発および処理タスクの導入を担当するインテグレーターです。Sopra社は、 Talend Enterprise ESBがTalend Enterprise Data Integration の自然な拡張形態であると認識し、フランステレコム社対する選択ソリューションとして、ESBの導入を提案しました。Sopra社は、同プロジェクトに対して、フランステレコム社のHR部門のスケジュール要件を満たすことのできる保証されたパフォーマンスの提供をコミットしました。 13 世界有数のＢＮＰパリバグループの1社であるＢＮＰパリバリアル・エステートは Talend によりデータの透過性と整合性を向上 適用分野： ETL/ELT データ同期データクレンジング世界有数の金融グループであるＢＮＰパリバグループの一社であるＢＮＰパリバリアル・エステートは、15の子会社、15の提携会社を含め、世界150ヶ所のオフィスに3,300 名の従業員を擁する、世界をリードする不動産会社です。 ■ 導入前の課題：既存のコアシステムやデータベースに散在するデータの統合が急務 ■ 業種：不動産 ■ 地域：欧米、中東、インド等 ■ URL： http:// www.realestate.bnpparibas.com/ bnppre/accueil-groupecfo4_12097 ■ 導入経緯「私どもは、お客様の不動産管理および金融財産ポートフォリオ管理に必要となる全てのデータを提供できるよう、既存のコアシステムとデータベースを統合するためのソリューションが必要だったのです。」 Anthony Shama Head of Software Development BNP Paribas Real Estate ・コアシステムのデータベースに散在している200 以上のテーブルを統合し、管理を容易にすること。・コアシステムにおけるデータ変更が確実にお客様向けシステムに反映されること。・結果として、お客様に対して不動産の保有状況や詳細なデータをWebを経由していち早く、判り易く提供すること。 ■ Talend選定のポイント：顧客データの機密性を保持しながら・マニュアル開発では無いが故にプロジェクトリスクを軽減－人手によるデータベースやレポート作成を回避することができ、人的エラーを大幅に軽減可能。－機密情報を含む顧客の詳細なデータを容易に、安全・確実に抽出することができる。－全てのレコード処理に対するオーディットトレールを取得するジョブを作成可能。・開発容易性－適切なスキルがあれば、極めて短時間で習得が可能。－グラフィカルな開発環境と多彩なコンポーネントにより、ツールの使い方習得に時間を費やすのではなく、クライアントのデータを理解し管理するためのソリューション策定に集中することが可能。顧客情報不不動産管理理情報⾦金金融資産管理理情報等 200に上るテーブルデータクレンジングデータチェック＋独⾃自のロジック Web サービス SQL Server ＸＭＬ 20 ビューにデータ統合お客様マッピング ■ 導入効果：セキュアなデータ統合とプラットフォーム上での独自の拡張が可能となった・ SQL Server に散在していた 200 以上のテーブルを 20 のビューに集約。・ DQ に独自のロジックを追加、住所、氏名、電話番号等のクレンジングと補完を実施、正確なデータをお客様に提供。・最初のソリューション提供が 20日で完了。・データ統合機能が洗練され、確実にかつ容易に行えるようになり、また、Talend のプラットフォーム上に独自の統合ロジックを構築することで全体の価値を向上させることができるようになった。 14 Talend ビッグデータ事例 01 Groupon Inc.（グルーポン）： 2008年米国シカゴで設立。グローバルで各地域に特化した割引券やクーポン券等を流通させるクーポンサイト【　Talend Enterprise Data Quality Big Data Editionの実装と使い方　】 l  クーポン流通・登録者傾向分析をBig Data Qualityで実現 l  最初に、登録者傾向分析、登録者・クーポンの流通推移等を可視化する『Data Switchboard（仮称）』の構築でBig Data Qualityを使用 l  以降、生データをクレンジングしながらHadoop環境へローディングする基盤としてTalendを使用 Hortonworks Inc.（ホートンワークス）：米Yahoo!社のApache Hadoopチームがスピンアウトして設立。HadoopをApache Sobware財団に寄贈【　Talend Enterprise Data Quality Big Data Editionの実装と使い方　】 l  HDP: Hortonworks Data Pladorm 1.0にTalendをバンドル l  Hadoopの商用ディストリビューションであるHDP: Hortonworks Data Pladorm のインテグレーション機能として、TalendとOEM契約。HDP1.0をリリース！ 15 Talend Open Studio　for Big Data Talend ビッグデータ事例 02 北米最大商業銀行【　Talend Enterprise Data Quality Big Data Editionの実装と使い方　】 l  金融商品、工業商品を含むグローバル500拠点のマーケットデータをフィードし、DB化して顧客向けに市場情報を提供するサービスが対象 l  Talendで、Hadoop環境へローディングし、名寄および集計・整形処理、エンリッチメントを実施 l  処理後データを顧客提供用DBへローディング米ネットオークション会社【　Talend Enterprise Data Quality Big Data Editionの実装と使い方　】 l  ネットオークションの草分けとも言える本オークション会社では、4,200ノード、48GBメモリ、各々10TBハードディスク、100gbpsネットワークのHadoopクラスタに Weblogデータを連携 ¾  PigによるWeblogの解析とHiveによる非定型検索 16 Talend ビッグデータ事例 03 北米大手クレジットカード会社 •  課題 •  •  ➜  ソリューション ➜  ➜  ➜  効果 ➜  ➜  ソーシャルメディアと強力なデータ管理を利用して、マーケティング活動をサポートするソシューションが必要 ETLツールの観点からビッグデータ（MapRディストリビューション）を活用クラスタを維持管理するITチームにHadoopやMapReduceのスキルがない ETL、ELTとビッグデータの厳しい要件に対する広範囲な評価を行った後、Talend が選択された。テクノロジーとMapRクラスタに100%統合。大規模なメインフレームCobolコピーブックファイルをHadoopクラスタに取り込み、大規模スケール処理の実行に使用なぜ変える: 新マーケティングプログラム向けにビッグデータを先駆けて利用するためのソリューション（ETL）が至急必要だった。なぜ今: 以前のベンダの技術要件不足により、今までいくつかのビッグデータプロジェクトが遅延していた。なぜTalend: Talendソリューションが現在の全要望に合致した。北米大手銀行 •  課題ソリューション効果 •  •  クレジットカードサービス向けの新しい分析プラットフォームとデータ統制プロセスを確立する必要があった。コンプライアンス、リスク管理と効果的な運用のために、データ品質の測定基準としきい値の俊敏性が必要とされていた。顧客の要求を満たすデータ管理を提供し、それらと運用上の制約のバランスをとる。 ➜  Talendは不一致を回避し、クレジットカード口座の管理を駆動するための事前のプロファイリングとデータ統制を提供。 ➜  配布展開されたのコードで捕捉される主要な測定基準、プロファイリングとデータ統合のパフォーマンス。 ➜  統一されたDQ レポジトリと共通DI-‐DQ ソリューション。 ➜  営業利益率の改善: 多用性および汎用ハードウェアを活用できた結果 ➜  運用効率化: クレジットカード口座の必要量に見合い、予防的管理が可能 ➜  コンプライアンス: コンプライアンスに違反しないデータ統制を確立 17 SAP連携ソリューション事例 01 BACARDI Co., Ltd.（米国飲料品会社）【　背景と課題　】 l  Bacardi では、SAPの新たな導入プロジェクトを推進しており、異なるソースシステムから構成されるすべての既存 ERPデータのSAP移行を計画 l  多くのデータ移行プロジェクトと同様に、本プロジェクトでも、共同開発およびベストプラクティス・マッピングの共有のための性能が必要となることを確認【　Talendの実装と使い方　】 l  Talend Enterprise Data Integrationを使用することにより、チーム作業の効率向上を図り、多くの合理化されたアプローチが実現できると判断 l  以下を選定ポイントとして、Talend Enterprise Data Integrationを採用 l  l  l  l  移行プロジェクトのチームとしての作業共有とコラボレーションを実現できる性能効率アップにより、1年以内で計画通りに移行プロジェクトを完了できる生産性 SAPを標準機能でサポートコスト圧縮 Picard SA.（仏冷凍食品専門チェーン）【　背景と課題　】 l  1940年代に冷凍食品と冷蔵庫の卸業を始め、1970年代には小売業にも参入、1971年に冷凍食品のカタログ販売を開始し、1974年には冷凍食品専門店第1号店をパリに出店しました。以降、パリに集中的に出店を行い、1987年には100店舗まで成長。現在は800店以上（2012年末現在）を展開しており、イタリアへ企業買収によって進出。またベルギーやスペインでは、冷凍食品の宅配事業を行っている。【　Talendの実装と使い方　】 l  SAPによる会計システム、InfologによるSCM、人事システム、BI/DWHシステムの相互データ連携交換基盤と l  l  l  l  してTalendを採用。その他、旧システムからのデータ移行にも標準製品として使用。 Oracle Data Integrator、BusinessObject Data Integratorと比較・検証を行いTalendに一本化使いやすい事と環境構築が容易である点を高く評価（稼働まで半日程度）複雑な業務ロジックの展開が可能な柔軟性のあるジョブデザイン機能 SAP用コネクタが標準で提供 18 SAP連携ソリューション事例 02 フランス内務省 - 公職・国家改革・国土開発省【　背景と課題　】 l  2006年、EU議会において、110種類以上にのぼる運転免許証の置換えや偽造対策の強化、市民の自由な移動の保障、道路交通安全の確保を目的として、2013年よりEU諸国で発給される運転免許証の様式を統一することを採択した。 l  多くのデータ移行プロジェクトと同様に、本プロジェクトでも、共同開発およびベストプラクティス・マッピングの共有のための性能が必要となることを確認【　Talendの実装と使い方　】 l  （PRJ. CHORUS） 2年程前から、内務省内の部門横断するプロジェクト：Chorusにて、Talend Enterprise Data Integrationが採用されていた。PRJ. Chorusは、SAPをベースにしており、様々な部署から財務データを収集し、支出、税外収入と国家会計の管理に役立つ情報管理システムの構築であった。 l  （PRJ. FAETON） Talend Enterprise DI Big Data Editionは、EU免許証ネットワークを通じてEU諸国からのデータ収集を行うのみならず、フランス各地域毎に発給・更新される運転免許証データの収集も含めて、 FAETON内のDWHへデータ供給を行う基盤として採用されているフランス空軍【　背景と課題　】 l  867機を要する、米国、英国、トルコに次ぐ世界第4位の空軍。 l  2006年より、TalendとOracle Data Integratorを利用してDWHを構築していたが、Oracle Data Integratorの開発者増と維持管理コストが課題となっていた l  SAPのみならずデータ取得元システムが多岐に渡りだしていた【　Talendの実装と使い方　】 l  基幹システムとして稼働するSAP、及びその他周辺システムからデータを収集・統合するDWH/BI系システムのデータ統合基盤に活用 l  Oracle Data Integratorの稼働をやめ、全てをTalendに一本化 l  開発者チームの大幅な削減を実現 l  開発生産性の向上と標準技術に立脚したシステム基盤の確立 19 SAP連携ソリューション事例 03 Plastic Omnium SA.（仏製造業）【　背景と課題　】 l  Plastic Omnium社は、自動車エクステリア製造と環境ビジネスとしての道路交通標識や廃棄物容器の製造と設置等を25カ国に展開する。 l  道路交通標識事業はEURO圏トップ企業であり、公共廃棄物容器においてはグローバルトップ企業。海外含む13拠点の研究開発センターをもつ。数千万を超えて設置される公共廃棄物容器は、マイクロチップで管理されている。【　Talendの実装と使い方　】 l  グローバル展開が進むなかでプラスチック材に関する各国地域毎に制度に対応することは避けて通れず、またとても煩雑なものとなった。それらに対応するために戦略的にSAP導入を推進 l  SAP導入を進める中で、既存の周辺システム（IBM WebSphereベースのハンドメイドAPP、Alfresco等）との双方向の連携をとる基盤を標準化することが必要となる。 l  従来より、SAPデータの抽出に使用していたTalendを用いて、SAPへのデータ供給を含めて連携の標準基盤化を実現。 Commerz Finanz GmbH.（独総合金融機関）【　背景と課題　】 l  ドイツ第二の総合金融企業、商業銀行から法人向け金融全般を手がける。 l  制度対応のために改めて統合基盤のフレームワークを確立が急務となった。【　Talendの実装と使い方　】 l  基幹システムとして稼働するホストコンピュータとSAP、及びその他システム間のデータを連携・統合基盤としてTalendを活用 l  Talend採用の理由 l  IBMホストとSAPのコネクタが標準で提供 l  ユニファイドプラットフォームに基づく一貫性のある製品アーキテクチャであり拡張性を期待できる l  予測不能なコストモデルでない。コスト計算が自前で行えること 20